JPS6367437A - 速度調整機構 - Google Patents

速度調整機構

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JPS6367437A
JPS6367437A JP21200086A JP21200086A JPS6367437A JP S6367437 A JPS6367437 A JP S6367437A JP 21200086 A JP21200086 A JP 21200086A JP 21200086 A JP21200086 A JP 21200086A JP S6367437 A JPS6367437 A JP S6367437A
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fixed
speed
shaft
viscous grease
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Juji Kojima
小島 銃二
Takeshi Suzuki
健 鈴木
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/12Devices with one or more rotary vanes turning in the fluid any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は回転作動やスライド作動する部材の戻り速度を
粘性グリースの剪断抵抗を利用することにより緩やかに
調整する速度調整機構に関する。
〈従来の技術〉 門扉クローザ、ドアクローザ、テープカセット蓋あるい
は自動車のフットブレーキ装置等においては、門扉ドア
、カセット蓋、ブレーキアーム等の可動体の速度を緩速
度として部材の損出、操作上の安全性を向上させるため
速度調整機構が装着されている。従来の速度調整機構は
、固定体と固定体に対して回転あるいはスライド作動す
る可動体との間に粘性グリースが介在されると共に、前
記可動体を戻り作動させるリターンスプリング等のリタ
ーン装置によって可動体が附勢された構造となっている
。そして、リターン装置の附勢力を粘性グリースの剪断
抵抗で弱めて可動体を緩速度で作動させるようになって
いる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら従来の速度調整機構においては、固定体と
可動体との相対位置が固定的であるため粘性グリースの
剪断抵抗が一定値となっている。
従って、速度調整可能範囲も一定となっているため、リ
ターン装置の附勢力に合わせた調整は不可能であり、上
記附勢力に合った速度調整機構を個々に選択することで
上記調整が行われている。このためリターン装置の附勢
力が大きい場合には速度調整機構も大型化するばかりで
なく、リターン装置の附勢力が経時的に減退するとオー
トリターンができなくなる、問題点を有している。
本発明は上記事情を解決するためになされ、可動体の速
度調整を可変できるようにした速度調整機構を提供する
ことを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため本発明は、可動体と固定体との
間の有効ラップ部分を調整する機能を備えたものであり
、固定体と可動体との間に介在した粘性グリースの剪断
抵抗で可動体の速度を緩和する速度Fl整機構において
、前記固定体と可動体とのラップ部分の有効面積又は/
および有効間隙がrlJ整可能となっていることを特徴
としている。
本発明において、「有効面積」、「有効間隙」とは、粘
性グリースから得られる剪断抵抗が固定体と可動体との
間に有効な抵抗力として作用する面積および間隙をいう
。一般に、粘性グリースの剪断抵抗は固定体と可動体と
の相方に接触する粘性グリースの景が多い場合には大き
くなり、少ない場合には小さくなる。本発明は固定体と
可動体とのラップ部分の有効面積、有効間隙を調整する
ことで双方に接触する粘性グリース量を間接的に調整す
るようにしたものである。これを第1図により具体的に
説明すると、同図(A)および(B)は固定体1および
可動体2のラップ部分の間P!XDが一定の場合を示し
、同図(C)は固定体1又は可動体2の相対移動により
、これらのラップ部分の間隙d (d(D)が小さくな
った場合を示している。又、同図(A)はこれらの間に
介在する粘性グリース3の量が同図(B)よりも少なく
、この条件の下では、固定体1および可動体2の相方に
接触する粘性グリース3の接触部分が同図(A)の方が
少なくなっている。従って、有効に作用する剪断抵抗は
同図(A)よりも同図(B)の方が大きく、同図(B)
の場合の方が可動体2の速度が緩慢となる。これに対し
、同図(C)のように固定体1と可動体2との間dが小
さくなると、粘性グリース3の量が一定であっても固定
体1と可動体2の相方に接触する部分が増大し、可動体
2の作動速度が緩慢となる。従って、固定体1と可動体
2との有効間隙を調整することによって相方に接触する
粘性グリースの量が調整されるがら粘性グリースの剪断
抵抗の調整が行われる。かかる関係は、固定体1と可動
体2とのラップ部分の有効面積を調整することによって
も同様であり、有効面積が広い場合には粘性グリース3
の剪断抵抗が大きくなり、有効面積が小さい場合には小
さくなり、このことにより可動体2の速度調整が行われ
る。なお、可動体2が回転作動する場合においては、そ
の作用点を回転中心から遠くなるように調整すると、作
用点の回転モーメントが大きくなるから粘性グリースの
剪断抵抗も比例的に大きくなり、作用点を回転中心に近
づけるように調整すると剪断抵抗も比例的に小さくなり
、上記と同様に速度調整が可能となる。又、以上の関係
は、調整因子であるラップ部分の有効石積、有効間隙を
個々に独立させてもよく、相方の因子を組み合わせて同
時に変化させてもよい。
〈作 用〉 固定体と可動体とのラップ部分の有効面積、有効間隔を
調整すると、これらの間に介在する粘性グリースの剪U
r抵抗が変化するから可動体の速度調整が可能となる。
〈実施例〉 以下、本発明を図示する実施例により、さらに具体的に
説明する。
第2図は本発明の実施例の断面図、第3図はそのlll
−1[151断面図、第4図は調整後の断面図である。
この実施例は固定体と可動体とのラップ部分の有効間隙
を調整する例を示している。枠体4内に可動体となる回
転ドラム5が挿入されると共に、固定体となる固定ドラ
ム6が回転ドラム5に対向して挿入されている。回転ド
ラム5の上面には摺鉢状のテーパ部5aと、テーパ部5
aから垂直状に下がる筒部5bとが形成されてお9、又
、その外径は枠体4と一定の隙間を有するようにその内
径よりも小さくなっている。この回転ドラム5の下面に
は出力軸7が一体的に延設され、該軸7が枠体4に回転
可能に挿入されている。出力軸7は速度調整機構が装着
される各種装置の作動部材(図示せず)に直接又は間接
に連結されて作動部材の作動速度を調整するものである
。前記固定ドラム6はこのような回転ドラム5に対向し
て配設されており、回転ドラム5のテーパ部5aに対向
する円錐部6aと、回転ドラム5の筒部5bに対向する
軸部6bとが形成されている。すなわち、回転ドラム5
のテーパ部5aと固定ドラム6の円錐部6aとが対向し
てラップし、回転ドラム5の筒部5bと固定ドラム6の
軸部6bとが対向してラップしており、この部分が粘性
グリースの剪断抵抗を調整する有効間隙となっている。
この固定ドラム6は回転ドラム5に対して上下方向に移
動可能となっており、これにより固定ドラム6と回転ド
ラム5との間隙が調整されるようになっている。この固
定ドラム6の上下動は第3図に示すように、枠体4内面
に上下方向に形成された溝と該溝に嵌められた突起8と
からなるガイド部に案内されて行われるものである。又
、このスライドは固定ドラム6上部に回転自由に取り付
けられた調整ねじ9によって行われる。この調整ねじ9
は枠体4の上部にスプリングビン11によって固定され
た天板10に螺合されており、乙のねじ9を時計方向あ
るいは反時計方向に回転させると、ねじ9はその軸方向
に移動し、これにより固定ドラム6が上下動する。
このような本実施例の組み立ては、枠体4内に回転ドラ
ム5を挿入して出力軸7を枠体4に嵌めると共に、回転
ドラム5上方から固定ドラム6を枠体4に嵌め込むこと
で行われろ。この場合においては、固定ドラム6の円錐
部6aと軸部6bおよび回転ドラム5のテーパ面5aお
よび筒部5bのいずれか一方又は双方に粘性グリース(
図示せず)が予め、塗布されている。又、回転ドラム5
と枠体4との隙間にも粘性グリースが塗布されている。
そして、前記突起8に沿って固定ドラム6を下降させ、
次に天板10を調整ねじ9に螺合させながら枠体4に被
せ、この天板10をスプリングビン11で止着する。こ
のように組み立てられた本実施例は、固定ドラ五6の円
錐部6aと回転ドラム5のテーパ部5aとの隙間および
固定ドラム6の軸部6bと回転ドラム5の筒部5bとの
間隙が粘性グリースの剪断抵抗を調整する有効間隙とな
っている。すなわち、第2図においては、固定ドラム5
が回転ドラム5よりも隔れた上方に位置しており、この
場合はこれらのラップ部の間隔が大きく、これらの間に
介在する粘性グリースの剪断抵抗が得られず、回転ドラ
ム5と枠体4との隙間に充填された粘性グリースの剪断
抵抗だけによって回転ドラム5の回転がスピード調整さ
れる。
次に、第4図のように調整ねじ9を回転させて固定ドラ
ム6を下降させ、その軸部6bを回転ドラム5の筒部5
b内に挿入させると共に、円錐部6aを回転ドラム5の
テーパ部5aに近接させると、回転ドラム5と固定ドラ
ム6の相方に接触する粘性グリースの接触面積が増大し
、剪断抵抗が増大する。従って、回転ドラム5の速度が
緩慢速度となる。又、第2図と第4図との間では固定ド
ラム6の下降量に応じて固定ドラム6と回転ドラム5と
のラップ部分の有効間隔が変化し、これに応じて粘性グ
リースの剪断抵抗が増減するから回転ドラム5を適正速
度で回転させる調整が可能となっている。なお、本実施
例においては回転ドラム5と枠体4との隙間に粘性グリ
ースを介在させなくてもよく、この場合には第2図の状
態での速度調整はなされない。
第5図ないし第7図は本発明の第2実施例を示している
。この実施例は固定体と可動体とのラップ部分の有効面
積を調整する例を示しており、前記実施例と同一の要素
は同一の符号で対応させである。出力軸7が回転可能に
支承された回転ドラム5が枠体4内に挿入されると共に
、固定ドラム6が回転ドラム5上方から枠体4内に挿入
されている。回転ドラム5は中央部分から円筒状の芯軸
14が起立されると共に、芯軸4の周囲に複数のフィン
12が同心円状に起立されている。又、固定ドラム6に
は芯軸4およびフィン12の間に挿入されるフィン13
が垂下されている。そして、回転ドラム5のフィン12
と固定ドラム6のフィン13との間には粘性グリース1
5が充填されている。これは回転ドラム5および固定ド
ラム6のフィン12,13の内外面又はいずれか一方の
面に粘性グリース15を塗布することによって行われ、
この粘性グリース15の剪断抵抗によって回転ドラム5
の回転速度が緩やかに調整されるようになっている。か
かる速度調整は第1の実施例と同様に固定ドラム6を上
下動させることで行われるが、この上下動によって第5
図および第7図に示すように、回転ドラム5のフィン1
2と固定ドラム6のフィン13とがラップする有効面積
が変化し、これにより双方のフィン12.13に接触す
る粘性グリース15の面積が増減し、その剪断抵抗が変
化する。従って、本実施例においては、回転ドラム5と
固定ドラム6とのラップ部分の有効面積の増減操作によ
って回転ドラム6の回転速度の調整が可能となっている
第8図ないし第10図は本発明の第3実施例を示してい
る。この実施例は、固定体と可動体とのラップ部の有効
面積および有効間隙の大小によって速度調整を行う例で
ある。回転ドラム5の芯軸14の外側に下方に向って徐
々に大径となる傾斜角のテーパ面16を有するリング体
17が形成されている。一方、この回転ドラム5に対向
する固定ドラム6にはリング体17が挿入されるリング
溝18が形成されている。このリング溝18は回転筒1
7のテーパ面16と同一の傾斜角度を有して切り欠かれ
ている。そして、リング体17.リング溝18の双方又
は一方に粘性グリース(図示せず)が塗布される乙とで
、これらの間に粘性グリースが介在している。このよう
な構成により、1g整ねじ9を回転させて固定ドラム6
を上下動させると、リング溝18内へのリング体17の
挿入深度、すなわちラップする有効間隙が変化するが、
リング体17とリング溝18とが同一角度で傾斜してい
るため、挿入深度に応じてリング体17とリング溝18
との間のラップ部の有効面積が変化する。すなわち、第
8図の状態においては、リング体17の挿入深度が浅く
、リング溝18とのラップ部の有効間隙が大きいと共に
、有効面積が狭く、リング体17とリング溝18との間
に介在する粘性グリースの接触直積が小さい。従って、
この場合には粘性グリースの剪断抵抗が小さく回転ドラ
ム6は比較的速く回転する。一方、固定ドラム6が下降
した第10図の状態においては、リング体17の挿入深
度が深く、リング溝18とのラップ部の有効間隙が小さ
くなり、しかも有効面積が広くなる。これにより、粘性
グリースの剪断抵抗が大きくなり、回転ドラム5の回転
が緩やかになるように速度調整される。そして、これら
の間ではリング体17の挿入深度に応じて粘性グリース
の剪断抵抗が変動するから、固定ドラム6の上下調整に
より回転ドラム5の最適な回転速度を得ることができる
第11図ないし第13図は本発明の第4実施例を示して
いる。下端部の出力軸7が枠体4に挿入されると共に上
端部が天板10下部に挿入されることにより、可動体と
なる回転軸19が回転可能に支承されている。回転軸1
9の周囲には固定体となる固定枠20が設けられている
、この固定枠20は縦方向にU溝20aが形成された略
rUJ字形に弯曲されて回転軸19の左右に2基配設さ
れており、それぞれが枠体4の側面に螺合した調整ねじ
21によって回転軸19に対して左右方向から近づいた
り、遠ざかるようにスライドするようになっている。そ
して、回転軸19の外面および固定枠20のU溝20a
には粘性グリースが塗布されることで、これらの間に粘
性グリースが介在している。すなわち、本実施例におい
ては、回転軸19と固定枠20とは軸方向にラップして
おり、軸方向と直交する方向が有効間隙となっている。
第12図中、22は左右の固定枠20間に張設された調
整ばねであり、左右の固定枠20の間隙を均等に維持す
るように作用する。又、23は左右の固定枠20のスラ
イドを案内するガイドブロックである。このような本実
施例は左右の調整ねじ21を回転させて各固定枠20を
回転軸19に対して進退させろことで調整を行う。これ
により、回転軸19と固定枠20との有効間隙が変動す
るから粘性グリースの剪断抵抗が変化し、回転軸19の
回転速度が調整される。なお、本実施例においては固定
枠20を3基以上併設して、速度調整するようにしても
よい。
第14図および第15図はいずれも第4実施例の変形例
を示している。いずれの変形例も固定体となる固定枠2
0が可動体となる回転軸19の左右方向から進退するよ
うに構成されている。又、いずれの変形例においても回
転軸19.固定枠20の双方にフィン24,25,26
,27が多段状に形成されている。第14図においては
、回転軸19のフィン24.固定枠20のフィン25が
扁平状となっており、固定枠20のスライド調整によっ
てフィン24.25のラップ部の有効面積が変化して、
これらの間に介在する粘性グリースによる速度調整が行
われるようになっている。又、第15図においては、回
転軸19のフィン26゜固定枠20のフィン27がいず
れも先鋭となるように傾斜している。この場合には、固
定枠20がスライド調整されるとフィン26,27間の
ラップ部の有効間隔及び有効面積の双方が変化する。
これにより、回転軸19の速度調整が可能となっている
第16図および第17図は本発明の第5実施例を示して
いる。この実施例は可動体が固定体に対して軸方向にス
ライドするようになっており、このスライド速度を調整
するものである。縦長の枠体4内に可動体となるスライ
ドシャフト28が挿入されている。このスライドシャフ
ト28の下部外面にはテーパ状のフィン29.29が形
成されたスライダ30が一体的に取り付けられている。
固定体は前記第4実施例と同様に、調整ばね22によっ
て間隔Fl整された2基の固定枠31,31からなり、
前記スライドシャフト28の左右に位置するように枠体
4内に挿入されている。この固定枠31,31は前記ス
ライダ30に対応する形状に成形されると共に、調整ね
じ21,21によってスライダ30に対して左右方向か
ら進退調整されるようになっている。この実施例では粘
性グリースはスライダ30と固定枠31との間およびス
ライドシャフト28と固定枠31との間に充填されてい
る。従って、固定枠31,31を進退させるとスライダ
30と固定枠31との間の有効面積が変化し、これによ
り粘性グリースの剪断抵抗が変化するからスライドシャ
フト28の軸方向のスライド速度が調整される。
第18図および第19図は本発明の第6実施例である。
これらの図において、32は固定体となる固定枠であり
、34は軸体である。固定枠32には雌ねじ33が刻設
されると共に、軸体34に+f[ねじ33に螺合する雄
ねじ35が形成されている。この雄ねじ351.tqね
じ33よりも若干、小さく形成され、これらの間に粘性
グリースが充填されるようになっている。又、軸体34
の上部は第19図に示すように、平面rDJ字形に成形
されており、この上部に可動体となる出力板36が嵌め
られている。乙の出力板36は固定枠32上端部に回転
可能に取り付けられており、出力板36と軸体34とが
rDJ字嵌合されて相対回転が規制されているため出力
板36の回転により軸体34が一体的に回転し、これに
より軸体34は回転しながら固定枠32の上下方向に直
線移動する。従って、軸体34の雄ねじ35が固定枠3
2の雌ねじ33に螺合する長さが変化し、これらの間に
介在し有効に作用する粘性グリースの量が変化するから
出力板36の移動速度が調整される。
この調整に際しては、雄ねじ35と雌ねじ33との螺合
長に比例して緩スピードとなるから、出力板36の調整
力は軸体34の直線移動に伴って変動する。従って、ド
アクローザ−等に本実施例を適用するとドアの閉作動が
徐々に緩やかになるから安全性が向上し、しかもドアが
静かに閉鎖できる効果がある。
次に、以上のような速度l整機構が適用される装置を説
明する。第20図は門扉クローザ−に適用した場合の正
面図である。門扉側ヒンジ40と門柱側ヒンジ41とが
相対的に回転するようにヒンジ軸42によって連結され
ている。ヒンジ軸42にはコイルばねからなるリターン
スプリング43が巻回されており、門扉側ヒンジ40が
回転するとヒンジ軸42が一体的に回転すると共に、リ
ターンスプリング43にエネルギが蓄えられる。
速度調整41構44はその枠体が門柱側ヒンジ41に取
り付けられ、該ヒンジ41に固定されると共に内部には
ヒンジ軸42が挿入されている。ががる門扉クローザに
は、第1〜第4実施例の速度調整機構が使用され、前記
ヒンジ軸42は速度調整機構44の可動体となっている
。このように門扉クローザ−に使用することでリターン
スプリング43のばね力の強弱に係わりなく、門扉の閉
じる速度および時間を自由にFl整することができる。
第21図および第22図はテープカセット装置のカセッ
ト蓋開閉装置に適用した例を示している。
ブラケット47が取り付けられたシャフト45に捩りば
ねからなるリターンスプリング46が巻回されると共に
、シャフト45の一端が速度調整機構48内に挿入され
て、その出力端(図示せず)に連結されている。リター
ンスプリング46の一端46aはブラケット47に掛止
されると共に、他端46bがシャフト45を回転可能に
支承する固定金具49に掛止されている。カセットM(
図示せず)はブラケット47に取り付けられており、カ
セット蓋の開放によりブラケット47は第22図の実線
のように起立し、カセット蓋の閉止によ抄ブラケット4
7は同図鎖線のように倒れるようになっている。この閉
止状態は図示しないロック爪等のロック機構によって維
持されており、ロック機構のロックを解除するとブラケ
ット47はリターンスプリング46のばね力で回動し、
カセット蓋が自動開放される。この自動開放に際し、シ
ャフト45が速度調整8I構48に連結されているから
、その開作動の速度を任意に変更することができる。
第23図および第24図はトースター、オーブンの横蓋
等の開閉装置に適用したものである。固定金具51に対
して可動金具50が自重によって第24図の実線位置か
ら鎖線板に回動して蓋が開くものであり、可動金具50
が速度調整機構52に連結されている。従って、速度調
整機構52の調整によって可動金具、すなわち蓋の開作
動の速度を任意に調整することができる。
第25図は扉の開閉装置あるいはドアクローザ−等に適
用した例を示している。扉体53と固定軸54との間に
スライド棒55が掛は渡され、その一端が速度調整機構
56に挿入されて該機構のスライドシャフトとなってい
る。スライド棒55にはコイルばね57が外挿されてお
り、これにより扉体53が実線で示す開状態を維持する
ように附勢されている。又、第26図は同様な装置に適
用したものであるが、この場合にはコイルばねが取り付
けられていない。従って、扉体53は実線から鎖線の状
態へ自重によって回動して扉体が開かれるようになって
いる。これらの装置においては、第16図、第17図に
示す第5実施例を速度FJ整機構として使用することが
でき、扉体53の開閉作動を任意に調整できるようにな
っている。
第27図および第28図は第25図の変形を示している
。スライド棒55がシリング58内を摺動して伸縮可能
となっており、この伸縮によって扉体53が開閉する。
スライド棒55はシリング59内に設けられなばね59
によって実線で示す扉体53の開方向に摺動するように
附勢されると共に、シリング内を貫通して速度調整機構
56内に達している。従って、スライド棒55の伸縮作
動は速度調整機構56によって、その速度を任意に調整
することができる。
〈発明の効果〉 以上のとお9本発明は、固定体と可動体とのラップ部分
の有効面積、有効間隙を調整して粘性グリースの剪断抵
抗を変化させるようにしたから、可動体の速度を任意に
調整することができろ、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)、(C)は本発明の原理を示す断
面図、第2図、第3図および第4図は本発明の第1実施
例の断面図、I[−I線断面図および調整状態の断面図
、第5図、第6図、第7図は第2実施例の断固図、■−
M線断面図および調整状態の断面図、第8図、第9図、
第10図は本発明の第3実施例の断面図、IX−IX線
断面図および調整状態の断面図、第11図、第12図、
第13図は本発明の第4実施例の断面図、平面図および
調整状態の断面図、第14図および第15図は第4実施
例の変形例の断面図、第16図、第17図は本発明の第
5実施例の断面図およびX■−X■線断面図、第18図
および第19図は本発明の第6実施例の断面図および平
面図、第20図は門扉クローザ−に適用した正面図、第
21図および第22図はカセット蓋開閉装置に適用した
側面図および正面図、第23図および第24図は一般の
蓋開閉装置に適用した側面図および正面図、第25図お
よび第26図は扉体の開閉装置に適用しな各側の平面図
、第27図および第28図はこれらの変形例の平面図お
よび部分拡大断面図である。 1・・・固定体、2・・・可動体、 3.15・・・粘性グリース、 5・・・回転ドラム(可動体)、・ 6・・固定ドラム(固定体)、 19・・回転軸(可動体)、 20.31,32・固定枠(固定体)、28・・スライ
ドシャフト (可動体)、34・・・軸体(可動体)。 特許出願人  日本発条株式会社 代理人 弁理士  佐 藤 英 昭 (A) j4 羊27図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固定体と可動体との間に介在した粘性グリースの剪断抵
    抗で可動体の速度を緩和する速度調整機構において、前
    記固定体と可動体とのラップ部分の有効面積又は/およ
    び有効間隙が調整可能となっていることを特徴とする速
    度調整機構。
JP61212000A 1986-09-09 1986-09-09 速度調整機構 Expired - Lifetime JP2733486B2 (ja)

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