JPS637925Y2 - - Google Patents

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JPS637925Y2
JPS637925Y2 JP6216081U JP6216081U JPS637925Y2 JP S637925 Y2 JPS637925 Y2 JP S637925Y2 JP 6216081 U JP6216081 U JP 6216081U JP 6216081 U JP6216081 U JP 6216081U JP S637925 Y2 JPS637925 Y2 JP S637925Y2
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JP
Japan
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recording
rectangular wave
frequency
bias current
magnetic tape
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JP6216081U
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JPS57177227U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気テープの特性に応じて記録再生系
の周波数特性を平坦にするように自動的に可変制
御する磁気記録再生装置に関する。
一般に磁気テープには種々の特性を有するもの
があり、たとえば高周波特性の優れた磁気テープ
として高抗磁力を有するものがある。一方、この
ような磁気テープを用いて録音を行なう場合に
は、その磁気的な特性に応じて録音バイアス電
流、録音イコライザ特性を選定する必要がある。
第1図は従来のこの種の装置の一例を示すブロ
ツク図で入力端子1に与えられた信号をモード切
換スイツチ2を介して記録増幅器3で増幅し、記
録ヘツド4により磁気テープ5に記録する。一
方、磁気テープ5に記録した信号は、再生ヘツド
6で検出し再生増幅器7で増幅して出力端子8か
ら出力される。ここで録音特性の自動設定を行な
う場合は、先ずモード切換スイツチ2を図示実線
で示す調整側へ切換える。そして高域発振器9お
よび低域発振器10から同一レベルの、たとえば
10KHzと1KHzとの混合した信号を録音増幅器3
へ与える。そしてこの録音増幅器3の出力にバイ
アス発振器11の出力を制御するバイアス電流制
御装置12の録音ヘツド4から磁気テープ5に記
録する。そして磁気テープ5に記録した信号を再
生ヘツド6で検出し、再生増幅器7で増幅して再
生信号を得る。この再生信号はローパスフイルタ
13、ハイパスフイルタ14により1KHzおよび
10KHzの信号成分を分離して取り出し比較器15
により各信号成分のレベルを比較する。
一方、このような記録再生装置においては、た
とえば第2図に示すようにバイアス電流が適正値
よりも小さければ高域レベルが上昇し、逆にバイ
アス電流が適正値よりも大きければ高域レベルは
低下する。
したがつて上記比較器15の出力に応じ1KHz
の成分に比して10KHzの成分のレベルが低ければ
バイアス電流を小さくし、逆に1KHzの成分に比
して10KHzの成分のレベルが高ければバイアス電
流を大きくする。そして1KHzの成分と10KHzの
成分とのレベルが等しくなるように比較出力をバ
イアス電流制御装置12へ与えてバイアス電流を
制御することによりフラツトな周波数特性を得る
ようにしている。
しかしながらこのようなものでは、低域および
高域信号発生のために、たとえば1KHz,10KHz
の各発振器を必要とし、構成が複雑でコストが高
価になる欠点があつた。このため1台の発振器を
用いてその発振周波数を低域および高域に切換え
るものが考えられている。しかしながらこのよう
なものでは同時に低域および高域信号を得ること
はできないので再生された低域および高域の信号
レベルを一旦、記憶する手段を必要とし、構成が
複雑化する問題があつた。
さらにこのような従来の装置では、低域および
高域の特定の周波数の点でそのレベルを等しくす
るようにバイアス電流を制御する。このために、
たとえば第3図図示実線のように周波数特性にう
ねりのある場合、1KHzおよび10KHzの点におけ
るレベルを等しくするように制御しても全体的に
は適正なバイアス電流とはならず中域のレベルが
低下してしまう欠点があつた。すなわち、この場
合、図示破線で示すように10KHzのレベルを1K
Hzのそれよりも高く設定することにより全体的に
は、略均一なレベル設定を行なうことができる。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので構
成が簡単でコストも安価でかつ適正なバイアス設
定を確実に行なうことができる磁気記録再生装置
を提供することを目的とするものである。
以下本考案の一実施例を第4図に示すブロツク
図を参照して詳細に説明する。なお第1図と同一
部分には同一符号を付与してその説明を省略す
る。図中16は矩形波信号を発生する矩形波発振
器でその出力はモード切換スイツチ2を調整側へ
切換え時に録音増幅器3を介して録音ヘツド4へ
与える。なおこの矩形波の基本周波数は録音、再
生系の記録可能最高周波数の1/10〜1/20に設定す
ることが望ましい。
また、17は微分回路、18は減衰器でそれぞ
れ再生増幅器7の出力を並列に与えられる。
ところで矩形波信号Eは次の式で与えられる。
E=A(sinωt+1/3sin3ωt+… +1/2n+1sin(2n−)ωt) したがつてこの矩形波信号Eの周波数スペクトラ
ムはたとえば第5図に示すようにより高次の高調
波になるほどそのレベルは低下する。一方、この
ような矩形波信号を微分回路で微分すると、この
微分出力は周波数に対して略、一様なレベルの信
号となる。また本来の矩形波信号は基本周波数付
近の成分が大部分である。
したがつて微分回路17の出力は周波数に対し
て略一様なレベルの信号であり、またそのレベル
も低いので再生増幅器7の出力に、記録再生系の
周波数特性が平坦なときに同一レベルとなるよう
に設定した減衰器18を介挿しそれぞれ比較器1
5へ与える。そしてこの比較器15から出力する
比較出力をモード切換スイツチ19を介してバイ
アス電流制御装置12へ与えて平坦な周波数特性
を得ることができるようにバイアス電流を制御す
る。すなわち微分回路17の出力レベルが減衰器
18の出力レベルより低い場合は、高域の周波数
特性を引き上げるようにバイアス電流を小さくす
る。逆に微分回路17の出力レベルが減衰器18
の出力レベルより高い場合は高域の周波数特性を
引き下げるようにバイアス電流を大きくする。そ
して微分回路17および減衰器18の出力レベル
が等しく、すなわちフラツトな周波数特性を得ら
れるようにバイアス電流を制御することができ
る。
以上の如く構成することにより、発振器は1台
の矩形波発振器を設ければよい。そして矩形波発
振器は正弦波発振器に比して簡単な構成で良質の
波形を得られること等と相俟つて構成も簡単でコ
ストの低減を図ることができる。そして微分回路
17では全体の周波数帯域の平均レベルを得るこ
とができるので周波数特性にうねりのある場合に
も適確にバイアス電流の設定を行なうことができ
る。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく上記実施例では録音時のバイアス電流を制御
することによつて周波数特性を制御するようにし
ているが、たとえば記録増幅器の高域補償特性を
制御しても同様の効果を奏することができる。
以上詳述したように本考案は矩形波信号を磁気
テープに記録し、この再生出力レベルと、その微
分出力との比に応じて記録再生系の周波数特性を
制御するようにしたものである。したがつて、簡
単な構成でコストも安価であり、かつ適正な周波
数特性を設定することができる磁気記録再生装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気記録再生装置の一例を示す
ブロツク図、第2図は記録時のバイアス電流と周
波数特性との関係を示す図、第3図は記録再生系
の周波数特性の一例を示す図、第4図は本考案の
一実施例を示すブロツク図、第5図は矩形波信号
の周波数スペクトラムの一例を示す図である。 3……記録増幅器、4……録音ヘツド、5……
磁気テープ、6……再生ヘツド、7……再生増幅
器、12……バイアス電流制御装置、15……比
較器、16……矩形波発振器、17……微分回
路、18……減衰器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープに記録する矩形波信号を発生する矩
    形波発振器と、磁気テープから再生した矩形波信
    号を微分する微分回路と、上記磁気テープから再
    生した矩形波信号を記録再生系でフラツトな周波
    数特性を得るために予め設定した減衰比で減衰す
    る減衰器と、上記微分回路および減衰器の各出力
    信号の比較出力により上記記録系の高域特性を制
    御する比較器とを具備する磁気記録再生装置。
JP6216081U 1981-04-28 1981-04-28 Expired JPS637925Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6216081U JPS637925Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

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JP6216081U JPS637925Y2 (ja) 1981-04-28 1981-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57177227U JPS57177227U (ja) 1982-11-09
JPS637925Y2 true JPS637925Y2 (ja) 1988-03-09

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ID=29858366

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