JPS6364451A

JPS6364451A - 受信者識別装置付電話システム

Info

Publication number: JPS6364451A
Application number: JP20773286A
Authority: JP
Inventors: Norio Seki; 則雄関
Original assignee: SEKI UNYU KK
Current assignee: SEKI UNYU KK
Priority date: 1986-09-05
Filing date: 1986-09-05
Publication date: 1988-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、複数の受信者を対象として設置されでいる１
台の電話器において２発信者によって選別された受信者
毎に、異なる受信音を発生させうるようにした電話シス
テムに関する。

〔従来の技術〕

電話器の受信音の音質及び音量は、その機種により、又
は調節により、若干の差異があるとしても、個々の電話
器においては、一旦調節した後には、常に一定である。

複数の受信者を対象とする１台の電話器において、発信
者により選別された受信者毎に、異なる受信音を発生さ
せるようにした電話システムは、発明者の知る限り、従
来存在しない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

複数の受信者を対象とする電話器が鳴る度に、すべての
受信対象者は、自分宛ではないかと、いっせいに気を取
られる。

そのため、職場等では事務能率を阻害され、また家庭等
では、だれが先に受話器をとるべきかと、争いになるこ
ともある。

また、受入れたくない相手や歓迎したくないセールスマ
ン等からの電話や、強迫電話であっても、無差別に受話
器を取らねばならず、受話器を取ってから後悔すること
もある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記のような問題点を解決するため、発信者
の意志により、電話器の対象とされる複数の受信者の中
の特定の者毎に、異なる受信音を発生させることができ
るようにした電話システムを提供することを目的とする
ものである。

より具体的に言うと、本発明は、受信者識別信号受信装
置及び受信者別音響発生装置を具備する識別機能付電話
器に対して、通常の呼出し信号に加えて、相手側電話器
における複数の受信対象者の中の特定者に割り当てられ
た受信者識別信号を送信すると、受信側電話器における
受信者識別信号受信装置は、回路保持装置を介してこれ
を受信し、その受信者別音響発生装置により、前記特定
者に割り当てられた識別可能な音響を、通常の呼出し音
の代わりに発生させるようにしてなることを特徴とする
ものである。

〔実　施　例〕

以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する
。

（１）は、従来型の外線交換器で、従来型の電話器（２
）と、本発明に従って製作された識別機能付電話器（３
）が、多数接続されている。ただし図では、」−記各種
の電話器（２）（３）が、各２台ずつ示されている。

識別機能付電話器（３）の表面には、従来型の通常の呼
出し用押ボタン（４）の外に、受信者表示用ディジタル
数字表示窓（５）が設けられている。

ただし後者は、省略されることもある。

識別機能付電話器（３）の内部には、主要なものとして
、次の諸装置が設けられている。

これら各装置自体は、その機能に照らし、関係技術者に
とって自明のものであり、かつ様々な態様をもって楕成
しうるから、その具体的図示及び構成の説明は省略する
。

（ａ）外線自動受信装置従来のものと同様。

（ｂ）受信者識別信号受信装置送られてきた受信者識別信号のみを受信する装置。

（Ｃ）受信者別音響発生装置受信者識別信号受信装置（ｄ）が受信した特定の識別信
号毎に、識別可能な異なる音響を発生する装置。この音
響は、音質もしくは音旦の異なるもの、あるいは異なる
断続音からなるものであってもよい。

（ｄ）回路保持装置外線からの信号を電話器が受信した際、通常の呼出し音
が鳴る前に、若干時間を待つ装置。

また、通常の発信用に所要の数字の押ボタンを押した後
に、受信者識別用の数字の押しボタンを追加して押すと
、それを記憶していて、相手方との回線が接かった後に
、相手方に受信者識別信号を送る装置。

この回路保持装置は、識別機能付電話器（３）内に設け
ないで、その外部、例えば外線交換器（１）に設けられ
ることもある。

（ｃ）交換装置受信者識別信号を送らない場合、あるいは外線からの信
号を受信して一定時間を経過した場合には、受信者識別
信号は送られて来ないものと判断して、通常の呼出し音
を鳴らすようになっている装置。

（ｆ）ディジタル信号発生装置受信者識別信号を送るべく、所要の数字の押ボタンを押
すと、その数字を、自己及び相手側の電話器（３）の数
字表示窓（５）へ表示する装置。

これら各装置（ａ）〜（ｆ）は９図示しないコンピユー
タ装置に、互いに関連づけて連結され、後述する所要の
作用を果たすべく、その都度処理される。

次に、作用について説明する。

識別機能付電話器（３）（３）間において通話するもの
とする。

各電話器（３）毎の複数の受ｆｎ者のそれぞれに、予め
１例えば「１」、「２」、「３」・・・笠の受信者番号
を付しておき、かつ受信者別音響発生装置（ｃ）により
発せられる識別可能な異なる音響、もしくは長短異なる
断続音の組合せ等を、各受信者に割り当てておく。

送信者は、例えば「１」の番号を有する相手と通話しよ
うとする際には、通常の呼出し用押ボタン（４）を押し
た後、引続いて、受信者番号「１」に相当する押ボタン
を押す。

すると、電話器（３）には通常の呼出し信号が送られて
いるにも拘らず、回路保持装置（ｄ）により、同電話器
（３）は、直ちに呼出し音を発することなく、一定時間
、なお受信可能な状態に置がれる。

なお、回路保持装置（ｄ）に予め録音したテープの作動
装置を接続しておき、電話器（３）に送られた通常の呼
出し信号が回路保持装置（ｄ）により保持されている間
に、予め録音したテープを作動させて、発信者に、引続
いて受信者識別信号を送るべく伝えることもできる。

この間に、受信者番号「１」に対する信号が到達し、受
信者識別信号受信装置（ｂ）は、「１」の識別信号を受
信する。これにより、発信各別音響発生装置（ｃ）は、
受信者「１．」に対応する音響を発生する。

従って、複数の受信者の中の「１」の受信者にかかって
きたものであるのが直ちに分かり、受信者「１」は、迷
うことなく応答することができる。

なおこの際１両型話器（３）（３）の数字表示窓（５）
には、数字「１」が表示される。このことは、特に送信
者にとって、送信相手を確認することができるので便利
である。

送信者が受信者識別信号を付加して送らない場合には、
受信者側の電話器は、通常の呼出し音を鳴らす。

従来型の電話器（２）を使用して送信する場合にも、回
路保持装置（ｄ）が一定時間待っている間に、受信者の
識別機能付電話器（３）汐は、通常の呼出し音を発する
。

実施例における押ボタンは、呼出し用操作体の一例であ
って、ダイヤルをもって置き換えうろことは言うまでも
ない。

なお、この電話システムは、予め識別番号を熟知してい
る当事者間においてのみ実施されるものであるから、選
別機能付電話器（３）により、従来型の電話器（２）に
対し、特定の受信者用番号を付して梨型することはない
。

受信者確認のための数字表示窓（５）の代わりに、文字
、記号もしくはランプ等によって表示させることもでき
る。

【図面の簡単な説明】

図は５本発明の受信者識別装置付電話システムを略示す
るブロック的図である。（１）外線交換器　　　　　（２）従来型電話器（３）
識別機能付電話器　　（４）呼出し用押ボタン（５）受
信者表示用ディジタル数字表示窓（ａ）外線自動受信装
置（ｂ）受信者識別信号受信装置（ｃ）受信者別音響発生装置（ｄ）回路保持装置（ｅ）交換装置（ｆ）ディジタル信号発生装置

Claims

【特許請求の範囲】

（１）受信者識別信号受信装置及び受信者別音響発生装
置を具備する識別機能付電話器に対して、通常の呼出し
信号に加えて、相手側電話器における複数の受信対象者
の中の特定者に割り当てられた受信者識別信号を送信す
ると、受信側電話器における受信者識別信号受信装置は
、回路保持装置を介してこれを受信し、その受信者別音
響発生装置により、前記特定者に割り当てられた識別可
能な音響を、通常の呼出し音の代わりに発生させるよう
にしてなることを特徴とする受信者識別装置付電話シス
テム。
（２）受信者識別信号が、通常の呼出し用操作体を作動
することにより、発信させられるようになっていること
を特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の受信者
識別装置付電話システム。
（３）回路保持装置が、識別機能付電話器に設けられて
いることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項又は第
（２）項に記載の受信者識別装置付電話システム。
（４）回路保持装置が、外線左換機に設けられているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項又は第（２）
項に記載の受信者識別装置付電話システム。