JPS63280957A - 車両用自動変速機の油圧制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御方法

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Publication number
JPS63280957A
JPS63280957A JP11624587A JP11624587A JPS63280957A JP S63280957 A JPS63280957 A JP S63280957A JP 11624587 A JP11624587 A JP 11624587A JP 11624587 A JP11624587 A JP 11624587A JP S63280957 A JPS63280957 A JP S63280957A
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JP
Japan
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gear
hydraulic
power
transmission
valve
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JP11624587A
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Inventor
Tadashi Tamura
忠司 田村
Mitsuru Takada
充 高田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車両用自動変速機の油圧制御方法に関し、特
に、キックダウン操作による高速側ギア段から低速側ギ
ア段への切り換えに際しての変速ショックを悪化させる
ことなくコーストダウン時のショックを緩和する技術に
関するものである。
従来技術 第1油圧アクチュエータによって第1ギア段に切り換え
るための第1摩擦係合装置が作動させられ、かつ第2油
圧アクチュエータによってその第1ギア段よりも高速側
の第2ギア段に切り換えるための第2摩擦係合装置が作
動させられる形式の車両用自動変速機がある。たとえば
、特開昭61−241560号公報に記載の自動変速機
、すなわち無段変速機と直列に連結された有段の副変速
機がそれである。このような副変速機においては、一般
に、作動油が前記第1油圧アクチュエータおよび第2油
圧アクチュエータ内に択一的に作用させられることによ
り自動変速機がその第1ギア段(低速ギア段)または第
2“ギア段(高速ギア段)へ自動的に切り換えられる。
発明が解決すべき問題点 ところで、上記副変速機における高速ギア段から低速ギ
ア段への変速動作、すなわちシフトダウン動作には、キ
ックダウン操作などに関連して走行中のパワーオン(正
トルク伝達の加速)状態のときに行われるパワーオフダ
ウンシフトと、車両停止に先立つ減速走行のパワーオフ
(動力伝達を遮断した減速惰行:コーストダウン)状態
に行われるパワーオフダウンシフトとがあるが、そのよ
うな副変速機のシフトダウン動作には、低速側ギア段を
成立させるための第1摩擦係合装置の係合に際してトル
クピークおよびそれに起因する変速ショックが発生する
不都合があった。
これに対し、上記トルクピークを小さくするために、第
1油圧アクチュエータへ作動油を緩やかに供給すること
により第1摩擦係合装置の係合時間を長くする方法があ
るが、このような方法では、パワーオフダウンシフトに
おける変速動作では変速ショックが改善されてもパワー
オンダウンシフトでは自動変速機の入力側回転軸の回転
速度が第1ギア段の保合後に得られる回転速度に到達し
ても前記第1摩擦係合装置が係合しないために保合が遅
れてエンジンが吹き上がる問題が発生する。
反対に、第1摩擦係合装置の係合時間を短くしてパワー
オンダウンシフトでのエンジンの吹き上がりを改善する
とパワーオフダウンシフトでは自動変速機の入力側回転
軸の回転速度が第1ギア段の係合後に得られる回転速度
よりも低い状態で前記第1摩擦係台装置が短時間で係合
するため車両慣性によりエンジンを加速する状態となり
変速ショックが大きくなってしまうのである。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、副変速機におけるダウンシフ
トに際して発生するトルクピークおよびそれに起因する
変速ショックを、パワーオンダウンシフトおよびパワー
オフダウンシフトにおいて共に抑制する制御方法を提供
することにある。
斯る目的を達成するため、本発明の要旨とするところは
、第1油圧アクチュエータによって第1ギア段へ切り換
えるための第1摩擦係合装置が作動させられ、かつ第2
油圧アクチュエータによって第1ギア段よりも高速側の
第2ギア段へ切り換えるための第2摩擦係合装置が作動
させられる形式の車両用自動変速機において、作動油を
前記第1油圧アクチュエータおよび第2油圧アクチュエ
ータ内に択一的に作用させることにより前記車両用自動
変速機をその第1ギア段または第2ギア段へ切り換える
油圧制御方法であって、前記車両用自動変速機をその第
2ギア段からそれよりも低速側の前記第1ギア段へ切り
換えるに際して、前記第1油圧アクチュエータへの作動
油の供給流量を、車両の動力伝達状態と関連して変化さ
せることにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、自動変速機をその第2ギア段からそ
れよりも低速側の前記第1ギア段へ切り換えるに際して
、前記第1油圧アクチュエータへの作動油の供給流量が
、車両の動力伝達状態と関連して変化させられることに
より、パワーオンダウンシフトとパワーオフダウンシフ
トとでは第1油圧アクチュエータへ供給される作動油の
供給流量が相互に異なるようにされる。このため、パワ
ーオンダウンシフトおよびパワーオフダウンシフトにお
いて最適の作動油流量に設定され得、パワ 。
−オンダウンシフトおよびパワーオフダウンシフトにお
ける変速ショックを共に抑制することができる。
ここで、前記車両の動力伝達状態は、好適には、スロッ
トル弁開度の大きさに基づいて判断される。
すなわち、自動変速機のシフトダウン時のスロットル弁
開度が予め定められた一定の値を超えているときはパワ
ーオンダウンシフトと判断し、反対に、スロットル弁開
度が予め定められた一定の値を下回っているときはパワ
ーオフダウンシフトと判断する。このようにすれば、ダ
ウンシフト時スロットル弁開度の大きさによってパワー
オフダウンシフトおよびパワーオンダウンシフトが判断
されて、それに適した作動油流量が得られる。
実施例 以下、本発明の一適用例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、図示しないエンジンの動力は流体継手
10、ベルト式無段変速機(以下、CVTという)12
、副変速機14、中間ギア装置16、および差動歯車装
置18を経て駆動軸20に連結された駆動輪21へ伝達
されるようになっている。
流体継手10は、エンジンのクランク軸22と接続され
たポンプ24と、CVT12の入力軸26に固定されて
ポンプ24からのオイルにより回転させられるタービン
28と、ダンパ30を介して入力軸26に固定されたロ
ックアツプクラッチ32とを備えている。ロックアツプ
クラッチ32は、たとえば車速あるいはエンジン回転速
度が所定値以上になると作動させられて、クランク軸2
2と入力軸26とを直結状態にするものである。
CVT12は、入力軸26および出力軸34にそれぞれ
設けられた可変プーリ36および38と、それら可変プ
ーリ36および38に巻き掛けられた伝導ベルト40と
を備えている。可変ブー’J 36および38は、入力
軸26および出力軸34にそれぞれ固定された固定回転
体42および44と、入力軸26および出力軸34にそ
れぞれ軸方向の移動可能且つ軸回りの相対回転不能に設
けられた可動回転体46および48とから成り、可動回
転体46および48が油圧シリンダ50および52によ
って移動させられることにより■溝幅すなわち伝動ベル
ト40の掛り径(有効径)が変更されて、CVT12の
変速比γ (=入力軸26の回転速度N、7/出力軸3
4の回転速度N。ut )が変更されるようになってい
る。油圧シリンダ50は専ら変速比γを変更するために
作動させられ、油圧シリンダ52は専ら伝導ベルト40
のすべりが生じない範囲で最小の挟圧力が得られるよう
に作動させられる。なお、オイルポンプ54は後述の油
圧制御装置の油圧源を構成するものであって、入力軸2
6を縦通ずる図示しない連結軸によってクランク軸22
と連結されてエンジンにより常時回転駆動される。
副変速機14は、CVTI2と直列に連結され且つ車両
の走行条件にしたがって高速ギヤ段および低速ギヤ段に
自動的に切り換えられる自動変速機であって、CVT1
2の出力軸34と同軸的に設けられており、ラビニョオ
型複合遊星歯車装置を含んでいる。この遊星歯車装置は
、一対の第1サンギア56および第2サンギア58と、
第1サンギア56に噛み合う第1遊星ギア60と、この
第1遊星ギア60および第2サンギア58と噛み合う第
2i星ギ了62と、第1遊星ギア60と噛み合うリング
ギア64と、第1遊星ギア60および第2遊星ギア62
を回転可能に支持するキャリア66とを備えている。第
2サンギア58は前記出力軸34と一体的に連結された
軸68と固定され、キャリア66は出力ギア70と固定
されている。高速段用クラッチ72は軸68と第1サン
ギア56との間の係合を制御し、低速段用ブレーキ74
は第1サンギア56のハウジングに対する係合を制御し
、後進用ブレーキ76はリングギア64のハウジングに
対する係合を制御する。第3図は副変速機14の各摩擦
係合要素の作動状態および各レンジにおける減速比を示
している。図において、○印は保合状態、X印は解放状
態を示し、ρ1およびρ2は次式から定義されるギア比
である。
ρ1 = 7.1/Z。
ρ2=ztz/zr 但し、ZsIは第1サンギア56の歯数、Z5□は第2
サンギア58の歯数、Zlはリングギア64の歯数であ
る。
したがって、LおよびDレンジにおける低速段では、第
1摩擦係合装置としての低速段用ブレーキ74が係合さ
せられて第1サンギア56が固定されるため、減速比(
1+ρ1/ρ2)にて動力が伝達されるが、LおよびD
レンジの高速段においては、第2摩擦係合装置としての
高速段用クラッチ72の係合作動により遊星歯車装置全
体が一体となって回転し、これにより減速比1にて動力
が伝達される。また、Rレンジでは後進用ブレーキ76
の作動によりリングギア64がハウジングに固定される
ため、変速比(1−1/ρ2)の逆回転にて動力が伝達
される。
副変速機14の出力ギア70は中間ギア装置16を介し
て差動歯車装置18と連結されており、エンジンの動力
は差動歯車装置18において左右の駆動軸20へそれぞ
れ分配された後、左右の駆動輪へ伝達される。
第4図は第2図に示す車両動力伝達装置を制御するため
の油圧制御回路を示している。オイルポンプ54は図示
しないオイルタンク内に戻された作動油をストレーナ8
0を介して吸い込みライン圧油路82へ圧送する。スロ
ットル感知バルブ84はスロットル弁開度θ、□を検出
し、そのスロットル弁開度θ7Hに対応したスロットル
圧Pthをたとえば第5図に示す特性に従って発生し、
出力ポート86から出力する。スロットル感知バルブ8
4のスプール88は、スロットル弁とともに回転するス
ロットルカム90からスロットル弁開度θTHの増大に
連れて増大する作用力と制御ボート92からフィードバ
ック圧としてのスロットル圧P、hとを対向方向に受け
、ライン圧油路82と出力ポート86との開閉を制御す
る。マニュアルバルブ94は、シフトレバ−のしくロー
)、D(ドライブ)、Nにュートラル)、R(リバース
)、およびP(パーキング)レンジ操作に関連して軸線
方向に位置決めされ、ライン圧油路82の第1のライン
圧PIIを、Rレンジ時にはポート96へ、Lレンジ時
はポート98へ、0172時はポート98および100
へ、それぞれ導く。リリーフ弁102は、ライン圧油路
82の第1のライン圧pHが所定値以上になるとライン
油路82のオイルを逃がす安全弁としての機能を有する
二次油圧油路104はオリフィス106とプライマリレ
ギュレータパルプ108の余剰オイルが排出されるポー
ト110とを介してライン圧油路82へ接続され、セカ
ンダリレギュレータパルプ112は、オーリフイス11
4を介して二次油圧油路104へ接続されている制御室
116を有し、制御室116の油圧とばね118の荷重
とに関連して二次油圧油路104とポート120との接
続を制御して二次油圧油路104の二次油圧Pzを所定
値に維持する。潤滑油油路122はポート120および
オリフィス124を介して二次油圧油路104へ接続さ
れている。ロックアツプ制御弁126は、二次油圧油路
104を流体継手10内のロックアツプクラッチ32の
係合側および解放側へ選択的に接続する。ロックアツプ
用の電磁弁128はロックアツプ制御弁126の制御室
130とドレン132との間の開閉を制御し、電磁弁1
28がオフ(非励磁状態)である場合はロックアツプク
ラッチ32の解放側へ二次油圧油路104からの二次油
圧Pzが伝達されて動力が流体クラッチ12を介して伝
達される。しかし、電磁弁128がオン(励磁状態)で
ある場合はロックアツプクラッチ32の係合側およびオ
イルクーラ134へ二次油圧油路104からの二次油圧
P2が供給されて動力はロックアツプクラッチ32を介
して伝達される。ターラバイパス弁136はターラ圧を
制御する。
変速比制御装置は、第1スプール弁142および第1電
磁弁144から成る変速方向切換弁装置138と、第2
スプール弁146および第2電磁弁148から成る変速
速度切換弁装置140を備えている。第1電磁弁144
がオフである期間は第1スプール弁142のスプールは
室150の二次油圧Pzによりばね152の方へ押圧さ
れており、ポート154の第1ライン圧PR,は第1ス
プール弁142のポート156を介して第2スプール弁
146のポート158へ送られ、ポート160とドレイ
ン162との接続は断たれている。
これにより変速比γが減少方向へ切り換えられる。
第1電磁弁144がオンである期間は室150の油圧が
第1電磁弁144のドレイン164を介して排出され、
第1スプール弁142のスプールはばね152により室
150の方へ押圧され、ポート156にはライン圧PR
,が生じず、ポート160はドレイン162へ接続され
る。これにより変速比が増加方向へ切り換えられる。
第2電磁弁148がオフである期間は第2スプール弁1
46のスプールは室166の二次油圧P2によりばね1
68の方へ押圧され、ポート158とポート170との
接続は断たれ、ポート172はポート174へ接続され
ている。ポート170.172は油路176を介してC
VT12の入力側油圧シリンダ50へ接続されている。
第2電磁弁148がオンである期間は室166の油圧が
第2電磁弁148のドレイン176から排出され、第2
スプール弁146のスプールはばね168により室16
6の方へ押圧され、ポート158はポート170へ接続
され、ポート172とポート174との接続は断たれる
。ポート174は油路180を介してポート160へ接
続されている。オリフィス182は第2電磁弁148の
オフ時にポート158から少量のオイルをポート170
へ導く。したがって、第1電磁弁144がオフで且つ第
2電磁弁148がオンである期間はCVT12の入力側
油圧シリンダ50ヘオイルが速やかに供給され、変速比
γは急速に小さくなる。第1電磁弁144がオフで且つ
第2電磁弁148がオフである期間はCVT12の入力
側油圧シリンダ50へのオイルの供給はオリフィス18
2を介して行われ、CVT12の変速比Tは緩やかに小
さくなる。第1電磁弁144がオンで且つ第2電磁弁1
48がオンである場合、CVT12の入力側油圧シリン
ダ50へのオイルの供給、排出は行われず、CVT 1
2の変速比γは油圧シリンダ50がらの漏れ等に従って
緩やかに増加する。第1電磁弁144がオンで且つ第2
電磁弁148がオフである期間は入力端油圧シリンダ5
0のオイルはドレイン162から排出されるので、CV
T12の変速比Tは急速に増加する。
変速比検出弁184は前記入力側の可動回転体46に摺
接した棒194を備えており、その棒194は可動回転
体46の軸線方向の変位量に等しい変位量だけ軸線方向
へ移動させられる。変速比検出弁184は、CVT12
の入力側の固定回転体42に対する可動回転体46の変
位量が増大するに連れてオリフィス218を通して供給
されたオイルの排出流量を増大させるので、出力ポート
216の変速比圧Prは変速比γの増大とともに低下す
る。変速比圧Prは出力ポート216に供給される油圧
媒体の排出量を制御することにより生成されるので、カ
ットオフバルブ226によって上限値がライン圧PII
に制限される。
カットオフバルブ226は、ロックアツプ制御弁126
の制御室130へ油路228を介して連通している室2
30、およびその室230内の油圧とばね232のばね
力とに関連して移動するスプール234を有し、電磁弁
128がオフである場合、すなわち、ロックアツプクラ
ッチ32が解放状態にある場合(副変速機14において
変速を行うとき、動力伝達系の衝撃を吸収するためにロ
ックアツプクラッチ32は解放状態にされる)、閉状態
になって変速比圧Prがプライマリレギュレータバルブ
108へ伝達されるのを阻止する第1のライン圧発生手
段としてのプライマリレギュレータバルブ108は、ス
ロットル圧Pいが供給されるポート236、変速比圧P
rを供給されるポート238、ライン圧油路82へ接続
されているポート240、オイルポンプ54の吸入側へ
接続されているポート242、およびオリフィス244
を介して第1のライン圧PJ、が供給されているポート
246、軸線方向へ運動してポート240とポート24
2との接続を制御するスプ−/L’248、スロットル
圧Pいを受けてスプール248をポート238の方へ付
勢するスプール250、およびスプール248をポート
238の方へ付勢するばね252を備えている。スプー
ル248の下から2つのランドの受圧面積をそれぞれA
I、A2、スロットル圧Pthを受けるスプール250
のランドの受圧面積をA3、およびばね252の作用力
をWlとすると次式+1)および(2)が成立する。
カットオフパルプ226が開いてボート238に変速比
圧Prが来ている場合は、 P R、−(A3 ’ Pth +W1−AI・Pr)
/ (A2−Al)・ ・ ・ ・ ・(1) カットオフパルプ226が閉じてボート238に変速比
圧Prが来ていない場合は p 1+ = (A3 ・ Pth+讐1)/ (A2
−八l)  ・ ・ ・ (2)第2のライン圧発生手
段としてのサブプライマリバルブ254は、L、Dレン
ジ時に第1のライン圧PR,が導かれる入力ポート25
6、第2のライン圧P12が発生する出力ポート258
、変速比圧Prを導かれるボート260、フィードバッ
ク圧としての第2のライン圧Pltをオリフィス262
を介して導かれるボート264、入カポ−4256と出
力ポート258との開閉を制御するスプール266、ス
ロットル圧Pいを導かれるボート268、そのボート2
68からのスロットル圧Pいを受けてスプール266を
ボート26゜の方へ付勢するスプール2701およびス
プール266をボート260の方へ付勢するばね272
を有している。スプール266の下から2つのランドの
受圧面積をBl、B2、スロットル圧Pいを受けるスプ
ール270のランドの受圧面積をB3、およびばね27
,2の弾性力をw2とそれぞれ定義すると、次式(3)
に従って第2のライン圧PR。
が出力される。
Pj!z=(B3・Pth+W2  BiPr)/(8
2Bl)・・・・・・(3) シフトパルプ274は、前記副変速機14の高速段用ク
ラッチ72および低速段用ブレーキ74を作動させる油
圧アクチュエータ721および74“内に択一的に油圧
を作用させるものであって、シフトレバ−のり、Lレン
ジ時に第2のライン圧P12が導かれる入力ポート27
6、出力ポート278.280、オリフィス282を有
しドレイン284へ至る排出油路286へ接続されてい
るポニト288、Dレンジ時にマニュアルバルフ゛94
のボート100から第2のライン圧P12が供給される
制御ボート300、その他の制御ポート302.304
、ドレイン306、スプール308、およびそのスプー
ル308をボート304の方へ付勢するばね310を備
えている。制御ポート302.304にはオリフィス3
12を介して二次油圧Pzが導かれ、制御ボー)302
,304の油圧はシフト用の電磁弁314により制御さ
れる。スプール308の下から2つのランドの受圧面積
はそれぞれSl、S2であり、Sl<32である。また
、電磁弁314のオン、オフは、たとえば第6図に示す
変速線図から車速Vおよびスロットル弁開度θ7Hに基
づいて決定される。
電磁弁314がオフ状態とされることによってスプール
308かばね310側に位置させられた場合には、入力
ポート276は出力ポート278と接続され、出力ポー
ト・280はボート288と  1接続される。このた
め、出力ポート278から第2のライン圧P12がピス
トン318を有するアキュムレータ320および高速段
用の油圧アクチュエータ721へ供給されるとともに低
速段用の油圧アクチュエータ74“内が排圧されて、副
変速機14は高速ギア段へ切り換えられる。
反対に、電磁弁314がオン状態とされることによって
スプール308が制御ボート304側に位置させられた
場合は、入力ポート276は出力ポート280と接続さ
れ、出力ポート278はドレイン306と接続される。
このため、出力ポート280からの第2のライン圧P1
2が流量制御装置307を通して低速段用の油圧アクチ
ュエータ74゛へ供給されるとともに、高速段用の油圧
アクチュエータ72°内が排圧されて、副変速機14は
低速ギア段に切り換えられる。
上記流量制御装置307は、第7図に詳しく示tように
、シフトバルブ274の出力ポート280から油圧アク
チュエータ741に至る油路を分岐する一対の分岐油路
336および338と、そhら分岐油路336および3
38を油圧アクチュエータ74°へ択一的に連通させる
ための切換弁340と、上記分岐油路336および33
8にそれぞれ設けられた一対の第1逆止弁付絞装置34
2および第2逆止弁付絞装置344.!:を備えている
。上記切換弁340は、分岐油路336を油圧アクチュ
エータ74′へ連通させるパワーオフ側位置と分岐油路
338を油圧アクチュエータ74’へ連通させるパワー
オン側位置との間で移動させられるスプール弁子346
と、このスプール弁子346をパワーオフ側位置へ向が
って付勢するばね348とを備えており、スプール弁子
346に所定のスロットル圧Pいが作用させられると、
スプール弁子346がばね348の付勢力に抗してパワ
ーオン側位置へ移動させられるようになっている。すな
わち、第6図に示す変速線図における車速v1は極めて
小さい値に設定されており、走行中のパワーオンダウン
シフトはスロットル開度が0781以上のとき、換言す
れはスロットル圧がPい1以上のときに限定されるので
、上記ばね348の付勢力は スロットル圧Pい、がス
プール弁子346に作用したときに発生する堆力よりも
小さく設定されている。つまり、スロットル圧がPい、
のときスプール346は一番右の状態にあり、スロット
ル圧がθT□−〇のときよりも大きくθ、ll=θアH
1のときよりも小さいθTH=θTH2のとき、すなわ
ちp thzのときはスプール346は一番左の状態に
あるようにばね348の付勢力が設定されているのであ
る。また、第1逆止弁付絞装置342および第2逆止弁
付絞装置344は、作動油の流通を制限するための第1
絞り350および第2絞り352と、油圧アクチュエー
タ74’から流出する方向の作動油の流通を許容するた
めの第1逆止弁子354および第2逆止弁子356とを
それぞれ備えており、第1絞り350の流通断面積W、
は第2絞り352の流通断面積W2よりも小さくされて
いる。
なお、シフトパルプ274において、Lレンジの場合は
制御ボート300に第1のライン圧pHが導かれていな
いので、電磁弁314のオン、オフに応答して副変速機
14の高速段と低速段との切換えが行われるが、Dレン
ジへ切り換えられた場合は、制御ボート300に第1の
ライン圧PA+が導かれるので、スプール308が一旦
ばね310側の位置になると、受圧面積S2のランドに
制御ボート300からの第1のライン圧PR,が作用し
、その後の電磁弁3140オン、オフに関係なく、スプ
ール308はばね310側位置に保持されて副変速機1
4が高速段に保持されるようになっている。
シフトタイミングバルブ324は、高速段用の油圧アク
チュエータ72′へ連通する制御ボート326、および
その制御ボート326の油圧によって軸線方向位置が制
御されるスプール328を有し、低速段から高速段への
アップシフトの際の高速段用の油圧アクチュエータ72
′へのオイルの供給流量および低速段用の油圧アクチュ
エータ74°からのオイルの排出量を制御する。
第8図は、上述の油圧制御装置の作動を制御する電子回
路を示している。CPUSRAM、ROM等から成る所
謂マイクロコンピュータを備えた電子制御装置330に
は、図示しないセンサから、スロットル弁開度θTH,
CVT12の出力軸34の回転速度N。□ (副変速機
14の入力側回転軸の回転速度ni)、CVT12の入
力軸26の回転速度N i II + エンジン冷却水
温度T、、、シフトレバ−の操作位置Pをそれぞれ表す
信号が供給される。電子制御装置330内のCPUはR
AMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶され
たプログラムに従って入力信号を処理し、電磁弁128
.144,148,314を駆動するための信号を増幅
装置332を介してそれぞれ出力する。
電子制御装置330のROMには第6図に示す変速線図
が予め記憶されており、第1図に示すメインルーチンの
ステップSMIにおいて、上記第6図に示す予め記憶さ
れた関係から車速Vおよびスロットル弁開度θT□に基
づいて副変速機14のシフトダウン(H−L変速)が判
断されると、ステップSM3が実行されて一連のステッ
プから構成されるH−L変速ルーチンが実行される。こ
のH4L変速ルーチンでは、予め定められた手順にした
がって、ロックアツプ用の電磁弁128がオフ状態とさ
れてロックアツプクラッチ32の係合が解かれると同時
に、シフト用電磁弁314がオン状態とされた後、シフ
ト用電磁弁314がデユーティ制御され、その後にオフ
状態とされる。なお、フラグFは、上記H−L変速制御
の開始によって1にセットされ且つそのH−L変速制御
完了により0にリセットされるものであり、一旦H−L
変速制御が開始されると、ステップSM2における判断
が肯定されるのでステップSM3が繰り返し実行される
たとえば、パワーオフダウンシフトおよびパワーオンダ
ウンシフトのそれぞれの場合を示す第9図および第10
図のK1時点においてシフトダウンが判断されたとする
と、ロックアツプ用の電磁弁128がオフ状態とされて
ロックアンプクラッチ32の保合が解かれるとともに、
シフト用の電磁弁314がオン状態とされて、高速段用
クラッチ72の油圧アクチュエータ72°内の油圧Pc
Lが急速に排圧され始める一方、作動油が流量制御装置
307を通して低速段用ブレーキ74の油圧アクチュエ
ータ74′内へ供給され始める。K2時点では高速段用
クラッチ72の保合が解かれて負荷が軽減されるので副
変速機14の入力側回転軸の回転速度N L vrが増
加し始めるとともに、その後のに3時点では低速段用ブ
レーキ74の油圧アクチュエータ74”内へ作動油が満
たされて、油圧アクチュエータ74゛内の油圧PIIの
上昇および低速段用ブレーキ74の係合が開始される。
これ以後は、作動油の供給流量に関連して油圧アクチュ
エータ74°内油圧pHの上昇速度が影響されるのであ
るが、本実施例では、第1絞り350の断面積W1と第
2絞り352の断面積W2とがパワーオフダウンシフト
の場合およびパワーオンダウンシフトの場合において最
適の流量となるように決定されているので、低速側ギア
段を成立させるための低速段用ブレーキ74の係合に際
してトルクビークおよびそれに起因する変速ショックあ
るいはエンジンの吹き上がりが共に好適に抑制される。
すなわち、パワーオフダウンシフトのときは、油圧アク
チュエータ741の緩やかな推力の増加での低速段用ブ
レーキ74の保合が好適に行われるので、第1絞り35
0を通して供給される作動油流量を比較的小さくするた
めに第1絞り350の断面積W1が比較的小さく設定さ
れている。反対に、パワーオンダウンシフトのときは、
低速段用ブレーキ74の保合のために油圧アクチュエー
タ74′の適切な速さの推力の増加が必要とされるので
、第2絞り352を通して供給される作動油流量を比較
的大きくするために第2絞り352の断面積W2が比較
的大きく設定されている。
このため、パワーオフダウンシフトでは、第9図に示す
ように、その破線に示す従来の場合に比較して、実線に
示すように滑らかに伝達トルクT。tlTが立ち上がる
ので、伝達トルクT outのトルクピークが緩和され
て変速ショックが抑制される。
また、パワーオンダウンシフトでは、第1θ図に示すよ
うに、その破線に示す従来の場合に比較して、実線に示
すように速かに伝達トルクT。atが立ち上がるので、
エンジンの吹き上がりが回避されるのである。なお、第
9図および第10図に゛示す破線は、単一の絞りを用い
る従来の場合であってその絞りの流通断面積がそれぞれ
パワーオンダウンシフトのときにエンジンの吹き上がり
が好適に抑制される値、およびパワーオフダウンシフト
のときに変速ショックが好適に抑制される値に決定され
ている場合を示している。
以上、本発明の一適用例について説明したが、本発明は
その他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例では前進2段の副変速機14に
ついて説明されているが、CVT12とともに連結され
ない3段以上の自動変速機にも本発明が適用され得るも
のである。
また、前述の適用例においてはスロットル弁開度θ1o
を表すスロットル圧Pいがスプール弁346に作用させ
られることにより?JLN制御装ff307の切換弁3
40が切り換えられていたが、エンジン8の出力トルク
、トランスミッションの伝達トルク、車両の加速度、吸
気管負圧、或いはアクセルペダル操作量などに基づいて
パワーオフダウンシフトおよびパワーオンダウンシフト
を電子制御装置330が判断することにより切換弁34
0を切り換えるようにし7でもよい。この場合には、切
換弁340のスプール弁346に二次油圧Pzを作用さ
せる電磁弁が設けられる。要するに、副変速機14のダ
ウンシフトに際しては、車両の動力伝達状態、すなわち
パワーオフ或いはパワーオンを表す量と関連して油圧ア
クチュエータ74′に供給される作動油流量が変化させ
られるようにすればよいのである。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一適用例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された装置の作動の要部を説明す
るフローチャートである。第2図は本発明が適用された
車両の動力伝達装置を示す骨子図である。第3図は第2
図の装置における副変速機のレンジと摩擦係合装置との
関係を示す図である。 第4図は第2図の装置を作動させるための油圧制御装置
を詳細に示す回路図である。第5図は第4図のスロット
ル感知バルブの出力特性を示す図である。第6図は第8
図の電子制御装置に予め記憶された変速線図である。第
7図は第4図の流量制御装置の構成を詳しく示す図であ
る。第8図は第2図の装置に設けられた回路を示すブロ
ック線図である。第9図および第10図は第2図の装置
におけるパワーオフダウンシフトおよびパワーオンダウ
ンシフト時の作動をそれぞれ説明するタイムチャートで
ある。 14:副変速機(自動変速機) 72:高速段用クラッチ(第2摩擦係合装置)72“:
油圧アクチュエータ (第2油圧アクチュエータ) 74:低速段用ブレーキ(第1摩擦係合装置)74′=
油圧アクチュエータ (第1油圧アクチュエータ) 307:流量制御装置 第1図 Cづ 第5図 第6図 阜足 り 第9図 ム 第10図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1油圧アクチュエータによって第1ギア段へ切
    り換えるための第1摩擦係合装置が作動させられ、かつ
    第2油圧アクチュエータによって該第1ギア段よりも高
    速側の第2ギア段へ切り換えるための第2摩擦係合装置
    が作動させられる形式の車両用自動変速機において、作
    動油を前記第1油圧アクチュエータおよび第2油圧アク
    チュエータ内に択一的に作用させることにより前記車両
    用自動変速機をその第1ギア段または第2ギア段へ切り
    換える油圧制御方法であって、 前記車両用自動変速機をその第2ギア段からそれよりも
    低速側の前記第1ギア段へ切り換えるに際し、前記第1
    油圧アクチュエーターの作動油の供給流量を、車両の動
    力伝達状態と関連して変化させることを特徴とする車両
    用自動変速機の油圧制御方法。
  2. (2)前記車両の動力伝達状態は、スロットル弁開度の
    大きさに基づいて判断されるものである特許請求の範囲
    第1項に記載の車両用自動変速機の油圧制御方法。
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