JP2004251797A - 自動分析装置 - Google Patents

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【課題】生化学分析装置と免疫分析装置とが結合する構成における検体間のキャリーオーバーによる免疫測定項目の測定誤差を生じさせないような、サンプリングプローブの外壁の汚染領域に対する洗浄能力を有する自動分析装置を提供する。
【解決手段】検体に浸漬して吸引することにより検体を採取するサンプリングプローブ16と、そのサンプリングプローブ16を駆動させる駆動手段と、前記サンプリングプローブ16の外壁に対して洗浄液を放出する開口部を有する洗浄水パイプ24が形成された洗浄漕20とを有する自動分析装置であって、前記駆動手段によって被洗浄状態に置かれたサンプリングプローブ16の外壁に向かって放出される洗浄液が前記検体に浸った領域を含むように前記開口部24aが形成されたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサンプリングプローブの洗浄手段を備えた自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、病院検査室などで用いられる自動分析装置は、反応管に血液や尿等の被検試料(以下、「検体」とする。)と試薬とを分注してこれらを反応させた後、反応によって生じる色調の変化を光測定することにより検体中の被測定物質又は酵素の濃度や活性を測定する。検体の分注にはサンプリングプローブが用いられるが、検体間の汚染を防ぐためには、検体を交換する毎にサンプリングプローブの内外を洗浄することが必要である。
【0003】
このため、従来から自動分析装置には、検体を供給するサンプラと反応管との間に、洗浄水を溜めるように構成された洗浄槽、或いは流水状態を作り出すように構成された洗浄槽が設けられており、この洗浄槽内にサンプリングプローブを浸けることによって、サンプリング動作ごとにサンプリングプローブの洗浄を行うようになっている。
【0004】
ここで、その一例として、従来の自動分析装置の構成における前記サンプラと反応管との間に設けられた洗浄槽の断面図を示す図6を用いてサンプリングプローブの洗浄動作を説明する。図6に示すように、サンプリングプローブ105が洗浄槽108の所定の位置まで下方移動し停止すると、サンプリングプローブ内洗浄ポンプ(図示せず)からサンプリングプローブ105内に洗浄水が送水され、サンプリングプローブ105の内部が洗浄される。また、これと同時に、洗浄槽108の内周壁を貫通するように設けられた洗浄水パイプ112から、サンプリングプローブ105の先端部に対して洗浄水が連続的に噴水され、サンプリングプローブ105の外部が洗浄される。このサンプリングプローブ105の内外の洗浄に用いられた洗浄水は、洗浄槽108の底部に設けられたドレイン111を介して排水される(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−133466号公報(段落〔0005〕−〔0006〕、第8図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、前述した検体間のキャリーオーバーによる測定誤差の低減に加え、高速処理をするために測定のサイクルタイムが短くなり、サンプリングプローブの洗浄時間も短縮傾向にあり、その状況の中でより高い洗浄能力が必要とされている。
【0007】
しかしながら、従来の洗浄手段によっては、サンプリングプローブの外壁を洗浄する洗浄水の当て方(水圧、水流量)に有効な改良がなされていなかったため、所望の洗浄能力を実現することが困難であった。
【0008】
例えば、図6に示す洗浄手段によれば、洗浄漕の吐出口からの洗浄水は、サンプリングプローブ挿入穴からサンプリングプローブに沿って流れ落ちる。汚染領域の洗浄は洗浄水の自由落下によるものとなるため、サンプリングプローブの外壁にかかる水圧はなく、洗浄時間を長くしない限り、十分な洗浄効果は得られなかった。
【0009】
特に近年では、作業効率性の向上から各々単独で使用されることが多かった生化学分析装置と免疫分析装置とを結合させた自動分析装置が望まれてきており、このような自動分析装置を実現する上で解決しなければならない重要な技術的課題の1つとして、サンプリングプローブを媒介した検体間のキャリーオーバーの低減がある。
【0010】
このような課題の解決が望まれるのは、生化学分析装置によって測定する検体の測定項目と、免疫分析装置によって測定する検体の測定項目との間に相当な感度の差が生じるためである。具体的には、生化学分析装置のみでの測定を行った場合には、それほど感度の高い測定項目がないため、検体間のキャリーオーバーに関してあまり高い性能は要求されなかったが、生化学分析装置よりも高い感度を要する免疫分析装置と同一の検体を測定する場合、生化学分析装置において検体間の汚染をしてしまうと、感度の高い免疫分析装置において測定誤差を生じることがあった。
【0011】
すなわち、生化学分析装置と免疫分析装置とでは測定レンジに大幅な違いがあるため、生化学分析装置と免疫分析装置とを併合させた自動分析装置においては、生化学分析装置側に検体間のキャリーオーバーの低減(例えば0.1ppm以下)が求められていた。
【0012】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、免疫分析装置との結合に際して、検体間のキャリーオーバーによる免疫測定項目の測定誤差を生じさせないような、サンプリングプローブの外壁の汚染領域に対する洗浄能力を有する自動分析装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明に係る自動分析装置は、検体に浸漬して吸引することにより検体を採取するサンプリングプローブと、そのサンプリングプローブを駆動させる駆動手段と、前記サンプリングプローブの外壁に向かって放出される洗浄液が前記検体に浸った領域を含むように前記開口部が形成されたことを特徴とする。
【0014】
係る構成のように、サンプリングプローブが検体を採取する際に浸漬される領域がその採取時に予め設定されていることから、サンプリングプローブの外壁面において浸漬されうる最大の領域が判明するので、その領域を見越して前記開口部の開口領域を設定することにより、サンプリングプローブの有効な洗浄を行うことができ、当該洗浄漕が搭載された生化学分析装置が免疫分析装置に結合された自動分析装置でも、免疫に関する測定項目に誤差を生じさせることがない。
【0015】
上記課題を解決するための、請求項2記載の発明に係る自動分析装置は、検体に浸漬して吸引することにより検体を採取するサンプリングプローブと、そのサンプリングプローブを駆動させる駆動手段と、前記サンプリングプローブの外壁に対して洗浄液を放出する開口部を有する洗浄水パイプが形成された洗浄漕とを有する自動分析装置であって、前記開口部は、前記サンプリングプローブが検体を採取するために当該サンプリングプローブの先端から前記検体に浸った距離より大きな径であり、前記駆動手段は、前記検体に浸った領域に対して前記開口部が対向するようにサンプリングプローブを駆動する手段であることを特徴とする。
【0016】
係る構成のように、サンプリングプローブが検体を採取する際に浸漬される領域がその採取時に予め設定されていることから、サンプリングプローブの外壁面において浸漬されうる最大の領域が判明するので、その領域を見越して前記開口部の開口領域を設定することにより、サンプリングプローブの有効な洗浄を行うことができ、当該洗浄漕が搭載された生化学分析装置が免疫分析装置に結合された自動分析装置でも、免疫に関する測定項目に誤差を生じさせることがない。
【0017】
上記課題を解決するための、請求項3記載の発明に係る自動分析装置は、請求項1又は2に記載の自動分析装置において、前記開口部は前記サンプリングプローブの長さ方向に長辺を有する長円形状をなすことを特徴とする。
【0018】
係る構成とすることにより、開口面が円形をなすよりも開口面積が小さくなるので、洗浄液を吐出する圧力を大きくすることができる。特に、開口面が汚染領域を確実にカバーするために、長円形の長辺部分が当該開口部の高さに設定されることが望ましい。またここで、前記サンプリングプローブの長さ方向とは、サンプリングプローブを洗浄するために形成された洗浄漕(この洗浄漕の壁面に前記開口部が形成される)に対して挿入される方向を指す。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る自動分析装置の一実施の形態における構成を図1〜図3を参照して説明する。まず、図1は、本発明に係る自動分析装置の一実施の形態における構成を示す概略図である。また、図2は、本発明に係る自動分析装置の一実施の形態における生化学分析装置の構成を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施形態における自動分析装置は、生化学分析装置と免疫分析装置とが結合された形態をなし、それぞれ、検体の各種成分と反応する試薬を納めた複数の試薬ボトルを収納した試薬ラック1を設置可能な試薬庫2及び3と、複数の反応管4を円環形状に配置した反応ディスク5とを有している。試薬庫2,3及び反応ディスク5は、それぞれ駆動装置(駆動手段)により回動されるようになっている。測定に必要な試薬は、試薬庫2或いは試薬庫3の試薬ラック1に収納されている試薬ボトル7から、それぞれ分注アーム8或いは分注アーム9を用いて反応ディスク5上の反応管4に分注される。また、生化学分析装置及び免疫分析装置のそれぞれには、回動可能なサンプリングアーム10が設置され、サンプリングアーム10には、検体を吸引し、反応管4に分注するサンプリングプローブ16が設けられる。
【0020】
さらに、生化学分析装置及び免疫分析装置の前面及び側面には、所定個数の検体容器17を収容した検体ラック18を搬送するサンプラ6が設置されている。すなわち、このサンプラ6によって搬送された検体容器17を、生化学分析装置及び免疫分析装置のそれぞれに設置された回動可能なサンプリングアーム10のサンプリングプローブ16が吸引し、それぞれの反応管4に分注することによって分析・検査が実施されることになる。
【0021】
具体的に、検体18に関する分析は、まず、生化学分析装置において、検体ラック18が生化学分析装置の搬入口(図示せず)に対して側付けされる。そして、サンプリングアーム10を回動させ、サンプリングプローブ16が検体容器17内の検体を吸引し、これを反応管4に分注する。次に、試薬ラック1に収納されている試薬ボトル7から分注アーム8或いは9により試薬を吸引し、係る試薬を反応管4に分注する。検体と試薬を分注された反応管4は、反応ディスク5の回動により撹拌位置まで移動し、撹拌ユニット11により検体と試薬の混合液が撹拌される。以上の操作により、反応管4内にて検体内のある特定の成分と試薬との反応が生じ、検体の吸光度が変化する。そこで、測光ユニット13により、当該反応管4の吸光度を測定すれば、検体内における前記特定の成分についての濃度を知ることができる。そして、分析の終了した反応管4内の混合液は廃棄され、その後反応管4は洗浄ユニット12により洗浄されるようになっている。
【0022】
一方、検体ラック18単位で生化学分析装置のサンプルプローブ16に採取された検体容器17群は、サンプラ6によって免疫分析装置の搬入口(図示せず)に搬送され、上記生化学分析装置と同様にサンプリングプローブ16aによって吸引され、分注及び吸光度測定が行われる。
【0023】
ここで、本実施形態の自動分析装置においては、サンプラ6の動静等を総合的に制御するための制御部(図示せず)が備えられている。
【0024】
さらに、自動分析装置を構成する生化学分析装置及び免疫分析装置には、それぞれ、前記各分注アーム8〜10に対応して、各分注アーム8〜10の各サンプリングプローブ14〜16を洗浄するための洗浄槽がそれぞれ設けられている。図2には、反応ディスク5に検体を分注した後のサンプリングプローブ16を洗浄するための洗浄槽20のみしか図示されていないが、各分注アーム8〜10に対応してそれぞれ洗浄槽が設けられているものとする。以下、このサンプリングプローブ16を洗浄するための洗浄槽20を例にとって説明を行うが、他のサンプリングプローブ14,15用に設けられた洗浄槽も同じ構成である。
【0025】
図3は、本実施形態におけるサンプリングプローブ16用の洗浄槽20の構成を示す断面図である。なお、本実施形態にいうサンプリングプローブ及び洗浄漕は、少なくとも生化学分析装置に設けられたサンプリングプローブ及び洗浄漕を意味し、望ましくは生化学分析装置及び免疫分析装置からなる自動分析装置の生化学分析装置に設けられたサンプリングプローブ及び洗浄漕である。図3に示すように、洗浄槽20は、自動分析装置に埋め込まれる態様で設けられた筒状の洗浄槽ブロック21と、この洗浄槽ブロック21を装置側に固定する保持ブロック22とを有している。保持ブロック22には、洗浄時に当該洗浄槽20に挿入されたサンプリングプローブ16に対して洗浄水を吐出するための洗浄水パイプ(洗浄ノズル)24が設けられている。
【0026】
ここで、検体を吸引する工程において検体に浸漬されるサンプリングプローブ16の浸漬領域は、生化学分析装置の制御部35に予め設定されている。つまり、反応管のサイズ、位置及び反応管内の検体の量も予め特定されるので、サンプリングプローブ16の浸漬領域の最大値は自ずと特定される。従って、洗浄水パイプ24の径(開口部24aの径)は浸漬領域の最大値を含む大きさにしておく。具体的には、同装置を構成する各装置の所要に基づき、サンプリングプローブ16の浸漬領域の最大領域を決めておき、係る最大領域において、サンプリングプローブ16が洗浄漕内に収容される方向の長さの最大値を超える洗浄水パイプ24の径に前記洗浄水パイプ24の形状を設けておき、前記制御部35は、前記サンプリングプローブ16の浸漬領域を前記開口部24aに対向し、かつすっぽり入れるために必要な制御量を記憶しておき、プローブ駆動部33にその制御量を指示する。
【0027】
また、洗浄水パイプ24が開口している面(開口部24aの開口面)は、サンプリングプローブ16が洗浄漕内に収容される方向の長さを長辺とする長円形状(例えば、楕円形状)をなすことが望ましい。このようにすることで、浸漬領域を維持しつつ、洗浄水パイプ24の開口面積が小さくなるので、洗浄の際の洗浄水吐出の圧力を高め、効率よくサンプリングプローブ16の洗浄を行うことができる。さらに、本実施形態における開口部24aの開口面の形状は、前記浸漬領域との大小関係にのみ決定されるものではない。すなわち、洗浄水をサンプリングプローブ16にあてた領域が前記浸漬領域を含めばいいので、開口部24aの形状は、洗浄水をサンプリングプローブ16にあてた領域が前記浸漬領域よりも大きくなるように放射状に洗浄水を放出するように形成されてもよい。
【0028】
これにより、各洗浄水パイプ24からサンプリングプローブ16の浸漬領域に当たるように連続した流水状態で吐出された洗浄水は、サンプリングプローブ16に付着した検体を洗い流し、排水される。
【0029】
次に、このように構成された当該実施の形態の自動分析装置における検体の成分分析検査の全体的な制御の流れについて図1〜図4を参照しながら説明する。図4は、この実施の形態の自動分析装置の制御の流れを説明するためのブロック図である。
【0030】
分析が開始されると、制御部35は駆動系34を制御して、サンプラ6、反応ディスク5及び試薬庫2又は3を駆動させ、サンプラ6上の検体ラックが、まず生化学分析装置の搬入口(図示せず)に到達したときに、生化学分析装置のサンプリングプローブ16及び分注アーム8又は9をサンプリングプローブ駆動部33を介して駆動制御し、検体及び分析に必要な試薬を反応ディスク5における所定の反応管4に分注する。
【0031】
その後、制御部35は、検体と試薬が分注された反応管4を、反応ディスク5の回動により撹拌位置まで移動制御し、検体と試薬の混合液が撹拌されるように撹拌ユニット11を制御する。その後、反応ディスク5を回動制御して、この混合液を測光位置まで移動制御し、測光系13から前記混合液が納められた反応管4に対して光を照射して吸光度変化を測定することにより、検体の成分分析を行う。なお、分析の終了後は反応管4内の混合液は廃棄され、混合液が廃棄された反応管4は洗浄ユニット12により洗浄されるようになっている。
【0032】
次に、図1〜図5を参照しながら、サンプリングプローブ16の洗浄制御の流れについて説明する。なお、以下、サンプリングプローブ16の洗浄制御を例にとって説明するが、これは各分注アーム8,9の洗浄制御の場合も同様である。また、図5は、本実施形態における自動分析装置、特に生化学分析装置に設けられた反応ディスク5、サンプラ6、サンプリングアーム10及び洗浄槽20の構成を示す上面図である。
【0033】
まず、サンプリングプローブ16は、非駆動時には、例えば図5に示すように反応ディスク5とサンプラ6との略中間の位置(ホーム位置)で待機状態となっているのであるが、分注時となると、前記制御部35により、図5中点線の軌道で示すようにサンプラ6側に移動制御され、検体容器に納められている検体を吸引した後、反応ディスク5側に移動制御され反応管4に前記吸引した検体を分注する。
【0034】
次に、この分注を終えると、制御部35は、予め記憶しておいた上記制御量を基にプローブ駆動部33に指示して、サンプリングプローブ16を図5に示す洗浄槽20の略中間の位置Aまで移動制御する。そして、この移動制御後によって、サンプリングプローブ16を洗浄槽20内の洗浄水パイプ24の開口部24aに浸漬領域がすっぽり入る。図3は、サンプリングプローブ16が洗浄槽20内に収容された様子を示している。
【0035】
このようにサンプリングプローブ16が洗浄槽20内に収容されると、制御部35は、図4に示す洗浄ポンプ32を駆動制御する。これにより、洗浄ポンプ32を介してサンプリングプローブ16内に洗浄水が供給されると共に、洗浄水パイプ24を介してサンプリングプローブ16の両側面側から洗浄水が吐出され、サンプリングプローブ16の内外に付着した検体の洗浄が行われることとなる。
【0036】
このように、サンプリングプローブ16の洗浄が終了すると、制御部35は、洗浄ポンプ32を停止制御して洗浄水の供給を停止する。そして、サンプリングプローブ16を洗浄した後の廃液が排水される。また、洗浄槽20内に収容されているサンプリングプローブ16を上昇制御すると共に、図5に示すホーム位置まで移動制御して、次のサンプリング指示がなされるまで前記ホーム位置で待機状態に制御する。
【0037】
制御部35は、サンプリングプローブ16で検体の分注が行われる毎に、このようなサンプリングプローブ16の洗浄制御を行うようになっている。
【0038】
上述の各実施の形態は、本発明の一例であり、本発明は各実施の形態に限定されることはない。
【0039】
さらに、上述の各実施の形態では、サンプリングプローブの場合を示したが、試薬分注用のサンプリングプローブに対しても同様に適用でき、サンプリングプローブに適用することで得られた効果と同様な効果を得ることができる。また、この他であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サンプリングプローブに対して適切な洗浄を行う洗浄手段を生化学分析装置に設けたので、その生化学分析装置が免疫分析装置に結合された場合にも、免疫に関する測定項目にキャリーオーバーによる誤差の発生を減少させることができる。また、サンプリングプローブに対して適切な洗浄を行う前記洗浄手段を備えた生化学分析装置と免疫分析装置とを有する自動分析装置により、従来よりも省力化されかつ、測定誤差の少ない自動分析装置を提供することができる。
【0041】
すなわち、単独で使用する場合には要求されない0.1ppm以下の検体間のキャリーオーバーの低減を本発明に係る生化学分析装置が実現することによって、免疫分析装置と結合してなる自動分析装置としての有用性がさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の自動分析装置の構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施の形態の生化学分析装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態の自動分析装置に設けられている洗浄槽の断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の自動分析装置の制御の流れを説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態の自動分析装置の制御の流れを説明するための要部のブロック図である。
【図6】従来の自動分析装置に設けられている洗浄槽の断面図である。
【符号の説明】
1 試薬ラック
2 試薬庫
3 試薬庫
4 反応管
5 反応ディスク
6 サンプラ
7 試薬ボトル
8 分注アーム
9 分注アーム
10 分注アーム
11 撹拌ユニット
12 洗浄ユニット
13 測光系
14 サンプリングプローブ
15 サンプリングプローブ
16 サンプリングプローブ
17 検体容器
18 検体ラック
20 洗浄槽
21 洗浄槽ブロック
22 保持ブロック
24 洗浄水パイプ
32 洗浄ポンプ
33 サンプリングプローブ駆動部
34 駆動系

Claims (3)

  1. 検体に浸漬して吸引することにより検体を採取するサンプリングプローブと、そのサンプリングプローブを駆動させる駆動手段と、前記サンプリングプローブの外壁に対して洗浄液を放出する開口部を有する洗浄水パイプが形成された洗浄漕とを有する自動分析装置であって、前記駆動手段によって被洗浄状態に置かれたサンプリングプローブの外壁に向かって放出される洗浄液が前記検体に浸った領域を含むように前記開口部が形成されたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 検体に浸漬して吸引することにより検体を採取するサンプリングプローブと、そのサンプリングプローブを駆動させる駆動手段と、前記サンプリングプローブの外壁に対して洗浄液を放出する開口部を有する洗浄水パイプが形成された洗浄漕とを有する自動分析装置であって、前記開口部は、前記サンプリングプローブが検体を採取するために当該サンプリングプローブの先端から前記検体に浸った距離より大きな径であり、前記駆動手段は、前記検体に浸った領域に対して前記開口部が対向するようにサンプリングプローブを駆動する手段であることを特徴とする自動分析装置。
  3. 前記開口部は前記サンプリングプローブの長さ方向に長辺を有する長円形状をなすことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動分析装置。
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