JPS6367711B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6367711B2
JPS6367711B2 JP56180716A JP18071681A JPS6367711B2 JP S6367711 B2 JPS6367711 B2 JP S6367711B2 JP 56180716 A JP56180716 A JP 56180716A JP 18071681 A JP18071681 A JP 18071681A JP S6367711 B2 JPS6367711 B2 JP S6367711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
station
ticket
automatic
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56180716A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5882380A (ja
Inventor
Hiroyuki Wada
Toshio Ochiai
Kuniichi Kobayashi
Junichiro Harada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP56180716A priority Critical patent/JPS5882380A/ja
Publication of JPS5882380A publication Critical patent/JPS5882380A/ja
Publication of JPS6367711B2 publication Critical patent/JPS6367711B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ticket-Dispensing Machines (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は自動出改札システムすなわち、自動
券売機、自動改札機及び自動精算機等(以下、
「自動」を省略。)が有機的関連性をもつて稼働し
ているシステムにおける客の利用状況を調査する
方法に関するものである。
[従来の技術とその欠点] 鉄道用自動出改札システムの利用状況調査は、
種々の計画の立案・実施のために重要である。例
えば、乗客がどの駅から乗車し、どの駅で下車し
たかの交通量調査(以下、OD調査という。)は、
線路の増設又は延長、列車編成、運転時隔など広
域的計画の立案のほか、各駅の券売機あるいは改
札機の設置数の増減、又はその稼働数の増減など
の局所的計画の立案決定に有意義な原始資料を提
供する。
また、客が券売機及び精算機を利用して券を購
入するときに、どのような種類の貨幣(硬貨)を
使用したかの現金投入パターン調査(以下、CP
調査という。)は、券売機又は精算機に装置すべ
き金庫の金種と容量、釣銭として準備すべき硬貨
の金種と量、及び券用紙の補給周期などの物流計
画立案に有効な参考資料を提供する。
しかし、従来のOD調査方法は、各駅の改札機
の入口と出口にそれぞれ係員を配置し、係員が入
場する客に調査用紙片を渡し、出場する客からそ
の調査用紙片を回収し、それを集計処理して、交
通量の時間・地域分布を得るものであつた。従つ
て、従来はOD調査に多くの人員を要すること、
回収率が不完全であること、紙片を用いるから集
計処理が非常に面倒で、調査結果を得るのに時間
がかかること、などの欠点があつた。
[解決しようとする技術課題] 一般的に、自動出改札システムにおいて用いら
れる乗車券には、それが券売機で発売される普通
券であつても、定期券発行機で発行される定期券
であつても、少なくとも発駅データが記録されて
いる。従つて、改札機に投入された券が有効な場
合は、その改札機は当該券から読取つたデータよ
り当該乗客の発駅を知ることができる。また、改
札機には固有の機番号が付されており、その機番
号から当該改札機がどの駅に設置されたものかが
判る。
また、乗越しをした乗客は、自動出改札システ
ムにおいては精算機にその所持する乗車券を投入
し、所要の金額の払込みと引換えに精算機(定期
券利用者は定期券とともに)を受取つて、その精
算券を改札機に投入して出場することができる
が、精算機においても精算のための演算をするた
めに、投入された乗車券の発駅データを読取り、
また、客が投入した貨幣の鑑別結果に基いて金種
別投入金額データを作成し、精算券発行に基いて
前記金種別投入金額データを集計記録のために用
いている。そして、精算機も同様に機番号を有す
るので、その機番号からその精算機の設置駅が判
る。
さらに、券売機では、客の券購入時ごとに、客
の押釦スイツチ操作により指定した金額と客の投
入した貨幣の金額に基いて演算処理しており、そ
の際に発売金額データ及び金種別投入金額データ
を作成し、演算集計記録に使用されている。そし
て、券売機も、同様に、固有の機番号を有するか
ら、その機番号より当該券売機の設置駅が判る。
しかしながら、従来の自動出改札システムにお
いては、改札機では投入された乗車券から読取つ
たデータはその券に有効無効判定にのみ使用して
おり、券売機では客の金種別投入金額データを発
売条件成否判定、釣銭額算出、現金(売上金)と
の照合に用いるに止まり、さらに、精算機では投
入された乗車券から読取つたデータ及び客の金種
別投入金額データを精算金額算出、釣銭額算出及
び現金との照合に用いるに止まつており、しか
も、各改札機、券売機及び精算機はデータ利用の
面で一台ずつ独立しているが、集中処理されても
精々、駅単位で終結しているため、自動出改札シ
ステム全体を通しての総合的あるいは任意に選択
した一定範囲のOD調査又はCP調査を、中央にお
いて行なうことはできなかつた。
この発明は、上述した自動出改札システムの構
成要素である券売機、改札機及び精算機の特殊
性、すなわち、投入された乗車券から発駅データ
を読取り処理する点、投入された貨幣について金
種別投入金額データを作成し、処理する点、及び
いずれも機番号など当該機の設置駅を表わす固有
の情報を有する点に着眼して、中央からの指令に
基いて各駅の券売機、改札機及び精算機などの駅
端末機に利用状況調査に供しうる上記データに機
番号などの固有データを付加して利用状況調査用
データを作成させ、その利用状況調査データを中
央に集中して処理することにより、OD調査及び
CP調査をそれぞれ必要時に自動的に行なうこと
ができる自動出改札システム利用状況調査方法を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段及び作用] この発明では、上記課題を解決するため、各駅
端末機、駅処理装置及び中央処理装置において、
それぞれ次のような動作を行なうことを特徴とす
る。
改札機は中央処理装置又は駅処理装置より統計
指令信号を与えられた状態の下で有効な乗車券を
投入した客の通過を検知するたびに、その乗車券
から読取つたデータのうち少なくとも発駅データ
に、その改札機の固有データを付加して交通量調
査用データとして駅処理装置に伝送する。
精算機は中央処理装置又は駅処理装置より統計
指令信号を与えられた状態の下で投入された乗車
券に対して精算券を発行したときは、投入された
乗車券から読取つた発駅データにその精算機の固
有データを付加して交通量調査用データとして、
また精算金額及び金種別投入額データにその精算
機の固有データを付加して現金投入パターン調査
用データとして駅処理装置に伝送する。
券売機は乗車券を発売するたびに、発売金額デ
ータ及び金種別投入金額データにその券売機の固
有データを付加して、現金投入パターン調査用デ
ータとして駅処理装置に伝送する。
駅処理装置は各端末機から伝送されてくる利用
状況調査用データを収集して、時刻データととも
に、一定のフオーマツトに従つて順次記憶する。
そして、各駅の駅処理装置に記憶された利用状
況調査用データは伝送路を介して、又は記憶媒体
を介して、中央処理装置に集中される。中央処理
装置は、各駅から集中された利用状況調査用デー
タをコンピユータによりOD調査及びCP調査のた
めの手順に従つて統計処理、分類処理を行い、
OD調査、CP調査の結果を得る。
[この発明の実施例] 次に、この発明の一実施例を図面に基いて説明
する。
この発明を実施するため、自動出改札システム
を採用している路線の各駅に、第1図に示すよう
に駅処理装置11,12………1nを設置するとと
もに、各駅処理装置を総合伝送路2を介して中央
処理装置3に接続している。
各駅の駅処理装置1は第2図に例示するよう
に、設置位置の関係から、券売機と硬貨回収装
置、改札機と精算機をそれぞれ一つのループとし
た駅内伝送回線l1〜l4によりこれらの券売機t、
硬貨回収装置c、改札機g及び精算機fなどの駅
端末機と接続されている。
なお、この発明には直接関係ないが、駅処理装
置1にはこれに接続される各機器の稼働状態をテ
レビを併用して監視する監視装置4、駅端末機に
電源を与える分電制御盤5、運行管理システムと
連動して駆動される終電発車表示器6、駅処理装
置に時刻信号を与えて制御タイミング作成及びデ
ータ発生時刻記録を可能にする親時計7が接続さ
れている。
そして、駅処理装置1は第3図に示すように、
駅伝送制御部8と、情報処理部9と、中央伝送制
御部10と、コアメモリ11と、ハード・デイス
ク・ユニツト12と、フロツピ・デイスク・ユニ
ツト13と、テレタイプライタ14、及び電源
(図示せず)とからなつている。駅伝送制御部8
は独立したプロセツサを有するMPU(マイクロプ
ロセツサユニツト)処理部15と、このMPU処
理部よりソフト制御を受けて駅端末機とのデータ
送受信制御を行なう回線接続インターフエイス1
6とを有してなり、駅端末機をループ状に接続し
た回線の制御を行なう。
情報処理部9は、CPU(中央処理ユニツト)処
理部17と、MPU接続インターフエイス18,
19と、駅処理装置と監視装置とのデータ転送を
行なうための監視装置インターフエイス20と、
親時計7より送出される時刻信号を受信し、
CPUに取り込む親時計インターフエイス21と、
CPUより送出される駅端末機電源ON・OFF信号
をデコードし、端末機一台ごとのON・OFFリレ
ーを駆動する分電盤インターフエイス22と、終
発表示器6に出力するリレーを駆動するインター
フエイス24と、CPU17からの命令により日
付・時刻のセツト及び読出しを行なう時計回路2
3とから構成されており、情報処理部は駅処理装
置の中核をなす部分であつて、駅伝送制御部8及
び監視装置4と接続して駅内機器間のデータコン
トロールを行なうとともに、分電盤制御、計時制
御、テレタイプライタ制御、ハード・デイスク・
ユニツト及びフロツピ・デイスク・ユニツトの制
御を行ない、ソフトウエアにより後述されるよう
な各種のデータ収集・集計・機器制御を行ない、
また、中央伝送制御部と接続して中央処理装置と
のデータ伝送を行なう。
中央伝送制御部10はMPU処理部25と回線
接続インターフエイス26及びコンソールや伝送
状態モニタ表示器等を設けた図示されていないパ
ネルからなり、中央処理装置とデータ回線で接続
して、駅処理装置と中央処理装置との間でのデー
タの送受信制御を行なう。
一方、中央処理装置3は第1図に示すように、
運行管理システム27と、売上データ収集システ
ム親局28と、保守センター29と及び事務用コ
ンピユータ30とからなつている。
さて、駅端末機においては、後に詳述するよう
に、改札機の場合は、各乗客の発駅・着駅、通過
時刻及び機番号などOD調査の資料となるデータ
(ODデータ)を乗客の通過を検知するたびに作
成記録し、精算機の場合は、精算券を発行するた
びに同様に各乗客の発駅・着駅、精算時刻及び機
番号などのODデータと売上データを作成記録
し、また、券売機及び精算機の場合は券発売のた
びに発売金額、投入現金種類及び機番号などの
CP調査の資料となるデータ(CPデータ)と売上
データを作成記録するようになつている。
こうして、この発明では、各駅端末機は駅処理
装置とデータ伝送回線でループ状に接続され、伝
送制御部からのボーリングに基いてデータ伝送回
線を使用し、上記記録したデータを駅処理装置に
伝送する。駅処理装置は各駅端末機から伝送され
てくるデータを、後に詳述するようにして、ハー
ト・デイスク・ユニツト12に順次格納する。駅
処理装置には一定期間分例えば1日分のデータが
収集される。各駅の駅処理装置に収集したデータ
は中央処理装置に集中される。集中手段として、
通常は駅処理装置と中央処理装置を接続している
統合伝送路2を用いてオンライン伝送により、中
央処理装置の売上データ収集システム親局の要求
に対して、各駅処理装置から中央処理装置に送信
する。しかし、この補助手段として、フロツピ・
デイスク・ユニツト13をテレタイプライタ14
からのコマンド入力操作により稼働させ、ハー
ド・デイスク・ユニツトの内容をフロツピ・デイ
スク・ユニツトに出力し、このユニツトで記録し
たフロツピ・デイスクを中央処理装置に搬送し、
装填することもできる。
続いて、この発明の目的達成上最も重要な要素
の一つである、駅端末機における利用状況データ
(ODデータ、又はCPデータ)の作成について説
明する。
まず、改札機におけるODデータ作成処理につ
いて説明する。一般的に、改札機では第4図に例
示するように、改札機に投入された乗車券の諸デ
ータを読取部31で読取つて記憶部32に一時記
憶し、入場・出場判定部33が券投入に基いて入
場判別信号又は出場判別信号のいずれを出力した
かによつて、有効・無効判定部34が当該駅につ
いて予め記憶部(図示せず)に記憶している基準
データと券から読取つたデータとを比較して、入
場しようとする客の巻又は出場しようとする客の
有効・無効判定をし、有効の場合は有効判定信号
を出力して、この信号に基いてその客の当該改札
機の通過を許容し、無効の場合は無効判定信号を
出力して客の通過を阻止するようになつている。
この発明を実施するため、改札機には統計指令
保持部35と、前記入・出場判定部33からの出
場判定信号、有効・無効判定部34からの有効判
定信号、及び前記統計指令保持部35からの統計
指令信号を入力とされるゲート36と、前記3つ
の信号のアンド条件が成立してゲート36が出力
したとき、前記記憶部32に記憶された券データ
に基いて後述するようなODデータを作成する
ODデータ作成部37と、作成されたODデータ
を一時記憶するバツフア38と、このバツフアの
内容を駅処理装置からの要求により駅処理装置に
伝送する送受信制御部39、送信部40、及び受
信部40aを備えている。
前記統計指令保持部35は、前記中央処理装置
3よりOD調査必要時に各駅処理装置へ統計開始
指令が送信されたことに基いて、駅処理装置が改
札機及び精算機にこれを転送したときに、その統
計開始指令信号を入力して統計指令信号を出力
し、これを前記ゲート36に与える。そして、中
央処理装置より統計終了指令が駅処理装置に与え
ると、駅処理装置が今度は改札機及び精算機にこ
れを転送するので、統計指令保持部35はその信
号によりリセツトされて統計指令信号を消滅す
る。このような統計指令保持部35は各端末機に
設けられる。しかし、駅処理装置に一つの統計指
令保持部を設けて全端末機に共通に用いてもよ
い。なお、統計開始指令及び統計終了指令は、駅
処理装置に付属させたテレタイプライタ14から
の入力操作によつて与えることもできる。
こうして、統計指令保持部35が統計指令を出
力しているときは、出場する客の改札機に投入し
た券が有効と判定された場合は、ゲート36が出
力するため、ODデータ作成部37が券データ記
憶部32の記憶内容に基いて第5図に示すような
ODデータを作成する。すなわち、ODデータDod
はIDコード41と、発駅コード42と、着駅コ
ード43とからなつている。乗車券にはその券種
(例えば普通券と定期券に大別され、さらに普通
券には大人券、小人券、バス乗継券などの種類が
あり、定期券には通勤券、通学券、特別割引券な
どの種類がある。)に応じて予めコードが定めて
あり、各乗車券にそのコードが記録されている。
IDコード41は、券から読取つて記憶されてい
るデータの中から、前記コードを取出して、作成
される。また、乗車券には普通券、定期券のいず
れにも発駅コード(当該券発行駅について予め定
められたコード)が記録されているので、前記記
憶部32のデータの中から取出して、発駅コード
42が作成される。そして、着駅コード43は、
当該改札機の機番号その他の固有のコードを固定
メモリ(図示せず)に記憶させておき、その固定
メモリを読出して作成される。機番号を用いる
と、乗客がどの駅で下車したかが判るばかりでな
く、どの改札機を通つたかまで知ることができ
る。機番号以外の固有コードとして、当該駅の駅
コードを用いてもよいことはいうまでもない。
このように、改札機の出場側に有効な券が投入
されて客の通過を検知するたびに、IDコード4
1と発駅コード42と着駅コード43とからなる
ODデータが作成され、バツフア38に取込まれ
る。
基本的には、改札機にODデータが発生するた
びにこれを駅処理装置1に収集したいが、前述の
ように、駅処理装置と駅端末機は伝送回線でルー
プ状に接続され、駅処理装置からのポーリングに
より伝送路の使用割当てをしているので、バツフ
ア38を設けて他の駅端末機との間でデータ送受
信している場合に、前記バツフア38に複数枚の
券のODデータを記憶し、当該改札機にポーリン
グがかかつたときに、これを駅処理装置に伝送で
きるようにしてある。
改札機でのODデータ作成処理の流れを図で示
すと、第6図イのようになる。
駅処理装置1は、第6図ロに示すように、各改
札機、その他の端末機に順次ポーリングをかけ、
前記バツフア38に取込んであるODデータを伝
送させ、ハード・デイスク・ユニツト12に収集
する。この場合、ハード・デイスク・ユニツトは
一般的に動作時間が長くかかるので、各端末機か
らODデータを取込むたびにハード・デイスク・
ユニツトを駆動するのは処理速度が遅くなる。そ
こで、この実施例では、駅処理装置の情報処理部
にコアメモリ11を備えて、各端末機からのOD
データを一旦、このコアメモリに一定量になるま
で取込み、一定量になつたときに、ハード・デイ
スク・ユニツト12を駆動して一挙にデイスクに
格納するようにしている。
駅処理装置は収集したODデータの目的に適つ
た統計処理を容易にするため、各駅端末機から
ODデータをコアメモリに取込む際に、一定のフ
オーマツトに従つて記憶するとともに、前記時計
回路23の出力する時刻信号を用いて実時間に対
応する時刻データもコアメモリに取込んでいる。
この時刻データは駅端末機からODデータを取込
む時ごとに取込むようにしてもよいが、例えば運
行時間の全体にわたつてきめ細かい交通量分布調
査を行なうような場合に便利なように、ODデー
タの有無に関係なく、例えば10分間隔で自動的に
時刻データを取込んでいる。第7図はコアメモリ
11の記憶フオーマツトを示す。
次に、精算機について説明する。一般的に精算
券には原乗車券の券種コードや発駅コード、着駅
コードを記録しない。従つて、改札機ではこのよ
うな精算券を投入された場合は、その客について
ODデータを作成することができないので、精算
する客については精算時点に精算機でODデータ
を作成するものである。
さて、精算機では、投入された乗車券から巻種
コード、発駅コードを読取つて、当該駅までの不
足料金を算出する。そこで、この発明では、券か
ら読取つて記憶した券種コード、発駅コード及び
当該精算機について予め定められた、機番号又は
設置駅コードなどの固有データに基いて、先に改
札機について述べたと同様にして、第5図に示す
ようにIDコード41、発駅コード42及び着駅
コード43からなるODデータを、精算券を発行
するたびに作成することができるようになつてい
る。ODデータ作成処理及び駅処理装置への伝
送・収集処理の方法は、第6図イ,ロに基いて改
札機の場合について説明したものと同一である。
進んで、券売機におけるCPデータ作成処理に
ついて説明する。一般に券売機においては、第8
図に示すように、客が投入した貨幣を貨幣鑑別部
(紙幣鑑別機及び硬化鑑別機)44で鑑別し、金
種別に出力する鑑別信号を、金種ごとに備えたカ
ウンタ45………に与えて金種別投入枚数を計数
し、各カウンタの内容をエンコーダ46及び加算
器47を介して投入金額を算出し、これを第1記
憶部48にセツトするとともに、接客面に設けて
ある金額押釦スイツチ49………のうち、前記投
入金額以内の金額押釦スイツチの一つを押圧する
とエンコーダ50を介して第2記憶部51に発売
金額をセツトして、両記憶部48,51の内容を
比較部52で比較し、投入金額≧発売金額の条件
が成立したときに比較部52より発券指令信号を
出力して発券部53に与えるようになつている。
そこで、この発明では、改札機の場合と同様
に、ゲート54、CPデータ作成部55、バツフ
ア56、送受信制御部57、及び送信部58及び
受信部58aを新たに設けて、統計指令保持部5
9よりの統計指令信号と前記発券指令信号又は発
行検知信号がアンド条件を成立するときに、ゲー
ト54の出力に基いてCPデータ作成部55が第
2記憶部51の内容及びカウンタ45の内容を用
いて第9図に示すような一定のフオーマツトに従
つてOPデータDcpを作成する。
CPデータDcpは当該券売機の機番号データ6
0と第2記憶部51より得た発売金額データ61
と、及びカウンタ45より得た金種別投入枚数デ
ータ62とからなつている。そして、CPデータ
作成部で作成されたCPデータはバツフア56に
順次取込まれ、送受信制御部57及び送信部58
を介して、駅処理装置からのポーリングを待つて
駅処理装置に伝送される。駅処理装置では、改札
機の場合と同様に、各券売機から伝送されるCP
データを、一旦コアメモリ11に第10図に示す
ように順次取込み、コアメモリの内容が一定量と
なるとデイスクにフアイルする。
CP調査の場合の駅処理装置の動作は、第6図
ロの“OD”を“CP”に読み替えたものと同一で
あり、また、券売機の動作は、第11図のフロー
チヤートに示すものとなる。
自動出改札システムにおいては、券売機のほ
か、精算機においても、貨幣を取扱う。すなわ
ち、客は精算機に乗車券を投入した後、精算機の
示す精算金額に対して、各種の貨幣を投入して引
換えに精算券を受取る。この場合、精算機は、乗
車券の有効区間から精算金額を算出し、これを一
時記憶するとともに、客の投入した貨幣を鑑別
し、金種別投入枚数を計数して投入金額を算出
し、かつ、これを一時記憶して、精算金額と投入
金額を比較し、投入金額≧精算金額の条件成立時
に発券指令信号を出力して精算機を発行する。従
つて、精算機においても、券売機の場合と同様の
構成を付加することにより、第11図に示すフロ
ーに従つて、統計指令を与えられている間、精算
券を発行するたびにCPデータ作成処理をし、CP
データを駅処理装置に伝送し、収集することがで
きる。
従つて、精算機では、中央処理装置からOD調
査のための統計指令を与えられたときは、ODデ
ータの作成・伝送を行なうとともに、CP調査の
ための統計指令を与えられたときは、CPデータ
の作成・伝送を行なう。
最後に、上述のような構成に基いてOD調査を
行なう場合の動作(CP調査の場合も同様である
ので、OD調査で代表する。)を説明する。第1
2図は中央処理装置のOD調査の場合の動作流れ
を示す。
OD調査は必要時のみ行なうので、中央処理装
置3の事務用コンピユータ30にOD調査押釦ス
イツチ(図示せず)が設けてあり、このスイツチ
を押すと、中央処理装置3から総合伝送路2を介
して各駅処理装置11………に統計開始指令信号
が与えられるようになつている。一般的には、統
計開始指令はこのように中央処理装置から駅処理
装置に与えられるが、予備的に駅処理装置に設け
たテレタイプライタ14から当該駅処理装置に与
えるようにすることもでき、当該駅のみでのOD
調査をすることもできる。
統計開始指令を受けた駅処理装置はこれを各改
札機及び精算機を与えて、統計指令保持部に記憶
させる。
改札機及び精算機は、この統計指令を記憶して
いる間、改札機を通過する客についてのODデー
タ、又は精算券を発行した客についてのODデー
タを作成し、記憶し、駅処理装置に伝送する。
駅処理装置は、各改札機及び精算機からのOD
データを一定のフオーマツトに従つて、時刻デー
タとともに取込む。
中央処理装置より統計終了指令が出されるまで
は、上記改札機、精算機のODデータ作成、駅処
理装置へのODデータ収集が繰返される。
中央処理装置3が運行管理システム27より
OD調査対象時間(例えば1営業日の営業時間)
の終了を知ると、統計終了指令を出し、これを、
同様に駅処理装置に与える。
駅処理装置は各改札機及び精算機に記憶されて
いる残りのODデータをすべて取込だ後、改札
機、精算機の統計指令保持部をリセツトして、以
後、ODデータの作成伝送をさせない。統計終了
指令は、テレタイプライタから与えることができ
ることは、統計開始指令の場合と同様である。
次に、中央処理装置は各駅処理装置に順次、デ
ータ送信指令を与え、駅処理装置に収集したOD
データを中央処理装置の売上データ収集システム
親局28にオンライン伝送させ取込む。売上デー
タ収集システム親局28は、総合伝送路2を介し
て駅処理装置より伝送されてくる各種データ(売
上データ、保守データ、故障データ等及びODデ
ータ)のうち、ODデータを事務用コンピユータ
30に転送するので、事務用コンピユータ30で
そのODデータを用いて各種目的のために集計・
分類などの統計処理を行なうことができる。
駅処理装置から中央処理装置にオンラインで
ODデータの伝送する代りに、駅処理装置で収集
したODデータをフロツピ・デイスク・ユニツト
13を用いてフロツピ・デイスクに出力し、その
フロツピ・デイスク・ユニツトを中央処理装置の
事務用コンピユータ30の入力部に装填して同様
の統計処理を行なうことができる。
CP調査については、中央処理装置にOD調査押
釦スイツチとは別にCP調査押釦スイツチが設け
られ、精算機にはOD調査用の各別の統計指令保
持部が備えられることはいうまでもない。
[この発明の効果] 上述のように、この発明では、中央処理装置又
は駅処理装置より利用状況調査に係る駅端末機に
統計指令信号を与え、この駅端末機の本来の機能
を果たすために用いるデータのうち、利用状況判
断に供しうるデータ、すなわち、改札機ではOD
調査のための少なくとも発駅データ、券売機では
CP調査のための発売金額データ及び金種別投入
枚数データ、そして、精算機ではOD調査のため
の少なくとも発駅データとCP調査のための精算
金額データ及び金種別投入枚数データに、当該端
末機の固有のデータ(機番号データなど)を付加
して、利用状況調査用データを作成させ、各駅端
末機からその利用状況調査用データを駅処理装置
に収集して時刻データとともに一定のフオーマツ
トに従つて順次記憶し、その収集記憶したデータ
を各駅処理装置から中央処理装置に伝送により又
は記憶媒体を介して集中して、中央処理装置にお
いてコンピユータにより上記各データの集計・分
類などの統計処理を行なうようにしたものである
から、自動出改札システムの利用状況調査をした
いときは、中央処理装置又は駅処理装置より統計
指令を出力するだけで、自動出改札システム全体
の、あるいは特定の駅の、又は特定の駅端末機の
利用状況調査に必要なデータを中央に自動的に収
集してOD調査及び/又はCP調査を行ない、即座
に結果を得ることができる。従つて、甚大な省力
効果と高信頼性の調査結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法を実施するための装置の
全体的構成を示す系統図、第2図は駅側装置の構
成を示す系統図、第3図は駅処理装置の構成を示
すブロツク図、第4図は改札機のODデータ作成
処理のための構成を示すブロツク図、第5図は
ODデータの構成を示す概念図、第6図イはOD
調査の場合における改札機の処理動作のフローチ
ヤート、第6図ロはOD調査の場合における駅処
理装置の処理動作のフローチヤート、第7図はデ
ータの駅処理装置での記憶フオーマツトの一例を
示す概念図、第8図は券売機のCPデータ作成処
理のための構成を示すブロツク図、第9図はCP
データの構成を示す概念図、第10図はCPデー
タの駅処理装置での記憶フオーマツトの一例を示
す概念図、第11図は券売機におけるCP調査の
場合の処理動作のフローチヤート、第12図は
OD調査の場合における中央処理装置の処理動作
のフローチヤートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 自動改札機では中央処理装置又は駅処理
    装置より統計指令信号を与えられたもとで出場
    側改札機に有効な券を投入した客の通過を検知
    するたびに、該券より読取つた少なくとも発駅
    データと当該自動改札機の固有データとで交通
    量調査用データを作成し、自動精算機では前記
    統計指令信号を与えられたもとで精算券を発行
    するたびに、該自動精算機に投入された券より
    読取つた発駅データと当該自動精算機の固有デ
    ータとで交通量調査用データを作成し、自動券
    売機及び自動精算機では中央処理装置又は駅処
    理装置より統計指令信号を与えられたもとで当
    該自動券売機又は自動精算機が券を発行するた
    びに、自動券売機又は自動精算機で得られた発
    売金額データ又は精算金額データ及び金種別投
    入金額データと当該自動券売機又は自動精算機
    の固有データとで現金投入パターン調査用デー
    タを作用し、 (ロ) 駅処理装置では前記自動改札機、自動精算機
    及び自動券売機等の各駅端末機から前記調査用
    データを伝送収集して時刻データとともに一定
    のフオーマツトに従つて順次記憶し、 (ハ) 中央処理装置では、各駅処理装置に収集記憶
    したデータを伝送路を介して又は記憶媒体を介
    して集中し、コンピユータを用いて統計処理し
    て前記発駅データと当該駅端末機の固有データ
    及び時刻データに基いて交通量調査を行ない、
    前記金種別投入金額データと当該駅端末機の固
    有データに基いて現金投入パターン調査を行な
    うことを特徴とする自動出改札システム利用状
    況調査方法。
JP56180716A 1981-11-11 1981-11-11 自動出改札システム利用状況調査方法 Granted JPS5882380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56180716A JPS5882380A (ja) 1981-11-11 1981-11-11 自動出改札システム利用状況調査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56180716A JPS5882380A (ja) 1981-11-11 1981-11-11 自動出改札システム利用状況調査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5882380A JPS5882380A (ja) 1983-05-17
JPS6367711B2 true JPS6367711B2 (ja) 1988-12-27

Family

ID=16088063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56180716A Granted JPS5882380A (ja) 1981-11-11 1981-11-11 自動出改札システム利用状況調査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5882380A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6250985A (ja) * 1985-08-30 1987-03-05 コンピユ−タ−サ−ビス株式会社 交通機関における料金精算方式
JPS6354692A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 オムロン株式会社 自動改札システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5882380A (ja) 1983-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3541308A (en) Automated parking facility
JPS5829547B2 (ja) 競技場の投票設備
JP2000155861A (ja) 駐車料金徴収方法、駐車料金徴収システム
EP0163507A2 (en) Fare collection system
JPS6367711B2 (ja)
JPS5848950B2 (ja) 料金収受装置
RU2692343C1 (ru) Система бесконтактной оплаты проезда/прохода (СБОП)
JP2002109120A (ja) 競技用投票システム
JP5414247B2 (ja) 自動改札システム及び自動改札機
KR100622763B1 (ko) Ic카드, ic카드 처리장치 및 방법, 자동개찰장치
JP2004185293A (ja) 振替輸送システム、および振替輸送方法
JP3637123B2 (ja) 自動改札システム
JP3794181B2 (ja) 履歴管理方法およびシステム
JP2003296769A (ja) 改札処理システム
JP2785830B2 (ja) 改札システム
JPH0457186A (ja) 駐車場管理装置
JP3848881B2 (ja) 非接触式トークンの管理システム
JPH1011623A (ja) 駐車場料金自動収受装置
JP2004272345A (ja) 通過人員帳票作成装置
JP2001256520A (ja) 乗車距離管理装置
JP3856885B2 (ja) 自動券売機及びその制御方法並びにその方法のプログラムを 格納した記録媒体
JPH08249383A (ja) 取引装置の集計管理システム
JP2000298738A (ja) 旅客対象のアンケートを行う駅務システム
JPH07192149A (ja) 自動券売機
JPH0660098A (ja) マルチメディア端末装置