JPS6360662A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置に関し、特にＣＣＤ等で構成された読
み取りセンサを具え、連続的に読取がなされる記録装置
に関する。

（従来の技術〕 昨今、ＣＣＤ等のように連続して電気的に画像情報を読
取ることが可能な読取りセンサにより原稿を読み取り、
その画像情報を電気信号に変えて記録ヘッドに送り、記
録材上に再び原稿画像を再生することかできる記録装置
が開発されている。しかして、この種の記録装置におい
ては、読取りセンサ、記録ヘッド及びそれらを駆動する
回路等電気部品が小型、集積化されるに伴い小型および
軽ユ化が図られることになり、操作者の掌の平に納まる
ような複写装置も作成可能となった。

しかしこのような複写型の記録装置を手に持って原稿上
を移動させ画像を読取ろうとする場合、人手によって装
置を移動させるための送り速度が一定でなく不均一とな
り、均一な画像密度を持つ画像を読み取っても送られて
くる画像信号の密度の方は、時間に連れて不均一になる
。従って記録材の方が一定速度で送られたとすると、記
録材上に形成される画像は画像信号密度が不均一なため
に歪んでしまう。また、上述問題を解決するために、記
録材の先端を原稿面に押し付けたままの状態に保ち、上
述のような記録装置を手で持ち移動させて原稿を読み取
る装置が考案されている。

しかしながら、この装置によれば、読取りセンサの移動
速度と記録材の供給、すなわち引き出される速度とが同
じであるために、得られる複写画像が歪むことはないが
、記録材の送給速度が装置の手送り速度と共に常に変化
するので、記録材に感熱紙が使用され、記録ヘットにサ
ーマルヘッドを用いた複写装置の場合、単位時間に受け
る熱量が変化するために均一な記録特性を得ることがで
きなかった。

また、一方の手で記録材を押さえながら、他方の手で記
録装置を保持して移動させなければならないので複写行
為は非常にやりづらい点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、上述従来例の欠点を除去し、原稿画像
の読取り速度のいかんにかかわらず、常に正確な複写画
像を得ることが可能であり、かつコンパクトな記録装置
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明は原稿から読取セ
ンサによって読取られた画像情報を記録ヘッドにより記
録材上に記録する記録装置において、原稿上に接触しな
がら転動する回転体と、回転体に連動し、当該回転体の
周速度に等しい速度で記録材を送給可能な送給手段と、
回転体に連動し、当該回転体の周速度を検知して速度信
号を出力する手段と、周速度信号出力手段からの速度信
号に対応して記録ヘッドを制御する手段とを具えたこと
を特徴とする。

〔作用〕

本発明記録装置によれば、原稿に当接した状態で転動す
る回転体に同期してエンコーダが連動し、回転体の周速
度に合わせて記録紙が送給され、記録紙に記録のために
印加される電圧がエンコーダから得られるパルス信号に
応じて変化させられることにより、手動、機動の如何を
問わず原稿読取速度の緩急に同じで常に均一な濃度の高
品位な複写が得られる。

〔実施例〕

以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明記録装置の一例を示し、ここで１は記録
装置本体、２は原稿である。

３は原稿２に当接した状態に保たれ、複写装置１を矢印
Ａ方向に移動させることによって回転させられる回転体
、４は回転体３と同軸のギヤ、５はギヤ４に噛合され送
給ローラ６を回転駆動させるギヤ、７は更にギヤ５に噛
合されエンコーダ板８を回転させるギヤ、９は送給ロー
ラ６に圧接して送給ローラ６との間に記録機１０を挟持
し、送給する従軸ローラである。

しかしてここでギヤ４．５および６からなる歯車列にお
いては、送給ロアう６によるシートの送給速度が回転体
３の移動速度、すなわちその周速度と一致するようにし
である。記録機ｌＯは本例の場合昇温によって発色する
感熱紙が使用され、収納しやすいようにロール状にして
保持される。１１は、記憶信号が入力すると発熱作用を
起こす複数個の抵抗発熱体素子を一例に配置したサーマ
ルヘッドであり、記録材たる感熱紙ｌＯが案内ローラ１
２によってサーマルヘッド１１の位置に導かれてくると
、ここで、後述するようにして原ｆ４２から読取られた
情報が入力される。

１３は原稿２の読取位置を照射するＬＥＤランプ。

１４はその反射光が入光されるセルフォックレンズ、１
５はセルフォックレンズ１４により投影された原稿２の
画像を、画像記録信号として出力可能とする読取りセン
サ、例えばＣＣＤ　アレイである。なお、読取部は安定
した接触状態が保たれるようにその周囲に平滑面が形成
されている。次に第２図により、エンコーダ板８につい
て説明する。本例ではその円板８Ａがガラス基板として
形成されており、基板８Ａ上に電極線２１が等角度にて
放射状に複数個配設されている。２２および２３はそれ
ぞれ端子板であり、その先端部に設けた接点２２Ａおよ
び２３Ａがガラス基板桿に圧接している。

次に、このように描成した記録装置における動作につい
て説明する。まずエンコーダ板８においては、接点２２
Ａおよび２３Ａがガラス上と、圧接している時は導通が
行なわれないが、ガラス基板８Ａが回転し、電極線２１
と接すると接点間で導通状態となり、電気信号が発生す
る。電極線２１では、等角度を保つようにしてガラス基
板８へ上に設けられているのでエンコーダ板８が等速度
で回転したとすると、均一になる周期を持って接点２２
．２３間の導通状態が得られ、パルス信号が発生ずる。

このようにして発生したパルス信号は、エンコーダ板８
の回転が遅い場合は、その発生時間隔が長くなり、回転
が速いと短かくなるためにマイクロコンピュータ（図示
せず）では、マイクロコンピュータに設けたクロックか
らの正確なるクロックパルスを参照することによりエン
コーダ板８の回転速度を知ることができる。

一方、回転体３は原稿２１に当接して回転する際に、ス
リップが生じにくいようにその表面が摩擦係数の高い材
料、たとえば合成ゴム等で形成されるが、回転体３が転
動するとギヤ４および５を介して送給ローラ６が回転さ
れ、感熱紙１０がそのロールから案内ローラ１２を経て
送出されてくる。

ここで、回転体３と送給ローラ６とはその周速度が一致
するようにギヤ４および５と回転体３およびローラ６と
の径の関係が設定されているので複写装置１が原稿２上
を移動する速度と感熱紙ｌＯの送り速度とは常に一致す
る。

かくして、回転ローラ３の回転するときの周速度は、ギ
ヤ４．５および７を介してエンコーダ板８に伝達され、
回転されることによりここでパルス信号に変換されてマ
イクロコンピュータに入力されるもので、いま、読取位
置３０ではＬＥＤランプ１３の発光によりセルフォック
レンズ１４を介してＣＣＤアレイ１５に原稿２の画像情
報が人力されるのて、ＣＣＤアレイ１５においてはその
光情報が電気信号に変換され、更にマイクロコンピュー
タにおいて二値化信号に変換された後、サーマルヘッド
１１に印加され、感熱紙１０上に対応した二値化画像を
形成する。

しかしてこのとき、マイクロコンピュータからサーマル
へット１１に印加される二値化信号の例えば電流量がエ
ンコーダ板８によって発生されるパルス信号の周期に対
応して制御されるので、例えば回転体３が遅い周速度で
回転させられるときはパルス信号の周期も長くなり、従
って、それに対応して供給される電流値も小さく、また
その周期が短いときには電流値を大きくして、送給され
る感熱紙ＩＯに単位時間当り送給される熱量が常に同じ
になるようにすることかできる。

なお、以上の例においては、操作者が記録装置を手にし
て原稿に当接した回転体を原稿上を回転させながら移動
させるようにしたが、回転体にモーター等の動力装置を
設け、記録装置が自走可能なようにしてもよく、また、
記録材を送給する機構内にモーター等の動力手段を設け
、この動力手段をエンコーダからのパルス信号に同期さ
せるようにして記録材を送給してもよい。更にまた、上
記の例においては、エンコーダに接点を設けたが、回転
体の回転するときの周速度をパルス信号に変換するもの
であればこの種のエンコーダに限られるものでなくても
よく、例えばスリット光や磁気を利用する等、一般のロ
ータリエンコーダに使用されているものであればすべて
使用可能である。

更にまた、図示はしないが、回転や送給ローラにおいて
記録装置を逆方向に移動したときに記録材が引き込まれ
ないように、ワンウェイクラッチ機構を設ければ更に機
器の信頼性の向上に貢献する。

また、記録ヘッドおよび記録材の送給機構を回転体読取
りセンサおよびエンコーダを含む読取系の機構から独立
して分離するようにしてもエンコーダから出力された回
転体の回転周速度に対応したパルス信号を画像信号と共
に送ることによって記録ヘッドへの印加電流および送給
ローラの回転周速度を制御することが可能である。ｌ（
発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、原稿に接触を保
った状態で回転する回転体と、回転体と同じ周速度で記
録材を送給する記録材送給手段と、回転体に同期して連
動し、その連動周速度の検知が可能なロータリエンコー
ダとロータリエンコーダの周速度に対応して記録ヘッド
に供給する記録信号を制御する手段とを設けたので、原
稿読取り速度がどんなに変化しても、濃度むらや画像の
歪が生じない高品位の画像が得られる軽便な記録装置を
提供することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明記録装置の構成の一例を示す断面図、 第２図はそのロータリエンコーダの詳細図である。 １・・・記録装置、 ２　・・・原ｆ高、 ３・・・回転体、 ４．５．７・・・ギヤ、 ６・・・送給ローラ、 ８・・・エンコーダ板、 ９・・・従動ローラ、 ｌＯ・・・記録材、 １１・・・サーマルヘッド、 １２・・・ＬＥＤランプ、 １５・・・ＣＣＤアレイ、 ２１・・・電極線、 ２２Ａ、２３Ａ・・・接点。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）原稿から読取センサによって読取られた画像情報を
   記録ヘッドにより記録材上に記録する記録装置において
   、 前記原稿上に接触しながら転動する回転体 と、 該回転体に連動し、当該回転体の周速度に等しい速度で
   記録材を送給可能な送給手段と、 前記回転体に連動し、当該回転体の周速度を検知して速
   度信号を出力する手段と、 該周速度信号出力手段からの速度信号に対応して前記記
   録ヘッドを制御する手段とを具えたことを特徴とする記
   録装置。 ２）特許請求の範囲第１項に記載の記録装置において、
   前記回転体の周速度信号出力手段がロータリエンコーダ
   で構成され、該ロータリエンコーダからのパルス信号に
   より前記回転体の周速度が検知され、前記記録ヘッドか
   らの出力信号が当該記録ヘッドに印加される電流値の前
   記周速度に対応した変化によって制御されるようにした
   ことを特徴とする記録装置。