JPS6361729B2 - - Google Patents

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JPS6361729B2
JPS6361729B2 JP58251833A JP25183383A JPS6361729B2 JP S6361729 B2 JPS6361729 B2 JP S6361729B2 JP 58251833 A JP58251833 A JP 58251833A JP 25183383 A JP25183383 A JP 25183383A JP S6361729 B2 JPS6361729 B2 JP S6361729B2
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JP
Japan
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cable conductor
induction heating
frequency induction
heating coil
cable
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JP58251833A
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JPS60138806A (ja
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ケーブルの傾斜型連続架橋装置にお
けるケーブル導体の送給方法に関するものであ
る。
(従来技術) 従来、ケーブル導体上に未架橋絶縁物を押出被
覆し架橋管内に充填された熱媒体中を走行させて
未架橋被覆を外周から加熱することにより連続架
橋してゴム、プラスチツク絶縁ケーブルを製造す
るに当つては、架橋速度を短縮するために、押出
被覆機に送給されるケーブル導体を予熱すること
が行われており、このようなケーブル導体の予熱
は通電加熱によりもしくは高周波誘導加熱により
予熱しているが、通電加熱する場合には、導体径
の約20〜30倍の径の電極輪をケーブル導体に接触
させて通電するために、導体径が大になると電極
輪も著しく大径になるので実用的でなく、また、
高周波誘導加熱を行う場合には、第5図示のよう
に、高周波誘導加熱コイルの径Dがその内部を走
行するケーブル導体の径dに対比して大になるほ
ど加熱効率eが低下するので、コイルを小径にし
て走行ケーブル導体に接近させるほど加熱効率は
よいが、コイルを小径にすると内部を走行するケ
ーブル導体がコイルに接触する危険があつた。
このため高周波誘導加熱コイルは、ケーブル導
体に接触させることなくしかもできるだけ小径に
してケーブル導体に近接させることが望ましい
が、ケーブル導体が走行する軌跡は変動すること
があつて必ずしも一定でないばかりでなく、導体
を充分な予熱温度に加熱するに足るコイルは1m
以上の長いものとなるので、走行軌跡が変動する
ケーブル導体に接触しないように小径の長いコイ
ルを設置することはきわめて困難であつた。
殊に、架橋管を傾斜させて設置する型の連続架
橋装置においては、架橋管内を走行するケーブル
の走行軌跡はケーブルの自重によりカテナリー状
になるので、架橋管もカテナリー状に設置され、
押出被覆機にケーブル導体を送給するキヤプスタ
ンもカテナリー軌跡上に設置されることになり、
このようにカテナリー軌跡を描いて走行するケー
ブル導体を高周波誘導加熱コイルに接触しないよ
うにするためには、コイルもカテナリー軌跡に沿
つて設置すればよいがそのように設置することは
きわめて困難なので、コイルの径を大径にしなけ
ればならず、一方、コイルが大径になれば加熱効
率が低下するのでコイルの長さを長くする必要が
あり、この長いコイルにカテナリー状のケーブル
導体が接触しないようにするためにはコイルの径
をますます大径にしなければならなかつた。
また、熱媒体に金属溶融塩を用いている場合に
は、金属溶融塩の比重が大であるためにその中を
走行通過するケーブルが浮き上つてしまい、ケー
ブル導体の走行カテナリー軌跡が一定せず変動す
るので、このようなケーブル導体が高周波誘導加
熱コイルに接触しないようにするにはコイルの径
をきわめて大径にしなければならなかつた。
このように、押出被覆機に送給するケーブル導
体を高周波誘導加熱コイルにより予熱する従来の
方法は、加熱効率が低く、架橋速度が効果的に短
縮されるように、160℃以上に加熱すると、ケー
ブル導体が酸化変色してしまう難点があつた。
また、キヤプスタンを通つて押出被覆機に送給
されるケーブル導体の表面には水蒸気等が付着し
ていることがあり、このようなケーブル導体がそ
のまま押出被覆機に送給されて押出被覆が施され
るとボイドを作るので、このようなケーブル導体
表面の付着物は除去して押出被覆機に送給しなけ
ればならないが、そのようなわずかな付着物を発
見して除去することは困難であつた。
(発明の目的) 本発明は、前述の点に鑑み、傾斜型ケーブル連
続架橋装置において、押出被覆機に送給するケー
ブル導体の予熱用高周波誘導加熱コイルの加熱効
率を高めるとともに、加熱されたケーブル導体の
酸化を防止するようにしたケーブル導体の送給方
法を提供するものである。
(発明の構成) 第1図は本発明の1実施例を説明するための図
面であり、同図において、1は傾斜型のケーブル
連続架橋装置における押出被覆機のクロスヘツ
ド、2は前記押出被覆機のヘツド1に始端を連結
されカテナリー状に傾斜して設置された架橋管、
Wは押出被覆機1に送給されるケーブル導体、3
はメータリングキヤプスタン、4は高周波誘導加
熱コイル、5はその高周波電源部である。
ケーブル導体Wは前記の高周波誘導加熱コイル
4内を走行する際に高周波誘導加熱により予熱さ
れて押出被覆機のヘツド1に送給され、未架橋絶
縁物を押出し被覆されて架橋管2中に進入する。
この未架橋押出被覆ケーブルは架橋管2中の熱媒
体を充填した加熱部において外周から加熱されて
架橋されるが、被覆内のケーブル導体Wが前記の
ように予め加熱されて高温になつているので、被
覆最内層部もこの高温のケーブル導体Wによつて
充分な架橋温度に加熱され完全に架橋される。
前記の架橋管2中を走行するケーブルはカテナ
リー状の軌跡を描いて走行し、押出被覆機のヘツ
ド1に送給されるケーブル導体Wも前記のカテナ
リー状の軌跡に沿つて送給され、そのカテナリー
軌跡の延長線は第1図の破断線Xのようになる。
前記のような傾斜型のケーブル連続架橋装置に
おいて、本発明は、高周波誘導加熱コイル4と押
出被覆機のヘツド1との間において、高周波誘導
加熱コイル4から出て押出被覆機のヘツド1に向
け走行するケーブル導体Wのカテナリー状の走行
軌跡線上にガイドロール6を設置し、このガイド
ロール6から押出被覆機のヘツド1に向けて走行
する間のケーブル導体Wはカテナリー状の走行軌
跡のままに走行させ、キヤプスタン3から前記の
ガイドロール6に向けて走行する間のケーブル導
体Wは、キヤプスタン3とガイドロール6を結ぶ
直線に沿つて直線状に走行させるものである。
このように構成したことによつて、高周波誘導
加熱コイル4を小径にしてその内部を走行するケ
ーブル導体Wに近接させてもケーブル導体Wはコ
イル4に接触せず、したがつてケーブル導体Wを
誘導加熱する効率を高くすることが可能となる。
また、本発明は、前記の高周波誘導加熱コイル
4を通りガイドロール6を経て押出被覆機のヘツ
ド1に送給されるケーブル導体Wが高温度に誘導
加熱されても酸化しないようにするために、その
ケーブル導体走行路を包む酸化防止用筒体7を設
ける。この酸化防止用筒体7は、その一端を押出
被覆機のヘツド1に連結し他端にケーブル導体通
過孔8を設け、内部に前記の高周波誘導加熱コイ
ル4とガイドロール6を設置し、窒素ガス等の不
活性ガスを充填したもので、9は前記通過孔8に
取付けたシール、10はガス送給管である。
前記の構成によつて、ケーブル導体Wは、前記
の不活性ガスを充填した酸化防止用筒体7内にお
いて、高周波誘導加熱用コイル4により誘導加熱
されガイドロール6を経て押出被覆機のヘツド1
に送給されるので、160℃以上の高温度に加熱さ
れても酸化や変色を生ずるようなことはない。
また、ガス送給管10から不活性ガスを酸化防
止用筒体7内に送給流通させてシール9とケーブ
ル導体Wとの間の間隙から排気することにより、
ケーブル導体の表面に付着している水蒸気等の付
着物を不活性ガスと一緒に排気することができる
ので、押出被覆機のヘツド1には表面に付着物の
ない清浄なケーブル導体が送給されて押出被覆を
施され、ケーブル導体表面の付着物等による被覆
のボイドの発生が防止される。
押出被覆機のヘツド1に送給されるケーブル導
体Wが速い線速で走行しこれを高温度に加熱しな
ければならないときには、高周波誘導加熱コイル
のケーブル導体Wに沿う有効長を長くするため
に、前述した高周波誘導加熱コイル4のほかに第
1図示のように第2の高周波誘導加熱コイル4′
を追加して両コイル4,4′を直線上に設置する。
この場合には、前記のガイドロール6のほかに同
図示のように両コイル4,4′の間にもガイドロ
ール61を設置し、さらにキヤプスタン3と第2
のコイル4′の間にもガイドロール62を設置し
て、ガイドロール61で両コイル4,4′の間の
ケーブル導体Wを下方から支えることにより、キ
ヤプスタン3から押出被覆機のヘツド1に送給さ
れるケーブル導体Wを直線状に走行させる。この
ようにすれば両コイル4,4′を小径にしてケー
ブル導体Wに接近させても走行するケーブル導体
Wはコイル4,4′に接触せず、ケーブル導体W
を誘導加熱する効率が高くなる。
なお、前記の高周波誘導加熱コイルは、非磁性
体よりなる支持管の外周面上に巻装し、この支持
管内にケーブル導体Wを走行させるが、導体Wと
コイル巻装支持管との間の間隙は従来の加熱コイ
ルの場合の20mm以上の間隙よりも格段に小さくな
り6mm程度あれば充分である。この高周波誘導加
熱コイルとガイドロール6は、第1図示のように
共通の酸化防止用筒体7内に設置するかわりに、
第2図示のように、それぞれ個別にコイル用筒体
71、ガイドロール用ボツクス72内に設置して
連結筒体73で押出被覆機のヘツド1に連結し、
ガイドロール6をケーブル導体Wの上下に設置し
てもよく、また、酸化防止用筒体を非磁性体で構
成し、その非磁性筒体の外周面上に高周波誘導加
熱コイルを巻装することも可能である。
第1図示の11はケーブル導体Wの温度測定器
であり、酸化防止用筒体7の押出被覆機ヘツド1
寄りの筒壁をパツキンを介して貫通させた杆の下
端に温度センサを設け、これを走行するケーブル
導体Wに接触させて高周波誘導加熱コイルで加熱
されたケーブル導体Wの温度を検出し、その検出
出力により高周波誘導加熱コイルの高周波電源部
5の出力を制御する。この温度測定器11は、第
3図示のように、走行するケーブル導体W上から
外れないように両側にガイドバー12を取付け、
あるいは、第4図示のように、走行するケーブル
導体Wの振動を吸収するスプリング13を介して
接触板14を設けてもよい。このような温度測定
器11を用いることにより酸化防止用筒体7の内
部を走行するケーブル導体Wの温度を常時監視し
て適切な温度制御を行うことが可能となる。
(発明の効果) 本発明は、前述のように、傾斜型連続架橋装置
において、押出機ヘツド1とキヤプスタン3との
間に高周波誘導加熱コイル4を設置して前記押出
機ヘツドに送給されるケーブル導体Wを予熱し、
かつ、少なくとも、前記押出機ヘツドと高周波誘
導加熱コイル4との間におけるケーブル導体の走
行カテナリー軌跡上にガイドロール6を設置し
て、前記高周波誘導加熱コイル内を通りガイドロ
ール6に向けて走行するケーブル導体を直線状に
走行させるようにしたので、高周波誘導加熱コイ
ルを小径にしてもケーブル導体が走行中にコイル
に接触するおそれはなく、したがつて、コイルを
小径にしてケーブル導体との間隙を従来よりもき
わめて小さくすることが可能となり、加熱効率を
従来よりも格段に高めることができる。
また、高周波誘導加熱コイルにより加熱されて
押出機ヘツドに送給されるケーブル導体は不活性
ガスが送給されている酸化防止用筒体内を走行さ
せるので、高温度に加熱しても導体が酸化や変色
をせず、したがつてケーブル導体を被覆を架橋す
るに充分な高温度に予熱することができるから、
架橋速度を速くすることが可能となる。
さらに、ケーブル導体Wは、不活性ガスが送給
されて排気される酸化防止用筒体7内に走行させ
るので、ケーブル導体の表面に付着している水蒸
気等の付着物は不活性ガスと一緒に排気され、表
面が清浄なケーブル導体が押出被覆機のヘツドに
送給されて押出被覆を施されるから、ケーブル導
体表面の付着物等による被覆のボイドの発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す図面、第2図
はその変形例を示す図面、第3図、第4図はいず
れも温度測定器を示す図面、第5図はケーブル導
体の径と高周波誘導加熱コイルの径の比に応じた
加熱効率を示す図面である。 1:押出被覆機ヘツド、2:高周波誘導加熱コ
イル、6:ガイドロール、7:酸化防止用筒体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 押出機ヘツドの前段に設けた高周波誘導加熱
    コイルにより押出機ヘツドに送給されるケーブル
    導体を予熱する傾斜型連続架橋装置において、少
    なくとも、前記押出機ヘツドと高周波誘導加熱コ
    イルとの間におけるケーブル導体の走行カテナリ
    ー軌跡上にガイドロールを設置して、前記高周波
    誘導加熱コイル内を通りガイドロールに向け走行
    するケーブル導体を直線状に走行させ、かつ、前
    記高周波誘導加熱コイルにより加熱されて押出機
    ヘツドに送給されるケーブル導体の走行を、不活
    性ガスが送給される酸化防止用筒体内で走行させ
    ることを特徴とする傾斜型連続架橋装置のケーブ
    ル導体送給方法。
JP58251833A 1983-12-26 1983-12-26 傾斜型連続架橋装置のケ−ブル導体送給方法 Granted JPS60138806A (ja)

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JP58251833A JPS60138806A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 傾斜型連続架橋装置のケ−ブル導体送給方法

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JPS60138806A JPS60138806A (ja) 1985-07-23
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JP58251833A Granted JPS60138806A (ja) 1983-12-26 1983-12-26 傾斜型連続架橋装置のケ−ブル導体送給方法

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JPS60138806A (ja) 1985-07-23

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