JPS6360297A - クロムめつき用不溶性電極 - Google Patents

クロムめつき用不溶性電極

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JPS6360297A
JPS6360297A JP20282886A JP20282886A JPS6360297A JP S6360297 A JPS6360297 A JP S6360297A JP 20282886 A JP20282886 A JP 20282886A JP 20282886 A JP20282886 A JP 20282886A JP S6360297 A JPS6360297 A JP S6360297A
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JP
Japan
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plating
current
chromium plating
face
electrode
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Pending
Application number
JP20282886A
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English (en)
Inventor
Makoto Himeno
姫野 誠
Katsuto Kawamura
勝人 河村
Hisakatsu Kato
寿勝 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、鋼帯の連続クロムめっき処理において、ピン
ホールの少ない高品質のクロムめっきを得るための、ク
ロムめっき用不溶性電極に関するものである。
〈従来技術およびその問題点〉 無水クロム酸系のめっき液を用いた鋼帯の連続クロムめ
っき処理は工業的に広く行われているが、クロムめっき
における陰極効率は20〜25%と低く、陰極表面(す
なわちストリップ表面)で多量の水素ガスが発生するた
め、めっき層にはピンホールが多数存在する。
このため、めっき層(すなわち金属クロム層)の厚みが
薄いと耐食性が劣るので、通常1100rn/rn2程
度の金属クロムを形成するが、DRD加工等の用途にお
いて、型の損傷を軽減する目的で金属クロム層の厚みを
50 rng/rn2程度以下とする場合があり、この
場合は、上述の薄目付化による耐食性(特に塗装される
までの耐錆性)の劣化が問題となる。
さらに、クロムめっき層の新しい用途として、クロムめ
っきの」二層に少量のSnを電着させ、クロムめっき層
のバリヤー効用により、塗装焼付時における素地鋼とS
n層の合金化を抑制することにより、少1jtのSn付
着!11で優れた溶接性を有する缶用鋼板を得ることが
できるが、このような用途においても、クロムめっき層
のピンホールのため、クロムめっきの厚みを100 r
ag/ln2程度まで厚くしないと、十分なSn合金化
抑制効果が得られない。
〈発明の目的〉 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので上述のような
用途に対し、少ないクロムめフき厚みで十分な耐錆性、
あるいは上層にSnめっきを行った場合の塗装焼付時S
n合金化抑制効果を得られるようなピンホールの少ない
クロムめっき層を得ることのできるクロムめっき用不溶
性電極を提供することを目的とするものである。
〈発明の構成〉 ピンホールの少ないクロムめっきを得る方法について種
々検討を重ねる過程において、第2図および第3図に示
すような回転陰極型のめつき実験装置を用いてクロムめ
っきを行う場合、陽極をめっき槽の全周にわたって連続
的に設置した場合と、複数個に分割された陽極を所定間
隔を隔てて配置した場合とでは、後者の方が著しくピン
ホールが少なくなることを知見し、本発明に至った。
ここで、首記回転陰極型のめっき実験装置について第2
.3図に基いて説明する。
第2図および第3図は、前記回転陰極型めっき装置の一
部切欠側面図および平面図を示し、略円筒上のめっきM
!1の略中央部には、陰極(鋼板サンプル)3がめつき
液2に浸漬されている。この陰極3はシャフト7、チェ
ーン8を介してモータ6に連結され、回転駆動される。
一方、めっき槽1の内周壁には、陽極4が所定の間隔で
配設されている。これら陽極4および陰極3は、それぞ
れ整流器5に電気的に接続されている。
そして、めっき時には、陰極3はモータ6によって一定
方向(例えば図中へ方向)に回転され、この陰極3の表
面にめっきが施されるようになっている。
ここで複数個に分割された陽極4を有する回転陰極型め
っき装置を用いた場合、すなわち第3図に示すように複
数個の陽極4をめっき槽1の内周壁に所定間隔離隔して
配設した場合、著しくピンホールの少ないクロムめっき
層が得られることがわかった。これは分割された陽極4
の中心で陰極3が回転しながらめっきされる際、陰極面
の所定の一点に注目した場合、この−点には断続的にめ
っき電流が流れることとなり、この断続めっきを行うこ
とにより、クロムめっきの核生成が促進され、結果とし
てめっき層のピンホールが少なくなるものと考えられる
そこで、上述のような断続めっきによるピンホール減少
効果を鋼帯の連続めっきラインで得るための条件につい
て検討し、本発明に至った。
本発明によれば、鋼帯の連続クロムめっきに用いられる
不溶性電極において、その通電面および非通電面を、鋼
帯の搬送方向に交互に配設してなることを特徴とするク
ロムめっき用不溶性電極が提供される。
ここで11η記通電而の長さを21、前記非通電面の長
さをIt2としたとき、0.5!、≦22≦5I1.で
あるのが好ましい。
以下、本発明を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明の不溶性陽極10の平面図を示し、該不
溶性陽極10は、絶縁性部材から成る長方形状の電極基
体11の一方の面上にこの電極基体11の長さ方向に通
電面12が所定数(n個)、非通電面13と交互に互い
に所定間隔をなして配設されている。めっき時には、電
極基体11の長さ方向が鋼帯搬送方向(第3図中矢印B
で示す方向)と同方向をなすように該陽極10をめっき
槽内に配設するものとし、鋼帯は搬送途中に1番目の通
電面12.2番目の通電面12、・−1u番目の通電面
12によって順次めっきされるようになっている。
ここで、通電面12の幅は、電極基体11と略同幅をな
すが該通電面の長さQlと隣り合う通電面12とのなす
間隔(非通電面長さ)J22との関係は、0.5u、≦
1□≦5j2.にするのが好ましい。
以下に、陽極の通電面と非通電面を鋼帯の搬送方向に対
して交互に配設することの意義および0.5!l、≦2
□≦5IL、の限定理由について詳述する。
通常連続クロムめっきラインのめつきセクションは複数
の竪型めっき槽からなり、各々のめつき糟はアップパス
、ダウンバスに各1対の陽極を有するので、めっきの過
程は数回から十数回の断続めっきが行われていることに
なるが、薄目付のクロムめっきを行う場合、薄目付であ
ること自体によるピンホール増加に加え、電流密度確保
のため通電電極数を減少させることによるめっき電流断
続回数の減少により、−層ピンホールの数が増すものと
考えられる。
本発明の鋼帯の搬送方向に通電面12と非通電面13を
交互に配設してなる電極10を用いることにより、めっ
き電流の断続回数が増し、これによりピンホールの少な
い良質のクロムめっき層が得られるものである。
電極10の通電面12の数(n個)を増やしてめっき電
流断続回数を増すほど、ピンホールの数は減少するので
、通電面12の数の上限を設ける必要はないが極端に多
く配設してもその効果が飽和してくるので実質的には1
0個(n=10)程度までで十分である。
隣り合う通電面12同士の間隔すなわち非通電面13の
長さ2□は、広くとった方が断続電解によるピンホール
数減少効果は大きいが、電極10の1枚の長さはめっき
層の深さにより制限されるため、非通電面の長さ2□を
極端に大きくすると、電極1枚(1バス)あたりの有効
通電面積が小さくなり、必要なパス数が増す弊害をもた
らす。また、非通電面の長さJZ2を通電面長さIll
の5倍超に広くしても、ピンホール減少効果は飽和して
くる。一方、非通電面長さ2□を通電面長さulの0.
5倍未満にすると、断続電解によるピンホール減少効果
が失われる。
なお、不溶性陽極10の通電面12として用いる素材に
ついては特に制限を設けるものではなく、一般にクロム
めっき用電極として用いられる鉛−錫合金、過酸化鉛、
白金等いずれを用いてもよい。
また、非通電面13(すなわちライニング)は、塩化ビ
ニル、テフロン、ニオブ等の非通電性でかつクロムめっ
き液に対する耐腐食性の良好な被覆材で被覆されればよ
い。
また本発明のクロムめっき用電極が用いられるめっき液
の組成についても特に制限を設ける必要はなく、クロム
めっきに一般的に用いられるサージェント系の浴、めっ
き助剤として硫酸とフッ素化合物を含む浴など、いずれ
に適用してもかまわない。
〔実施例] 以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明する
[実施例1] ′fJ1図に示した電極を用いPb−4%Sn合金素材
を通電面12とし、ItI、12.通電面の数nを種々
に変化させ、以下の要領でめっきを行った。
無水クロム酸150g/J、、ケイフッ化ソーダ6g/
2、硫酸0.6 g/nを含むめっき液で種々の厚みの
クロムめっきを行い、引き続いて無水クロム酸40g/
42、ケイ7 ッ化ソーダ1.0 g、l、硫酸0.3
 gaitの浴中での陰極電解処理により15mg/r
n’のクロム酸化皮膜を形成した。
得られた各々のクロムめっき鋼板について、50℃、9
5%RHおよび30℃、60%R1+の雰囲気を2時間
周期で繰返す乾湿繰り返し試験を行い、耐錆性を比較し
た。耐錆性は発錆までの時間で評価した。結果を表1に
示す。
表1から明らかなように、本発明の電極を用いることに
より、薄目付でも耐錆性の良好なりロムめっき鋼板が得
られた。
[実施例2] Ti基体の表面に形成された過酸化鉛を通電面とした実
施例1と同様な電極を用い、無水クロム酸200 ga
it、硫酸2g/lを含むめっき液で種々の厚みのクロ
ムめっきを行い、水洗後、硫酸30g/It、硫酸第一
錫5g/Ilのめっき液により0.4  g/ln2の
Snめっきを行い、さらに無水クロム酸30g/42、
硫酸0.3g/Mの浴中での陰極電解によりクロメート
皮膜を15mg/rn”形成させた。得られためっき鋼
板について、210℃、20分間の空焼き試験を行ない
、塗装焼付過程で形成される5n−Fe合金の量を調査
した。結果を表2に示す。
表2からあきらかなように、本発明の電極を使うことに
より、少ない下地クロムめフき量で、優れたSn合金化
抑制効果が得られる。
表         1 〈発明の効果〉 以上に述べたように、本発明の電極の使用により、少な
いクロムめっき厚さで優れた耐錆性や、上層にSnめフ
きを行フた場合におけるSn合金化抑制効果が得られ、
これによりDRD缶用ティンフリースチールにおける耐
錆性不足の問題解決あるいはCr−Sn積層溶接缶用鋼
板のコストダウンにおいて著しい効果をもたらす等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の不溶性陽極の平面図である。 第2図は回転陰極型めっき実験装置の概略側面図である
。 第3図は同平面図である。 符号の説明 1・・・・めっき糟、2・・・・めっき液、3・・・・
陰極(m板すンプル)、 4.10・・・・陽極、5・・・・整流器、6・・・・
モータ、11・・・・電極基体12・・・・通電面、1
3・・・・非通電面FIG、1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼帯の連続クロムめっきに用いられる不溶性電極
    において、その通電面および非通電面を鋼帯の搬送方向
    に交互に配設してなることを特徴とするクロムめっき用
    不溶性電極。
  2. (2)前記通電面の長さをl_1、前記非通電面の長さ
    をl_2としたとき、0.5l_1≦l_2≦5l_1
    特許請求の範囲第1項に記載のクロムめっき用不溶性電
    極。
JP20282886A 1986-08-29 1986-08-29 クロムめつき用不溶性電極 Pending JPS6360297A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103882502A (zh) * 2012-12-20 2014-06-25 佛山市南海中南机械有限公司 一种降低电镀成本的不溶性阳极
JP5697004B1 (ja) * 2014-05-02 2015-04-08 愼一 石井 免振装置

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