JPS6361375A - 画像処理の２値化方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンベヤ上を流れてくる物体の外観検査装置
あるいは外形測定装置に係り、特暑こ２値化画像処理を
行う装置に好適な画像処理の２値化方法に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特開昭５５−８８１７３号に記載のよう
に撮像信号を２値化するための２値化しきい値は１個し
か設けていなかった。すなわち、例えば撮像信号が２値
化しきい値より大きい時には１を小さい時１こは０をわ
りあてるという２値化方法を採用していた。しかし、被
認識対象が中間階調の場合については配慮されていなか
った。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、被認識対象が中間階調の場合について
配慮がされておらず、例えば２値化処理により被認識対
象が１になるように２値化しきい値を決めると、被認識
対象より階調レベルの高い背景部分も１になり、逆に、
被認識対象がＯになるように２値化しきい値を決めると
、被認識対象より階調レベルの低い背景部分もＯＩこな
り、被認識対象と背景を区分できないという問題があっ
た。

本発明の目的は、被認識対象が中間階調の場合に、被認
識対象と背景を区分できる２値化方法を提供することに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、撮像信号１こ対する２値化しきい値を２種
類設けることにより達成される。すなわち、２値化しき
い値として、高階調削除用２値化しきい値と、低階調削
除用２値化しきい値の２種類を設けるものである。

〔作　　用〕

撮像信号を高階調削除用２値化しきい値および低階調削
除用２値化しきい値と比べ、撮像信号が高階調削除用２
値化しきい値より小さくかつ、低階調削除用２値化しき
い値より大きい場合に１を、それ以外の場合にＯをわり
あてる２値化処理を行うことにより、被認識対象が有す
る中間階調のみを１にし、背景をＯにすることができ、
被認識対象と背景を区分できる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。

第１図において、ｌは被認識対象、２は被認識対象１を
搬送するコンベヤ、３は被認識対象１を撮像するＩＴＶ
、４は被認識対象１と背景にコントラストをつけるため
の照明、５はＩＴＶ３からの撮像信号をＮビット（Ｎ２
２）に量子化する入／Ｄ変換回路、６は工Ｔｖ３の撮像
信号の中から垂直同期信号および水平同期信号を抽出す
る同期信号分離回路、７は２値化処理のための２値化し
きい値を設定する２値化しきい値設定回路、８，９はＡ
／Ｄ変換回路５の変換出力と２値化しきい値設定回路７
こより設定された２値化しきい値を比較し、大小に応じ
１，０の出力を出す比較回路、１０は比較回路８，９の
出力の論理積なとる論理積回路、１１は同期信号分離回
路６からの垂直同期信号、水平同期信号、システムクロ
ックあるいはＣＰ　Ｕ　１３からのアドレス信号を用い
て画像メモリ回路刊のアドレスを作成するアドレス作成
回路、Ｕは論理積回路１０の出力をアドレス作成回路１
１にて示されるアドレスに記憶する画像メモリ回路、１
３はＣＰＵ、１４は処理手順等を記憶するＲＯＭ、１５
はＲＡＭ、１６は処理開始指令を入力するための入力装
置、１７は処理結果等の出力を行う出力装置、１８はシ
ステムバスである。

次に本装置の動作を説明する。入力袋５ｉ１６を介して
処理開始指令を入力すると、ＣＰ　Ｕ　１３は工Ｔ■３
により被認識対象１およびコンベヤ２の像を撮像する。

この際、ＣＰ　Ｕ　１３は２値化しきい値設定回路７に
高階調削除用２値化しきい値と低階調削除用２値化しき
い値を設定しているものとする。

ＩＴＶ３からの撮像信号はＡ／Ｄ変換回路５によりＮビ
ットに量子化され、量子化された信号は比較回路８のＡ
入力および比較回路９のＢ入力に入力される。比較回路
８のＢ入力には２値化しきい値設定回路７により高階調
削除用２値化しきい値が、また、比較回路９のＡ入力に
は低階調削除用２値化しきい値が入力される。ここで、
比較回路８および比較回路９は次式に示す動作をする。

Ａ入力くＢ入力　ならば　Ｃ＝１ さもなければ　Ｃ＝０ 上記動作により、比較回路８はＡ／Ｄ変換回路５の出力
が高階調削除用しきい値より小さい時出力Ｃに１を出力
し、比較回路９はＡ／Ｄ変換回路５の出力が低階調削除
用しきい値より大きい時出力Ｃ＝１を出力する。比較回
路８および比較回路９の出力の論理積を論理積回路１０
でとることにより、Ａ／Ｄ変換回路５の出力に対する２
値化処理を終了する。上記動作により、Ａ／Ｄ９換回路
５の出力が高階調削除しきい値より小さく低階調削除し
きい値より大きい場合に２値化処理結果を１゜その他の
場合に２値化処理結果を０にできる。

論Ｎｉ禎回路１０の出力は、同期信号分離回路６および
アドレス作成回路１１により作成された画像メモリ回路
丘のアドレスｌこ記憶される。ＣＰ　Ｕ　１３は、画像
メモリ回ｊ８１２に記憶した２値化画像情報をＲＯＭ１
４にあらかじめ記述している手順に基づいて処理し、画
像の特徴量を求め、求めた特徴量あるいはあらかじめ設
定している基準値との比較結果等を出力装置１７を介し
て外部に出力する。

本実施例によれば、例えば第２図（ａ）に示すようにコ
ンベヤ２上を流れてくる被認識対象１の大きさを測定す
る場合、照明４により被認識対象１の影１９が第２図（
ｂ）に示すように生じたとし、また、被認識対象１より
コンベヤ２の方が明色であるとすると、ＩＴＶ３の撮像
信号の波高は、コンベヤ２〉被認識対象ｌ〉影１９ という関係になり、従来の２値化方法では、第２図（Ｃ
）に示すように被認識対象１と影１９を加えた像を抽出
することしかできないが、本２値化方法によれば、′！
Ｊ２図（ｄ）に示すように被認識対象１の像のみを抽出
でき、被認識対象１の大きさを正確に測定できる効果が
ある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、被認識対象が中間階調の場合でも、被
認識対象と背景を正確に区分できることから、被認識対
象の大きさを正確に測定できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は本発
明の詳細な説明する説明図である。 ！・・・・・−被認識対象、２・・・・・・コンベヤ、
３・・・・・・・・・ＩＴＶ、４・・・・・・照明、５
・・・・・・Ａ／Ｄｉ換回路、６・・・・・・同期信号
分離回路、７・・・・・・２値化しきい値設定回路、８
・・・・・・比較回路、９・・曲比較回路、１ｏ・・・
論理積回路、１１・・・・・・アドレス作成回路、１２
・・曲画像メモリ回路、１３・・曲ＣＰＵ、１４・・・
・・・ＲＯＭ、１５・・・・・・ＲＡＭ、１６・・曲入
力装置、１７・・・・・・出力装置、４２図 （ｂ） （υ （ｄ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、いくつかの文字および図形からなるパターンを二次
   元逐次走査形撮像装置によって撮像し、その撮像信号を
   論理処理することによりパターンの読取りあるいは良否
   の判定を行う装置のうち、撮像信号をある定められた値
   で２値化して２値化画像を求め、この２値化画像の画像
   特徴量を演算しその値と標準値を比較することによりパ
   ターンの読取りあるいは良否の判定を行う装置において
   、撮像信号に対する２値化しきい値を２個設け、撮像信
   号を前記２値化しきい値によりはさまれる範囲と、それ
   以外の範囲の二つの状態に２値化することを特徴とする
   画像処理の２値化方法。