JPS6322926A

JPS6322926A - マンホ−ル施工方法

Info

Publication number: JPS6322926A
Application number: JP62166083A
Authority: JP
Inventors: Hisayoshi Nakanishi; 久芳中西
Original assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Current assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Priority date: 1987-07-02
Filing date: 1987-07-02
Publication date: 1988-01-30
Also published as: JPH0461135B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、底版ブロック、く体ブロック、直壁ブロック
、および斜壁ブロックを積み重ねて構築される組立式の
マンホールの施工方法に関するものである。

［従来の技術］この種のマンホールは、例えば、掘削した地盤の底部に
栗石基礎等を打設し、この基礎上に底版ブロックを敷設
し、この底版ブロック上に、く体ブロック、直壁ブロッ
ク、斜壁ブロック等の複数のコンクリート製ブロックを
順次に積み重ねるという手順を経て構築され、しかる後
に、前記ブロックの周囲に土を埋戻して使用に供される
のが一般的である。

［発明が解決しようとする問題点」ところが、近時の理戻し作業は、ブルドーザ等の重機を
用いて行なわれるため２作業中、積み上げたブロックに
用土圧が作用し易い、そのため、前記各ブロック同志を
強固に接合しておかないと埋戻し作業中に各ブロック間
にずれが生じるという問題がある。

このような問題を解決するために、上下に隣接するブロ
ックの接合部外周に帯板を巻装したり、あるいは、上段
のブロックから下段のブロックにわたって外周に連結板
を添接させて各ブロックを直結し、各フロック間のずれ
を防ぐようにするものが考えられている。しかし、これ
らのものには、据付施工時に各ブロックを外部から連結
しなければならないために、連結作業を行なうための空
間の分だけ余計に地面を掘削しなければならず、また、
ブロックの外部に連結作業の足場を設け２必委があるの
で、それだけ、施工に手間がかかり、しかも作業中に側
土が崩れて惨事を招くおそれがあるといった不都合があ
る。

本発明は、このような問題を解消することを目的として
いる。

［問題点を解決するための手段］本発明は、以上のような目的を達成するために、次のよ
うな構成を採用したものである。

すなわち、本発明に係るマンポール施工方法は、接合面
同志を突合せて上、下に隣接するブロックの一方に該接
合面に開口するナツトを設けるとともに、他力にボルト
孔な介して該ナツトに連通しかつブロックの内面に開口
するアンカ付きのボックスを埋設し、このボックス内か
ら前記ボルト孔に貫通させた緊締用のボルトを前記ナツ
トにｆ１着して前記両ブロックｔ一連結するようにした
接合構造を、底版ブロック、く体ブロック、直壁ブロッ
ク、および斜壁ブロックの各接合部分に適用してなるマ
ンホールを予め地上で組立てておき、その組立てたマン
ホールを地中に吊り降ろして埋設するようにしたことを
特徴とする。

し作用］このような施工方法によれば、地中に連結作業を行なう
ための空間が不要となり、地面掘削量を必要最小限にと
どめることができるとともに、組立作業中に側止が崩れ
るというようなおそれが全くなくなる。

しかも、前記各ブロックの一方に埋設したナツトと、他
方に埋設したアンカー付きのボックスとをボルトにより
緊締することにより前記各ブロック同士を連結している
ので、組立状態ではこれらのブロックが強固に一体化し
たものとなっている。したがって、容易に掘削大中に吊
り降して埋設することができる。

［実施例］以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、マンホール１を地中に埋設した状態を示して
いる。このマンホール１は、複数のコンクリート製ブロ
ック、つまり、底版ブロック２と、く体ブロック３と、
直壁ブロック４と、斜壁ブロック５とを順次に積み重ね
て構築されている。訝述すれば、前記底版ブロック２は
、栗石基ｖ！！６上に、敷モルタル層７を介して敷設さ
れるべき円板上のもので、その上面外周縁部に環状の接
合部２ａを有しているとともに該接合部２ａの外周縁に
は位置決め用の突条２ｂが環状に突設されている。また
、前記〈体ブロック３は、下端部を前記底版ブロック２
の突条２ｂの内側に嵌合させて下端側の接合面３ａを前
記底版ブロック２の接合部２ａに接合させた円筒体状の
もので、その周壁所要部所には、下水道を構成する管８
が接続される。そして、このく体ブロック３内の底部に
は、前記管８に連続する逆アーチ形の溝９を有したイン
バート１１が打設される。また、前記直壁ブロー、り４
は、その下端側の接合面４ａを前記く体ブロック３の上
端部側の接合面３ｂに突合せて該く体ブロック３上に載
設された円筒体状のものである。さらに、前記斜壁ブロ
ック５は、その下端側の接合面５ａを前記直壁ブロック
４の上端側の接合部４ｂに突き合せて該直壁ブロック４
上に載設されたもので、上端側を偏心させた略ａ頭円錐
形の筒状体に形成されている。そして、この斜壁ブロッ
ク５の上端側の接合面５ｂには、蓋体１２を開閉可１歳
に保持する受枠１３がコンクリート製の調整リング１４
と複数枚の調整ゴム１５を介してＪ！Ｌ置され受枠ボル
ト１６を用いて固定されている。

このようなマンホール１において、前記上体ブロック３
の上端部の円周方向に等角間隔をあけた３カ所に、袋ナ
ツト１７を、そのねじ孔１７ａを前記接合面３ｂに開口
させた状態でそれぞれ埋設している。また、＠配置壁ブ
ロック４の下端部の前記各袋ナツト１７に対応する部位
に、前記袋ナツト１７のねじ孔１７ａとボルト孔１８を
介して連通ずるボックス１９をそれぞれ埋設している。

このボックス１９は、その−側端面１９ａを直壁ブロッ
ク４の内面に開口させた鉄製の僚状体であり、その底壁
１９ｂの外面を前記接合面４ａに面一に表出させている
。そして、この底壁１９ｂに前記ボルト孔１８を穿設し
ている。また、このボックス１９の天壁１９ｃの外面に
は、該ボックス１９を前記直壁ブロック４に強固に埋設
するためのアンカ２１か溶接等によって固着しである。

そして、このボックス１９内に挿入したポルト２２のね
じ部２２ａｉ（前記ポルト孔１８を通して直壁ブロック
４の接合面４ａ側へ突出させ、そのねじ部２２ａを対応
する前記袋ナフト１７に螺着することによって、＃配点
壁ブロック４を前記く体ブロック３に締付固定している
。また、直壁ブロック４の上端部にも、接合面４ｂに開
口する前記と同様な袋ナツト１７を設けるとともに、斜
壁ブロック５のド端部５ｂにも前記と同様なボックス部
１９を設け、ポルト２２によって前記斜壁ブロック５を
前記直壁ブロック４に締付固定している。さらに、底版
ブロック２と〈体ブロック３とも同様に１袋ナツ？１７
、ボックス１９およびポルト２２を用いて締付固定して
いる。

なお、２３は、前記締付固定後に各ポー、ラス１９内に
充填したモルタルである。また、２４は、上向きの接合
面２ａ、３ｂ、４ｂに環状に設けたシール溝、２５は、
下向きの接合面３ａ、４ａ、５ａに環状に設けた突条で
ある。この突条２５は前記各ブロック２．３．４．５を
接合させた場合に前記シール溝２４に嵌合するようにな
ってる。

そして、前記袋チー２ト１７および前記ボックス１９を
設けた部分だけは、前記シール溝２４および前記突条２
５を省略しである。また、２６は、点検用の足掛である
。

次いで、このマンホールｌの施工方法を説明する。まず
、地上、たとえば道路上で、底版ブロック２、く体ブロ
ック３、直壁ブ０ツク４．および斜壁ブロック５をそれ
ぞれ前述した袋ナツト１７、ボックス１９′８よびポル
ト２２を用いて緊締連結し、マンホール１を組立てる。

そして、このマンホールｌを底面に栗石基礎６と敷モル
タル層７を敷設した掘削孔内にクレーン等を用いて吊り
降ろす、そして、前記く体ブロック３に管８を接続する
とともに、必要な仕上処理を行なう、しかる後に、この
マンホール１の周囲に土を埋戻して該マンホール１を地
中に埋設するようにしている。

しかして、このような施工方法によれば、地中にブロッ
ク２．３．４．５の連結作業を行なうための空間を確保
することが不要となる。そのため、地面の掘削量を必要
最小限にとどめて、工事の労力および時間を節約するこ
とができる。また、このような手１１ｉによれば、開放
された地上で組立てを行なうことができるので、組立作
業もスペース的な制約を受けることなく能率よく迅速に
行なうことがｏＴ脂である。しかも、組立中に側止が崩
れるというような不具合が全くないので、作業の安全性
を確保することかできる。

そして、このマンホール１は、底版ブロック２とく体ブ
ロック３．く体ブロック３と直壁ブロック４、および直
壁ブロック４と斜壁ブロック５をそれぞれ袋ナツト１７
、ボックス１９、およびポルト２２によって締付固定し
ているので、斜壁ブロック５等を適宜な吊り金具を用い
て上方へ牽引することによって、組み上った道路上のマ
ンホールｌ全体を懸吊することが可能であり、掘削穴内
に移動させることも容易に行なえる。また、このように
各ブロック２，３．４．５を強固に連結しておけば、各
ブロック２，３，４．５に側方からの偏荷重が作用して
も、各ブロック２，３．４゜５同志がぜん断方同に偏位
することがない、そのため、埋戻し作業中に前記各ブロ
ック２．３．４゜５に片土圧が作用することがあっても
、前記底版ブロック２とく体ブロック３との間、前記〈
体ブロック３と直壁ブロック４との間、あるいは、前記
直壁ブロック４と前記斜壁ブロック５との間にずれが生
じるおそれがない、また、組立工事の際、ナツト１７と
ボックス１９とが接合位置を決める際の目印となるとい
う便利さもある。

なお、本発明は前記実施例に限られないのは勿論であり
、ナツトは袋ナツトに限られない。

また、上、下に隣接するブロックの下側のブロックにナ
ツトを、上側のブロックにボックスを設けたものに限ら
ず、下側ブロックにボックスを、上側のブロックにナツ
トを設けたものであってもよい。

また、ナツト、ボックスおよびボルトによって連結する
個所は３個所に限られず、２個所あるいは４個所以上で
もよい。

その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可
能である。

Ｌ発明の効果」以上詳述したように、本発明は底版ブロック、〈体ブロ
ック、直壁ブロックおよび斜壁ブロックを懸吊可能な構
造により連結し得るようにしておき、これらのブロック
を地上で接合させてマンホールを組立て、そのマンホー
ルを掘削穴内に吊り降ろして埋設するようにしているの
で、！ｌ立作業を安全かつ廓率よく行なうことができる
とともに、＃Ａ面の掘削に要する労力および時間を節減
することができ、また、埋戻し時にブロック間に位置ず
れが生じるというような不具合をも解消することができ
るマンホール施工方法を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は未発ｌＪ１の一実施例を示し、第１図は断面図、
第２図は要部を示す拡大断面図、第３図は要部を示す分
解した斜視図である。ｌ・・・マンホール２・争・底版ブロック２ａも−・接合面２ｂ・・中突条３・・・く体ブロック３ａ、３ｂ−−−ｇ台面４・・・直壁ブロック４ａ、４ｂΦ会・接合面５１１・・斜壁ブロック５ａ・・・接合面６・＋１１１栗石基礎７・−・敷モルタル層８・・壷管９・・・溝１１・自インへ−ト１２・・・蓋体１３・Φ・受枠１４１１・ｅ調整リング１５・−・調整ゴム１６・＠轡受枠ボルト１７・・・ナツト　（袋ナツト）１７ａ−・・ねじ孔１８・・・ボルト孔１９１１・・ボックス１９ａ・・拳−側面１９ｂ争拳・底壁１９ｃ・・参天壁２１・１アンカー２２・・・ポルト２２ａ・−−ねじ部２３・・・モルタル２４＃φφシール溝２５−−＠芙条２６轡・・足掛

Claims

【特許請求の範囲】

接合面同志を突合せて上、下に隣接するブロックの一方
に該接合面に開口するナットを設けるとともに、他方に
ボルト孔を介して該ナットに連通しかつブロックの内面
に開口するアンカ付きのボックスを埋設し、このボック
ス内から前記ボルト孔に貫通させた緊締用のボルトを前
記ナットに螺着して前記両ブロックを連結するようにし
た接合構造を、底版ブロック、く体ブロック、直壁ブロ
ック、および斜壁ブロックの各接合部分に適用してなる
マンホールを予め地上で組立てておき、その組立てたマ
ンホールを地中に吊り降ろして埋設するようにしたこと
を特徴とするマンホール施工方法。