JPS636849Y2 - - Google Patents

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JPS636849Y2
JPS636849Y2 JP13930081U JP13930081U JPS636849Y2 JP S636849 Y2 JPS636849 Y2 JP S636849Y2 JP 13930081 U JP13930081 U JP 13930081U JP 13930081 U JP13930081 U JP 13930081U JP S636849 Y2 JPS636849 Y2 JP S636849Y2
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JP
Japan
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ceramic ring
sealing plate
brazing material
ring
sealing
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JP13930081U
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JPS5844755U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密閉型電池の改良に関する。
従来、密閉型電池では、封口に際し、正極缶の
開口端部を内方へ締め付けてその内周面を負極端
子板に嵌着させた合成樹脂製の環状ガスケツトに
圧接させて封口する封口方法を採用していたが、
この封口方法を採用するかぎり、電池の厚さはせ
いぜい0.9〜1.0mm程度にしか薄くできず、それ以
下の超薄形化を指向する今後の要請に対しては応
じることができないという問題があつた。
そこで、発電要素の周囲に絶縁材として合成樹
脂リングを配置し、それらの上下にそれぞれ電極
端子板としての役目を兼ねる封口板を位置させ、
封口板の周縁部と合成樹脂リングとをホツトメル
ト型の接着剤で接着して封口した電池が提案され
ているが、このような構成にすれば厚さが0.7mm
程度の超薄形の電池が得られるものの、絶縁材や
接着剤が有機物であるため、気体の透過をゆる
し、また長期保存中に劣化して、封口部から水蒸
気その他の気体が流入し、とくにリチウムなどを
負極活物質とする固体電解質電池や有機電解質電
池においては、活物質に大きな影響を与え、放電
容量の劣化が生じる。
そのため、本考案者らは、発電要素の周囲に位
置させる絶縁材として劣化が少なく、かつ気体透
過性を有しないセラミツクスを用い、該セラミツ
クスの接合面と封口板の接合面を特定の構成にす
ることによつてセラミツク製リングと封口板の周
縁部とをロウ材で溶着し、超薄形で、かつ5〜10
年間程度の長期貯蔵に耐えうる密閉型電池を提供
し、それについて既に特許出願したが、さらに研
究を重ねた結果、封口板の周縁部の外周側内面を
外周方向に向つて漸次肉厚を減じるような傾斜面
に形成するときは、封口板とセラミツク製リング
とをロウ材で溶着する際に、ロウ材の外周側への
はみだしが防止され、ロウ材のはみだしによる外
観の低下や短絡発生がない密閉型電池が容易に得
られることを見出し、本考案を完成するにいたつ
た。
すなわち、封口板とセラミツク製リングとのロ
ウ材による溶着は、通常、リング状のロウ材をセ
ラミツク製リングと封口板の周縁部との間に配置
し、加熱してロウ材を溶融させロウ材が発電要素
側へ流入しないようにしながら軽く加圧すること
によつて行なわれるので、溶融したロウ材が外周
側へはみだして外観の低下を引き起したり、はみ
でたロウ材(正極側からはみでたものと負極側か
らはみでたもの)が接触して短絡を引き起す。そ
こで、本考案においては、封口板の周縁部の外周
側内面を外周方向に向つて漸次肉厚を減じるよう
な傾斜面に形成することにより、セラミツク製リ
ングと封口板との接合部の外周側の間隙を大きく
することによつて、ロウ材の外周側へのはみだし
を防止するのである。
つぎに本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す密閉型固体電
解質電池の断面図で、第2図はその要部拡大図で
ある。図面において、1は固体電解質2、負極3
および正極4からなる発電要素で、5は発電要素
1の周囲に位置するセラミツク製リング、6は発
電要素1およびセラミツク製リング5の上部に位
置し、負極端子板としての役目を兼ねる封口板で
あり、7は発電要素1およびセラミツク製リング
5の下部に位置し、正極端子板としての役目を兼
ねる封口板である。なお、本実施例では、封口板
6が負極端子板としての役目を兼ね、封口板7が
正極端子板としての役目を兼ねているが、これは
負極3を上部側に配置し、正極4を下部側に配置
している関係であつて、負極3を下部側に配置
し、正極4を上部側に配置した場合には、封口板
6が正極端子板としての役目を兼ね、封口板7が
負極端子板としての役目を兼ねるようになる。そ
して、封口板6とセラミツク製リング5との間お
よびセラミツク製リング5と封口板7との間はロ
ウ材8,9によつて溶着されている。
そして、第2図に詳示するように封口板6,7
の周縁部6a,7aの外周側内面6b,7bは外
周方向に向つて漸次肉厚を減じる傾斜面に形成さ
れ、セラミツク製リング5と封口板6,7との接
合部の外周側における間隙が、前記傾斜面により
大きくなつているので、溶着時の加圧により外周
側へはみでようとする溶融ロウ材は、該傾斜面に
よつて大きくなつたスペース内に吸収され、外周
側へのはみだしが防止される。本実施例におい
て、ロウ材8およびロウ材9としては、両者と
も、厚さ0.05mmでリング状に成形されたものが用
いられている。該リング状ロウ材8の外径および
リング状ロウ材9の外径は、セラミツク製リング
5の外径と同一寸法でもよいし、またセラミツク
製リング5の外径より若干小さくてもよい。ま
た、上記のリング状ロウ材8の内径およびリング
状ロウ材9の内径は、セラミツク製リング5の内
径と同一寸法でもよいし、またセラミツク製リン
グ5の内径より若干大きくてもよい。
なお、ロウ材8,9による溶着に際し、封口板
6,7やセラミツク製リング5は、第3図に詳示
するように、セラミツク製リング5はその上下両
面にメタライズ層10,11および金属メツキ層
12,13が順次形成され、封口板6,7の内面
側にはそれぞれ金属メツキ層14,15が設けら
れ、ロウ材8,9による封口板6,7とセラミツ
ク製リング5との溶着は、溶融したロウ材8,9
が封口板6,7の金属メツキ層14,15とセラ
ミツク製リング5の金属メツキ層12,13とに
結合することによつて行なわれている。
本考案の電池において、セラミツク製リング5
としては、たとえば酸化アルミニウム系のセラミ
ツクス、ケイ酸ジルコニウム系のセラミツクスな
どで形成されるものが用いられ、メタライズ層1
0,11としては、たとえばモリブデン・マンガ
ン系のもの、タングステン系のものなどが用いら
れ、メタライズ層10,11上の金属メツキ層1
2,13としては、たとえばニツケルメツキ、金
メツキなどが好ましい。
封口板6,7としては、たとえばニツケル−鉄
合金、コバルト−ニツケル−鉄合金、ステンレス
鋼製のものなどが用いられ、封口板6,7に形成
される金属メツキ層14,15としては、たとえ
ばニツケルメツキ、金メツキなどが好ましい。そ
してロウ材8,9としては、たとえば銀−銅合
金、金−錫合金、インジウム−鉛合金、インジウ
ム−錫合金、インジウム−鉛−錫合金、インジウ
ム−鉛−銀合金などからなるものが用いられ、こ
れらのロウ材はリング状に成形され、それぞれ所
定位置に配置された状態で加熱され、前述のごと
き態様で封口板6,7とセラミツク製リング5と
を溶着する。なお、図面中、16は正極4などが
電池内で移動するのを防止するために封口板7に
設けられた凹溝である。
本考案において、セラミツク製リング5や封口
板6,7の接合面を前記のような構成にしている
のは、セラミツクスは単体では接着できないの
で、セラミツクスの表面にたとえばモリブデンと
マンガンとの混合ペーストを塗布し、水素気流中
で焼結させ、セラミツクスの表面にメタライズ層
を形成して金属との溶着を可能にし、メタライズ
層の酸化防止およびロウ材のぬれをよくするため
にメタライズ層の表面に金属メツキ層を設け、一
方、封口板の少なくとも内面側、すなわちロウ材
と接する側にもロウ材のぬれをよくするために金
属メツキ層を形成することに基づく。
以上述べたように、本考案によれば、ロウ材の
はみだしが防止され、ロウ材のはみだしによる外
観の低下や短絡発生がない密閉型電池が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す密閉型固体電
解質の断面図、第2図はその要部拡大図、第3図
は封口板とセラミツク製リングとの接合部の構成
を説明するための拡大断面図である。 1……発電要素、5……セラミツク製リング、
6,7……封口板、6a,7a……封口板の周縁
部、6b,7b……外周側内面、8,9……ロウ
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発電要素1の周囲に位置するセラミツク製リン
    グ5と一方の電極の端子板を兼ねる封口板6の周
    縁部とをそれらの間に介在させたロウ材8を溶融
    させて溶着し、かつ上記セラミツク製リング5と
    他方の電極の端子板を兼ねる封口板7の周縁部と
    をそれらの間に介在させたロウ材9を溶融させて
    溶着する密閉型電池において、封口板6,7の周
    縁部6a,7aの外周側内面6b,7bを外周方
    向に向つて漸次肉厚を減じる傾斜面に形成したこ
    とを特徴とする密閉型電池。
JP13930081U 1981-09-20 1981-09-20 密閉型電池 Granted JPS5844755U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13930081U JPS5844755U (ja) 1981-09-20 1981-09-20 密閉型電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13930081U JPS5844755U (ja) 1981-09-20 1981-09-20 密閉型電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5844755U JPS5844755U (ja) 1983-03-25
JPS636849Y2 true JPS636849Y2 (ja) 1988-02-26

Family

ID=29932497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13930081U Granted JPS5844755U (ja) 1981-09-20 1981-09-20 密閉型電池

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JP (1) JPS5844755U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056093A1 (en) * 2000-01-24 2001-08-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Package for material containing nonaqueous solvent and cell comprising the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001056093A1 (en) * 2000-01-24 2001-08-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Package for material containing nonaqueous solvent and cell comprising the same

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Publication number Publication date
JPS5844755U (ja) 1983-03-25

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