JPS6363789A - トラクシヨンドライブ用流体 - Google Patents

トラクシヨンドライブ用流体

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JPS6363789A
JPS6363789A JP61207691A JP20769186A JPS6363789A JP S6363789 A JPS6363789 A JP S6363789A JP 61207691 A JP61207691 A JP 61207691A JP 20769186 A JP20769186 A JP 20769186A JP S6363789 A JPS6363789 A JP S6363789A
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traction drive
bicyclo
fluid
nonan
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和明 阿部
Toshiyuki Tsubouchi
俊之 坪内
Kazushi Hata
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトラクションドライブ用流体に関し、より詳し
くは、自動車あるいは産業用機械の無段変速機等の動力
伝達装置に好適な低粘度でトラフシラン係数が高く、低
揮発性のトラクションドライブ用流体に関する。
〔従来の技術〕
トラクションドライブ用流体はトラクシシンドライブ装
置(ころがり接触による摩擦駆動装置)、例えば自動車
用無段変速機、産業用無段変速機、水圧機器などに用い
られる流体であり、高いトラフシラン係数や熱および酸
化に対する安定性、経済性が要求されている。
近年、このようなトラクションドライブ用の流体を用い
るトラクション駆動装置は、小型化かつ高負荷条件で用
いられることが多くなった。このような条件下で使用す
る場合には様々な温度条件下においても充分な性能を示
すトラクションドライブ用の流体を用いる必要がある。
これまで種々のトラクションドライブ用流体が提案され
ている。例えば、特公昭47−338号公報、特公昭4
6−339号公報、特公昭47−35763号公報、特
公昭48−42067号公報、特公昭48−42068
号公報、特開昭55−40726号公報、特開昭59−
129293号公報などに記載されたものが挙げられる
。しかしながら、これらは動粘度が比較的大きく、流体
油の攪拌エネルギーロスによる動力伝達効率が低下した
り、粘度の温度依存性が大きかったり、また熱安定性が
不十分である等の問題点があった。
例えば、前記特公昭47−35763号公報には、1−
シクロへキシル−3−メチルヒドリンダン等のシクロへ
キシルヒドリンダン類を含有するトラクションドライブ
用潤滑油が提案されており、また、前記特開昭59−1
29293号公報には、シクロヘキシルメチルヒドリン
ダン類を用いることからなる動力伝達装置用潤滑油が開
示されているが、これらは、比較的高いトラクション係
数を示すものの、沸点が比較的低く (例えば、300
℃以下)、使用中に揮発し減少するため、オイル補給が
頻繁に必要とされる等の欠点を有している。
また、潤滑油として使用する場合、十分に低揮発性であ
るためには沸点が300℃以上は必要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記事情に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明の目的は、前記問題点を解消し、動粘
度が低く、したがって攪拌によるエネルギーロスが小さ
く動力伝達効率が高く、トラクション係数に優れ、かつ
低揮発性で高温条件の使用に耐え得る高性能のトラクシ
ョンドライブ用流体を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、 一般式 (式中、R1、R2、R3はそれぞれ水素または炭素数
1〜4のアルキル基を示し、R4は水素、メチル基また
はエチル基を示し、n、にはそれぞれ1〜3の整数を示
し、mは1または2であり、RISR2およびR1がそ
れぞれに複数個ある場合にはR1、R2およびR3はそ
れぞれにおいて同一であってもよいし、異なっていても
よい。) で表される化合物をベースストックとして含有するトラ
クションドライブ用流体を提供するものである。
上記一般式(1)で表される化合物とは、次の第(II
)式 %式%) (ただし、式中、R1、R”、 Rユ、R4、n、にお
よびmは、それぞれ前記第(1)式中のものと同様の意
味を表す、) あるいは、次の第(III)弐 (ただし、式中、R1,R1,1173、R4、n、に
およびmは、それぞれ前記第(1)式中のものと同様の
意味を表す、) で表される化合物を意味する。
上記一般式(1)すなわち第(II)弐あるいは第(I
[[)式で表される化合物としては様々なものが考えら
れるが、具体的には例えば次のような如きものを挙げる
ことができる。すなわち、式 で表される1−(ビシクロ(=1.3.O〕ノナン−7
−イル)−1−シクロヘキシルエタン(別名1−(1−
シクロヘキシルエチル)ヒドリンダン)、または式には
示さないが、■−(ビシクロ(4,3,0)ノナン−8
−イル)−1−シクロヘキシルエタン、2−(ビシクロ
(4,3,O)ノナン−7−イル)−2−シクロヘキシ
ルプロパン、2−(ビシクロ(4,3,O)ノナン−8
−イル)−2−シクロヘキシルプロパン、2−(ビシク
ロ(4,3,O)ノナン−7−イル)−2−シクロヘキ
シルブタン、2−(ビシクロ(4,3゜0)ノナン−8
−イル)−2−シクロヘキシルブタン、 式 で表される1−(ビシクロ(4,3,01ノナン−3−
イル)−1−シクロヘキシルエタン〔別名5−(1−シ
クロヘキシルエチル)ヒドリンダン〕、また式には示さ
ないが、1−(ビシクロ(4,3,0)ノナン−2−イ
ル)−1−シクロヘキシルエタン(別名4−(1−シク
ロヘキシルエチル)ヒドリンダン)、2−(ビシクロ〔
4゜3.0〕ノナン−2−イル)−2−シクロヘキシル
プロパン、2−(ビシクロ(4,3,O)ノナン−3−
イル)−2−シクロヘキシルプロパン、2−(ビシクロ
(4,3,O)ノナン−2−イル)−2−シクロヘキシ
ルブタン、2−(ビシクロ(4,3,O)ノナン−3−
イル)−2−シクロヘキシルブタン、式 で表される1−(ビシクロ(4,3,O〕ノナン−8−
イル)−1−(4−メチルシクロヘキシル)エタン、ま
た式には示さないが、1−(ビシクロ(4,3,O)ノ
ナン−7−イル)−1−(4−メチルシクロヘキシル)
エタン、2−(ビシクロ(4,3,O)ノナン−7−イ
ル)−2−(4−メチルシクロヘキシル)プロパン、2
−(ビシクロ(4,3,0)ノナン−8−イル)−2−
(4−メチルシクロヘキシル)プロパン、2−(ビシク
ロ(4,3,0)ノナン−7−イル)−2−(4−メチ
ルシクロヘキシル)ブタン、2−(ビシクロ(4,3,
0〕ノナン−8−イル)−2−(4−メチルシクロヘキ
シル)ブタン、1−(2−メチルビシクロ(4,3,0
)ノナン−7−イル)−1−シクロヘキシルエタン、1
−(3−メチルビシクロ(4,3,O)ノナン−7−イ
ル)−1−<4−メチルシクロヘキシル)エタン、1−
(ビシクロ(4,3,O)ノナン−7−イル)−1−(
3−メチルシクロヘキシル)エタン、1−(3−メチル
ビシクロ(4,3,0)ノナン−7−イル)−1−(4
−メチルシクロヘキシル)エタン、1− (2,3,4
−)リメチルビシクロ(4,3,O)ノナン−7−イル
)−1−(3,4−ジメチルシクロヘキシル)エタン、
1−(9−メチルビシクロ(4,3,0)ノナン−7−
イル)−1−シクロヘキシルエタン、t−(ビシクロ(
4,3,0)ノナン−7−イル)−1−(4−ブチルシ
クロヘキシル)エタン、弐 C1l。
で表される1−(ビシクロ(4,3,0)ノナン−3−
イル)−1−(4−メチルシクロヘキシル)エタン(別
名5− (1−(メチルシクロヘキシル)エチル〕ヒド
リンダン)、また式には示さないが、1−(ビシクロ(
4,3,O)ノナン−2−イル)−1−(4−メチルシ
クロヘキシル)エタン(別名4− (1−(メチルシク
ロヘキシル)エチル〕ヒドリンダン)、1− (ビシク
ロ(4,3,0)ノナン−2−イル)−1−(2−メチ
ルシクロヘキシル)エタン、1−(ビシクロ(4,3,
0)ノナン−3−イル)−1−(2−メチルシクロヘキ
シル)エタン、1−(ビシクロ(4,3,0)ノナン−
2−イル)−1−(ジメチルシクロヘキシル)エタン、
!−(ビシクロ(4,3,0)ノナン−2−イル)−1
−(4−エチルシクロヘキシル)エタン、2−(ビシク
ロ(4,3,“0〕ノナン−2−イル)−2−シクロヘ
キシルプロパンなどの様々な化合物がある。
本発明においてはこれらの化合物を単独あるいは組み合
わせて、トラクションドライブ用流体のベースストック
とすればよい。
このような一般式(りすなわち前記第(II)式または
第(I[[)式で表される化合物は、各種の方法により
製造することが可能であり、本発明においては特に制限
はなく、様々な製造方法により製造することができる。
一般的な製造方法としては、以下に示す例をあげること
ができる。
すなわち、第(I[I)式で表される化合物の製造方法
としては、例えば、インダンまたはアルキルインダン等
のインダン誘導体とスチレン、α−メチルスチレン、2
−ブテニルベンゼンまたはこれらのベンゼン核アルキル
置換体等の誘導体とを、硫酸、塩化アルミニウム、三フ
フ化ホウ素、塩化第二鉄、塩化第二スズ、フッ化水素な
どのフリーゾルタラフッ型触媒の存在下化に、通常、−
30〜150℃、好ましくは−10〜80”Cの温度で
反応させ、反応生成物を中和、洗浄後、減圧蒸留等によ
り各留分に分け、このうち所定の留分を水素化処理する
方法がある。この場合の水素化処理条件は、原料、触媒
の種類などにより一義的に決めることはできないが、通
常は温度20〜250℃、圧力5〜100気圧の範囲に
選定する。また、水素化触媒としては、通常の水素添加
用触媒を用いればよく、例えば白金、パラジウム、ロジ
ウム、ルテニウム、ニッケル、コバルト系触媒等が好適
である。水素化率は少なくとも80%以上、好ましくは
95%以上とする。なお、少量の不飽和結合が存在して
も本発明の目的を阻害することは少ないので、水素化率
を100%とする必要はない。
所望の水素化率が得られたなら、反応を停止して水素化
炭化水素化合物を分離する。この分離は単に触媒を除去
するだけでもよく、ろ過分離、必要に応じて活性白土処
理等の通常の潤滑油処理法も採用できる。また、場合に
よっては蒸留により精製を行ってもよい、しかしながら
、完全に水素化された炭化水素化合物すなわち一般式(
1)で表される化合物と部分的に水素化された炭化水素
化合物との蒸留による分離あるいは異性体同士の分離は
困難であるので低沸点物が副生じたとき以外は蒸留法の
利点は少ない、また、本発明の炭化水素化合物を製造す
る過程中に精製する副生物が少量存在することもなんら
差支えない。
前記の反応において、インダンまたはその誘導体に変え
てインデンまたはその誘導体を用いることによって、前
記第(If)式で表される化合物と第(III)式で表
される化合物の混合物を得ることもできる。
また、前記第(II)式で表される化合物の製造法とし
ては、例えば、インデンまたはアルキルインデン等のイ
ンデン誘導体と1−フェニルエタノール(別名α−フェ
ネチルアルコール)、2−フェニル−2−7”ロバノー
ル、2−フェニル−2−プタノールまたはこれらのベン
ゼン核アルキル置換体等の誘導体とを、例えば水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムエトキシド等の
塩基触媒の存在下化に通常50〜200℃、好ましくは
100〜160℃の温度で反応させ、反応生成物を中和
、洗浄、分離後、前記同様の水素化処理を行う方法があ
る。この場合にも、水素化処理生成物の後処理法、必要
とされる純度等は前記のとおりである。
このようにして得られた一般式(1)で表される化合物
もしくは、これを含有す茗前記水素化生成物は、そのま
まトラクションドライブ用の流体のベースストックとし
て好適に用いることができる。
本発明のトラクションドライブ用流体は、上記一般式で
表される化合物の少なくとも一種を使用するものである
が、これに粘度調製剤、希釈剤等として、鉱油、その他
のナフテン系油等を含有させたり、他のトラクションド
ライブ用流体もしくはそのベースストック成分を組み合
わせたりして使用することも可能である。ただし、この
発明の目的のためには、これを損なわないように、それ
らの添加物の配合割合を適当な範囲内に止めるべきであ
る。また、本発明のトラクションドライブ用流体には通
常のトラクション用の流体もしくは動力伝達装置用潤滑
油に通常含有される酸化防止剤、腐食防止剤、防錆剤、
摩耗防止剤、粘度指数向上剤、消泡剤等の添加剤を含み
得ることも当然である。例えば、酸化防止剤として、2
.6−ジターシャリ−ブチルパラクレゾール等のアルキ
ルフェノール、ジアルキルジチオリン酸亜鉛等のいおう
、りん化合物等を、腐食防止剤としてアミン、エステル
、金属塩等を、消泡剤としてシリコーン系重合物等を、
粘度指数向上剤としてポリメタクリレート類等を添加す
ることが可能である。これらはそれぞれの用途に応じて
、その種類、添加割合を選定して用いるべきである。
以上のようにして製造された本発明のトラクシランドラ
イプ川流体は、トラクション係数が高く、動粘度が低い
ので攪拌によるエネルギーロスが小さく、したがって動
力伝達効率が高く、また流動点が低く、粘度指数が高く
、酸化安定性、熱安定性等の所持性に優れ、さらに低揮
発性であるため使用中のロスが著しく少ない等の優れた
性能を有するとともに安価であるので、例えば自動車用
無段変速機、産業機械用無段変速機等の様々なトラクシ
ョン駆動装置等に好適に使用することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、
本発明の範囲はこれら例によりなんら限定されるもので
はない。
実施例1 51の三つロフラスコに攪拌機、温度計、側管付滴下ロ
ートを取り付け、インダン653gと濃硫酸62gを入
れた。5℃で攪拌しながら滴下ロートよりスチレン50
0gとインダン617gの混合物を6時間かけて滴下し
、滴下終了後、更に30分攪拌して反応を完結させた。
静置後、硫酸層を分離した後、油層をIN水酸化ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で3回洗浄して、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥させた。乾燥剤をろ過した後、ロータリ
ーエバポレーターで未反応インダンを留去して減圧蒸留
を行い、115〜120℃10.15wm11g留分5
10gを得た。この留分を分析したところインダンの芳
香族環にスチレンが一分子置換した化合物5−(1−フ
ェニルエチル)インダンと4−(1−フェニルエチル)
インダンの混合物であることが確認された。
この留分500gと5%ルテニウム−カーボン触媒30
g (日本エンゲルハルト社製)を11オートクレーブ
に入れ、水素圧5Qkgf/cfflG、反応温度20
0℃で3時間水素化を行った。冷却後反応液を抜き出し
、触媒をろ別して分析したところ、水素化率99%以上
であり、原料がそのまま水素化された5−(1−シクロ
ヘキシルエチル)ヒドリンダンと4−(1−シクロヘキ
シルエチル)ヒドリンダンの混合物であることが確認さ
れた。このものの性状は、動粘度17.19cSt  
(40℃)、3.327cSt  (100℃)、粘度
指数31、比重0.9346 (15/4℃)、流動点
−35℃以下、屈折率1.5002 (n2)と、低粘
度、高粘度指数、低流動点であった。
また、粘度20cStにおけるトラクション係数は0.
097であった。
なおトラクション係数の測定は、2円筒型摩擦試験機に
て行った(以下の実施例、比較例においても同様)。す
なわち、接している同じサイズの円筒(直径52mm、
厚さ6m+1で被駆動側は曲率半径10龍のタイコ型、
駆動側はクラウニング無しのフラット型)の一方を一定
速度(1500rpm)で、他方を1500rpmから
175Orpmまで連続的に回転させ、百円筒の接触部
分のバネにより7 kgの荷重を与え、両円筒間に発生
する接線力、即ちトラクション力を測定し、トラクショ
ン係数を求めた。この円筒は軸受y4sUJ−2鏡面仕
上げでできており、最大ヘルツ接触圧は112kgf/
m”であった。試験に供した油は温度調節により20c
Stにした。
実施例2 22の三つロフラスコに、攪拌機、温度計、ジムロード
還流冷却器を取り付け、インデン232g1α−フェネ
チルアルコール950 g、 水ffJ化カジカリウム
0gを入れた後、140℃で15時間攪拌して反応させ
た。冷却後トルエン11をを加え、5N塩酸水溶液と飽
和食塩水で10回洗浄した後、未反応のα−フェネチル
アルコールを減圧にて留去した。
α−フェニチルアルコールを留去した残渣と、59(ル
テニウム−カーボン触媒50gを11オートクレーブに
入れ、水素圧80kgf/cjG、反応温度200℃で
6時間水素化を行った。冷却後、触媒をろ過して減圧蒸
留を行って111〜b/ 0.2 N11g留分200
gを得た。この留分を分析したところ、水素化率99.
9%以上であり、このものはヒドリンダンの1位にシク
ロヘキシルエチル基が置換した1−(1−シクロヘキシ
ルエチル)ヒドリンダンであることが値認された。
このものの性状は、動粘度1 B、48cSt  (4
0”C) 、3.394cSt  (100℃)、粘度
指数14、比重0.9389 (15/4℃)、流動点
−35℃以下、屈折率1.5004 (n′:)と、低
粘度、高粘度指数、低流動点であった。
また、20cStにおけるトラクション係数は0゜10
2であった。
実施例3 実施例1においてスチレン500gの代わりに、ビニル
トルエン567gを用いた以外は、実施例1と同様に操
作して、5−〔1〜(メチルシクロヘキシル)エチル〕
ヒドリンダンと4− (1−(メチルシクロヘキシル)
エチル〕ヒドリンダンとの混合物515gを得た。
このものの性状は、動粘度24.87cSt  (40
’C) 、3.394cSt  (100℃)、粘度指
数−12、比重0.9357 (15/4℃)、流動点
−35℃以下、屈折率1.5012 (n’a )と、
低粘度、高粘度指数、低流動点であった。
また、20cStにおけるトラクション係数は0゜09
7であった。
〔発明の効果〕
この発明によると、トラクション係数が高く、低粘度で
攪拌によるエネルギーロスが小さくて高い動力伝達効率
を有し、流動点が低くかつ高い粘度指数を示し、酸化安
定性、熱安定性が高い等の緒特性に優れ、さらに低揮発
性で高温での使用の際にもそのロスが著しく少なく、ま
た安価で経済上有利である優れたトラクションドライブ
用流体を提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、R^3はそれぞれ水素または
    炭素数1〜4のアルキル基を示し、R^4は水素、メチ
    ル基またはエチル基を示し、n、kはそれぞれ1〜3の
    整数を示し、mは1または2であり、R^1、R^2お
    よびR^3がそれぞれに複数個ある場合にはR^1、R
    ^2およびR^3はそれぞれにおいて同一であってもよ
    いし、異なっていてもよい。) で表される化合物をベースストックとして含有するトラ
    クションドライブ用流体。
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