JPS6362857A - 耐候性、耐海水性に優れた構造物の施工法 - Google Patents

耐候性、耐海水性に優れた構造物の施工法

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JPS6362857A
JPS6362857A JP20665486A JP20665486A JPS6362857A JP S6362857 A JPS6362857 A JP S6362857A JP 20665486 A JP20665486 A JP 20665486A JP 20665486 A JP20665486 A JP 20665486A JP S6362857 A JPS6362857 A JP S6362857A
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JP
Japan
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resistance
seawater
weatherability
weather resistance
steel
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JP20665486A
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English (en)
Inventor
Osamu Furukimi
修 古君
Noboru Nishiyama
昇 西山
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、橋梁等の建築物、船舶、タンク等の構造物に
おいて、特に溶接部の耐候性、耐海水性を向上すること
ができる耐候性、耐海水性の優れた構造物の施工法に関
する。
〈従来の技術〉 橋梁等の建築材料、船舶用材料、タンク等は、その使用
される環境から耐候性や耐海水性に優れることが要求さ
れる。
従来、橋梁等の建築材料、船舶用材料、タンク等に用い
られる鋼材は、耐候性や耐海水性を向上するために鋼中
にP、 Cr、 Gu、 Ni等の元素を添加すること
が効果的であることが知られている。さらに、これに伴
い、特公昭49−25527号公報、特開昭58−52
461号公報で開示されているように、C: 0.20
%以下、 Si : 0.60%以下。
Mn:1.50%以下、PおよびSが夫々0.04%以
下。
Cu:0.20〜0.60%、 Cr: 0.50〜3
.0%。
八ffi : 0.:10〜3.0%、 Ni : 0
.20〜0.50%を含み残部がFeなる構成、または
C: 0.10%以下。
Si : 0.7%以下、 Mn: 0.5〜1.5%
、P:0.04%以下、S:O,01%以下、 Cu:
 0.2〜0.5%。
Ni : 0.5%以下、 にr: 1.5〜2.5%
を含み残部がFc、さらにこれらの成分にN b : 
0.05%以下を含むことからなる構成の耐海水性鋼、
耐候性鋼が知られている。
しかしながら、上記従来技術は、いずれも鋼材自体の組
成を変えるという手段をとっているため、耐候性、耐海
水性の向上には有効であるものの、鋼材の他の特性に悪
影響を及ぼすことがある。例えば、鋼中にPを含イrさ
せれば耐候性、耐海水性は向上するが、Pの含有率が高
くなると、鋼材が脆化し、圧延したときワレ等を生じ易
くなるため圧延することができなくなり、また溶接性、
溶接部靭性が著しく悪くなる等の弊害か生じる。
従フて、鋼材中のP含有率は0.04wt%以下と比較
的低い値に抑えられているのが現状であり、そのため、
十分な耐候性、耐海水性を1ニーるには至っていない。
そこで本発明者等は、鋼材本体く母材)の組成はP、C
の含有量を少なく抑えることにより鋼材の靭性および溶
接性を確保するとともに、耐候性および耐海水性に関与
する鋼材表面にp、c。
B、CrさらにはCu、 Niを所定量含有する消化層
を形成することにより耐候性および耐海水性を向」二す
ることができる鋼材を発明し、既に出願している(特願
昭61−153180号)。即ち、この発明は、P:0
.旧wt%以下、C: 0.2 wt%以下を含有する
鋼材性の表面に、平均濃度がP :0.5〜35wt%
、CとBの合計が0.20〜10 vtL%、および(
:r:0.5〜40wt%、またはこれらに加えて(:
u : 0.025〜5 wt%、Ni : 0.02
5〜5 wt%の1種または2種の濃化層を厚さ10−
〜5mm形成してなることを特徴とする耐候性、耐海水
性および溶接性の優れた鋼材である。
しかしながら、このような鋼材を用いて溶接により接合
した構造物では、その溶接部付近は熱の影習により鋼材
表面の組成が変化し、また溶接に用いる溶接ワイヤー等
の溶着金属の組成によっても鋼材表面の組成が変化する
ので、溶接部付近の耐候性耐海水性がそれほど改みされ
ないという欠点がある。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、特
に構造物の溶接部付近の耐候性、耐海水性を向上するこ
とができる耐候性、耐海水性の優れた構造物の施工法を
提供することにある。
〈発明の構成〉 このような目的は、以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、鋼材を溶接してなる構造物の少なくと
も溶接部付近に、P : 0.5〜35wt、%、Cと
Bの合計が10wt、%以下、および(:r:0.5〜
40wt%を含有する鉄基金属を溶射することを特徴と
する耐候性、耐海水性の優れた構造物の施工法を提供す
るものである。
また、本発明は、鋼材を溶接してなる構造物のルなくと
も溶接部付近に、P : 0.5〜35W1%、CとB
の合計が10wt%以下、およびCr:0.5〜40w
t%、さらにGu : 0.05〜5 wt%、Ni 
: 0.05〜Swt%の1種または2種を含有する鉄
基金属を溶射することを特徴とする耐候性、耐海水性の
優れた構造物の施工法を提供するものである。
以下、本発明の耐候性、耐海水性の優れた構造物の施工
法について説明する。
本発明は、後述する鋼材を溶接により接合した後、少な
くとも溶接部付近に、P : 0.5〜35wt%、C
とBの合計が10wt%以下、および(:r: 0.5
〜40wt%、これらにカロえてに11 : 0.05
〜5wt%、Ni : 0.05〜5 wt%の1種ま
たは2種を含有する鉄基金属を溶射する。
溶射材の組成を上記に限定した理由は次の通りである。
P含有率が0.5 wt%未満では溶接部付近の1iJ
N性、耐海水性が向上せず、また35w1.%を超えて
も耐候性、耐海水性向」二の効果に伸びがない。
Cr含打率か0.5 wt、%未満では溶接部付近の耐
候性、耐海水性が向上せず、また40wt%を超えても
耐候性、耐海水性向上の効果に伸びがない。
CまたはBを含有させれば溶接部付近の耐候性、耐海水
性をより向上させることができるが、これらの合計が1
0wt%を超えても耐候性、耐海水性向上の効果に伸び
がなく、むしろその効果が低下することもある。なお、
CとBは同様の特性を示すため、CとBとは互いに置換
可能である。
従って本発明では、CとBの合計量を10wt%以下に
規定すればよく、CとBとの比については特に限定され
ない。
なお、上記P、C,Hの元素は溶射材をアモルファス化
する作用がある。
本発明においては、溶射材が上記Cr、 P、 C1B
の元素を上記所定量含率すれば溶接部付近の耐候性およ
び耐海水性の向上が図れるが、これらの元素に加え、必
要に応じてCu : 0.05〜5wt%、Ni : 
0.05〜5wt、%の1種または2種を含frさせれ
ば溶接部付近の耐候性および耐海水性のさらなる向上が
図れる。
ここでCu含含率率0.05 wt%未満では耐候性お
よび耐海水性のさらなる向上か図れず、5wt%を超え
ても耐候性、耐海水性向上の効果に伸びがない。
Ni含有率についても同様、0.05wt%未満では耐
候性および耐海水性のさらなる向上が図れず、5wt%
を超えても耐候性、耐海水性向上の効果に伸びがない。
このような組成の溶射材の形態としては、薄帯、ワイヤ
ー、粉粒体等いかなるものでもよいが、特にアモルファ
ス薄帯による溶射材を用いるのがよい。その理由は、ア
モルファス薄帯は取り扱い作業性が良いとともに、溶射
材中のP、C1BおよびCrの含有率が高くても材料が
脆くならずアーク溶射ての供試材として用いることかで
きるので、溶射を簡便かつ安価に行うことができるから
である。
また、プラズマ溶射を行う場合には、粉体くまたは粒体
)の溶射材を用いるのがよい。
本発明に用いる鋼材としては、いかなるものでもよく、
従来から建築材料、船舶、タンク等に用いられている一
般的な鋼材、前記特開昭49−25527号、特開昭5
8−52461号で示される耐海水性鋼、耐候性鋼およ
び前記特願昭61−153180号で示される耐候性、
耐海水性および溶接性の優れた鋼材等いかなるものでも
よい。
本発明において使用する鋼材が、例えば特願昭61−1
53180号で示される鋼材のように、鋼材それ自体が
耐候性、耐海水性を有している場合は、鋼材の溶接部付
近にのみIl「記溶射材の溶射を行えばよい。使用する
鋼材が、従来から建築材料、船舶、タンク等に用いられ
ている一般的な鋼材のように、鋼材それ自体が耐候性、
耐海水性を有していない場合には、溶接部を含む鋼材全
体に11「記溶射材の溶射を行えばよい。
なお、本発明において「溶接部付近」とは、溶接部およ
びその周囲であって、溶接の熱により組織変化、成分の
拡散などの影響を受ける部分を含む範囲をいう。
〈実施例〉 Cr: IO,1wt%、P : 7.4 wt%、C
: 1.82wt%、残部Feなる組成の急冷薄帯(厚
さ25−)を表1に示す組成の鋼板(厚さ50mm)の
表面にスポラトウエルダーにより被着し、この急冷薄帯
をのせた2組の鋼板をアルミナの剥離剤を介して重ね合
せ、4周を溶接して組立てクラッドを作成した。
この組立てクラッドをスラブ加熱温度1050℃の条件
にて圧延し、25mm厚の鋼板を得た。この鋼板の表面
には、スラブ加熱時の急冷薄帯の溶融および拡散により
平均濃度が(:r : 2.4 wt%、P : [,
6胃L%、C: 0.4胃L%の濃化層が形成された。
このような鋼材を、以下の条件にてアーク溶接し、溶接
継手を得た。
開先形状:X型両面開先 電流  :800A 電圧  :35V 溶接速度: 25 cm/min 人熱量 : 67.2KJ/cm ワイヤm:耐候性鋼用ワイヤー (0,05%C−0,51%5i−1,21%M11−
0.021%P −0,006%S −0,44%(:
u −0,42%Ni−0,49%0r−Fc)フラッ
クス:溶融型フラックス かくして得られた溶接継手の溶接部付近に、表2に示す
各組成の溶射材(アモルファス薄帯および粉体)を下記
条件にて溶射し試料A−Lを得た。
なお、アモルファス薄帯の溶射は■アーク溶射、粉体の
溶射は■プラズマ溶射により行った。
■アーク溶射の条件 電流:150A 電圧=30■ エアー=4にgr/crn2. 1.5m37m1nス
プレーレート:4にg/hr ■プラズマ溶射の条件 プラズマダイン5G100ガン使用 粉体粒径:44〜88戸 電流: 800A 電圧:40V ガス Ar:50にgf/ctx” He : 50にgf/cm2 8射距離:90〜100mm スプレーレート:4にg/hr また、比較のために、前記溶接継手の溶接部付近にAi
Lをアーク溶射した試料Mおよび溶射を行わなかった試
料Nを作成した。
これらの試料ANNについて、工業地帯、海浜地帯およ
び田園地帯において5年間の暴露試験を行い、溶接部付
近の腐食量の大小により耐候性を評価した。その結果を
表3に示す。
表3の結果から明らかなように、本発明法による試料A
〜■は、いずれも比較例の試料に比べ腐食量が著しく少
なく、溶接部付近の耐候性、耐海水性に優れていること
がわかる。
表 1 母材の組成       (wt%)表 2 
溶射材の組成 (注)アンダーラインは本望す1の要件から外れたもの
を示す表  3  腐  食  量    (mg/c
m2)〈発明の効果〉 本発明の耐候性、耐海水性の優れた構造物の施工法によ
れば、構造物の少なくとも溶接部付近に、P : 0.
5〜35胃L%、CとBの合計が10wt%以下および
Cr : 0.05〜40 wt、%、またこれらに加
えてCu : 00.5〜5 wt%、Ni:0.05
〜5wt%の1種または2種を含有する鉄基金属を溶射
することにより、構造物の耐候性、耐海水性、特に溶接
部付近の耐候性、耐海水性を向上することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼材を溶接してなる構造物の少なくとも溶接部付
    近に、P:0.5〜35wt%、CとBの合計が10w
    t%以下、およびCr:0.5〜40wt%を含有する
    鉄基金属を溶射することを特徴とする耐候性、耐海水性
    の優れた構造物の施工法。
  2. (2)鋼材を溶接してなる構造物の少なくとも溶接部付
    近に、P:0.5〜35wt%、CとBの合計が10w
    t%以下、およびCr:0.5〜40wt%、さらにC
    u:0.05〜5wt%、Ni:0.05〜5wt%の
    1種または2種を含有する鉄基金属を溶射することを特
    徴とする耐候性、耐海水性の優れた構造物の施工法。
JP20665486A 1986-09-02 1986-09-02 耐候性、耐海水性に優れた構造物の施工法 Pending JPS6362857A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5579101A (en) * 1993-12-28 1996-11-26 Canon Kabushiki Kaisha Developer cartridge and developing apparatus
US5870652A (en) * 1993-12-28 1999-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Developer cartridge featuring a developer replenishment hole and removable cap having a gripping member for sealing the hole and a remanufacturing method using the same

Cited By (3)

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