JPS6360748A - プリントラミネ−ト用フイルム - Google Patents
プリントラミネ−ト用フイルムInfo
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- JPS6360748A JPS6360748A JP20362986A JP20362986A JPS6360748A JP S6360748 A JPS6360748 A JP S6360748A JP 20362986 A JP20362986 A JP 20362986A JP 20362986 A JP20362986 A JP 20362986A JP S6360748 A JPS6360748 A JP S6360748A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は、印刷紙等とラミネートを行なう際に接着剤、
有機溶剤を用いることなく加熱圧着のみでラミネーショ
ンが可能な熱接着性を付与してなるプリントラミネート
用フィルムに関するものである。
有機溶剤を用いることなく加熱圧着のみでラミネーショ
ンが可能な熱接着性を付与してなるプリントラミネート
用フィルムに関するものである。
印刷されたアート紙等の印刷部分を保護したり、耐水、
耐油性の付与、光沢を出す目的で印刷紙の上にフィルム
をラミネートすることは通常行なわれており、このよう
な処理を当業界では一般に「プリントラミネート」と称
している。
耐油性の付与、光沢を出す目的で印刷紙の上にフィルム
をラミネートすることは通常行なわれており、このよう
な処理を当業界では一般に「プリントラミネート」と称
している。
最近、プリントラミネートは、有機溶剤、接着剤を使う
ことなく、熱圧着のみでラミネート可能なプリントラミ
ネート用フィルムが知られている(例えば、特開昭56
−42652号公報、特開昭59−24666号公報な
ど)。
ことなく、熱圧着のみでラミネート可能なプリントラミ
ネート用フィルムが知られている(例えば、特開昭56
−42652号公報、特開昭59−24666号公報な
ど)。
しかし、このプリントラミネート用フィルムはすべり性
、耐ブロッキング性に劣るため、フィルム生産時にシワ
が入ったり、また使用の際ロールからの巻出しでフィル
ム面同志がくっつき平面性が悪化したり、またブロッキ
ングが著しいときにはフィルムが破断されたりする等の
問題がある。
、耐ブロッキング性に劣るため、フィルム生産時にシワ
が入ったり、また使用の際ロールからの巻出しでフィル
ム面同志がくっつき平面性が悪化したり、またブロッキ
ングが著しいときにはフィルムが破断されたりする等の
問題がある。
このため、すべり性、耐ブロッキング性を付与するため
に有様性の滑剤および態様粒子を多量に添加すると印刷
紙との熱接着性(接着力と均一な密着性)に劣ったり、
透明性、光沢性が著しく悪化するという重大な欠点を有
していた。また、熱圧着プリントラミネートしたとき、
プリントラミネート紙がカールし外観が悪くなるという
欠点をも有していた。
に有様性の滑剤および態様粒子を多量に添加すると印刷
紙との熱接着性(接着力と均一な密着性)に劣ったり、
透明性、光沢性が著しく悪化するという重大な欠点を有
していた。また、熱圧着プリントラミネートしたとき、
プリントラミネート紙がカールし外観が悪くなるという
欠点をも有していた。
本発明は上記欠点のないもの、すなわち、プリントラミ
ネート紙がカールすることなく印刷紙と強力な熱接着性
(接着力と均一密着性)および光沢性を有し、かつ、す
べり性、耐ブロッキング性に優れたプリントラミネート
用フィルムを提供することを目的とする。
ネート紙がカールすることなく印刷紙と強力な熱接着性
(接着力と均一密着性)および光沢性を有し、かつ、す
べり性、耐ブロッキング性に優れたプリントラミネート
用フィルムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため次の構成を有する。す
なわち、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A層)の片
面に(a)エチレン−プロピレンブロック共重合体、(
b)エチレンとアクリル酸又はメタアクリル酸あるいは
これらのエステルとの共重合体 および(c)石油樹脂の混合物が積層され(B層)該積
層物が示差走査型熱量計により測定された融解曲線にお
いて、60〜100℃と123〜162℃にそれぞれ融
解ピークの頂点があり、各々のピークでの融解熱をHl
、H2としたとき、0゜35≦t−h / (Ht +
H2)≦0.78なる関係を満たすことを特徴とするプ
リントラミネート用フィルムである。
なわち、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A層)の片
面に(a)エチレン−プロピレンブロック共重合体、(
b)エチレンとアクリル酸又はメタアクリル酸あるいは
これらのエステルとの共重合体 および(c)石油樹脂の混合物が積層され(B層)該積
層物が示差走査型熱量計により測定された融解曲線にお
いて、60〜100℃と123〜162℃にそれぞれ融
解ピークの頂点があり、各々のピークでの融解熱をHl
、H2としたとき、0゜35≦t−h / (Ht +
H2)≦0.78なる関係を満たすことを特徴とするプ
リントラミネート用フィルムである。
本発明における二軸延伸ポリプロピレンフィルムとは、
プロピレン成分が96モル%以上でアイソタクチックイ
ンデックス(II)90〜99%、テトラリン中で測定
した極限粘度[η]が1.0〜4 (d I/CI>
、特に1.2〜2.3((dl/g>の範囲のものが望
ましい。プロピレン以外の第2成分、例えばエチレン、
ブテン、ヘキセンなどを少量ランダムに共重合させても
よい。更には本発明のフィルム製膜時に発生するフィル
ム層を混合した上記ポリプロピレン系樹脂からなる二軸
延伸フィルムであり、同時、逐次、チューブラ法いずれ
の延伸によるものでもよい。
プロピレン成分が96モル%以上でアイソタクチックイ
ンデックス(II)90〜99%、テトラリン中で測定
した極限粘度[η]が1.0〜4 (d I/CI>
、特に1.2〜2.3((dl/g>の範囲のものが望
ましい。プロピレン以外の第2成分、例えばエチレン、
ブテン、ヘキセンなどを少量ランダムに共重合させても
よい。更には本発明のフィルム製膜時に発生するフィル
ム層を混合した上記ポリプロピレン系樹脂からなる二軸
延伸フィルムであり、同時、逐次、チューブラ法いずれ
の延伸によるものでもよい。
なあ、二軸延伸ポリプロピレンフィルムには公知の添加
剤、例えば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤
、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、充填材、粘度調整
剤、着色防止剤などを含有させてもよい。
剤、例えば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤
、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、充填材、粘度調整
剤、着色防止剤などを含有させてもよい。
なあ、フィルムの厚さは特に限定されるものではないが
通常10〜25μmのものが特に好んで使用される。
通常10〜25μmのものが特に好んで使用される。
上記二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A層)の片面に
エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−(
メタ〉アクリル酸(エステル)共重合体および石油樹脂
との混合物が積層(B層)され、該積層物が示差走査熱
量計により測定された融解曲線において、60〜100
℃と123〜162℃に、各々融解ピークの頂点く各々
T1、T2)があり、各々のピークでの融解熱H1、H
2が 0、’35≦t−h / (Hl +H2)≦0.78
なる関係を満たす積層フィルムである。
エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−(
メタ〉アクリル酸(エステル)共重合体および石油樹脂
との混合物が積層(B層)され、該積層物が示差走査熱
量計により測定された融解曲線において、60〜100
℃と123〜162℃に、各々融解ピークの頂点く各々
T1、T2)があり、各々のピークでの融解熱H1、H
2が 0、’35≦t−h / (Hl +H2)≦0.78
なる関係を満たす積層フィルムである。
この際、第1融解ピーク温度(T1)が60℃未満では
、ブロッキング性、すべり性に劣ったものとなり、また
100’Cを越えると印刷紙との接着性に劣る。第2融
解ピーク温度(T2)が123〜162℃、好ましくは
128〜145°Cをはずれる場合には、ブロッキング
性、すべり性、熱接着性に劣る。また、t−h / (
Hl +H2)が0゜35好ましくは0.40より小さ
い場合には、印刷紙との熱接着性、特にインキとの密着
性に劣ったものとなり、ざらにはプリントラミネート紙
がカールしやすくなる。0.78好ましくは0.73よ
り大きい場合には、フィルムがブロッキングしたり、す
べり性が著しく悪化する。またプリントラミネート紙が
カールしやすくなる。
、ブロッキング性、すべり性に劣ったものとなり、また
100’Cを越えると印刷紙との接着性に劣る。第2融
解ピーク温度(T2)が123〜162℃、好ましくは
128〜145°Cをはずれる場合には、ブロッキング
性、すべり性、熱接着性に劣る。また、t−h / (
Hl +H2)が0゜35好ましくは0.40より小さ
い場合には、印刷紙との熱接着性、特にインキとの密着
性に劣ったものとなり、ざらにはプリントラミネート紙
がカールしやすくなる。0.78好ましくは0.73よ
り大きい場合には、フィルムがブロッキングしたり、す
べり性が著しく悪化する。またプリントラミネート紙が
カールしやすくなる。
なお、本発明で言う融解ピークの頂点、融解熱は、次に
示す示差走査熱間測定から得られる。すなわち、Per
kin−E1mer社、製示差走査熱伊計ModelD
SC−2型を用い、5mqの試料を20℃/分の昇温速
度で200℃まで昇温し、−旦融解させ、次いで冷却し
て再度昇温した時の、いわゆるセカンドランの融解曲線
をとる。第1図に示す。融解ピークのうち、低温側の融
解ピークをPt、高温側の融解ピークをP2とする。ま
た、各々の融解ピークの頂点、すなわち、ピークの極小
点をA、Bとし、該頂点の温度を各々丁1、T2とする
。
示す示差走査熱間測定から得られる。すなわち、Per
kin−E1mer社、製示差走査熱伊計ModelD
SC−2型を用い、5mqの試料を20℃/分の昇温速
度で200℃まで昇温し、−旦融解させ、次いで冷却し
て再度昇温した時の、いわゆるセカンドランの融解曲線
をとる。第1図に示す。融解ピークのうち、低温側の融
解ピークをPt、高温側の融解ピークをP2とする。ま
た、各々の融解ピークの頂点、すなわち、ピークの極小
点をA、Bとし、該頂点の温度を各々丁1、T2とする
。
次に融解熱の求め型を第1ピークP1で示す。
先ず当該吸収の開始点(T3)と終了点(T4)を直線
(第1図の破線C)で結び基線とする。ピーク・基線で
囲まれた部分(斜線部分)の面積を、融解熱H1とする
。同様に第2ピークP2での融解熱H2を求める。
(第1図の破線C)で結び基線とする。ピーク・基線で
囲まれた部分(斜線部分)の面積を、融解熱H1とする
。同様に第2ピークP2での融解熱H2を求める。
なお、融解ピークの頂点が低温側及び/又は高温側に2
点以上必る場合も本発明に含まれるが、これらの場合の
融解熱の求め方は、次のとおりである。例として融解ピ
ークの頂点が、低温側、高温側にそれぞれ2点おる場合
について説明する(第2図参照)。
点以上必る場合も本発明に含まれるが、これらの場合の
融解熱の求め方は、次のとおりである。例として融解ピ
ークの頂点が、低温側、高温側にそれぞれ2点おる場合
について説明する(第2図参照)。
各々の融解ピークの頂点、すなわち、ピークの極小点を
A、A’ 、B、B層 とし・該頂点の温度を各T1、
T1′、T2、T2′とする。
A、A’ 、B、B層 とし・該頂点の温度を各T1、
T1′、T2、T2′とする。
次に融解熱の求め方を第1ピークP3で示す。
先ず当該吸収の開始点(T5)と終了点(T6)を直線
(第2図の破線C)で結び基線とする。ピーク・基線で
囲まれた部分(斜線部分)の面積を、融解熱H1とする
。同様に第2ピークP4での融解熱H2を求める。
(第2図の破線C)で結び基線とする。ピーク・基線で
囲まれた部分(斜線部分)の面積を、融解熱H1とする
。同様に第2ピークP4での融解熱H2を求める。
本発明で用いる上記エチレン・プロピレン・ブロック共
重合体(以下bEPCと略す)として特に好適なものは
、エチレン含有量が全共重合体重量に対し、10〜40
重量%、好ましくは15〜30重口%のものである。
重合体(以下bEPCと略す)として特に好適なものは
、エチレン含有量が全共重合体重量に対し、10〜40
重量%、好ましくは15〜30重口%のものである。
エチレン含有量が1Q重量%、好ましくは15重量%未
満では、印刷紙との接着強度および、ブロッキング、す
べり性の効果が悪くなるので好ましくなく、またエチレ
ン含有量が40重量%、好ましくは30重但%を越える
と、プリントラミネート紙としたときの光沢が悪化する
ので好ましくない。ざらにフィルム製造工程やスリット
工程で発生するフィルム層をポリプロピレン層に回収し
た場合透明性、光沢、腰が低下し、二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムとして劣ったものとなるので好ましくない
。
満では、印刷紙との接着強度および、ブロッキング、す
べり性の効果が悪くなるので好ましくなく、またエチレ
ン含有量が40重量%、好ましくは30重但%を越える
と、プリントラミネート紙としたときの光沢が悪化する
ので好ましくない。ざらにフィルム製造工程やスリット
工程で発生するフィルム層をポリプロピレン層に回収し
た場合透明性、光沢、腰が低下し、二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムとして劣ったものとなるので好ましくない
。
なお、当該bEPCの製造は、先ずプロピレンをホモ重
合してホモポリプロピレンを1q1次いでこのホモポリ
プロピレンにプロピレン及びエチレンをブロック的に共
重合する方法を用いるのが普通であるが、特に限定され
るものではない。
合してホモポリプロピレンを1q1次いでこのホモポリ
プロピレンにプロピレン及びエチレンをブロック的に共
重合する方法を用いるのが普通であるが、特に限定され
るものではない。
次に、bEPCに混合されるエチレン−(メタ)アクリ
ル酸(エステル)共重合体とは、エチレンとアクリル酸
、メタアクリル酸、アクリル酸エステル及び/又はメタ
アクリル酸エステルを必須共重合成分とする共重合体で
あり、例えば、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタアクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン−メタアクリル層エチル
共重合体、これらと無水マレイン酸との三元共重合体等
がおる。共重合割合は(メタ)アクリル酸(エステル>
30〜5徂盪%、より好ましくは15−5重量%、無水
マレイン酸が0〜10重M%、残部がエチレンである場
合が好ましい。共重合方式はランダム共重合体、グラフ
ト共重合等適宜の方式を用いうるがグラフト共重合体は
耐熱性及び経済性に幾分力る。
ル酸(エステル)共重合体とは、エチレンとアクリル酸
、メタアクリル酸、アクリル酸エステル及び/又はメタ
アクリル酸エステルを必須共重合成分とする共重合体で
あり、例えば、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタアクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン−メタアクリル層エチル
共重合体、これらと無水マレイン酸との三元共重合体等
がおる。共重合割合は(メタ)アクリル酸(エステル>
30〜5徂盪%、より好ましくは15−5重量%、無水
マレイン酸が0〜10重M%、残部がエチレンである場
合が好ましい。共重合方式はランダム共重合体、グラフ
ト共重合等適宜の方式を用いうるがグラフト共重合体は
耐熱性及び経済性に幾分力る。
次に、bEPC、エチレン−(メタ)アクリル酸(エス
テル)共重合体とともに混合される石油樹脂とは石油系
不飽和炭化水素を直接原料とする樹脂で、シクロペンタ
ジェンを主原料とするものと、高級オレフィン系炭化水
素を主原料とするものでのる。また、該石油樹脂に水素
を添加させ、その水添率を80%以上、好ましくは95
%以上とした水添石油樹脂が本発明フィルムの場合特に
好ましい。
テル)共重合体とともに混合される石油樹脂とは石油系
不飽和炭化水素を直接原料とする樹脂で、シクロペンタ
ジェンを主原料とするものと、高級オレフィン系炭化水
素を主原料とするものでのる。また、該石油樹脂に水素
を添加させ、その水添率を80%以上、好ましくは95
%以上とした水添石油樹脂が本発明フィルムの場合特に
好ましい。
なお、本発明においてB層として配合される、bEPC
、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体
および石油樹脂は必ず共存していることが必要で、樹脂
単独あるいは2成分系のみでは強固な熱接着性とブロッ
キング性、すべり性、光沢性を満足させることができな
い。
、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体
および石油樹脂は必ず共存していることが必要で、樹脂
単独あるいは2成分系のみでは強固な熱接着性とブロッ
キング性、すべり性、光沢性を満足させることができな
い。
B層の厚み1よ特に限定されないが通常1.5〜6μm
が好ましい。1.5μm未満では熱接着性(印刷紙との
均一密着性)が悪くなり、また6μmを越えるとフィル
ム製造工程やスリット工程で発生するフィルム層をポリ
プロピレン層に回収した場合、透明性、光沢性が悪化す
るので好ましくない。なおり層には公知の添加剤、例え
ば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、ブロッ
キング防止剤などを含有させてもよいことは勿論である
。
が好ましい。1.5μm未満では熱接着性(印刷紙との
均一密着性)が悪くなり、また6μmを越えるとフィル
ム製造工程やスリット工程で発生するフィルム層をポリ
プロピレン層に回収した場合、透明性、光沢性が悪化す
るので好ましくない。なおり層には公知の添加剤、例え
ば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、ブロッ
キング防止剤などを含有させてもよいことは勿論である
。
なあ、本発明フィルムのB層の表面に炭酸ガス、窒素ガ
スなどの存在下で実質上酸素のない雰囲気中でコロナ放
電処理あるいはプラズマ処理などをして表層部(通常表
面から100A深さ以内の層)に炭素原子100個当り
、イミノ型または/およびアミン型の窒素原子Nを1個
以上とすることにより印刷紙との熱接着性(特に均一密
着性)に優れるので特に好ましい。なお窒素原子Nの上
限は特に限定されないが8個以下が好ましく5個以下が
より好ましい。
スなどの存在下で実質上酸素のない雰囲気中でコロナ放
電処理あるいはプラズマ処理などをして表層部(通常表
面から100A深さ以内の層)に炭素原子100個当り
、イミノ型または/およびアミン型の窒素原子Nを1個
以上とすることにより印刷紙との熱接着性(特に均一密
着性)に優れるので特に好ましい。なお窒素原子Nの上
限は特に限定されないが8個以下が好ましく5個以下が
より好ましい。
本発明プリントラミネート用フィルムの製造方法につい
て述べるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
て述べるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
ポリプロピレン樹脂(A Mの原料)とbEPC、エチ
レン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合樹脂と石
油樹脂との混合物(B層の原料)をそれぞれ別々の押出
機に供給し、溶融ポリマを口金内で積層し、40〜80
℃に保たれたキヤステングドラム上にニップキャストし
、冷却固化させる。
レン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合樹脂と石
油樹脂との混合物(B層の原料)をそれぞれ別々の押出
機に供給し、溶融ポリマを口金内で積層し、40〜80
℃に保たれたキヤステングドラム上にニップキャストし
、冷却固化させる。
このキャストシートを二軸延伸する。なおり層の積層は
、上記の共押出に限定するものでなく、−軸延伸前、ま
たは二軸延伸の前などいずれでも良い。二軸延伸の方法
は任意の公知の方法、例えば逐次二軸延伸、同時二軸延
伸、チューブラ法延伸などを用いることができる。たと
えば逐次二軸延伸法の場合、上記キャストシートを12
5〜145℃に保たれた熱風オーブン中で予熱後、長手
方向に4〜7倍延伸し、続いて142〜160℃に保た
れたテンター内で幅方向に6〜12倍延伸し、145〜
160℃で数%程度リラックスさせながら熱処理をする
。続いて必要に応じてB層に炭薗ガス、窒素ガスなどの
存在下で実質上酸素のない雰囲気中でコロナ放電処理あ
るいはプラズマ処理を施す。
、上記の共押出に限定するものでなく、−軸延伸前、ま
たは二軸延伸の前などいずれでも良い。二軸延伸の方法
は任意の公知の方法、例えば逐次二軸延伸、同時二軸延
伸、チューブラ法延伸などを用いることができる。たと
えば逐次二軸延伸法の場合、上記キャストシートを12
5〜145℃に保たれた熱風オーブン中で予熱後、長手
方向に4〜7倍延伸し、続いて142〜160℃に保た
れたテンター内で幅方向に6〜12倍延伸し、145〜
160℃で数%程度リラックスさせながら熱処理をする
。続いて必要に応じてB層に炭薗ガス、窒素ガスなどの
存在下で実質上酸素のない雰囲気中でコロナ放電処理あ
るいはプラズマ処理を施す。
(作用)
本発明は、B層にbEPCを用いたため、フィルムのブ
ロッキング性、すべり性に優れ、ざらにエチレン(メタ
)アクリル酸(エステル)共重合体、石油樹脂を混合し
た3成分系とし、熱特性(T1、T2、H)を特定化し
たことにより印刷紙との熱接着性と同時にカールおよび
光沢性に優れたフィルムとすることができたものである
。
ロッキング性、すべり性に優れ、ざらにエチレン(メタ
)アクリル酸(エステル)共重合体、石油樹脂を混合し
た3成分系とし、熱特性(T1、T2、H)を特定化し
たことにより印刷紙との熱接着性と同時にカールおよび
光沢性に優れたフィルムとすることができたものである
。
本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の
通りである。
通りである。
(1) 極限粘度[η]
AST)l 01601に従ってテトラリン中で測定し
たもので、di/g単位で表す。
たもので、di/g単位で表す。
(2)アイソタクチックインデックス(II>は、試料
のフィルムを約1cm平方の大きざに切り、これをツク
スレー抽出器に入れ沸騰メチルアルコールで6時間抽出
する。
のフィルムを約1cm平方の大きざに切り、これをツク
スレー抽出器に入れ沸騰メチルアルコールで6時間抽出
する。
抽出した試料を60’Cで6時間真空乾燥する。
これから重LiW(mci>の試料を取り、これを再び
ソックスレー抽出器に入れて沸W1n−へブタンで6時
間抽出する。次いで、この試料を取り出し、アセトンで
十分洗浄した後、60℃で6時間真空乾燥しただ後、重
量を測定する。
ソックスレー抽出器に入れて沸W1n−へブタンで6時
間抽出する。次いで、この試料を取り出し、アセトンで
十分洗浄した後、60℃で6時間真空乾燥しただ後、重
量を測定する。
その重量をW’ (mci)とすると、アイソタクチ
ックインデックスは次式で求められる。
ックインデックスは次式で求められる。
アイソタクチックインデックス(%)
=100XW’ /W
(3) イミノ型または/およびアミノ型の窒素原子
はポリプロピレンポリマー鎖の炭素に直接結合しており
、その量はESCA法の測定値を用いる。
はポリプロピレンポリマー鎖の炭素に直接結合しており
、その量はESCA法の測定値を用いる。
本発明で言うESCA法とは軟X線励起光電子分光法の
略称であって、軟X線の照射によって試料化合物中の原
子から叩き出された光電子の分光スペクトルから試料の
表面近傍の元素の種類および化学結合状態を分析する方
法である。ESCA法では炭化水素系高分子物質に対し
て光電子の透過能が小さく、該高分子物質のESCAに
よる測定はその表面から100人以内特に極表層部の情
報が相対的に強く得られる特徴を有する。
略称であって、軟X線の照射によって試料化合物中の原
子から叩き出された光電子の分光スペクトルから試料の
表面近傍の元素の種類および化学結合状態を分析する方
法である。ESCA法では炭化水素系高分子物質に対し
て光電子の透過能が小さく、該高分子物質のESCAに
よる測定はその表面から100人以内特に極表層部の情
報が相対的に強く得られる特徴を有する。
本発明で言うアミノ型または/およびイミノ型窒素とは
ESCA法によって同定される結合窒素であって、アミ
ノ基、イミノ基に代表されるESCAで測定される結合
窒素のIS軌道(N1.)スペクトルの結合エネルギー
が397.0〜402゜5eVの範囲(但しポリプロピ
レンにおけるCISのメインピークを285.OeVと
する)にピークを有するものである(以下単にアミン型
または/およびイミノ型窒素という)。
ESCA法によって同定される結合窒素であって、アミ
ノ基、イミノ基に代表されるESCAで測定される結合
窒素のIS軌道(N1.)スペクトルの結合エネルギー
が397.0〜402゜5eVの範囲(但しポリプロピ
レンにおけるCISのメインピークを285.OeVと
する)にピークを有するものである(以下単にアミン型
または/およびイミノ型窒素という)。
具体的には、国際電気株式会社製のESCAスペクトロ
メーターES−200型を用い、処理フィルムの処理面
のNISスペクトルとCISスペクトルを測定し、NI
Sスペクトルのうちアミン型または/およびイミノ型窒
素の結合エネルギーに対応するピークの積分強度と、C
ISスペクトルの積分強度の比を算出した。
メーターES−200型を用い、処理フィルムの処理面
のNISスペクトルとCISスペクトルを測定し、NI
Sスペクトルのうちアミン型または/およびイミノ型窒
素の結合エネルギーに対応するピークの積分強度と、C
ISスペクトルの積分強度の比を算出した。
(4) ブロッキング性
幅3 cmx長ざ10cmの試料を艮ざ4cmにわたり
て重ね合せて、40℃、85%RHの雰囲気中に2に9
の荷重で24時間放置した後、引張り試験機で剪断剥離
に要する力を測定する。
て重ね合せて、40℃、85%RHの雰囲気中に2に9
の荷重で24時間放置した後、引張り試験機で剪断剥離
に要する力を測定する。
この値が小さいほど耐ブロッキング性は優れており、剥
離力が2.0−以上で、フィルムを剥離する時破壊する
ものをX印、1.0−未満で、フィルムを剥離する時は
とんど抵抗を感じないものを○印、その中間のものをΔ
印とした。
離力が2.0−以上で、フィルムを剥離する時破壊する
ものをX印、1.0−未満で、フィルムを剥離する時は
とんど抵抗を感じないものを○印、その中間のものをΔ
印とした。
(5) すべり性(摩擦係数)
ASTM D−1894に準じて測定した。測定面は
8層面同志で行なった。
8層面同志で行なった。
μS:静摩擦係数、μd:il摩擦係数(6) プリ
ントラミネート特性 (A) 熱接着性(印刷紙との密着性)(イ) 熱接
着力 ブックカバー用に印刷された印刷面に、積層フィルムの
層(B)とを重ね合せ、100’Cに加熱された鏡面ロ
ール(100mm、S径)で線圧60に1/CI、5m
/分の速度で熱圧着ラミネートする。
ントラミネート特性 (A) 熱接着性(印刷紙との密着性)(イ) 熱接
着力 ブックカバー用に印刷された印刷面に、積層フィルムの
層(B)とを重ね合せ、100’Cに加熱された鏡面ロ
ール(100mm、S径)で線圧60に1/CI、5m
/分の速度で熱圧着ラミネートする。
このときのフィルムと紙との層間接着力(25℃の測定
雰囲気で、テンシロンを用い’lQQmm/分の速度で
フィルムを180度剥離するに要しだ力〉が150CJ
/Cm以上のものを○、100CJ/Cm以上150C
l/Cm未満のものを△、100Cl/Cm未満のもの
をXとして評価した。
雰囲気で、テンシロンを用い’lQQmm/分の速度で
フィルムを180度剥離するに要しだ力〉が150CJ
/Cm以上のものを○、100CJ/Cm以上150C
l/Cm未満のものを△、100Cl/Cm未満のもの
をXとして評価した。
(ロ) 印刷紙との密着性
上記熱着力と同条件で熱圧着ラミネートし、25℃の雰
囲気で、テンシロンをを用いて100mmZ分の速度で
フィルムを90度剥離したとき、印刷インキがフィルム
面にはぎ取られる量で評価した。
囲気で、テンシロンをを用いて100mmZ分の速度で
フィルムを90度剥離したとき、印刷インキがフィルム
面にはぎ取られる量で評価した。
フィルム面にはぎ取られる量が多くなればなるほど密着
性は良好で、80%以上はぎ取られるとき◎、50%以
上80%未満はぎ取られたときを○、20%以上50%
未満のときをΔ、20%未満のときを×とした。
性は良好で、80%以上はぎ取られるとき◎、50%以
上80%未満はぎ取られたときを○、20%以上50%
未満のときをΔ、20%未満のときを×とした。
(B) カール
フィルムと紙との接着力が100g/cmの得られる温
度でラミネートしたプリントラミネート紙をフィルム長
さ方向に3Qcm、幅方向に10CI11でサンプリン
グし、平滑な平面上におき、ラミネート紙端部の浮き上
がり距離を測定した。ラミネート紙が平面上から10c
m以上浮き上がったときカールはXであり、2cm以下
のときは○とし、その中間をΔとして示した。
度でラミネートしたプリントラミネート紙をフィルム長
さ方向に3Qcm、幅方向に10CI11でサンプリン
グし、平滑な平面上におき、ラミネート紙端部の浮き上
がり距離を測定した。ラミネート紙が平面上から10c
m以上浮き上がったときカールはXであり、2cm以下
のときは○とし、その中間をΔとして示した。
(c) 光沢性
フィルムと印刷紙とを100’Cに加熱された鏡面ロー
ル(100mmO径)で線圧60kq/cm、5m/分
の速度で熱圧着ラミネートしたプリントラミネート紙の
外観を感応的に次の3段階で評価した。
ル(100mmO径)で線圧60kq/cm、5m/分
の速度で熱圧着ラミネートしたプリントラミネート紙の
外観を感応的に次の3段階で評価した。
0:表面がテカテカとして非常に光沢があり、印刷物が
クリアーである。
クリアーである。
X:表面がボケで光沢に劣り、印刷物が明瞭でない。
Δ:両者の中間物。
[実施例]
本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例
極限粘度[η]=1.9.1.I=97%のポリプロピ
レンポリマ(A )を40mm、%押出法に供給した。
レンポリマ(A )を40mm、%押出法に供給した。
一方、エチレン成分22重徂%含有のbEPC40重量
%と、エチレンにメタアクリル酸8重口%無水マレイン
酸を3重量%共重合したエチレンメタアクリル酸共重合
ポリマー50重量%およびシクロペンタジェン系石油樹
脂(“ニスコレラ”5320 エクソン化学製)10
重量%を混合したポリマー(B)を30mm0押出機に
供給した。いずれの押出法も240’Cに加熱してポリ
マーを溶融し、口金内でポリマー<A)と(B)とを2
層に積層後、口金から吐出し、60’Cに保たれたキャ
スティングドラム上にキャスト冷却固化して未延伸シー
1−を得た。該未延伸シートを、テ゛ノロンコートされ
た加熱オーブン中で予熱後、135°Cで5倍長手方向
に延伸後冷却した。続いて155°Cに加熱されたテン
ター内で幅方向に9倍延沖後、150で幅方向に5%の
リラックスを許しながら熱処理した。
%と、エチレンにメタアクリル酸8重口%無水マレイン
酸を3重量%共重合したエチレンメタアクリル酸共重合
ポリマー50重量%およびシクロペンタジェン系石油樹
脂(“ニスコレラ”5320 エクソン化学製)10
重量%を混合したポリマー(B)を30mm0押出機に
供給した。いずれの押出法も240’Cに加熱してポリ
マーを溶融し、口金内でポリマー<A)と(B)とを2
層に積層後、口金から吐出し、60’Cに保たれたキャ
スティングドラム上にキャスト冷却固化して未延伸シー
1−を得た。該未延伸シートを、テ゛ノロンコートされ
た加熱オーブン中で予熱後、135°Cで5倍長手方向
に延伸後冷却した。続いて155°Cに加熱されたテン
ター内で幅方向に9倍延沖後、150で幅方向に5%の
リラックスを許しながら熱処理した。
得られたフィルムは、(A層〉が11μm、(BI3>
が4μmの15μmのフィルムであった。
が4μmの15μmのフィルムであった。
続いて(B)fflに窒素90%、炭酸ガス]O%の混
合雰囲気中でコロナ放電遮理を行なった。
合雰囲気中でコロナ放電遮理を行なった。
次にブックカバー用に印刷された印刷面に、上記フィル
ムのB層とを重ね合せ、’loo’cに加熱された鏡面
ロール(100mmO)で線圧60肋/cm、5m/分
の速度で熱圧着ラミルートした。
ムのB層とを重ね合せ、’loo’cに加熱された鏡面
ロール(100mmO)で線圧60肋/cm、5m/分
の速度で熱圧着ラミルートした。
実施例2
B層の組成をbEPC55重量%、エチレンメタアクリ
ル酸共重合ポリマー35重量%とした以外は実施例1と
全く同様にフィルムを製造し、印刷紙をラミネートした
。
ル酸共重合ポリマー35重量%とした以外は実施例1と
全く同様にフィルムを製造し、印刷紙をラミネートした
。
実施例3
B層のエチレン(メタ)アクリル酸(エステル)共重合
体としてアクリル16.5fflffi%のエチレンア
クリル酸共重合樹脂(゛′プリマ]−ルパ3340 ダ
ウ・ケミカル社製)とした以外は実施例1と全く同様に
フィルムを製造し、印刷紙とラミネートした。
体としてアクリル16.5fflffi%のエチレンア
クリル酸共重合樹脂(゛′プリマ]−ルパ3340 ダ
ウ・ケミカル社製)とした以外は実施例1と全く同様に
フィルムを製造し、印刷紙とラミネートした。
かくして得られたプリントラミネー1へ用フィルムの表
面窒素原子(N)、ブロッキング性、摩隙係数およびプ
リントラミネート特性を評価した結果を第1表に示す。
面窒素原子(N)、ブロッキング性、摩隙係数およびプ
リントラミネート特性を評価した結果を第1表に示す。
この表から明らかなように本発明のプリントラミネート
イ用フィルムは耐ブロッキング性に優れ、印刷紙との熱
圧着プリントラミネート特性(接着力、密り斗、カール
、光沢性)優れているものであった。
イ用フィルムは耐ブロッキング性に優れ、印刷紙との熱
圧着プリントラミネート特性(接着力、密り斗、カール
、光沢性)優れているものであった。
比較例1〜2
B層の組成比を(bEPC:ニレチン(メタ)アクリル
酸エステル共重合体:石油樹脂>70重量%:20重M
%:10重量%および25重量%:65重量% : 1
0重足%とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを
製造し、印■す紙とラミネートした。評価結末を第1表
に示す。Hl (H1+1−12)が特定範囲にないと
フィルムがブロッキングしたり、熱接着性に劣ったもの
となる。
酸エステル共重合体:石油樹脂>70重量%:20重M
%:10重量%および25重量%:65重量% : 1
0重足%とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを
製造し、印■す紙とラミネートした。評価結末を第1表
に示す。Hl (H1+1−12)が特定範囲にないと
フィルムがブロッキングしたり、熱接着性に劣ったもの
となる。
比較例3
B層のエチレン(メタ)アクリル酸エステル共重合体樹
脂をアクリル酸3.5重M%のエチレンアクリル酸共手
合体とした以外は実施例1と全く同様にしてフィルムを
製造し、印刷紙とラミネートした。評価結果を第1表に
示す。第1融解ピーク温度(T1)が60〜100’C
の範囲にないと熱接着性(特に密着性)に劣ったものと
なる。
脂をアクリル酸3.5重M%のエチレンアクリル酸共手
合体とした以外は実施例1と全く同様にしてフィルムを
製造し、印刷紙とラミネートした。評価結果を第1表に
示す。第1融解ピーク温度(T1)が60〜100’C
の範囲にないと熱接着性(特に密着性)に劣ったものと
なる。
比較例4
B層のbEPCの代りに[η]=1.6のホモポリプロ
ピレンと密度0.930.MI=7の中密度ポリエチレ
ンをトライブレンドで混合して用いた(混合比78:2
2重量%)以外は実施例]と全く同様にして評価した結
果を第1表に示した。
ピレンと密度0.930.MI=7の中密度ポリエチレ
ンをトライブレンドで混合して用いた(混合比78:2
2重量%)以外は実施例]と全く同様にして評価した結
果を第1表に示した。
BiにbEPCを用いないと、ブロッキング性、熱接着
性に劣ったものであることがわかる。
性に劣ったものであることがわかる。
比較例5
B層の組成をbEPc50重量%、エチレン(メタ)ア
クリル酸共重合体50重量%の2成分系とした以外は実
施例1と全く同様にしてフィルムを製膜し、印刷紙とラ
ミネートした。評価結果を第1表に示した。熱接着性は
持に密着[生と光沢性に劣ったものでおることがわかる
。
クリル酸共重合体50重量%の2成分系とした以外は実
施例1と全く同様にしてフィルムを製膜し、印刷紙とラ
ミネートした。評価結果を第1表に示した。熱接着性は
持に密着[生と光沢性に劣ったものでおることがわかる
。
比較例6〜7
8層の組成をエチレン(メタ)アクリル酸(エステル)
共重合体80ffiffi%と石油樹脂20重但%とじ
た(比較例6)またエチレン(メタ)アクリル酸(エス
テル)共重合体のみ(比較例7)とした以外は実施例と
同様にして製膜し、印刷紙とラミネートした。評価結果
を第1表に示した。いずれの場合もフィルムがブロッキ
ングし、すべり性に劣ったものであり、またプリントラ
ミネート紙がカールするという欠点があることがわかる
。
共重合体80ffiffi%と石油樹脂20重但%とじ
た(比較例6)またエチレン(メタ)アクリル酸(エス
テル)共重合体のみ(比較例7)とした以外は実施例と
同様にして製膜し、印刷紙とラミネートした。評価結果
を第1表に示した。いずれの場合もフィルムがブロッキ
ングし、すべり性に劣ったものであり、またプリントラ
ミネート紙がカールするという欠点があることがわかる
。
実施例4
実施例1でコロナ放電処理をしなかった以外は実施例1
と同様にして、印刷紙とラミネートした。
と同様にして、印刷紙とラミネートした。
第1表の結果から明らかなように耐ブロッキング性に優
れ、印刷紙との熱圧着プリントラミネート待[生(接看
力、密着性、カール、光沢性)に優れていることがわか
る。
れ、印刷紙との熱圧着プリントラミネート待[生(接看
力、密着性、カール、光沢性)に優れていることがわか
る。
[発明の効果]
本発明は二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A層)の片
面にbEPC、エチレン(メタ)アクリル酸(エステル
)共重合体および石油樹脂との混合物が積層され(B層
)走査熱量計によって測定される熱特性を特定範囲とし
たプリントラミネート用フィルムとしたので、次のごと
き優れた効果を奏するものである。
面にbEPC、エチレン(メタ)アクリル酸(エステル
)共重合体および石油樹脂との混合物が積層され(B層
)走査熱量計によって測定される熱特性を特定範囲とし
たプリントラミネート用フィルムとしたので、次のごと
き優れた効果を奏するものである。
(1)印刷紙とプリントラミネートしたとき、はとんど
カールしない、しかも光沢性に優れる。
カールしない、しかも光沢性に優れる。
(2)印刷紙との熱接着性(接着力と均一密着性)に優
れたフィルムとすることができた。
れたフィルムとすることができた。
(3)耐ブロッキング性、すべり性に優れる。
第1図及び第2図は、示差操作熱量計により測定された
融解スペクトルの概略図である。第1図は融解ピークが
低温側及び高温側に1点づつある場合、第2図はそれぞ
れ2点づつある場合である。 PI、P3:第1図(低温側)の融解ピーク、P2.P
4 :第2(高温側)の融解ピーク、A、A’:第1の
融解ピークの頂点、 B、B層:第2の融解ピークの頂点、 Hl:Pl、P2における融解熱、 H2:P2.P4における融解熱、 T1:へ点の温度、 T1’:A’点の温度、 T2:8点の温度、 T2’ :B層点の温度、 T3.T5 :吸収開始点、 T4.T6 :吸収終了点、
融解スペクトルの概略図である。第1図は融解ピークが
低温側及び高温側に1点づつある場合、第2図はそれぞ
れ2点づつある場合である。 PI、P3:第1図(低温側)の融解ピーク、P2.P
4 :第2(高温側)の融解ピーク、A、A’:第1の
融解ピークの頂点、 B、B層:第2の融解ピークの頂点、 Hl:Pl、P2における融解熱、 H2:P2.P4における融解熱、 T1:へ点の温度、 T1’:A’点の温度、 T2:8点の温度、 T2’ :B層点の温度、 T3.T5 :吸収開始点、 T4.T6 :吸収終了点、
Claims (1)
- 二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A層)の片面に(a
)エチレン−プロピレンブロック共重合体、(b)エチ
レンとアクリル酸又はメタアクリル酸あるいはこれらの
エステルとの共重合体および(c)石油樹脂の混合物が
積層され(B層)該積層物が示差走査型熱量計により測
定された融解曲線において、60〜100℃と123〜
162℃にそれぞれ融解ピークの頂点があり、各々のピ
ークでの融解熱をH_1、H_2としたとき、0.35
≦H_1/(H_1+H_2)≦0.78なる関係を満
たすことを特徴とするプリントラミネート用フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20362986A JPH07115448B2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | プリントラミネ−ト用フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20362986A JPH07115448B2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | プリントラミネ−ト用フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360748A true JPS6360748A (ja) | 1988-03-16 |
| JPH07115448B2 JPH07115448B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16477204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20362986A Expired - Lifetime JPH07115448B2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | プリントラミネ−ト用フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115448B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017047609A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 住友ベークライト株式会社 | 多層シート、トレイ、及び包装体 |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP20362986A patent/JPH07115448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017047609A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 住友ベークライト株式会社 | 多層シート、トレイ、及び包装体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07115448B2 (ja) | 1995-12-13 |
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