JPS6053614B2 - 電気掃除機の除塵装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気掃除機の、特にプレフイルターの除塵装置
に係るものである。

従来の技術 従来の電気掃除機においては塵埃を捕獲するフィルター
の前に合成繊維等の網目状のプレフイルターを配置して
粗塵を捕獲するようにしている。

発明が解決しようとする問題点しカルながら、このもの
では粗塵の中でも繊維屑等綿状のものはこの網目にから
みついて、ごみ捨て時に第４図に示すようにプレフイル
ターとともにからみついた状態で引出され、引出し途中
で床面に落ちて汚したり、またこれを除去するには手で
直接からみついた粗塵を引き外したりしなければならず
、大変非衛生的であつた。

さらにプレフイルターに振動を与える考え方も「６ｔｌ
ノ、ｎｌ４）■ｉ（ｈＬｂ、ι：曇、Ｌ゛４ぺ”、亡コ
魯、からみついているため除塵が困難であつた。

これに対し、本発明者らはプレフイルター自体を回転し
て除塵するタイプのものを開発したが、一般家庭では股
座容器の形状によつてはプレフイルターと塵埃が共に回
転し、除塵効果が十分発揮されない場合が発生した。本
発明は、股塵容器内の塵埃とプレフイルターが共回りす
るのを防止し、効果的なプレフイルター除塵を行ない、
上記非衛生的な状態、あるいは、作業をなくすプレフイ
ルター除塵装置を得たものである。

問題点を解決するための手段 このような従来の問題点を解消するために、本発明は、
収塵室と細塵を捕獲する主フィルターとの間に粗塵を捕
獲する回転自在な円盤形のプレフイルターを配設し、上
記プレフイルターの外周面に直交状に対応する股座容器
の内壁下部全体形状をプレフイルターと非同心円状にな
るように設定したものである。

作用 上記の構成において、収塵室に収集された粗塵は、その
内壁下部全体形状がプレフイルターと非同心円状になつ
ているため、同プレフイルターと共回りすることがなく
、このプレフイルターに対して相対的運動を行なう。

したがつて、プレフィルターは上記粗塵そのものによつ
て除塵されることとなる。

また上記除塵機能は収塵室内の粗塵収集量が少ないとき
も発揮される。実施例 以下その一実施例を図面とともに説明する。

第１〜４図において１は電気掃除機本体（以下本体と称
す）、２は本体１に内装された電動送風機、３は後輪、
４は前輪、５は上記本体１に着脱自在に結合された収塵
容器、５ａはホース（図示せず）を接続する接続口、６
は収塵容器を運搬する把手、７は本体１と収塵容器５と
の結合状態を保つ尾錠、８は収塵容器５と本体１との間
タイト用ゴム９を支持する支持枠で、主フィルター１０
の前部枠体１０ａと一体に成形された回転軸１０ｂを支
持する軸受８ａが形成されている。８ｂは支持枠８に形
成した通気孔、１１は回転軸１０ｂの他端に取付けられ
たギヤー、１２はコードリール（図示せず）の回転と連
動したクラッチ１３とかみ合い、かつその駆動力をギヤ
ー１１に伝達するギヤー、１５は軸受８ａに固定された
主フィルター１０の壁をはじく除塵体である。

１６はごみタイト用バッキングで、主フィルター１０の
後部枠体１０ｃより突出したリブ１０ｄの外周に圧入さ
れ、支持枠８に回動自在に圧接されて気密を保持してい
る。

１７はプレフィルターで、粗塵と細塵とを分離する。

また、上記プレフィルター１７の外周はフィルターカバ
ー１８に取付けられたタイト用パッキン１９に接してお
り、主フィルター１０側に粗塵が入りこむのを防止する
。そして上．記プレフィルター１７は前記主フィルター
１０の枠体１０ａに固定され、同主フィルター１０と一
体に回転する。１４は第３図ａに示すようにプレフィル
ター１７の前に位置する収塵室で、第３図ｂのように下
．部内壁がプレフィルター１７と同心円弧にならないよ
うな形状に形成されている。

また第２図に図示するように、主フィルター１０は円状
に多数の襞を有し、かつ、除塵体１５は主フィルター１
０の下部をたたくように構成されている。以上の構成に
おいて、コードを引張りコードリールを回転させるかあ
るいは本体１より収塵箱５を外し手動によりギヤー１１
を回転させることにより、主フィルター１０が回転しか
つ同時にプレフィルター１７も回転する。これにより主
フィルター１０の全周に付着している細塵は同主フィル
ター１０が下部に来た時に、除塵体１５により襞がたた
かれて落下する。収塵容器５内の粗塵は、収塵容器５の
形状、すなわち一実施例として第３図ａに示すようにプ
レＬフィルター１０と非同心円形状にそつてたまつてい
るため、このプレフィルター１７が回転しても粗塵は静
止している。このため、収集粗塵はプレフィルター１７
の網目にからみついている粗塵をかき取り、そのプレフ
ィルター１７の捕獲面を大変きれいに除塵する。また一
般家庭では収塵容器５に充分塵埃がたまらない状態、す
なわち半分以下の塵埃でごみ捨てされる場合がしばしば
あるが、少ない塵埃量の時でも前述のような形状の収塵
容器５であれば、その下部の凹部より重力により塵埃が
たまりはじめる。

従つて、少量の塵埃の場合も、たまつた塵埃により、プ
レフィルター１７に付着した塵埃がこすられ除塵される
ものである。

発明の効果 このように本発明によれば、塵埃量の少ない時でも、プ
レフィルターの除塵ができ、また塵埃量の多い時は、よ
り確実に同プレフィルターの除塵ができるため、きわめ
て良好なフィルター性能を確保できるもので、その工業
的価値はきわめて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電気掃除機の縦断面
図、第２図はフィルター装置の分野斜視図、第３図ａは
第１図におけるＡ−Ａ断面図、ｂはａに相当する従来例
を示す。 第４図は従来の電気掃除機のごみ捨て時の状態を示す斜
視図である。５・・・収塵容器、１０・・・主フィルタ
ー、１４・・・収塵室、１７・・・プレフィルター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 収塵室と細塵を捕獲する主フィルターとの間に粗塵
   を捕獲する回転自在な円盤形のプレフイルターを配設し
   、上記プレフイルターの外周面に直交状に対応する収塵
   容器の内壁下部全体形状をプレフイルターと非同心円状
   になるように設定した電気掃除機の除塵装置。