JPS60228434A - 2,4−ジシクロヘキシルペンタン類 - Google Patents

2,4−ジシクロヘキシルペンタン類

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Publication number
JPS60228434A
JPS60228434A JP18820284A JP18820284A JPS60228434A JP S60228434 A JPS60228434 A JP S60228434A JP 18820284 A JP18820284 A JP 18820284A JP 18820284 A JP18820284 A JP 18820284A JP S60228434 A JPS60228434 A JP S60228434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
dicyclohexylpentane
traction drive
represented
hydrogenation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18820284A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tsubouchi
俊之 坪内
Kazushi Hata
畑 一志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP18820284A priority Critical patent/JPS60228434A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規化合物である2、4−ジシクロへキシルペ
ンタン類に関し、詳しくはトラクションドライブ用流体
等として好適な新規化合物である2、4−ジシクロへキ
シルペンタン類に関する。
一般に、トラクションドライブ用の流体はトラクション
ドライブにろがり接触による摩擦駆動装置)、例えば自
動車用無段変速機、産業用無段変速機、水圧機器などに
用いられる流体であり、高いトラクション係数や熱およ
び酸化に対する安定性、経済性が要求されている。
近年、このようなトラクションドライブ用の流体を用い
るトラクション駆動装置は、小型化かつ高負荷条件で用
いられることが多くなった。このような苛酷な条件下で
トラクション駆動装置を使用する場合は様々な温度条件
下においても充分な性能を示すトラクションドライブ用
の流体を用いる必要がある。これまで種々のトラクショ
ンドライブ用流体が提案されている。例えば、特公昭4
6−338号公報、特公昭46−339号公報、特公昭
47−35763号公報、特公昭48−42067号公
報。
特公昭48−42068号公報、特公昭53−3610
5号公報、*開昭55−43108号公報、特開昭55
−40726号公報などに記載されたものが挙げられる
。しかし、これらは粘度が比較的大きく攪拌ロスによる
動力伝達効率が低下し、また粘度の温度依存性が高いと
いう問題があった。
そこで、本発明者らは優れたトラクション係数を有する
とともに、低粘度であり、かつ粘度の温度依存性の小さ
いトラクションドライブ用流体に適した新たな化合物を
開発すべく鋭意研究を重ねた。その結果、ペンタンにシ
クロヘキシル基が結合した新たな化合物が、目的とする
性状を備えて℃・ることを見出し、本発明を完成するに
至った。
すなわち本発明は、 一般式 (式中、R1,R2はそれぞれ水素、メチル基あるいは
エチル基を示し、m+ nは1あるいは2を示す。) で表わされる2、4−ジシクロへキシルペンタン類を提
供するものである。
上記一般式(I)で示される化合物としては、具体的に
は次の如きものが挙げられる。
式 で表わされる2、4−ジシクロへキシルペンクン。
式 テ表ワされる2−シクロヘキシル−4−(3−エチルシ
クロヘキシル)−ペンタン。
式 で表わされる2−シクロヘキシル−4−(4−エチルシ
クロヘキシル)−ペンタン。
式 で表わされる2−シクロヘキシル−4−(4−メチルシ
クロヘキシル)−ペンタン。
これらの化合物はいずれも新規化合物であり、これらを
単独あるいは組み合せて、トラクションドライブ用流体
のベースストックなどに用いることができる。特にこれ
らの化合物のうち、前記式(If)で表わされる2、4
−ジシクロへキシルペンタンが、トラクションドライブ
用流体として好適である。
一般式(I)で表わされる本発明の新規化合物は、各種
の方法により製造することが可能であるが、(式中、R
”+mは一般式(I)の場合と同じ。)で表わされるエ
チルベンゼンあるいはその誘導体と、 一般式 (式中、R” * nは一般式(I)の場合と同じ。)
で表わされるα−メチルスチレンある(・はその誘導体
を金属す)IJウムなどの存在下で反応させ、次いで得
られた生成物を水素化触媒の存在下に水添処理すること
によって得られる。ここで、エチルベンゼンあるいはそ
の誘導体と、α−メチルスチレンあるいはその誘導体と
の反応条件は各種状況に応じて適宜定めればよいが、通
常は50〜150℃でナトリウムなどの塩基性反応触媒
の存在下で反応させる。また、水添処理の条件につ(・
ても、原料、触媒の種類等により一義的に定めることは
できな(・が、一般に知られて℃・るニッケル。
モリブデン、白金、パラジウム、ルテニウム、口ジウム
などの金属を含む各種触媒を用いて、室温〜300℃、
水素圧を常圧〜200kg/ぼ2Gで行なえばよい。
このようKして得られる一般式(I)で表わされル2,
4−ジシクロへキシルペンタン類は新規な化合物であり
、これを一種類単独で、あるいは二種類以上を混合して
、そのままトラクションドライブ用流体のベースストッ
クとして用いることができ、優れたトラクション係数を
示すとともに、熱安定性においても良好なものとなる。
また、この2.4−ジシクロへキシルペンタン類は、上
述の方法等によれば比較的安価に製造することができる
ため、価格的にも低廉なトラクションドライブ用流体が
供給できる。さらに低粘度であるため、攪拌ロスによる
動力伝達効率の低下等は生じず、他の高粘度トラクショ
ンドライブ用流体に対する希釈剤としても適用できる。
マタ、本発明の2,4−ジシクロへキシルペンタン類は
、化学的に安定であるため無臭の高沸点溶剤としても好
適に利用できるはか、作動油、潤滑油等の合成機能性流
体などとして幅広く活用することができる。
次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例 内容atszのガラスフラスコにエチルベンゼン270
09、金属ナトリウム58gおよびインプロピルアルコ
ール17gを入れ、120℃に加熱して攪拌しながらα
−メチルスチレンtto(1とエチルベンゼン300g
との混合物を5時間にわたって徐々に滴下し、ついで1
時間攪拌して反応を行なった。
反応終了後、冷却して油層を分離回収し、これにメチル
アルコール200gを加え、5規定の塩酸水溶液21と
飽和食塩水21でそれぞれ3回洗浄を行なった。次に、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ロータリーエバポレータ
ーで未反応エチルベンゼンを留去し、さらに減圧蒸留に
より106龍Hg Kおける沸点範囲106〜108℃
の留分を1350F得た。
次いで、この留分500dを内容積1eのオートクレー
ブに入れ、水素化用ニッケル触媒(日揮化学(株)製、
N−113触媒)20Iを添加して、反応温度200℃
、水素圧50kgZα2Gにおいて水素化処理した。反
応終了後、触媒を除去し、軽質分をストリッピングして
、分析した結果、水素化率は99.9%以上であり、こ
の水素化生成物は2.4−ジシクロへキシルペンタンで
あることが確認された。この分析結果を以下に示す。
(1)純度:93%(水素炎イオン化検出器付ガスクシ
マドグラフィーにより測定) (2)赤外線吸収スペクトル :第1図参照(日本分光
(株)製、赤外分光光度計A−2型を用い、液膜法にて
測定) (3)プロトン核磁気共鳴スペクトル :第2図参照(
日本電子(株)製、核磁気共鳴装置GX−270使用) (4)元素分析値(%) 炭素 水素 言1算値 86.4 13.6 測定値 86.7 13.3 (5)屈折率’ n、o−1−4829(6)比 重:
d:’=9.8904 (7)動粘度: 11.9 c8t (40℃)。
2.72 c8t (100℃) (8)粘度指数: 52(JIS K 2284に準拠
)(9)流動点ニー35℃以下(JI8 x 2269
に準拠)(II蒸留性状:50%留出温度302.0℃
(JISK 2254に準拠) 0υトラクション係数: 0.086 なお、トラクション係数の測定は2円筒型摩擦試験機に
て行なった。すなわち、1線で接する同じサイズの円筒
(直径60tg、厚さ6m)の片方を一定速度(200
0r−p、m、 )で、もう一方の円筒をそれより遅い
一定速度(1700r、p、m、)で回転させ、両円筒
の接触部分にバネにより140ゆの荷重を与え、歪ゲー
ジとトルクメーターにてトルクを測定し、トラクション
係数をめた。この円筒は炭素fl!480M −3で出
来ており、表面はアルミナ(0,03μ)によりパフ仕
上げがされており、表面あらさはR1naX=0.2μ
であり、またヘルソ接触圧は75 kg7mがであった
。試験に供した油は温度調節により20 cstにした
また、この2,4−ジシクロへキシルペンタンについて
、JIS K 2540に準拠して熱安定度試験を17
0 ’Cにお(・て24時間行なった結果、スラッジの
生成は全く認められず、かつ色の変化もみもれなかった
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で得られた2、4−ジシクロヘキシ/l
/ ヘンタンの赤外線吸収スペクトルを示すグラフであ
り、第2図はそのプロトン核磁気共鳴スペクトルを示す
グラフである。 特許出願人 出光興産株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 一般式 (式中、R’、R”はそれぞれ水素、メチル基あるいは
    エチル基を示し、m、nは1あるいは2゛を示す。) で表わされる2、4−ジシクロへキシルペンタン類。 (2)式 で表わされる特許請求の範囲第1項記載の2.4−ジシ
    クロへキシルペンクン類。
JP18820284A 1984-09-10 1984-09-10 2,4−ジシクロヘキシルペンタン類 Pending JPS60228434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363789A (ja) * 1986-09-05 1988-03-22 Idemitsu Kosan Co Ltd トラクシヨンドライブ用流体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363789A (ja) * 1986-09-05 1988-03-22 Idemitsu Kosan Co Ltd トラクシヨンドライブ用流体

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