JPS6379806A - 多層型化粧料 - Google Patents

多層型化粧料

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JPS6379806A
JPS6379806A JP22398486A JP22398486A JPS6379806A JP S6379806 A JPS6379806 A JP S6379806A JP 22398486 A JP22398486 A JP 22398486A JP 22398486 A JP22398486 A JP 22398486A JP S6379806 A JPS6379806 A JP S6379806A
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skin
cosmetic
sodium lactate
surfactant
ingredient
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JP22398486A
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Kenji Mori
憲治 森
Naomi Sato
直美 佐藤
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、振盪時には乳濁して美麗なる外観を呈し、静
置すると、速やかに多層に分離し、皮膚安全性及び使用
時の実用性(肌へのなじみ、伸び、しっとり感)に優れ
た多層型化粧料に関する。
(従来の技術) 多層型化粧料に要求される一般的な特性は、(1)使用
時の乳濁性に優れている。
(2)使用時ののびが良い。
(3)肌へのなじみが良く、保温性に優れている。
(4)皮膚刺激がなく、安全性が高い。
(5)保温効果に優れている。
(6)静置するとすみやかに透明状多層に分離する。
等が挙げられる。しかし従来の多層型化粧料、例えば特
開昭49−1734号公報で示される、ピロリドンカル
ボン酸ナトリウムと界面活性剤を併用する方法、又は、
特開昭54−41335号公報で示される乳酸ナトリウ
ムとエチルアルコール及び又はプロピルアルコールを併
用する方法で得られた多層型化粧料は、これら全ての条
件を満たすに至っていない。
即ち、これらの多層孔型化粧料は、エチルアルコール又
は、プロピルアルコールあるいはその両者を5%以上配
合する事が必須である為、中高年の乾性肌の者には、し
っとり感が不足していたり、皮膚刺激を怒じる等の欠点
を有していた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは従来技術における欠点を改′良せんと鋭意
研究した結果、後記特定の組成で表わされる多層型化粧
料は、前記の多層型化粧料に望まれる緒特性を悉く満足
することを見出して本発明を完成した。
本発明の目的とするところは、振盪時に、美しい乳濁状
の外観を呈すると共に、皮膚安全性及び実用特性(肌へ
のなじみ、べたつき感、伸び、しっとり感)に優れた多
層型化粧料を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 前記の目的を達成するために本発明の多層型化粧料は、
主要構成成分として、乳酸ナトリウム2゜5〜31.5
重量%(以下、wt%と略記する)、ポリグリセリン5
〜83wt%界面活性剤5〜85wt%、及び水を1.
5〜22.5 w t%金含有るという構成をとる。
(構成の具体的な説明) 本発明に適用されるポリグリセリンは公知の物質であっ
て、グリセリン重合体の総称でmmに、次のような直鎖
状ポリグリセリンとして表される。
n:重合度 その重合度は工業的にはn=2〜15の物が供せられて
いるが本発明では粘度や保湿性からn −4〜10のも
のが好適である。
本発明に適用される乳酸ナトリウム水溶液は50から7
0%の濃度のものが好ましく、通常市販されているもの
を適宜希釈して使用できる。
また、界面活性剤は、HLB値(Griffinの式よ
り算出)が8〜12を示すノニオン型界面活性剤が好適
である0例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート(10E、Oo)。
ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート(20
E、Oo)、ポリオキシエチレンソルビタントリオレー
ト(20E、O,)、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノオレエート(6E、O,)。
ポリオキシエチレングリセリルオレエート(5E。
0、)、ポリオキシエチレングリセリルモノステアレー
ト(10E、O,)、ポリオキシエチレンモノラウレー
ト(6E、O,)、ポリオキシエチレンモノステアレー
ト(10E、O,)、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル(5,5E、O,)。
ポリオキシエチレンオレイルエーテル(7E、O)。
等が挙げられ、これらの一種または二種以上が適用され
る。
水は、莫溜水、イオン交換水等の精製水が適用される。
次に、実験例を記載し、本発明を説明する。
(実験例) (A):乳酸ナトリウムの5Qwt%水溶液、(B):
界面活性剤〔ポリオキシエチレンオレイルエーテル<7
E、00)) (C):ポリグリセリン(n寓6) の3成分を種々の割合で混合して、各々振盪時の外観(
乳濁特性)及び静置時の外観(分離特性)を観察し、そ
の実験結果を前記3成分の相図として図面の第1図に示
した。
図面の第1図に示すごとく、ポリグリセリン含有相と水
相とが透明な二層に°分離し、振盪時には美麗な乳濁状
態を呈する範囲は (A)+ (B)+ (C)−100になる範囲である
また、(A)乳酸ナトリウム水溶液中に含有する乳酸ナ
トリウムの量を50〜7 Qwt%の種々の濃度に変え
て同様に実施した他の実験例より、乳酸ナトリウムと水
との配合比重重1比)が50:50〜70 : 30の
範囲に於いて、上記実験例と同様な結果が得られた。部
ち、乳酸ナトリウム7Qwt%水容液に於いても、上記
の範囲5≦(A)≦45・・・(乳酸ナトリウムとして
3.5〜31、5 w t%)に於いて、乳濁特性、分
離特性の優れた多層型化粧料が得られる事を確認し、前
記特定の組成物(本発明の構成)が本発明の目的を達成
する事の知見を得て、本発明を完成するに至った。
即ち、乳酸ナトリウムの配合量は、当該化粧料の総量を
基準として2.5〜31.5 w t%であり、配合量
が2.5 w t%未満及び31.5 W t%を纏え
ては分離特性及び乳濁特性に劣る。
ポリグリセリン、界面活性剤、水の配合量(総1)基準
)は、各々、5〜83wt%、5〜85wt%、1.5
〜22.5 w t%であり、これらの下限未満または
上限を超える配合量であっては、分離特性または乳濁特
性がそこなわれるものであった。
本発明の多層型化粧料は、上記の原料組成によって、ポ
リグリセリン−界面活性剤溶解液の上層と、乳酸ナトリ
ウム−水溶解液の下層とからなる二層型化粧料を得るこ
とができる。
また、上記原料組成の他に、流動パラフィン、スクアラ
ン、オリーブ油、ミリスチン酸オクチルドデシル、等の
通常化粧料に用いられる液状油を添加配合することによ
って、前記二層型化粧料に加えて、最上層または中間層
が液状油となる三層型化粧料が得られる。
更には、前記二層型化粧料の原料組成に顔料を添加配合
することによって、最下層に顔料分散液が存在する三層
型化粧料を得ることが可能である。
本発明の多層型化粧料には上記の原料成分の他に、色素
、香料、防腐剤、保湿剤、皮膚栄養剤等を本発明の目的
を達成する範囲内で適宜配合することができる。
本発明の多層型化粧料は、スキンローシラン、ヘアーロ
ーシラン、ヘアーオイル、クレンジングローシラン、ク
レンジングオイル、フェイシアルオイル等の化粧料に適
用することが出来るものである。
(実施例) 以下、実施例にて本発明を説明する。実施例に記載の外
観特性(振盪時の乳濁特性、静置時の分離特性)、皮膚
安全性、実用特性(肌へのなじみ、伸び、しっとり感、
皮膚刺激)等の試験方法は下記の通りである。
+l)外観特性 試料を5℃、25℃、40℃の各恒温室に1日間保存し
た後、各々の温度での振盪時及び静置時の外観を肉眼で
観察評価した。
(イ)乳濁特性 透明筒状のボトル内に内在する試料を手動作で、上下振
盪を約10秒行った時の試料の外観を下記の判定基準に
準じて評価してその結果を○、Δ。
×で示した。
〔判定基準〕
・乳濁状態が美しく均一である   ・・・・・・○や
や荒く、透明感あり ・・・・・・Δ・乳濁状態となら
ない       ・・・・・・×(ロ)分離特性 上記乳濁特性に供した試料を各恒温室に保存し、約1時
間後の外観を下記の判定基準に準じて評価して、その結
果をO1Δ、×で示した。
〔判定基準〕
・透明な二層或いは三層に分離し、 美しい外観を呈する      ・・・・・・O・一部
にやや不透明層が存在する  ・・・・・・Δ・目的と
する二層或いは三層に 分離しない          ・・・・・・×(2)
皮膚安全性 被検者25名の前腕圧側部皮膚に、試料0.05gを直
径1.Oc−の円型のリント布のついたパンチテスト用
絆創膏を用いて24時間閉塞貼布した後、下記の判定基
準に従い、各試料について被検者25名の皮膚の状態を
評価判定した0判定結果は、絆創膏除去1時間後及び2
4時間後のうち反応の強い方を採用し、評価が(±)以
上の人の数で示判定基準 (3)実用特性 荒れ肌を訴える被験者20人が試料を10日間連用した
後、試料の「肌へのなじみ」、「伸び」、「しっとり感
」、「皮膚刺激感」について評価した。試験結果は、各
項に対して、「肌へのなじみが良い」、「伸びが良い」
、「適度にしっとりとした肌になる」、「刺激を惑しる
」と解答した被験者の人数で示した。
実施例1 〔二層型スキンローラ9ン〕(A)乳酸ナト
リウム(50%水溶液)35wt%(B)ポリグリセリ
ン(n=6)    20(D)色素(水溶液)   
     適量(B)、(C)を添加混合した後、室温
にてこれを(A)に添加し充分に攪拌混合しながら色素
を加える。その後これを静置して製品とする。
その特性を第1表に示す、第1表から明らかな如く本発
明の二層型スキンローションは、皮膚安全性が高く、実
用特性に優れ、振盪時の乳濁性やそれの再分離性など外
観特性の良いものであった。
実施例2 (三層型クレンジングオイル)(A)乳酸ナ
トリウム(50%水溶液)30wt%(B)ポリグリセ
リン(n=10)   45(D)色素(水溶性) 、(E)色素(油溶性) (F)スクワラン          10(E)を(
F)に、(D)を(A)に溶かした後、これらと(B)
、(C)を均一に攪拌混合する。
その特性を第1表に示す、第1表から明らかな如く本発
明の三層型クレンジングオイルは、皮膚安全性が高く、
実用特性や外観特性に優れたものであった。
実施例3 (三層型フェイシアルオイル)(A)乳酸ナ
トリウム (50%水溶液)        20wt%(B)ポ
リグリセリン(n=8)    10(C)ポリオキシ
エチレングリセリル モノオレエート (5E、O)    20(D)流動
パラフィン        50(A)〜(D)を均一
に攪拌する。その特性を第1表に示す、第1表から明ら
かな如く、本発明の三層型フエイシアルオイルは、皮膚
安全性が高く、実用特性や外観特性に優れたものであっ
た。
比較例1 に1型スキンローシヨン) (A)ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50%水溶液
)       40鱒t%(B)エチルアルコール 
      30(C)ポリオキシエチレングリセリル モノオレエート(5E、O)    30(A)〜(C
)を均一に撹拌して比較例の二層型スキンローシランを
得た。その特性を第1表に示す。
第1表から明らかな如く、エチルアルコールを用いた二
層型スキンローションは、保湿効果が充分ではなく、皮
膚刺激をも感じて、実用性に乏しいものであった。
比較例2(二層型スキンローション) (A)乳酸ナトリウム(50%水溶液)40i%(B)
エチルアルコール       30(C)ポリオキシ
エチレングリセリル モノオレエート (5E、O,)   30(A)〜(
C)を均一に攪拌して比較例の二層型スキンローション
を得た。その特性を第1表に示す。
第1表から明らかな如く、エチルアルコールを用いた二
層型スキンローションは、しっとり惑が第  1  表 (発明の効果) 以上記載のとと(、本発明は、振盪時には乳濁して美麗
なる外観を呈し、静置すると速やかに多層に分離し、皮
膚安全性、実用特性に優れた有用なる多層型化粧料を提
供することが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、A:乳酸ナトリウム(50%水溶i) 、 
B :界面活性剤 〔ポリオキシエチレンオイルエーテ
ル(7E、O,)) 、C:ポリグリセリン(n=6)
の3相系の相図である。 本1図 Δ 区コ・・・・・J1荊場七傅(、ス珈什1r玖嬉蕪酊¥
t5シ七月1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主要構成成分として、乳酸ナトリウム2.5〜3
    1.5重量%、ポリグリセリン5〜83重量%、界面活
    性剤5〜85重量%、及び水を1.5〜22.5重量%
    含有する事を特徴とする多層型化粧料。
  2. (2)乳酸ナトリウムと水との配合比率(重量比)が5
    0:50〜70:30の範囲である特許請求の範囲第(
    1)項に記載の多層型化粧料。
JP22398486A 1986-09-22 1986-09-22 多層型化粧料 Pending JPS6379806A (ja)

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JP22398486A JPS6379806A (ja) 1986-09-22 1986-09-22 多層型化粧料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0948705A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Nikko Kemikaruzu Kk O/wエマルション型化粧料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0948705A (ja) * 1995-08-04 1997-02-18 Nikko Kemikaruzu Kk O/wエマルション型化粧料

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