JPS6374743A - 車両の異常警告装置 - Google Patents

車両の異常警告装置

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JPS6374743A
JPS6374743A JP61220536A JP22053686A JPS6374743A JP S6374743 A JPS6374743 A JP S6374743A JP 61220536 A JP61220536 A JP 61220536A JP 22053686 A JP22053686 A JP 22053686A JP S6374743 A JPS6374743 A JP S6374743A
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伊奈 克弘
Yuji Hirabayashi
裕司 平林
Yoshihisa Sato
善久 佐藤
Susumu Akiyama
進 秋山
Katsunori Ito
伊東 勝範
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両の運転状態や各種制御装置の異常を警告
する車両の異常警告装置に関する。
[従来の技術] 従来車両には、車両の運転状態を検出して内燃機関やブ
レーキ、或はサスペンション等を制御する種々の制御装
置が搭載されている。そしてこれら各種制御装置には、
通常、安全性向上の為に、車両の運転状態や制御装置に
生じた異常を検出する、いわゆるダイアグノーシス(診
断)機能が付与され、これによって異常が検出されると
警告ランプ等を点灯してその旨を車両運転者に報知でき
るようにされている。
[発明が解決しようとする問題点コ ところが上記従来の異常警告は、警告ランプ等の点灯に
よって異常発生を車両運転者の視覚に訴えるようにして
いたため、車両運転者が警告ランプを確認することによ
って初めて異常を知らせることができ、異常発生を、速
やかに、また確実に知らせることは困難であった。特に
近年では、車両にラジオやカセットデツキ等の各種電子
機器が搭載され、車両運転席近傍にはこれら各種電子機
器の動作状態を表す多くの表示ランプが設けられている
ことから、特定の警告ランプを点灯しても他の表示ラン
プに邪魔され車両運転者がその旨を検知し難くなるとい
った問題がある。
また異常を検出した場合には、異常に対する処理の仕方
、即ち、車両を停止しなければ危険であるとか、運転を
続行しても問題ない、といったことを指示できるとより
安全性を向上できるのであるが、上記従来のシステムで
は車内スペースの関係で、このようなメツセージを表示
することは困難でおった。このため運転者によっては、
警告ランプ等によって異常を検知しても、自分で走行可
能と判断してそのまま運転を続け、異常箇所を更に悪化
させてしまうといったこともあった。
そこで本発明は、車両に異常が生じた場合、その旨を速
やかにしかも確実に車両運転者に知らせることができ、
その後の処理についても容易に指示することのできる異
常警告装置を提供することを目的としてなされた。
[問題点を解決するための手段] 即ち上記目的を達するためになされた本発明の構成は、
例えば第1図に示すように、 各々が共通の伝送線路M1に接続され、車両に搭載され
た各種機器を制御する複数の制御装置M2a〜M2nと
、 該複数の制御装置に夫々設けられ、少なくとも上記各種
機器及び各制御装置のいずれかの異常を診断して、該診
断結果に応じた異常信号を上記伝送線路M1に送出する
異常診断手段M3a−M3nと、 上記伝送線路M1に接続され、上記異常診断手段M3a
−M3nから送出される異常信号に応じて、予め設定さ
れた警告音声を発生する警告音声発生手段M4と、 を備えたことを特徴とする車両の異常警告装置を要旨と
している。
ここで車両の各種機器を制御する複数の制御装置M2a
−M2nとしては、例えば車両の運転状態に応じて内燃
機関の燃料噴射量や点火時期を制御する内燃機関制御装
置、車両の運転状態に応じて自動変速機の変速状態を制
御する変速制御装置、車両制動時に生ずる車輪スリップ
を制御するブレーキ制御装置、等が挙げられる。
またこれら各種制御装置M2a−M2nに設けられる異
常診断手段M3a−M3nは、車両の各種機器や制御装
置自体の異常を検出するものであるが、これには各種制
御装置M2a−M2nに付与される従来より周知のダイ
アグノーシス機能を利用すればよい。
次に警告音声発生手段M4は、上記異常診断手段M3a
〜M3nで検出された異常内容に応じて警告音声を発生
するもので、従来より周知の音声合成技術を利用して予
め設定された警告音声を出力するようすればよい。
[作用] このように構成された本発明の異常警告装置においては
、車両に異常が発生すると、各制御装置M2a〜M2 
nk:設けられた複数の異常診断手段M3a−M3nの
うちのいずれかでその旨が検出され、その旨を表す異常
信号が伝送線路M1上に送出される。するとこの異常信
号は、伝送線路M1を介して警告音声発生手段M4に伝
達され、その異常信号に応じた警告音声が発生される。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
先ず第2図は本発明の異常警告装置が適用された車両に
搭載された各種制御装置及び各種電子機器の信号系全体
の構成を表している。
図に示すように本実施例では、車両の運転状態を制御す
る制御装置として、車両の運転状態に応じて内燃機関の
燃料噴射量や点火時期等を制御する内燃機関制御装置2
、同じく車両の運転状態に応じて自動変速機の変速状態
を制御する変速制御装置4、車両の荷重や走行状態に応
じてサスペンションを制御し、車高やぼね定数、或はア
ブソーバの減衰力等を制御するサスペンション制御装置
6、車両制動時にブレーキ油圧を制御し、その時生ずる
車輪のロックを防止するブレーキ制御装置8、及び、車
両の走行速度を設定された車速に制御する定速走行制御
装置10、が備えられ、これら各制御装置を伝送線路1
2を介して接続することにより、各制御装置間で上記各
種制御を実行するのに必要なデータを交換できるように
されている。
また伝送線路12には、ラジオチューナ14、カセット
デツキ16、自動車電話18、コンパクトディスクプレ
ーヤ(以下、CDプレーヤという。
)20等、従来より車両に搭載されている各種電子R器
、及び、伝送線路12に流れる音声信号を読取りスピー
カ22で再生する音声再生装置24が接続され、各電子
機器で受信或は再生した音声信号を伝送線路12に出力
することにより、その音声信号を音声再生装置24で再
生するようされている。
更に伝送線路12には、上記各制御装置や電子機器を操
作したり、これら各部の動作状態を表示する為の集中入
力・表示vAl!26や、車両乗員の発する音声を音声
信号に変換して伝送線路12に出力する音声入力装置2
Bが接続されている。
ここで先ず内燃機関制御装置2は、内燃機関の運転状態
に応じて、内燃機関に設けられた燃料噴射弁、イグナイ
タ、アイドルスピードパルプ(ISCV)等を駆動制御
して、内燃機関に供給される燃料量(燃料噴tA量)や
点火時期、或は内燃機関のアイドル回転数等、を制御す
る為のもので、第3図に示す如く、回転数センサから出
力されるクランク角信号ヤ気筒判別センサから出力され
る気筒判別信号等のパルス信号を入力するクランク角セ
ンサインタフェース2a1スロツトルバルブ全開時にO
N状態となるアイドルスイッチやスタータモータ作動時
にON状態となるスタータスイッチ等からの0N−OF
F信号を入力するデジタル信号インタフェース2b、内
燃機関の冷却水温、吸気温、スロットル開度、吸入空気
量等を検出する各種センサから出力される検出信号を入
力するアナログ信号インタフェース2C、アナログ信号
インタフェース2Cを介して入力されるアナログ信号を
デジタル信号に変換するA/D変換器2d、燃料噴射弁
、イグナイタ、l5CV等のアクチュエータを駆動する
駆動回路2e、上記各インタフェースを介して入力され
た内燃機関の運転状態を表す検出信号に基づき、燃料噴
射弁、イグナイタ、rscv等の制御量を算出し、その
算出結果に応じて駆動回路2eに制御信号を出力して、
燃料噴射量、点火時期、アイドル回転数等を制御する、
CPU2f、ROM2CI、RAM2h、を備えた従来
より周知のエンジンコントロール用コンピュータとして
構成されている。
また当該内燃機関制御装置2には、上記伝送線路12と
の間にシリアルインタフェース21が備えられ、上記他
の制御装置との間で伝送線路12を介して各種データの
やりとりが行なえるようにされている。
そして上記のように構成された本実施例の内燃機関制御
装置2では、従来より周知のように、CPU2fの動作
によって、上述の各種制御が実行される伯、上記入力さ
れる各種センサからの検出信号に基づき求められる機関
回転数情報、水温情報、スロットル開度情報、吸入空気
量情報等の各種データがシリアルインタフェース21を
介して伝送線路12上に出力され、他の制御装置に伝達
される。
またこの内燃機関制御表@2には、上記各センサからの
検出信号が異常であるとか、その検出信号により求めら
れる情報、即ち内燃機関の運転状態が異常であるといっ
た場合、或は制御対象となるアクチュエータ(ここでは
燃料噴射弁やl5CV等)の動作が異常であるような場
合に、その旨を検出する、周知のダイアグノーシス機能
が付与され、これによって異常が検出されるとその異常
内容に応じた警告信号を上記シリアルインタフェース2
1を介して伝送線路12上に出力するようされている。
つまり、水温センサで検出される冷却水温が異常に高く
、内燃機関がオーバヒート状態であるとか、燃料噴射弁
の駆動信号系が断線し、所定の気筒に燃料を供給できな
いといった場合には、CPU2fで実行される周知の異
常検出処理によってその旨が検出され、同じ<CPU2
fで実行される後述の警告信号発生処理によってその旨
を表す警告信号が伝送線路12上に出力されるのである
尚、この警告音声発生処理を実現する為に上記ROM2
Q内には、種々の異常内容に応じた警告信号データが記
録されている。
次に変速制御装置4は、車両の運転状態に応じて自動変
速機の変速状態を制御する為のもので、第4図に示す如
く、変速レバーの操作位置を検出するシフト位置センサ
からの信号を入力するデジタル信号インタフェース4a
、アクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルポジシ
ョンセンサからの検出信号を入力するアナログ信号イン
ターフェース4b、このアナログ信号インターフェース
4bからのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換器4G、上記内燃機関制御装置2等、他の制御装
置から伝送線路12上に出力される各種データを入力し
たり、当該変速装置4から各種データを伝送線路12上
に出力する為のシリアルインタフェース4d、これら各
インタフェースを介して入力される検出信号や各種デー
タに基づき自動変速機の制御量を求め、自動変速機内に
設けられたクラッチや油圧制御弁等のアクチュエータを
駆動制御する為の、CPU4e、ROM4f。
RAMI、駆動回路4tl、等から構成されている。
そしてこの変速制御装置4においても、上記内燃機関制
御装置2と同様、上記各センサや制御系の異常を検出す
る、周知の異常検出処理が実行され、異常検出時には、
警告信号発生処理によって、その異常内容に応じた警告
信号が伝送線路12上に出力される。
尚当該変速制御装置4においても、上記内燃機関制御装
置2と同様、ROM4f内に異常の検出内容に応じた警
告信号データが記録されている。
また当該変速制御装置4からは、シリアルインタフェー
ス4dを介して、クラッチ情報、変速比情報、アクセル
ポジション情報等が伝送線路12上に出力される。
次にサスペンション制御装置6は、車両の荷重や走行状
態、或は車両運転者の指示に応じて、車高やぼね定数、
或はアブソーバの減衰力を制御するもので、第5図に示
す如く、ステアリングの操舵角を検出するステアリング
センサからの検圧信号を入力するステアリングセンサイ
ンタフェース6a、ばね定数等の変更に用いられるコン
トロールスイッチからの信号を入力するデジタル信号イ
ンタフェース6b、車高センサからの検出信号を入力す
る車高センサインタフェース6C1他の制御装置との間
で伝送線路12を介して各種データのヤリとりを行うた
めのシリアルインタフェース6d、これら各インタフェ
ースを介して入力される検出信号や各種データに基づき
周知のサスペンション制御を行う為のCPLI6e、R
OM6f、RAM6g、及び駆動回路61等から構成さ
れている。
そして当該サスペンション制御装置6においても、上記
各センサや制御系の異常を検出する周知の異常検出処理
が実行され、異常検出時には、警告信号発生処理によっ
て、シリアルインタフェース6dを介して伝送線路12
上に、検出された異常内容に応じた警告信号が出力され
る。またROM4f内には、上記各制御装置と同様、警
告音声を発する為の警告音声データが記録されている。
尚当該サスペンション制御装置6からは、ステアリング
の操舵角情報等が出力される。
次に第6図は車両制動時に生ずる車輪ロックを防止する
ブレーキ制御装置8の構成を表している。
図に示すように、本実施例のブレーキ制御装置8も上記
各制御装置と同様、伝送線路12との間で各種データの
やりとりを行う為のシリアルインタフェース8aが備え
られている。そして当該装置には、このシリアルインタ
フェース8aの他、車両各車幅の回転速度を検出する車
輪速度センサからの信号を入力するスピードセンサイン
タフェース8b、ブレーキペダルの操作状態を表すスト
ップランプ信号及びパーキングブレーキ信号を入力する
デジタルインタフェース8G、これら各インタフェース
を介して入力される検出信号や各種データに基づき各車
輪のブレーキ油圧を制御し車輪ロックを防止する周知の
アンチスキッド制御を実行する為のCPU8d、ROM
8e、RAM8f、及び駆動回路8qが備えられている
尚、このブレーキ制御装置8においても、センサや制御
系の異常を検出する周知の異常検出処理が実行され、異
常検出時には、ROMae内に予め記録されている警告
信号に基づき、警告信号をシリアルインタフェース8a
を介して伝送線路12上に出力する警告信号発生処理が
実行される。
また当該ブレーキ制御装置8からは、車速情報、ブレー
キ情報等が出力される。
次に第7図は定速走行制御装置10の構成を表している
。図に示す如く、当該定速走行制御装置10においても
上記各制御装置と同様、伝送線路12との間で各種デー
タのヤリとりを行うためのシリアルインタフェース10
aが備えられ、その他の構成については従来の定速走行
制御装置と同様の構成になっている。
即ち、当該定速走行制御装置10には、上記シリアルイ
ンタフェース10aの他、低速走行制御指令用のコント
ロールスイッチやキャンセルスイッチからの信号を入力
する為のデジタル信号インタフェース10b、シリアル
インタフェース10bを介して入力される車速情報等に
基づき吸気制御バルブ等を駆動して車速を一定速度に保
持する、周知の定速制御を実行する為のCPU”loc
、ROMlodSRAMIOe、及び駆動回路10f等
が備えられている。
そして当該定速走行制御装置10においても、上記各制
御装置と同様、上記制御系の異常を検出する周知の異常
検出処理が実行され、異常検出時には、後述の警告信号
発生処理によって、シリアルインタフェース10aを介
して伝送線路12上にその検出内容に応じた警告信号が
出力される。
またROM10d内には、上記各制御装置と同様、警告
音声を発する為の警告信号データが記録されている。
以上説明したように、本実施例では、上記各制御装置で
実行される異常検出処理で、各センサからの検出信号に
より得られる車両運転状態の異常やセンサ自体の異常、
或は各制御系の異常が検出されると、警告信号発生処理
によってその旨を表す警告信号が伝送線路12上に出力
される。
この警告信号発生処理は、第8図に示す如く、先ずステ
ップ100を実行して異常検出処理で何等かの異常が検
出されたか否かを判断し、異常が検出されておれば、ス
テップ110でROM内からその異常内容に対応した警
告信号データを読取り、ステップ120でその警告信号
データに応じた警告信号を出力する、といった手順で実
行される。
尚この警告信号発生処理により各制御装置から伝送線路
12上に出力される警告音声は、音声再生装置24に伝
達され、その異常内容に応じた音声信号に変換される。
次に第9図は集中入力・表示装置26の回路構成を表し
ている。
前述したように、この集中入力・表示装置26は、ラジ
オチューナ14やカセットデツキ16等、当該車両に搭
載された各種電子機器を操作したり、伝送線路12に流
れる信号に基づき上記各電子機器の動作状態等を表示す
る為のもので、操作スイッチ26aを介して入力される
車両乗員からの操作指令を入力する入力インタフェース
26b1伝送線路12上に上記各電子機器の操作指令信
号を出力したり伝送線路12を流れる信号を取込む為の
シリアルインタフェース26G、上記各電子機器の動作
状態等を表示するCRT26d、CRT26d駆動の為
のCRT制御回路26e、CRTコントローラ26f1
及びVRAM26CI、CRT26dへの表示データが
予め記録された表示データROM26h、これら各部を
駆動制御する為用いられるCPU26 i 、ROM2
6j 、及びRAM 26 k、等が備えられている。
次に第10図は音声入力装置28の回路構成を表してい
る。
この音声入力装置28は、車両運転者が車両運転中に上
記各種電子機器を音声により操作できるようにする為の
もので、車両運転者等、車両乗員の発する音声を電気信
号に変換して伝送線路12上に出力するよう構成されて
いる。
即ち、当該音声入力装置28は、マイク28a1マイク
28aでアナログ信号に変換された車両乗員の発する音
声信号を増幅する増幅器28b、その増幅された音声信
号を所定のサンプリング周期でデジタル信号に変換して
入力する為の、低域フィルタ28C1サンプルホールド
回路28d、A/D変換器28e、及びクロック信号発
生回路28゛f1このA/D変換された音声信号を読込
みシリアル信号に変換して伝送線路12上に出力する為
の、DMAコントローラ28G、及びシリアルコントロ
ーラ28h1及びインタフェース2811これら各部を
制御する為のCPU28j1RQM28k、及びRAM
28 + 、により構成されている。
そしてCPU28jでは、第11図に示す如き手順で、
車両乗員の発する音声を入力して伝送線路12上に出力
する音声入力処理が実行される。
即ちこの音声入力処理では、先ずステップ200でマイ
ク28aを介して音声入力が開始されたか否かを判断し
、音声入力が開始されるまでの間このステップ200を
繰返し実行することで音声が入力されるのを待つ。そし
て音声入力があると次ステツプ210に移行して、A/
D変換器28eでデジタル信号に変換された音声信号を
入力してRAM28+内に一旦記録させる。
次にステップ220では、音声入力が終了したか否かを
判断し、音声入力が終了していなければ次ステツプ23
0に移行して、現在音声信号のサンプリングタイミング
であるか否かを判断する。
そして現在サンプリングタイミングであれば再度ステッ
プ210に移行し、そうでなければ当該ステップ230
を繰返し実行して、サンプリングタイミングになるのを
待つ。
つまり当該音声入力装置28では、クロック信号発生回
路28fからのクロック信号により決定されるサンプリ
ング周期で、低域フィルタ28Gを介して入力された音
声信号がサンプルホールド回路28dに一旦保持され、
A/D変換器28eによってA/D変換されることから
、このサンプリング周期でA/D変換器28eからのA
/D変換値、即ち音声信号を入力するようしているので
おる。
そして上記ステップ220で音声入力が終了したと判断
された場合には、ステップ240を実行し、上記ステッ
プ200〜ステツプ230の処理で読込み記録した音声
信号をシリアルコントローラ28hに出力してシリアル
信号に変換させ、その信号に伝送に必要な情報(例えば
、アドレス情報、エラー検出情報等)を付与して伝送線
路12上に出力させる。
このように当該音声入力装置28では、マイク28aを
介して入力された音声信号が所定のサンプリング周期で
サンプリングしてA/D変換され、そのA/D変換され
た音声信号がシリアル信号として伝送線路12上に出力
されるようになるのである。
そしてこの音声入力装置28から伝送線路12上に出力
された音声信号は、伝送線路12を介して接続された上
記各種電子機器に読取られ、各電子機器を駆動するのに
用いられる。つまり上記各電子機器では音声認識が行わ
れ、当該音声入力装置28から出力される音声信号がそ
の電子機器の操作指令を表す音声信号であれば、それに
応じた駆動制御が実行されるようになるのでおる。以下
、上記各電子機器の構成及び動作を説明する。
先ず第12図は自動車電話18の回路構成を表している
図に示すように本実施例の自動車電話18においては、
従来の自動車電話と同様、アンテナ共用部18aを介し
て入力された電波から当該自動車電話18に対する信号
を復調して音声信号に変換する受信部18b、車両乗員
の発する音声信号や呼出し電話番号を表す信号を変調し
てアンテナ共用部18aを介して出力するシンセサイザ
部18C及び送信部18d、マイクとスピーカとにより
構成される受話器18e、通話状態表示の為の表示部1
8g、受信部18bやシンセサイザ部18Cを制御する
送受信制御部18h、及び表示部18gや送受信制御部
18hを制御する為のCPU18 i、ROM18j、
RAM18kを備えている。
また当該自動車電話18には、上記音声入力装置28を
用いて通話や自動車電話18の操作ができ、しかも通話
相手の音声を伝送線路12に出力して音声再生装置24
で再生できるように、受信部18bからの音声信号をA
/D変換して取込む為の、増幅器181、低域フィルタ
18m、サンプルホールド回路18n、A/D変換器1
80、及びクロック信号発生回路18p、音声入力装置
2Bからの音声信号をD/A変換してシンセサイ。
ザ部18c側に出力する為の、D/A変換器18q、低
域フィルタ18r、及び増幅器18S1各種データ入出
力制御の為のDMAコントローラ1st、伝送線路12
との間で各種データをやりとりする為のシリアルコント
ローラ18u1及びインタフェース18V、上記A/D
変換器180側及びD/A変換器18h側と送受信部1
8b、18d側との接続、或は受話器18eと送受信部
18b、18d側との接続を切換える為の切換えスイッ
チ’18W及び18X1が備えられている。
尚ROM18j内には、伝送線路12を介して入力され
る音声入力装置28からの音声信号が当該自動車電話1
8駆動の為の音声信号であることを検知するため、その
音声信号を表す音声データであるホルマント周波数が記
録されている。
そしてこのように構成された自動車電話18のcpu’
+s+では、伝送線路12に流れる信号に基づく送受信
制御が実行される。
第13図に示す如く、この送受信制御では先ずステップ
300が実行され、伝送線路12を流れる信号の受信が
終了したか否かが判断される。そしてその信号の受信が
終了すると次ステツプ305を実行し、その読込んだ信
号が音声入力装置28から出力された信号であるか否か
を判断する。
次に上記読込んだ信号が音声入力装置28から出力され
た音声信号である場合には、ステップ310でその音声
信号を保管した後、ステップ315に移行する。そして
ステップ315では、上記入力された音声入力装置28
からの音声信号を高速フーリエ変換し、次ステツプ32
0にて、その変換された音声信号を周波数分析して特徴
パラメータを抽出する。
次にステップ325では、その抽出された特徴パラメー
タと、ROM18j内に予め記録されている当該自動車
電話18の操作指令を表すホルマント周波数データの一
つと、を比較し、次ステツプ330で各データが一致し
たか否かを判断する。
そして各データが一致していなければステップ335に
移行して、上記ステップ325及び330の処理をRO
M18j内に記録された全てのホルマント周波数データ
について比較したか否かを判断し、比較していないホル
マント周波数データがあれば再度ステップ325に移行
することで、上記入力された音声信号とROM18j内
に記録された当該自動車電話18の操作指令を表す全て
の音声データとを比較させる。
次に上記ステップ330で、音声入力装置28からの音
声信号の特徴パラメータと、ROM’lSj内に記録さ
れた操作指令を表す音声データであるホルマント周波数
データとが一致したと判断されると、ステップ340に
移行する。ステップ340では、その一致によって認識
される操作指令の内容に応じて当該自動車電話18を操
作する。
つまり当該自動車電話18では、操作指令として、電話
番号の呼出し指令や通話終了指令、或は通話に受話器1
8eを使うか音声入力装置28及び音声再生装W24を
使うかを指令する通話装置切換え指令等が考えられ、こ
のような指令があればそれに応じて送受信制御部18h
や切換えスイッチ18X、18w等が操作される。
一方上記ステップ335で入力された音声信号とROM
18j内に記録された全ての音声データとの比較が終了
したと判断され、音声入力装置28からの音声信号から
当該自動車電話18操作の為の指令信号が抽出されなか
った場合には、ステップ345に移行する。そしてステ
ップ345では、現在音声入力装置28を用いて通話し
ているか否かを判断し、音声入力装置28を用いた通話
中でおれば次ステツプ350を実行して、上記ステップ
310で保管しておいた音声信号をそのままD/A変換
器18qに出力する。つまりこれによって音声入力装置
28介して入力された車両乗員の発する音声信号がアナ
ログ信号に変換され、シンセサイザ部180及び送信部
18dを介して自動車電話回線に送信されることとなる
次に上記ステップ305で、伝送線路12を流れる信号
が音声入力装置18から出力された音声信号ではないと
判断された場合には、ステップ355を実行し、その信
号が音声信号であるか否かを判断する。そしてその信号
が音声信号であれば、当該自動車電話6には回答関係が
ないのでそのまま処理を終了し、そうでなければ、つま
り音声信号ではない何等かの制御信号であれば、ステッ
プ360でその信号を解析し、ステップ365でその解
析結果に応じた処理を実行して本ルーチンの処理を終了
する。
次に第14図はラジオチューナ14の回路構成を表して
いる。本実施例のラジオチューナ14は、従来より周知
のように、フロントエンド、IF増幅回路、復調回路、
MPX復調回路等から構成されるFMチューナ回路14
a1同じくフロントエンド、IF増幅回路、復調回路等
から構成されるAMチューナ回路14b、各チューナ回
路を駆動するチューナ駆動回路14C1チユーナ駆動回
路14Gを駆動制御する為のCPU14e、ROM14
f、RAM14qが備えられている。
また当該ラジオチューナ14には、上記各チューナ回路
14a及び14bで受信して復調された音声信号を伝送
線路12上に出力し、上記音声再生装置24で再生させ
るため、各チューナ回路14a及び14bからの音声信
号を増幅してA/D変換する、増幅器14h、低域フィ
ルタ14i、サンプルホールド回路14j、A/D変換
器14k、及びクロック信号発生回路141と、この変
換された音声信号や伝送線路12に流れる信号の入出力
制御を行う為のDMAコントローラ14m1伝送線路1
2との間でデータのやりとりを行う為のシリアルコント
ローラ14n及びインタフェース140が備えられてい
る。
このためチューナ回路14a又は14bで選局され、復
調された音声信号は、所定の周期でデジタル信号に変換
され、シリアルコントローラ14n及びインタフェース
140を介して伝送線路12上に出力されることとなる
また上記CPU14eでは、インタフェース140及び
シリアルコントローラ14nを介して入力される伝送線
路12上を流れる信号を処理して当該ラジオチューナ1
4操作の為の指令信号を抽出し、これに応じて選局制御
を実行するため、第15図に示す手順で伝送信号処理が
実行される。
つまりこの伝送信号処理は、自動車電話18で実行され
る送受信制御と同様、伝送線路12上を流れる信号を読
取り分析し、その信号が当該ラジオチューナ操作の為の
指令信号であれば、それに応・じて当該ラジオチューナ
を動作させるためのもので、処理が開始されると先ずス
テップ400を実行し、伝送線路12を流れる信号の受
信が終了したか否かを判断する。そしてその信号の受信
が終了すると次ステツプ405を実行し、その信号が音
声入力装置28から出力された音声信号であるか否かを
判断する。
ステップ405で上記読込んだ信号が音声入力装置28
からの音声信号であると判断された場合には、ステップ
410及びステップ415を実行し、その音声信号を分
析して特徴パラメータを抽出する。そして次ステツプ4
20でその抽出した特徴パラメータと、予めROM14
f内に記録されている当該ラジオチューナ14の操作指
令を表すホルマント周波数データの一つと、を比較し、
続くステップ425でこれらが一致したが否かを判断す
る。
このステップ425の処理で各音声データが一致してい
ないと判断されると、ステップ430に移行し、上記ス
テップ420及びステップ425の処理をROMaf内
に記録された全てのホルマント周波数データについて実
行したが否かを判断する。そして全てのホルマント周波
数データとの比較を行っても上記読込んだ音声信号を認
識できなかった場合には、そのまま当該処理を終了する
一方上記ステップ425で上記入力した音声信号の特徴
パラメータと予めROM14f内に記録されたホルマン
ト周波数データとが一致したと判断された場合には、ス
テップ435に移行する。
そしてステップ435ではこの認識した指令内容に応じ
て当該ラジオチューナ14を動作させる。
つまり上記音声入力装置28を介して入力される車両乗
員からの指令信号に応じて上記チューナ駆動回路14C
に制御信号を出力し、選局制御を実行するのである。
次に上記ステップ405で、入力した信号が音声入力装
置28からの音声信号でないと判断された場合には、ス
テップ440に移行する。そしてステップ440では、
その入力信号が音声信号であるか否かを判断し、音声信
号であればそのまま本ルーチンの処理を終了する。また
上記ステップ440で入力信号が音声信号でないと判断
された場合には、次ステツプ445に移行してその信号
を解析し、続くステップ450でその解析結果に応じた
処理を実行する。
次に第16図はCDプレーヤ2oの回路構成を表してい
る。
図に示すように本実施例のCDプレーヤ20には、従来
と同様、コンパクトディスク(以下、CDという。)3
0をターンテーブル2Oa上に固定する為のローディン
グモータ20b及びソレノイド20G、CD30のター
ンテーブル2Oa上への載置状態を検出するローディン
グセンサ20d1ターンテーブル20aを回転してCD
30を回転させるスピンドルモータ20eSCD30に
レーザ光を照射してその反射光を受光する読取りヘッド
2OfをCD20の半径方向に移動させるスライダモー
タ20Q、これら各部を駆動するドライバ20h〜20
j、M取りヘッド2Ofから−の受光信号に応じてCD
30へのレーザ光の照射位置制御(トラッキング制御及
びフォーカシング制御)を実行するサーボコントロール
回路20k、サーボコントロール回路20kを介して得
られる読取りヘッド2Ofからの受光信号を処理してC
D30に記録された音声信号や再生位置情報等の各種制
御情報を抽出すると共に、その抽出した制御情報に応じ
て記録再生時に生ずる音声信号の誤り訂正を行う信号処
理回路201、信号処理回路20+で得られた制御情報
に基づきスピンドルモータ20eの回転制御を行うCL
Vコントロール回路20m、指令された再生チャンネル
及び信号処理回路201で抽出される位置情報に応じて
スライダモータ20CIを駆動制御し、読取りヘッド2
Of位置を制御したり、ローディングセンサ20dから
の検出信号に基づきローディングモータ20bやソレノ
イド20Gを駆動制御し、CD30をターンテーブル2
Oa上に固定するための各種制御を実行する、CPU2
0o、ROM201)。
RAM20Q、等が備えられている。
また当該CDプレーヤ20には、上記ラジオチューナ1
4と同様、DMAコントローラ20r1シリアルコント
ローラ20S1インタフエース20t、が備えられてい
る。
このため信号処理回路201からの音声信号はDMAコ
ントローラ2Orの動作によってシリアルコントローラ
20S及びインタフェース20tを介してそのまま伝送
線路12上に出力され、上記音声再生装置24で再生さ
れることとなる。
またCPU200では、伝送線路12を流れる信号を処
理して当該CDプレーヤ20操作の為の指令信号を抽出
し、これによって当該CDプレーヤ20を駆動制御する
。つまり当該CDプレーヤ20のCPU200において
も、上記ラジオチューナ14と同様、第15図に示した
如き手順で伝送信号処理が実行され、当該CDプレーヤ
20の駆動制御が実行されるのである。
次に第17図はカセットデツキ16の回路構成を表して
いる。
図に示すように当該カセットデツキ16においても、上
記ラジオチューナ14と同様に、テープ走行切換え回路
16a、メタル切換え回路16b、テープ走行用ツレノ
ド16cの駆動回路16d、これら各部を駆動制御する
為のCPLJ16g、ROM16h、及びRAM161
、を備えた従来と同様のカセットデツキに、テープヘッ
ド16jで読取ったカセットテープに記録された音声信
号をA/D変換して伝送線路12上に出力する為の、ク
ロック信号発生回路16k、増幅器161、低域フィル
タ16m1サンプルホールド回路16n1A/D変換器
160.DMA:lシトローラ16p、シリアルコント
ローラ16q1インタフエース16rを設けることで構
成されている。
このため当該カセットデツキ16では、上記ラジオチュ
゛−す14と同様、テープヘッド16jで読取った音声
信号がクロック信号発生回路16kからのクロック信号
に同期してデジタル信号に変換され、その信号がDMA
コントローラ’161)の動作によってシリアルコント
ローラ16q1インタフエース16rを介して伝送線路
12上に出力されることとなる。
またCPU16gでは、上記ラジオチューナ14やCD
プレーヤ20等と同様、伝送線路12を流れる信号によ
って当該カセットデツキ16を駆動制御する。即ち、当
該カセットデツキ16のCPU16Clにおいても上記
第15図に示した手順で伝送信号処理が終了され、集中
入力・表示装置26や音声入力装置28から出力される
操作指令信号によって当該カセットデツキ16が駆動制
御されるようになるのである。
次に第18図は音声再生装置24の構成を表している。
この音声再生装置24は、伝送線路12上を流れる信号
を処理し、その信号が音声入力装置28以外からの音声
信号であればスピーカ22で再生するためのもので、伝
送線路12と当該音声再生装置24との間でデータのヤ
リとりを行ったり、各種データの入出力制御を実行する
為のインタフェース24a、シリアルコントローラ24
b、及びDMAコントローラ24C1このインタフェー
ス24a及びシリアルコントローラ24bを介して入力
された伝送線路12上の信号を処理する為の、CPU2
4d、ROM24e、及びRAM24f、その入力され
た信号が音声入力装置28以外からの音声信号でおると
き、その音声信号をスピーカ22で再生する為の、クロ
ック信号発生回路24g、D/A変換器24h、低域フ
ィルタ2411及び増幅器24j1が僅えられている。
また上記ROM24e内には、当該音声再生装置24を
駆動するための操作指令を表す音声データや、上記各制
御装置から出力される警告信号に応じて警告音声を発す
る為の音声データが、ホルマント周波数データとして記
録されている。
このように構成された本実施例の音声再生装置24では
、DMAコントローラ24cの動作によって、伝送線路
12に流れる信号がインタフェース24a及びシリアル
コントローラ24bを介して入力され、CPU24dで
、その信号を処理して再生する音声信号再生処理が実行
される。以下この音声信号再生処理を、第19図に示す
フローチャートに沿って説明する。
図に示すように音声信号再生処理が開始されると、先ず
ステップ500が実行され、伝送線路12を流れる信号
がRAM24e内に取込まれたか否か、即ち伝送線路1
2を流れる信号の受信が終了したか否かを判断する。そ
して受信が終了すると、次ステツプ505を実行し、そ
の入力信号が変速制御装置4から出力される警告信号で
あるか否かを判断する。
次に上記ステップ505にて否定判断されると、ステッ
プ510に移行して、今度は入力信号が内燃機関制御装
置2から出力される警告信号であるか否かを判断する。
そしてこの処理においても否定判断されると、ステップ
515に移行して、今度は上記入力信号がサスペンショ
ン制御装置6からの警告信号でおるか否かを判断する。
またこの判断処理においても否定判断されると、ステッ
プ520に移行する。そ1ノでステップ520では、上
記入力信号がブレーキ制御装置8からの警告信号である
か否かを判断し、これによっても否定判断されると、次
ステツプ525に移行して、今度は上記入力信号が定速
走行制御装置10から出力される警告信号であるか否か
を判断する。
次に上記ステップ505〜ステツプ525のいずれかで
、肯定判断されると、即ち上記複数の制御装置のうちの
いずれかで異常が検出されると、ステップ530が実行
され、その警告信号に応じた、即ち制御装置で検出され
た異常内容に応じた音声データをROM24eから読込
み、その音声データに基づき警告音声信号を合成してD
/A変換器20hに出力する、音声合成処理が実行され
る。即ちこのステップ530にて異常内容に応じて予め
設定された警告音声信号がD/A変換器24hに出力さ
れ、低域フィルタ241、増幅器24jを介して、スピ
ーカ22で再生されることとなる。
尚上記ステップ505〜ステツプ525では、上記入力
信号が各制御装置から出力される警告信号であるか否か
を順に判断するようにしているが、これは異常が発生す
ると危険な制御装置からの警告信号を優先して取込むこ
とで、安全性をより向上するためである。
次に上記ステップ525で否定判断された場合、即ち上
記ステップ505〜ステツプ525の処理によって入力
信号が上記各制御装置からの警告信号でないと判断され
た場合には、ステップ535が実行され、今度は上記入
力信号が音声入力装置28から出力された音声信号であ
るか否かが判断され、入力信号が音声入力装置28から
の音声信号であれば、次ステツプ540に移行する。
ステップ540では、その入力された音声入力装置28
からの音声信号を高速フーリエ変換し、次ステツプ54
5にてその変換された音声信号を周波数分析して特徴パ
ラメータを抽出する。そして続くステップ550では、
この抽出された特徴パラメータと、予めROM24eに
記録されている当該音声再生装置24の駆動指令を表す
―ホルマント周波数データの一つと比較し、次ステツプ
555でこれらが一致したか否か、つまり車両乗員が発
した音声が当該音声再生装置24操作の為の指令信号で
あるか否かを判断する。
次に上記ステップ555で音声信号を分析して得られる
特徴パラメータが予めROM24e内に記録されたホル
マント周波数データの一つと一致しないと判断されると
、次ステツプ560に移行して、上記ステップ550及
びステップ555でROM24e内に記録された全ての
ホルマント周波数データについて比較したか否かを判断
し、比較していないホルマント周波数データがあれば再
度ステップ550に移行する。つまり上記ステップ55
0及びステップ555の処理を、ROM24e内に記録
された全てのホルマント周波数データについて実行させ
るのである。そして上記入力された音声信号が当該音声
再生装置24操作の為の指令信号でなく、ROM24e
内に記録された全てのホルマント周波数データと一致し
なければそのまま本ルーチンの処理を終了する。
一方、上記ステップ555で音声入力装置28からの音
声信号が当該音声再生部24操作の為の指令信号である
と判断された場合には、ステップ565に移行する。そ
してこのステップ565では、その認識した指令内容に
応じて当該音声再生装置24を操作する。つまり当該音
声再生装置24は音声信号を再生する為のものでおるの
で、操作指令としては、例えば再生する音量を上げたり
下げたりするための操作指令や、音質を高音或は低音に
変更するといった操作指令が考えられるが、このような
操作指令があったときには、上記増幅器24jの増幅特
性を指令内容に応じて変更することとなる。
次にステップ535にて、伝送線路12からの入力信号
が音声入力装@28からの音声信号ではないと判断され
た場合には、ステップ570に移行して、その入力信号
が音声信号であるか否かを判断する。そして入力信号が
音声信号であれば、そのままD/A変換器24hに出力
し、低域フィルタ241、増幅器24jを介してスピー
カ22にアナログの音声信号を出力させる。つまりこの
処理によって、音声入力装置28以外の機器から出力さ
れた音声信号がそのまま再生されることとなる。
一方上記ステップ570で、入力信号が音声信号でない
と判断された場合には、ステップ580を実行してその
入力信号を解析し、ステップ585でその解析結果に応
じた処理を実行して本ルーチンの処理を終了する。
以上詳述したように、本実施例では、車両に搭載された
内燃機関制御装置2や変速制御装置4等の各種制御装置
で異常が検出されると、その旨を表す警告信号が伝送線
路12上に出力され、音声再生装置24に伝達される。
そして音声再生装置24では、その伝達された警告信号
に応じた音声信号が合成され、スピーカ22から警告音
声が発生される。
このため車両に何等かの異常が発生すると、その旨を車
両乗員に速やかに、しかも確実に報知することができる
。また音声により異常警告がなされるので、異常警告を
行う為の表示装置が不要となり、車内スペースを狭める
ことなく異常に対する処理の仕方等の種々の情報を与え
ることができる。従って従来の警告装置に比べてより安
全性を高めることができる。
また本実施例では、伝送線路12にラジオチューナ14
やカセットデツキ16等の各種電子機器や車両乗員の発
する音声を入力する音声入力装置28が接続され、車両
乗員の発する音声を伝送線路12を介してラジオチュー
ナ14やカセットデツキ16等の各種電子機器に伝達し
、各電子機器側でその音声信号を分析して駆動指令を認
識するようされている。このため、各種電子機器を車両
乗員の発する音声で以て操作でき、その操作性が向上さ
れることとなる。
また更に本実施例では、伝送線路12を介して上記各部
を接続するので、音声信号や制御情報等を伝送する為の
多くの信号線が不要となり、配線が簡単になる。またこ
の伝送線路12に流れる信号はデジタル信号であるので
、外部からの雑音に強く、音声信号や制御情報等を良好
に伝送することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の車両の異常警告装置によ
れば、複数の制御装置に夫々設けられた異常診断手段で
、各制御装置或は制御装置により制御される各種機器の
異常が診断され、異常が発生するとその旨を表す異常信
号が伝送線路上に出力されて、警告音声発生手段でその
異常内容に応じた警告音声が発生される。このため、車
両に応じた異常を車両乗員に速やかに、しかも確実に報
知することができる。また音声による警告を行うので、
警告音声に異常に対する処理の仕方等の情報を容易に付
与することができ、より安全性を向上することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を表す構成図、第2図乃至第19
図は本発明の一実施例を表し、第2図は実施例全体の構
成を表す構成図、第3図は内燃機関制御装置の構成を表
す構成図、第4図は変速制御装置の構成を表す構成図、
第5図はサスペンション制御装置の構成を表す構成図、
第6図はブレーキ制御装置の構成を表す構成図、第7図
は定速走行制御装置の構成を表す構成図、第8図はこれ
ら各種制御装置で実行される警告信号発生処理を表すフ
ローチャート、第9図は集中入力・表示装置の構成を表
す構成図、第10図は音声入力装置の構成を表す構成図
、第11図は音声入力装置で実行される音声入力処理を
表すフローチャート、第12図は自動車電話の構成を表
す構成図、第13図は自動車電話で実行される送受信制
御処理を表すフローチャート、第14図はラジオチュー
ナの構成を表す構成図、第15図はラジオチューナ等で
実行される伝送信号処理を表すフローチャート、第16
図はCDプレーヤの構成を表す構成図、第17図はカセ
ットデツキの構成を表す構成図、第18図は音声再生装
置の構成を表す構成図、第19図は音声再生装置で実行
される音声再生処理を表すフローチャート、である。 Ml、12・・・伝送線路 M2a−M2n・・・制御装置 M3a−M3n・・・異常診断手段 M4・・・警告音声発生手段 2・・・内燃機関制御装置 4・・・変速制御装置 6・・・サスペンション制御装置 8・・・ブレーキ制御装置 10・・・定速走行制御装置 24・・・音声再生装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  各々が共通の伝送線路に接続され、車両に搭載された
    各種機器を制御する複数の制御装置と、該複数の制御装
    置に夫々設けられ、少なくとも上記各種機器及び各制御
    装置のいずれかの異常を診断して、該診断結果に応じた
    異常信号を上記伝送線路に送出する異常診断手段と、 上記伝送線路に接続され、上記異常診断手段から送出さ
    れる異常信号に応じて、予め設定された警告音声を発生
    する警告音声発生手段と、 を備えたことを特徴とする車両の異常警告装置。
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