JPS6361574B2 - - Google Patents

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JPS6361574B2
JPS6361574B2 JP58018609A JP1860983A JPS6361574B2 JP S6361574 B2 JPS6361574 B2 JP S6361574B2 JP 58018609 A JP58018609 A JP 58018609A JP 1860983 A JP1860983 A JP 1860983A JP S6361574 B2 JPS6361574 B2 JP S6361574B2
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JP
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room
air conditioner
air
heat
ceiling
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JP58018609A
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JPS59145430A (ja
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  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、室の空気調和方法に関し、特に、
室の不使用時に空気調和機を稼動させて建物躯体
を加熱又は冷却しておき、室の使用時に空気調和
機を稼動させて、これから吹出された空気を、建
物躯体によりさらに加熱又は冷却し、この空気に
より室内を暖房又は冷房することにより、空気調
和機の熱負荷を可及的に均一にし、もつて空気調
和機の大形化を防止する。 一般に、室の空気調和を、室の使用中にのみ行
なう形式にあつては、空気調和機の熱負荷は、第
1図に鎖線で示すように大きく変動し、しかも熱
負荷のピークの表われる時間は短時間である。そ
して、他の大部分の時間帯はピーク値よりも大幅
に低い熱負荷となる。このため、前記ピーク値で
空気調和機の容量を決定すると、空気調和機に
100%の負荷がかかる時間は短かく、したがつて
大部分の時間は、効率の悪い低負荷運転となる。
また、前記ピーク値の熱負荷に耐える空気調和機
を使用するため、空気調和機の大形化が余儀なく
される他、室の不使用時には、空気調和機の運転
を停止するから、空気調和機の使用効率が思わし
くない。 そこで、前記の各不具合を解決し、且つ余力の
ある夜間電力の使用を目的として、室の不使用時
には蓄熱運転を行ない、これにより予め蓄熱して
おき、その熱を室の使用時に冷暖房用として用い
る方法が採用されている。これによると空気調和
機の運転時間は長くなるものの、第1図に実線で
示すように、ピーク値を小さくし、しかも空気調
和機にかかる負荷を可及的に均一化することが可
能となる。 この方式を示したのが第2,3図である。すな
わち、第2図には、天井1と床をなすスラブ2と
の間に室3が形成され、室3外の空気調和機4か
ら、天井裏5に配設されたダクト6と、ダクト6
に連続し且つ天井1に取付けられた吹出口7とを
介して温風または冷風が室3内に吹出されて、室
3内が暖冷房される様子が示されている。前記空
気調和機4が第3図に同一符号で示されている。
この空気調和機4は、予め加熱器8によつて加熱
されている水槽9内の冷水または温水10を熱交
換して冷風または温風とするものであり、室3の
不使用時に、例えば夜間電力を利用した冷凍機ま
たは加熱器8により冷水または温水10として蓄
熱しておく。そして、室3の使用時に空気調和機
4により冷水または温水10を熱源とした冷風ま
たは温風を、第2図に示すように、室3に吹出し
て冷暖房する。 しかしながら、このような従来の空気調和方法
によれば、蓄熱のための大きな水槽9を必要と
し、一般には、かかる水槽9を室3から離れた場
所、例えば建物の機械室や地中梁内に設置するた
め、水槽9と空気調和機4とを結ぶ管路において
大きな熱損失を生じる不具合があるうえ、水槽9
における冷水または温水10の熱損失も生じる不
具合がある。さらに、水槽9が大形になると、冷
水または温水10の移送配管をオープン配管方式
にせざるを得ないため、ポンプの動力を大きくし
なければならないという不具合もある。 そこで、この発明は、かかる従来の不具合を解
決するためになされたものであつて、その目的
は、空気調和機にかかる熱負荷のピーク値を小さ
くするとともに、空気調和機にかかる熱負荷の変
化を可及的に小さくすることにあり、またその目
的は、前記冷水または温水のような加熱又は冷却
の媒体が占める空間を可及的に小さくして、建物
空間を有効利用することにあり、さらにその目的
は、熱損失を可及的に小さくすることにある。 すなわち、この発明は図示する実施例のよう
に、一般の事務室における昼間と夜間とのよう
に、使用時と不使用時とが一定時間ごとに繰り返
される室3を空気調和する方法において、室の不
使用時に空気調和機11を稼動させて、建物躯体
12を加熱又は冷却しておき、その後、室3の使
用時に空気調和機13を稼動させて、この空気調
和機13から吹出された空気を、前記加熱又は冷
却された建物躯体12によりさらに加熱又は冷却
して、その空気により、室3内を暖房又は冷房す
ることを特徴とする空気調和方法に係る。 次にこの発明を、図示実施例にもとづいて説明
する。第4図A,Bは、この発明の第1実施例を
示しており、3が暖房対象空間である室であつ
て、2はその床であるスラブ、1はその天井、1
4は上層階の床であるスラブであり、両スラブ
2,14が建物の躯体12をなす。また、5は、
スラブ14と天井1との間に形成された天井裏で
ある。 室3は、水平方向には2重の窓ガラス15と間
仕切壁16とによつて仕切られ、間仕切壁16外
側には、室3の不使用時、例えば夜間に稼動させ
る空気調和機11が設置され、空気調和機11の
吹出口11aは天井裏5に臨んで開口している。
天井1には、フアン17のついた吹出口18と、
天井ガラリ19とがあり、また窓ガラス15内側
のスラブ2上には、室3の使用時に稼動させる空
気調和機13が設置される。20は断熱材であ
る。 而して、夜間のような室3の不使用時には、第
4図Aに示すように空気調和機11を稼動させ
て、その吹出口11aから温風を天井裏5に吹出
す。天井裏5にはダクトが存在しないため、温風
は天井裏5全体に直接分布され、さらに天井ガラ
リ19を介して室3内にも供給される。このと
き、フアン17は停止状態にある。そこで、この
温風3により、天井裏5と室3とが加熱され、特
に熱容量の大きい、コンクリート製のスラブ1
4,2に蓄熱される。 次いで、昼間のような室3の使用時には、第4
図Bに示すように空気調和機13を稼動させて、
空気調和機11は停止させる。このときフアン1
7も稼動させて、天井裏5の空気を室3内に吹出
す。空気調和機13から出た温風は、室3内に供
給され、その一部が、フアン17に吸込まれて天
井ガラリ19から天井裏5に入り、ここで前記蓄
熱しているスラブ14により加熱されて、その温
風がフアン17により吹出口18から室3内に吹
出され、室3内を暖房する。また、天井裏5に入
らない温風と、吹出口18から吹出された温風
は、室3内で、蓄熱しているスラブ2により加熱
されて、室3内を暖房する。 なお、室3内に、家具や事務用機器で熱容量の
大な物があれば、これにも蓄熱され、この蓄熱を
も利用した暖房を行なうことができる。 前記実施例は、室3内の暖房について説明した
が、冷房についても同様であり、空気調和機11
から冷風を吹き出してスラブ2,14を冷却し、
しかる後、空気調和機13から吹出した冷風をス
ラブ2,14でさらに冷却すれば、室3内の冷房
をすることができる。 第5図A,Bには、この発明の第2実施例が示
される。すなわち、この実施例は、前記第1実施
例とは主として次の2点において異なる。第1
は、天井裏5に臨んで、天井1上面に潜熱蓄熱材
21を設けた点であり、第2は、空気調和機11
の吸込口11bを天井裏5に臨ませた点である。
前記の潜熱蓄熱材21としては、例えば第1表に
示す特性を有する化学物質が好適である。
【表】 而して、この実施例においては、建物躯体12
としてのスラブ2,14に加えて、潜熱蓄熱材2
1に蓄熱することが行われ、空気調和機11の吹
出口11aと吸込口11bとがいずれも天井裏5
に臨んでいることから、主として、スラブ14と
蓄熱材21とに蓄熱し、これを室3の使用時に放
熱させて前記第1実施例と同様にして室3の冷暖
房に用いるものである。他は、前記第1実施例と
殆ど同一である。 第6図は、この発明の第3実施例を示し、室3
外に、室3の不使用時に稼動する夜間電力用の空
気調和機11と、室3の使用時に稼動する昼間電
力用の空気調和機22とを併設し、室3内には空
気調和機を設置しない例である。そして、夜間電
力用の空気調和機11は、第2実施例と同様に吹
出口11aと吸込口11bとを天井裏5に臨ま
せ、昼間電力用の空気調和機22は、吹出口22
aを天井裏、吸込口22bを室3に夫々臨ませて
いる。而して、室3の不使用時には、空気調和機
11により温風を天井裏5に吹出して、主として
スラブ14と潜熱蓄熱材21とに蓄熱し、室3の
使用時には、空気調和機22を稼動させて、その
吹出口22aから吹出された温風を駆体12たる
スラブ14及び潜熱蓄熱材21とによりさらに加
熱し、これをフアン17により吹出口18から室
3内に吹出して、室3を暖房する。室3の空気は
天井裏ガラリ19から再度天井裏5に導入されて
再加熱される。第6図において破線で示す矢印が
空気調和機11稼動時の気流、実線で示す矢印が
空気調和機22稼動時の気流である。なお、冷房
についても同様である。 第7図は、この発明の第4実施例を示し、室3
の使用時に稼動する空気調和機23を、室3内に
設置したフアンコイルユニツト23aと、これと
管路23bを介して連続する昼間電力用ヒートポ
ンプチラー23cとから構成した例であり、天井
ガラリ19は開閉自在になつていて、空気調和機
11の稼動時には、天井ガラリ19は閉じる。し
たがつて、スラブ14と潜熱蓄熱材21とへの蓄
熱が充分になされ、スラブ2への蓄熱は殆どなく
なる。また、空調機23の稼動時には天井ガラリ
19は開く。而して、この場合の気流は、前記第
5図Bと同様になる。なお、破線で示す矢印が空
気調和機11稼動時の気流であり、実線で示す矢
印が空気調和機23稼動時の気流である。これ
も、冷房について同様に用いられる。 以上説明したように、この発明によれば、建物
自体を形成している建物躯体を、加熱又は冷却の
媒体として用いるための、水槽のように格別の蓄
熱等の設備を必要としないから、建物空間の有効
利用をすることができる一方、加熱又は冷却の媒
体すなわち建物躯体と、加熱又は冷却の対象たる
室とが最も近い位置にあるため、エネルギの損失
を可及的に小さくすることができる。また、空気
調和機は、室の使用時と不使用時とに稼動させる
ため熱負荷のピーク値を低く、しかも熱負荷の変
化を小さくてすむ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、空気調和機の熱負荷の時間的変化を
示したグラフ、第2図は、従来例の説明図、第3
図は、第2図の空気調和機の説明図、第4図は、
この発明の第1実施例の説明図であり、Aは室の
不使用時、Bは室の使用時、第5図は、同第2実
施例の説明図であり、Aは室の不使用時、Bは室
の使用時、第6図は、同第3実施例の説明図、第
7図は、同第4実施例の説明図である。 1…天井、2…スラブ、3…室、5…天井裏、
11,13,22,23…空気調和機、12…建
物躯体、14…スラブ、15…窓ガラス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般の事務室における昼間と夜間とのよう
    に、使用時と不使用時とが一定時間ごとに繰り返
    される室を空気調和する方法において、室の不使
    用時に空気調和機を稼動させて、建物躯体を加熱
    又は冷却しておき、その後、室の使用時に空気調
    和機を稼動させて、この空気調和機から吹出され
    た空気を、前記加熱又は冷却された建物躯体によ
    りさらに加熱又は冷却して、その空気により室内
    を暖房又は冷房することを特徴とする空気調和方
    法。 2 室の不使用時に稼動させる空気調和機と、室
    の使用時に稼動させる空気調和機とは別個の空気
    調和機を用い、室の不使用時に稼動させる空気調
    和機は、夜間電力により稼動される空気調和機で
    ある特許請求の範囲第1項記載の空気調和方法。
JP58018609A 1983-02-07 1983-02-07 空気調和方法 Granted JPS59145430A (ja)

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JP58018609A JPS59145430A (ja) 1983-02-07 1983-02-07 空気調和方法

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JPS59145430A JPS59145430A (ja) 1984-08-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10103703A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和システム

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