JPS5850712A - ニオブ・錫合金超電導マグネツトの製造方法 - Google Patents
ニオブ・錫合金超電導マグネツトの製造方法Info
- Publication number
- JPS5850712A JPS5850712A JP15011081A JP15011081A JPS5850712A JP S5850712 A JPS5850712 A JP S5850712A JP 15011081 A JP15011081 A JP 15011081A JP 15011081 A JP15011081 A JP 15011081A JP S5850712 A JPS5850712 A JP S5850712A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silica solution
- niobium
- nb3sn
- winding
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F6/00—Superconducting magnets; Superconducting coils
- H01F6/06—Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はニオブ・錫合金（ＮｂｓＳｎ）超電導線を用
いた超電導マグネットの製造方法に関するものである。
いた超電導マグネットの製造方法に関するものである。
Ｎｂ５Ｓ ｎ超電導線は、錫・銅合金を心線とし、これ
らニオブ（Ｎｂ）との複合線を所定温度で加熱処理する
ことによりＳｎを溶融せしめ、Ｎｂ３Ｓｎ を生成す
る方法によって製造される。このようなＮｂ３Ｓｎ
超電導線を用いた超電導マグネットの製造方法には、上
記の心線とＮｌ）との複合線を所定形状に巻いたのち加
熱処理によってＮｂ５Ｓｎを生成せしめる方法、及び予
めＮｂ３Ｓｎを生成した巻線を所定形状に巻く方法の二
種類がある。この発明は前者の方法の改良、特に絶縁層
の形成手段に改良を加えた製造方法である。
らニオブ（Ｎｂ）との複合線を所定温度で加熱処理する
ことによりＳｎを溶融せしめ、Ｎｂ３Ｓｎ を生成す
る方法によって製造される。このようなＮｂ３Ｓｎ
超電導線を用いた超電導マグネットの製造方法には、上
記の心線とＮｌ）との複合線を所定形状に巻いたのち加
熱処理によってＮｂ５Ｓｎを生成せしめる方法、及び予
めＮｂ３Ｓｎを生成した巻線を所定形状に巻く方法の二
種類がある。この発明は前者の方法の改良、特に絶縁層
の形成手段に改良を加えた製造方法である。
ところで、Ｎ１）３Ｓｎの熱処理生成においては、通常
６５０〜７５０℃の高温に加熱されるため、超電導線の
電気絶縁には耐熱性が要求される。そのため、ガラス繊
維が絶縁体として使用されるが、ガラス繊維は上記の加
熱処理時にバインダーが消失し、巻線に弛みを生じるこ
とがある。そのため。
６５０〜７５０℃の高温に加熱されるため、超電導線の
電気絶縁には耐熱性が要求される。そのため、ガラス繊
維が絶縁体として使用されるが、ガラス繊維は上記の加
熱処理時にバインダーが消失し、巻線に弛みを生じるこ
とがある。そのため。
従来は熱処理後ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸せしめ
ている。しかし、エポキシ樹脂は巻線の結合強度が弱い
ため、巻線に作用する電磁力によって巻線にずれが生じ
、コイルとしての性能が低下する。その結果、巻線の線
材本来の性能より低い電流値で常電導状態に転位し、線
材の性能を十分１こ発揮することができない問題がある
。
ている。しかし、エポキシ樹脂は巻線の結合強度が弱い
ため、巻線に作用する電磁力によって巻線にずれが生じ
、コイルとしての性能が低下する。その結果、巻線の線
材本来の性能より低い電流値で常電導状態に転位し、線
材の性能を十分１こ発揮することができない問題がある
。
そこで、この発明はエポキシ樹脂を使用することなく、
シリカ溶液を使用し、これをＮｂ３Ｓｎ の生成と同
時に、又はその生成に先立って硬化せしめることにより
、所定のコイル性能を得ることを目的としている。
シリカ溶液を使用し、これをＮｂ３Ｓｎ の生成と同
時に、又はその生成に先立って硬化せしめることにより
、所定のコイル性能を得ることを目的としている。
以下、この発明を添付図面に基づいて説明する。
図は、この発明の方法によって製造されたＮ１）３ｓｎ
超電導マグネツトを示し、１はステンレス鋼製ボビンケ
ース、２はＮｂ３Ｓｎ 超電導線より成る巻線３は絶
縁層である。
超電導マグネツトを示し、１はステンレス鋼製ボビンケ
ース、２はＮｂ３Ｓｎ 超電導線より成る巻線３は絶
縁層である。
上記のマグネットを製造するには、まず錫・銅合金より
成る心線とＮｂとの複合線との固りにガラス繊維を被覆
し、これをボビン１に巻回するに際して、一層ごとにシ
リカ溶液を塗布し、巻線の巻回作業と層間へのシリカ溶
液の塗布作業を繰返え′し、所要のコイル形状に巻く。
成る心線とＮｂとの複合線との固りにガラス繊維を被覆
し、これをボビン１に巻回するに際して、一層ごとにシ
リカ溶液を塗布し、巻線の巻回作業と層間へのシリカ溶
液の塗布作業を繰返え′し、所要のコイル形状に巻く。
その後コイル全体を加熱処理し、シリカ溶液を硬化せし
めて絶縁層３を形成すると共に、Ｎｂ３Ｓｎを生成せし
める。
めて絶縁層３を形成すると共に、Ｎｂ３Ｓｎを生成せし
める。
上記の熱処理は、６００℃〜１０００℃で所要時間、好
ましくは６９０℃で５０時間加熱することによりシリカ
溶液を硬化せしめると共にＮ１）３Ｓｎを生成せしめる
ことができる。シリカ溶液の硬化温度はＮｂ３Ｓｎ
の生成温度より低いので、その生成温度によって熱処理
すれば、上記のようにシリカ溶液の硬化と、Ｎｂ３Ｓｎ
の生成を同時に行なうことができるが、予め１００
℃〜２３５℃で所要時間、好ましくは１５０℃で３時間
加熱することにより、シリカ溶液を先に硬化せしめ、し
かるのちに前述の条件で加熱処理することによりＮｂ３
Ｓｎを生成せしめるようにしても同様の結果を得ること
ができる。
ましくは６９０℃で５０時間加熱することによりシリカ
溶液を硬化せしめると共にＮ１）３Ｓｎを生成せしめる
ことができる。シリカ溶液の硬化温度はＮｂ３Ｓｎ
の生成温度より低いので、その生成温度によって熱処理
すれば、上記のようにシリカ溶液の硬化と、Ｎｂ３Ｓｎ
の生成を同時に行なうことができるが、予め１００
℃〜２３５℃で所要時間、好ましくは１５０℃で３時間
加熱することにより、シリカ溶液を先に硬化せしめ、し
かるのちに前述の条件で加熱処理することによりＮｂ３
Ｓｎを生成せしめるようにしても同様の結果を得ること
ができる。
この発明の方法は上記のようにして絶縁層を形成するも
のであるため、硬化したシリカとガラス繊維が一体化し
、従来のエポキシ樹脂を含浸したものに比べ、ヤング率
が高くなると共に、巻線に対する結合力が強くなり、そ
の結果通電時の電磁力の歪みを小さく抑制できる効果が
ある。
のであるため、硬化したシリカとガラス繊維が一体化し
、従来のエポキシ樹脂を含浸したものに比べ、ヤング率
が高くなると共に、巻線に対する結合力が強くなり、そ
の結果通電時の電磁力の歪みを小さく抑制できる効果が
ある。
第 １ 表
上記実験結果によると、この発明の場合は、到達磁場が
巻線の線材性能まで達していることがわかる。
巻線の線材性能まで達していることがわかる。
図面はこの発明の方法によって製造した超電導マグネッ
トの断面図である。
トの断面図である。
Claims (2)
- （１）錫・銅合金を心線とし、これとニオブ（Ｎｂ ）
との複合線をコイル状に巻き、その後加熱処理してニオ
ブ・錫合金（ＮｂｓＳｎ）を生成せしめるニオブ・錫合
金超電導マグネットの製造方法において、上記複合線の
巻回時に巻回層間にシリカ溶液を塗布し、巻回終了後上
記ニオブ・錫合金の生成温度で加熱処理することにより
、シリカ溶液を硬化させると共に、ニオブ・錫合金を生
成せしめることを特徴とするニオブ・錫合金超電導マグ
ネットの製造方法。 ゛ - （２）上記複合線の巻回終了後、シリカ溶液の硬化温度
で加熱処理したのち、ニオブ・錫合金の生成温度で加熱
処理することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
のニオブ・錫合金超電導マグネットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15011081A JPS5850712A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ニオブ・錫合金超電導マグネツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15011081A JPS5850712A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ニオブ・錫合金超電導マグネツトの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5850712A true JPS5850712A (ja) | 1983-03-25 |
Family
ID=15489701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15011081A Pending JPS5850712A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | ニオブ・錫合金超電導マグネツトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5850712A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63141303A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-13 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 超電導マグネツト |
-
1981
- 1981-09-18 JP JP15011081A patent/JPS5850712A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63141303A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-13 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 超電導マグネツト |
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