JPS6371007A - 垂直搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は垂直搬送装置、さらに詳しくは例えば倉庫等に
多段に積載された商品等を自在に昇降移動して移載し搬
送できる垂直搬送装置に関する。

（従来の技術） 従来、例えば倉庫等に多段に積載された商品等を移載し
搬送する搬送装置としては、第５図に示すものがある。

すなわち、この搬送装置は昇降移動自在に設けられた移
１２　Ｒ３１より床面に敷設されたベルトコンベヤ３２
に、別体の排出用ベルトコンベヤ３３を傾斜状に降下さ
せ配設させてなるもので、倉庫等に多段に積載された商
品等の高さに合わせて移ｉｎ！　機３　ｔを昇降移動さ
せ、該移載機３１より商品等を排出用ベルトコンベヤ３
３に移載し、更にベルトコンベヤ３２に転送させて商品
等を搬送させるものである。

（発明が解決しようとする問題点） 然しなから、上記従来のものは排出用ベルトコンベヤ３
３が傾斜状に配設されてなるため、装置全体のスペース
が多大なものとなり、倉庫等の限られたスペースに設置
するには不都合であるという問題点があった。

また、高位置に積載された商品等を移載機３１より移載
する場合、排出用ベルトコンベヤ３３の傾斜が増大する
ため、該ベルトコンベヤ３３より商品等をスムースに搬
送できないという問題点もあったのである。

本発明は上記問題点に鑑みて発明されたもので、その目
的とするところは搬送装置全体のスペースを小さいもの
にすると共に、倉庫等の多段に積載された商品等を自在
に昇降移動して移載でき、しかもスムースに搬送させる
点にある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成し、もって従来の問題点を解決
せんとして発明されたもので、その構成の要旨は降下搬
送軌道Ａ及び戻り軌道Ｂとからなる縦長の環状レール１
と、該レールｌに沿って移動自在に装着され且つ戻り軌
道Ｂに於いて該戻り軌道Ｂと相互にリニアモータ１３を
構成し且つ降下搬送軌道Ａの上端の手前位置まで自走す
るキャリヤ８と、前記レール１の降下搬送軌道Ａに沿っ
て並設され且つ該降下搬送軌道Ａでキャリヤ８を係止し
て降下させる係止手段を有する降下補助チェーン１４と
、前記降下搬送軌道Ａに沿って昇降移動自在に設けられ
且つキャリヤ８に商品等を移載させる移載機１７とから
なり、しかも該移載機１７には前記降下補助チェーン１
４により降下されるキャリヤ８を移載位置で停止させる
移載用ストッパ２２が出没自在に設けられてなるにある
。

（作用） 従って、上記構成を特徴とする垂直搬送装置は、キャリ
ヤ８がレール１の戻り軌道Ｂをリニアモータ１３の駆動
により降下搬送軌道への上端の手前位置まで上昇走行し
、次に降下搬送軌道に沿って降下補助チェーン１４の係
止手段にて係止され降下し、そして昇降移動自在に設け
られた移載機１７の移載用ストッパ２２にて停止される
ため、例えば倉庫等に多段に積載された商品等を移ｗｉ
機１７より移載する場合でも、移載８１１７を商品等の
高さに合わせて自在に昇降移動させて、該移載［１７よ
り商品等をキャリヤ８に移載し搬送できるのである。

特に、キャリヤ８を移載機１７に設けられた移載用スト
ッパ２２にて停止させることにより、該キャリヤ８が移
載機１７と同位置に保持されることになり、そのためキ
ャリヤ８を停止させた状態で移載機１７を昇降移動させ
ても、該キャリヤ８が移載機１７から離れることなく、
移載機１７より商品等をキャリヤ８に有用に移載できる
のである。

更に、商品等を移載させたキャリヤ８を降下補助チェー
ン１４にて係止し降下させることにより、商品等を高位
置の移載機８よりレール１の下端位置に確実に搬送させ
ることができ、またキャリヤ８から商品等を排出した後
、再びキャリヤ８を戻り軌道Ｂに戻すことにより、キャ
リヤ８を環状のレールｌに沿ってスムースに循環させる
ことができるのである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図乃至第３図に於いて、１は縦長に偏平した０字上
の環状レールを示し、該レール１は全周に亘って前面に
開口した凹溝部２を形成してなる。

３は前記レール１の凹溝部２に嵌装され且つ外側の側部
に係止片４を突設したキャリヤ本体を示し、該キャリヤ
本体３は前後に１組のローラ５，５・・・を枢着してレ
ール１の全周を自在に移動する。６は三角形状の支持片
７を垂設したバレットを示し、該支持片７の上端部を前
記キャリヤ本体３の前面中央部に回動目在に軸架して、
キャリヤ８を形成してなる。

９は前記レール１の下端より左側部及び上部（以下、戻
り軌道Ｂという）の凹溝部２の底面１０に亘って配設さ
れたアルミニウム製のリアクションレールを示し、前記
キャリヤ本体３の底部１１に内設され且つ移動磁界を形
成する固定子１２とリニアモータ１３を構成し、キャリ
ヤ８を矢印イ方向に走行させる。

１４は前記レール１の下端より右側部（以下、降下搬送
軌道Ａという）に沿って交叉状に並設されたエンドレス
の降下補助チェーンを示し、図面中手前側のチェーン１
４ａは矢印口方向に走行する。

１５は該降下補助チェーン１４０所定間隔ごとに前記キ
ャリヤ本体３の係止片４と交叉すべく外側方向に突出し
て多数個枢着された片ヒンジのアタッチメントを示し、
該アタッチメント１５は第４図に示すように、その−側
部に設けられた廻り止め片１６にてチェーン１４０走行
側への倒れを阻止される。

１７は前記レール１の降下搬送軌道Ａに沿って立設され
た４柱のクレーン１８内をワイヤローブ１９にて懸装さ
れた移載機を示し、該移載機１７は巻上げホイスト２０
にて昇降自在に移動され、また落下防止装置２１を装備
してなる。

２２は前記移ｗｉ機１７よりキャリヤ本体３の係止片４
を該係止片４に直線上に当接すべく出没自在に突設され
た移載用ストッパで、２３は前記降下搬送軌道Ａの上端
位置の側部よりキャリヤ本体３の係止片４に直線上に当
接すべく出没自在に突設された待機用ストッパを示し、
該待機用ストッパ２３は前記移載用ストッパ２２を後退
させると同時に信号を受けて後退する。２４は前記レー
ル１の戻り軌道Ａの側部に沿って所定間隔ごとに複数個
添設された停電時の落下防止用ストッパで、片ヒンジ機
構をなしキャリヤの落下を防止する。

２５は前記移載機１７に装着されたブツシャ−で、移載
機１７よりキャリヤ８のパレット６上に商品等を押圧す
るものであり、また２６は前記レール１の下端位置に装
着されたブツシャ−で、パレット６上の商品等を傾斜状
のローラコンベヤ２７上に押し出すものである。そして
、２８は前記環状レール１、降下補助チェーン１４及び
クレーン１８を立設してなる自動台車で、床面に別途敷
設されたベルトコンベヤ２９を跨ぐように走行し、前記
ローラコンベヤ２７よりベルトコンベヤ２９上に商品等
を排出させるのである。

本実施例の垂直搬送装置は以上の構成よりなり、次にこ
の垂直搬送装置を使用する場合について説明する。

先ず、この垂直搬送装置を複数段の棚や床等に商品３０
を積載してなる倉庫内に設置する。

そして、先ず空のキャリヤ８をレール１の下端位置より
戻し軌道Ｂに沿わせて、該戻し軌道Ｂと相互に構成した
りニアモータ１３を駆動させて矢印イ方向に上昇走行さ
せる。

そして、前記キャリヤ８が降下搬送軌道Ａの上端の手前
位置に到着すると、前記リニアモータ１３の駆動力から
解除されると共に、その自重により降下搬送軌道Ａに沿
って降下し、キャリヤ本体３より外側へ突設した係止片
４を降下補助チェーン１４のアタッチメント１５に交叉
状に係止させるのである。この際、該アタッチメント１
５はチェーン１４の走行方向、即ち矢印口方向に倒れな
いため、キャリヤ８は降下補助チェーン１４のアタッチ
メント１５にて支持され降下することになるのである。

そして、降下補助チェーン１４の走行に従って降下され
るキャリヤ８が移載機１７の位置まで降下すると、該移
載機エフに設けられた移載用ストッパ２２がキャリヤ８
の係止片４に当接して係止することとなり、そのためキ
ャリヤ８は移載機１７と同位置に停止することになるの
である。

そして、該移載機１７で作業員が倉庫内の棚の商品３０
・・・をピッキングして、停止したキャリヤ８のパレッ
ト６上にプッシャー２５にて商品３０を押圧移載し、移
載が完了した時点で移載用ストッパ２２を後退させると
、キャリヤ８が再び降下補助チェーン１４のアタッチメ
ント１５に係止されて、該チェーン１４の走行に従って
降下搬送軌道Ａを降下するのである。

このように商品３０を搬送するキャリヤ８がレール１の
下端位置近くまで降下すると、該キャリヤ８の係止片４
が降下補助チェーン１４のアタッチメント１５から外れ
、自重によりさらに降下して停止することになり、この
位置でキャリヤ８のパレット６上の商品３０がプッシャ
ー２６にてローラコンベヤ２７上に押し出されると共に
、空になったキャリヤ８が再び戻り軌道Ｂに入り、リニ
アモータ１３の駆動にて上方に走行するのである。

このようにして、キャリヤ８を環状のレール１に沿って
走行させるのであるが、本実施例では３個のキャリヤ８
をレール１に走行させており、また降下搬送軌道Ａの上
端位置の側部には待機用ストッパ２３が出没自在に設け
られなるため、該ストッパ２３を突出させてキャリヤ８
の係止片４を係止させることにより、キャリヤ８がこの
位置で停止して待機することになるのである。この際、
停止したキャリヤ８の係止片４には降下補助チェーン１
４のアタッチメント１５が次々光たるものの、該アタッ
チメント１５は片ヒンジでチェーン１４と逆方向に倒れ
るため、降下補助チェーン１４はアタッチメント１５を
倒しながら支障なく走行できるのである。

従って、本実施例の垂直搬送装置を使用すれば、先ず空
のキャリヤ８がレール１の戻り軌道Ｂをリニアモータ１
３の駆動により降下搬送軌道Ａの上端の手前位置まで上
昇走行し、次に降下搬送軌道Ａに沿って降下補助チェー
ン１４にて係止され降下し、その途中で昇降移動自在に
設けられた移載［１７の移載用ストッパ２２にて停止さ
れるため、倉庫の棚に複数段積載された商品３０を移載
機１７により移載する場合でも、該移載機１７を商品３
０の高さに合わせて自在に昇降移動させてから、商品３
０をキャリヤ８に移載できるのである。

特に、降下搬送軌道Ａに沿って降下してくるキャリヤ８
を移載用ストッパ２２にて停止させることにより、該キ
ャリヤ８が移載機１７と同位置に保持されることとなり
、そのためキャリヤ８を停止させた状態で移載機１７を
昇降移動させても、該キャリヤ８が移載機１７より離れ
ることなく、移載機１７より商品３０をキャリヤ８に有
効に移載できるのである。

更に、商品３０を移載させたキャリヤ８を移載機１７よ
り降下補助チェーン１４にて係止させ降下させることに
より、その重量にかかわらず商品３０を高位置よりレー
ル１の下端位置に確実に搬送させることができるのであ
る。

更に、キャリヤ８から商品３０を排出した後、空のキャ
リヤ８が再び上昇走行して、環状のレール１をスムース
に循環できるのである。

更に、作業中のキャリヤの手前側のキャリヤ８が降下搬
送軌道Ａの上端位置に設けられた待機用ストッパ２３に
てその降下を停止し待機させられるため、移載Ｊａ１７
よりキャリヤ８に商品３０を移載している間は、次のキ
ャリヤ８が不用意に降下搬送軌道Ａを降下してくること
がなく、そのため他のキャリヤ８の走行にとられれるこ
となく、一つのキャリヤ８に確実に商品３０を移載でき
るのである。

更に、戻り軌道Ｂでは降下搬送軌道へとは別にリニアモ
ータ１３でキャリヤ８を自走させるため、降下搬送軌道
Ａでのキャリヤ８の降下、停止と関係なくキャリヤ８を
降下搬送軌道Ａの上端位置にて待機させることができ、
キャリヤ８の戻し操作と移載、搬送作業を全く独立させ
たものにできるのである。

尚、キャリヤとレールの戻り軌道とに構成されるリニア
モータは、上記実施例では固定子をキャリヤ側に、リア
クションレールを戻り軌道側に設けてなるが、本発明は
これに限定されず、固定子を戻り軌道側に、リアクショ
ンレールをキャリヤ側に設けてもよく、またリアクショ
ンレールもアルミニウム等の非磁性導体からなるものに
限らず、炭素鋼等の磁性導体からなってもよく、リニア
モータの具体的な構成は問うものではない。

また、キャリヤは要はレールに沿って移動自在に装着さ
れてあればよく、キャリヤ本体に軸架させるパレットの
形状も問わない他、装着されるキャリヤの個数も上記実
施例の如く３個に限らず、さらに多くてもよい。なお、
キャリヤを１個だけ走行させてもよいが、この場合他の
キャリヤを降下搬送軌道の上端位置で待機させる必要が
ないため、待機用ストッパが不用となる。

更に、移載機は上記実施例の如くワイヤロープにて懸装
されるものに限定されず、シリンダやパンダグラフ状の
脚に支持されるものでもよく、要は昇降移動自在に設け
られていればよいのである。

その他、ストッパの具体的構造等、垂直搬送装置の各部
の構造等は本発明の範囲内で設計変更自在である。

（発明の効果） 畝上のように、本発明は降下搬送軌道及び戻り軌道とか
らなる縦長の環状レールと、該レールに沿って移動自在
に装着され且つ戻り軌道に於いて該戻り軌道と相互にリ
ニアモーターを構成し且つ降下搬送軌道の上端の手前位
置まで自走するキャリヤと、前記レールの降下搬送軌道
に沿って並設され且つ該降下搬送軌道でキャリヤを係止
して降下させる係止手段を有する降下補助チェーンと、
前記降下搬送軌道に沿って昇降移動自在に設けられ且つ
キャリヤに商品等を移載させる移載機とからなり、しか
も該移載機には前記降下補助チェーン１４により降下さ
れるキャリヤを移載位置に停止させる移載用ストッパが
出没自在に設けられてなるために、先ずキャリヤをレー
ルの戻り軌道に沿わしてリニアモータの駆動により降下
搬送軌道の上端の手前位置まで上昇走行させ、次にキャ
リヤを降下搬送軌道に沿わして降下補助チェーンにて係
止し降下させ、そして降下するキャリヤを昇降移動自在
に設けられた移載機の移載用ストッパにて停止させるこ
とにより、例えば倉庫等に多段に積載された商品等を移
載機より移載する場合で、該移載機を商品等の高さに合
わせて自在に昇降移動させてから、移載機より商品をキ
ャリヤに移載し搬送できるという格別な効果を有する至
った。

特に、キャリヤを移載用ストッパにより停止させること
により、該キャリヤが移載機と同位置に保持されること
になり、そのためキャリヤを停止させてまま移載機を昇
降移動させても、キャリヤが移載機から離れることなく
、移載機を昇降させながら商品等をキャリヤに有効に移
載できるという本発明特有の効果もある。

更に、商品等を移載させたキャリヤを降下補助チェーン
にて係止させ降下させることにより、商品等を高位置の
移載機よりレールの下端位置まで確実に搬送させること
ができ、またキャリヤから商品等を排出した後、再び空
のキャリヤを戻り軌道に戻すことにより、キャリヤを環
状のレールにスムースに循環させることができる効果も
あるのである。

このように本実施例の垂直搬送装置を使用すれば、装置
自体が垂直搬送なるため、従来の搬送装置に比し小型化
されるだけでなく、商品等の搬送が循環するキャリヤに
てスムースなものとなり、しかもキャリヤを複数個使用
した場合には降下搬送軌道に上端位置に待機用ストッパ
を設けることにより、キャリヤの戻し操作と移載、搬送
作業が全く独立したものとなり、従って商品等を有効に
移載搬送させる点で、従来にない極めて優れた搬送装置
を提供するに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の垂直搬送装置の正面図。 第２図は第１図のＣ−Ｃ線拡大端面図。 第３図はキャリヤの側面図。 第４図はアタッチメントの正面図。 第５図は従来例を示す斜視図。 １・・・レール　　　　　８・・・キャリヤ１３・・・
リニアモータ　　１４・・・降下補助チェーン１７・・
・移載機　　　　　２２・・・移載用ストッパ第１図 第２図 第３図　　　　　　第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、降下搬送軌道Ａ及び戻り軌道Ｂとからなる縦長の環
   状レール１と、該レール１に沿って移動自在に装着され
   且つ戻り軌道Ｂに於いて該戻り軌道Ｂと相互にリニアモ
   ータ１３を構成し且つ降下搬送軌道Ａの上端の手前位置
   まで自走するキャリヤ８と、前記レール１の降下搬送軌
   道Ａに沿って並設され且つ該降下搬送軌道Ａでキャリヤ
   ８を係止して降下させる係止手段を有する降下補助チェ
   ーン１４と、前記降下搬送軌道Ａ沿って昇降移動自在に
   設けられ且つキャリヤ８に商品等を移載させる移載機１
   ７とからなり、しかも該移載機１７には前記降下補助チ
   ェーン１４により降下されるキャリヤ８を移載位置で停
   止させる移載用ストッパ２２が出没自在に設けられてな
   ることを特徴とする垂直搬送装置。 ２、前記キャリヤ８を係止して降下させる係止手段が片
   ヒンジで降下補助チェーン１４に装着されたアタッチメ
   ント１５である特許請求の範囲第１項記載の垂直搬送装
   置。