JPS6367408A - 油圧制御弁 - Google Patents

油圧制御弁

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JPS6367408A
JPS6367408A JP21104086A JP21104086A JPS6367408A JP S6367408 A JPS6367408 A JP S6367408A JP 21104086 A JP21104086 A JP 21104086A JP 21104086 A JP21104086 A JP 21104086A JP S6367408 A JPS6367408 A JP S6367408A
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JP
Japan
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spool
pilot
valve
oil
flow path
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Application number
JP21104086A
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English (en)
Inventor
Shigeto Ozaki
繁人 尾崎
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6367408A publication Critical patent/JPS6367408A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はリニアパルスモーク等のデジタル駆動部を弁
体の駆動部とする油圧制御弁に関するものである。
(従来の技術) 一般に電気制御可能な油圧制御弁としては比例電磁弁、
サーボ弁等がある。サーボ弁は入力としての電気信号を
油圧に変換する弁であって、高速な応答を要求されるサ
ーボ機構に適している。
例えばフィードバック方式のサーボ弁では第12図及び
第13図に示すようにトルクモータ41のマグネットコ
イル42に入力として電流が流れると、アーマチュア4
3に磁気的特性を与え、同アーマチュア43は上下磁極
との磁気的関係により入力電流の大きさと、極性に対応
して傾動する。
このアーマチュア43の傾動により、アーマヂュア43
の先端部に設けられたフラッパ44が変位する。すると
、フラッパ44の両側に配置した左右のノズル45.4
6に対するすき間が変化して両ノズル45.46の背圧
が変化するため、この結果、スプール47の両端面に作
用する油圧が不平衡となりこの油圧の差によりスプール
47を移動させる。
このとき、フラッパ44の先端部に設けられたフィード
バックスプリング48は前記スプール47の中央部に係
着されているため、前記アーマチュア43の磁気的トル
クと正反対のトルクを発生させ、フラッパ44を中立位
置まで引き戻す。同フラッパ44が中立位置に戻ると、
左右のノズル45.46の背圧は等しくなりスプール4
7はその位置で停止するようになっている。
このようにサーボ弁のスプール47は1〜ルクモータ4
1の入力電流の極性と大きさに比例した弁開度を保つこ
とができるようになっている。
又、前記以外の制御弁として例えば第14図のものが提
案されている。
すなわち、スプール51の一端には駆動用コイル′(ボ
イスコイル)52を結合し、その駆動用コイル52に対
応してボディ側に永久磁石53を配置し、駆動用コイル
52と永久磁石53間の電磁力により前記スプール51
を直接駆動して、位置制御するものである。そして、前
記スプール47の位置はスプール47の他端側に設けた
差動変圧器等の変位検出器(LVDT)54により検出
し、その検出した変位置に基づいてフィードバックを行
なうようになっている。なお図中、55はサーボアンプ
、56はオブザーバである。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前者の制御弁の場合にはフラッパ44の駆動
にトルクモータ41を用いているため、ノズル噴流やフ
ィードバックスプリング48に抗してフラッパを変位さ
せるため、アーマチュアが大型化し、入力電流によりコ
イル42が発熱して消費電力が太き(なる問題がある。
さらに、アナログ制御になるため温度等の影響を受けや
すく、特に前記トルクモーター41を制御する制御装買
はアナログ制御の場合には電気ノイズに弱く、温度ドリ
フトを受けやすいという問題がある。
加えて前記アーマチュア43及びノズル45゜46、フ
ラッパ44等の多くの精密部品を使用するため、ゴミに
弱く高価となる問題もあった。さらにはノズル45.4
6には常時作動油を流すためロス流堡が多い問題があり
、又、ノズル45゜46を含むパイロット流路を必要と
するため、構造的に大型化、複雑化し、型組が重くなる
問題があった。
又、後者の制御弁においてはアクチュエータ(駆動コイ
ル52と永久磁石53)でスプール51を直接駆動する
ため、大推力が必要で全体が非常に大きく重くなり、消
費電力も多い問題がある。
さらに、高性能の大型永久磁石を使用する必要があるた
め、高価になるとともに、位置フィードバック用の変位
検出器54も必要である問題があった。
この発明は前記従来のアナログ制御弁における電気ノイ
ズを受けやすい等の問題点、及び大型、重囲、高価等の
問題を解消するためになされたものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明の油圧制御弁は弁孔内の両側部間を変位する油
圧制御用スプールと、前記油圧制御用スプール内に設け
られ、弁孔の両側部にそれぞれ設けた油室に連通ずると
ともに、作動油を流入するためのパイロット用弁口を備
えるパイロット流路と、前記パイロンl−用弁口のパイ
ロット流路に対する開口面積を変更可能に前記油圧制御
用スプール内に対して変位可能に設けられ、その変位に
基づいてパイロット流路を介していずれか一方の油室に
多くの作動油を供給するパイロットスプールと、デジタ
ル制御信号に基づいて同パイロツ!・スプールを制御駆
動するデジタル駆動部とを備えたものである。
(作用) デジタル制御信号に基づいてデジタル駆動部がパイロッ
トスプールを変位させると、パイロンi・スプールはパ
イロット用弁口のパイロット流路に対する開口面積を変
更する。すると、その変位に基づいてパイロット流路を
介していずれか一方の油室に多くの作動油を供給する。
その結果、両部室の油圧が不平衡になるため、この油圧
の差に基づいて油圧制御用スプールは変位する。
(実施例) 以下、この発明を具体化した好適な実施例を第1図〜第
4図に従って説明する。
弁本体1の弁孔2には四方弁を構成する制御用スプール
(以下、主スプールという)3が左右方向へ摺動可能に
配設されている。そして、前記弁孔2の両側部に設けた
一対の油室2a、2bは前記主スプール3の外径よりも
その内径が大きくなるように形成され、弁本体1と主ス
プール3間に形成される間隙(すなわち、絞り〉を介し
て対応する戻りポート7a、7bに作動油が流れるよう
になっている。
前記主スプール3は第3図に示すように弁孔2の右方側
位置に位置するときには同主スプール3を介して供給ポ
ート4からシリンダ(図示しない)に通ずるアクチュエ
ータポート5へ作動油が流れるとともに、伯のアクチュ
エータボート6から戻りポート7aへ作動油が流れるよ
うになっている。
又、前記主スプール3が第4図に示すように弁孔2の左
方側に位置するときには主スプール3を介して供給ボー
ト4からアクチュエータポート6へ作動油が流れるとと
もに、アクチュエータポート5から戻りポート7bへ作
動油が流れるようになっている。
なお、前記供給ポート4は油路8及びオイルポンプ9を
介してオイルタンク10に接続され、前記戻りポート7
a、7bは油路11を介してオイルタンク10に接続さ
れている。
主スプール3の両端内部にはパイロット流路13a、1
3bが前記主スプール3の変位する方向(すなわち軸心
方向)に沿うように透設され、そのパイロット流路13
の両端は油室2a、2bに対応して開口されている。又
、両パイロット流路13a、13bの互いに相対する内
端部は後記するパイロットスプール15の弁部16にて
開成可能な大きさの径に形成されるとともに、主スプー
ル3の直径方向に透設されたパイロット用弁口14に開
口されている。そして、前記主スプール3はこのパイロ
ット用弁口14が前記供給ポート4と常時連通するよう
に配置される。
さらに、主スプール3内にはパイロットスプール15が
主スプール3の軸心方向に沿って変位可能に挿通されて
おり、その両端はそれぞれパイロット流路13a、13
bを介して主スプール3両端から突出され、弁本体1の
両部室2a、2bの内面に対して摺動可能に挿入されて
いる。そして、前記パイロットスプール15の両端部は
パイロット流路13a、13bの内径よりもその径が小
径に形成され、主スプール3とパイロットスプール15
の両端部間に形成される間隙が油路となるようになって
いる。
又、パイロットスプール15の中央には小円柱状の弁部
16が膨出形成されており、同弁部16にて前記パイロ
ット用弁口14を開閉可能になっている。すなわち、パ
イロットスプール15が第1図に示す中立位置のときに
は同弁部16にてパイロット用弁口14を閉成すること
により、パイロット用弁口14から両パイロット流路1
3へ作動油の流入を阻止するようになっている。又、パ
イロットスプール15の弁部16が前記中立位置の状態
から左右いずれか一方のパイロット流路13a、13b
の内端間口部を閉成すべく変位した場合には、パイロッ
ト用弁口14が開口し、パイロットスプール15の反変
位側のパイロット流路13a、13bへ作動油を流入さ
せるようになっている。
弁本体1の一側部にはブラケット18を介してデジタル
駆動部としてのリニアパルスモータ19が固定されてい
る。前記パルスモータ19のモータロッド20は前記パ
イロットスプール15の右端部に連結されている。
前記リニアパルスモータ19を制御する装置は第1図に
示すようにマイクロコンピュータを備えた制611 i
置(以下、マイコンコントローラという)21からデジ
タル制御信号としての$制御パルス信号をモータドライ
バー22に対して適宜に出力するようになっている。そ
して、モータドライバー22は前記制御パルス信号に基
づいて駆動信号をリニアパルスモータ19に出力し、同
駆動信号によりリニアパルスモータ19はそのモータロ
ッド20をステップ駆動するようになっている。
上記のように構成された油圧制御弁の作用を説明する。
さて、第1図においては主スプール3及びパイロットス
プール15は中立位置状態にある。この状態でマイコン
コントローラ21からモータドライバー22にパイロッ
トスプール15を右方位置へ必要ω聞かせる制御パルス
信号が出力されると、モータドライバー22はその制御
パルス信号に基づいてリニアパルスモータ19に駆動信
号を出力する。すると、リニアパルスモータ19はその
駆動信号に基づき、そのモータロッド20を右方ヘデジ
タル的に歩進させ、パイロットスプール15を右方へ変
位させる。
すると、中立位置状態にあったパイロットスプール15
は第2図に示すように右方に変位してパイロット流路1
3aの内端開口部を閉成するとともに、パイロット用弁
口14及びパイロット流路13bの内端を開口して互い
に連通させる。この状態で供給ボート4から供給される
高圧油がパイロット用弁口14及びパイロット流路13
bを介して油室2b内へ導かれる。
この結果、油W2b内の圧力が一時的に高くなり、主ス
プール3の左端部を押圧する力が右端部を押圧する力よ
りも増大するため、主スプール3は右側へ移動する。こ
のとき反対側の油室2a内の作動油は弁本体1と主スプ
ール3の間隙を介して戻りボート7aへ排出される。
この主スプール3の右側への移動はパイロットスプール
15の弁部16がパイロット用弁口14を閉成し、再び
パイロット流路13a、13bをともに閉成するまで継
続して行われる。すなわち、主スプール3はパイロット
スプール15の移動に追従して移動し、パイロットスプ
ール15の変位量に従って主スプール3の駆動位置決め
が行われることになる。
この主スプール3の右方への移動により、第3図に示す
ように供給ポート4とアクチュエータボート5、及び戻
りボート7aとアクチュエータポート6とが連通し、同
主スプール3を介して供給ポート4からアクチュエータ
ポート5へ作動油が流れるとともに、アクチュエータポ
ート6から戻りボート7aへ作動油が流れる。
反対に第1図の状態でマイコンコントローラ21からモ
ータドライバー22にパイロットスプール15を左方位
置へ必要量開かせる制御パルス信口が出力されると、モ
ータドライバー22はその制御パルス信号に基づいてリ
ニアパルスモータ19に駆動信号を出力する。すると、
リニアパルスモータ19はその駆動信号に基づき、その
モータロッド20を左方へデジタル的に歩進させ、パイ
ロットスプール15を左方へ変位させる。
すると、中立位置状態にあったパイロットスプール15
は左方に変位してパイロット流路13bの内端開口部を
閉成するとともに、パイロット用弁口14及びパイロン
1−流路13aの内端を開口して互いに連通させる。こ
の状態で供給ポート4から供給される高圧油がパイロッ
ト用弁口14及びパイロット流路13aを介して油’f
f2b内へ導かれる。
この結果、油室2a内の圧力が一時的に高くなり、主ス
プール3の右端部を押圧する力が左端部を押圧する力よ
りも増大するため、主スプール3は左側へ移動する。こ
のとき反対側の油室2b内の作動油は弁本体1と主スプ
ール3の間隙を介して戻りボート7bへ排出される。
この主スプール3の左側への移動はパイロッi・スプー
ル15の弁部16がパイロット用弁口14を閉成し、再
びパイロット流路13a、13bをともに閉成するまで
継続して行われる。すなわち、主スプール3はパイロッ
トスプール15の移動に追従して移動し、パイロットス
プール15の変位量に従って主スプール3の駆動位置決
めが行われることになる。
この主スプール3の左方への移動により、第4図に示す
ように供給ボート4とアクチュエータボート6、及び戻
りボート7bとアクチュエータボート5とが連通し、同
主スプール3を介して供給ポート4からアクチュエータ
ボート6へ作動油が流れるとともに、アクチュエータボ
ート5から戻りボート7bへ作動油が流れる。
以上のように、主スプール3の変位が制御されるため、
アクチュエータボート5.6は適宜、連通閉成され、ア
クチュエータボート5,6に必要油量を供給することが
できる。
なお、高圧油はアクチュエータボート5.6に負荷があ
る場合若しくは油圧回路上に図示しないリリーフ弁を設
けた場合等は供給ポート4からの供給される作動油は常
に高圧となるためである。
次に第2実施例を第5図に従って説明する。なお、前記
第1実施例と同−又は相当する構成については同一符号
を付し、その説明を省略する。
この実施例では左右の油室2a、2bの内径を主スプー
ル3の両端の外径とほぼ同一に形成し、両左右の油室2
a、2bには排出ボート24.25を形成し、その排出
ボート24.25を油路26.27、三方弁28を介し
て前記油路11に連結したものである。
そして、前記三方弁28は油室2a、2bのいずれか一
方から作動油を排出するときには対応する排出ボート2
4.25と油路11とが連通ずるように前記パイロット
スプール15が変位したときのタイミングを図って図示
しない制御回路の制御信号に基づいて切換え制御される
ようになっている。
従って、この実施例では三方弁28の駆動の仕方により
、主スプール3の駆動速度や、位置精度等がより正確で
微細な制御が可能となる。
次に第3実施例を第6図に従って説明する。
この実施例ではパイロットスプール15の右端部とリニ
アパルスモータ19のモータロッド2゜とを変位m調節
機構としての連結レバー3oを介して連係されている。
この連結レバー30の回動軸支点30aはパイロットス
プール15側寄りに配置することにより、モータロッド
20の変位間を縮小してパイロットスプール15に伝達
するようになっている。従って、この実施例ではパイロ
ットスプール15の変位置の精度をより精密に行なえる
とともに、その変位速度をパルスモータ19のモータロ
ッド20の移動速度と異なる速度で行なうことができる
次に第4実施例を第7図に従って説明する。
この実施例ではパイロットスプール15の一端部とリニ
アパルスモータ19のモータロッド20間に変位量調節
機構として油圧倍力機構31を介在配置している。
すなわち、この油圧倍力Ia構31は左右両部がそれぞ
れ大室32と小室33とからなる作動室34が形成され
ている。前記小室33には断面積が小なる駆動体として
の小径ピストン35が左右方向へ摺動可能に配置される
とともに、大室32には断面積が大なる被動体としての
大径ビス1−ン36が同じく左右方向へ摺動可能に配置
され、両ピストン35.36間で囲まれる作動室34に
は作動油等の流体が密封されている。
前記小室33と大室32からなる作動室34゜小径ピス
トン35及び大径ピストン36とにより、油圧倍力機構
31が構成されている。
そして、前記パルスモータ19のモータロッド20は前
記小径ピストン35に固定され、リニアパルスモータ1
9の駆動時にモータロッド20を介して小径ピストン3
5を押圧又は引張るようになっている。又、前記大径ピ
ストン36はその駆動端部が前記パイロットスプール1
5の右端部に対して固定されている。
この実施例ではリニアパルスモータ19にパイロットス
プール15を左方へ移動するように駆動信号が出力され
ると、そのモータロッド2oが小径ピストン35を押圧
駆動する。すると、大径ピストン36は作動室34内の
作動油を介して同じく駆動される。
このとき、大径ピストン36の変位mは、F小径ピスト
ン35の面積/大径ピストン36の面積]に比例して小
径ピストン35の変位間よりも縮小される。又、大径ピ
ストン36の駆動力は、[大径ピストン36の面積/小
径ピストン35の面積1に比例して小径ピストン35の
駆動力よりも増大され、パイロットスプールIgは油圧
倍力機構31の大径ピストン36に押圧駆動されて、左
方へ移動する。
前記とは逆にリニアパルスモータ19のモータロッド2
0を右方ヘデジタル的に歩進させ、小径ピストン35を
駆動すると、大径ピストン36は作動室34内の作動油
を介して同じく駆動される。
このとき、大径ピストン36の変位量は、[小径ピスト
ン35の面積/大径ピストン36の面積]に比例して小
径ピストン35の変位量よりも縮小される。又、大径ピ
ストン36の駆動力は、[大径ピストン36の面積/小
径ピストン35の面積]に比例して小径ピストン35の
駆動力よりも増大される。この結果、パイロットスプー
ル15は油圧倍力機構31の大径ピストン36に駆動さ
れて、右方へ移動する。
このように、パイロットスプール15はマイコンコント
ローラ21の制御パルス信号に対応してその変位面を任
意に設定することができる。
次に第5実茄例を第8図に従って説明する。
この実施例ではパイロットスプール15において弁本体
1から突出された一端部に対し基端部が揺動可能に支持
された変位量調節機構としての揺動部材37の先端部が
連係されている。そして、前記揺動部材37の両側部に
対してデジタル駆動部としての圧電素子38.39が配
置されている。
圧電素子38.39は電圧が印加されると、ピエゾ効果
により伸長し、逆電圧が印加されると、収縮する素子で
あって、対応する内端部が揺動部材37の両側面に当接
されている。
なお、両圧電素子38.39は図示しない制御装置から
デジタル制御信号がドライバー(図示しない)に出力さ
れると、そのデジタル制御信号に基づいてドライバーか
らそれぞれ互いに逆電圧が印加されるようになっており
、その動作タイミングも制御されるようになっている。
さて、この実施例ではドライバーが圧電素子38に電圧
を印加するとともに、圧電素子38に印加した電圧とは
逆電圧を圧電素子39に印加する。
すると、圧電素子38が伸長するとともに、圧電素子3
9が収縮する。この結果、揺動部材37は図面右方に傾
動し、パイロットスプール15が右方に変位駆動される
又、前記とは逆の電圧を圧電素子38.39に印加すれ
ば圧電素子39が伸長するとともに、圧電素子38が収
縮する。この結果、揺動部材37は図面左方に傾動し、
パイロットスプール15が左方に変位駆動される。
次に、第6実施例を第9図〜第11図に従って説明する
この実施例では前記第1実施例の構成中、パイロットス
プール15の弁部16の両側部が左右対称となるように
それぞれ円錐台状に形成され、第9図に示す中立位置に
おいてはパイロット用弁口14の中央に配置され、パイ
ロット用弁口14及び両パイロット流路13a、13b
の内端開口部を閉成しないように配置されているところ
が責なっている。すなわち、この゛中立位置においては
供給ボート4から供給される作動油がパイロット用弁口
14に流入したとき、この弁部16にて左右のパイロッ
ト流路13a、13bに等しく分流され、左右の油室2
a、2bへ導かれるようになっている。
従って、前記パイロットスプール15が中立位置にある
ときには左右の油室2a、 2bにはある程度の油圧が
発生するが内油室2a、2bの油圧は等しいものとなる
そして、この中立状態でリニアパルスモータ19の歩進
駆動によりパイロン!・スプール15が第11図に示す
ように右方へ変位されると、弁部16が右方に変位する
ことにより、パイロタ1−流路13aの内端開口部が絞
られ、逆にパイロット流路13bの開口の開口面積が広
くなる。そのため、パイロット用弁口14から供給され
る作動油はパイロット流路13bに流入する量がパイロ
ン1−流路13aに流入する吊よりも多(なり、油室2
b内の油圧が増大するため、主スプール3はパイロット
スブール15の変位に追従し、パイロットスプール15
が中立位置に復帰するまで移動する。
逆に、この中立状態でリニアパルスモータ19の歩進駆
動によりパイロットスプール15が左方へ変位されると
、弁部16が左方に変位することにより、パイロット流
路13bの内端間口部が絞られ、逆にパイロット流路1
3aの開口の開口面積が広、くなる。そのため、パイロ
ット用弁口14から供給される作動油はパイロット流路
13aに流入する但がパイロット流路13bに流入する
吊よりも多くなり、油室2a内の油圧が増大するため、
主スプール3はパイロットスプール15の変位に追従し
、パイロットスプール15が中立位置に復帰するまで移
動する。
従ってこの実施例ではパイロット用弁口14を完全に閉
成しなくてもパイロットスプール15の中立位置は油室
2a、2bの油圧が互いに均衡するところとなるので、
弁部16の加工精度が低くても良くなり、廉価な弁とす
ることができる。
又、この実施例では構造上パイロットスプール15には
不感帯が存在しなくなるので、より微細な主スプール3
の位置決め制御が可能となる。
なお、この発明は前記各実施例に限定されるものではな
く、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更す
ることも可能である。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明によればパイロットスプー
ルは圧力バランスが考慮されており、摩擦力等も小さい
ため、推力がほとんど働かず、非常に小型のパルスモー
タが使用可能となる。この結果、省を内型で軽量小型の
制御弁とすることができる。
又、パイロット流路が主スプール内に設けており、又、
構成部品が少ないので、全体的に小形化、軽量化が可能
である。さらに、主スプールがパイロットスプールの動
きに追従するので、制御が容易で応答速度が速い利点が
ある。
又、制御装置のデジタル制御信号に対応してその変位置
を任意に設定することができ、スプールの開度を精度よ
く、デジタル的に任意に制御することが可能である。
さらにはリニアパルスモータを使用した場合にはデジタ
ル制御信号にて駆動されるようになっているため、ノイ
ズに強いものとなり、安定性に優れるとともにヒステリ
シスが少ないものとなる。
又、パルスモータを使用できるため、マイコンとの接続
が容易であり、制御装置に対してデータを入力すればア
クチュエータ流茄のプログラム制御可能な制御弁とする
ことができるとともに、スプールのlF!密位置決めが
できるため、オープンループ制御が可能となる。そして
、構成部品数が少ないので、回路構成が比較的簡単であ
り、システム化時の応答が早いものとなる。
そして、リニアパルスモータの保持力により、スプール
の一定間度時の電力が不要となり、省エネルギーのもの
となる。又、従来と異なり、ノズルフラッパ等の精密部
品が不要となるため、作動油中のゴミに強くなるととも
に信頼性が高くまた製造コストを廉価にすることができ
る効果を秦する。
又、第3〜第4実施例では変位団調節礪構により、パイ
ロットスプールの位置決め精度、変位速度を任意に設定
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例の断面図、第2
図はスプールの作用を示す要部断面図、第3図及び第4
図は作用を示す断面図、第5図は第2実施例の断面図、
第6図は第3実施例の要部断面図、第7図は第4実施例
の要部断面図、第8図は第5実施例の要部断面図、第9
図は第6実施例の断面図、第10図は第9図の要部拡大
断面図、第11図は第10図の状態からパイロットスプ
ールが変位した状態を示す要部拡大断面図、第12図は
従来のサーボ弁の要部断面図、第;13図は第12図の
状態からスプールが弁開度を保持している状態の断面図
、第14図は他の従来のサーボ弁の断面図である。 1は弁本体、2は弁孔、2a、2bは油室、3は主スプ
ール(油圧制御用スプール)、4は供給ボート、5,6
はアクチュエータポート、7a。 7bは戻りボート、9はオイルポンプ、10はオイルタ
ンク、13a、13bはパイロット流路、14はパイロ
ット用弁口、15はパイロットスプール、16は弁部、
19はデジタル駆動部としてのリニアパルスモータ、2
1はマイコンコントローラ(制御装@)、21はモータ
ドライバー、32は小室、33は大室、34は作動室、
35は小径ピストン、36は大径ピストンである。 特許出願人   株式会社豊田自動織機製作所代 理 
人     弁理士  恩1)博宣第44図 !12図 第13図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.弁孔内の両側部間を変位する油圧制御用スプールと
    、 前記油圧制御用スプール内に設けられ、弁孔の両側部に
    それぞれ設けた油室に連通するとともに、作動油を流入
    するためのパイロツト用弁口を備えるパイロット流路と
    、 前記パイロット用弁口のパイロット流路に対する開口面
    積を変更可能に前記油圧制御用スプール内に対して変位
    可能に設けられ、その変位に基づいてパイロット流路を
    介していずれか一方の油室に多くの作動油を供給するパ
    イロットスプールと、デジタル制御信号に基づいて同パ
    イロットスプールを制御駆動するデジタル駆動部と を備えた油圧制御弁。
  2. 2.デジタル駆動部はリニアパルスモータである特許請
    求の範囲第1項に記載の油圧制御弁。
  3. 3.デジタル駆動部は圧電素子である特許請求の範囲第
    1項に記載の油圧制御弁。
JP21104086A 1986-09-08 1986-09-08 油圧制御弁 Pending JPS6367408A (ja)

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