JPS6367454A - 車両用自動変速機の油圧制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御方法

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JPS6367454A
JPS6367454A JP61211147A JP21114786A JPS6367454A JP S6367454 A JPS6367454 A JP S6367454A JP 61211147 A JP61211147 A JP 61211147A JP 21114786 A JP21114786 A JP 21114786A JP S6367454 A JPS6367454 A JP S6367454A
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JP
Japan
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gear
hydraulic actuator
hydraulic
valve
speed
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Application number
JP61211147A
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English (en)
Inventor
Ryoji Hanebuchi
良司 羽渕
Kunio Morisawa
邦夫 森沢
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車両用自動変速機の油圧制御方法に関するも
のである。
従来技術 第1油圧アクチュエータにより作動させられて第1ギヤ
段を成立させる第1摩擦係合装置と、第2油圧アクチュ
エータにより作動させられて前記第1ギヤ段よりも高速
側の第2ギヤ段を成立させる第2摩擦係合装置とを備え
、その第2ギヤ段の成立状態ではエンジンの出力トルク
に対応した回転力がその第2摩擦係合装置に加えられる
一方、その第2ギヤ段から前記第1ギヤ段へ切り換える
に際しては、前記第2油圧アクチュエータ内の作動油を
流出させるとともに前記第1油圧アクチュエータ内に作
動油を供給する形式の車両用自動変速機が知られている
。たとえば、本出願人が先に出願した特開昭60−37
455号に記載されているように、変速比が無段階に変
化させられる無段変速機と直列に連結される一方、前記
第1油圧アクチュエータによって作動させられる第1摩
擦係合装置と前記第2油圧アクチュエータによって作動
させられる第2摩擦係合装置とを備え、その第1摩擦係
合装置の保合によって減速比が高くされるとともに、第
2摩擦係合装置の係合により入力側回転体と出力側回転
体とが直結されてその第2摩擦係台装置を介してトルク
が伝達される形式の副変速機がそれである。
斯る形式の車両用自動変速機においては、第2油圧アク
チュエータ内に作用させられていた作動油圧を排圧して
第2ギヤ段の保合を解除した後第1油圧アクチュエータ
内に作動油圧を作用させることにより第1ギヤ段を係合
させるに際し、第1油圧アクチュエータ内に作動油圧を
作用させる時期が早過ぎた場合には、自動変速機の入力
側回転軸の回転速度が第1ギヤ段の係合後に得られる回
転速度よりも低い状態で前記第1摩擦係合装置が係合す
るため、車両慣性によってエンジンを加速する状態とな
り減速ショックが生じて運転性が撰なわれる。反対に、
第1油圧アクチュエータ内に作動油圧を作用させる時期
が遅過ぎた場合では、前記入力側回転軸の回転速度が第
1ギヤ段の保合後に得られる回転速度に到達しても前記
第1摩擦係合装置が係合しないためにエンジンの空吹き
が生じ、その後に第1摩擦係合装置が係合したときに生
じる加速ショックにより運転性が阻害される特徴がある
これに対し、第2ギヤ段からそれよりも低速側の前記第
1ギヤ段へ切り換えるに際し、第1油圧アクチュエータ
内に作動油圧を作用させ且つ第2油圧アクチュエータ内
から作動油を排出させるためのシフト弁を周期的にオン
オフ作動をさせて、第2油圧アクチュエータ内の作動油
圧を第2摩擦係合装置の滑りが開始するまで低下させ且
つ第1摩擦係合装置の保合が開始する前の状態まで第1
油圧アクチュエータ内へ作動油を供給し、前記自動変速
機をトルクが伝達されない中立状態に一時的に維持する
ことが考えられている。この中立状態において、第1ギ
ア段の成立時に保合ショックが発生しないようにエンジ
ン回転速度を高くし、且つエンジン回転速度が所定の値
となったときに直ちに第1ギア段を成立させるように第
1油圧シリンダ内に予め作動油を供給するためである。
発明が解決すべき問題点 しかしながら、断る従来の車両用自動変速機の油圧制御
方法でも未だ改良の余地が残されていた。
すなわち、高速側ギヤ段が成立した状態ではエンジンの
出力トルクに対応した回転力が第2摩擦係合装置に加え
られるようになっているため、特に車速か低く且つスロ
ットル弁が閉じられている状態のようにエンジンの出力
トルクが極めて小さい場合には、第2摩擦係合装置の滑
りを発生させるための第2油圧アクチュエータ内の作動
油圧が大幅に小さくなる。このため、車両用自動変速機
の第2ギア段から第1ギア段への切り換えに際して一律
のタイミングで第2油圧アクチュエータから作動油を排
出し、その後の中立状態を経て第1油圧アクチュエータ
へ作動油を供給すると、車両が低車速且つ低スロットル
弁開度で走行中に第2ギア段から第1ギア段へ切り換え
られると、第2摩擦係合装置が未だ係合中に第1摩擦係
合装置の係合が開始されて変速機が軽度のロック状態と
なり、それに起因する変速ショックが発生する欠点があ
った。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、第1油圧アクチュエータによ
り作動させられて第1ギヤ段を成立させる第1摩擦係合
装置と、第2油圧アクチュエータにより作動させられて
前記第1ギヤ段よりも高速側の第2ギヤ段を成立させる
第2摩擦係合装置とを備え、第2ギヤ段の成立状態では
エンジンの出力トルクに対応した回転力が第2摩擦係合
装置に加えられる一方、第2ギヤ段から前記第1ギヤ段
へ切り換えるに際しては、前記第2油圧アクチュエータ
内の作動油を流出させるとともに前記第1油圧アクチュ
エータ内に作動油を供給する形式の車両用自動変速機の
油圧制御方法であって、前記第2ギヤ段から前記第1ギ
ヤ段へ切り換えるに際し、車両が低車速且つ低スロット
ル弁開度にて走行中である場合には、所定期間第1油圧
アクチュエータへ供給される作動油の流量を抑制するよ
うにしたことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、前記第2ギヤ段から前記第1ギヤ段
へ切り換えるに際し、車両が低車速且つ低スロットル弁
開度にて走行中である場合には、所定期間第1油圧アク
チュエータへ供給される作動油の流量が抑制されるので
、第1摩擦係合装置の保合が遅れる。このため、第2摩
擦係合装置を介して伝達されるトルクの減少に起因して
第2摩擦係合装置の保合解除が遅れても自動変速機のロ
ック状態の発生が回避されて、低車速且つ低スロットル
弁開度にて走行中の第2ギア段から第1ギア段への変速
ショックが解消されるのである。
実施例 以下、本発明の一適用例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、エンジン8の動力は流体継手10、ベ
ルト式無段変速機(以下、CVTという)12、副変速
機14、中間ギア装置16、および差動装置18を経て
駆動軸20に連結された駆動輪21へ伝達されるように
なっている。
流体継手10は、エンジン8のクランク軸22と接続さ
れているポンプ24と、CVT12の入力軸26に固定
されポンプ24からのオイルにより回転させられるター
ビン28と、ダンパ30を介して入力軸26に固定され
たロックアツプクラッチ32とを備えている。ロックア
ツプクラッチ32は、たとえば車速あるいはエンジン回
転速度またはタービン28の回転速度が所定値以上にな
ると作動させられて、クランク軸22と入力軸26とを
直結状態にするものである。
CVT12は、入力軸26および出力軸34にそれぞれ
設けられた可変プーリ36および38と、それら可変ブ
ー1J36および38に巻き掛けられた伝導ベルト40
とを備えている。可変プーリ36および38は、入力軸
26および出力軸34にそれぞれ固定された固定回転体
42および44と、入力軸26および出力軸34にそれ
ぞれ軸方向の移動可能かつ軸回りの相対回転不能に設け
られた可動回転体46および48とから成り、可動回転
体46および48が油圧シリンダ50および52によっ
て移動させられることにより■溝幅すなわち伝導ベルト
40の掛り径(有効径)が変更されて、CVT12の変
速比γ(=入力軸26の回転速度NiR/出力軸34の
回転速度N、、t)が変更されるようになっている。油
圧シリンダ50内へ作動油が流入させられたり、その油
圧シリンダ50内の作動油が流出させられることにより
CVT12の変速比Tが変化させられるとともに、その
作動油の流入速度或いは流出速度が調節されることによ
り変速比γの変化速度が変化させられる。
また、油圧シリンダ52には、専ら伝導ベルト40のす
べりが生じない範囲で最小の挟圧力が得られるように、
実際のスロットル弁開度および変速比γに応じて調圧さ
れた油圧が作用させられる。
なお、オイルポンプ54は後述の油圧制御装置の油圧源
を構成するものであって、入力軸26を縦通ずる図示し
ない連結軸を介してクランク軸22と連結されてエンジ
ン8により常時回転駆動される。
副変速機14は、CVT12の後段に直列に連結されか
つ車両の走行条件にしたがって高速ギヤ段および低速ギ
ヤ段に自動的に切り換えられる自動変速機であって、C
VT12の出力軸34と同軸的に設けられており、ラビ
ニジオ型複合遊星歯車装置を含んでいる。この遊星歯車
装置は、一対の第1サンギア56および第2サンギア5
8と、第1サンギア56に噛み合う第1遊星ギア60と
、この第1遊星ギア60および第2サンギア58と噛み
合う第2遊星ギア62と、第1遊星ギア60と噛み合う
リングギア64と、第1遊星ギア60および第2遊星ギ
ア62を回転可能に支持するキャリア66とを備えてい
る。第2サンギア58は前記出力軸34と一体的に連結
された軸68と固定され、キャリア66は出力ギア70
と固定されている。高速段用クラッチ72は多板形式の
クラッチであって軸68と第1サンギア56との間の保
合を制御し、低速段用ブレーキ74はバンド形式のブレ
ーキであって第1サンギア56のハウジングに対する係
合を制御し、後進用ブレーキ76はリングギア64のハ
ウジングに対する保合を制御する。第3図は副変速機1
4の各摩擦係合装置の作動状態および各レンジにおける
減速比を示している。図において、O印は保合状態、x
印は解放状態を示し、ρ1およびρ2は次式から定義さ
れるギア比である。
ρ1−Z、、/Z。
ρ2=Lz/Zr 但し、ZS+は第1サンギア56の歯数、Zlは第2サ
ンギア58の歯数、Z7はリングギア64の歯数である
したがって、Dレンジにおける低速段では、第1摩擦係
合装置としての低速段用ブレーキ74が作動させられて
第1サンギア56が固定されるため、低速ギア段が成立
させられて減速比(1+ρl/ρ2)にて動力が伝達さ
れるが、Dレンジの高速段においては、第2摩擦係合装
置としての高速段用クラッチ72の作動により遊星歯車
装置全体が一体となって回転し、これにより高速ギア段
が成立させられて減速比1にて動力が伝達される。
また、Rレンジでは後進用ブレーキ76の作動によりリ
ングギア64がハウジングに固定されるため、後進ギア
段が成立させられて変速比(1−1/ρ2)の逆回転に
て動力が伝達される。
副変速機14の出力ギア70は中間ギア装置16を介し
て差動装置18と連結されており、エンジンの動力は差
動装置18において左右の駆動軸20へそれぞれ分配さ
れた後、左右の駆動輪21へ伝達される。なお、第4図
に詳しく示すように、副変速機14のハウジング78内
において、高速段用クラッチ72は、軸68と第1サン
ギア56との間の保合を制御するように配設されており
、高速ギア段に切り換えられている場合には、この高速
段用クラッチ72を介してトルクが伝達されるため、エ
ンジン8.の出力トルクに対応した回転力が加えられる
ようになっている。
第5図は第2図に示す車両動力伝達装置を制御するため
の油圧制御回路であって、本発明と関連する部分のみを
示している。図において、ライン油路80には、図示し
ないライン油圧調圧弁により実際のスロットル弁開度お
よびCVT12の実際の変速比Tに関連して調圧された
ライン油圧Plが供給されている。マニュアルバルブ8
2は、図示しないシフトレバ−のD(ドライブ)、Nに
ュートラル)、R(リバース)、およびP (パーキン
グ)レンジ操作に関連して軸線方向に位置決めされるス
プール弁子84を備えており、Rレンジ時にはポート8
6から後進用ブレーキ76を作動させるための油圧アク
チュエータ76′へ前記ライン圧P1を供給し、017
2時にはポート88へライン圧PRを供給し、Nおよび
Rレンジ時はポート88および86をドレンさせる。
シフトバルブ90は、前記副変速機14の高速段用クラ
ッチ72および低速段用ブレーキ74を作動させる油圧
アクチュエータ72′および741内に択一的に油圧を
作用させるものであって、シフトレバ−の0172時に
ライン圧Piが導かれる入力ポート92、出力ポート9
4、および出力ポート96と、そのライン圧PRを出力
ポート94へ供給し且つ出力ポート96をドレンさせる
第2位置または出力ポート96ヘライン圧PRを供給し
且つ出力ポート94をドレンさせる第1位置とに択一的
に位置させられるスプール弁子98と、スプール弁子9
8をその第1位置へ向かつて付勢するばね100を有し
ている。上記出力ポート94は高速段用クラッチ72を
作動させるための油圧アクチュエータ72’と接続され
、また、上記出力ポート96は、互いに並列に接続され
た逆止弁102および流量切換弁104と一方向絞り装
置106とを順次介して低速段用ブレーキ74を作動さ
せるための油圧アクチュエータ74′と接続されている
。本適用例では、上記油圧アクチュエータ74’が第1
油圧アクチュエータに対応し、上記油圧アクチュエータ
72′が第2油圧アクチュエータに対応する。そして、
前記シフトバルブ90には、スプール弁子9Bの端面に
制御油圧Pcを作用させるための制御室108が設けら
れている。この制御室108内の制御油圧P。
はシフト用電磁弁110が閉状態であるときに発生させ
られるので、シフト用電磁弁110が閉状態となるとス
プール弁子98がばね100の付勢力に抗して第2位置
へ移動させられて、第5図に示すように、ライン圧Pt
lが高速ギア段を成立させるための油圧アクチュエータ
72°へ供給される。しかし、シフト用電磁弁110が
閉状態となると絞り112より下流側が排圧されて制御
室108内が大気圧となり、スプール弁子98かばね1
00の付勢力に従って第1位置へ移動させられて、ライ
ン圧Piが低速ギア段を成立させるための油圧アクチュ
エータ74’へ供給される。
前記流量切換弁104は、逆止弁102と並列に接続さ
れる一対のポート114および116と、それら一対の
ポート114および116間を開閉するスプール弁子1
18と、このスプール弁子118を閉弁方向へ付勢する
ばね120と、スプール弁子118の端面に制御油圧p
cを作用させるための制御室122とを備えている。そ
の制御室122内の制御油圧P、は流量切換用電磁弁1
28が閉状態であるときに発生させられるので、その流
量切換用電磁弁12Bが閉状態となるとスプール弁子1
1Bがばね120の付勢力に抗して移動させられる。こ
のため、第5図に示すように、流量切換弁104の一対
のポート114および116間が開かれて、シフトパル
プ90の出力ポート96から流出する作動油が速やかに
低速ギア段を成立させるための油圧アクチュエータ74
′へ供給される。しかし、流量切換用電磁弁128が閉
状態となると絞り124より下流側が排圧されて制御室
122内が大気圧となり、スプール弁子118がばね1
20の付勢力に従って移動させられて、一対のポート1
14および116間が閉じられる。スプール弁子118
には絞り穴126が形成されており、このように一対の
ポート114および116間が閉じられた状態では、絞
り穴126を通して作動油、が流通させられるので作動
油の供給流量が制限される。
第6図は、上述の油圧制御装置の作動を制御する電子回
路を示している。CPU、RAM、ROM等から成る所
謂マイクロコンピュータを備えた電子制御装置138に
は、各センサから、スロットル弁開度θth (%)、
CVT12の出力軸34の回転速度N、、t  (副変
速機14の入力側回転軸の回転速度n 1Fl) 、C
V T 12の入力軸26の回転速度N i n、エン
ジン冷却水温度TW’%シフトレバ−の操作位置Pをそ
れぞれ表す信号が供給される。電子制御装置138内の
CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予
め記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し、シ
フト用電磁弁110、流量切換用電磁弁128、変速方
向切換用電磁弁130、変速速度切換用電磁弁132を
駆動するための信号を増幅装置134を介してそれぞれ
出力する。
上記変速方向切換用電磁弁130は、油圧シリンダ50
内へ作動油を流入させたり、その油圧シリンダ50内の
作動油を流出させたりしてCVT12の変速比γの変化
方向を制御する。また、変速速度制御用電磁弁132は
、CVT12に対する作動油の流入速度或いは流出速度
を調節することにより変速比Tの変化速度を制御する。
電子制御装置138においては、第7図に示すメインル
ーチンが実行されることにより、図示しないステップに
おいて、電子制御装置138の初期化が行われるととも
に各センサからの入力信号等が読み込まれる一方、その
読み込まれた信号に基づいて車速V等が算出され、且つ
入力信号条件に従って、エンジン8やCVT12等が正
常に作動しているか否かを診断するためのダイアグノー
シス、エンジンの点火時期および燃料噴射量等を制御す
るエンジン用コンピュータとの相互関係を制御するエン
ジン用コンピュータ間の相互制御、車速Vおよびスロッ
トル弁開度θthに基づいて予め求められた関係からロ
ックアツプクラッチ32を作動させる電磁弁を制御する
ためのロックアツプ制御、シフトレバ−位置P1、車速
■、スロットル弁開度θいに基づいて副変速機14のギ
ヤ段切換制御とするかCVT12の変速制御とするかを
判断するための変速制御が、順次あるいは選択的に実行
される。上記副変速機14のギヤ段切換制御は、副変速
機14を高速ギヤ段、低速ギヤ段のいずれかに自動的に
切り換えるものである。
前記メインルーチン中のステップSMIは副変速機14
のギヤ段を高速ギヤ段から低速ギヤ段へ切り換えるか否
かをシフトポジションP1車速V、スロットル弁開度θ
い等から予め記憶された変速線図に基づいて判断するも
のであり、その判断が肯定されるとシフト用電磁弁11
0を制御するためにステップSM2のH→L変速制御ル
ーチンが実行される。
以下、副変速機14のギヤ段を高速ギヤ段から低速ギヤ
段への切換えを制御するためのH−L変速制御ルーチン
を第1図に従って説明する。
前記ステップSMIにおいて副変速機14のギヤ段の高
速ギヤ段から低速ギヤ段への切り換えが判断されない状
態においては、副変速機14では高速段用クラッチ72
が係合して高速ギヤ段が成立している。上記ステップS
MIにおける判断が肯定されると、H−L変速制御ルー
チンのステップ31およびS2が直ちに実行されてアク
セル弁開度θいが予め定められた小さな値θ。よりも小
さいか否か、および車速Vが予め定められた小さな値v
0よりも小さいか否かが判断される。通常の走行状態で
は、上記ステップS1およびS2の判断の内の少なくと
も一方が否定されるので、ステップ84以下が実行され
る。すなわち、ステップS5においてH−L変速が判断
されてからの時間を計数するタイマの計数内容Tが予め
設定された時間T、に到達するまで、ステップS4のシ
フト用電磁弁110のデユーティ制御が実行される。
この状態では、シフト用電磁弁110の周期的なオンオ
フと同期してシフトバルブ90のスプール弁子98がそ
の第1位置と第2位置との間で一定期間繰り返し移動さ
せられるので、前記副変速機14の高速段用クラッチ7
2を作動させるための油圧アクチュエータ721内の作
動油圧が低下させられて高速段用久ラッチ72に滑りが
発生する一方、低速段用ブレーキ74を作動させる油圧
アクチュエータ74”へその保合が開始しない程度に作
動油が供給される。すなわち、このようなデユーティ制
御による一時的な副変速機14の中立状態において、円
滑なH−L変速が行われるようにエンジジ8の回転速度
N、が上昇させられるとともに、エンジン8の回転速度
N、が充分上昇したときに直ちに低速段用ブレーキ74
を係合させ得るように油圧アクチュエータ74°内へ作
動油が予め供給される。そして、上記のようなデユーテ
ィ制御が完了すると、流量切換用電磁弁128をオフ(
非励磁)状態とするためのステップs6が実行されるこ
とによりH−L変速制御ルーチンが終了する。
しかし、車両が低車速且つ低スロットル弁開度θいで走
行する場合には、すなわち車両の停止に至る前において
スロットル弁が殆ど前閉状態で車速か零に向かって小さ
くなりつつあるような場合には、前記ステップS1およ
びS2の判断が共に肯定されるので、ステップS3が実
行されて流量切換用電磁弁128がH−L変速の判断直
後にオン(励磁)状態とされる。このため、流量切換弁
104のスプール弁子118がばね120の付勢力に従
って移動させられて流量切換弁104の一対のボート1
14および116間が閉じられるので、シフトバルブ9
0から低速段用ブレーキ74を係合させ得るように油圧
アクチュエータ74゜へ供給される作動油の流量がスプ
ール弁子118に形成された絞り穴126により抑制さ
れる状態となる。この状態において、ステップS4にお
けるデユーティ制御が実行されることにより、前述の作
動と同様に、シフトバルブ90のスプール弁子98がそ
の第1位置と第2位置との間で繰り返し移動させられる
と、前記副変速機14の高速段用クラ、チア2を作動さ
せるための油圧アクチュエータ72°内の作動油圧が低
下させられるが、この場合の低車速且つ低スロットル弁
開度によりエンジン8の出力トルクが極めて低く、これ
に関連して高速段用クラッチ72を介して伝達されるト
ルクも小さくなっているので、高速段用クラッチ72に
発生する滑りが遅れる。しかし、この状態では、前記の
ように、流量切換弁104のスプール弁子118によっ
て油圧アクチュエータ74°内への作動油の供給が遅ら
されるので、副変速機14において高速段用クラッチ7
2と低速段用ブレーキ74とが同時に係合するロック状
態の発生が解消され、低車速且つ低スロットル弁開度に
おけるH−+L変速の変速ショックが防止されるのであ
る。第8図は、上記低車速且つ低スロ7)ル弁開度にお
けるH−L変速の場合の各部の回転速度、副変速機14
の出力トルクTl、高速段用クラッチ72に作用させら
れるトルクT8、および低速段用ブレーキ74に作用さ
せられるトルクT。
の変化をそれぞれ示している。なお、図中のt。
はH−L変速が判断された時点を示している。
以上、本発明の一適用例について説明したが、本発明は
その他の態様においても適用される。
たとえば、前述の適用例では2段階に流量を制御する形
式の流量切換弁104が用いられているが、連続的に流
量を制御する形式の流量制御弁が用いられていてもよい
のである。
また、前述の適用例では前進2段の副変速機14につい
て説明されているが、前進3段以上の自動変速機にも本
発明が適用され得るものである。
また、前記副変速機14において油圧アクチュエータ7
21および741へそれぞれ作動油を供給し或いはそれ
から作動油を排出させる一対の電磁開閉弁を前記シフト
用電磁弁110およびシフトバルブ90に替えて設けて
もよい。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一適用例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された装置の作動の要部を説明す
るフローチャートである。第2図は本発明が適用された
車両の動力伝達装置を示す骨子図である。第3図は第2
図の装置における副変速機のレンジと摩擦係合装置との
関係を示す図である。 第4図は第2図の要部を詳細に示す要部断面図である。 第5図は第2図の装置を作動させるための油圧制御装置
の要部を示す回路図である。第6図は第2図の装置に設
けられた回路を示すプロ・ツク線図である。第7図は第
2図の装置の作動を説明するフローチャートである。第
8図は第2図の装置の作動を説明するタイムチャートで
ある。 14:副変速機(自動変速機) 72:高速段用クラッチ(第2摩擦係合装置)72′:
油圧アクチュエータ 74:低速段用ブレーキ(第1摩擦係合装置)741:
油圧アクチュエータ 90:シフトバルブ 110:シフト用電磁弁 124:絞り 128−流量切換用電磁弁 出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 第2図 1n 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  第1油圧アクチュエータにより作動させられて第1ギ
    ヤ段を成立させる第1摩擦係合装置と、第2油圧アクチ
    ュエータにより作動させられて前記第1ギヤ段よりも高
    速側の第2ギヤ段を成立させる第2摩擦係合装置とを備
    え、該第2ギヤ段の成立状態ではエンジンの出力トルク
    に対応した回転力が該第2摩擦係合装置に加えられる一
    方、該第2ギヤ段から前記第1ギヤ段へ切り換えるに際
    しては、前記第2油圧アクチュエータ内の作動油を流出
    させるとともに前記第1油圧アクチュエータ内に作動油
    を供給する形式の車両用自動変速機の油圧制御方法であ
    って、 前記第2ギヤ段から前記第1ギヤ段へ切り換えるに際し
    、車両が低車速且つ低スロットル弁開度にて走行中であ
    る場合には、所定期間第1油圧アクチュエーター供給さ
    れる作動油の流量を抑制することを特徴とする車両用自
    動変速機の油圧制御方法。
JP61211147A 1986-09-08 1986-09-08 車両用自動変速機の油圧制御方法 Pending JPS6367454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0423878U (ja) * 1990-06-19 1992-02-26

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