JPS6370169A - プロ−ブ洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、自動化学分析装置においてサンプルや試薬を
分注するのに用いられるプローブの洗浄方法に関する。

（従来の技術） 近年の自動化学分析装置においては、サンプル（検体）
毎に検査項目を可変にする。いわゆるランダム・アクセ
ス方式が主要な位置を占めており、これに伴って試薬の
分注も一本のプローブにより検査引目に応じた試薬を選
択、分注する方式か採用されるようになってきた。この
ため、プローブの洗浄か不十分であると、検査項目によ
っては、前検査項目による試薬の干渉か測定精度に重大
な影響を与える場合がある。

（発明が解決しようとする問題点） ところか従来、プローブの洗浄に関しては、その洗浄水
量を試薬分注サイクル内て洗浄のために割り付は可能な
時間との兼ね合いで最大水１．シとして決めている状態
てあり、どのような条件て洗浄を行なえばより効果的で
あるかというような検討はなされていなかった。

本発明の目的は、プローブの洗浄に関して、より効果的
な洗浄条件を検討し、より効果的な洗浄方法を提供する
ことにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため本発明は、プローブから洗浄水
を吐出してプローブ内の洗浄を行なうに際し、洗浄水を
乱流領域の速度で吐出し、プローブ内を洗浄するように
した。

（作用） 本発明は上記の構成としたので１次のように作用する。

即ち、洗浄水な乱流領域の速度て吐出すると、プローブ
内を流れる洗浄水に渦？ｉｉ、等か生じ、この渦流等に
よってプローブ内壁に付着した試薬等か剥離、混合され
て良く洗浄される。又、吐出する洗浄水の流速を乱流領
域にすると、流速が速くなるので吐出時間か短縮される
。

従って本発明によれば、乱流領域での流量による洗浄を
行なうことにより、少ない洗浄水量と、より短い洗浄時
間により効果的な洗浄を行なうことかてきる。

（実施例） 以下本ＩＦｔＴ方法の一実施例について図面を参照して
説明する。

第１ＵＡは、ランダム・アクセス方式における試薬分注
システムの一構成例を示す概略図である。

このシステムは、洗浄に用いる洗浄水容器１と、洗浄水
な試薬流路系７に送り、洗浄するための洗浄ポンプ２と
、試薬を吸引、吐出するだめの試薬ポンプ３と、試薬を
採取、分注するためのプローブ４と、試薬容器の液面を
検知する液面センサー５と、洗浄ポンプ２の波路切換え
のための電磁弁６から構成されており、以下のように作
動する。

先ず、洗浄水容器ｌから洗浄ポンプ２に洗浄水を吸引し
た後、電磁弁６を切り換え、洗浄ポンプ２内の洗浄水な
吐出することにより、試薬ポンプ３の内部およびプロー
ブ４の先端まで水を満たしておく。

次いで、試薬ポンプ３を吸引し、プローブ４の先端に空
気層を形成した後、図示していない試薬容器にプローブ
４か移動し、液面センサ５の作用により試薬液面より一
定深さまてプローブ４か侵入し、所定の試薬量の吸引、
採取を行なう。

次いて、図示していない反応管にプローブ４か移動し、
試薬ポンプ３により、試薬の分注な行なう。

その後、図示しない洗浄溜において、洗浄ポンプ２によ
り、試薬ポンプ３内を経由してプローブから洗浄水を吐
出し、プローブ内の洗浄を行なって新たな試薬吸引動作
に備える。

このようなシステムに於ては、検査項ｒ１により試薬に
に違いはあるが、通常２０ＪＬｐから３００角０程度の
試薬量か分注されるようになっており、検査項［］間の
試薬干渉の影響を小さくするためには試薬残留率を１０
−６以Ｆにすることが要求される。

第２図（ａ）（ｂ）に内径をφ０．４ｍｍとしたプロー
ブを用いた場合の洗浄水流量と試薬残留率との関係を洗
浄水ψをパラメータにして示す。

同図からも解るように、洗浄水量か７．５倍、１０倍、
１５倍、および２０倍と増加するに伴ない、試薬残留率
も減少してくる。又、洗浄水量か一定てあれば、試薬残
留率は洗浄ポンプのポンプスピードか６００　ｇ　Ｉｔ
　／　ｓ　ｅ　ｃ付近のとき最大イ１となり、ここを境
にポンプスピードが遅くなるか速くなるに従い残留率は
減少していく。これは、流路系の特性、即ちレイノルズ
＠　Ｒｅと密接な関係がある。よく知られているように
レイノルズ数Ｒｅは、 牌：粘性係数 ρ：害度 Ｑ：流量 Ｄ＝ニブローフ径 ｕ：流速、ｕ＝Ｑ／　（πＤ２／４） で表わされる。

イノルズ数か２０００前後を境にして液の流れは層流か
ら乱流域へ移行することか知られおり、先述の第２図で
示された流量６００μ、　Ｑ　／　ｓ　ｅ　ｃは、この
境界領域にあたる。

以上のことから、プローブの内壁に残っている試薬を良
く洗浄するためには、層流域ては、試薬のプローブの管
径方向への拡散速度に依存するため、流量か小さい程拡
散が大きくなって残留率か小さくなる一方、乱流域ては
、プローブ内壁の試薬は渦流等による剥離、混合て、残
留率か小さくなることがわかる。

従って、層流領域においても、流−＋二を小さくすれば
、１０−６以ドの試薬残留率を達成することばてきるが
、この場合、定められた試薬分注サイクルを満足するこ
とは困難である。

そこて木実施例ては、１５倍の水で、乱流領域てのｆＱ
　：ｄｌＯＯＯＪＬ　Ｆｌ　／　Ｓ　ｅ　ｃて洗浄を行
ない、１Ｏ−６以下の試薬残留率を達成すると共に、洗
浄時間の短縮をも実現した。

尚、上記１０００　ｇ　Ｑ　／　ｓ　ｅ　ｃの流量は、
洗浄ポンプ２のスピードと、洗浄ポンプ２のプランジャ
ーの径とによって予め設定しておく。

以上発明の一実施例について説１１シたか１本発明はＬ
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範
囲内において適宜変形実施”ＴＩＥであることは言うま
でもない。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、乱流領域での流量
による洗浄を行なうことにより、少ない洗浄水量と、よ
り短い洗浄時間により所定の洗浄効果を達成てき、コス
トパフォーマンスの向トをも図ることか”Ｔ　億となる
。

【図面の簡単な説明】

第１　［Ｗは試料分注システムの一構成例を示す鬼略図
、第２図（ａ）、（ｂ）は洗浄水流量と試薬残留率との
関係を示すグラフ、第３図は、流量とレイノルズ数との
関係を示すグラフである。 代理人　ｊｒ理士　則　　近　　憲　　佑同　　　　　
　大　　　胡　　　典　　　夫嫁　個　脩 しイノ４ス゛４ｅｒ、Ｎ 軸　厨　渭

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動化学分析装置において、プローブから洗浄水を吐出
   してプローブ内の洗浄を行なうに際し、洗浄水を乱流領
   域の速度で吐出し、プローブ内を洗浄することを特徴と
   するプローブ洗浄方法。