JPS6367645B2 - - Google Patents
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- JPS6367645B2 JPS6367645B2 JP56024213A JP2421381A JPS6367645B2 JP S6367645 B2 JPS6367645 B2 JP S6367645B2 JP 56024213 A JP56024213 A JP 56024213A JP 2421381 A JP2421381 A JP 2421381A JP S6367645 B2 JPS6367645 B2 JP S6367645B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/59—Transmissivity
- G01N21/5907—Densitometers
- G01N21/5911—Densitometers of the scanning type
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/90—Plate chromatography, e.g. thin layer or paper chromatography
- G01N30/95—Detectors specially adapted therefor; Signal analysis
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、薄層クロマトグラフイ基板上に展開
した試料スポツト群の光掃引方法、具体的には当
該試料スポツトに対して正しい位置で測定用の光
掃引を自動的に行うために、試料スポツト群を自
動追尾しながら光掃引する方法に関する。
した試料スポツト群の光掃引方法、具体的には当
該試料スポツトに対して正しい位置で測定用の光
掃引を自動的に行うために、試料スポツト群を自
動追尾しながら光掃引する方法に関する。
本出願人は、デンシメトリや分光測定に代り安
易な操作で以つて高精度の定量測定、特に濃度測
定を可能にする方法及びその方法を実施する測定
器具を開発し、これらの発明に関して、既に特許
出願している。その出願番号は特願昭55―082799
号(特開昭57―8436号)と特願昭55―132263号
(特開昭57―57240号)である。
易な操作で以つて高精度の定量測定、特に濃度測
定を可能にする方法及びその方法を実施する測定
器具を開発し、これらの発明に関して、既に特許
出願している。その出願番号は特願昭55―082799
号(特開昭57―8436号)と特願昭55―132263号
(特開昭57―57240号)である。
後者の特許出願に係る発明は要旨次の通りであ
る。
る。
1 薄層クロマトグラフイ基板それ自体を収容可
能な光―音響セルを有し、その薄層クロマトグ
ラフイ面への照光を入力としてこれによつて生
じる音響を光―音響信号として出力するように
した光―音響ユニツトを用いて、該セルに薄層
クロマトグラフイの生成された基板を収め;適
宜の光をその波長域を変えずに薄層クロマトグ
ラフイ面の所定領域内で局部的に掃引照射し;
得られた光―音響信号の経時強度変化を測定
し;そしてその測定値を用いて薄層クロマトグ
ラフイの顕在或いは潜在スポツト群の成分の定
量を分析する光―音響測定法において、試料液
の基板上の展開方向をY軸方向とし、これに直
角な方向をX軸方向としたときに、光―音響信
号を発するマークをY軸に平行な各試料液展開
線とX軸に平行な1つの直線との交点に設定
し、該マークを光が照光したときに発生する光
―音響信号を検出し、該検出情報に基いて該光
を、該マークを始点として、Y軸方向に掃引さ
せることを特徴とする光―音響測定のための光
掃引方法。
能な光―音響セルを有し、その薄層クロマトグ
ラフイ面への照光を入力としてこれによつて生
じる音響を光―音響信号として出力するように
した光―音響ユニツトを用いて、該セルに薄層
クロマトグラフイの生成された基板を収め;適
宜の光をその波長域を変えずに薄層クロマトグ
ラフイ面の所定領域内で局部的に掃引照射し;
得られた光―音響信号の経時強度変化を測定
し;そしてその測定値を用いて薄層クロマトグ
ラフイの顕在或いは潜在スポツト群の成分の定
量を分析する光―音響測定法において、試料液
の基板上の展開方向をY軸方向とし、これに直
角な方向をX軸方向としたときに、光―音響信
号を発するマークをY軸に平行な各試料液展開
線とX軸に平行な1つの直線との交点に設定
し、該マークを光が照光したときに発生する光
―音響信号を検出し、該検出情報に基いて該光
を、該マークを始点として、Y軸方向に掃引さ
せることを特徴とする光―音響測定のための光
掃引方法。
2 特許請求の範囲第1項の方法において、X軸
に平行な1つの直線上に各試料液をスポツテイ
ングし次いで液展開処理をした後にスポツテイ
ング個所に残る液滴下痕を該マークとして使用
することを特徴とする光―音響測定のための光
掃引方法。
に平行な1つの直線上に各試料液をスポツテイ
ングし次いで液展開処理をした後にスポツテイ
ング個所に残る液滴下痕を該マークとして使用
することを特徴とする光―音響測定のための光
掃引方法。
ところで、薄層クロマトグラフイに用いる試料
展開板(TLC板)は近年その性能が著しく向上
しており、これを用いると小面積で短時間の試料
分離が行なえるようになつた。しかし、試料溶液
をTLC板上にスポツトするとき、その滴下量が
多い場合や、TLC板固定相に僅かなむらがある
とき、或いは展開槽内に展開液蒸気が飽和してい
ないときは、試料の展開スポツトがTLC板上で
一直線に展開せず、斜めにずれたり、班点(スポ
ツト)の形が歪む場合がしばしばある。しかも、
飽和させていても必らずしも一直線にならないの
が実情である。従つて、市販のTLCスキヤナを
用いると、展開スポツトが光による掃引軸からず
れている場合にはこれを読み飛ばした後に掃引位
置を目視によつて修正し、改めて走査せざるを得
ない。
展開板(TLC板)は近年その性能が著しく向上
しており、これを用いると小面積で短時間の試料
分離が行なえるようになつた。しかし、試料溶液
をTLC板上にスポツトするとき、その滴下量が
多い場合や、TLC板固定相に僅かなむらがある
とき、或いは展開槽内に展開液蒸気が飽和してい
ないときは、試料の展開スポツトがTLC板上で
一直線に展開せず、斜めにずれたり、班点(スポ
ツト)の形が歪む場合がしばしばある。しかも、
飽和させていても必らずしも一直線にならないの
が実情である。従つて、市販のTLCスキヤナを
用いると、展開スポツトが光による掃引軸からず
れている場合にはこれを読み飛ばした後に掃引位
置を目視によつて修正し、改めて走査せざるを得
ない。
展開スポツトそれ自体の形が非対称な場合に
は、光掃引による測定精度が低下し、定量性が失
われる危険がある。これに対しては、光による掃
引軸の左右一定の範囲内をジグザグ状に掃引する
方法が考案され既に実用化されている。しかし、
この方法も、しよせん掃引方向が一方向に固定さ
れているから、スポツト系列が掃引軸からずれて
いる場合にはこれを追尾することは出来ない。
は、光掃引による測定精度が低下し、定量性が失
われる危険がある。これに対しては、光による掃
引軸の左右一定の範囲内をジグザグ状に掃引する
方法が考案され既に実用化されている。しかし、
この方法も、しよせん掃引方向が一方向に固定さ
れているから、スポツト系列が掃引軸からずれて
いる場合にはこれを追尾することは出来ない。
然るに本発明の目的は、上記欠点を解消するた
めに、各スポツト系列上のスポツト群が左右に一
直線からずれていても、又スポツト自体の形が歪
んで非対称であつても、各スポツトを正しい位置
で捕えて光掃引する自動追尾光掃引方法を実現す
ることにある。
めに、各スポツト系列上のスポツト群が左右に一
直線からずれていても、又スポツト自体の形が歪
んで非対称であつても、各スポツトを正しい位置
で捕えて光掃引する自動追尾光掃引方法を実現す
ることにある。
要するに、本発明によれば:
薄層クロマトグラフイ基板に対し、該基板上に
展開した試料スポツト群の展開方向をY軸とし、
これに直角な方向をX軸とし、X軸とY軸の方向
に駆動可能な光掃引手段を用いて、該基板面を特
定の光で以つて光掃引し、該光に反応して該試料
スポツトから生じた信号を検出し、そして該検出
情報に基いて展開試料の定量を行う方法におい
て、該光掃引手段として:スポツト定量用の第1
の光照射端;と該第1照射端のY軸方向の中心線
に対しその両側に、X軸方向に平行に並置され且
つ該第1照射端に対しY軸方向の前方に配位した
実質的に等しい強度の光を照射する第2と第3の
スポツト追尾用の光照射端;を具備したものを用
い任意の1つの試料スポツトに関し、該第2、第
3の光照射端からの光によつて当該試料スポツト
から生じた信号の強度差を検出し、該検出情報に
基いて強度差がゼロになるように該光掃引手段を
X軸方向に駆動制御することにより当該試料スポ
ツトの濃度中心を該第1光照射端の前記中心線上
に変位させ、この位置において該光掃引手段をY
軸方向に駆動制御して該第1光照射端からの光に
よつて当該試料スポツトを光掃引することを特徴
とする薄層クロマトグラフイ基板の光掃引方法が
提供される。
展開した試料スポツト群の展開方向をY軸とし、
これに直角な方向をX軸とし、X軸とY軸の方向
に駆動可能な光掃引手段を用いて、該基板面を特
定の光で以つて光掃引し、該光に反応して該試料
スポツトから生じた信号を検出し、そして該検出
情報に基いて展開試料の定量を行う方法におい
て、該光掃引手段として:スポツト定量用の第1
の光照射端;と該第1照射端のY軸方向の中心線
に対しその両側に、X軸方向に平行に並置され且
つ該第1照射端に対しY軸方向の前方に配位した
実質的に等しい強度の光を照射する第2と第3の
スポツト追尾用の光照射端;を具備したものを用
い任意の1つの試料スポツトに関し、該第2、第
3の光照射端からの光によつて当該試料スポツト
から生じた信号の強度差を検出し、該検出情報に
基いて強度差がゼロになるように該光掃引手段を
X軸方向に駆動制御することにより当該試料スポ
ツトの濃度中心を該第1光照射端の前記中心線上
に変位させ、この位置において該光掃引手段をY
軸方向に駆動制御して該第1光照射端からの光に
よつて当該試料スポツトを光掃引することを特徴
とする薄層クロマトグラフイ基板の光掃引方法が
提供される。
前記試料スポツトからの信号は光―音響信号で
あつてもよいし、スポツトからの反射又は透過し
た光信号であつてもよい。
あつてもよいし、スポツトからの反射又は透過し
た光信号であつてもよい。
以下、本発明を添付の第1図〜第5図を参照し
て、前述の光―音響測定法に適用した1例によつ
て具体的に説明する。
て、前述の光―音響測定法に適用した1例によつ
て具体的に説明する。
第1図は試料が展開された状態のTLC板の概
念図である。図において、aは試料溶液を系列毎
に滴下した位置を示しており、bはこの液が展開
液によつて展開されて点在する試料スポツト群を
示している。このようなTLC板において、試料
スポツトbを掃引するスリツト状の光点が各系列
の一直線上を直進するとき、試料スポツトが光の
照射面から一部分でも外れていると試料測定濃度
の定量性が失われる。
念図である。図において、aは試料溶液を系列毎
に滴下した位置を示しており、bはこの液が展開
液によつて展開されて点在する試料スポツト群を
示している。このようなTLC板において、試料
スポツトbを掃引するスリツト状の光点が各系列
の一直線上を直進するとき、試料スポツトが光の
照射面から一部分でも外れていると試料測定濃度
の定量性が失われる。
第2図は、本発明に係る光掃引器と試料スポツ
トとの相対的関係を模式的に示したものである。
図において、Aはスポツト系列毎に掃引を開始す
る位置を検出するためのトリガーマークであり、
これには、既述した本出願人の出願に係る発明に
よつて、試料溶液をスポツトした班痕(第1図上
のa)を使用するのが好ましい。B,C,Dは1
系列上の試料の展開スポツト群、Sは本発明に係
る光掃引器である。1,2はスポツト追尾用の光
照射端、3は試料スポツトの濃度定量用の光照射
端を示している。光は掃引器Sにオプテイカル・
フアイバー又はレンズ、鏡を用いて導き、光束は
スリツト、レンズなどで整形してTLC板面を照
射する。照射端1,2から出る光束は照射面積が
等しく、夫々の光束が中央で完全に接するか、又
は互いに少量のオーバー・ラツプがあるように配
置し、光の強さはほぼ等しくなるように設定され
ている。この掃引器Sの構造については、第5図
に詳細に示しており、後述する。
トとの相対的関係を模式的に示したものである。
図において、Aはスポツト系列毎に掃引を開始す
る位置を検出するためのトリガーマークであり、
これには、既述した本出願人の出願に係る発明に
よつて、試料溶液をスポツトした班痕(第1図上
のa)を使用するのが好ましい。B,C,Dは1
系列上の試料の展開スポツト群、Sは本発明に係
る光掃引器である。1,2はスポツト追尾用の光
照射端、3は試料スポツトの濃度定量用の光照射
端を示している。光は掃引器Sにオプテイカル・
フアイバー又はレンズ、鏡を用いて導き、光束は
スリツト、レンズなどで整形してTLC板面を照
射する。照射端1,2から出る光束は照射面積が
等しく、夫々の光束が中央で完全に接するか、又
は互いに少量のオーバー・ラツプがあるように配
置し、光の強さはほぼ等しくなるように設定され
ている。この掃引器Sの構造については、第5図
に詳細に示しており、後述する。
第2図において、掃引器SはTLC板上を縦
(Y軸)、横(X軸)の方向にサーボ・モータ等を
用いたX―Y駆動制御機構によつて移動させられ
る。掃引器SがスポツトAから出発してY方向に
移動を始め、照射端2の光束がスポツトBの端を
照射すると、この光に基いて光―音響信号が発生
する。この状態では照射端1の光束によつては未
だ何らの光―音響信号は発せられないか、発生し
てもその強度は小さい。そこで、照射端1と2か
らの光束、即ち追尾用光束1a,2aによつて発
する信号の強度を比較して、光束2aからの信号
が大きければ、掃引器SがX軸方向へ移動させる
モータMXを駆動し、光束1aと2aからの光―
音響信号の強度が等しくなるようにする。それに
よつて照射端3からの定量用の光束3aがスポツ
トの中心線上に位置することになる。スポツトの
濃度分布が不均一のときは、その最大濃度を呈す
る位置を探し、その位置に移動する。
(Y軸)、横(X軸)の方向にサーボ・モータ等を
用いたX―Y駆動制御機構によつて移動させられ
る。掃引器SがスポツトAから出発してY方向に
移動を始め、照射端2の光束がスポツトBの端を
照射すると、この光に基いて光―音響信号が発生
する。この状態では照射端1の光束によつては未
だ何らの光―音響信号は発せられないか、発生し
てもその強度は小さい。そこで、照射端1と2か
らの光束、即ち追尾用光束1a,2aによつて発
する信号の強度を比較して、光束2aからの信号
が大きければ、掃引器SがX軸方向へ移動させる
モータMXを駆動し、光束1aと2aからの光―
音響信号の強度が等しくなるようにする。それに
よつて照射端3からの定量用の光束3aがスポツ
トの中心線上に位置することになる。スポツトの
濃度分布が不均一のときは、その最大濃度を呈す
る位置を探し、その位置に移動する。
照射光は照射端1,2,3のいずれからも出て
いるわけであるが、照射端は第2図に示すように
照射端1,2より手端(Y軸負方向)にあり、試
料スポツトBを最初に照射しない。照射端1,2
と照射端3との間隔(Y軸方向の)は2mm〜8mm
が好ましく、この間で予め距離を設定する。光束
1a,2aは光束3aとオーバラツプするとスポ
ツト中心線検出精度が低下したり、濃度定量に悪
影響を与えるので、光束3aと光束1a,2aと
の間に遮光板を設けるのが好ましい。
いるわけであるが、照射端は第2図に示すように
照射端1,2より手端(Y軸負方向)にあり、試
料スポツトBを最初に照射しない。照射端1,2
と照射端3との間隔(Y軸方向の)は2mm〜8mm
が好ましく、この間で予め距離を設定する。光束
1a,2aは光束3aとオーバラツプするとスポ
ツト中心線検出精度が低下したり、濃度定量に悪
影響を与えるので、光束3aと光束1a,2aと
の間に遮光板を設けるのが好ましい。
次に光―音響信号の識別方法について述べる。
光―音響効果検知素子(例えばマイクロホン)
としては通常1個を使用する。従つて、光束1
a,2a,3aに基づく3種の信号はこの1個の
検知素子で受信される。しかし、試料スポツトの
濃度定量、即ち濃度測定に必要な光―音響信号は
光束3aからだけである。従つて、本発明によれ
ば、照射端1,2,3から出る照射光を掃引器A
へ導く前に光チヨツパで断続光として時分割して
おき、このチヨツピングと同期させたゲート回路
で音響検知素子から出力する電気信号を時分割し
てスポツトの追尾と濃度定量とを分けて行う。
としては通常1個を使用する。従つて、光束1
a,2a,3aに基づく3種の信号はこの1個の
検知素子で受信される。しかし、試料スポツトの
濃度定量、即ち濃度測定に必要な光―音響信号は
光束3aからだけである。従つて、本発明によれ
ば、照射端1,2,3から出る照射光を掃引器A
へ導く前に光チヨツパで断続光として時分割して
おき、このチヨツピングと同期させたゲート回路
で音響検知素子から出力する電気信号を時分割し
てスポツトの追尾と濃度定量とを分けて行う。
第3図と第4図は上記操作に係る自動追尾光掃
引方法を示すブロツク・ダイヤグラムと信号のタ
イムチアートである。
引方法を示すブロツク・ダイヤグラムと信号のタ
イムチアートである。
図において、光源10から出た光を回転円盤2
0でチヨツピングし、一定周波数の断続光とす
る。これを3本のオプテイカル・フアイバー1
1,12,13で第4図に示す光束,,と
して夫夫光―音響セル30にへ導く。フアイバー
の先端に掃引器(第2図中のS)が接続されてい
て、この掃引器Sが既述のようにセル内のTLC
板の面上をX―Y駆動機構によつて移動させられ
る。掃引の開始はトリガー・マーク検出回路(図
示省略)の動作によつて行われ、先ず試料スポツ
トB(第2図)から光束1a,2a(第4図の,
)に基づく光―音響信号が発生する。これらの
信号は第4図に,で以つて示すものである
が、これは前置増巾器40を経て、それからの出
力信号が第1ゲート51、第2ゲート52を通
り、更に主増巾器61,62を通つてロツクイン
増巾される。勿論光束3aに基づく信号(第4図
にで示す)も増巾器40を経て第3ゲート53
を通り、更に対応する主増巾器63を通つてロツ
クイン増巾される。
0でチヨツピングし、一定周波数の断続光とす
る。これを3本のオプテイカル・フアイバー1
1,12,13で第4図に示す光束,,と
して夫夫光―音響セル30にへ導く。フアイバー
の先端に掃引器(第2図中のS)が接続されてい
て、この掃引器Sが既述のようにセル内のTLC
板の面上をX―Y駆動機構によつて移動させられ
る。掃引の開始はトリガー・マーク検出回路(図
示省略)の動作によつて行われ、先ず試料スポツ
トB(第2図)から光束1a,2a(第4図の,
)に基づく光―音響信号が発生する。これらの
信号は第4図に,で以つて示すものである
が、これは前置増巾器40を経て、それからの出
力信号が第1ゲート51、第2ゲート52を通
り、更に主増巾器61,62を通つてロツクイン
増巾される。勿論光束3aに基づく信号(第4図
にで示す)も増巾器40を経て第3ゲート53
を通り、更に対応する主増巾器63を通つてロツ
クイン増巾される。
ゲート51,52,53の制御は光チヨツパか
ら断続光と同一の周波数で送られる時分割同期信
号によつて行う。この同期信号は同時にロツクイ
ン増巾器61,62,63にも送られる。ロツク
イン増巾された夫々の信号は次に対応する位相判
別器(PSD)71,72,73に夫々入り、そ
こで位相判別検波が行われ、光―音響信号に含ま
れる雑音除去と信号の整流化が行われる。
ら断続光と同一の周波数で送られる時分割同期信
号によつて行う。この同期信号は同時にロツクイ
ン増巾器61,62,63にも送られる。ロツク
イン増巾された夫々の信号は次に対応する位相判
別器(PSD)71,72,73に夫々入り、そ
こで位相判別検波が行われ、光―音響信号に含ま
れる雑音除去と信号の整流化が行われる。
位相判別器71,72からの出力は夫々光束1
a,2aによる光―音響信号に比例し、試料スポ
ツト中心からの偏位に相当している。この二つの
出力信号は差動増巾器80に入り、更にゲート9
1を通つて得られた差動増巾された出力信号がX
軸方向に駆動するサーボモータMXを駆動する信
号となる。この駆動によつて最初の試料スポツト
Bの濃度中心線上に光束3aを移動させる。ゲー
ト91,92によつてX軸方向に掃引器Sが移動
中はY軸方向への移動を停止させ、且つゲート9
3により測定出力がないように制御する。この過
程のゲート91の出力(a−b)は第4図の9に
示すように経時変化し、その間ゲート93の出力
は10で示すようにゼロである。
a,2aによる光―音響信号に比例し、試料スポ
ツト中心からの偏位に相当している。この二つの
出力信号は差動増巾器80に入り、更にゲート9
1を通つて得られた差動増巾された出力信号がX
軸方向に駆動するサーボモータMXを駆動する信
号となる。この駆動によつて最初の試料スポツト
Bの濃度中心線上に光束3aを移動させる。ゲー
ト91,92によつてX軸方向に掃引器Sが移動
中はY軸方向への移動を停止させ、且つゲート9
3により測定出力がないように制御する。この過
程のゲート91の出力(a−b)は第4図の9に
示すように経時変化し、その間ゲート93の出力
は10で示すようにゼロである。
以上の経過で、光束3aが試料スポツトBの中
心線上に停止すると、ゲート92,93が動作し
て、Y軸方向への駆動するサーボモータMYが駆
動させられ、掃引器SがY軸上、即ち前記中心線
上の掃引を開始する。そして位相判別器73から
の光―音響信号がゲート93を介して測定出力と
して得られる。試料スポツトBの光掃引が終り、
Y軸方向へ移動を続けて次のスポツトC(第2図)
を光束1a又は2aが捕捉すると、ゲート92,
93が夫々反転して測定出力を止め、次に試料ス
ポツトCの濃度中心を探索する。
心線上に停止すると、ゲート92,93が動作し
て、Y軸方向への駆動するサーボモータMYが駆
動させられ、掃引器SがY軸上、即ち前記中心線
上の掃引を開始する。そして位相判別器73から
の光―音響信号がゲート93を介して測定出力と
して得られる。試料スポツトBの光掃引が終り、
Y軸方向へ移動を続けて次のスポツトC(第2図)
を光束1a又は2aが捕捉すると、ゲート92,
93が夫々反転して測定出力を止め、次に試料ス
ポツトCの濃度中心を探索する。
自動追尾回路の動作を解放すれば、トリガー・
マークAによるY軸掃引位置の自動検出回路のみ
が動作するようになつている(この回路は既述の
本出願人の出願に開示されている。)。この動作に
よつて従来の市販TLCスキヤナと同様にY軸方
向直進掃引を行う。
マークAによるY軸掃引位置の自動検出回路のみ
が動作するようになつている(この回路は既述の
本出願人の出願に開示されている。)。この動作に
よつて従来の市販TLCスキヤナと同様にY軸方
向直進掃引を行う。
以上述べた本発明例は光―音響効果法による
TLCデンシメトリに関するものであつたが、本
発明は市販のTLCスキヤナに用いられる可視光
の反射あるいは透過光量、又は螢光量を光電増倍
管で検知する方式にも適用することができる。
TLCデンシメトリに関するものであつたが、本
発明は市販のTLCスキヤナに用いられる可視光
の反射あるいは透過光量、又は螢光量を光電増倍
管で検知する方式にも適用することができる。
第5図A,Bは上記例の光掃引器Sに関する二
種の例を示す斜視説明図であり、第5図Cは第5
図Bの掃引器例の断面説明図である。
種の例を示す斜視説明図であり、第5図Cは第5
図Bの掃引器例の断面説明図である。
図において、オプテイカルフアイバー11,1
2,13の先端には夫々マイクロレンズ11′,
12′,13′を取付けてもよい(第5図B,C)
がフアイバー束を照射端において平坦に配列させ
て、レンズの使用を省略することもできる。スポ
ツト検出用の光束照射端1,2とスポツト濃度定
量用の光束照射端3は、フアイバーを保持する板
体7を固定するネジ5の調節によつてある範囲に
おいて適当にその間隔を調整することができる。
4は前述したように、照射端1,2と照射端3の
間に配置した遮光板である。
2,13の先端には夫々マイクロレンズ11′,
12′,13′を取付けてもよい(第5図B,C)
がフアイバー束を照射端において平坦に配列させ
て、レンズの使用を省略することもできる。スポ
ツト検出用の光束照射端1,2とスポツト濃度定
量用の光束照射端3は、フアイバーを保持する板
体7を固定するネジ5の調節によつてある範囲に
おいて適当にその間隔を調整することができる。
4は前述したように、照射端1,2と照射端3の
間に配置した遮光板である。
本発明には上記形態の掃引器に限らず、種々の
形態のものが採り得る。
形態のものが採り得る。
第1図はTLC板の展開した試料スポツトの形
態を示す平面説明図、第2図は本発明に係る離散
試料スポツト自動追尾光掃引方法を示す平面説明
図、第3図は第2図の方法を実施する自動追尾光
掃引回路のブロツク・ダイヤグラム、第4図は前
記回路上の信号のタイム・チアート、及び第5図
A,B,Cは本発明方法で使用する光掃引器の二
種の例を示す斜視説明図と断面説明図である。 図において、Aはトリガー・マーク、B,C,
Dは試料スポツト、1,2はスポツト検出用の光
照射端、3はスポツト濃度定量用の光照射端及び
Sは光掃引器を示す。
態を示す平面説明図、第2図は本発明に係る離散
試料スポツト自動追尾光掃引方法を示す平面説明
図、第3図は第2図の方法を実施する自動追尾光
掃引回路のブロツク・ダイヤグラム、第4図は前
記回路上の信号のタイム・チアート、及び第5図
A,B,Cは本発明方法で使用する光掃引器の二
種の例を示す斜視説明図と断面説明図である。 図において、Aはトリガー・マーク、B,C,
Dは試料スポツト、1,2はスポツト検出用の光
照射端、3はスポツト濃度定量用の光照射端及び
Sは光掃引器を示す。
Claims (1)
- 1 薄層クロマトグラフイ基板に対し、該基板上
に展開した試料スポツト群の展開方向をY軸と
し、これに直角な方向をX軸とし、X軸とY軸の
方向に駆動可能な光掃引手段を用いて該基板面を
特定の光で以つて光掃引し、該光に反応して該試
料スポツトから生じた信号を検出し、そして該検
出情報に基いて展開試料の定量を行う方法におい
て、該光掃引手段として;スポツト定量用の第1
の光照射端;と該第1照射端のY軸方向の中心線
に対しその両側に、X軸方向に平行に並置され且
つ該第1照射端に対しY軸方向の前方に配位した
実質的に等しい強度の光を照射する第2と第3の
スポツト追尾用の光照射端;を具備したものを用
い、任意の1つの試料スポツトに関し、該第2、
第3の光照射端からの光によつて当該試料スポツ
トから生じた信号の強度差を検出し、該検出情報
に基いて強度差がゼロになるように該光掃引手段
をX軸方向に駆動制御することにより当該試料ス
ポツトの濃度中心を該第1光照射端の前記中心線
上に変位させ、この位置において該光掃引手段を
Y軸方向に駆動制御して該第1光照射端からの光
によつて当該試料スポツトを光掃引することを特
徴とする薄層クロマトグラフイ基板の光掃引方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56024213A JPS57139646A (en) | 1981-02-23 | 1981-02-23 | Method for sweeping light of thin layer chromatography substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56024213A JPS57139646A (en) | 1981-02-23 | 1981-02-23 | Method for sweeping light of thin layer chromatography substrate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57139646A JPS57139646A (en) | 1982-08-28 |
JPS6367645B2 true JPS6367645B2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=12132011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56024213A Granted JPS57139646A (en) | 1981-02-23 | 1981-02-23 | Method for sweeping light of thin layer chromatography substrate |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57139646A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115830A (ja) * | 2009-03-06 | 2009-05-28 | Toshiba Corp | レーザ超音波検査装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2508069B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1996-06-19 | 株式会社島津製作所 | クロマトスキヤナの走査方法 |
-
1981
- 1981-02-23 JP JP56024213A patent/JPS57139646A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115830A (ja) * | 2009-03-06 | 2009-05-28 | Toshiba Corp | レーザ超音波検査装置 |
JP4621781B2 (ja) * | 2009-03-06 | 2011-01-26 | 株式会社東芝 | レーザ超音波検査装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57139646A (en) | 1982-08-28 |
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