JPS6371572A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPS6371572A
JPS6371572A JP21382086A JP21382086A JPS6371572A JP S6371572 A JPS6371572 A JP S6371572A JP 21382086 A JP21382086 A JP 21382086A JP 21382086 A JP21382086 A JP 21382086A JP S6371572 A JPS6371572 A JP S6371572A
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combustion gas
engine
heat
warm
air
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JP21382086A
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Masaki Okada
岡田 正貴
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エンジンとは独立して作動することができ
る暖房器を搭載した車両用暖房装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両用暖房装置としては、特開昭60−2520
18号公報、実開昭61−59876号公報等に示され
るものが開示されている。
特開昭60−252018号公報に記載されたものを第
6図を参照して概説する。第6図に示される自動車用暖
房装置は、エンジン101の吸気管103に燃料を燃焼
させるバーナ装置104を設けると共に、該バーナ装置
104の下流に熱交換器105を設け、バーナ装置10
4で燃料を燃焼させて発生させた熱を該熱交換器105
にて回収し、この回収された熱を暖房用熱源として用い
るものである。
実開昭6159876号公報に記載されたものを第7図
を参照して概説する。第7図に示されるエンジンの暖機
装置は、エンジン1の吸気管3の途中にこれに並列に吸
気迂回路4を設け、この迂回路4には燃焼器5及び車両
のヒータユニット9に連絡する熱交換器8を順次に設置
し、更に迂回路4をバイパスする吸気管3には調圧弁1
2を設けたものである。燃焼器5については、燃料バイ
ブロによってエンジン1に付設された燃料噴射ポンプ1
0に接続し、燃料タンク11からの燃料を吸気迂回路4
内で燃焼させる。熱交換器8については、その空気出口
側を車両のヒータユニット9に接続し、気化装置7を有
するバーナの燃焼ガスにより熱交換されて暖められた温
風がヒータユニット9に流入するように構成する。吸気
迂回路4の熱交換器8の下流側であって、吸気迂回路4
の吸気管3との合流部の上流側に、リードバルブ等の逆
止弁15を設置し、吸気管3側からの吸気が吸気迂回路
4にその下流側から侵入しないように構成する。吸気迂
回路4をバイパスする部分の吸気管3には、調圧弁12
を設置する。この調圧弁12は調圧弁12前後の吸気管
3の差圧を常に一定に保持するために設置するものであ
り、調圧弁12はその回動軸12aにアーム12bを取
付け、このアーム12bをダイヤフラム型アクチュエー
タ13のダイヤフラム13aに突設されたロッド13c
に連絡している。アクチュエータ13のばね室13bは
、連通管13dによって調圧弁12の下流側の吸気管3
に設置した負圧センサー14に接続し、調圧弁12の下
流側の圧力がばね室13bに導入されるようにする。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第6図及び第7図に示すような自動車用
暖房装置及びエンジンの暖機装置では、燃焼ガスは暖房
器の熱交換器を通過後にエンジンの吸気管に導入されて
おり、暖房器の燃焼器に送込まれる燃焼用空気はエンジ
ン用のエアクリーナから取入れられたものであり、暖房
器で発生した燃焼ガスを利用してエンジンを保温し、エ
ンジンの始動性等の向上を考慮したものではない。
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、エンジンとは独立して作動される暖房器、特に急速暖
房装置の燃焼器で発生した燃焼ガス即ち熱ガスを、前記
エンジンの作動時には吸気管に導入して未燃ガスを完全
燃焼させ、安全性を高め、前記エンジンの停止時には大
気に放出する以外に、前記エンジンを高温にするため即
ち保温するために燃焼ガス即ち熱ガスを前記エンジンの
外周囲に導入し、前記エンジンの始動性を向上し且つそ
の後の前記エンジンの暖機を行うと共に、潤滑油及び冷
却水を高温に保ことによって燃費を向上させ、潤滑油の
供給遅れを防止することのできる車両用暖房装置を提供
することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目的を達成
するために、次のように構成されている。
即ち、この発明は、暖房器の燃焼ガスを、エンジンの所
定部位の温度に応答して前記エンジンの周囲に導入し、
前記エンジンを保温するように制御したことを特徴とす
る車両用暖房装置に関し、更に具体的に詳述すると、前
記エンジンの保温がオイルパンを暖めて潤滑油を保温す
ると共に、シリンダブロックを暖めて冷却水を保温し、
また前記エンジンに燃焼ガスを導入する燃焼ガス通路に
切換バルブを設置し、更に前記エンジンヘ導入する燃焼
ガスが完全燃焼したかどうかを確認するため燃焼ガスの
温度を検出する温度センサーが設けられていることを特
徴とする車両用暖房装置に関する。
〔作用〕
この発明による車両用暖房装置は、以上のように構成さ
れており、次のように作用する。即ち、この車両用暖房
装置は、暖房器の燃焼ガスを、エンジンの所定部位の温
度に応答して前記エンジンの周囲に導入し、前記エンジ
ンを保温するように制御したので、前記暖房器、特に急
速暖房装置の燃焼器で発生した燃焼ガス即ち熱ガスを、
前記エンジンの作動時には吸気管に導入して未燃ガスを
完全燃焼させ、前記エンジンの停止時には大気に放出す
る以外に、燃焼ガス即ち熱ガスを前記エンジンの外周囲
に導入して前記エンジンを高温にし即ち保温し、前記エ
ンジンの始動性を向上し且つその後の前記エンジンの暖
機を行うことができるようにし、特に、前記エンジンの
保温がオイルパンを暖めて潤滑油を保温すると共に、シ
リンダブロックを暖めて冷却水を保温して潤滑油及び冷
却水を高温に保ことによって前記エンジンを効率的に加
温することができ、燃費を向上させ、潤滑油の供給遅れ
を防止する。前記エンジンに燃焼ガスを導入する燃焼ガ
ス通路に切換バルブを設置して作動を確実に行うことが
できるように構成し、更に、前記エンジンヘ導入する燃
焼ガスが完全燃焼したかどうかを確認するため燃焼ガス
の温度を検出する温度センサーが設けているので、燃焼
ガスの状態を正確に把握することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による車両用暖房装置
の一実施例を詳述する。
第1図において、この発明の一実施例である車両用暖房
装置の基本的な概略図が示されている。
この車両用暖房装置は急速暖房装置QH3である暖房器
を搭載した車両であり、この急速暖房装置QH3は、後
述の燃焼器5及び熱交換器8を使用することによって車
両室内を急速に暖房できるものであり、主としてブロワ
31、燃焼器5及び熱交換器8が順次に配置されたもの
である。燃焼器5には気化装置7が設置されており、液
体燃料は燃料タンク11から燃料ポンプ32、燃料フィ
ルタ10、吸い戻しバルブ12を経て気化装置7に送込
まれる。エンジン1の吸気管3の上流には、エンジン用
の第1エアクリーナ24が設けられており、このエアク
リーナ24は空気を比較的に清浄にすることができる機
能を有するものである。
暖房器の燃焼ガス通路16と吸気管3との合流点より上
流の吸気管3に音消しバルブ42が設置されている。音
消しバルブ42の下流の吸気管3は吸気マニホルド2に
連結されている。急速暖房装置QH3の暖房器における
熱交換器8の下流の燃焼ガス通路16には分岐したデフ
ロスタ管(図示省略)を連結してもよい。暖房器で発生
する燃焼ガスをエンジン1の吸気管3に放出する燃焼ガ
ス通路16には切換バルブ25が設置されている。
また、燃焼ガス通路16から分岐した燃焼ガス通路90
には、エンジンを保温するエンジン保温用の切換バルブ
26が設置されている。また、エンジン1へ導入する燃
焼ガスが完全燃焼したかどうかを確認するため燃焼ガス
の温度を検出する温度センサー47が設けられている。
この燃焼ガス通路90は、第3図及び第4図に示すよう
に、エンジン1が設置されたキャブフロワ−92とフレ
ーム94に支持されたアンダカバー93とに囲まれた空
間部95に連絡するように、アンダカバー93に連結さ
れている。この構造によって暖房器の燃焼ガスは燃焼ガ
ス通路1G及び燃焼ガス通路90を通ってエンジン1の
外周囲即ち空間部95に導入される。更に、燃焼ガスを
大気に放出する燃焼ガス通路1Bには切換バルブ27が
設置されている。燃焼ガス通路1日とエンジン1の排気
管6との合流点より上流の排気管6に排気ブレーキバル
ブ41が設置されている。ブロワ31の上流即ち燃焼用
空気通路の上流には、第2エアクリーナ23が設けられ
ており、この第2エアクリーナ23の機能は第1エアク
リーナ24のものとは相違する。この第2エアクリーナ
23については、比較的にラフ即ち目の粗いフィルタか
ら作られても良く、その場合には、空気の吸入抵抗が低
く、従ってブロワ31の吸入力も小さくて済み、ブロワ
31の電力消費も少なくて済むものである。熱交換器8
の下流の燃焼ガス通路16の切換バルブ25の開放によ
って燃焼ガスがエンジン1に送込まれ、切換バルブ26
を開放すればエンジン1を保温するためエンジン1の外
周に燃焼ガスが送込まれ、切換バルブ25が閉鎖し且つ
切換バルブ27が開放すれば、燃焼ガスは大気に放出さ
れる。図中、Aは燃焼用空気の流れ方向を示し、Bは燃
焼ガスの流れ方向を示し、Cはエンジン1の吸気の流れ
方向を示し、Fは燃料の流れ方向を示し、及びHは車両
内の暖房用空気の流れ方向を示す。
第2図において、第1図に示したこの発明による車両用
暖房装置がその制御装置と共に車両に適用された場合の
一例が示されている。第2図に示す車両用暖房装置にお
ける部品については、第1図に示すこの発明による車両
用暖房装置における部品と同一のものに対しては同一の
符号を付している。燃焼器5は液体燃料を気化装置7に
よって気化して気化燃料を生成し、その気化燃料を燃焼
させ、燃焼ガスを熱交換器8に送込むように構成されて
いる。エンジン1の吸気管3と暖房器の燃焼器5に燃焼
用空気を取入れる燃焼用空気通路とは、それぞれ別々の
エアクリーナに連結している。
吸気管3と暖房器の燃焼ガス通路とを連絡する燃焼ガス
通路39には、切換バルブ40が設置されている。暖房
器における熱交換器8の下流の燃焼ガス通路16は、エ
ンジン1の吸気管3に連結された燃焼ガス通路16と大
気に開放するため排気管6に連結された燃焼ガス通路1
8に分岐している。燃焼ガス通路16には切換バルブ2
5が設置されている。更に、暖房器における熱交換器8
の下流の燃焼ガス通路18には、エンジン1を保温する
ために燃焼ガスを導入する燃焼ガス通路90が分岐して
おり、その燃焼ガス通路90に切換バルブ26が設置さ
れている。燃焼ガス通路18の下流部位はエンジン1の
排気管6と合流しており、合流点より上流の燃焼ガス通
路16に切換バルブ27が設置されている。燃焼ガス通
路16にはデフロスタ管(図示省略)を連結してもよい
。更に、手動等で燃焼ガスをデフロスタ管から吹出させ
るために燃焼ガス吹出スイッチ(図示省略)を設けるこ
とができる。また、第1図に示す車両用暖房装置と同様
な機能を達成させるためには、第2図に示す車両用暖房
装置において、エンジン吸込用の切換バルブ25、エン
ジン保温用の切換バルブ26、及び大気開放用の切換バ
ルブ27を開閉作動すると共に、燃焼ガス通路39の切
換バルブ40を閉鎖状態に設定する。
なお、図中、43は急速暖房装置QH3の作動スイッチ
、44はエンジン1を保温するため暖房器の燃焼ガスを
エンジン】の外面即ちシリンダブロック、オイルパン等
の外面に導入するように切換バルブ26を開放するエン
ジン保温用の作動スインチ、48はエンジン1の吸気管
3に暖房器の燃焼ガスを吸込ませるかどうかを手動的に
指示するエンジン吸込指示スイッチ、50ば主制御装置
、70は排気ブレーキを作動するため排気ブレーキバル
ブ41を遮断する排気ブレーキ作動スイッチ、71はエ
ンジン1等の力で圧縮された空気を貯蔵するエアタンク
、72ばユーザがセットするタイマー、73はクラッチ
のオン・オフ信号を入力するクラッチ信号センサー、7
4はアクセルがフリーか又は少し踏込まれているかどう
かの信号を発するアクセル踏込信号センサー、75はエ
ンジンIのスタート用のスターター、76は運転席に設
けられたエンジンスターター等のキースイッチ、77は
サイレンサー、79は暖房用の空気の温度を検知する温
度センサー、及び80はバッテリーを示す。
次に、急速暖房装置QH5における燃焼器5及び熱交換
器8については、その詳細は図示されていないが、例え
ば、次のような構成を有するものを使用すると好ましい
ものである。これらについての−例を第2図を参照して
詳述する。
まず、熱交換器8について説明する。熱交換器8の上流
には、空気取込管21を通じて送風機36が設置されて
いる。送風機36の吸込口に対して循環空気取入通路で
ある吸込ダクト37が取付けられている。吸込ダクト3
7は、下流になるに従って段々に狭くなるように構成さ
れてもよく、また単なる循環バイブであってもよい。熱
交換器8は、二重筒体である熱流通路筒体の外周に吸熱
通路筒体が配置された構造に構成することができる。前
記熱流通路筒体は、熱流往路筒体とその外周囲に配置さ
れた熱流復路筒体から成る。前記熱流往路筒体の一端部
に燃焼器5が取付けられているのである。従って、熱交
換器8は、中央部に燃焼器5からの燃焼ガスが通る熱流
通路、中間部に燃焼ガスの燃焼熱を外周側に伝達する熱
伝達通路、及び外側部に燃焼熱を放熱して冷気を温風に
する吸熱通路から構成されている。しかも、前記熱流通
路、前記熱伝達通路及び前記吸熱通路は、互いに同軸上
に配置されている。前記吸熱通路筒体は、熱交換器8の
外側ケースを構成しており、断熱材等で覆われている。
前記外側ケースの両端部は、一端部に空気取入管及び他
端部に屈曲管が取付けられ、屈曲管は温風吹出ダクト2
2に導通している。前記熱流復路筒体の端部には、フィ
ン付のカップ状蓋体が固定されている。この構造によっ
て、燃焼ガスの流れ通路即ち前記熱流通路及び前記熱伝
達通路と、熱交換されて暖房に供される空気の流れ通路
即ち前記吸熱通路とは完全に遮断されている。また、前
記熱流往路筒体の他端部と前記熱流復路筒体の一端部と
は連通しており、前記熱流復路筒体の他端部には燃焼ガ
ス排出口を備えた排気管即ち燃焼ガス通路16が取付け
られている。
この燃焼ガスは、第2図に示すように、エンジン1の吸
気管3に送込むか、エンジン1を保温するためエンジン
1の外周面等の場所に送込むか、又は大気に開放するよ
うに構成されている。更に、前記熱流復路筒体には多数
の受熱フィンが配置されている。また、前記吸熱通路筒
体には多数の放熱フィンが配置されている。これらの前
記受熱フイン及び前記放熱フィンは、前記熱流復路筒体
に一体的に設けられることが熱伝導の点から好ましい。
言い換えると、前記熱流復路筒体の内側には受熱フィン
が形成され、前記熱流復路筒体の外側には放熱フィンが
形成されている。
次に、燃焼器5について説明する。燃焼器5はセラミッ
ク製の燃焼筒から成り、前記燃焼筒を連通孔を有する仕
切板によって気化室と燃焼室とに仕切り、気化用グロー
プラグ30を内蔵した気化装置7を前記燃焼室を貫通し
て配置し、気化装置7によって気化された気化燃料を噴
出する噴出口を前記気化室に開口し、更に、前記気化室
には点火用グロープラグ29を設置する。気化用グロー
プラグ30によって液体燃料を気化させて気化燃料にす
ると共に、燃焼空気を取り入れて気化燃料と混合気を生
成し、僅かに存在する油滴あるいは混合気に点火用グロ
ープラグ29によって点火し、前記燃焼室において混合
気を燃焼させる。このような燃焼器5を使用することに
よって、液体燃料は急速に気化して気化燃料となり、気
化燃料は急速に点火即ち着火され、急速燃焼が可能にな
る。
その結果、燃焼器5は直ちに燃焼ガスを熱交換器8に送
込むことができ、熱交換器8の機能を迅速に果たすこと
ができ、急速な暖房に供することができるようになる。
この発明による車両用暖房装置は、上記のように構成さ
れており、次のように作動する。この車両用暖房装置の
作動の説明について、まず基本的な作動条件について説
明する。第1図に示される車両用暖房装置は、エンジン
1が停止している時にも燃焼器5及び熱交換器8から成
る急速暖房装置QH3の暖房器を独立して作動できるよ
うに切換バルブ25を設定したものである。燃焼器5で
得た発熱量即ち燃焼ガスを、熱交換器8に送込み、熱交
換させた後に燃焼ガス通路16を通じてエンジン1の吸
気管3又は大気に開放する燃焼ガス通路18に送込むよ
うに構成されている。まず、エンジン1と暖房器が同時
に作動している時で、しかも暖房器の燃焼器5で発生し
た燃焼ガスをエンジン1に吸込ませる場合には、切換バ
ルブ25を吸気管3に対して開放側に切換えるように制
御する。燃焼ガスをエンジンlに送込み、エンジン1に
おいて完全燃焼させることによって安全上極めて好まし
いものとなる。この時、排気ブレーキを作動させた場合
即ち切換バルブ41を閉鎖し且つ音消しバルブ42を閉
鎖した場合に、燃焼ガス通路16から吸気管3に送込ま
れた燃焼ガスは放出される出口を失い、そのため燃焼ガ
スは逆流するようになる。この燃焼ガスの逆流は暖房器
の燃焼状態に影響を及ぼずこととなる。この悪影響を防
止するために、排気ブレーキを作動させた時には、直ち
に切換バルブ25を切換えて閉鎖し、切換バルブ27を
開放して熱交換器8の下流の燃焼ガス通路16を大気に
開放している燃焼ガス通路18に連絡させるように制御
する。なお、音消しバルブ42の設置場所については、
燃焼ガス通路16と吸気管3との連結点即ち集合部4よ
り下流即ちエンジン1側にすることが燃焼ガスの流れに
対する音消しを考慮すると好ましいが、各種の流量コン
トロールバルブの設定を考慮するといずれの場所でもよ
いことは勿論である。また、暖房器が作動し且つエンジ
ン1が停止している時には、切換バルブ25を吸気管3
に対して閉鎖し、しかも大気に開放する燃焼ガス通路1
8に設置された切換バルブ27を開放するか又は燃焼ガ
ス通路9oに設置した切換バルブ26を開放するように
制御する。大気に開放する燃焼ガス通路18に設置した
切換バルブ27を開放した場合には、この状態でブロワ
31の作用によって燃焼ガスは大気にスムースに流れる
。また、燃焼ガス通路90に設置した切換バルブ26を
開放した場合には、燃焼ガスは燃焼ガス通路90を通っ
てエンジン1の外周面に導入され、エンジン1、例えば
、オイルパンの場合にはオイル即ち潤滑油、シリンダブ
ロックの場合には冷却水が加熱即ち保温状態にされる。
エンジン1を保温する条件は、例えば、寒冷地、冬期等
においてエンジン1を始動する場合に始動の前後、走行
した後に運転士が仮眠をとるためエンジン1を停止した
時に、エンジン1が冷え過ぎてエンジン1の始動に支障
を生じると考えられる場合に、エンジン1を保温するた
めにエンジンIの暖房を行う。ところで、寒冷地、冬期
等において、霜、雪、氷等がフロントガラス、サイドミ
ラー、ハックミラー等のミラーに付着して、これらを落
とす場合には、デフロスタを作動するように制御する。
切換バルブ25.26.27を閉鎖又は開放して、燃焼
ガスをデフロスタ管(図示省略)からフロントガラス、
サイドミラー等の運転視界部分に吹出させるため、吹出
制御バルブ(図示省略)を開放する。運転士が車両を運
転するのに先だって、デフロスタを作動させるためタイ
マー等を使用してもよいことは勿論である。そして、運
転士が車両を運転する時にはフロントガラス、サイドミ
ラー等のミラーの運転視界が確保されている状態にする
次に、第2図に示されている急速暖房装置QH3を搭載
したこの発明による車両用暖房装置の作動について説明
する。更に、第5図に示すフローチャートを参照して、
その制御装置の作動の処理状況を説明する。
先ず、この発明による車両用暖房装置をスタートする。
           −・−−−−一−−〜−(51
)各バルブ類はエアシリンダのエアが作動しない状態に
なっており、急速暖房装置QH3のみが独立して作動可
能な状態に設定されている。燃焼器5及び熱交換器8か
ら成る車両用暖房装置における急速暖房装置QH3の作
動スイッチ43がオンどうかを判断する。作動スイッチ
43がオンでない場合には処理は最初に戻る。作動スイ
ッチ43がオンの場合には次の処理(53)に進む。
−・−一−−−−−−−=(52) 急速暖房装置QH3における燃焼器5の気化用グロープ
ラグ30に通電する。
−・−−−−−−(53) 液体燃料ポンプ32を作動して液体燃料タンク11から
液体燃料を気化袋W7に送込む。これらが作動すること
によって、燃焼器3に液体燃料が供給されて気化燃料に
変換される。
急速暖房装置QH3における燃焼器5の点火用グロープ
ラグ29に通電する。
一−−−−−−−−−−−−・(55)燃焼用空気を燃
焼器5に送込むために送風機31を作動する。燃焼器5
は液体燃料を気化して気化燃料を生成し、燃焼状態にな
る。また、熱交換器8によって熱交換し温風にするため
の空気を熱交換器8に送込む送風機36を作動する。
−・−・−−−−−(56) 急速暖房装置QH3の各種燃焼関係部品のオンにより、
液体燃料が気化して気化燃料となり、着火ができたかど
うかを熱交換器8の燃焼ガス出口即ち燃焼ガス通路16
の入口に設置されている温度センサー34によって燃焼
ガスの温度を検知し、判断する。例えば、燃焼ガスの温
度が約200℃以上であるかどうかを判断する。着火し
ていない場合には再度各種のコントロールを行う。着火
している場合には次の処理(58)へ進む。
−−−〜−−−−−−−−(57) 暖房器からの燃焼ガスをエンジン1へ送込むためのシリ
ンダブロック保温用の作動スイッチ44がオンかどうか
を判断する。作動スイッチ44がオンの場合には次の処
理(59)に進み、オンでない場合には、エンジン1の
保温作動は停止する。
−−−−−=−一−−−−−−(58)シリンダブロッ
ク保温用の作動スイッチ44がオンの場合には、燃焼ガ
スをエンジン1の外周面に送込むために燃焼ガス通路9
0に設置されている切換バルブ26を開放する。
エンジン1へ燃焼ガスを送込む燃焼ガス通路16に設置
されている切換バルブ25を閉鎖する。
燃焼ガスを大気に放出するため燃焼ガス通路18に設置
されている切換バルブ27を閉鎖する。
エンジン1の外周囲に設置された温度センサー47によ
って燃焼ガスが所定の温度値、例えば、約150℃より
高いかどうかを判断する。所定の温度値より高い場合に
は次の処理(63)に進み、所定の温度値より低い場合
には連続して温度センサー47によって測定を続けると
共に、処理(59)に戻り、燃焼ガスの送込みを続ける
−−−−−−−一一一一−−(62) 燃焼ガスの温度が所定の温度値より高い場合には、切換
バルブ27を開放し、燃焼ガスを大気に放出する。  
      −−−−−−−−(63)保温する必要の
ない場合には、エンジン1の保温用の切換バルブ26を
閉鎖する。そして、通常の急速暖房装置QH3及びエン
ジン1の作動を行う。例えば、エンジン1の作動中には
暖房器の燃焼ガスをエンジン1の吸気管3に送込み、エ
ンジン1の停止時には暖房器の燃焼ガスを大気に放出す
る。           −=−一−−−−−−=(
64)車両用暖房装置における急速暖房装置QH3によ
るエンジン保温作動の制御が終了する。
なお、急速暖房装置QH3を作動する場合には、例えば
、燃焼器5及び熱交換器8を上記のものを使用するとす
れば、急速暖房装置QH3の作動は次のようになる。燃
焼器5によって発生した燃焼ガスは熱流往路筒体内の熱
流通路に吹き込まれる。
前記熱流通路に吹き込まれた燃焼ガスは、前記熱流往路
筒体の前記熱流通路から蓋体によってガイドされUター
ンし、熱流復路筒体内の熱伝達通路を流れる。前記熱伝
達通路には受熱フィンが半径方向に多数設置されている
ので、燃焼ガスは前記受熱フィンによって燃焼熱を奪わ
れ、最後に燃焼ガス排出口から燃焼ガス通路16へ放出
される。
一方、暖められる空気は送風機36によって吸込ダクト
37から吸込まれ、送風機36から空気取入口から熱交
換器8の吸熱通路筒体内に吹込まれる。送込まれた空気
は、吸熱通路内に設置されている放熱フィンの間を通っ
て流れる。前記吸熱通路には多数の半径方向の放熱フィ
ンが熱流復路筒体の外周に固定して配置されており、空
気は前記放熱フィンの間を通って前記放熱フィンから燃
焼熱を吸熱して即ち奪って暖められる。暖められた空気
は温風となって、次いで蓋体の外周に半径方向に多数設
けられた放熱フィンの間を通って更に暖められて流れる
。次いで、暖められた温風は温風吹出ダクト22を通っ
て温風吹出口38から車両室28内に吹出される。温風
は、車内を保温し、次いで空気取入口のフィルタを通っ
て吸込ダクト37へと送風機36の作用によって吸い込
まれる。
吸込まれた空気は送風機36のスクロール出口21から
再び空気取入管を通って熱交換器8に送込まれる。上記
作動が繰り返されて車内は所定の温度に保温されること
になる。
この発明による車両用暖房装置の一実施例について詳述
したけれども、この発明は上記の詳細な構造に限定され
るものではない。即ち、燃焼器及び熱交換器については
、種々の構成のものが適用できることは勿論である。例
えば、燃焼器については、加熱プラグであるグロープラ
グを使用して液体燃料を気化燃料に気化して着火させる
ものでよく、竪型、横型等が適用できる。熱交換器につ
いても、種々の形状、構造、それに内蔵されているフィ
ンの形状、構造等についても種々に設計変更できるもの
である。
〔発明の効果〕
この発明による車両用暖房装置は、以上のように構成さ
れているので、次のような効果を奏する。
即ち、この発明は、暖房器の燃焼ガスを、エンジンの所
定部位の温度に応答して前記エンジンの周囲に導入し、
前記エンジンを保温するように制御されているので、こ
の暖房器、特に急速暖房装置の燃焼器で発生した燃焼ガ
ス即ち熱ガスを、前記エンジンの作動時には吸気管に導
入して未燃ガスを完全燃焼させ、前記エンジンの停止時
には大気に放出する以外に、燃焼ガス即ち熱ガスを前記
エンジンの外周囲に導入して前記エンジンを高温にする
か又は保温し、前記エンジンの始動性を向上し且つその
後の前記エンジンの暖機を行うことができるようにし、
特に、前記エンジンの保温がオイルパンを暖めて潤滑油
を保温すると共に、シリンダブロックを暖めて冷却水を
保温して潤滑油及び冷却水を高温に保ことによって極め
て効率良く前記エンジンの保温ができ、燃費を向上させ
、潤滑油の供給遅れを防止する。前記エンジンに燃焼ガ
スを導入する燃焼ガス通路に切換バルブを設置して作動
を確実に行うことができるように構成し、更に、前記エ
ンジンヘ導入する燃焼ガスが完全燃焼したかどうかを確
認するため燃焼ガスの温度を検出する温度センサーが設
け、燃焼ガスによる人命の危険から防止し且つ前記エン
ジンの外周面への未燃ガスの付着等を防止することがで
きる。また、車両用暖房装置の制御装置の作動が確実で
あり、燃焼ガス及び燃焼用空気を流れを的確に且つ迅速
に制御することができる。燃焼ガスを前記吸気管又は大
気に放出するので、エンジンの作動に関係なく暖房器を
作動することができる。更に、暖房器で発生ずる燃焼ガ
ス即ち排気ガスは、通常作動で前記エンジンの吸気管又
は排気管に送込むものであり、安全上極めて好ましいも
のである等、種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による車両用暖房装置の基本的な装置
を示す概略図、第2図はこの発明による車両用暖房装置
の一実施例を示す概略図、第3図はこの発明による車両
用暖房装置でエンジンを暖房する燃焼ガスの流れを示す
側面図、第4図は第3図の正面図、第5図はこの発明に
よる車両用暖房装置の作動状態を説明するフローチャー
ト、第6図は従来の車両用暖房装置を示す概略図、及び
第7図は従来のエンジンの暖機装置を示す概略図である
。 1−−−−−・−エンジン、3−−−−一吸気管、5−
−−m−・燃焼器、6−−−−−排気管、7・−一一−
−〜気化装置、8−−一・−熱交換器、9.45.47
−−・−温度センサー、]、、]1−−−−−−液体燃
料タンク16. 17. 18. 39. 90−−−
−燃焼ガス通路、23.24−・−・−エアクリーナ、
25.26,27,40,41.42−一−−−−−切
換バルブ29・−−一−・点火用グロープラグ、30−
一〜−−−気化用グローブラグ、31.36−・−・ブ
ロワ、43−一〜−−−−急速暖房装置1QH3の作動
スイッチ、44−−−−−・作動スイッチ、50−−−
〜−−−主制御装置、92−−−一一=−キャブフロワ
ー、93−−−−−−アンダカバー、95−−−−−一
空間部。 特許出願人   いすり自動車株式会社代理人 弁理士
    尾 仲 −宗 第 1 図 1         斗728 (・372324 6   J (−。 16      7 百 B      14232c 26’ 90B47 B、 u〕 C 27゛         喝   3 F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)暖房器の燃焼ガスを、エンジンの所定部位の温度
    に応答して前記エンジンの周囲に導入し、前記エンジン
    を保温するように制御したことを特徴とする車両用暖房
    装置。
  2. (2)前記エンジンの保温はオイルパンを暖めて潤滑油
    を保温することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の車両用暖房装置。
  3. (3)前記エンジンの保温はシリンダブロックを暖めて
    冷却水を保温することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の車両用暖房装置。
  4. (4)前記エンジンに燃焼ガスを導入する燃焼ガス通路
    に切換バルブが設置されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の車両用暖房装置。
  5. (5)前記エンジンヘ導入する燃焼ガスが完全燃焼した
    かどうかを確認するため燃焼ガスの温度を検出する温度
    センサーを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の車両用暖房装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045959A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Toyota Motor Corp 車両および熱交換システム

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JP2009045959A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Toyota Motor Corp 車両および熱交換システム

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