JPS637315Y2 - - Google Patents

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JPS637315Y2
JPS637315Y2 JP9487185U JP9487185U JPS637315Y2 JP S637315 Y2 JPS637315 Y2 JP S637315Y2 JP 9487185 U JP9487185 U JP 9487185U JP 9487185 U JP9487185 U JP 9487185U JP S637315 Y2 JPS637315 Y2 JP S637315Y2
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JP
Japan
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suction pump
negative pressure
main body
suction
pressure tank
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JP9487185U
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JPS625836U (ja
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  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、食堂、料理店の厨房から下水道管に
至る配管の途中に設けられたグリーストラツプを
清掃するための汚物清掃機に関するものである。
従来の技術 食堂や料理店等では、厨房での調理や食器洗浄
の際に少なからず発生する野菜屑、肉片等を含む
細かな生ゴミや汚水中に含まれる油分が下水道管
に直接流入しないように、上記厨房と下水道管と
の間に生ゴミや油分を補集するための設備、所
謂、グリーストラツプを設置することが義務付け
られている。
上記グリーストラツプは、厨房と下水道管との
間の配管途中に、厨房からの排水汚水を貯留する
貯留槽と、この貯留槽を区画する高さを異にした
複数の仕切板とで構成され、上記汚水中に含まれ
る生ゴミや油分を、上記の仕切板によつて捕集す
る。
考案が解決しようとする問題点 ところで、上記のグリーストラツプにて捕集さ
れた生ゴミや油分はグリーストラツプ内で凝集し
てヘドロ状の汚物として堆積していき、このまま
放置すると、グリーストラツプの捕集限度を越え
て下水道管に流出したり、グリーストラツプを詰
まらせたり、また、上記汚物が腐敗して悪臭の発
生原因となつたり、害虫の発生源となつて食中毒
発生の要因となる恐れがある。
そのため、グリーストラツプの上部に設けたマ
ンホールから上記の汚物を定期的に除去し、グリ
ーストラツプ内を清掃する必要があり、従来は、
この清掃作業を手作業で行なつていた。しかし、
この様な清掃作業を手作業で行なうことは、手間
のかかることであり、また、作業者にとつても甚
だ不衛生な作業であつた。
また、地方自治体の清掃局等に配備されている
バキユームカーによつて上記グリーストラツプ内
の汚物を吸引除去すれば、この清掃作業は短時間
で終了するが、作業に要する費用が非常に高かつ
た。
そこで、食堂、料理店等では、各店に装備でき
る小型軽量で、かつ可搬型の清掃機が要望されて
いた。
問題点を解決するための手段 グリーストラツプ内に付着ならびに堆積した汚
物を吸引除去する清掃機であつて、遠心分離機収
納部と吸引ポンプ収納部とを連設して本体を構成
し、上記本体の下部に移動用の車輪を設け、上記
本体の遠心分離機収納部に、外周面に細かな窓孔
が多数個形成され、上部開口を中蓋でもつて蓋し
た回転筒、上記回転筒を気密状態下に収納する負
圧槽、上記回転筒の内周面に装着され、油分を吸
収する性質の材質から形成された袋状のフイルタ
ー、並びに上記回転筒を回転駆動する駆動用モー
タで構成された遠心分離機を収納し、上記負圧槽
の上部を閉鎖する上蓋に気密に固定した吸込管
を、上記回転筒の回転中心軸線と一致させた状態
で上記中蓋に遊嵌して回転筒の内部に開口させ、
上記本体の吸引ポンプ収納部に、モータによつて
駆動される吸引ポンプを収納し、上記吸引ポンプ
の吸引側を上記負圧槽の下部と適宜の配管を介し
て接続すると共に吐出側を本体の吸引ポンプ収納
部に設けた排水管に接続した汚物清掃機である。
作 用 本考案に係る汚物清掃機は、車輪によつて作業
場所まで移動させた後、吸引ポンプによつて発生
させた負圧によつてグリーストラツプ内に付着並
びに堆積した汚物を水と共に吸込管を経て遠心分
離機の回転筒内に吸引し、この遠心分離機の回転
筒内に収容した油分を吸収する性質の素材から形
成されたフイルターにより、上記汚物に含まれる
油分及び固形分を捕捉して水分のみを連続的に分
離し、この水分を上記吸引ポンプによつて負圧槽
から排水管を経て本体外部に排出する。また、本
考案に係る汚物清掃機は、上記回転筒内に捕集さ
れた脱水汚物をフイルターごと取り出すことがで
きる。
実施例 第1図及び第2図は、本考案に係る汚物清掃機
の一実施例を示す図面である。
第1図において、1は、遠心分離機収納部2及
び吸引ポンプ収納部3からなる本体、4は遠心分
離機収納部2の上部に着脱可能に配置された上
蓋、5は上蓋4に固定された吸込管、6は吸込管
5に接続され、先端に吸込ノズル7を有する可撓
性のホース、8は吸引ポンプ収容部3の上方側面
に配設され、先端に可撓性のホース9を接続した
排水管、10,10は吸引ポンプ収容部3の上面
に立設した取つ手、11,11は、本体1の下部
左右に設けた移動用の車輪、12は本体1の下面
に突設した脚片を示す。
上記遠心分離機収納部2並びに吸引ポンプ収納
部3には、第2図に示す如き遠心分離機20並び
に吸引ポンプ21が収納されている。
上記遠心分離機20は、遠心分離機収納部2の
上半部分に形成された負圧槽22、負圧槽22よ
り下方に設けた2個のベアリング23,23によ
つて回転自在に支承され、先端が上記負圧槽22
の底部を貫通して突出するシヤフト24、このシ
ヤフト24の先端に固着された有底円筒形の回転
筒25、並びに、回転筒25を回転駆動するため
のモータMとで構成される。
上記負圧槽22の上部には、前記の上蓋4が気
密に、かつ、適宜の手段で着脱自在に装着され、
下部にシヤフト24の貫通部には、液密状態を維
持するために、適宜の材質のグランドパツキン2
6が配設されている。また、上記負圧槽22の底
部には吸引ポンプ21に至る配管27が接続され
ている。
上記シヤフト24のベアリング23,23間に
おける部位には、大プーリ28が固着されてお
り、この大プーリ28と、モータMのモータ軸2
9に固着した小プーリ30との間には、Vベルト
31が纒い掛けされている。従つて上記回転筒2
5は、モータ軸29、小プーリ30、Vベルト3
1、大プーリ28を介してシヤフト24に伝達さ
れるモータMの駆動力によつて回転駆動される。
上記回転筒25の側面全周には、多数の細かな
窓孔32,32…が穿設されており、この回転筒
25の内側には、油分を吸収する性質の網状の素
材を袋体に形成してなるフイルター33が収納さ
れている。
上記フイルター33は、回転筒25の外側に折
り返された開口縁を、回転筒25と回転筒25の
上部に適宜の手段によつて着脱自在に係止される
中蓋34との間で挟み込むことによつて上記回転
筒25に装着される。
上記中蓋34は、略中央に、前記上蓋4の裏面
に突出する吸込管5の端部が遊嵌し得る貫通穴3
5が穿孔されており、この中蓋34の裏面側に
は、上記吸込管5の端部と嵌合し得る中心孔36
aを有する鍔形の円板36が、中蓋34の裏面に
固着され中央に上記貫通穴35と同様の貫通穴3
7を有する支持板38によつて中蓋34と支持板
38との間に、移動可能ならびに回転可能に配置
されている。即ち、上記円板36は、吸込管5と
回転筒25の軸線が一致していない場合、回転中
の回転筒25に対して相対的に移動することによ
つて上記軸線の不一致による振動等を除去するた
めのものである。
前記吸引ポンプ収納部3に収納さた吸引ポンプ
21は、例えば、遠心型のもので、この吸引ポン
プ21にも駆動用モータM′が接続されている。
上記吸引ポンプ21の吐出側管は前述の排水管8
と連通している。
以下に、本考案に係る汚物清掃機の操作要領を
説明する。
先ず、フイルター33を回転筒25の内面に密
着させた状態で収容し、フイルター33の上端を
回転筒25の外側に折り返した後、このフイルタ
ー33の折り返し部位の上から上記回転筒25に
中蓋34を係止する。
次に、吸込管5の上蓋4の裏面側に突出する端
部を、中蓋34の円板36に嵌入し、この状態で
負圧槽22の開口部を上蓋4で閉鎖する。
次に、上記汚物清掃機を、所定の、清掃の必要
なグリーストラツプまで移動させる。このとき、
脚片12を浮かした状態で取つ手10,10を引
つぱり、車輪11,11の転動によつて汚物清掃
機を移動させれば楽に目的の場所まで移動でき
る。
次に、吸込管5に吸込ノズル7を有するホース
6を接続し、排水管8には、ホース9を接続して
このホース9の先端を下水管(図示せず)等に配
置する。
然る後、2つの駆動用モータM,M′を起動し
て遠心分離機20並びに吸引ポンプ21を作動さ
せる。すると、吸引ポンプ21は、先ず負圧槽2
2内の空気を配管27を経て吸引し、排水管8か
ら排出して上記負圧槽22内に負圧を生じさせ
る。
この状態で吸込ノズル7をグリーストラツプ内
に付着あるいは堆積した汚物に向けると、負圧槽
22内に生じた負圧によつて、汚物はグリースト
ラツプ内の汚水と共に、吸込ノズル7からホース
6、吸込管5を経て25内に吸込まれる。上記回
転筒25は、モータMによつて回転駆動されてい
るため、回転筒25内に吸込まれた汚物及び汚水
は、回転筒25の内周壁に向つて付勢され、フイ
ルター33によつて濾過される。即ち、上記汚物
に含まれる細かな生ゴミ等の固形分はフイルター
33の網目によつて捕捉され、汚物に含まれる油
分は、フイルター33の素材自体によつて吸収さ
れる一方、上記汚物に含まれる水分並びに汚水
は、フイルター33の網目によつて濾過された
後、回転筒25の窓孔32,32…を経て負圧槽
22内に張り飛ばされる。この負圧槽22内に振
り飛ばされた水分は、前記吸引ポンプ21によつ
て、配管27に吸込まれ、排水管8からホース9
を介して排出される。尚、上記汚物は、清掃作業
の進行に伴ない、回転筒25の内周面に、脱水さ
れて中空円柱状に蓄積される。
以上の如くしてグリーストラツプ内の汚物の清
掃が完了すれば、汚物清掃機の各駆動用モータ
M,M′を停止し、各ホース6,9を取り外した
後、上記汚物清掃機を所定の収納場所に収納して
おく。
上記汚物清掃機の回転筒25内に分離蓄積され
た汚物は、上蓋4、中蓋34を外した後、フイル
ター33ごと回転筒25から取出してごみ箱等に
捨てればよい。
尚、上記実施例においては、本体1の下面に脚
片12を突設してあるが、この脚片12の代りに
キヤスタ等を取付けてもよく、このようにすれば
本考案装置を直立状態のまま移動させることがで
きる。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る汚物清掃機
は、吸引ポンプによつて発生させた負圧によりグ
リーストラツプ内に付着並びに堆積した汚物を水
と共に吸込管を経て遠心分離機の回転筒内に吸引
し、この遠心分離機の回転筒内に収容した油分を
吸収する性質の素材から形成されたフイルターに
より、連続的に上記汚物に含まれる油分及び固形
分を捕捉して水分のみを分離し、この水分を上記
吸引ポンプによつて負圧槽から排水管を経て本体
外部に排出するようにしたので、上記汚物の処理
能力が非常に高く、また、処理能力が非常に高い
にもかかわらず装置の小型化が可能で、上記汚物
清掃機の下部に配設した車輪を利用して容易に移
動させることができる。更に本考案に係る汚物清
掃機では、上記回転筒内に捕集された脱水汚物
を、この汚物に全く手を触れることなくフイルタ
ーごと取り出してゴミ箱等に捨てることができる
ので、作業後の脱水汚物の処理が極めて簡単で、
かつ、衛生的に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る汚物清掃機を例示する全
体斜視図、第2図は上記汚物清掃機の内部構造を
例示する概略側面図である。 1……本体、2……遠心分離機収納部、3……
吸引ポンプ収納部、4……上蓋、5……吸込管、
8……排水管、11,11……車輪、20……遠
心分離機、21……吸引ポンプ、22……負圧
槽、25……回転筒、27……配管、32……回
転筒の窓孔、33……フイルター、34……中
蓋、M……駆動用モータ、M′……モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 グリーストラツプ内に付着ならびに堆積した汚
    物を吸引除去する清掃機であつて、 遠心分離機収納部と吸引ポンプ収納部とを連設
    して本体を構成し、 上記本体の下部に移動用の車輪を設け、 上記本体の遠心分離機収納部に、外周面に細か
    な窓孔が多数個形成され、上部開口を中蓋でもつ
    て蓋した回転筒、上記回転筒を気密状態下に収納
    する負圧槽、上記回転筒の内周面に装着され、油
    分を吸収する性質の材質から形成された袋状のフ
    イルター、並びに上記回転筒を回転駆動する駆動
    用モータで構成された遠心分離機を収納し、上記
    負圧槽の上部を閉鎖する上蓋に気密に固定した吸
    込管を、上記回転筒の回転中心軸線と一致させた
    状態で上記中蓋に遊嵌して回転筒の内部に開口さ
    せ、 上記本体の吸引ポンプ収納部に、モータによつ
    て駆動される吸引ポンプを収納し、上記吸引ポン
    プの吸引側を上記負圧槽の下部と適宜の配管を介
    して接続すると共に吐出側を本体の吸引ポンプ収
    納部に設けた排水管に接続したことを特徴とする
    汚物清掃機。
JP9487185U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPS637315Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9487185U JPS637315Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JP9487185U JPS637315Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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JPS625836U JPS625836U (ja) 1987-01-14
JPS637315Y2 true JPS637315Y2 (ja) 1988-03-02

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ID=30958775

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JP9487185U Expired JPS637315Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010082609A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Yamaha Motor Co Ltd 液処理装置
JP6345746B2 (ja) * 2016-10-31 2018-06-20 成田空港給油施設株式会社 燃料保管用タンクの洗浄廃液処理方法及びそれに用いる可搬式油水分離装置

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JPS625836U (ja) 1987-01-14

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