JPS636888Y2 - - Google Patents
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- JPS636888Y2 JPS636888Y2 JP17519482U JP17519482U JPS636888Y2 JP S636888 Y2 JPS636888 Y2 JP S636888Y2 JP 17519482 U JP17519482 U JP 17519482U JP 17519482 U JP17519482 U JP 17519482U JP S636888 Y2 JPS636888 Y2 JP S636888Y2
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- Japan
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- current
- transistor
- collector
- emitter
- input
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 技術分野
本考案は、電流ミラー回路の改良に関するもの
で、特に入力電流と出力電流との差が少く、かつ
低電圧で動作可能な電流ミラー回路を提供せんと
するものである。
で、特に入力電流と出力電流との差が少く、かつ
低電圧で動作可能な電流ミラー回路を提供せんと
するものである。
(ロ) 技術の背景
電流ミラー回路としては、第1図に示す如く、
ベース・コレクタ間が短絡されてダイオード接続
と成された第1トランジスタ1と、ベース及びエ
ミツタが前記第1トランジスタ1と共通接続され
た第2トランジスタ2とから成るものが、従来提
案されている。しかして、第1図の電流ミラー回
路は、入力電流源3に流れる入力電流Iinが第1
トランジスタ1のコレクタ電流ICと第1及び第2
トランジスタ1及び2のベース電流2IBとの和電
流によつて与えられるのに対し、出力端子4に得
られる出力電流Ioutが第2トランジスタ2のコレ
クタ電流ICのみによつて与えられる為、入力電流
Iinと出力電流Ioutとの間に2IBの電流誤差が生じ、
電流ミラー精度が悪いという欠点を有していた。
ベース・コレクタ間が短絡されてダイオード接続
と成された第1トランジスタ1と、ベース及びエ
ミツタが前記第1トランジスタ1と共通接続され
た第2トランジスタ2とから成るものが、従来提
案されている。しかして、第1図の電流ミラー回
路は、入力電流源3に流れる入力電流Iinが第1
トランジスタ1のコレクタ電流ICと第1及び第2
トランジスタ1及び2のベース電流2IBとの和電
流によつて与えられるのに対し、出力端子4に得
られる出力電流Ioutが第2トランジスタ2のコレ
クタ電流ICのみによつて与えられる為、入力電流
Iinと出力電流Ioutとの間に2IBの電流誤差が生じ、
電流ミラー精度が悪いという欠点を有していた。
また、第2図に示す如く、電流ミラー接続され
た第1及び第2トランジスタ5及び6の共通ベー
スにエミツタが、第1トランジスタ5のコレクタ
にベースが、アースにコレクタがそれぞれ接続さ
れた第3トランジスタ7を設け、電流ミラー精度
の向上を計つた電流ミラー回路も、従来提案され
ている。第2図の電流ミラー回路においては、第
1及び第2トランジスタ5及び6のベース電流を
IB、コレクタ電流をICとすれば、入力電流源8に
流れる入力電流Iinが〔IC+2IB/β〕(ただし、βは 第3トランジスタ7の電流増幅率)となり、出力
端子9に得られる出力電流IoutがICとなるので、
誤差電流が2IB/βとなり、第1図の電流ミラー回路 に比べβ倍に電流ミラー精度が向上される。しか
しながら、第2図の電流ミラー回路は、少くとも
2VBE(ただし、VBEはトランジスタのベース・エ
ミツタ間立上り電圧で、略0.7V)の動作電圧を
必要とするので、3V電池を使用するポータブル
ラジオカセツトテープレコーダの如く、低電圧仕
様の機器に用いるのに不適であつた。
た第1及び第2トランジスタ5及び6の共通ベー
スにエミツタが、第1トランジスタ5のコレクタ
にベースが、アースにコレクタがそれぞれ接続さ
れた第3トランジスタ7を設け、電流ミラー精度
の向上を計つた電流ミラー回路も、従来提案され
ている。第2図の電流ミラー回路においては、第
1及び第2トランジスタ5及び6のベース電流を
IB、コレクタ電流をICとすれば、入力電流源8に
流れる入力電流Iinが〔IC+2IB/β〕(ただし、βは 第3トランジスタ7の電流増幅率)となり、出力
端子9に得られる出力電流IoutがICとなるので、
誤差電流が2IB/βとなり、第1図の電流ミラー回路 に比べβ倍に電流ミラー精度が向上される。しか
しながら、第2図の電流ミラー回路は、少くとも
2VBE(ただし、VBEはトランジスタのベース・エ
ミツタ間立上り電圧で、略0.7V)の動作電圧を
必要とするので、3V電池を使用するポータブル
ラジオカセツトテープレコーダの如く、低電圧仕
様の機器に用いるのに不適であつた。
(ハ) 考案の要点
本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、電
流ミラー精度が良く、かつ低電圧で動作する、電
流ミラー接続された第1及び第2トランジスタ
と、該第2トランジスタとベース及びエミツタが
共通接続された第3トランジスタと、入力電流と
等しい電流を流す第4トランジスタと、前記第3
トランジスタと第4トランジスタとの差電流を出
力電流に加算する手段とから成る電流ミラー回路
を提供せんとするものである。
流ミラー精度が良く、かつ低電圧で動作する、電
流ミラー接続された第1及び第2トランジスタ
と、該第2トランジスタとベース及びエミツタが
共通接続された第3トランジスタと、入力電流と
等しい電流を流す第4トランジスタと、前記第3
トランジスタと第4トランジスタとの差電流を出
力電流に加算する手段とから成る電流ミラー回路
を提供せんとするものである。
(ニ) 実施例
第3図は、本考案の一実施例を示すもので、1
0はベース・コレクタ間が短絡されてダイオード
接続と成されたPNP型の第1トランジスタ、1
1はベース及びエミツタが前記第1トランジスタ
10のベース及びエミツタと共通接続されて電流
ミラー関係と成されたPNP型の第2トランジス
タ、12はベース及びエミツタが前記第2トラン
ジスタ11のベース及びエミツタと共通接続され
たPNP型の第3トランジスタ、13はダイオー
ド14とNPN型の定電流トランジスタ15とか
ら成る入力電流源、16は前記定電流トランジス
タ15とベース及びエミツタが共通接続された
NPN型の第4トランジスタ、17はダイオード
接続されたPNP型の第5トランジスタ18と、
該第5トランジスタ18と電流ミラー関係に接続
されたPNP型の第6トランジスタ19とから成
り、前記第3トランジスタ12のコレクタ電流と
前記第4トランジスタ16のコレクタ電流との差
電流を、前記第2トランジスタ11のコレクタ電
流に加算する為の電流加算回路である。
0はベース・コレクタ間が短絡されてダイオード
接続と成されたPNP型の第1トランジスタ、1
1はベース及びエミツタが前記第1トランジスタ
10のベース及びエミツタと共通接続されて電流
ミラー関係と成されたPNP型の第2トランジス
タ、12はベース及びエミツタが前記第2トラン
ジスタ11のベース及びエミツタと共通接続され
たPNP型の第3トランジスタ、13はダイオー
ド14とNPN型の定電流トランジスタ15とか
ら成る入力電流源、16は前記定電流トランジス
タ15とベース及びエミツタが共通接続された
NPN型の第4トランジスタ、17はダイオード
接続されたPNP型の第5トランジスタ18と、
該第5トランジスタ18と電流ミラー関係に接続
されたPNP型の第6トランジスタ19とから成
り、前記第3トランジスタ12のコレクタ電流と
前記第4トランジスタ16のコレクタ電流との差
電流を、前記第2トランジスタ11のコレクタ電
流に加算する為の電流加算回路である。
いま、第3図の電流ミラー回路を構成する
PNP型トランジスタ同志、及びNPN型トランジ
スタ同志が、単一の集積回路内に、同一サイズ、
同一条件で作成されているものとし、定電流トラ
ンジスタ15のコレクタ電流をIinとすれば、該
Iinは、 Iin=IC1+3IB1 …(1) 〔ただし、IC1は第1トランジスタ10のコレ
クタ電流 IB1は第1乃至第3トランジスタ10乃至12
のベース電流〕 となり、かつ第4トランジスタ16のコレクタ電
流もIinとなる。一方第3トランジスタ12のコ
レクタ電流は、IC1であるから、前記第3トラン
ジスタ12のコレクタ電流と前記第4トランジス
タ16のコレクタ電流との差電流IS1は、 IS1=IC1−Iin …(2) となる。第(1)及び第(2)式より、前記差電流IS1は
−3IB1となり、この差電流IS1は、第5トランジス
タ18のコレクタ電流IC2とベース電流IB2及び第
6トランジスタ19のベース電流IB2により供給
されることになり、次式が成り立つ。
PNP型トランジスタ同志、及びNPN型トランジ
スタ同志が、単一の集積回路内に、同一サイズ、
同一条件で作成されているものとし、定電流トラ
ンジスタ15のコレクタ電流をIinとすれば、該
Iinは、 Iin=IC1+3IB1 …(1) 〔ただし、IC1は第1トランジスタ10のコレ
クタ電流 IB1は第1乃至第3トランジスタ10乃至12
のベース電流〕 となり、かつ第4トランジスタ16のコレクタ電
流もIinとなる。一方第3トランジスタ12のコ
レクタ電流は、IC1であるから、前記第3トラン
ジスタ12のコレクタ電流と前記第4トランジス
タ16のコレクタ電流との差電流IS1は、 IS1=IC1−Iin …(2) となる。第(1)及び第(2)式より、前記差電流IS1は
−3IB1となり、この差電流IS1は、第5トランジス
タ18のコレクタ電流IC2とベース電流IB2及び第
6トランジスタ19のベース電流IB2により供給
されることになり、次式が成り立つ。
3IB1=IC2+2IB2 …(3)
ところで、PNP型トランジスタの電流増幅率
をβとすると、 IC1=βIB1 …(4) IC2=βIB2 …(5) が成り立つ。また出力端子20に得られる出力電
流Ioutは、 Iout=IC1+IC2 …(6) であるから、第(1)及び第(3)乃至第(6)式より、Iout
は、 Iout=β2+5β/(β+3)(β+2)Iin…(7)
となる。従つて、入力電流Iinと出力電流Ioutと
の差電流、すなわち、誤差電流IS2は、 IB2=6/(β+3)(β+2)Iin …(8) となり、出力電流Ioutの精度は大きく向上する。
通常の場合、集積回路化されたPNP型トランジ
スタの電流増幅率は20程度であるから、誤差電流
は、1%程度となり、高精度の電流ミラー回路が
提供出来る。
をβとすると、 IC1=βIB1 …(4) IC2=βIB2 …(5) が成り立つ。また出力端子20に得られる出力電
流Ioutは、 Iout=IC1+IC2 …(6) であるから、第(1)及び第(3)乃至第(6)式より、Iout
は、 Iout=β2+5β/(β+3)(β+2)Iin…(7)
となる。従つて、入力電流Iinと出力電流Ioutと
の差電流、すなわち、誤差電流IS2は、 IB2=6/(β+3)(β+2)Iin …(8) となり、出力電流Ioutの精度は大きく向上する。
通常の場合、集積回路化されたPNP型トランジ
スタの電流増幅率は20程度であるから、誤差電流
は、1%程度となり、高精度の電流ミラー回路が
提供出来る。
更に、第3図の電流ミラー回路は、〔VBE+
VCEsat〕(ただし、VBEは第1トランジスタ10の
ベース・エミツタ間立上り電圧で、略0.7V、
VCEsatは定電流トランジスタ15のコレクタ・エ
ミツタ間飽和電圧で、略0.2V)の動作電圧で正
常動作を行うので、低電圧で動作する電流ミラー
回路を提供出来る。
VCEsat〕(ただし、VBEは第1トランジスタ10の
ベース・エミツタ間立上り電圧で、略0.7V、
VCEsatは定電流トランジスタ15のコレクタ・エ
ミツタ間飽和電圧で、略0.2V)の動作電圧で正
常動作を行うので、低電圧で動作する電流ミラー
回路を提供出来る。
(ホ) 効果
以上述べた如く、本考案に依れば、低電圧で動
作する高精度の電流ミラー回路が提供出来るの
で、特に低電圧電池駆動の機器に用いて好適であ
る。尚、ミラー関係に接続されたトランジスタの
ミラー比の変更や出力段の増設等の日常的な設計
変更は、本考案の範囲から逸脱するものではな
い。
作する高精度の電流ミラー回路が提供出来るの
で、特に低電圧電池駆動の機器に用いて好適であ
る。尚、ミラー関係に接続されたトランジスタの
ミラー比の変更や出力段の増設等の日常的な設計
変更は、本考案の範囲から逸脱するものではな
い。
第1図、第2図は従来の電流ミラー回路を示す
回路図、及び第3図は本考案の一実施例を示す回
路図である。 主な図番の説明、10……第1トランジスタ、
11……第2トランジスタ、12……第3トラン
ジスタ、16……第4トランジスタ、17……電
流加算回路。
回路図、及び第3図は本考案の一実施例を示す回
路図である。 主な図番の説明、10……第1トランジスタ、
11……第2トランジスタ、12……第3トラン
ジスタ、16……第4トランジスタ、17……電
流加算回路。
Claims (1)
- ダイオード接続された第1トランジスタと、該
第1トランジスタと電流ミラー関係に接続された
第2トランジスタと、ベース及びエミツタが前記
第2トランジスタと共通接続された第3トランジ
スタと、前記第1トランジスタに所定の電流を流
す様に接続された入力電流源と、該入力電流源に
流れる電流と等しい電流を流す第4トランジスタ
と、前記第3トランジスタのコレクタ電流と第4
トランジスタのコレクタ電流との差電流を前記第
2トランジスタのコレクタ電流に加算する手段と
から成り、前記第2トランジスタのコレクタに接
続された出力端子に、前記入力電流源に流れる電
流と略等しい電流を得る様にしたことを特徴とす
る電流ミラー回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17519482U JPS5978720U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 電流ミラ−回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17519482U JPS5978720U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 電流ミラ−回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5978720U JPS5978720U (ja) | 1984-05-28 |
JPS636888Y2 true JPS636888Y2 (ja) | 1988-02-27 |
Family
ID=30381211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17519482U Granted JPS5978720U (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 電流ミラ−回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5978720U (ja) |
-
1982
- 1982-11-18 JP JP17519482U patent/JPS5978720U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5978720U (ja) | 1984-05-28 |
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