JPS636172A - 樹脂補強用繊維 - Google Patents
樹脂補強用繊維Info
- Publication number
- JPS636172A JPS636172A JP15013486A JP15013486A JPS636172A JP S636172 A JPS636172 A JP S636172A JP 15013486 A JP15013486 A JP 15013486A JP 15013486 A JP15013486 A JP 15013486A JP S636172 A JPS636172 A JP S636172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- polyester
- fibers
- resin
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims description 86
- 239000011347 resin Substances 0.000 title claims description 35
- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims description 35
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 title description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 claims description 36
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 claims description 8
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 claims description 6
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 claims 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 24
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical group C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- KCTAWXVAICEBSD-UHFFFAOYSA-N prop-2-enoyloxy prop-2-eneperoxoate Chemical compound C=CC(=O)OOOC(=O)C=C KCTAWXVAICEBSD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012784 inorganic fiber Substances 0.000 description 2
- QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N isophthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=CC(C(O)=O)=C1 QQVIHTHCMHWDBS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 229920006174 synthetic rubber latex Polymers 0.000 description 2
- 229920006305 unsaturated polyester Polymers 0.000 description 2
- 101100410782 Arabidopsis thaliana PXG1 gene Proteins 0.000 description 1
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L Carbonate Chemical compound [O-]C([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- WNROFYMDJYEPJX-UHFFFAOYSA-K aluminium hydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[OH-].[Al+3] WNROFYMDJYEPJX-UHFFFAOYSA-K 0.000 description 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000000805 composite resin Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000001804 emulsifying effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007380 fibre production Methods 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 229920000126 latex Polymers 0.000 description 1
- 239000004816 latex Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000006082 mold release agent Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000036314 physical performance Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 229920006337 unsaturated polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、繊維強化樹脂(以下FRPという)の補強用
繊維として有用なポリエステA/ a! sに関する。
繊維として有用なポリエステA/ a! sに関する。
ナイロン樹脂、ポリオレフィン樹脂等の熱可塑性樹脂や
エポキシ樹脂、不、飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性
樹脂を樹脂マ)リックスに用いた繊維強化樹脂(以下F
RPという)の樹脂補強用繊維として、従来のガラス′
a維等の無機繊維に代えポリエステル繊維を用いること
により、成型品の耐衝撃性向上、軽量化しうるものであ
るが、ポリエステル繊維と樹脂マトリックスとの親和性
が極めて低く、接着不良を発生しやすいという欠点を有
する。
エポキシ樹脂、不、飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性
樹脂を樹脂マ)リックスに用いた繊維強化樹脂(以下F
RPという)の樹脂補強用繊維として、従来のガラス′
a維等の無機繊維に代えポリエステル繊維を用いること
により、成型品の耐衝撃性向上、軽量化しうるものであ
るが、ポリエステル繊維と樹脂マトリックスとの親和性
が極めて低く、接着不良を発生しやすいという欠点を有
する。
ポリエステル繊維と樹脂マトリックスとの接着性を向上
させるための対策としては、種に提閉 案され、例えば特公昭54−55077号公報には、合
成ゴムラテックスをポリエステルtllcRには有機官
能性シフンをポリエステル繊維表面に付着させる方法が
開示されている。
させるための対策としては、種に提閉 案され、例えば特公昭54−55077号公報には、合
成ゴムラテックスをポリエステルtllcRには有機官
能性シフンをポリエステル繊維表面に付着させる方法が
開示されている。
しかしながら、かかる従来方法によれば、ポリエステル
繊維と樹脂マトリックスとの親和性はかなり改善される
ものの、ポリエステル繊維、樹脂マトリックス間の接着
性は未だ十分とはいえず、FRP成型品の曲げ強度、曲
げ弾性率等の物理的な性能の点で、又表面の凸凹、歪み
等の外観形状の点で更に改良が望まれていた。
繊維と樹脂マトリックスとの親和性はかなり改善される
ものの、ポリエステル繊維、樹脂マトリックス間の接着
性は未だ十分とはいえず、FRP成型品の曲げ強度、曲
げ弾性率等の物理的な性能の点で、又表面の凸凹、歪み
等の外観形状の点で更に改良が望まれていた。
本発明は、樹脂マトリックスとポリエステル繊維との親
和性を高め、良好な接着性を付与してFRP成型品の性
能、特に耐衝撃性を向上させる樹脂補強用繊維を提供す
ることにあり、又FRP成型品の物理的、゛化学的性能
のみならず、外観の美しさ、軽量化を達成しうる樹脂補
強用繊維を提供することにある。
和性を高め、良好な接着性を付与してFRP成型品の性
能、特に耐衝撃性を向上させる樹脂補強用繊維を提供す
ることにあり、又FRP成型品の物理的、゛化学的性能
のみならず、外観の美しさ、軽量化を達成しうる樹脂補
強用繊維を提供することにある。
本発明は単繊a繊度が1.0〜1α0デニール、強度が
5〜8.9/デ=−/L’、伸flが9〜1a%、逃水
収縮率が15〜4.0チでちるポリエステル繊維ニエボ
キシアクリレート樹脂をCLOl 〜2.0重量%付
着させてなる樹脂補強用繊維にある。
5〜8.9/デ=−/L’、伸flが9〜1a%、逃水
収縮率が15〜4.0チでちるポリエステル繊維ニエボ
キシアクリレート樹脂をCLOl 〜2.0重量%付
着させてなる樹脂補強用繊維にある。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明におけるポリエステル繊維としては、アμキVン
テレフタレートを主たる繰り返し単位とするポリエステ
ルからなシ、単繊維繊度がtO〜110デニール、好ま
しくは1.0〜5.0デニーノVのミルドファイバー、
カットファイバー、フィラメント等があげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
テレフタレートを主たる繰り返し単位とするポリエステ
ルからなシ、単繊維繊度がtO〜110デニール、好ま
しくは1.0〜5.0デニーノVのミルドファイバー、
カットファイバー、フィラメント等があげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
ポリエステル繊維の単繊維繊度については、FRP成型
品に十分な物理的及び化学的性能を与えるため、更には
製造工程での樹脂マトリックスとの混合分散性が良好で
、かつこの混合作業中に受ける機械的な引張)応力に耐
えるものでなければならないため、少なくとも1.0デ
ニ一ル以上であることが必要である。
品に十分な物理的及び化学的性能を与えるため、更には
製造工程での樹脂マトリックスとの混合分散性が良好で
、かつこの混合作業中に受ける機械的な引張)応力に耐
えるものでなければならないため、少なくとも1.0デ
ニ一ル以上であることが必要である。
又樹脂マトリックスとポリエステル繊維とはその界面物
質によって親和性を付与する、つまり接着性を付与する
必要上からポリエステル繊維の単位面積あたりの接着面
積は広ければ広いほど接着強度は大となるが、単繊維繊
度が1α0デニ−yを越える繊度の繊維では、繊維の単
位体積すなわち重量あたりの樹脂マトリックスとの接着
面積の低下が大きくなりすぎ良好な接着性を維持するこ
とが不可能となる。ちなみに、単繊維繊度1. Oヂニ
ーμで長さ10・鱈の繊維と、単繊維繊度1α0デニー
ルで長さIQmの繊維とを比較してみると前者では繊維
11当シの接着面積がl 4 X 10−’w+’ 、
後者では繊維1g当りの接着面積が(1,9X 10−
’■1でちる。
質によって親和性を付与する、つまり接着性を付与する
必要上からポリエステル繊維の単位面積あたりの接着面
積は広ければ広いほど接着強度は大となるが、単繊維繊
度が1α0デニ−yを越える繊度の繊維では、繊維の単
位体積すなわち重量あたりの樹脂マトリックスとの接着
面積の低下が大きくなりすぎ良好な接着性を維持するこ
とが不可能となる。ちなみに、単繊維繊度1. Oヂニ
ーμで長さ10・鱈の繊維と、単繊維繊度1α0デニー
ルで長さIQmの繊維とを比較してみると前者では繊維
11当シの接着面積がl 4 X 10−’w+’ 、
後者では繊維1g当りの接着面積が(1,9X 10−
’■1でちる。
本発明では用いるポリエステル繊維の繊維性能が強度が
5〜8.9/デニー4/、伸度が9〜14チの繊維であ
ることが必要である。5g/デニーp未満の強度、14
チを越える伸度の繊維では、FRP成型品に十分な強力
を与えることが困難であシ、逆に897ヂニールを越え
る強度、9チ未満の伸度の繊維では、FRP成型品に十
分な強力を与えることができるが、繊維、製糸工程での
工程安定性の低下、製造コストのアップを招(。
5〜8.9/デニー4/、伸度が9〜14チの繊維であ
ることが必要である。5g/デニーp未満の強度、14
チを越える伸度の繊維では、FRP成型品に十分な強力
を与えることが困難であシ、逆に897ヂニールを越え
る強度、9チ未満の伸度の繊維では、FRP成型品に十
分な強力を与えることができるが、繊維、製糸工程での
工程安定性の低下、製造コストのアップを招(。
又、本発明で用いるポリエステル繊維としては逃水収縮
率がα5〜4.0チの繊維であることが必要である。こ
の逃水収縮率は、FRP成型品に重大な影響を及ぼすも
のであり、例えば逃水収縮率が4.0チであるポリエス
テ/I/Ma維を補強用繊維、不飽和ポリエステμ樹脂
を樹脂マトリックスに用い、140℃での金型成型での
FRP成型品の金型寸法に対する収縮率はα3チであっ
たが、逃水収縮率がそれぞれ4.2チ、4、4 %であ
るポリエステル繊維を用い、同様にして得たFRP成型
品の金型寸法に対する収縮率はそれぞれ0.4%、0.
66チと急激に増加し、成型品にクツツクを起こす原因
となる。更に成型品表面の凸凹も目立つようになり外観
の品位を非常におとす原因となる。逆に逃水収縮率が0
.5’S未満のポリエステル繊維繊維を用いた成型品で
は曲げ強度がガラス繊維を用いた成型品の約1/6以下
となる。この原因は、逃水収縮率[L5−未満の繊維と
するためには繊維製造時に収縮を抑える必要上230℃
以上の高温度を受けることによシ譲維の熱脆化が起こる
ためである。
率がα5〜4.0チの繊維であることが必要である。こ
の逃水収縮率は、FRP成型品に重大な影響を及ぼすも
のであり、例えば逃水収縮率が4.0チであるポリエス
テ/I/Ma維を補強用繊維、不飽和ポリエステμ樹脂
を樹脂マトリックスに用い、140℃での金型成型での
FRP成型品の金型寸法に対する収縮率はα3チであっ
たが、逃水収縮率がそれぞれ4.2チ、4、4 %であ
るポリエステル繊維を用い、同様にして得たFRP成型
品の金型寸法に対する収縮率はそれぞれ0.4%、0.
66チと急激に増加し、成型品にクツツクを起こす原因
となる。更に成型品表面の凸凹も目立つようになり外観
の品位を非常におとす原因となる。逆に逃水収縮率が0
.5’S未満のポリエステル繊維繊維を用いた成型品で
は曲げ強度がガラス繊維を用いた成型品の約1/6以下
となる。この原因は、逃水収縮率[L5−未満の繊維と
するためには繊維製造時に収縮を抑える必要上230℃
以上の高温度を受けることによシ譲維の熱脆化が起こる
ためである。
次に、本発明では、樹脂マトリックスから補強用繊維に
応力を伝達する役目をする界面物質としてエポキシアク
リレート樹脂を用いるものである。エポキシアクリレー
ト樹脂はその取り扱かい易さもさることながら、樹脂マ
トリックスと補強用ポリエステ、/L/繊維との親和性
を著しく向上させ、従来の合成ゴムラテックスに比べ2
.5倍、有機官能性7ランに比べると2.7倍の接着強
度を得ることができる。ポリエステル繊維への付着量は
、10.01〜2.0重量%の範囲が好ましく、α01
重jlチ未満では、十分な親和性が得られず、又λ0重
iチを越えると、FRP成型品の性能が向上せず、付着
斑の発生も目立って来る。
応力を伝達する役目をする界面物質としてエポキシアク
リレート樹脂を用いるものである。エポキシアクリレー
ト樹脂はその取り扱かい易さもさることながら、樹脂マ
トリックスと補強用ポリエステ、/L/繊維との親和性
を著しく向上させ、従来の合成ゴムラテックスに比べ2
.5倍、有機官能性7ランに比べると2.7倍の接着強
度を得ることができる。ポリエステル繊維への付着量は
、10.01〜2.0重量%の範囲が好ましく、α01
重jlチ未満では、十分な親和性が得られず、又λ0重
iチを越えると、FRP成型品の性能が向上せず、付着
斑の発生も目立って来る。
本発明で用いるポリエステA/繊維の繊度、繊維性能に
ついては既に説明したとおりであるが、本発明ではポリ
エステル繊維の断面形状をその繊維横断面の外周部に凹
部又は凸部を有する異型断面とすることは非常に有利で
ある。特に異型断面が第1図、第2図に示す如く凸部を
有する場合には、樹脂マトリックスとの混合の段階で、
繊維間への樹脂マトリックスの介在が増大し、第3図に
示す如き円形断面の繊維に比べ繊維の分散性が向上する
。
ついては既に説明したとおりであるが、本発明ではポリ
エステル繊維の断面形状をその繊維横断面の外周部に凹
部又は凸部を有する異型断面とすることは非常に有利で
ある。特に異型断面が第1図、第2図に示す如く凸部を
有する場合には、樹脂マトリックスとの混合の段階で、
繊維間への樹脂マトリックスの介在が増大し、第3図に
示す如き円形断面の繊維に比べ繊維の分散性が向上する
。
更に繊維と樹脂マトリックスとの接着強度は樹脂マトリ
ックスとポリエステル繊維との摩擦応力にも影響される
。繊維の縦断面の外周部に凹部又は凸部を有する繊維に
おいては、PR維の長さ方向に太さが均一な繊維に比較
し、樹脂マトリックスに拘束される力が大となυ、繊維
が本来有している接着強度以上の引っ張りに対する強力
が得られる。
ックスとポリエステル繊維との摩擦応力にも影響される
。繊維の縦断面の外周部に凹部又は凸部を有する繊維に
おいては、PR維の長さ方向に太さが均一な繊維に比較
し、樹脂マトリックスに拘束される力が大となυ、繊維
が本来有している接着強度以上の引っ張りに対する強力
が得られる。
又、本発明ではポリエステlv繊推がその横断面の5〜
25mを占める中空部(中空率)を有する繊維であるこ
とはFRP成型品の軽量化を計る上で好ましいことであ
る。又FRP成型品中に常に1a量の空気を抱え持たせ
ることができるため、耐衝撃性の向上にも寄与するもの
である。しかしながら、25チを越える中空率を有する
繊維では、強力の点で満足できるFRP成型品を得るこ
とは難しく、又混合分散時に受ける機械的応力により樹
脂複合成型品中では中空部が完全につぶれてしまい抱え
持った空気によりショックの緩和は期待できない。
25mを占める中空部(中空率)を有する繊維であるこ
とはFRP成型品の軽量化を計る上で好ましいことであ
る。又FRP成型品中に常に1a量の空気を抱え持たせ
ることができるため、耐衝撃性の向上にも寄与するもの
である。しかしながら、25チを越える中空率を有する
繊維では、強力の点で満足できるFRP成型品を得るこ
とは難しく、又混合分散時に受ける機械的応力により樹
脂複合成型品中では中空部が完全につぶれてしまい抱え
持った空気によりショックの緩和は期待できない。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1
樹脂補強用ポリエステル繊維繊維として第1表に示す各
種繊維を用いた。
種繊維を用いた。
第 1 表
上記ポリエステ/vf!i維とガラス繊維(径11μ、
カット長1/4インチ)を全重量の20%の割合で樹脂
マトリックスに充填し、FRP成型品の試験片を調整し
た。ポリエステ)V繊維とガラス繊維の配合比は重量で
1:1である。使用したエポキシアクリレート樹ハ旨は
デイ゛ツクフィト8200(大日本インキ(株)製)を
固型分で50重量%含有する様に水で乳化したものであ
υ、付M量はPRJn A −Eに対しそれぞれ1.0
重量%とした。
カット長1/4インチ)を全重量の20%の割合で樹脂
マトリックスに充填し、FRP成型品の試験片を調整し
た。ポリエステ)V繊維とガラス繊維の配合比は重量で
1:1である。使用したエポキシアクリレート樹ハ旨は
デイ゛ツクフィト8200(大日本インキ(株)製)を
固型分で50重量%含有する様に水で乳化したものであ
υ、付M量はPRJn A −Eに対しそれぞれ1.0
重量%とした。
樹脂マトリックスとしては以下に示す不飽和ポリエステ
ル樹脂を使用した。成型組成の処方は以下の通シである
。
ル樹脂を使用した。成型組成の処方は以下の通シである
。
ガラスm!I2[]fiffi%。エポキシアクリレー
ト樹脂付着ポリエステル繊維(繊維長1/4インチ)は
ガラスm雑の50重量%を置換。
ト樹脂付着ポリエステル繊維(繊維長1/4インチ)は
ガラスm雑の50重量%を置換。
樹脂マトリックス組成はスチレンモノマーに溶解(固型
分65i量チ)したイソフタル酸系不飽和ポリエステ〃
樹脂21.2重量%及びスチレンモノマーに溶解(固型
分35猷量チ)したスチレン樹脂17.3重量%、触媒
CL4重量%、水酸化アμミニウム248重量%、炭酸
力pシウム9.6重量%。離型剤27重量%。金型温度
140℃。
分65i量チ)したイソフタル酸系不飽和ポリエステ〃
樹脂21.2重量%及びスチレンモノマーに溶解(固型
分35猷量チ)したスチレン樹脂17.3重量%、触媒
CL4重量%、水酸化アμミニウム248重量%、炭酸
力pシウム9.6重量%。離型剤27重量%。金型温度
140℃。
第2表に得られたFRP成型品の主たる性能を示す。曲
げ強度、引つ張9強度及び衝撃強度の測定は、JIS−
に−6911に準拠して行なった。
げ強度、引つ張9強度及び衝撃強度の測定は、JIS−
に−6911に準拠して行なった。
第 2 表
第2表に示されるように、繊維A、Bは曲げ他それぞれ
の強度の点で十分であるとはいえず、繊維Cは収縮率が
非常に大きくクラックが発生しやすく、衝撃強度もクラ
ックの発生を裏付けるように低い値をとっている。繊維
りは接着強度が十分でなく、繊維強度に比例して向上す
るはずの衝撃強度も十分には向上していない。
の強度の点で十分であるとはいえず、繊維Cは収縮率が
非常に大きくクラックが発生しやすく、衝撃強度もクラ
ックの発生を裏付けるように低い値をとっている。繊維
りは接着強度が十分でなく、繊維強度に比例して向上す
るはずの衝撃強度も十分には向上していない。
本発明による繊維Eは曲げ強度等で対照としたガラス繊
維に及ばないものの、衝撃強度が著しく向上し、他の性
能を考慮すれば、極めてバランスのとれたものであシ、
樹脂補強用繊維として優れた繊維である。
維に及ばないものの、衝撃強度が著しく向上し、他の性
能を考慮すれば、極めてバランスのとれたものであシ、
樹脂補強用繊維として優れた繊維である。
なお、対照はポリエヌテ/L’*維を混用せずガラス!
j&維のみを用いた成型品の性能を示す。
j&維のみを用いた成型品の性能を示す。
実施例2
ホリエステN m、 mとして実施例1で用いた繊維E
を用い、第3表に示す各種界面物質による接着性を測定
し、その結果を第3表に示す。剥離強度の測定はAST
MD−950−54に準拠して行なった。
を用い、第3表に示す各種界面物質による接着性を測定
し、その結果を第3表に示す。剥離強度の測定はAST
MD−950−54に準拠して行なった。
第 5 表
ここで、A1は固型分47重量%のクロスレンSA’−
22(大田薬品製力!ポキシ〜基変性SB1’lラテッ
クス)を水で稀釈したラテックス、A2はr−グリシド
キシデロビルトリメトキシシ110.1重i%をFOR
(9−10)オクチルフェノ−/L’(84,9重量%
)及び水(15重1に%)で稀釈したもの。J1&3.
4は本発明で用いるエポキンアクリレート樹脂。
22(大田薬品製力!ポキシ〜基変性SB1’lラテッ
クス)を水で稀釈したラテックス、A2はr−グリシド
キシデロビルトリメトキシシ110.1重i%をFOR
(9−10)オクチルフェノ−/L’(84,9重量%
)及び水(15重1に%)で稀釈したもの。J1&3.
4は本発明で用いるエポキンアクリレート樹脂。
以上の通り、本発明で用いる界面物質&3及びA4によ
れば、樹脂マトリックスとポリエステル繊維の接着性を
飛躍的に向上させることができる。
れば、樹脂マトリックスとポリエステル繊維の接着性を
飛躍的に向上させることができる。
本発明による1n維の使用によう、樹脂マトリックスと
の親和性に優れ、良好な接着性が確保されるものであり
、ポリエステル繊維単独使用で、或いはガラス繊維等無
機繊維との併用にょシ、FRP成型品の性能、特に1#
衝撃性を向上せしめ、又FRP成型品の外観向上、軽量
化を達成しうるものである。
の親和性に優れ、良好な接着性が確保されるものであり
、ポリエステル繊維単独使用で、或いはガラス繊維等無
機繊維との併用にょシ、FRP成型品の性能、特に1#
衝撃性を向上せしめ、又FRP成型品の外観向上、軽量
化を達成しうるものである。
第1図、第2図は本発明で好ましく用いられる異型横断
面ポリエステ/L/繊維が樹脂マトリックスに充填され
た模式状態図、第3図は円型横断面ポリエステル繊維が
樹脂マトリックスに充填された模式状態図である。 1・・・rJ&維、2・・・樹脂マトリックス代理人
弁理士 吉 沢 敏 夫 す1図 +2図
面ポリエステ/L/繊維が樹脂マトリックスに充填され
た模式状態図、第3図は円型横断面ポリエステル繊維が
樹脂マトリックスに充填された模式状態図である。 1・・・rJ&維、2・・・樹脂マトリックス代理人
弁理士 吉 沢 敏 夫 す1図 +2図
Claims (4)
- (1)単繊維繊度が1.0〜10.0デニール、強度が
5〜8g/デニール、伸度が9〜14%、沸水収縮率が
0.5〜4.0%であるポリエステル繊維にエポキシア
クリレート樹脂を0.01〜2.0重量%付着させてな
る樹脂補強用繊維。 - (2)ポリエステル繊維がその繊維横断面の外周部に凹
部又は凸部を有する繊維である特許請求の範囲第1項記
載の繊維。 - (3)ポリエステル繊維がその繊維縦断面の外周部に凹
部又は凸部を有する繊維である特許請求の範囲第1項記
載の繊維。 - (4)ポリエステル繊維がその横断面の5〜25%を占
める中空部を有する繊維である特許請求の範囲第1項、
第2項又は第3項記載の繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15013486A JPS636172A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 樹脂補強用繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15013486A JPS636172A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 樹脂補強用繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS636172A true JPS636172A (ja) | 1988-01-12 |
Family
ID=15490228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15013486A Pending JPS636172A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 樹脂補強用繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS636172A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03186923A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-08-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | データ圧縮システム |
WO2008056645A1 (fr) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | Teijin Fibers Limited | Multifilaments de polyester pour le renforcement de résines, et procédé de fabrication associé |
JP2017095820A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | ユニチカ株式会社 | 土木用ネット構造体を得るためのロープ |
JPWO2016147372A1 (ja) * | 2015-03-19 | 2018-01-11 | パイオニア株式会社 | 表示装置 |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP15013486A patent/JPS636172A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03186923A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-08-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | データ圧縮システム |
WO2008056645A1 (fr) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | Teijin Fibers Limited | Multifilaments de polyester pour le renforcement de résines, et procédé de fabrication associé |
JP5161788B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2013-03-13 | 帝人ファイバー株式会社 | 樹脂補強用ポリエステルマルチフィラメントおよびその製造方法 |
JPWO2016147372A1 (ja) * | 2015-03-19 | 2018-01-11 | パイオニア株式会社 | 表示装置 |
JP2017095820A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | ユニチカ株式会社 | 土木用ネット構造体を得るためのロープ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103965582B (zh) | 用于拉挤成型工艺的碳纳米双固化树脂基体及复合材料 | |
US5077326A (en) | Unsaturated polyester compositions molding materials therefrom and molded products therefrom | |
US20200102432A1 (en) | Flame-resistant structural composite material | |
JP2655700B2 (ja) | ガラス繊維強化されたポリ(塩化ビニル)ブレンド及びその製造方法 | |
JPS636172A (ja) | 樹脂補強用繊維 | |
Zhao et al. | Hybrid multi-scale thermoplastic composites reinforced with interleaved nanofiber mats using in-situ polymerization of cyclic butylene terephthalate | |
JPS62106958A (ja) | カツトヤ−ンによつて強化された熱硬化性樹脂組成物 | |
WO1988006166A1 (en) | Fiber-reinforced thermosetting resin molding material and process for its production | |
US3974124A (en) | Energy absorbing vehicle body material | |
JP4107475B2 (ja) | 繊維強化複合材料用の補強繊維 | |
Seymour | The role of fillers and reinforcements in plastics technology | |
JPS62164735A (ja) | 強化熱硬化性樹脂複合材料 | |
CN109679221A (zh) | 一种高韧性高断裂伸长率长玻纤增强热塑性材料及其制备方法 | |
CN109971142A (zh) | 一种复合材料修补材料及其制备方法 | |
CN108559263A (zh) | 一种耐高温双马树脂复合材料表面膜及其制备方法 | |
JP2002284559A (ja) | 人造大理石 | |
JPH10279777A (ja) | 炭素繊維含有フレーク状フェノール系樹脂成形材料およびその製造方法 | |
JP2693817B2 (ja) | 繊維補強塗布材及びその製造方法 | |
Ku et al. | Tensile tests of phenol formaldehyde SLG reinforced composites: Pilot study | |
CN106700209A (zh) | 一种含纳米碳纤维的复合发泡材料及其制备 | |
JPH01234434A (ja) | バルクモールデイングコンパウンド組成物およびその賦型成形物 | |
CN109825065A (zh) | 一种传感器外壳的制备工艺 | |
CN115651324B (zh) | 一种宽温域高阻尼复合橡胶材料及其制备方法 | |
JPH07164440A (ja) | シートモールディングコンパウンド及び該シートモールディングコンパウンドを使用した人造大理石 | |
JP2002321231A (ja) | 人造大理石の製造方法 |