JPS6367113B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ エアブロア付きのバーナを有する燃焼室を囲
む水管の壁からなる円筒形交換器を備える気密ボ
イラであつて、燃焼ガス排気管によつて貫通され
且つ噴射器によりガスを供給される混合室に通じ
る空気導入箱を燃焼室の上方に有し、更に該交換
器の周りに円筒形の容器を有して燃焼ガスを回収
し、該空気箱１１が適当な形状を有して、該円筒
形容器１のフードをなし且つ該交換器に沿つて垂
直に設けられた該空気取り入れ室１２を定位置に
保持することを特徴とする上記気密ボイラ。

２ 偏平の空気箱１１は横長であつて、その大径
部は円筒形容器１の蓋をなし、小径部が空気取り
入れ室の蓋をなし、該箱内への空気の導入は該箱
の上部フード１８に設けられ燃焼ガスの通過用の
管と共軸のオリフイス２０によつて行われ、該空
気の該空気取り入れ室への送給は該箱の下壁１３
上の端部に設けたオリフイス１４によつて行われ
ることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のボ
イラ。

３ 該空気取り入れ室１２へのガス取入れ管２１
はフード１８を気密に貫通し、オリフイス１４に
よつて混合室へ通じることを特徴とする第１項及
び第２項に記載のボイラ。

４ 垂直な空気取り入れ室１２は延長部２２を備
え、その下部は気化器２３を介してベンチレータ
１０に接続し、該気化器内で噴射器２６によつて
注入されるガスと空気の混合が行われることを特
徴とする請求の範囲第１項に記載のボイラ。

５ ガスの噴射器２６は、空気取り入れ室１２の
延長部２２の高さで該気化器の頚部２４の位置に
水平に設けられていることを特徴とする請求の範
囲第４項に記載のボイラ。

明細書 本発明は、水管より構成される壁であつて、エ
アブロア付きのバーナを中心とする燃焼室を取り
囲む円筒形の交換器を備えた気密ボイラに関す
る。

復水ボイラと称されるこの種の公知のボイラで
は、放射状バーナから発生する燃焼ガスは水管を
通過し、熱交換器の外装をなす気密な円筒形の容
器を介して回収される。すなわち燃焼生成物は該
容器に接続した排気管により排出される。空気―
ガスの混合物をバーナに供給するのはインジエク
タからガスを供給される混合室からであり、ベン
チレータが燃焼室とバーナとの間に設けられてい
る。

通常、この供給系はバーナの下方に設けられ、
排気は熱交換器の上部で該気密容器と一体に接続
した導管によつて行われる。すなわち、片側では
配管と共に供給系が、他の側には排気箱があるの
で制限された寸法の気密容器のなかにこれらを構
成することはむつかしい。

寸法上のこれらの不都合を回避し、装置の各種
構成要素の取りつけを容易にするために、本発明
では燃焼ガスの排気系と共軸に燃焼用の給気箱を
設け、該給気箱は気密外被と当接し、且つ交換器
に沿つて垂直に設けた混合室の支持を行なうよう
に構成する。

本発明の主な特徴に従うと、給気箱は偏平な長
方形であり、該給気箱は燃焼ガスの排気管と同軸
のオリフイスから燃焼空気を受け取り、他の側の
箱の底部に設けたより小径のオリフイスから排気
し、更に該給気箱は、燃焼室を包囲し且つ外被を
なす気密容器上に当接する。

本発明の別の特徴に従うと、ガスの注入は、交
換器の位置より下の空気導入用垂直室の延長部の
底部に水平に、且つ該延長部の底部に通じる水平
に設けた気化器に向かつて行われる。

本発明のその他の特徴及び効果は添付の図面を
参照する以下の実施例の記載より明らかとなろ
う。

第１図は本発明のボイラを分離して示す断面概
略図である。

第２図は本発明のボイラの上面図である。

第３図は本発明の別の実施例に従うボイラの断
面図である。

第１図及び第３図の中心には円筒形容器１によ
り画成される熱交換器が位置している。容器１は
下部台座２に支持され、下部台座２は導入水管３
及び排出水管４、及び交換器の中央に設けた放射
状バーナ６へのガス混合物の導入管５の通路用の
オリフイスが穿孔されている。容器の内部には複
数の水管７が垂直に設けられて、バーナ６を取り
囲む円筒形の壁を形成しているが、その形状と間
隔は燃焼ガスと大きな熱交換表面をなすように決
定される。水は下部分配リング８から上部分配リ
ング９へ或いはその逆方向へとリング内に設けた
そらせ板（図示せず）の働きによつて水管壁内を
循環する。混合室からの空気―ガス混合物は導入
管５の上流のベンチレータ１０からバーナの方へ
吹き込まれる。

第１図及び第３図の上方及び第２図に示す分配
箱又は空気箱１１は偏平な長方形をなし、容器１
の上縁部と同時に、下部台座２の延長上に容器と
平行に支持され且つ交換器と共に剛性のブロツク
を構成する空気取り入れ室１２の上縁部とに支持
されている。この交換器及び空気取り入れ室との
空気箱１１の係合は気密継手（図示せず）によつ
て気密に行われるが、箱１１の大径の個所では円
筒形容器１と、小径の個所では空気取り入れ室１
２と係合している。空気箱１１の下面１３は容器
１を覆うことによつて燃焼室の蓋をなすと同時
に、空気取り入れ室の上部オリフイスと係合する
側部オリフイス１４を備えて、空気取り入れ室の
上方部分の支え材を構成する。上記下面１３は燃
焼室の蓋をなし、バーナ６と直角にオリフイス１
５を穿孔され、オリフイス１５に燃焼ガスの排気
管１６が係合している。この排気管は公知なよう
に、より径の大きい管１７の内部に同較に配置さ
れ、新鮮な空気を導入する。第１図及び第３図に
示す如くひじ形のこれらの導入、排気系は空気箱
１１の上部フード１８に係合し、クリツプ１９に
よつて気密に接続している。このため、上部フー
ドは適当な径のオリフイス２０を有し、これにオ
リフイス１５が重なつている。従つて、空気はオ
リフイス２０と燃焼ガス排出管１６との間の環状
空間を介して空気箱１１内に導入され、オリフイ
ス１４を介して空気取り入れ室１２内に侵入す
る。

第１図に示す例では空気取り入れ室１２は気化
器を取り囲む。気化器は室１２内に吸引を起こ
し、この結果、ガス取り入れ管２１から噴射され
るガスと空気との混合を行う。取り入れ管２１は
フード１８を気密に貫通し、オリフイス１４を介
して混合室に通じる。

第３図に示す例では、空気取り入れ室１２は気
化器を含まず、その延長部分２２の下部が気化器
２３を介してベンチレータ１０と接続している。
気化器の頚部２４はほぼこの延長部２２と同一高
さに位置する。気化器の頚部２４の高さの水平位
置に設けたガス噴射器２６によりガス噴射を行
い、気化器２３内で空気と混合する。噴射器は装
置の下部に取り付けたガス取り入れ管２５によつ
てガスを供給される。

本発明は上述の実施例によつて限定されるもの
ではなく、他の積極的態様を含むものである。