JPS6372825A - 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPS6372825A
JPS6372825A JP18675987A JP18675987A JPS6372825A JP S6372825 A JPS6372825 A JP S6372825A JP 18675987 A JP18675987 A JP 18675987A JP 18675987 A JP18675987 A JP 18675987A JP S6372825 A JPS6372825 A JP S6372825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annealing
rolling
temperature
cold
rolled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18675987A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Iguchi
征夫 井口
Isao Ito
伊藤 庸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP18675987A priority Critical patent/JPS6372825A/ja
Publication of JPS6372825A publication Critical patent/JPS6372825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/12Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
    • C21D8/1294Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a localized treatment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 低鉄損薄手一方向性珪素鋼板の表面性状改善とさらに2
次再結晶集合組織の制御による磁束密度の向上に関連し
てこの明細書で述べる技術内容は上記珪素鋼板の安定し
た工程における製造を可能ならしめることについての開
発研究の成果を提案することにある。
一方向性珪素鋼板は変圧器、電気機器の鉄心材料として
利用できるもので磁束密度(B、。渣で代表される)が
高く、鉄損(W+77s。値で代表される)が低いこと
が要求されている。
この目的の達成のために今までにおびただしい数の改善
がなされ、今日では磁束密度BIGが1.89T以上で
、鉄損W1775゜が1.05 W/kg以下の低鉄損
を有する一方向性珪素鋼板が製造されるようになった。
しかしながらエネルギー危機を境にしてより鉄損の低い
一方向性珪素鋼板の製造が急務の問題となり、今日では
欧米を中心にして超低鉄損珪素鋼板についてはボーナス
を附するという制度(Loss evaluation
 system)が普及して来ている。
(従来の技術) このように鉄損値を著しく低くした一方向性珪素鋼板の
製造方法としては、最近に至り次のような方法が提案さ
れている。
すなわち、特公昭57−2252号公報に記載されてい
るように、最終仕上焼鈍における不適当な方位の結晶粒
の成長を抑制するためのインヒビターとしてAIN析出
相を利用し、かつ製品の一方向性珪素鋼板の表面に圧延
方向に対しほぼ直角にレーザービームを数mm間隔で照
射することによって鋼板表面に人工粒界を導入し、この
人工粒界によって鉄損を小さくする方法である。
しかしながらこの提案の人工粒界導入方法では、局部的
に高転位密度領域を形成させであるため、このような処
理を行った製品は350℃程度以下の低温でしか安定に
使用出来ない問題があり、またレーザー照射後は製品の
絶縁性が劣化するから、再絶縁被膜形成処理を施さなけ
ればならず、そのためコストが上昇して製品の価格が極
めて高くなるなど、種々の問題がある。上掲引用の如き
AIN析出相を利用した一方向性珪素鋼板の製造方法に
おいては、インヒビターとしてAINと共存させるMn
Sを解離固溶させるために、熱間圧延前のスラブ加熱を
通常の鋼の場合よりも高温で行う必要があるが、このよ
うな高温でのスラブ加熱を施せば、スラブ加熱時あるい
は熱間圧延時に熱間割れを生じて製品に表面欠陥が発生
し易く、特に熱間加工性を阻害するSlの含有量が3.
0%を越えれば製品の表面性状が著しく劣化する。
この点先に発明者らが特開昭59−85820号公報に
開示したようにAIN析出相を利用した場合、Si含有
量の高いS i 3.1〜4.5%の珪素鋼素材が本質
的に高磁束密度で低鉄損の製品を得るに適した素材であ
ることに着目し、その場合の欠点である表面性状の劣悪
化を解決する手段として、熱延前の素材表面相にMOを
濃化させることにより高Si含有量でも表面性状を良好
になし得る。しかしこの新しい手法により製品の表面性
状は以前に比べて大幅に改善されたが、最近、低鉄損を
得るため0.23〜0.17 mm厚に薄手化した製品
に関しては表面性状の向上効果が少なく大きな問題とし
て残されている。
これとは別にAIN析出相を利用して薄手化した製品を
製造しようとすると、本来強冷延−回法によっていたた
め、二次再結晶粒が極めて不安定になり、Goss方位
に強く集積した2次再結晶粒を発達させることが困難で
あるという問題があった。
ごく最近特開昭59−126722号公報において、高
Si含有量の下でAIN析出相を利用して薄手化した製
品を安定製造するためには、従来の一回の強冷延性を大
幅に変えた2回の冷間圧延をとくにAINのほかに小量
のCuとSnとを複合添加した組成の熱延素材に適用す
ることが開示された。
この手法は薄手化した製品の鉄損を安定して低下させる
のに効果的ではあるが、通常Siを増量した状況下では
スラブの高温加熱を必要とするので、表面性状の優れた
製品を得ることが困難であることと、さらに2次再結晶
粒の安定化のために小量のSnとCuを添加するため製
品が大幅にコスト高となる、まだ解決されるべき問題が
多く残されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで一方向性珪素鋼板の鉄損を低下させる方法とし
ては、 ■珪素鋼中のSi含有量を高めること、■製品板厚を薄
くすること、 ■鋼板の純度を高めること、 ■製品の2次再結晶粒のGoss方位集積度を低下させ
ないで細粒の2次再結晶粒を発達させること などが基本的に考えらでいる。
まず■に関してSi含有量を通常の3.0%より増加し
たり、■に関して通常製品板厚0.35゜0、30 m
mより薄い0.23. 0.20mmにすることが試み
られたが、何れも2次再結晶組織が不均一となり、Go
ss方位集積度が低下する問題が生じる。
加え■に従い通常よりもSi含有量を増加させた場合、
熱間ぜい化が顕著となり、スラブ加熱あるいは熱間圧延
途中で熱間割れを生じ、製品の表面性状が著しく劣化し
てしまうことはすでに述べた。
一方において■の鋼板の純度向上又は■の方向性の改善
に関しては、現在極限と考えられる所まで来ている。例
えば現行製品の2次再結晶粒のGoss方位はすでに圧
延方向に平均3°〜4゜以内に集積していて、このよう
に高度に集積した状況で結晶粒径をさらに小さくするこ
とは冶金学上きわめて困難とされている。
この発明は以上の事情を背景としすでに述べた従来技術
の最近の動向に鑑み表面性状が曙めそ優れしかも鉄損が
著しく小さく、またさらには高磁束密度の薄手一方向性
珪焉鋼板の、工業的に安定してとくに有利に製造し得る
方法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的は次のように成就される。
C0.03〜0.08wt%、 31 3、1〜4.5wt%、 Mn  0.02〜2wt%、 Mo  0.003〜0.1wt%、 酸可溶AI  0.005〜0.06wt%、  。
そしてSおよびSeのいずれか1種または2種を合計量
で0. O05〜0.1wt%、を含み、残部実質的に
Feよりなるスラブを熱間圧延して熱延板とした後、圧
下率10〜60%の1次冷間圧延を施し、ついで中間焼
鈍を施す際に500℃から900℃までの温度範囲を加
熱速度毎秒5℃以上で昇温し、中間焼鈍後900℃から
500℃までの温度範囲を冷却速度毎秒5℃以上で昇温
した後、圧下率75〜90%の2法論間圧延を施し0.
1〜0.25 mm厚の最終板厚に仕上げた薄手冷延板
を、その表面上に、局所的にSn、  Pb。
As、Sb、Bi、S、Se、Te、Mg、Ca。
3r、Ba、におよびNaを含む化合物のうちから選ば
れる少なくとも一種を含む希薄溶液又は希薄懸濁液の塗
布領域の区画形成を経て、湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍後高温仕上焼鈍することを特徴とする表面性状の優
れた低鉄損薄手高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造方法
、 C0,03〜0.08wt%、 Si3.1〜4.5wt%、 Mn  0.02〜2wt%、 Mo0.003〜0.1wt%、 酸可溶AI  0.005〜0.06wt%、そしてS
およびSeのいずれか1種または2種を合計量で0.0
05〜0.1wt%、さらにSb0.2wt%以下 を含み、残部実質的にFeよりなるスラブを熱間圧延し
て熱延板とした後、圧下率10〜60%の1次冷間圧延
を施し、ついで中間焼鈍を施す際に500℃から900
℃までの温度範囲を加熱速度毎秒5℃以上で昇温し、中
間焼鈍後900℃から500℃までの温度範囲を冷却速
度毎秒5℃以上で昇温した後、圧下率75〜90%の2
法論間圧延を施し0.1〜0.25 mm厚の最終板厚
に仕上げた薄手冷延板を、その表面上に、局所的にSn
、  Pb。
As、Sb、Bi、S、Se、Te、Mg、Ca。
Sr、Ba、におよびNaを含む化合物のうちから選ば
れる少なくとも一種を含む希薄溶液又は希薄懸濁液の塗
布領域の区画形成を経て、湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍後高温仕上焼鈍することを特徴とする表面性状の優
れた低鉄損薄手高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造方法
、 C0,03〜0.08wt%、 Si3.1〜4.5wt%、 Mn  0.02〜2wt%、 Mo0.003〜0.1wt%、 酸可溶AI  0.005〜0.06wt%、そしてS
およびSeのいずれか1種または2種を合計量で0.0
05〜0.1wt%、さらにCub、2wt%以下およ
びSn0.2wt%以下 を含み、残部実質的にFeよりなるスラブを熱間圧延し
て熱延板とした後、圧下率10〜60%の1次冷間圧延
を施し、ついで中間焼鈍を施す際に500℃から900
℃までの温度範囲を加熱速度毎秒5℃以上で昇温し、中
間焼鈍後900℃から500℃までの温度範囲を冷却速
度毎秒5℃以上で昇温した後、圧下率75〜90%の2
法論間圧延を施し0.1〜0.25 m厚の最終板厚に
仕上げた薄手冷延板を、その表面上に、局所的にSn、
Pb。
As、Sb、Bi、S、Se、Te、Mg、Ca。
Sr、Ba、におよびNaを含む化合物のうちから選ば
れる少な(とも一種を含む希薄溶液又は希薄懸濁液の塗
布領域の区画形成を経て、湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍後高温仕上焼鈍することを特徴とする表面性状の優
れた低鉄損薄手高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造方法
発明者らは3.1〜4.5%の高珪素含有量の下でのA
IN析出を目の利用による薄手一方向性珪素鋼板を製造
する際、素材中に少量のMoを添加することによって表
面性状の優れた製品が得られまた、急熱・急冷の中間焼
鈍を含む2回の冷間圧延の採用によってきわめて安定し
た工程で低鉄損を有する一方向性珪素鋼板の製造が可能
であることを発見した。その実験的事例につき、まず具
体的に説明する。
C0,048wt%、Si3.40wt%、Mn0.0
69wt%、Mo 0.025wt%、酸可溶Al0.
026wt%およびSo、025wt%を含み残部実質
的にFeよりなる鋼塊(供試鋼I)およびCo、053
wt%、Si3.42wt%、Mn0.082wt%、
酸可溶AI0.027wt%、So、024wt%、S
n0.11wt%およびCu0.Q9wt%を含み残部
実質的にFeよりなる鋼塊(比較鋼I)を何れも142
0℃で4時間加熱してインヒビターを解離・固溶した後
、熱間圧延して2.2 mm厚の熱延板とした。
その後70%以下の圧下率で1法論間圧延を行なって後
、1050℃で3分間の中間焼鈍を行なった。この中間
焼鈍の際には500℃から900℃までの昇温は10℃
/Sの急熱処理を施し、また中間焼鈍後900℃から5
00℃まで15℃/Sの急冷処理を施した。
その後70%〜91%圧下率で2次冷間圧延を施して0
.20 mm厚の最終板厚の冷延板としてのち、850
℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施した。
その後鋼板表面上にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を
塗布して、とくに850℃〜1100℃までの間を8℃
/hrで昇温しで2次再結晶させた後、1200℃で1
0時間乾水素中で純化焼鈍を施した。
そのときの製品の磁気特性および表面欠陥発生率(鋼板
表面上に存在する表面キズのブロック発生率を%で表示
)を第1図に示す。
第1図の・印に示すプロットから明らかなように素材中
にMoを含有する供試鋼Iによる製品は1法論間圧延の
圧下率が10〜60%(特に20〜40%)において磁
気特性が良好で、しかも製品の表面欠陥発生率が6%以
下(1法論間圧延の圧下率が20〜50%の範囲におい
て2%以下となる)であることが注目される。
これに対して従来通りの組成の比較鋼Iによる製品の磁
気特性は同図○印のプロットに明らかなように81゜、
 W+tyso共にMo添加材よりも若干悪く、とくに
製品の表面欠陥発生率は6〜18%と極端に高い。
次にC01049wt%、Si3.45wt%、Mn0
.070wt%、Mo0.020wt%、酸可溶AI0
.028wt%、So、026wt%を含み残部実質的
にFeよりなる鋼塊(供試鋼■)を1410℃で5時間
加熱してインヒビターを解離・固溶した後、熱間圧延し
て2.2 mm厚の熱延板とした。
その後圧下率約40%の1法論間圧延を施した後105
0℃で3分間の中間焼鈍を行なった。この中間焼鈍の際
に500℃から900℃までの昇温速度、中間焼鈍後の
900℃から500までの冷却速度を何れも1℃/S〜
100℃/Sまでの範囲で実験を行なった。
中間焼鈍後の鋼板に圧下率約83%の2次冷間圧延を施
して0.23mm厚の最終冷延板とし、その後850℃
の湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施した後、鋼板表
面上にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後8
50℃から1100℃まで10℃/ h rで昇温しで
2次再結晶させた後、1200℃で10時間乾水素中で
純化焼鈍を行なった。そのときの製品の磁気特性を第2
図に示す。
第2図から明らかなように中間焼鈍時に500℃から9
00℃までの昇温速度及び中間焼鈍後の900℃から5
00℃までの冷却速度を5℃/S以上なかでも10℃/
S以上とした場合において著しく磁気特性の優れた製品
を得ることができる。
このような中間焼鈍時の急熱・急冷処理による特性向上
の理由は発明者らが既に特開昭59−35625号公報
(前出)に開示したと同じように(110)<001>
方位の集合組織を優先的に発達させるのに有利なためと
考えられる。
なお、さきに触れたように特開昭59−126722号
公報における、冷延2回法のAIN析出相利用による薄
手一方向性珪素鋼板の製造方法では、従来の強冷延1回
法の際における均一化焼鈍後の急冷処理によるAINの
微細析出処理を、1法論間圧延後の中間焼鈍後の冷却過
程に援用するにすぎないのに反して中間焼鈍後の急冷の
みならず、中間焼鈍の昇温過程における急熱との組合わ
せにつき、とくにMoを含有する場合に限ってすぐれた
磁気特性が得られることが新たに解明された。
さてこの発明の基本となった解明の経緯を下に説明する
C0,053wt%、Si3.43wt%、MTlo、
072−t%、MOo、023wt%、酸可溶Al0.
028wt%、So、027wt%を含み残部実質的に
Feよりなる鋼塊(供試鋼1) 、G0.Q 56れ%
、S i 3.46wt%、Mn 0.066wt%、
酸可溶AI0.026wt%、So、026wt%、S
n091wt%、CuO11wt%を含み残部実質的に
Feよりなる鋼塊(比較鋼■)を何れについても143
0℃で3時間加熱してインヒビターを解離・固溶した後
、熱間圧延して2.2 mm厚の熱延板とした。
その後70%以下の圧下率で1法論間圧延を行なった後
、1100℃で3分間の中間焼鈍を行なった。この中間
焼鈍の際には500℃から900℃までの昇温は加熱速
度13℃/Sで急熱処理し、また中間焼鈍後900℃か
ら500℃まで冷却速度18℃/Sで急冷処理した。
その後70%〜91%圧下率で2次冷間圧延を施して0
.20 mm厚の最終冷延板としたが、冷間圧延の途中
で250℃の温間圧延を施した。
その後鋼板表面を温度110℃において脱脂した後JS
0.の希薄水溶液(80℃で0.01mol/1)をス
プレーで圧延方向と直角に5 mm間隔で0.5 mm
幅で塗布した。また参考のために鋼板表面を脱脂したま
まの試料(参考例)も同時に用意した。
これらの試料は850℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍を施した後、鋼板表面上にMgOを主成分とする焼
鈍分離剤を塗布した後850℃から1100℃まで10
℃/hrで昇温して2次再結晶させた後、1200℃で
10時間乾水素中で純化焼鈍を施した。
そのときの製品の磁気特性および表面欠陥発生率(鋼板
表面上に存在する表面キズのブロック発生率を%で表示
)を第3図に示す。
第3図から明らかなように素材中にMOを添加した供試
鋼■(閣1口叩きは1法論間圧延の圧下率が10から6
0%(特に20〜40%)において磁気特性が良好で、
しかも製品の表面欠陥発生率が3%以下(とくに1次冷
間圧延圧下率が20〜50%の範囲において1.0%以
下)であることが注目される。これに対して従来組成の
比較鋼■(ム、△印)の特性はB+o+ W+t/so
共にMO添加材よりも若干悪く、かつ製品の表面欠陥発
生率は6〜20%と極端に高い。
次に最終冷延板表面上にJS0.の希薄水溶液をスプレ
ーで圧延方向と直角に511II11間隔に0.5mm
幅で塗布したときの磁気特性は、供試鋼■の■印プロッ
トのように1次冷間圧延圧下率30〜40%(2法論間
圧延圧下率87〜85%)で、W 1775゜が0.7
21vV/ kgと極端に磁気特性が良好であり、しか
も製品の表面欠陥発生率も1%以下と良好である。
これに対してMoを添加しない比較鋼■による塗布処理
においてもム印プロットのように鉄損W、、、、。がが
1次冷間圧延圧下率30〜40%に右いて0.75W/
kgと良好であるが、製品の表面欠陥発生率が6〜7%
と高い。
従ってこれらの実験例から表面性状の優れた低鉄損薄手
一方向性珪素鋼板を製造するには高珪素材中に小lのM
Oの添加を行うこと、冷延2回法を採用すること、そし
て最終冷延板表面上に特定した元素を含有する希薄水溶
液又は懸濁液塗布を区画形成することの結合によって達
成されることを示している。
これらの一部の構成はすでに特願昭58−220134
号明細書において冷間圧延終了後の冷延鋼板の表面上に
局部的にSn、Pb、As。
Sb、Bi、S、SeおよびTeまたはそれらの化合物
のうちから選ばれる少なくとも一種を含む希薄水溶液又
は希薄懸濁液を塗布して、脱酸遅滞領域を区画形成する
ことによる鉄損の低い一方向性珪素鋼板の製造方法とし
て発明者らが提案しているところであるが、最終冷延板
表面塗布前に急熱・急冷の中間焼鈍を含む冷延2回法を
用いることにより、とくに2次再結晶粒の安定成長を図
ること、とくに第4図から明らかなとおり最終冷延板表
面塗布の際の塗布液の温度を40℃〜100℃及び/又
は鋼板の温度を20〜300℃で処理すること、さらに
上記の脱炭遅滞剤と遅滞剤とのみでなく、Mg、Ca、
Sr、Ba、におよびNaを含む化合物の希薄水溶液の
塗布あるいはこれらの脱炭遅滞剤の混合により、きわめ
て安定した工程で特性向上を図ることができることの発
見がさらに加わっている。
次に供試鋼■としてco、o61wt%、Si3.45
vt%、Mn 0.076wt%、Mo0.025wt
%、酸可溶AI0.026wt%、So、030wt%
を含み残部実質的にFeよりなる鋼塊を溶製し、145
0℃で3時間加熱してインヒビターを解離・固溶した後
、熱間圧延して2.2 mm厚の熱延板とした。
その後約30%の圧下率で1法論間圧延う行なった後、
1050℃で3分間の中間焼鈍を行なった。この中間焼
鈍の際には500℃から900℃までの昇温は15℃/
Sで急熱処理し、また中間焼鈍後900℃から500℃
までの降温は20℃/Sで急熱処理した。
その後約85%の圧下率で2次冷間圧延を施して最終厚
0.23 matの冷延板としたが、この冷間圧延途中
で250℃の温間圧延を施した。
その後脱脂処理により鋼板表面を清浄にするとともに鋼
板の表面温度を約100℃に保った状態での希薄水溶液
の種類と水溶液の液温を100℃以下で種々に変え、圧
延方向にほぼ直角でrVJ隔5m、幅0.5 mmでス
プレー塗布した。また比較のために鋼板表面を脱脂した
ままの試料も同時に用意した。
これらの試料は830℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶
焼鈍を施した後、鋼板表面上にMgOを主成分とする焼
鈍分離剤を塗布した後、850℃から1100℃まで1
0℃/hrで昇温しで2次再結晶させた後、1200℃
で10時間乾水素中で純化焼鈍を施した。そのときの製
品の磁気特性を第4図に示す。第4図から明らかなよう
に鋼板表面上の塗布液の温度は(A)〜(E)で区別し
た塗布液の種類によらずすべてを通し40℃以上で良好
な磁気特性を示すことが注目される。
すなわち脱脂後の最終冷延板表面上に圧延方向にほぼ直
角方向に一定間隔でスプレー塗布する際は、スプレーの
希薄水溶液のスプレ一温度を高温にすることによってス
フレ−領域とスプレーしない領域の濃度差を強くするこ
とによってさらに特性向上を図ることができることを示
している。
以上のように素材中にMoを添加すること、冷延2回法
を採用すること、そして脱炭・1次再結晶前の鋼板表面
上に限定された希薄水溶液を区画形成させることによっ
て、安定した工程で良好な鉄損と表面性状とを有する一
方向性珪素鋼板の製造力で可能であることを見出した点
で前掲した先行技術とは発想の基本を異にし、またそれ
らの工程の採用によって得られる効果も従来に比べては
るかにすぐれている。
(作 用) この発明において、Siは前述したとおり珪素鋼板の電
気抵抗を高めて過電流損を減少させるのに有効な元素で
、とくに薄手製品の鉄損を減少させるため3.1wt%
以上とする必要がある。しかしSi含有量が4.5wt
%を越えると冷間圧延の際の脆性割れが生じ易くなるか
ら、Si含有量を3.1〜4.5vt%の範囲とした。
なお従来のA I Nをインヒビターとして利用する通
常の一方向性珪素鋼板のSi含有量は2.8〜3.Qw
t%程度であり、またSiを増加させた場合第1図、第
3図に示した比較w41. I[[のように製品の表面
性状が著しく劣化するが、この発明において素材中に0
.003〜0.1wt%のMOを添加することによって
表面欠陥発生が防止可能となったものである。
この素材中に添加するMO量は0.003wt%未満で
は磁気特性向上ならびに表面欠陥発生の防止力が弱く、
また0、1%をこえると脱炭時に鋼中の脱炭を遅らせる
ため0.003〜0.1wt%の範囲に限定すべきであ
る。
Alは鋼中に含まれるNと結合してAINの微細析出物
を形成し、強力なインヒビターとして作用する。とくに
薄手一方向性珪素鋼板の製造においてGoss方位に強
く集積した2次再結晶粒を発達させるためには0.OO
5〜0.06wt%の範囲の酸可溶AIが必要である。
酸可溶Alが0.QQ5wt%未満ではインヒビターと
してのAIN微細析出物の析出量が不足し、(110)
<001>方位の2次再結晶粒の発達が不充分となり、
一方0.06wt%を越えれば再び(110)<001
>方位の2次再結晶粒の発達が著しく悪くなる。
S、SeはAINとともにMnSもしくはMnSeの分
散析出相を形成してインヒビター効果を増進させる。S
またはSeは合計量で0.005wt%よりも少なけれ
ばMnSまたはMnSeによるインヒビター効果が弱く
、一方今計量で0.1wt%を越えれば熱間および冷間
加工性が著しく劣化するから、S、Seの1種または2
種は合計量で0、005〜0.1wt%の範囲内とする
必要がある。
なおこのような合計量範囲内においても、Sが0.00
8wt%より少ない場合もしくはSeが0.003wt
%より少ない場合にはそれぞれインヒビター効果が不足
し、一方それぞれ0.05wt%を越えれば熱間および
冷間加工性が劣化するから、Sは0.008〜0.5v
t%の範囲内、Seは0.OO3〜0.05賀t%の範
囲内とすることが望ましい。
この発明の方法に適合する素材としては、上述のように
3.1〜4.5%のSiを含有しかつ少量のMOとAI
とSおよびSeを含有している必要がある。CはA I
 Nの微細析出に関連して、熱延板焼鈍中に鋼板の一部
にT変態を生せしめるために必要であり、この発明のS
i含有量3.1〜4.5wt%の範囲ではC含有量は0
.030〜0.080wt%が必要である。
Mnは0.02〜2wt%含有されている必要がある。
Mnが0.02wt%未満ではM n Sインヒビター
を作ることができないため1次再結晶粒成長抑制不足と
なり、また2wt%を越えるとMnSインヒビターが解
離不能となりインヒビター効果が弱くなるためMnは0
.02〜2wt%の範囲に限定した。
sbを0.2wt%以下に限定する理由は0.2%を越
えるとsbの結晶粒界への偏析が大きくなり、珪素鋼の
粒界ワレが多発するため、sbは0.2wt%以下にす
べきである。次にCu0.2wt%以下およびS nw
t%以下に限定する理由は、CuとSn共にインヒビタ
ーの役割を果たすが、CuとSn共に粒界偏析元素であ
るため0.2%を越えると熱間圧延あるいは冷間圧延時
に粒界ワレが多発するためCuを0.2%以下、Snを
0.2%以下に限定すべきである。
次にこの発明の一連の製造工程について説明する。
先ずこの発明の方法に使用される素材を溶製する手段と
しては、LD転炉、平炉その他の公知の製鋼方法を用い
ることができ、また真空処理、真空溶解を併用しても良
いことは勿論である。
またスラブ作成の手段としても、通常の造塊−分塊圧延
法のほか、連続鋳造も好適に用いることができる。
上述のようにして得られた珪素鋼スラブは公知の方法に
より加熱後、熱間圧延に附される。この熱間圧延によっ
て得られる熱延前の厚みは後続の冷延工程における圧下
率によっても異なるが、通常1.5〜3.0 mm程度
が望ましい。
この発明では表面性状の良好な珪素鋼板を得るために素
材中に少量のMoを添加することを必要条件とするが、
その他発明者らが特開昭59−85820号公報で開示
したように熱延終了後までに表面にMo化合物を塗布す
る等の手段によって鋼板表面相にMoを濃化させる手段
の併用も勿論可能である。
熱間圧延を終了した熱延板には、次に1法論間圧延が施
される。
1法論間圧延の際の圧下率は、製品板厚によって若干異
なるが、この発明が良好な特性を有する薄手製品を得る
に)ま第1図から明らかなように10〜60%(望まし
くは20〜DO96)に限定される。
次の中間焼鈍は900〜1100℃の温度で30秒〜3
0分間程度の焼鈍を施すが、良好な磁気特性を得るには
、500℃から900℃の昇温そして中間焼鈍後の90
0℃から500℃の降温を5t/s以上なかでもlO℃
/S以上にすることが望ましい。この急熱・急冷処理は
通常の連続炉あるいはバッチ炉等公知の手法を用いて良
い。
次の2法論間圧延は第1図、第3図から明らかなように
75〜90%の圧下率で適合し、最終冷延板厚0.1〜
0.25 mm厚に仕上げる。
この発明では薄手高磁束密度電磁鋼板の製造を目的とし
たものであり、熱延板の板厚1.5〜3.0市厚程度で
、第1図、第3図に示す冷間圧延および2法論間圧延の
各圧下率において0.1〜0.25市厚の薄手最終冷延
板に仕上げることにより、特性の良好な鋼板が得られる
この時、特公昭54−13866号公報に開示されてい
るように複数パス間に50〜600℃の時効処理を行な
ってもよい。
このようにして0.1〜0.25 mmの薄手の板厚と
された冷延板に対しては、750〜870℃程度の温度
範囲において1次再結晶を兼ねる脱炭焼鈍を施す。この
脱炭焼鈍は通常は露点+30〜65℃程度の湿水素ガス
雰囲気あるいは水素・窒素混合ガス雰囲気中で数分間貸
なえば良い。
次いで脱炭焼鈍後の鋼板に対しMgOを主成分とする焼
鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施して(110)<00
1>方位の2次再結晶粒を発達させる。この仕上焼鈍の
具体的条件は従来公知のものと同様であれば良いが、通
常は1150〜1250℃まで3〜b 温しで2次再結晶粒を発達させた後、吃水素中で5〜2
0時間の純化焼鈍を行うことが望ましい。
ついで最終冷延を終えて、製品板厚に仕上げた鋼板につ
き、表面脱脂後、脱炭・1次再結晶焼鈍処理が施される
が、すでにのべたように脱脂後の最終冷延板表面にSn
、Pb、As、Sb、Bi。
S、 Se、 Te、 Mg、 Ca、 Sr、 Ba
、 KおよびNaを含む無機化合物のうちから選ばれた
少なくとも一種以上の希薄溶液もしくは希薄懸濁液を塗
布するわけである。ことろでかかる処理液の塗布に当っ
ては発明者らが特開昭58−220134号公報に開示
したように、1〜50市の間隔で塗布する領域と塗布し
ない領域とを交互に区画形成することがより好ましい。
かかる領域幅は、狭いほど2次再結晶粒は細粒となるが
、製品の2次再結晶粒径の2倍以内すなわち3〜50+
nm幅で鋼板板表面の1次細結晶集合組織を変化させれ
ば細粒の2次細結晶粒を得ることが可能となる。またこ
のような表面塗布は通常鋼板の両面に行なわれるが、片
面のみの塗布でも、充分効果を発揮する。
さらに鋼板表面の塗布方法としては、通常溝付きあるい
は凹凸のゴムロールを用いて塗布する方法や塗布不要領
域にマスキングプレートをあてがった上で噴射を行なう
方法がとりわけ有利に適合する。
この鋼板表面上の塗布液の温度は上述したように40〜
100℃の範囲とすること、また塗布時の鋼板の板温2
0〜300℃に限定することが望ましい。これら塗布液
の液温又は鋼板温度を制御する方法は従来公知のいずれ
かの方法を用いてもよい。また鋼板表面上に付着される
Sn、Pb。
As、Sb、S、Se、Te、Mo、Mg、Ca。
Sr、Ba、に右よびNaの化合物については低炭素冷
延鋼板表面への黒鉛析出に対する種々の元素の希薄水溶
液塗布の影響を示す公知の文献(例えばY、  Ino
kuti :Trans、l5IJ、 Vol、  1
5 (1975)。
p、324)の教示に従えば良いが念のために引用する
と次のとおりである。
a)Snを含む化合物:5nC1,、5n(No3)4
.5n12゜NazSnOs b)Pbを含む化合物:PbCl2. Pb0(01(
)2. Pt+(NO3)2゜Pb (CH3COO)
 2 C)Asを含む化合物: As53. NaAs03.
 )I3As0.。
にH2^so4. Na2)IAsO3,(NH4)3
Ash4. ASCI□、 AS、03゜K、As03 d)Sbを含む化合物:5bC13,5bBr、、 5
bOC]。
5b203. Sb2S3,5b(SO4)3e)Bi
を含む化合物: Na2B]03. BIC13,B1
2 (SO4) 3゜Bi (NO3) 3 f)Sを含む化合物 : K、S、 Na2S、03.
に2 S 203 +Na、S、  Fe5oa、  
KH30.、Na2WO4,S、C12,K、So4゜
^12 (S04) s、  Cr50.、に、S、0
.、  K、S、0.、  Na、S20.。
Na2S、[1,、Na25D、、  (N)1.)、
S0.、N)l、H30.。
(NH4)2S0.、NH,H30.NH,、Na25
0.、2nSoa。
Ti(SO4)4 g)Seを含む化合物:H,5e03.5eC12,5
eOC1,。
SeS、、  H2SeO4,Sen、、  K、Se
、  Na、Se、  K、5eO1゜K2Se04.
Na、Se0.、Na、SeO。
h)Teを含む化合物: H,Te、、に2TeO3,
に2Tea、。
Na2Te0.、Na2Te0.、TeTeC141)
を含む化合物:MgC1□、 Mg(NO3)zj)C
aを含む化合物:CaCl2. Ca(NO3)2k)
Srを含む化合物:5rC12,5r(N(]3)。
1)Baを含む化合物: BaCl2. Ba(No、
) 3m)Naを含む化合物:Na2WO4,NaCr
20.、NaOH。
Na1O4,Na2WO4,NaH2P0.、Na、C
,H60t、  NaF。
NaHC0.、Na、P、0.、  Na1n)Kを含
む化合物 : KN0.、にIOl、にI、 KCI。
KMnO4,K2P20t、  にSr、  KN0.
、KClO3,KBrO3゜F 以上すべて結晶水を持つものも含む。
このように鋼板表面上で上記処理液の塗布領域と未塗布
領域とを区画形成させた後の鋼板は750〜880℃の
温度範囲で湿水素中で3〜15分程度の1次再結晶を兼
ねる脱炭焼鈍を施す。この脱炭焼鈍は通常露点−J−3
0〜65℃程度の湿水素ガス雰囲気あるいは水素・窒素
混合ガス雰囲気中で数分間行えば良い。
次いで脱炭焼鈍後の鋼板表面上にはMgOを主成分とす
る焼鈍分離剤を塗布し、仕上焼鈍を施して(110)<
001>方位に強く集積した2次再結晶粒を発達させる
。この仕上焼鈍の具体的条件は従来公知の焼鈍方法であ
れば良いが、通常は1150〜1250℃まで3〜b 温速度で昇温しで2次再結晶粒を発達させた後、吃水素
中5〜20hrの純化焼鈍を行うことが望ましい。
以下実施例を参考例にあわせ示す。
参考例 I C0,059%、Si3.49%、Mn0.059%。
Mo0.024%、酸可溶A I 0.034%、So
、 029%を含み残部実質的にFeよりなる連鋳スラ
ブを1430℃で3時間、加熱後、熱間圧延して2.2
 mm厚の熱延板とした。その後約50%の1法論間圧
延を施して後、1100℃で3分間の中間焼鈍を施した
。この中間焼鈍の際には500℃から900℃までを1
2℃/Sの急熱処理および中間焼鈍後900℃から50
0℃までを15t/sで急冷処理を施した。
その後約80%の冷間圧延を施して0.20 mm厚の
最終冷延板に仕上げた後、830℃の湿水素中で脱炭を
兼ねる1次再結晶焼鈍を施した。
その後850℃から10℃/hrで1100℃まで昇温
しで2次再結晶させた後、1200℃で10時間乾水素
中で純化焼鈍を行なった。そのときの製品の磁気特性お
よび表面性状は次のようであった。
磁気特性はB+o : 1.93 T、 W+t7so
  : 0.80W/kg表面性状は表面欠陥のブロッ
ク発生率で0.8%と、きわめて良好であった。
参考例 2 C0,064%、S i 3.39%、Mn0.082
%、Mo0.019%、酸可溶A I 0.029%、
Se0.020%、Sb0.022%を含み残部実質的
にFeよりなる連鋳スラブを1420℃で4時間加熱後
熱間圧延して2.2市厚に仕上げた。その後約40%の
1法論間圧延を施した後、1100℃で2分間の中間焼
鈍を行なった。この中間焼鈍の際には500℃から90
0℃までを12℃/Sの急熱処理および中間焼鈍後90
0℃から500℃までを18℃/Sの急冷処理を施した
。その後約83%の2次冷延を施して0.23 mm厚
の最終冷延板としたのち、840℃の湿水素中で脱炭・
1次再結晶焼鈍を施した。
その後鋼板表面上にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を
塗布した後850℃から10℃/ h rで1100℃
まで昇温しで2次再結晶させた後1200℃で15時間
乾水素中で純化焼鈍した。
そのときの製品の磁気特性および表面性状は次のようで
あった。
磁気特性はBlo : 1.93 T、 ’vVrq/
so  : 0.83W/kg表面性状は表面欠陥のブ
ロック発生率で0.6%と非常に良好であった。
参考例 3 C0,058%、S i 3.59%、Mn0.066
%、Mo0.035%、酸可溶A 10.033%、3
0.023%、Cu0.15%、Sn0.11%を含み
残部実質的にFeよりなる鋼塊を熱延して2.0 mm
厚の熱延板としたのち、1法論間圧延を施した(冷延率
は約40%)。その後1050℃で5分間の中間焼鈍を
施したが、このときの500℃から900℃までの昇温
は18℃/Sの急冷処理および中間焼鈍後900℃から
500℃までの降温は20℃Sの急冷処理を施した。そ
の後約89%の強冷延を施して0.17 mm厚の最終
冷延板としたが、冷延途中で300℃の温間圧延を施し
た。その後840℃の湿水素中で脱炭・1次回結晶焼鈍
後850℃から15℃/hrで1100℃まで昇温しで
2次再結晶させた後、1200℃で15時間乾水素中で
純化焼鈍を施した。そのときの製品の磁気特性はB1゜
: 1.93 TSw、、、、。: 0.76 W/k
g、表面性状の表面欠陥のブロック発生率は0.9%と
良好であった。
実施例 I C0,064%、Si3.45%、MTlo、072%
、Mo0.025%、酸可溶Al0.025%、30.
028%を含み残部実質的にFeよりなる連鋳スラブを
1420℃で4時間加熱後熱延して2.2 mm厚の熱
延板とした。その後約30%の1法論間圧延を施した後
、1080℃で3分間の中間焼鈍を施した。
この中間樋鈍の際には500℃から900℃までを13
℃/Sの急熱処理および中間焼鈍後900℃から500
℃までを18℃/Sで急冷処理を施した。その後約85
%の冷間圧延を施して0.23mm厚の最終冷延板に仕
上げた。その後鋼板(表面温度ニア0℃)を脱脂した後
Mg S 04(0,01mol/1)の85℃の希薄
水溶液を圧延方向にほぼ直角の方向に5mm間隔で0.
5市幅の治具を用いてスプレー塗布し、塗布領域と未塗
布領域を交互に区画形成したのち、840℃の湿水素中
で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、次いでMgOを主体と
する焼鈍分離剤を塗布したのち、850℃から1100
℃まで10℃/hrで除熱したのち、水素雰囲気中で1
200℃で10時間の純化焼鈍を施した。得られた製品
の磁気特性および表面性状は次のようであった。
磁気特性はB1゜: 1.93 T、 W+tzs。:
 0.82W / kg 、表面性状は表面欠陥のブロ
ック発生率が1.2%できわめて良好であった。
実施例 2 C0,066%、Si3.51%、Mn0.071%、
Mo0.035%、酸可溶A 10.030%、30.
026%、S n 0.1%、Cu 0.1%を含み残
部実質的にFeよりなる連鋳スラブを1430℃で4時
間加熱後熱間圧延して2.21+11厚の熱延板とした
。その後約40%の1法論間圧延を施した後、1050
℃で5分間の中間焼鈍を行なった。この中間焼鈍の際に
は500℃から900℃までを15℃/Sの急熱処理お
よび中間焼鈍後900℃から500℃までを20℃/S
で急冷処理を施した。次に約85%の2次冷延を施して
0.20 mm厚の冷延板としたが、この冷間圧延の際
には250℃で温間圧延を施した。
次に鋼板表面を脱脂後、表面温度を約100℃に保定し
だ後MgSO4(0,01mo 1/1)とMg (N
O3)2  (0,01mo 1/l)の混合液(90
℃を)凹凸表面を有するゴムロールにより鋼板表面に塗
布し、塗布領域と未塗布領域を交互に区画形成したのち
、850℃の湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、
次いでMgOを主体とする焼鈍分離剤を塗布してから8
50℃から1100℃まで8℃/ h rで除熱したの
ち、水素雰囲気中で1200℃、10時間の純化焼鈍を
施した。得られた製品の磁気特性および表面性状は次の
ようであった。
磁気特性はBlo : 1.94 T、 W+、y、o
  : 0.72W / kg、表面性状の表面欠陥の
ブロック発生率は1.0%できわめて良好であった。
実施例 3 C0,059%、S i 3.29%、Mn0.078
%、Mo0.018%、酸可溶A I 0.025%、
Se0.021%、残部実質的Feより成る連鋳スラブ
を1420℃で5時間加熱後熱間圧延して2.2 mm
厚の熱延板とした。その後約40%の1法論間圧延を施
した後、1100℃で2分間の中間焼鈍を行なった。こ
の中間焼鈍の際には500℃から900℃までを12℃
/Sの急熱処理および中間焼鈍後900℃から500℃
までを17℃/Sで急冷処理を施した。次に約85%の
2次冷延を施して0.20 mm厚の最終冷延板とした
。その後鋼板表面を脱脂後、鋼板表面上に表1に掲げた
種々の脱炭促進剤および脱炭遅滞剤の希薄水溶液あるい
は希薄懸濁液(0,01mo 1/l、80℃塗布領域
は1鮒幅、塗布間隔は7mm)を、二つの凹凸表面を有
するゴムロールにより鋼板表面上に塗布し、第5図の模
式図に示すように交互に区画形成したのち、840℃の
湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、次いでJOを
主成分とする焼鈍分離剤をスラリー塗布してから850
℃から1100℃まで10℃/hrで昇温しで2次再結
晶させた後、1200℃で8時間乾H3中で純化焼鈍を
施した。得られた製品の磁気特性および表面性状は、表
1にあわせ示す。
表  1 *鋼板長さ方向の表面欠陥のブロック発生率(%)実施
例 4 C0,058%、S i 3.36%、Mn0.082
%、Mo0.015%、酸可溶A 10.023%、3
0.025%、Sn0.07%、Cu 0.13%、残
部実質的Feより成る連鋳スラブを1400℃で8時間
加熱後熱間圧延を施して2. Omm厚の熱延板とした
のち、約40%の1次冷延を行なった。その後1080
℃で3分間の中間焼鈍を施したがこのときの500℃か
ら900℃までの昇温は13℃/Sの急熱処理および中
間焼鈍後900℃から500℃までの昇温は15℃/S
で急冷処理を施した。その後約89%の強冷延を施して
0.17 mm厚の最終冷延板とした後、鋼板表面を脱
脂した。その鋼板表面上にNa2 S203  (0,
01mo l/ l)とCa (NO3) 2  (0
,005mo 1/ ])の混合液(80℃)を凹凸表
面を有するゴムロールにより鋼板表面に塗布し、再結晶
領域と未再結晶領域を交互に区画形成したのち、840
℃の湿水i中で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、次いでM
gOを主成分とする焼鈍分離剤をスラリー塗布してから
850℃から1100℃まで6℃/hrで昇温しで2次
再結晶させたのち、1230℃で6時間乾H2中で純化
焼鈍を施した。得られた製品の磁気特性および表面性状
は次のようであった。
磁気特性Boo : 1.95 TSW+t7so  
: 0.72W / kg 、表面性状の表面欠陥のブ
ロック発生率は1.5%と良好であった。
実施例 5 C0,063%、S i 3.36%、Mn0.086
%、Mo0.013%、酸可溶A 10.030%、S
e0.022%、Sb0.024%、残部実質的Feよ
り成る珪素鋼スラブを1440℃で6時間加熱後熱間圧
延して2.2 mm厚の熱延板とした。その後約30%
の1法論間圧延を施した後、1100℃で2分間の中間
焼鈍を施した。この中間焼鈍の際には500℃から90
0℃までを13℃/Sで急熱処理および中間焼鈍後90
0℃から500℃までを16℃/Sで急冷処理した。そ
の後約85%の冷間圧延を施して0.23mm1iEの
最終冷延板に仕上げた。その後鋼板表面を脱脂した後者
2に示す種々の脱炭促進剤および遅滞剤の希薄水溶液あ
るいは希薄懸濁液(0,01mol/180℃の溶液で
塗布領域は圧延方向に直角方向に1mm幅、塗布間隔は
6mm)を凹凸表面を有するゴムロールにより鋼板表面
上に塗布して区画形成した。その後850℃の湿水素中
で脱炭・1次再結晶焼鈍を施し、次いでMgOを主成分
とする焼鈍分離剤をスラリー塗布してから850℃から
1080℃まで8℃/hrで昇温しで2次再結晶させた
後、1210℃で6時間乾H2中で純化焼鈍を施した。
得られた製品の磁気特性および表面性状を表2にあわせ
示す。
表  2 *口板の長さ方向の表面欠陥のプロ・ツク発生率(%)
(発明の効果) 以上の説明で明らかなようにこの発明はB、。が1.9
2T以上で、鉄損が0.85 W/kg (0,23m
m厚)以下の低鉄損で、しかも製品の表面性状が極めて
優れた薄手一方向性珪素鋼板を工業的に安定して製造す
ることができそれというのは素材中にMOとAlとを含
有させて冷延2回法で最終冷延板とした後の鋼板表面に
局部的に区画形成した領域に限定した無機化合物を塗布
することにより不均一で而も細粒のGoss方位2次再
結晶組織を発達させて鉄損特性、表面性状がともに優れ
た製品が安定した工程で製造できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は製品の磁気特性と1法論間圧延および2法論間
圧延の圧下率との関係および表面性状の状況を示す図表
、 第2図は中間焼鈍の際の昇温速度および冷却速度と製品
の磁気特性との関係を示す図表、第3図は製品の磁気特
性と1法論間圧延および2法論間圧延圧下率との関係お
よび表面性状を示す図表、 第4図は最終冷延板表面上の塗布液(A)〜(E)と塗
布液の温度と製品の磁気特性との関を示す図表、 第5図は塗布要領の模式図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C0.03〜0.08wt%、 Si3.1〜4.5wt%、 Mn0.02〜2wt%、 Mo0.003〜0.1wt%、 酸可溶Al0.005〜0.06wt%、 そしてSおよびSeのいずれか1種または 2種を合計量で0.005〜0.1wt%、を含み、残
    部実質的にFeよりなるスラブを熱間圧延して熱延板と
    した後、圧下率10〜60%の1次冷間圧延を施し、つ
    いで中間焼鈍を施す際に500℃から900℃までの温
    度範囲を加熱速度毎秒5℃以上で昇温し、中間焼鈍後9
    00℃から500℃までの温度範囲を冷却速度毎秒5℃
    以上で昇温した後、圧下率75〜90%の2次冷間圧延
    を施し0.1〜0.25mm厚の最終板厚に仕上げた薄
    手冷延板を、その表面上に、局所的にSn、Pb、As
    、Sb、Bi、S、Se、Te、Mg、Ca、Sr、B
    a、KおよびNaを含む化合物のうちから選ばれる少な
    くとも一種を含む希薄溶液又は希薄懸濁液の塗布領域の
    区画形成を経て、湿水素中で脱炭・1次再結晶焼鈍後高
    温仕上焼鈍することを特徴とする表面性状の優れた低鉄
    損薄手高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造方法。 2、C0.03〜0.08wt%、 Si3.1〜4.5wt%、 Mn0.02〜2wt%、 Mo0.003〜0.1wt%、 酸可溶Al0.005〜0.06wt%、 そしてSおよびSeのいずれか1種または 2種を合計量で0.005〜0.1wt%、さらにSb
    0.2wt%以下 を含み、残部実質的にFeよりなるスラブを熱間圧延し
    て熱延板とした後、圧下率10〜60%の1次冷間圧延
    を施し、ついで中間焼鈍を施す際に500℃から900
    ℃までの温度範囲を加熱速度毎秒5℃以上で昇温し、中
    間焼鈍後900℃から500℃までの温度範囲を冷却速
    度毎秒5℃以上で昇温した後、圧下率75〜90%の2
    次冷間圧延を施し0.1〜0.25mm厚の最終板厚に
    仕上げた薄手冷延板を、その表面上に、局所的にSn、
    Pb、As、Sb、Bi、S、Se、Te、Mg、Ca
    、Sr、Ba、KおよびNaを含む化合物のうちから選
    ばれる少なくとも一種を含む希薄溶液又は希薄懸濁液の
    塗布領域の区画形成を経て、湿水素中で脱炭・1次再結
    晶焼鈍後高温仕上焼鈍することを特徴とする表面性状の
    優れた低鉄損薄手高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造方
    法。 3、C0.03〜0.08wt%、 Si3.1〜4.5wt%、 Mn0.02〜2wt%、 Mo0.003〜0.1wt%、 酸可溶Al0.005〜0.06wt%、 そしてSおよびSeのいずれか1種または 2種を合計量で0.005〜0.1wt%、さらにCu
    0.2wt%以下およびSn0.2wt%以下 を含み、残部実質的にFeよりなるスラブを熱間圧延し
    て熱延板とした後、圧下率10〜60%の1次冷間圧延
    を施し、ついで中間焼鈍を施す際に500℃から900
    ℃までの温度範囲を加熱速度毎秒5℃以上で昇温し、中
    間焼鈍後900℃から500℃までの温度範囲を冷却速
    度毎秒5℃以上で昇温した後、圧下率75〜90%の2
    次冷間圧延を施し0.1〜0.25mm厚の最終板厚に
    仕上げた薄手冷延板を、その表面上に、局所的にSn、
    Pb、As、Sb、Bi、S、Se、Te、Mg、Ca
    、Sr、Ba、KおよびNaを含む化合物のうちから選
    ばれる少なくとも一種を含む希薄溶液又は希薄懸濁液の
    塗布領域の区画形成を経て、湿水素中で脱炭・1次再結
    晶焼鈍後高温仕上焼鈍することを特徴とする表面性状の
    優れた低鉄損薄手高磁束密度一方向性珪素鋼板の製造方
    法。
JP18675987A 1987-07-28 1987-07-28 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法 Pending JPS6372825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18675987A JPS6372825A (ja) 1987-07-28 1987-07-28 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18675987A JPS6372825A (ja) 1987-07-28 1987-07-28 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19941584A Division JPS6179721A (ja) 1984-09-26 1984-09-26 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6372825A true JPS6372825A (ja) 1988-04-02

Family

ID=16194144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18675987A Pending JPS6372825A (ja) 1987-07-28 1987-07-28 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6372825A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115319A (ja) * 1988-10-21 1990-04-27 Kawasaki Steel Corp 高磁束密度方向性けい素鋼板の製造方法
JP2012001741A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Jfe Steel Corp 方向性電磁鋼板の製造方法
CN107385178A (zh) * 2017-07-18 2017-11-24 浙江华赢特钢科技有限公司 一种改进的无取向冷轧硅钢片的退火工艺
CN110607496A (zh) * 2018-06-14 2019-12-24 东北大学 一种具有Goss织构的Fe-Si合金的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115319A (ja) * 1988-10-21 1990-04-27 Kawasaki Steel Corp 高磁束密度方向性けい素鋼板の製造方法
JP2012001741A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Jfe Steel Corp 方向性電磁鋼板の製造方法
CN107385178A (zh) * 2017-07-18 2017-11-24 浙江华赢特钢科技有限公司 一种改进的无取向冷轧硅钢片的退火工艺
CN110607496A (zh) * 2018-06-14 2019-12-24 东北大学 一种具有Goss织构的Fe-Si合金的制备方法
CN110607496B (zh) * 2018-06-14 2021-03-26 东北大学 一种具有Goss织构的Fe-Si合金的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5512110A (en) Process for production of grain oriented electrical steel sheet having excellent magnetic properties
US5049205A (en) Process for preparing unidirectional silicon steel sheet having high magnetic flux density
US6280534B1 (en) Grain oriented electromagnetic steel sheet and manufacturing thereof
KR950005793B1 (ko) 자속밀도가 높은 일방향성 전기 강스트립의 제조방법
US5049204A (en) Process for producing a grain-oriented electrical steel sheet by means of rapid quench-solidification process
JPS6250529B2 (ja)
US5858126A (en) Grain-oriented electrical steel sheet and material having very high magnetic flux density and method of manufacturing same
EP0588342B1 (en) Grain-oriented electrical steel sheet and material having very high magnetic flux density and method of manufacturing same
EP0484904B1 (en) Process for producing grain-oriented electrical steel sheet having improved magnetic and surface film properties
JP3846064B2 (ja) 方向性電磁鋼板
JPS6372825A (ja) 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
KR100359239B1 (ko) 자기특성과 경제성이 우수한 고자속 밀도 방향성 전기강판의 제조방법
JPH06100937A (ja) グラス被膜を有しない極めて鉄損の優れた珪素鋼板の製造法
JPH05295447A (ja) 方向性電磁鋼板の短時間仕上焼鈍法
JPS6179721A (ja) 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法
JPS6089521A (ja) 磁気特性に優れた一方向性けい素鋼板の製造方法
JPH06346147A (ja) 方向性珪素鋼板の製造方法
JPH0832928B2 (ja) 磁気特性およびグラス皮膜特性に優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
JPH0726328A (ja) 方向性珪素鋼板の製造方法
JPH06100997A (ja) グラス被膜を有しない磁気特性の優れた珪素鋼板及びその製造法
KR930004847B1 (ko) 철손특성이 우수한 고자속밀도 방향성 전기강판 및 그 제조방법
JPH04350124A (ja) 薄板厚の一方向性珪素鋼板の製造方法
EP0205619B1 (en) Method of manufacturing unidirectional silicon steel slab having excellent surface and magnetic properties
JPH06136446A (ja) グラス被膜を有しない鉄損の優れた方向性電磁鋼板の製造法
JPS62224634A (ja) 表面性状の優れた低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法