JPS636130B2 - - Google Patents
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- JPS636130B2 JPS636130B2 JP8776982A JP8776982A JPS636130B2 JP S636130 B2 JPS636130 B2 JP S636130B2 JP 8776982 A JP8776982 A JP 8776982A JP 8776982 A JP8776982 A JP 8776982A JP S636130 B2 JPS636130 B2 JP S636130B2
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- iron core
- varnish
- coating
- stress
- core
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- Expired
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 44
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はトロイダル鉄芯の製造方法、詳しくは
粉体コーテイングを用いトロイダル鉄芯を製造方
法の改良に関する。
粉体コーテイングを用いトロイダル鉄芯を製造方
法の改良に関する。
高性能の磁性合金帯を巻いて形成するいわゆる
トロイダル鉄芯においては、その後の工程で鉄芯
の周囲に施される巻線作業により鉄芯に応力が加
わつて磁気特性が低下し所望の性能が得られない
問題がある。また、その際鉄芯と巻線との間に電
気的絶縁を施す必要もある。
トロイダル鉄芯においては、その後の工程で鉄芯
の周囲に施される巻線作業により鉄芯に応力が加
わつて磁気特性が低下し所望の性能が得られない
問題がある。また、その際鉄芯と巻線との間に電
気的絶縁を施す必要もある。
上記問題点を解決する方法として、従来粉体コ
ーテイングと称し、例えば鉄芯に流動浸漬法など
により粉体レジンをコーテイングし、巻線時に鉄
芯に加わる応力の防止および鉄芯と巻線間の絶縁
を図る製造方法が提供されている。
ーテイングと称し、例えば鉄芯に流動浸漬法など
により粉体レジンをコーテイングし、巻線時に鉄
芯に加わる応力の防止および鉄芯と巻線間の絶縁
を図る製造方法が提供されている。
しかしながら、上記従来の粉体コーテングによ
るトロイダル鉄芯の製造方法では、巻線による応
力の影響を防止するためと同時に絶縁性を保持す
るため、コーテイングの被膜厚は0.3〜1.0mm程度
と可成り厚くしなければならない。そのため、レ
ジンの使用量が多くなり、レジンの硬化時の収縮
による応力が鉄芯の外周側から中心に向つて締め
付ける力として鉄芯に加わることになり、この応
力のために鉄芯の磁気特性が劣化してしまうとい
う欠点を伴つていた。一方、この応力を小さくす
るため、レジンの使用量を減らし薄い被膜厚とす
ることが考えられるが、これでは巻線を施した際
に生ずる応力を支え切れず、結局鉄芯に歪として
伝達されてしまい特性が低下し、かつ絶縁の信頼
性も低下してしまうこととなる。
るトロイダル鉄芯の製造方法では、巻線による応
力の影響を防止するためと同時に絶縁性を保持す
るため、コーテイングの被膜厚は0.3〜1.0mm程度
と可成り厚くしなければならない。そのため、レ
ジンの使用量が多くなり、レジンの硬化時の収縮
による応力が鉄芯の外周側から中心に向つて締め
付ける力として鉄芯に加わることになり、この応
力のために鉄芯の磁気特性が劣化してしまうとい
う欠点を伴つていた。一方、この応力を小さくす
るため、レジンの使用量を減らし薄い被膜厚とす
ることが考えられるが、これでは巻線を施した際
に生ずる応力を支え切れず、結局鉄芯に歪として
伝達されてしまい特性が低下し、かつ絶縁の信頼
性も低下してしまうこととなる。
本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、粉
体レジンをコーテイングする工程の前に、予め硬
化時に収縮の小さいワニスによる含浸処理を鉄芯
に施し、しかる後粉体コーテイングを行うことに
より、ワニスの膜によつて粉体レジンの被膜硬化
時に生ずる収縮応力を吸収せしめ、よつて磁気特
性の劣化を防止すると共に、絶縁性をも高めたト
ロイダル鉄芯の製造方法を提供することを目的と
するものである。
体レジンをコーテイングする工程の前に、予め硬
化時に収縮の小さいワニスによる含浸処理を鉄芯
に施し、しかる後粉体コーテイングを行うことに
より、ワニスの膜によつて粉体レジンの被膜硬化
時に生ずる収縮応力を吸収せしめ、よつて磁気特
性の劣化を防止すると共に、絶縁性をも高めたト
ロイダル鉄芯の製造方法を提供することを目的と
するものである。
以下、本発明の実施例を説明する。
すなわち、本発明は、細長の磁性合金帯を巻い
て環状の鉄芯すなわちコアを形成するコア巻き工
程と、この工程により形成された鉄芯を約800℃
で約３時間加熱する熱処理工程と、硬化時に収縮
の小さいエポキシ系ワニスなどに上記熱処理され
た鉄芯を真空含浸などで含浸し鉄芯の層間に薄い
ワニスの層を形成するワニス含浸処理工程と、約
150℃で約５時間加熱してワニスを乾燥・硬化さ
せる工程と、鉄芯が冷却しているような場合に次
工程において粉体レジンを溶解させるために約
150℃で約１時間鉄芯を加熱する予備加熱工程と、
しかる後融点が約70℃の粉体レジン中に鉄芯を浸
漬する流動浸漬工程と、付着したレジンを乾燥・
硬化させ鉄芯の周囲に被膜を形成する工程とから
なつている。
て環状の鉄芯すなわちコアを形成するコア巻き工
程と、この工程により形成された鉄芯を約800℃
で約３時間加熱する熱処理工程と、硬化時に収縮
の小さいエポキシ系ワニスなどに上記熱処理され
た鉄芯を真空含浸などで含浸し鉄芯の層間に薄い
ワニスの層を形成するワニス含浸処理工程と、約
150℃で約５時間加熱してワニスを乾燥・硬化さ
せる工程と、鉄芯が冷却しているような場合に次
工程において粉体レジンを溶解させるために約
150℃で約１時間鉄芯を加熱する予備加熱工程と、
しかる後融点が約70℃の粉体レジン中に鉄芯を浸
漬する流動浸漬工程と、付着したレジンを乾燥・
硬化させ鉄芯の周囲に被膜を形成する工程とから
なつている。
しかして、上記工程からなる本発明によれば、
流動浸漬に先立つてワニス含浸処理が施されるも
ので、このワニスは硬化時の収縮が小さい上、鉄
芯の内部に浸透するワニスの量が少なく、硬化時
の収縮応力による鉄芯へ与える歪は無視でき、磁
気特性の劣化は極めて少ない。そしてワニス含浸
処理の後、鉄芯を流動浸漬して鉄芯全体を粉体レ
ジンでコーテイングし、かつそれを乾燥して被膜
を形成するものであるが、その際先に鉄芯内部に
形成したワニスによる膜が粉体レジンの反応硬化
する時生ずる収縮応力の殆どを吸収し鉄芯本体へ
の収縮応力の伝達を極めて軽微におさえることが
できる。従つて、この方法によると粉体レジンの
コーテイング被膜が厚く出来ることとなり、鉄芯
は応力による磁気特性が劣化することなく絶縁被
膜を充分厚くでき、かつ巻線による応力はこの粉
体レジンのコーテイングが被膜が厚いため、この
被膜で支えられ鉄芯には応力が伝達されず鉄芯の
磁気特性を劣化させることはない。
流動浸漬に先立つてワニス含浸処理が施されるも
ので、このワニスは硬化時の収縮が小さい上、鉄
芯の内部に浸透するワニスの量が少なく、硬化時
の収縮応力による鉄芯へ与える歪は無視でき、磁
気特性の劣化は極めて少ない。そしてワニス含浸
処理の後、鉄芯を流動浸漬して鉄芯全体を粉体レ
ジンでコーテイングし、かつそれを乾燥して被膜
を形成するものであるが、その際先に鉄芯内部に
形成したワニスによる膜が粉体レジンの反応硬化
する時生ずる収縮応力の殆どを吸収し鉄芯本体へ
の収縮応力の伝達を極めて軽微におさえることが
できる。従つて、この方法によると粉体レジンの
コーテイング被膜が厚く出来ることとなり、鉄芯
は応力による磁気特性が劣化することなく絶縁被
膜を充分厚くでき、かつ巻線による応力はこの粉
体レジンのコーテイングが被膜が厚いため、この
被膜で支えられ鉄芯には応力が伝達されず鉄芯の
磁気特性を劣化させることはない。
図ａ〜ｇは本発明の製造工程をブロツク図で示
すものである。この場合、ｄにおけるワニス乾
燥・硬化工程と、ｅにおける予備加熱工程とを兼
用することが可能である。すなわち、通常多量の
トロイダル鉄芯を効率良く生産するために、各工
程をブロツク毎に分けて行うことがある。例えば
ワニス含浸して乾燥・硬化された多量の鉄芯をあ
る数量に達するまでまとめておいて、次工程に移
る場合、この過程で鉄芯が冷却してしまう。した
がつて流動浸漬を行うべくそれらの予備加熱を施
す必要がある。しかしながら、鉄芯をワニス含浸
させ、熱を加えて乾燥・硬化させた後、鉄芯を冷
却することなく引き続いて流動浸漬の作業に移つ
たりあるいは冷却しないように保温させておいた
ような場合には別段の予備加熱工程は必要としな
い。
すものである。この場合、ｄにおけるワニス乾
燥・硬化工程と、ｅにおける予備加熱工程とを兼
用することが可能である。すなわち、通常多量の
トロイダル鉄芯を効率良く生産するために、各工
程をブロツク毎に分けて行うことがある。例えば
ワニス含浸して乾燥・硬化された多量の鉄芯をあ
る数量に達するまでまとめておいて、次工程に移
る場合、この過程で鉄芯が冷却してしまう。した
がつて流動浸漬を行うべくそれらの予備加熱を施
す必要がある。しかしながら、鉄芯をワニス含浸
させ、熱を加えて乾燥・硬化させた後、鉄芯を冷
却することなく引き続いて流動浸漬の作業に移つ
たりあるいは冷却しないように保温させておいた
ような場合には別段の予備加熱工程は必要としな
い。
尚、上記実施例においては流動浸漬による粉体
コーテイング法の場合について説明したが、他の
粉体コーテイング法例えば静電塗装法、あるいは
吹付け法による場合でも同様に実施できることは
いうまでもない。
コーテイング法の場合について説明したが、他の
粉体コーテイング法例えば静電塗装法、あるいは
吹付け法による場合でも同様に実施できることは
いうまでもない。
また、上記実施例においてはｂ工程の熱処理の
後に、ｃ工程であるワニス含浸を行う場合につい
て説明したが、ａ工程において細長の帯状の磁性
合金帯を巻き上げて鉄芯すなわちコアを形成する
際、帯状の磁性合金帯をワニス槽の中に通過させ
ながら巻き上げるようにし、コアを形成する工程
においてワニスの含浸を同時に行うことも可能で
ある。
後に、ｃ工程であるワニス含浸を行う場合につい
て説明したが、ａ工程において細長の帯状の磁性
合金帯を巻き上げて鉄芯すなわちコアを形成する
際、帯状の磁性合金帯をワニス槽の中に通過させ
ながら巻き上げるようにし、コアを形成する工程
においてワニスの含浸を同時に行うことも可能で
ある。
以上の通り本発明によれば、ワニスの含浸処理
を行つた後に鉄芯を粉体レジンによりコーテイン
グするようにしたから、粉体レジンによる被膜生
成時に鉄芯に作用する収縮応力を、ワニスの膜で
吸収し得るため、鉄芯の磁気特性の劣化を防止す
ることができる。したがつて粉体レジンの被膜を
充分厚く形成することができ、よつて巻線による
応力は上記被膜で支えられ鉄芯には巻線による応
力が伝達されず、鉄芯の磁気特性を劣化させるこ
とはない利点を有する。
を行つた後に鉄芯を粉体レジンによりコーテイン
グするようにしたから、粉体レジンによる被膜生
成時に鉄芯に作用する収縮応力を、ワニスの膜で
吸収し得るため、鉄芯の磁気特性の劣化を防止す
ることができる。したがつて粉体レジンの被膜を
充分厚く形成することができ、よつて巻線による
応力は上記被膜で支えられ鉄芯には巻線による応
力が伝達されず、鉄芯の磁気特性を劣化させるこ
とはない利点を有する。
また、絶縁被膜を厚しく得ることから、従来品
に比べ絶縁性が一層向上する利点がある。
に比べ絶縁性が一層向上する利点がある。
図ａ〜ｇは本発明の製造工程を示すブロツク説
明図である。
明図である。
Claims (1)
- １ 鉄芯を粉体コーテイングする工程を経てトロ
イダル鉄芯を製造するものにおいて、前記粉体コ
ーテイング工程の前にワニス含浸処理工程を行う
ことを特徴としたトロイダル鉄芯の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8776982A JPS58204514A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | トロイダル鉄芯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8776982A JPS58204514A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | トロイダル鉄芯の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58204514A JPS58204514A (ja) | 1983-11-29 |
| JPS636130B2 true JPS636130B2 (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=13924169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8776982A Granted JPS58204514A (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | トロイダル鉄芯の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58204514A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7018498B2 (en) * | 2003-06-11 | 2006-03-28 | Light Engineering, Inc. | Product and method for making a three dimensional amorphous metal mass |
-
1982
- 1982-05-24 JP JP8776982A patent/JPS58204514A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58204514A (ja) | 1983-11-29 |
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