JPS637277B2 - - Google Patents

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JPS637277B2
JPS637277B2 JP1215481A JP1215481A JPS637277B2 JP S637277 B2 JPS637277 B2 JP S637277B2 JP 1215481 A JP1215481 A JP 1215481A JP 1215481 A JP1215481 A JP 1215481A JP S637277 B2 JPS637277 B2 JP S637277B2
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JP
Japan
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pump
valve
passage
hole
spool
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Expired
Application number
JP1215481A
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English (en)
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JPS57126587A (en
Inventor
Naoaki Masuda
Takeshi Ooe
Ichiro Koike
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication of JPS637277B2 publication Critical patent/JPS637277B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2組のポンプと、これら両ポンプか
らの圧力流体を流体機器に選択的に供給する一対
のスプールバルブを備えたオイルポンプに関す
る。
たとえば自動車に搭載され運転者のハンドル操
作力を軽減する動力舵取装置において、その油圧
発生源として用いられるポンプは、通常、自動車
のエンジンで回転駆動され、その吐出量はエンジ
ンの回転数に比例して増減する。したがつて、こ
のようなポンプでは、エンジンの低回転域、すな
わちポンプ吐出量が小さいときにでも前記動力舵
取装置などの流体機器の作動に支障のない充分な
流量が供給できる容量を有することが要求され
る。
しかし、このような容量を設定すると、エンジ
ンの高回転域において不必要に大きな流量が供給
されることになり、無駄であるばかりか、このポ
ンプ駆動のためエンジンの消費馬力が増大し、自
動車用エンジンの燃費に大きく影響するもので、
省エネルギ対策上好ましくない。
このため、従来から容量の小さい2台のポンプ
と流路切換機能を備えた制御部とを組合わせ、各
ポンプの吐出量が小さいときにはこれらを合流さ
せて供給し、また各ポンプの吐出量が大きくなつ
たときには一方のポンプからの圧油のみを動力舵
取装置に供給するとともに、他方のポンプをタン
ク側に接続してその圧油を還流させ、このポンプ
を駆動するのに要する馬力を極力小さくして消費
馬力の低減化を図るようにした構成の装置が考え
られている。
しかしながら、上述した構成による装置は、各
ポンプの吐出量すなわちエンジンの回転数を基準
として流路の切換えを行なう構成であり、自動車
の高速走行時すなわちエンジンの高回転域では消
費馬力の低減化を図ることができる反面、エンジ
ンの低回転域ではそのエネルギロスが避けられ
ず、まだまだ改善の余地が残されている。
すなわち、上述した動力舵取装置において、圧
油の供給量が問題となるのはこれに高負荷が加わ
り高出力が要求されるとき、つまり舵取操作時で
あり、それ以外のとき、たとえば停車中や直進走
行時にあつてはたとえエンジンが低回転域にある
場合でも圧油の供給量は少なくてよい。特に、自
動車ではたとえば10モード走行パターンで表わさ
れる市街地走行を行なう場合が最も多く、このよ
うな低速走行時における消費馬力の低減化を図る
必要がある。
このためには、動力舵取装置に負荷が加わつた
ときにこれを感知して作動する流路切換機構を採
用するとよいが、この場合における制御部の構造
が問題となつている。
すなわち、上述した圧力流体の供給量を制御す
る制御部には、両ポンプからの流路を必要に応じ
て選択的に切換える流路切換機能と共に、流体機
器への供給量を所定量以下に保持する流量制御機
能が必要であり、これら両機能を一対のスプール
バルブとこれらを適宜組合わせる圧力流体通路を
用いて行なうことが一般に考えられている。そし
て、この場合に、問題とすべき点は、上述した制
御部を構成する一対のスプールバルブおよび流体
通路が、通常、2組のポンプと共に1個のポンプ
ボデイ内に一体的に組込まれ、これがオイルポン
プとしての製造、組立ておよびコストの面で大き
く影響することである。
特に、この種のオイルポンプでは、全体の構成
が簡単で、組立性に優れ、しかも小型かつ軽量で
あることが望まれており、この要請は動力舵取装
置などのようにエンジンルームの狭いスペースに
装着されるものでは大きく、これらの点をも考慮
しなけばならないものである。
本発明は上述した事情に鑑みなされたもので、
2組のポンプと、これら両ポンプからの圧力流体
の供給量を制御する制御部とを、ポンプボデイに
設けたポンプ収納空間、一対のバルブ孔、および
これらを連通する鋳抜孔や簡単な穴加工により形
成される穿設孔を利用して一体的に組込むように
構成することにより、全体の構成が簡単で、その
製造、組立ても容易に行なえ、製造コストも安価
であり、しかも小型かつ軽量化の要請をも満足す
ることができるオイルポンプを提供するものであ
る。
以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図ないし第7図は本発明に係るオイルポン
プの一実施例を示し、本実施例では、自動車用動
力舵取装置に適用した場合を説明する。
これらの図において、符号1,2はポンプボデ
イを構成するフロントボデイおよびリヤボデイ
で、その内部には、吐出容量の異なる第1および
第2のポンプ3,4と、これら両ポンプ3,4か
ら吐出される圧油の供給量を制御する第1および
第2のスプールバルブ5,6とが一体的に組込ま
れ、またこれらを適宜接続する流体通路が形成さ
れる。
すなわち、前記リヤボデイ2の中央部には、第
2図および第3図に示すように、前記フロントボ
デイ1側に開口する有底のポンプ収納空間7が形
成され、このポンプ収納空間7内に前記第1およ
び第2のポンプ3,4が軸方向に並んで配設され
る。そして、これらのポンプ3,4は前記フロン
トボデイ1の中央孔1aを貫通して挿入された共
通の駆動軸8によつて回転駆動され、それぞれポ
ンプ動作を行なう。
なお、これら第1および第2のポンプ3,4は
従来周知のベーンポンプ構成であり、これを簡単
に説明すると、第1のポンプ3は、前記駆動軸8
上に固定され複数のベーン9aを有するロータ
9、カムリング10、サイドプレート11および
プレツシヤプレート12等を備え、前記ポンプ収
納空間7の開口側に形成された大径部7a内に配
設される。この場合、前記サイドプレート11
は、収納空間7の軸方向の中央部に設けられた段
部7bにより係止され、後述する第2のポンプ4
のサイドプレートの役割を兼ねている。また、前
記プレツシヤプレート12は収納空間7の開口部
側に配設され、この開口部を閉塞するフロントボ
デイ1との間にポンプ吐出側の圧力室13を形成
する。
一方、前記第2のポンプ4は、同じく前記駆動
軸8上に固定された複数のベーン14aを有する
ロータ14、カムリング15およびプレツシヤプ
レート16等を備え、前記収納空間7を底部側に
形成された小径部7c内に配設される。
そして、このプレツシヤプレート16と収納空
間7の底部との間にはばね17が配設され、この
部分が第2のポンプ4における吐出側の圧力室1
8となつている。なお、前記第1のポンプ3の吐
出側圧力室13にもばね19が配設されるが、こ
れらのばね17,19は必ずしも必要なものでは
ない。また、両ポンプ3,4のカムリング10,
15の外周にはポンプ吸込側の圧力室20,21
が形成され、これら両圧力室20,21はサイド
プレート11に穿設された孔部22を介して連通
している。そして、これら吸込側の圧力室20,
21には、第1図ないし第4図に示すように、リ
アボデイ2の側方に形成された入口通路23およ
び後述する一方のスプールバルブのバルブ孔と連
通する通路24を介して図示しないオイルタンク
からの作動油が導びかれる。さらに、図中25は
上述した各ポンプ構成部品の位置決めを行なうロ
ツド、26は前記駆動軸8をフロントボデイ1内
で軸支する軸受、27は外部への油漏れを防ぐオ
イルシールである。
この場合、上述した構成によれば、第1のポン
プ3の容量を第2のポンプ4よりも小さく設定す
ると、その省エネルギ効果をより向上させること
が可能となる。さらに、両ポンプ3,4の各構成
部品を回転方向に位相を異ならせて並設し、各ポ
ンプからの吐出圧の脈動の位相をずらして円滑な
ポンプ作用が得られるようにすることが望まし
い。
また、前記リアボデイ2には、前記第1および
第2のポンプ3,4から吐出される圧油をリアボ
デイ2の後端部側方に開口する出口通路30を介
して動力舵取装置などの流体機器に選択的に供給
する一対のスプールバルブ5,6および流体通路
からなる制御部が前記ポンプ収納空間7の周囲に
適宜配設されている。
すなわち、図中31,32は互いに近接するよ
うに前記リアボデイ2の上側部に並設された一対
のバルブ孔で、これらのバルブ孔31,32は前
記ポンプ収納空間7と同様にリアボデイ2のフロ
ントボデイ1側の接合面に開口しかつポンプ収納
空間7と軸線方向が平行するように形成されてい
る。そして、これらのバルブ孔31,32は前記
ポンプ収納空間7と共にフロントボデイ1により
液密性をもつて閉塞されている。
また、33は前記両バルブ孔31,32間に位
置するようにリアボデイ2の後端部側から穿設さ
れた通路孔で、その軸線が前記両バルブ孔31,
32の軸線と略同一平面内に位置するように配置
されている。そして、この通路孔33の開口部は
第5図からも明らかなように、盲プラグ34によ
つて密閉され、かつこの開口部近傍において下方
から開口する通路35によつて前記第2のポンプ
4の吐出側圧力室18と連通されている。さら
に、この通路孔33の他端はリアボデイ2の軸方
向の略中央まで延設され、かつリアボデイ2の側
方から前記一方のバルブ孔31を貫通して穿設さ
れた側部通路孔36に接続されている。
したがつて、このような構成によれば、前記第
2のポンプ4から吐出された圧油は上述した通路
35、通路孔33、側部通路孔36を経てバルブ
孔31の中央部に導びかれることになる。なお、
37はこの通路孔36の開口部を密閉する盲プラ
グである。
一方、前記リアボデイ2の側方には、ポンプ収
納空間7と平行してリアボデイ2の後端部側から
穿設された共通通路孔38が配置され、その一部
が前記出口通路30に開口している。なお、39
は共通通路孔38の開口部を閉塞するボールであ
る。
そして、前記ポンプ収納空間7と前記一対のバ
ルブ孔31,32および共通通路孔38とは、ポ
ンプ収納空間7の開口部付近に形成される第1の
ポンプ3の吐出側圧力室13に対応するように前
記リアボデイ2内に形成された矩形状の通路溝4
0,41;42によつてそれぞれ連通されてい
る。
また、前記第1のバルブ孔31内において、第
2のポンプ4からの圧油が導びかれる通路孔36
よりも後端部側には、前記第2のポンプ4の吸込
側圧力室21に対応する位置でポンプ収納空間7
に連通する戻り通路溝43が形成されている。一
方、前記第2のバルブ孔32側では、前述したリ
アボデイ2側方からの入口通路23に連通する通
路24がその軸方向中央部よりも前端側に位置す
るように開口しており、この通路24は、第2図
に示されるように第1のポンプ1の吸込側圧力室
20に対応する位置でポンプ収納空間7に接続さ
れている。なお、前記共通通路孔38と通路溝4
2との間に形成された小孔部分は、流体機器への
供給流量を検出し後述する流量制御弁となるスプ
ールバルブ6を作動させるためのオリフイス44
である。
このような構成において、前記バルブ孔31,
32内には、それぞれ流路切換弁および流量制御
弁として作動する第1および第2のスプールバル
ブ5,6を構成する各スプール45,46が組込
まれている。
すなわち、第1のバルブ孔31内に組込まれる
スプール45は、このバルブ孔31の底部側に組
込まれたスプリング47により常時はフロントボ
デイ1側の前端部に位置している。そして、この
状態においては、スプール45の後端部側に形成
された環状溝45aにより前記通路孔36と戻り
通路溝43とが連通し、これにより第2のポンプ
4からの圧油はポンプ吸込側に還流する。また、
このスプール45の前端部には逆止弁48が配設
され、この逆止弁48はスプール45が後端部側
に移動したときに貫通孔45bおよびその外周の
環状溝45cを介して前記第2のポンプ4からの
通路孔33,36に接続される。勿論、この作動
時には、スプール45のランド部45dにより通
路孔36と戻り通路溝43との間は切離される。
そして、逆止弁48は第2のポンプ4からの圧油
により開放され、圧油をバルブ孔30前端部に開
口する通路溝40を介して第1のポンプ3の吐出
側圧力室13中に導びいて第1のポンプ3の吐出
圧油と合流させる役割を果たす。
なお、上述した構成を有する第1のスプールバ
ルブ5では、スプール45の前端部に形成される
高圧室49には通路溝40を介して第1のポンプ
3の吐出側圧力室13側の油圧が、また後端部側
の低圧室50には小孔45eを介して吸込側の油
圧が導びかれている。そして、前記スプール45
は前記吐出側圧力室13、通路溝42、およびオ
リフイス44を有する共通通路孔38等によつて
構成されるメイン供給通路内の流体圧が流体機器
側の負荷の増加により上昇したときにのみこれを
感知して作動して流路の切換えを行なう圧力感知
式の流路切換弁を構成する。
また、前記第2のバルブ孔32内に組込まれる
スプール46は、従来周知の流量制御弁を構成し
ている。すなわち、スプール46によつてバルブ
孔32の前端部に形成される高圧室51内には吐
出側圧力室13側すなわち流量検出用オリフイス
44の上流側の油圧が通路溝41を介して導入さ
れており、一方後端部側の低圧室52には前記出
口通路30と連通する通路53を介して前記オリ
フイス44の下流側の油圧が導びかれている。そ
して、このスプール46は低圧室52内に配設さ
れたスプリング54により常時はバルブ孔32前
端部側に位置し、このときにはその中央部外周に
設けられた環状溝46aが前記入口通路23に連
続する通路24に対向し、吐出側圧力室13と通
路24間は切離されている。一方、吐出側圧力室
13から送り出される圧油の流量が増大し、所定
量以上になると、オリフイス44の上、下流側で
生じる差圧により前記スプール46がバルブ孔3
2内で移動し、吐出側圧力室13と通路24とを
適宜接続し、所定量以上の圧油をポンプ吸込側に
還流させる。
なお、前記出口通路30と低圧室52とを連通
する通路53は、第3図および第6図に示される
ように、出口通路30を形成するボデイ外方から
穿設された孔部によつて形成され、その加工が容
易に行なえるように構成されている。この場合、
図中53aはスプール46の発振防止用オリフイ
ス、53bは通路53の開口部を密閉するボール
である。さらに、前記スプール46内には周知の
リリーフバルブ55が付設されている。
また、前記フロントボデイ1の両側には、第7
図から明らかなように、一対の取付けブラケツト
56a,56bが突設され、さらにこのフロント
ボデイ1とリアボデイ2とは4本のボルト57に
より一体的に結合されている。なお、図中符号5
8は流体機器側への接続用の出口部材、59はオ
イルタンク側に接続される入口部材で、それぞれ
前述した出口通路30、入口通路23に対応して
リアボデイ2の外側に付設される。
そして、このような構成の制御部を備えたオイ
ルポンプによれば、常時は、第1のポンプ3から
の圧油のみがその吐出側の圧力室13から通路溝
42、オリフイス44を有する共通通路孔38、
出口通路30を経て動力舵取装置などの流体機器
に供給される。一方、第2のポンプ4からの圧油
は吐出側の圧力室18から通路35、連通孔3
3,36を経て第1のバルブ孔31内に導びかれ
るも、スプール45が非作動状態であるため、戻
り通路溝43を介してポンプ吸込側に戻り、これ
ら間を循環する。したがつて、このような状態で
は、第2のポンプ4は無負荷状態に保たれ、これ
によりポンプ駆動のための消費馬力が軽減され
る。
また、流体機器側に負荷が加わり、これにより
メイン供給通路としての吐出側の圧力室13内の
流体圧が上昇すると、第1のバルブ孔31内でス
プール45が第1図中右方向に移動し、この第1
のスプールバルブ5が作動状態となる。すると、
第2のポンプ4からの圧油を導びく通路孔33,
36は戻り通路溝43から切離され、さらに環状
溝45c、貫通溝45bを介して逆止弁48に接
続される。そして、その圧力差により逆止弁48
が開放され、これにより第2のポンプ4からの圧
油が、通路溝40を介して第1のポンプ3の吐出
側圧力室13内で第1のポンプ3からの圧油と合
流し、この吐出側圧力室13から通路溝42、共
通通路孔38および出口通路30を介して流体機
器側に供給され、その作動に必要な供給量を保証
する。
一方、第1のポンプ3からの圧油、あるいは第
1および第2のポンプ3,4からの合流された圧
油の流量が所定量以上になると、前記第2のバル
ブ孔32内でスプール46がオリフイス44の
上、下流で生じる差圧により第1図中右側に移動
し、これにより余分な流量がタンク側に戻され、
その結果圧油の供給量は所定量に維持される。
そして、上述したように構成されているオイル
ポンプでは、流路切換弁および流量制御弁として
作動する一対のスプールバルブ5,6が、ポンプ
ボデイ中央に形成されるポンプ収納空間7の周囲
でその軸線が平行しかつ互いに近接して設けられ
るバルブ孔31,32を用いて配設され、さらに
これらのバルブ孔31,32とポンプ収納空間7
とを接続する通路、および流体の出、入口に連続
する通路等がポンプボデイと一体に形成される鋳
抜孔や簡単な穴加工により形成される穿設孔によ
り構成されるため、全体が簡単かつコンパクトな
ポンプ構成とされ、さらにその製造、組立てが容
易に行なえるもので、また製造コストが安価であ
るといつた利点もある。
特に、上述した実施例で示すように、ポンプ収
納空間7および一対のバルブ孔31,32を、二
分割されたリアボデイ2のフロントボデイ1側の
接合面に開口させ、この開口部側から各ポンプ構
成部品やスプール、スプリングなどのバルブ構成
部品を組込むように構成されているため、組立性
の面で優れており、しかも各開口部のシール性の
点でも有利である。
また、各バルブ孔31,32の開口部側を高圧
室49,51とし、ここに通路溝40,41を形
成してポンプ収納空間7側において形成される第
1のポンプ3の吐出側圧力室13と連通させ、さ
らにこの圧力室13を通路溝42を介して出力側
の共通通路孔38側に連通させるようにし、これ
によりこの第1のポンプ3の吐出側圧力室13を
第2のポンプ4からの圧油を合流させる合流部を
含むメイン供給通路として利用しているため、ポ
ンプ構成がより簡単となり、製造上有利である。
以上説明したように、本発明に係るオイルポン
プによれば、2組のポンプと、これら両ポンプか
らの圧力流体を流体機器に合理的に供給しポンプ
消費馬力を低減して省エネルギ化を図ることがで
きる一対のスプールバルブを有する圧力感知式の
制御部とを、ポンプ収納空間、その周囲で軸線が
平行するように形成される一対のバルブ孔、およ
びこれらを連通する鋳抜孔や簡単な穴加工により
形成される穿設孔を利用して1個のポンプボデイ
に一体的に組込むようにしたので、全体の構成が
簡単で、その製造、組立ても容易に行なえ、製造
コストも安価であり、さらに小型化および軽量化
の要請をも満足することができる等の種々優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオイルポンプの一実施例
を示す横断面図、第2図は同じく縦断面図、第3
図は第1図および第2図の−線断面図、第4
図は入口通路付近の詳細図、第5図はバルブ孔間
に形成される通路孔の詳細図、第6図は出口通路
付近の詳細図、第7図は全体の側面図である。 1……フロントボデイ、2……リアボデイ、3
……第1のポンプ、4……第2のポンプ、5……
第1のスプールバルブ、6……第2のスプールバ
ルブ、7……ポンプ収納空間、8……ポンプ駆動
軸、30……出口通路、31……第1のバルブ
孔、32……第2のバルブ孔、33……通路孔、
36……側部通路孔、40,41……通路溝、4
5,46……スプール、48……逆止弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧力流体をそれぞれ別個に吐出する2組のポ
    ンプと、これら両ポンプからの圧力流体の流路を
    切換え流体機器への供給量を制御する一対のスプ
    ールバルブとを一体的に組込んでなるポンプボデ
    イを備えたオイルポンプにおいて、前記ポンプボ
    デイは、前記2組のポンプを共通の駆動軸上に並
    設した状態で配設するポンプ収納空間と、このポ
    ンプ収納空間と軸線方向が平行するようにその周
    囲に形成される前記一対のスプールバルブのバル
    ブ孔と、これら両バルブ孔と前記ポンプ収納空間
    との間にそれぞれ穿設され両バルブ孔の一端側に
    前記ポンプの一方からの圧力流体を導びく通路溝
    と、前記バルブ孔の一方に近接しかつ軸線が平行
    するように前記ポンプ収納空間の周囲に形成され
    前記他方のポンプからの圧力流体が導びかれる通
    路孔とを有し、この通路孔と対応するバルブ孔と
    はポンプボデイの側方からバルブ孔を貫通して穿
    設された側部通路孔によりバルブ孔の軸線方向の
    略中央部で接続され、この側部通路孔は、バルブ
    孔内に配設されたスプールにより常時はポンプ吸
    込側に、スプール作動時には逆止弁を介して前記
    通路溝が開口する室内に接続されることを特徴と
    するオイルポンプ。
JP1215481A 1981-01-28 1981-01-28 Oil pump Granted JPS57126587A (en)

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