JPS6375431A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビルなどで熱回収をおこなって換気する空気
調和機に関するものである。

従来の技術 近年ビルに設置される空気調和機は省エネルギー性が重
要視され、換気に要する熱損失を軽減するため全熱交換
器を装器を装備し熱回収をはかったものが多く使用され
ている。

従来この種の空気調和機は第２図に示すような構成であ
った。第２図において、空気調和機の外装体１内の下部
には、外気（以下ＯＡと略す）の取入ロアと、室内の還
気空気（以下ＲＡと略す）の取入口８とがあり、この両
方の取入口から新鮮外気と一部の室内空気を取入れ、熱
回収をおこなう全熱交換器６に送風し、室内に外気を給
気するだめの換気用送風機４が設けられていて、この換
気用送風機４は外気と室内空気を別々に吸込み、吐出す
るケーシング構造である。

ＯＡの取入ロアの上部には全熱交換器５を通過した室内
空気を排気する排気（以下ＥＡと略す）の吹出口１０を
設けている。全熱交換器５を通過した外気は外装体１の
上部にある熱交換器２に通じるよう通風路６を備えてい
る。

また外装体１の上部には、ＲＡの取入口８から還気した
室内空気の大半を吸込み、冷却または加熱する熱交換器
２へ送風する循環用送風機３と、前記熱交換器２を通過
した空気を室内へ給気する供給空気（以下ＳＡと略す）
の吹出口９が設けられている。

前記ＲＡの取入口８と循環用送風機３の空気通路の中間
には換気用送風機４のみ運転したときに生ずる逆流防止
用にダンパーを備えている。

上記の構成において次に動作を説明する。

通常の空気調和運転時は循環用送風機３．換気用送風機
４をともに運転し、ＯＡの取入ロアより外気を取入れ、
換気用送風機４により全熱交換器６へ送風する。ＲＡの
取入口８より取り入れた室内空気の大半は開放された逆
流防止ダンパー１１を通り室内への給気空気として循環
用送風機３に吸込まれ、一部の室内空気は換気用送風機
４に吸込まれ全熱交換器６へ流れ熱交換をおこないＥＡ
の吹田口１ｏより排気される。

全熱交換器６を通過し熱回収した外気は、通風路６を通
り熱交換器２の下部の循環用送風機３の吐出側に達し、
循環室内空気と混合され、熱交換器２を通り冷却または
加熱され５Ａの吹出口９より吐出される。第２図に記さ
れた矢印は空気の流れ方向を示す。

換気運転時は、循環用送風機３は停止し、換気用送風機
４のみ運転する。ＲＡの取入れ口８より室内空気を、Ｏ
Ａの取入シロ７より外気を、各々取り入れ全熱交換器６
により熱回収をおこない、室内空気はＥＡ吹出口１ｏよ
り排気し、外気は通風路６を介して熱交換器２を通りＳ
Ａ吹出口９より吐出される。このとき熱交換器２と循環
用送風機３の間に流入した空気が前記熱交換器２に空気
抵抗があるため、循環用送風機３の羽根ケーシングの開
口部を通じて逆流しようとする。こ九を防ぐため逆流防
止用のダンパー１１は閉じている。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、換気運転時に換気用送風機
４のみを運転しているので、循環用送風機３の羽根ケー
シングの開口部を通じて逆流が生じ換気しない。そのた
め逆流防止用のダンパー１１を必要とし本体が大きくな
るとともに製造コストが高くなるという問題点を有して
いた。

本発明はこのような問題点を解決するもので、本体構成
寸法の増大や、メンテナンスのデメリットとなる逆流防
止用のダンパーの取付を不要とすることを目的としたも
のである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するため本発明の空気調和機は、室内
空気を吸込み熱交換器に送風し室内へ給気・循環させる
循環用送風機と、室内空気を換気、　するため外気と室
内空気を別々に吸込み吐出する換気用送風機と、前記換
気用送風機から送風する室内−空気と外気と熱交換し室
内空気の熱回収をおこなう全熱交換器と、前記全熱交換
器で室内空気より熱回収を受けた外気を前記熱交換器へ
送る通風路を備え、換気のみの運転時に前記循環用送風
機を必要最低回転数に維持運転する回転数調整器を有し
たものである。

作　　用 この構成により、循環用送風機を回転数調整器によって
、低回転数で常時運転することにより、換気用送風機を
運転した換気時に逆流防止をおこなうことができ、この
結果、逆流防止用のダンパーを不要とすることができる
。

実施例 以下、本発明の一実施例の空気調和機について第１図を
参照して説明する。第１図において、空気調和機の外装
体１内の下部には、ＯＡの取入ロアと、室内のＲＡの取
入口８とがあシ、この両方の取入口から新鮮外気と一部
の室内空気を取シ入れ、熱交換により熱回収をおこなう
全熱交換器６に送風し、室内に外気を給気するための換
気用送風機４が設けられていて、この換気用送風機４は
外気と室内空気を別々に吸込み吐出するケーシング構造
である。ＯＡの取入ロアの上部には全熱交換器５を通過
した室内空気を排気するＥＡの吹出口１ｏを設けている
。

全熱交換器５を通過した外気は外装体１の上部にある熱
交換器２に通じるよう通風路６を備え、また外装体１の
上部には、還気した室内空気の大半を吸込み、冷却また
は加熱する熱交換器２へ送風し、室内へ給気・循環させ
る循環用送風機３と、前記の熱交換器２を通過した空気
を室内へ給気するＳＡの吹出口９が設けられている。

前記循環用送風機３には回転数を調整する回転数調整器
１２が接続されていて換気のみの運転のとき低回転数に
セットして使用する。

前記の回転数調整器１２は、段階的または無段階いずれ
でもよく、換気のみの運転をしたとき逆流を防止できる
必要最低回転数と定格回転数とに調整セットできるもの
である。

上記構成において次に動作を説明する。

通常の空気調和運転時は循環用送風機３の回転数調整器
１２を定格回転数にセットし、換気用送風機４とともに
運転し、ＯＡの取入ロアより新鮮外気を取り入れ、換気
用送風機４により全熱交換器５へ送風する。ＲＡの取入
口８より取り入れた室内空気の大半は、室内への給気空
気として循環用送風機３に吸込まれ、一部の室内空気は
前記の換気用送風機４に吸込まれ全熱交換器６へ送風さ
れ熱交換してＥＡの吹出口１０より排気される。

全熱交換器５を通過し熱を回収した外気は、通風路６を
通シ熱交換器２の下部の循環用送風機３の吐出側に達し
、循環室内空気と混合され、熱交換器２を通シ冷却また
は加熱されＳＡの吹出口９より吐出される。第１図に記
された矢印は空気の流れ方向を示すものである。

換気運転時は、循環用送風機３を回転数調整器１２によ
って、前記循環用送風機３の羽根ケーシングより換気す
る空気が逆流しない程度の低消費電力性を考慮した低回
転数にセットし、換気用送風機４とともに運転する。Ｒ
Ａの取入口８より室内空気を、ＯＡの取入ロアより外気
を、換気用送風機４によって各々取シ入れ全熱交換器５
に送風して熱回収をおこない、室内空気はＥＡの吹出口
１ｏより排出し、外気は通風路６を介して、熱交換器２
を通りＳＡの吹出口９より吐出され、従って室内は換気
される。

以上のように、換気運転をおこなうとき、循環用送風機
３を低回転数で運転させることにより、換気空気の逆流
による空気の短絡を逆流防止用のダンパーなどの付加装
置なしに防止することができ、それに伴って、逆流防止
用のダンパーのメンテナンスは不要となシ、また循環通
風路の風圧損失が減少するので断面積を小さくすること
ができ小型・軽量化を図ることが可能となる。

発明の効果 以上の実施例によって明らかなように本発明によれば、
換気運転時に循環用送風機を低回転数で運転する回転数
調整器を設けることにより、逆流防止用のダンパーが不
要となるのでそれにともなったメンテナンスも減少し、
機体の小型・軽量化を図ることができ、製造コストを低
減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による空気調和機を示す縦断
面図、第２図は従来の空気調和機の縦断面図である。 １・・・・・・外装体、２・・・・・・熱交換器、３・
・・・・・循環用送風機、４・・・・・・換気用送風機
、６・・・・・・全熱交換器、６・・・・・・通風路、
１２・・・・・・回転数調整器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１−
一外表（δ ４−°躊氏玉　・ ５・−２外灯ネ巻

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内空気を吸込み熱交換器に送風し室内へ給気・循環さ
   せる循環用送風機と、室内空気を換気するため、外気と
   室内空気を別々に吸込み吐出する換気用送風機と、前記
   換気用送風機から送風する室内空気と外気とを熱交換し
   室内空気の熱回収をおこなう全熱交換器と、前記全熱交
   換器で室内空気より熱回収を受けた外気を前記熱交換器
   へ送る通風路を備え、換気のみの運転時に前記循環用送
   風機を必要最低回転数に維持する回転数調整器を有して
   なる空気調和機。