JPS6370022A - 高炉ガス焚ボイラにおける高炉ガス発熱量補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高炉ガスを燃料とするボイラにおける、高炉
ガス発熱量の変動を制御する高炉ガス焚ボイラにおける
高炉ガス発熱量補正装置に関するものである。

従来の技術 従来から゛、製鉄所では、所内で大量εこ発生する　　
　゛副生ガスのエネルギー回収を目的として、副生ガ　
　−スを燃料とするボイラが設置されており、その一つ
として高炉の副生ガスである高炉ガスを燃料とする高炉
ガス焚ボイラがある。

一方、一般に製鉄所で発生する副生ガスは、量、発熱量
ともに比較的不安定である。特Ｌ′；・高炉ガスは、高
炉の炉況の影響を受けやすくて発熱量の変動が大きく、
ボイラの自動燃焼制御系に及ぼす影響が大きい。これの
対策として、従来はガスホルダを設けて、その変動を小
さくするような配慮がなされ、また最近では、ガスクロ
マトグラフにより高炉ガスの性状を分析して、計算機で
発熱量を計算することも行なオ）れている。

発明が解決しようとする問題点 上記のごとく、高炉ガス焚ボイラにおいて、高炉ガスの
発熱量等の変動の対策として、従来ガスホルダを介在さ
せているが、高炉吹抜は時の発熱量の突変（増大）によ
るボイラの変動（発熱量の増大）を抑制することは困難
であり、またガスクロマトグラフにより高炉ガスを分析
して発熱量を計算機で計算する方法は非常に高価で実際
的でないなどの問題点があった。

本発明は、上記のごとき問題点を解決するものであって
、高炉ガス焚ボイラにおいて、高炉吹抜は時の発熱量が
突変した場合、高価な制御装置を必要とすることなく、
ボイラの変動を抑える高炉ガス発熱量補正装置を提供す
ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明の高炉ガス焚ボイラに
おける高炉ガス発熱量補正装置は、高炉ガス焚ボイラに
おいて、高炉ガス流量を検出する流量検出器と、高炉ガ
ス温度を検出する温度検出器と、高炉ガス圧力を検出す
る圧力検出器と、前記温度検出器の出力および圧力検出
器の出力により流量検出器の出力を補正演算する温圧補
正演算器と、前記温度検出器の出力に基づき高炉ガス発
熱量に対応ルで前記温圧補正演算器の出力を補正演算す
る発熱量補正演算器と、前記発熱量補正演算器の出力を
流量設定値と比較演算する流量調節計と、前記流量調節
計の出力によりボイラへの高炉ガスの流量を調節する高
炉ガス流量調節弁とからなることを特徴とするものであ
る。

作用 高炉吹抜けのとき、高炉ガス中の燃焼成分１０が増加し
て発熱量が増大し、それとともに高炉ガスの温度、圧力
も上昇し、発熱量は近似的に温度の関数として把握する
ことができる。従って本発明において、上記のごとく温
度検出器の出力に基づいて１発熱量補正演算器により高
炉ガスの発熱量に対応して、温圧補正演算器の高炉ガス
流量に比例する出力をさらに補正演算し、この発熱量補
正演算器の出力に基づいて流量調節計によりボイラへの
高炉ガスの流量を決定し、高炉ガス流量調節弁を作動し
て流量を調節し、ボイラにおける高炉ガスの発熱量を補
正することができる。

実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例の高炉ガスの発熱量補正装置
のブロック線図である。高炉設備１で発生する高炉ガス
は、高炉ガス管路２を経てボイラ設ＷＩ３内のボイラ４
のバーナ５へ供給される。６はガスホルダである。高炉
設＠１から供給される高炉ガスは、ボイラ４における発
熱量が高炉ガス発熱量補正装置１１により補正される。

前記高炉ガス発熱量補正装置１１において、１２は高炉
ガス流量を差圧信号として検出する差圧式流量検出器で
あり、１３は高炉ガスの温度を検出する温度検出器であ
り、１４は同じ〈高炉ガスの圧力を検出する圧力検出器
である。１５は前記差圧式流量検出器１２で検出した高
炉ガス流量の差圧信号を、温度検出器１３および圧力検
出器１４の各出力信号により補正演算して、温圧補正さ
れた高炉ガス流量に比例する信号を出力する温圧補正演
算器であり、温圧補正器１６と開平演算器１７とからな
っている。

１８は前記温度検出器１３の出力に基づき、高炉ガスの
発熱量に対応して前記温圧補正演算器１５の出力を補正
演算する発熱量補正演算器であり、発熱量補正器１９と
乗算器２０で構成している。２１は流量調節計であり、
前記発熱量補正演算器１８から入力される発熱量補正さ
れた流量に比例する信号を、流量設定信号と比較演算し
て流量制御信号を出力する。２２は前記流量調節計２１
から出力される流量制御信号に基づき、高炉ガス管路２
からボイラ４のバーナ５へ供給される高炉ガスの流量を
調節する高炉ガスの流量調節弁である。

上記の高炉ガス焚のボイラ設備３に設けた高炉ガス発熱
量補正装置１１により、高炉吹抜は時のととく炉況が大
きく変化して高炉ガスの発熱量が増大するような場合に
、ボイラ４における高炉ガス発熱量を補正してボイラ４
の変動を軽減することができる。すなわち、高炉の吹抜
は時には、高炉ガスはＣＯを主とする燃焼成分が増加し
て発熱量が増大するとともに、温度および圧力が上昇す
る。

その事実に基づき高炉ガスの発熱量に対応する補正信号
を、第２図に示すごとく近似的に温度の関数として、発
熱量補正演算器１８により出力し〔定格温度子α（不感
帯）までは出カ一定〕、かつ温圧補正演算器１５により
温度および圧力で補正されて出力された高炉ガス流量に
比例する信号を補正演算する。そしてその出力に基づい
て流量調節計２１で流量制御信号を出力し、高炉ガス流
量調節弁２２により高炉ガス管路２からボイラ４のバー
ナ５へ送られる高炉ガスの流量を調節し、それにより高
炉ガスの発熱量が補正されて、ボイラ４の変動が軽減さ
れる。

なお上記実施例において、発熱量補正器１９に圧力検出
器１４の出力を微分信号として加算しうるようにするこ
とにより、温度検出器１３による温度検出の遅れを補正
することができる。また発熱量補正演算器１８には、ボ
イラ４のバーナ５の安定した燃焼を確保する最低高炉ガ
ス流量を保証するための上限リミッタ（Ｌ）（第２図）
を設けることが望ましい。

発明の効果 本発明により、高炉ガス焚ボイラにおいて、高炉の吹抜
けなどの炉況の変化により高炉ガスの発熱量が増大する
などの変化が生じても、温度検出器の出力に基づいて発
熱量補正演算器により高炉ガスの流量を補正演算して、
ボイラへの高炉ガスの流量を制御して高炉ガス発熱量を
補正し、ボイラの変動を極めて容易に抑えることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック線図。 第２図は発熱量補正演算器における高炉ガスの温度と発
熱量に対応する補正信号出力との関数関係を例示するグ
ラフである。 ４・・・ボイラ、５・・・ノズル、１１・・・高炉ガス
発熱量補正装置、１２・・・差圧式流量検出器、１３・
・・温度検出器、１４・・・圧力検出器、１５・・・温
圧補正演算器、１８・・・発熱量補正演算器、１９・・
・発熱量補正器、　２０・・・乗算器、２１・・・流量
調節計、２２・・・高炉ガス流量調節弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、高炉ガス焚ボイラにおいて、高炉ガス流量を検出す
   る流量検出器と、高炉ガス温度を検出する温度検出器と
   、高炉ガス圧力を検出する圧力検出器と、前記温度検出
   器の出力および圧力検出器の出力により流量検出器の出
   力を補正演算する温圧補正演算器と、前記温度検出器の
   出力に基づき高炉ガス発熱量に対応して前記温圧補正演
   算器の出力を補正演算する発熱量補正演算器と、前記発
   熱量補正演算器の出力を流量設定値と比較演算する流量
   調節計と、前記流量調節計の出力によりボイラへの高炉
   ガスの流量を調節する高炉ガス流量調節弁とからなるこ
   とを特徴とする高炉ガス焚ボイラにおける高炉ガス発熱
   量補正装置。