JPH0463528B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0463528B2 JPH0463528B2 JP59204876A JP20487684A JPH0463528B2 JP H0463528 B2 JPH0463528 B2 JP H0463528B2 JP 59204876 A JP59204876 A JP 59204876A JP 20487684 A JP20487684 A JP 20487684A JP H0463528 B2 JPH0463528 B2 JP H0463528B2
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- Japan
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- wound core
- resin
- wound
- alloy ribbon
- magnetic field
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0213—Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s)
- H01F41/0226—Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s) from amorphous ribbons
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は非晶質磁性合金薄帯を巻回してなる巻
鉄心の製造方法に関する。
鉄心の製造方法に関する。
電子回路のスイツチング電源などには小形の巻
鉄心が用いられており、最近この種巻鉄心として
非晶質磁性合金薄帯を巻回したものが開発されつ
つある。
鉄心が用いられており、最近この種巻鉄心として
非晶質磁性合金薄帯を巻回したものが開発されつ
つある。
非晶質磁性合金薄帯は合金溶湯を超高速で冷却
して製造したもので、鉄損が小さく優れた磁気特
性を有しており、巻鉄心材料としてFe系および
Co系のものが用いられている。
して製造したもので、鉄損が小さく優れた磁気特
性を有しており、巻鉄心材料としてFe系および
Co系のものが用いられている。
非晶質磁性合金薄帯からなる巻鉄心を製作する
場合には次の方法が検討されている。まず、巻型
に非晶質磁性合金薄帯を巻回して巻鉄心を成形す
る。次いで成形した巻鉄心に約300〜500℃の歪取
り熱処理を行なう。この熱処理は、非晶質磁性合
金薄帯にその製造時に生じた歪を除去し、この歪
により低下していた薄帯の磁気特性を回復するも
のである。次いで巻鉄心に樹脂含浸処理を行な
い、巻回した非晶質磁性合金薄帯の層間にエポキ
シ樹脂などの樹脂を含浸し、その後に樹脂を加熱
硬化させて各薄帯層を相互に固着させる。さらに
巻鉄心に対し磁場中にて熱処理を行なう。この熱
処理は、樹脂硬化工程において非晶質磁性合金薄
帯が樹脂の硬化収縮力を受けて歪を生じ磁気特性
が低下するので、その歪を除去して磁気特性を向
上させるものである。このようにして巻鉄心を製
造することが検討されている。
場合には次の方法が検討されている。まず、巻型
に非晶質磁性合金薄帯を巻回して巻鉄心を成形す
る。次いで成形した巻鉄心に約300〜500℃の歪取
り熱処理を行なう。この熱処理は、非晶質磁性合
金薄帯にその製造時に生じた歪を除去し、この歪
により低下していた薄帯の磁気特性を回復するも
のである。次いで巻鉄心に樹脂含浸処理を行な
い、巻回した非晶質磁性合金薄帯の層間にエポキ
シ樹脂などの樹脂を含浸し、その後に樹脂を加熱
硬化させて各薄帯層を相互に固着させる。さらに
巻鉄心に対し磁場中にて熱処理を行なう。この熱
処理は、樹脂硬化工程において非晶質磁性合金薄
帯が樹脂の硬化収縮力を受けて歪を生じ磁気特性
が低下するので、その歪を除去して磁気特性を向
上させるものである。このようにして巻鉄心を製
造することが検討されている。
しかしながら、この巻鉄心の製造方法において
は、巻鉄心に樹脂含浸処理を行なつた後に、樹脂
硬化処理および磁場中熱処理の２回の熱処理を行
なう必要があるので、工程数が多く製造に手数を
要している。
は、巻鉄心に樹脂含浸処理を行なつた後に、樹脂
硬化処理および磁場中熱処理の２回の熱処理を行
なう必要があるので、工程数が多く製造に手数を
要している。
また、樹脂の加熱硬化後、非晶質磁性合金薄帯
は樹脂の硬化収縮力を受けて歪を生じ磁気特性が
低下するため、この硬化収縮力による歪を除去す
るための熱処理を行つているが、この熱処理にお
いては歪を除去するための温度に比べ、樹脂の耐
熱温度が低いために、十分な熱処理温度まで温度
を上げることができず十分な歪の除去を行えなか
つた。このため、劣化した磁気特性は十分には改
善されず磁気特性に優れた巻鉄心を得るには至つ
てはいなかつた。
は樹脂の硬化収縮力を受けて歪を生じ磁気特性が
低下するため、この硬化収縮力による歪を除去す
るための熱処理を行つているが、この熱処理にお
いては歪を除去するための温度に比べ、樹脂の耐
熱温度が低いために、十分な熱処理温度まで温度
を上げることができず十分な歪の除去を行えなか
つた。このため、劣化した磁気特性は十分には改
善されず磁気特性に優れた巻鉄心を得るには至つ
てはいなかつた。
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、
非晶質磁性合金薄帯からなる磁気特性に優れた巻
鉄心を簡素な製造工程で製造することができる巻
鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
非晶質磁性合金薄帯からなる磁気特性に優れた巻
鉄心を簡素な製造工程で製造することができる巻
鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の巻鉄心の製造方法は、非晶質磁性合金
薄帯を巻回して巻鉄心を成形する工程と、前記巻
鉄心に樹脂を含浸する工程と、前記巻鉄心に交流
磁場を加えながら熱処理を行なう工程とを具備す
ることを特徴とするものである。
薄帯を巻回して巻鉄心を成形する工程と、前記巻
鉄心に樹脂を含浸する工程と、前記巻鉄心に交流
磁場を加えながら熱処理を行なう工程とを具備す
ることを特徴とするものである。
以下本発明の製造方法を第１図および第２図に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、第１図で示すように非晶質磁性合金薄帯
１を巻型３に巻回して巻鉄心２を成形する。
１を巻型３に巻回して巻鉄心２を成形する。
次いで巻鉄心２に対し加熱炉や高周波加熱によ
り歪取り熱処理を施す。熱処理温度は約300〜500
℃である。この熱処理により巻鉄心２の非晶質磁
性合金薄帯１にその製造時に生じていた歪が除去
される。
り歪取り熱処理を施す。熱処理温度は約300〜500
℃である。この熱処理により巻鉄心２の非晶質磁
性合金薄帯１にその製造時に生じていた歪が除去
される。
次いで巻鉄心２に対して真空含浸法などにより
エポキシ樹脂などの樹脂を含浸し、巻鉄心の非晶
質磁性合金薄帯１層間に樹脂を浸入させる。
エポキシ樹脂などの樹脂を含浸し、巻鉄心の非晶
質磁性合金薄帯１層間に樹脂を浸入させる。
次いで巻鉄心２に対して磁場を与えながら熱処
理を行なう。熱処理温度は巻鉄心２に含浸した樹
脂が硬化する温度、例えばエポキシ樹脂の場合に
は約150℃である。この熱処理により巻鉄心２の
各薄帯１層間に浸入した樹脂が硬化収縮して各薄
帯１層が相互に固着する。またこの熱処理は巻鉄
心２に磁場を与えながら加熱するので、樹脂が硬
化収縮する時の収縮力を受けて非晶質磁性合金薄
帯１に生じた歪を取り除くことができる。このた
め非晶質磁性合金薄帯１における歪による磁気特
性の劣化を防止できる。特に非晶質磁性合金薄帯
１がコバルト基のものである場合には、巻鉄心２
に与える磁場により非晶質磁性合金薄帯１の磁気
異方性を任意の方向に調整して磁気特性を向上さ
せることができる。巻鉄心２に与える磁場は交流
磁場および直流磁場のいずれでも良い。特に交流
磁場を与える場合には、巻鉄心２の非晶質磁性合
金薄帯１が振動を生じるために、薄帯１と含浸樹
脂が密着せずに樹脂の硬化収縮力による薄帯１の
歪発生を減少できる。この場合は特に鉄基の非晶
質磁性合金薄帯１に対して効果がある。
理を行なう。熱処理温度は巻鉄心２に含浸した樹
脂が硬化する温度、例えばエポキシ樹脂の場合に
は約150℃である。この熱処理により巻鉄心２の
各薄帯１層間に浸入した樹脂が硬化収縮して各薄
帯１層が相互に固着する。またこの熱処理は巻鉄
心２に磁場を与えながら加熱するので、樹脂が硬
化収縮する時の収縮力を受けて非晶質磁性合金薄
帯１に生じた歪を取り除くことができる。このた
め非晶質磁性合金薄帯１における歪による磁気特
性の劣化を防止できる。特に非晶質磁性合金薄帯
１がコバルト基のものである場合には、巻鉄心２
に与える磁場により非晶質磁性合金薄帯１の磁気
異方性を任意の方向に調整して磁気特性を向上さ
せることができる。巻鉄心２に与える磁場は交流
磁場および直流磁場のいずれでも良い。特に交流
磁場を与える場合には、巻鉄心２の非晶質磁性合
金薄帯１が振動を生じるために、薄帯１と含浸樹
脂が密着せずに樹脂の硬化収縮力による薄帯１の
歪発生を減少できる。この場合は特に鉄基の非晶
質磁性合金薄帯１に対して効果がある。
このように本発明では樹脂含浸処理後に巻鉄心
２に磁場を与えながら熱処理を行なうことによ
り、巻鉄心２に含浸した樹脂の硬化と、巻鉄心２
の磁気特性劣化防止とを一度に行なうことができ
る。
２に磁場を与えながら熱処理を行なうことによ
り、巻鉄心２に含浸した樹脂の硬化と、巻鉄心２
の磁気特性劣化防止とを一度に行なうことができ
る。
従つてこの熱処理により磁気特性に優れた巻鉄
心を得ることができる。
心を得ることができる。
厚さ20μｍ、幅５mmの鉄基の非晶質磁性合金薄
帯を巻回して外径20mm×内径18mmの円形の巻鉄心
を成形し、この巻鉄心に温度約450℃、時間60分
で歪取り熱処理を行なつた。次いで巻鉄心に対し
真空含浸法によりエポキシ樹脂を含浸した。その
後に巻鉄心に交流磁場を加えながら温度約150℃
で熱処理を行ない、巻鉄心に含浸した樹脂を硬化
させた。このようにして得た巻鉄心の鉄損は大変
小さいものであつた。
帯を巻回して外径20mm×内径18mmの円形の巻鉄心
を成形し、この巻鉄心に温度約450℃、時間60分
で歪取り熱処理を行なつた。次いで巻鉄心に対し
真空含浸法によりエポキシ樹脂を含浸した。その
後に巻鉄心に交流磁場を加えながら温度約150℃
で熱処理を行ない、巻鉄心に含浸した樹脂を硬化
させた。このようにして得た巻鉄心の鉄損は大変
小さいものであつた。
以上説明したように本発明によれば、樹脂硬化
処理と磁場中熱処理とを１回の工程で行ない製造
工程数を減少でき、かつ、樹脂の含浸後の樹脂の
加熱硬化による樹脂の硬化収縮力に対しても非晶
質磁性合金薄帯には歪が加わらないため、樹脂の
硬化収縮力による非晶質磁性合金薄帯の歪による
磁気特性の劣化を防止でき、非晶質磁性合金薄帯
からなる磁気特性の優れた巻鉄心を容易に製造す
ることができる。
処理と磁場中熱処理とを１回の工程で行ない製造
工程数を減少でき、かつ、樹脂の含浸後の樹脂の
加熱硬化による樹脂の硬化収縮力に対しても非晶
質磁性合金薄帯には歪が加わらないため、樹脂の
硬化収縮力による非晶質磁性合金薄帯の歪による
磁気特性の劣化を防止でき、非晶質磁性合金薄帯
からなる磁気特性の優れた巻鉄心を容易に製造す
ることができる。
第１図および第２図は本発明の製造方法におけ
る製造工程の一例を示す説明図である。 １……非晶質磁性合金薄帯、２……巻鉄心、３
……巻型。
る製造工程の一例を示す説明図である。 １……非晶質磁性合金薄帯、２……巻鉄心、３
……巻型。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 非晶質磁性合金薄帯を巻回して巻鉄心を成形
する工程と、前記巻鉄心に樹脂を含浸する工程
と、前記巻鉄心に磁場を与えながら樹脂の加熱硬
化処理を行なう工程とを具備することを特徴とす
る巻鉄心の製造方法。 ２ 磁場を与えながら樹脂の加熱硬化処理を行な
う工程にて巻鉄心に与える磁場は交流磁場である
特許請求の範囲第１項に記載の巻鉄心の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20487684A JPS6182413A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 巻鉄心の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20487684A JPS6182413A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 巻鉄心の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6182413A JPS6182413A (ja) | 1986-04-26 |
| JPH0463528B2 true JPH0463528B2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=16497856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20487684A Granted JPS6182413A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | 巻鉄心の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6182413A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56104425A (en) * | 1980-01-24 | 1981-08-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Formation of amorphous magnetic alloy |
| JPS58215011A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-14 | Toshiba Corp | 巻鉄心の製作方法 |
-
1984
- 1984-09-29 JP JP20487684A patent/JPS6182413A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56104425A (en) * | 1980-01-24 | 1981-08-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Formation of amorphous magnetic alloy |
| JPS58215011A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-14 | Toshiba Corp | 巻鉄心の製作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6182413A (ja) | 1986-04-26 |
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