JPS6375229A

JPS6375229A - コンクリ−トブロツクの連結工法

Info

Publication number: JPS6375229A
Application number: JP21692386A
Authority: JP
Inventors: 幸治野口; 石田　良樹
Original assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Current assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Priority date: 1986-09-14
Filing date: 1986-09-14
Publication date: 1988-04-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、いわゆるボックスカルバート等のコンクリー
トブロックを接合して地下に下水道、導水路、用排水路
、地下道、共同溝、あるいは貯水槽等を設ける際に好適
に利用されるコンクリートブロックの連結工法に関する
ものである。

［従来の技術］地面に形成した掘削穴内てボックスカルバート等のコン
クリートブロックを複数個接合して前述した下水道等を
構築する場合には、前記掘削穴の底部に基礎コンクリー
トを打ち、この基礎コンクリート上で前記コンクリート
ブロックを連結するようにしている。その際、基礎コン
クリート上に直接コンクリートブロックを配置するので
はなく、前記基礎コンクリートとコンクリートブロック
との間に敷モルタルを敷設し、この敷モルタルの硬化前
に前記コンクリートブロックを適正な水準位置に調整す
るとともに、ＰＣ鋼材等の連結手段を用いて、これらの
各コンクリートブロック同士を緊締接合するようにして
いる。

また、各コンクリートブロックの接合端面には、内部か
らの漏水や外部からの進入水を遮断するために、ゴム製
のシール材を周回状に固着し、このシール材を隣接する
他のコンクリートブロックの接合端面に弾接させて、各
コンクリートブロック同土間のシール対策を行うように
している。

［発明が解決しようとする問題点コところが、各コンクリートブロックの接合端面は、通常
、コンクリートブロックの底壁面に直行する同一平面か
ら形成されている。このため、各コンクリートブロック
同士を連結する際に、その真下に敷き詰められた硬化前
の敷モルタルが、隣接するコンクリートブロックの底部
接合端面の下縁角部に押されるようにして、隣りあった
接合端面間に進入する例が多い。このように、接合端面
間に敷モルタルがかみ込まれると、コンクリートブロッ
ク同士の接合性が悪くなりコンクリートブロックの不等
性下等を招くことがある。また、接合端面に設けたシー
ル材の圧密塵が低下し、そのシール機能が充分に発揮さ
れなくなって止水性が悪化するという問題が生じる。

本発明は、このような問題を簡単な構成により確実に解
消することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］本発明は、かかる目的を達成するために、基礎コンクリ
ート上に敷モルタルを敷き、この敷モルタル上に接合端
面の下縁に欠除部を設けたコンクリートブロックを敷設
し、前記敷モルタルの硬化前に、これら各コンクリート
ブロック同士をＰＣ鋼材により緊締接合するようにした
ことを特徴とする。

［作用］このような構成によると、各コンクリートブロック同士
が接合される際に、接合端面の下縁同士に押されるよう
にして接合端面間に進入しようとする敷モルタルは、欠
除部によって、その進入が阻止され、あるいは、これら
欠除部によって形成される空間内に進入することになり
、接合端面間への敷モルタルの進入が有効に防止できる
。その結果、従来の連結工法に比較して、コンクリート
ブロック同士の接合性が向上し、安定した連結状態が得
られるとともに、コンクリートブロック間のシール材を
適切に圧密することが可能となる。

［実施例コ以下、本発明の一実施例を第１図から第３図を参照して
説明する。

第１図は相互に接合すべきコンクリートブロックたるボ
ックスカルバート１．２を示す斜視図である。ボックス
カルバート１．２はプレキャスト製の箱形状のもので、
工場等で製作された後、現場に搬入される。現場では、
まず、地盤３を掘削し、その底部に基礎栗石４と基礎コ
ンクリート５を打設する。そして、前記基礎コンクリー
ト５」二に敷モルタル６を敷き、この敷モルタル６−１
〕に接合端面１ａ、ｌｂ、２ａ、２ｂの下縁に欠除部１
ａ１、ｌｂｌ、２ａｌ、２ｂｌを設けた前記ボックスカ
ルバート１．２を所定位置に敷設し、敷モルタル６の硬
化前に順次連結していくようにしている。

前記欠除部１ａｌ、ｌｂｌ、２ａｌ、２ｂｌは、各ボッ
クスカルバート１．２の底壁１ｃ、２ｃの両側接合端面
１　ａｓ　１　ｂ、２ａ、２ｂの下縁角部をその下縁全
長にわたって欠除させたもので、その欠除部１ａｌ、ｌ
ｂｌ、２ａｌ、２ｂｌのテーパ状端面１ａ２．１ｂ２．
２ａ２．２ｂ２は斜め下向きに形成されている。

一方の前記ボックスカルバート１は、その接合端面１ａ
に四部７を周回状に形成してあり、この四部７にシール
材８を嵌着している。シール材８は断面四角形の長尺物
であり、このシール材８の一側縁８ａを前記凹部７に圧
入している。そして、二のシール材８の他側縁８ｂを他
方のボックスカルバート２の平坦な接合端面２ｂに弾接
させて、これら両ボックスカルバート１．２同士を緊締
接合するようにしている。なお、四部７を設けずに、接
合端面１ａ、２ｂ間にシール材８を介在させる場合もあ
る。

ボックスカルバート１．２同士を緊締接合する方法は、
例えば、特公昭５５−２４９８号公報に記載された連結
工法による。すなわち、各ボックスカルバート１．２の
四隅部に一方の接合端面１ａ、２ａから他方の接合端面
１ｂ、２ｂにまで貫通する穴９を穿設するとともに、例
えば、前記一方のボックスカルバート１の各貫通穴９の
途中に該カルバート１の内面に開口する連結用ボックス
１１を設けておく。そして、第２図ａ　−Ｃに示すよう
に、敷設しようとするボックスカルバ−１〜１．２の各
貫通穴９に外方端Ａ側から、両端に螺子部１２ａ、１２
ｂを有したｐｃｉ材１２を挿入し、その一端螺子部１２
ａを敷設ずみの隣接カルバート１′、２′の連結用ボッ
クス１１内でナツト１３により一旦仮固定する。しかる
後、敷設しようとするボックスカルバート１．２の外方
端Ａ側から緊張棒１４を該カルバート１の端面１ｂとの
間に油圧ジヤツキ１５を挟んだ状態で挿入し、その挿入
端１４ａを前記カルバート１の連結用ボックス１１内で
前記ＰＣ鋼材１２の他端螺子部１２ｂと連結子１６を介
して連結させる。次いで、前記油圧ジヤツキ１５と前記
緊張棒１４との協働によって、敷設せんとするカルバー
ト１．２を敷設ずみのカルバート１′に密着させつつ前
記ＰＣ鋼材１２を緊張した状態で、該ＰＣ鋼材１２の他
端螺子部１２ｂに予め螺合させたナツト１７を締付ける
。しかる後、第２図Ｃに示すように、前記連結子１６を
外して前記緊張棒１４を抜取る。このような作業によっ
て、前記ボックスカルバート１．２同士が緊締状態で接
合されることになり、その結果、前記シール材８の他側
縁８ｂがボックスカルバート２の接合端面２ｂに密着す
る。

このような構成のものであれば、ボックスカルバート１
．２同士が接合される際に、両ボックスカルバート１．
２側から押されるようにして接合端面１ａ、２ｂ間に進
入しようとする軟質状態の数モルタル６は、欠除部１ａ
ｌ、２ｂｌのテーパ状の端面１ａ２．２ｂ２の働きによ
りボックスカルバート１．２の下方部に潜り込ませるよ
うにすることが可能となり、あるいは、接合端面下縁の
欠除部１ａ１．２ｂｌ同士により形成される空間内に留
まらせることが可能となる。

このようにして、接合端面１ａ、２ｂ間の隙間内への敷
モルタル６の進入が回避されるため、ボックスカルバー
ト１．２同士の規定通りの緊締接合を無理なく確実に行
うことが可能となる。これにより、ボックスカルバート
１．２相互の連結状態が安定し、位置ずれ等による不等
性下等がで防される。また、ボックスカルバート１の接
合端面１ａとシール＋）ｆ　８の他側縁８ｂとの間への
敷モルタル６の進入も防止されるため、シール材８の圧
密を適正に行うことが可能となり、そのシール機能が最
適状態に発揮されて漏水や外部からの進入水を６効に防
止することができる。

なお、以上の実施例では、接合端面の下縁に設ける欠除
部をそれぞれのコンクリートブロックの両側に形成して
いるが、これを一方の接合端面に設けるようにしてもよ
く、あるいは、図示例のテーパ状の端面を有したものに
限らず、円弧状に形成するようにしてもよい。

また、以」−の実施例では、コンクリートブロックが下
水道等の暗渠を形成するためのボックスカルバートであ
る場合について説明したが、本発明は必ずしもこのよう
なものに限られないのは勿論であり、例えば、沈澱池や
貯水槽、組み立て式プレキャストガレージ等を構築する
ためのコンクリートブロックであってもよい。

［発明の効果］以」二のような構成からなる本発明によると、コンクリ
ートブロック間の接合端面への敷モルタルの進入が防止
されるため、コンクリートブロック同士を確実かつ安定
状態で緊締接合することができるとともに、各コンクリ
ートブロック間の止水性を高めることができるコンクリ
ートブロックの連結工法を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は
斜視図、第２図ａＳｂ、ｃはコンクリートブロック同志
を緊締接合する方法を示す工程説明図、第３図は要部説
明図である。１・・・コンクリートブロック（ボックスカルバート）
　　　　　　　１ａ、１ｂ・・・接合端面ｌａｌ、１　
ｂｌ−・・欠除部１ａ２．１ｂ２・・・テーパ状端面２・・・コンクリートブロック（ボックスカルバート）
　　　　　　　２ａｓ　２ｂ・・・接合端面２ａＬ、２
ｂｌ・・・欠除部　２ａ２．２ｂ２・・・テーパ而３・
・・地盤　　　　　　４・・・基礎栗石５・・・基礎コ
ンクリート　６・・・敷モルタル７・・・四部　　　　
　　８・・・シール材８ａ・・・−側縁　　　　８ｂ・
・・他側縁９・・・貫通穴　　　　　１１・・・連結用
ボックス１２・・・ＰＣ鋼月　　　１２ａ・・・一端螺
子部１２ｂ・・・他端螺子部　１３・・・ナット１４・
・・緊張棒　　　　１４ａ・・・挿入端１５・・・油圧
ジヤツキ　１６・・・連結子１７・・・ナツト

Claims

【特許請求の範囲】

基礎コンクリート上に敷モルタルを敷き、この敷モルタ
ル上に接合端面の下縁に欠除部を設けたコンクリートブ
ロックを敷設し、前記敷モルタルの硬化前に、これら各
コンクリートブロック同士をＰＣ鋼材により緊締接合す
るようにしたことを特徴とするコンクリートブロックの
連結工法。