JPS6359712B2 - - Google Patents

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JPS6359712B2
JPS6359712B2 JP62089185A JP8918587A JPS6359712B2 JP S6359712 B2 JPS6359712 B2 JP S6359712B2 JP 62089185 A JP62089185 A JP 62089185A JP 8918587 A JP8918587 A JP 8918587A JP S6359712 B2 JPS6359712 B2 JP S6359712B2
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sewing
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axis
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signal
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記憶手段に記憶された縫目形成指令を
縫針の上下動に伴つて読出し、読出された縫目形
成指令に基づいて駆動手段を介して縫針と被縫物
保持具との間に相対移動を発生させて被縫物に所
望の縫製形状を形成するミシンに関する。
[従来技術] 従来、この種のミシンを動作させて所望の縫製
形状を形成するに際し、その縫製形状毎に記憶手
段に縫目形成指令を記憶する必要がある。この縫
目形成指令を記憶手段に記憶させる方法として
は、次のような方法が従来から行なわれている。
即ち、縫針の落下点を指示するための印点を希
望の縫製形状に従い縫目ピツチに対応する間隔を
おいて紙シート上に順次描き、縫針の位置を指示
する指針と紙シートとの間の相対的位置を変化さ
せて紙シート上の各印点の追跡を指針にさせ、指
針が各印点上に達する毎に、紙シートと指針との
間の相対的移動量及びその移動方向を表わす相対
的移動情報を縫目形成指令に変換して記憶してい
た。その相対的移動情報を縫目形成指令に変換し
て記憶するために、作業者は例えば指針を印点に
相対させる毎に記憶操作キーを押すなどの手動記
憶操作を行つていた。
このような操作を繰り返して所望の縫製形状を
形成するための縫目形成指令を記憶手段に全て記
憶した後、作業者は被縫物を被縫物保持具にセツ
トし、スタートスイツチを閉成すれば被縫物に所
望の縫製形状が形成される。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、この従来構成においては、記憶
手段に縫目形成指令を誤つて記憶させてしまつた
場合、実際に縫製作業をスタートして被縫物に縫
製形状を形成しなければ、その誤りを発見するこ
とができないばかりか、被縫物保持具に縫針が衝
突して縫針が折れてしまう等の問題が存在する。
この問題は、縫目数が多い程発生し易いものであ
る。更に、記憶手段に記憶された縫製形状とは異
なる縫製形状を形成するに際し、新たな縫目形成
指令を記憶する必要があるが、これを怠つてスタ
ートスイツチを押してしまつた場合にも前記問題
が存在することは明らである。
[発明の目的] 本発明は前述した問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は記憶手段に記憶され
た縫製形状が所望の縫製形状と同じであるか否か
を判別するためのミシンのテスト装置を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段及びその作用] 本発明においては、縫目の形成位置を縫針と被
縫物保持具との相対位置情報で表した縫目形成指
令を、縫針の上下運動に調時して記憶手段から読
出し、読出された縫目形成指令に基づいて駆動手
段により縫針と被縫物保持具との間に相対移動を
発生させて所望の縫製形状を形成するミシンにお
いて、縫針を被縫物から離脱した位置に停止さ
せ、且つ記憶手段から縫目形成指令を順次読出
し、駆動手段を介して縫針と被縫物保持具とを相
対移動させ、縫目形成位置に縫針を順次対向配置
させる送り制御手段を設けたことを特徴としてお
り、送り制御手段は、縫針の上下動を伴うことな
く縫目形成位置に縫針を順次対向配置する。
[実施例] 本発明を数値制御ミシンにおけるプログラミン
グ装置に具体化して以下に説明する。
第1図は数値制御ミシンの全体を示す図面であ
り、第2図並びに第3図はその数値制御ミシンの
側面図及び上面図である。先ず第1図を参照して
説明すると、ミシン頭部1の脚柱部2がテーブル
3から上方に延びておりその脚柱部2からテーブ
ル3の上面に沿つてブラケツト・アーム4が張り
出している。そのブラケツト・アーム4の頭部に
上下往復運動可能な縫針5と布押え6とが装置さ
れ、被縫物保持具としてのワークホルダー7によ
つて保持された加工布8(第2図参照)上の縫針
5の落下点付近がその布押え6により支持され
る。前記脚柱部2の後方には支持ケース9に取り
付けられたミシンモータ10が配置されている。
前記テーブル3の上部にはプログラミング用の操
作キーが収納されたプログラミング操作ケース1
1が配置され、ミシン本体に対して着脱可能に構
成されている。前記数値制御ミシンの前面パネル
の右方に制御パネル12が取り付けられ、電源ス
イツチ13、テスト・スイツチ14、非常停止ス
イツチ15、クリア・スイツチ16そして縫製枚
数設定操作部17がその制御パネル12上に配置
されていると共にそれらのスイツチ13乃至16
に近接して電源ランプ18、テスト・ランプ1
9、非常停止ランプ20そして糸なし表示ランプ
21が配置され、それらのスイツチの下方に後述
の磁気カード22を挿入するための開口23が穿
設されている。前記縫製枚数設定操作部17は縫
製枚数表示部17aと後述の設定スイツチ群17
bとから構成されている。前記数値制御ミシンの
前面下方に縫製開始用のスタート・ペダル24と
クランプ・ペダル25とが配置されている。
前記ワークホルダー7は第2図に示す如く保持
板26上に装置されたクランプ27を有してお
り、そのクランプ27の構成について説明する
と、前記保持板26上に支持台28がねじ29に
よつて固定されその支持台28に回動体30が回
動可能にねじ31によつて取り付けられている。
支持体32は前記支持台28にねじ33により固
定されその先端部に回動レバー34がねじ35に
よつて回動可能に取り付けられ、前記回動体30
の中間部に二腕レバー36が回動可能に取り付け
られその一方の腕が前記回動レバー34の中間部
に回動可能に取り付けられている。前記回動レバ
ー34は更にその中間部がワイヤ37に連結さ
れ、前記二腕レバー36の他方の腕がワイヤ38
に連結されており、前記回動体30の自由端には
押え板39が取り付けられ前記保持板26の前端
部に固定された布支持板40上の加工布8を上方
から押圧するものである。前記押え板39の押圧
動作(クランプ27の閉成動作)は前記ワイヤ3
8が第2図において右方に引張られた場合に行わ
れる。このクランプ27の閉成及び開放動作を行
わせる駆動手段は後述の直流モータ41を含んで
おり前記クランク・ペダル25の足踏み操作に従
つてその直流モータ41への電力供給を制御する
ものであり、前記布押え6の上昇及び下降動作を
行わせる駆動手段もまた後述の直流モータ42を
含んでおり前記クランプ・ペダル25の足踏み操
作に従つてその直流モータ42への電力供給を制
御するものである。前記ワイヤ37,38と前記
直流モータ41の出力軸との連結機構並びに前記
布押え6と前記直流モータ42の出力軸との連結
機構は、本出願人が昭和52年9月13日付で出願し
た特願昭52−110154号明細書中に記載されたクラ
ンプ装置及び布押え装置の機構と同一であり、そ
れらの連結機構についてはその明細書を参照すれ
ば容易に理解し得るであろう。また、本発明の実
施例において前記クランプ27の閉成並びに開放
状態を検出するために2個の光電検出器を備えた
後述のクランプ位置検出装置43と、前記布押え
6の上昇及び下降状態を検出するために2個の光
電検出器を備えた後述の布押え位置検出装置44
とが設けられており、それらの検出装置43,4
4の構成もまた特願昭52−110154号の明細書を参
照すれば容易に理解し得るであろう。
前記保持板26の上面にX軸方向(第3図の矢
印X方向)に延びる1本のX軸摺動レール45が
取り付けられ、その保持板26の下面にY軸方向
(第3図の矢印Y方向)に延びる3本のY軸摺動
レールが取り付けられ、それらのY軸摺動レール
中の摺動レール46が第2図に示されている。ベ
ツド47の上面に固定レール(図示せず)が固定
されその固定レールはそのベツド47を横切つて
X軸方向に延びており、摺動体(図示せず)はそ
の固定レール上に摺動可能に装置され前記保持板
26は前記Y軸摺動レール46に沿つてその摺動
体上を摺動し得るように装置され、これにより前
記保持板26は縫針5に対してX軸及びY軸方向
に移動することができる。その保持板26をX軸
並びにY軸方向に移動させるための駆動装置とし
てX軸及びY軸パルスモータ48,49がテーブ
ル3の下方に配置され、そのX軸パルスモータ4
8の出力軸には歯車50が取り付けられてX軸連
桿51の一端に取り付けられたラツク52と噛合
い、そのX軸連桿51の一端はX軸方向に伸びる
X軸ガイドレール53にローラ54によつて摺動
可能に取り付けられ、そのX軸連桿51の他端は
前記Y軸摺動レール46に摺動可能に取り付けら
れている。第3図に示す如くX軸溝55がX軸ガ
イドレール53に沿つてテーブル3に穿設され、
そのX軸溝55中に蛇腹56a,56bが嵌入さ
れ、それらの蛇腹の一端は前記X軸連桿51の中
間部51aに取り付けられてそれらの他端はX軸
溝55の穿設されたテーブル3の端面にそれぞれ
取り付けられており、X軸パルスモータ48の駆
動中においては伸縮しながらそのX軸溝55を完
全に被うものである。また、前記Y軸パルス・モ
ータ49の出力軸にも歯車57が取り付けられて
Y軸連桿58の一端に取り付けられたラツク59
と噛合い、そのY軸連桿58の一端はY軸方向に
延びるY軸ガイドレール60はローラ(図示せ
ず)によつて摺動可動に取り付けられている。前
記Y軸連桿58はX軸連桿51の場合と同様にY
軸ガイドレール60に沿つてテーブル3に穿設さ
れたY軸溝(図示せず)を通つてテーブル3の上
方に延出しており、そのY軸溝に2つの蛇腹が嵌
入されそれらの蛇腹は前記蛇腹56a,56bと
同様にそれらの端部が取り付けられている。前記
Y軸連桿58の中間部58aから分岐して前方に
延びる後方肢部と前記脚柱部2を挾んでその後方
肢部と対向する前方肢部とが前記Y軸連桿58の
一部分として設けられ、その両肢部を構成するた
めにY軸方向に延びる2本の連結棒61,62が
前記脚柱部2に近接して配置され、その両連結棒
を相互に連結するために後方支体63にそれらの
一端がねじ64によつて取り付けられると共にそ
れらの他端が前方支体65にねじ66によつて取
り付けられている。前記後方支体63の中央部が
前記中間部58aにねじ67によつて取り付けら
れ、前記前方支体65の中央部下方にローラ68
を備えたキヤリツジ69がねじ70によつて取り
付けられており、そのキヤリツジ69のローラ6
8と前記X軸摺動レール45との係合により前記
Y軸連桿58の他端はそのX軸摺動レール45に
沿つて摺動し得る。前記両連結棒61,62を案
内支持するために前記ベツド47の上面に案内板
71,72が設けられており、その両案内体は同
様な構成であるために案内体72を例にしてその
構成を説明すると、前記連結棒62の中間部にキ
ヤリツジ73が取り付けられ、前記ベツド47の
上面に固定された案内台74はそのベツド47の
上面に平行で且つY軸方向に延びる平行面(図示
せず)とそのベツド47の上面に垂直で且つY軸
方向に延びる垂直面(図示せず)とを有し、その
キヤリツジ73はその平行面及び垂直面に当接し
て回転し得るローラを備えている。前記垂直面に
当接するローラ75は第6図に点線で示されてい
る。前記案内台74に取り付けられた案内板76
は前記平行面に平行に対向して配置された対向面
(図示せず)を有しており、前記キヤリツジ73
はその対向面に当接して回転し得るローラ77を
備え前記ローラ75等と協働して前記連結棒62
をベツド47の上面に平行に且つY軸方向に案内
支持することができる。
前記ワークホルダー7のY軸方向の移動範囲は
第3図に示す如く前記Y軸ガイドレール60に取
り付けられた2個のY軸リミツトスイツチ78,
79によつて限定され、そのX軸方向の移動範囲
は2個のX軸リミツトスイツチ80,81によつ
て限定されており、それらのX軸リミツトスイツ
チ80,81は第3図に示されていないがY軸リ
ミツトスイツチ78,79と同様に前記X軸ガイ
ドレール53にそれぞれ取り付けられている。前
記ワークホルダー7が絶対原点位置AHPに到着
したか否かを検出するために第3図に示す如くX
軸並びにY軸ガイドレール53,60に近接して
X軸原点及びY軸原点リミツトスイツチ82,8
3が配置されている。
次に、本実施例の数値制御ミシンの動作を制御
するための制御装置について説明すると、第4図
はその制御装置の全体を示すブロツク図であり、
中央処理制御部84は数値制御ミシンによる縫製
動作を制御するものであり、ランダム・アクセ
ス・メモリー85(以下RAMと称す)及びプロ
グラム可能なリード・オンリー・メモリー86
(以下PROMと称す)に単一方向バス・ドライバ
87を介して12ビツトのアドレス・データを供給
し得、データ・バスLDBを通してそのRAM85
及びPROM86と8ビツトのデータを送受し得
る。前記12ビツトのアドレス・データはアドレ
ス・バスLDA1を通して前記バス・ドライバ8
7に送られ、一方前記制御部84からの4ビツト
のアドレス・データはアドレス・バスLDA2を
通してデコーダ88に供給され、そのデコーダ8
8は4ビツトのアドレス・データDA12乃至
DA15に従つて7つのチツプ・セレクト信号SP
1乃至SP7を発生することができ、そのチツ
プ・セレクト信号SP1乃至SP4は後述の入出力
インターフエイス89並びに表示インターフエイ
ス90に供給され、チツプ・セレクト信号SP5,
SP6は前記RAM85及びPROM86に供給さ
れる。前記制御部84は8ビツトのマイクロプロ
セツサー(インテル社の8080CPU相当品)を有
しており、前記RAM85にリード・ライト制御
信号MRWを供給すると共に前記入出力インター
フエイス89及び表示インターフエイス90にリ
ード信号PRD、ライト信号PWTそしてリセツト
信号RSPを供給する。前記制御部84と表示イ
ンターフエイス90との間で8ビツトのデータを
送受するために2つの双方向バス・ドライバ9
1,92が設けられており、それらのバス・ドラ
イバ91,92は前記チツプ・セレクト信号SP
4を受けるように接続され、そのバス・ドライバ
91は前記制御部84からイネーブル信号PEN
を受けバス・ドライバ92はインバータ93を介
してそのイネーブル信号PENを受け、前記チツ
プ・セレクト信号SP4及びイネーブル信号PEN
に従つて前記バス・ドライバ91,92は制御部
84とデータの送受を行う。前記バス・ドライバ
91,92としてインテル社の8216バス・ドライ
バ相当品を使用するのが好適である。
前記入出力インターフエイス89としてインテ
ル社の8255Aインターフエイス相当品を使用して
おり、第5図に示す如く3つのインターフエイス
94乃至96により前記入出力インターフエイス
89が構成され、各インターフエイスはそのデー
タ端子D0乃至D7が前記データ・バスLDBに
接続され、前記制御部84からのリード信号
PRD及びライト信号PWTと、前記バス・ドライ
バ87から出力される12ビツトのアドレスデータ
中の2ビツトのアドレス・データDA0,DA1
とをそれぞれ受けるように接続され、前記デコー
ダ88からのチツプ・セレクト信号SP1乃至SP
3は前記インターフエイス94乃至96に個別に
供給される。前記インターフエイス94乃至96
の各々はポート群A(PA0乃至PA7)とポート
群B(PB0乃至PB7)とポート群C(PC0乃至
PC7)とを有しおり、その3つのポート群は前
記アドレス・データDA0,DA1に従つて選択
される。
続いて前記入出力インターフエイス89と外部
装置との接続構成について簡単に説明すると、第
4図に示す如く前記入出力インターフエイス89
にデータまたは信号を供給する外部装置として、
前記スタート・ペダル24及びクランプ・ペダル
25から成る操作ペダル群97、前記設定スイツ
チ群17b、前記Y軸及びX軸リミツトスイツチ
78乃至81とX軸原点及びY軸原点リミツトス
イツチ82,83とから成るリミツトスイツチ群
98、前記クランプ位置検出装置43及び布押え
位置検出装置44から成る位置検出装置群99、
前記縫針5の上下往復運動に同期した同期信号
MSYNを発生するための同期発生器100そし
て前記プログラミング操作ケース11によつて収
納されたキーボード101等が前記入出力インタ
ーフエイス89に接続されている。逆に、前記入
出力インターフエーイス89からデータを受ける
外部装置として、前記クランプ用の直流モータ4
1及び布押え用の直流モータ42を駆動するため
の布支持駆動装置群102、前記ミシンモータ1
0を駆動するための縫製駆動装置103そして前
記X軸及びY軸パルスモータ48,49を駆動す
るためのパルスモータ駆動装置104が前記入出
力インターフエイス89に接続されており、前記
磁気カード22からのデータの読み取り並びにそ
の磁気カード22へのデータの書き込みを行うた
めに読み取り・書き込み装置105のデータ入力
端子及びデータ出力端子は前記入出力インターフ
エイス89にそれぞれ接続されている。前記キー
ボード101は第6図に示す如く多数の操作キー
を有し、それらの操作キーとしてプログラム・キ
ー106、リセツト・キー107、エンド・キー
108、ロード・キー109、フイード・キー1
10、ミラー・キー111、キヤンセル・キー1
12そしてライン・キー113から成るフアンク
シヨン・キー群と、「0」から「9」までの数字
キー群114と、プラス・キー115及びマイナ
ス・キー116と、前記ワークホルダー7を正X
軸方向(第3図に示す矢印X方向)及びその方向
と反対の負X軸方向に移動させるためのX軸ジヨ
グ・キー117,118と、前記ワークホルダー
7を正Y軸方向(第3図に示す矢印Y方向)及び
その方向と反対の負Y軸方向に移動させるための
Y軸ジヨグ・キー119,120とが設けられて
いる。また、前記キーボード101と共に前記プ
ログラミング操作ケース11に多数の表示部が収
納されており、それらの表示部として前記フイー
ド・キー110の操作状態を表示するためのフイ
ード・ランプ121と、前記ミラー・キー111
の操作状態を表示するためのミラー・ランプ12
2と、前記キヤンセル・キー112の操作状態を
表示するためのキヤンセル・ランプ123と、前
記ライン・キー113の操作状態を表示するため
のライン・ランプ124と、前記X軸ジヨグ・キ
ー117,118の操作による前記ワークホルダ
ー7のX軸方向の移動量を表示するためのX軸位
置表示部125と、前記Y軸ジヨグ・キー11
9,120の操作による前記ワークホルダー7の
Y軸方向の移動量を表示するためのY軸位置表示
部126と、前記数字キー群114中の数字キー
の操作に従つて「0」から「9」までの3桁の数
字を表示するための数字表示部127とが設けら
れている。前記表示ランプ121乃至124の
各々は発光ダイオードにより構成され、X軸及び
Y軸位置表示部125,126の各々は2つの7
セグメント発光ダイオードにより構成され、前記
数字表示部127は3つの7セグメント発光ダイ
オードにより構成されており、前記表示ランプ1
21乃至124と前記表示部125乃至127と
は第4図に表示部群128として示されている。
その表示部群128は前記表示インターフエイス
90から第4図に示すデコーダ129を介して表
示信号が供給される。
前記操作ペダル群97について第7図を参照し
て説明すると、スタート・スイツチ130は前記
スタート・ペダル24と連動しておりそのスター
ト・ペダル24が踏み込まれた時にスタート・ス
イツチ130の接地された共通端子cと接点aと
が接続され、R−Sフリツプ・フロツプ131は
セツトされてその出力端子からの出力信号STS
が論理値の(1)に変化し、反応にスタート・ペダル
24の踏み込みが解除された時に前記共通端子c
と接点bとが接続されて前記フリツプ・フロツプ
131はリセツトされ、その出力信号STSは論
理値(0)に変化する。同様に、クランプ・スイ
ツチ132は前記クランプ・ペダル25と連動し
ておりそのクランプ・ペダルが踏み込まれた時に
クランプ・スイツチ132の接地された共通端子
cと接点aとが接続され、R−Sフリツプ・フロ
ツプ133はセツトされてその出力信号CLSを論
理値の(1)に変化させ、そのクランプ・ペダル25
の踏み込みが解除された時に共通端子cと接点b
とが接続されてフリツプ・フロツプ133はリセ
ツトされ、その出力信号CLSは論理値の(0)に
変化する。前記出力信号STS,CLSは前記イン
ターフエイス94のポートPA0とポートPA1と
にそれぞれ供給される。
前記設定スイツチ群17b及びクリア・スイツ
チ16について第8図を参照して説明すると、そ
の設定スイツチ群17bは保持型の8つの設定ス
イツチ134乃至141から成り、前記縫製枚数
表示部17aによつて表示される2桁の10進数の
下位桁数字は10進数の「1」、「2」、「4」、「8」
にそれぞれ対応した設定スイツチ134乃至13
7によつて設定することができ、その上位桁数字
は10進数の「10」、「20」、「40」、「80」にそれぞれ
対応した設定スイツチ138乃至141によつて
設定することができる。前記設定スイツチ134
乃至137の開閉操作に従つてインバータ142
乃至145は出力信号SLA乃至SLDを論理値の
(0)または(1)に変化させ、前記設定スイツチ1
38乃至141の開閉操作に従つてインバータ1
46乃至149は出力信号SMA乃至SMDを論理
値の(0)または(1)に変化させる。前記出力信号
SLA乃至SLDは前記インターフエイス96のポ
ートPB0乃至PB3にそれぞれ供給され、前記出
力信号SMA乃至SMDはそのインターフエイス9
6のポートPB4乃至PB7にそれぞれ供給され
る。前記クリア・スイツチ16は常時閉成型で且
つ自動復帰型のスイツチであり、そのクリア・ス
イツチ16が押圧操作されて開放された時に前記
出力信号SLA乃至SLDと出力信号SMA乃至SMD
とが全て論理値の(0)に変化して、インターフ
エイス96に供給され、それにより前記中央処理
制御部84はそのクリア・スイツチ16が開放状
態にあることを判断する。前記8つの設定スイツ
チによつて縫製枚数、例えば10進数の「53」を設
定する場合、下位桁数字「3」を設定するために
10進数の「1」と「2」とに対応した設定スイツ
チ134,135を閉成させ、上位桁数字「5」
を設定するために10進数の「10」と「40」とに対
応した設定スイツチ138,140を閉成させ、
前記出力信号SLA乃至SLDを(1、1、0、0)
に、前記出力信号SMA乃至SMDを(1、0、
1、0)に設定する。前記設定スイツチ134乃
至137及び設定スイツチ138乃至141は10
進数の「0」から「9」までの範囲で数字設定し
得るように機械的に構成されている。
前記リミツトスイツチ群98について第9図を
参照して説明すると、前記Y軸及びX軸リミツト
スイツチ78乃至81は前記スタート・スイツチ
130と同一構成であり、前記ワークホルダー7
が前述のY軸及びX軸移動範囲内にある場合それ
らのリミツトスイツチの接地された共通端子cと
接点bとが接続されてR−Sフリツプ・フロツプ
150乃至153はセツトされ、その出力信号
PLY,MLY,PLX,MLXは論理値の(1)の状態
にあり、反対に前記ワークホルダー7がY軸方向
の移動範囲を越えた場合、例えば第3図に示す正
Y軸方向(矢印Y方向)においてその移動範囲を
越えた場合には前記Y軸リミツトスイツチ78の
共通端子cと接点aとが接続されて前記フリツプ
フロツプ150はリセツトされ、その出力信号
PLYは論理値の(0)に変化し、負Y軸方向
(第3図に示す矢印Y方向の反対方向)において
前記ワークホルダー7が移動範囲を越えた場合に
はリミツトスイツチ79の共通端子cと接点aと
が接続されて前記フリツプ・フロツプ151はリ
セツトされ、その出力信号MLYは論理値の(0)
に変化する。同様に、前記ワークホルダー7がX
軸方向の移動範囲を越えた場合、例えば第3図に
示す正X軸方向(矢印X方向)において移動範囲
を越えた場合には前記X軸リミツトスイツチ80
の共通端子cと接点aとが接続されて前記出力信
号PLXが論理値の(0)に変化し、負X軸方向
(第3図に示す矢印X方向の反対方向)において
前記ワークホルダー7が移動範囲を越えた場合に
はX軸リミツトスイツチ81の共通端子cと接点
aとが接続されて前記出力信号MLXが論理値の
(0)に変化する。前記X軸原点及びY軸原点リ
ミツトスイツチ82,83もまた前記スタート・
スイツチ130と同一構成であり、前記ワークホ
ルダー7が絶対原点位置AHPに位置している場
合にはそれらのリミツトスイツチ82,83は共
通端子cと接点aとを接続させ、R−Sフリツ
プ・フロツプ154,155はセツトされてその
出力信号HLX,HLYをそれぞれ論理値の(1)の状
態にし、前記ワークホルダー7が絶対原点位置
AHPから離れた場合には共通端子cと接点bと
が接続されて前記出力信号HLX,HLYがそれぞ
れ論理値の(0)に変化する。前記出力信号
HLX,HLYは前記インターフエイス95のポー
トPB0,PB1に供給され、前記出力信号MLX,
PLX,MLY,PLYは前記インターフエイス96
のポートPA0乃至PA3にそれぞれ供給される。
前記テスト・スイツチ14及び非常停止スイツ
チ15について第10図を参照して説明すると、
テスト・スイツチ14は保持型のスイツチであ
り、その開閉操作に従つてインバータ156はそ
の出力信号TESを論理値の(0)または(1)に変
化させ、その出力信号TESは前記インターフエ
イス94のポートPA6に供給される。前記テス
ト・スイツチ14はその押圧操作毎に開放状態及
び閉成状態を交互に繰り返し得るように機械的に
構成されている。前記非常停止スイツチ15は押
圧された時にその共通端子cと接点aとを接続さ
せ、R−Sフリツプ・フロツプ157はリセツト
されてその出力信号EMSを論理値の(0)に変
化させ、その押圧動作が解除された時に共通端子
cと接点bとが接続されて前記出力信号EMSが
論理値の(1)に変化する。その出力信号EMSは前
記インターフエイス96のポートPA4に供給さ
れる。
前記位置検出装置群99について第11図を参
照して説明すると、説明クランプ位置検出装置4
3は前記押え板39と布支持板40との相対位置
を検出するために用意されており、前記押え板3
9が布支持板40から離れて予め定められた上方
位置に達した時にその上方位置到着を検出するた
めの第1のクランプ用光電検出器と、その押え板
39が布支持板40に接近して前記加工布8を挾
持するための予め定められた下方位置に達した時
にその下方位置到着を検出するための第2のクラ
ンプ用光電検出器とが設けられ、その第1のクラ
ンプ用光電検出器が前記上方位置到着を検出した
時にインバータ158はその出力信号CLUを論
理値の(0)に変化させ、前記押え板39がその
上方位置から下降した場合にはその出力信号
CLUは(1)に変化する。同様に、前記第2のクラ
ンプ用光電検出器が前記下方位置到着を検出した
時にはインバータ159はその出力信号CLDを
論理値の(0)に変化させ、前記押え板39が下
方位置から上昇した時にその出力信号CLDが(1)
に変化する。前記クランプ・ペダル25の踏み込
み及びその踏み込みの解除操作を1回のクランプ
操作とすれば、その1回のクランプ操作に従つて
前記押え板39を上昇させ引き続いて下降させる
往復動作と、その1回のクランプ操作に従つて前
記押え板39を上昇または下降させる単一動作と
を選択するために保持型のクランプ選択スイツチ
160が用意され、その開閉操作に従つてインバ
ータ161がその出力信号CCLを論理値の(0)
または(1)に変化させ、前記単一動作または往復動
作が行われるように設定される。前記布押え位置
検出装置44は前記布押え6とベツド47の上面
との相対位置を検出するために用意され、布押え
6がベツド47の上面から上昇して予め定められ
た上方位置に達した時にその上方位置到着を検出
するための第1の布押え用光電検出器と、布押え
6が前記加工布8を押圧するために予め定められ
た下方位置に達した時にその下方位置到着を検出
するための第2の布押え用光電検出器とが設けら
れており、その第1並びに第2の布押え用光電検
出器が前記上方位置到着及び下方位置到着を検出
した時にインバータ162,163はその出力信
号FPU,FPDを論理値の(0)に変化させ、布
押え6が前記上方位置及び下方位置から離れた時
にその出力信号FPU,FPDは論理値の(1)に変化
する。前記出力信号CLU,CLD,FPU,FPDは
前記インターフエイス95のポートPB2,PB
3,PB5,PB6に供給され、前記出力信号CCL
はそのインターフエイス95のポートPC7に供
給される。
第12図において、前記同期発生器100はイ
ンバータ164を介して前記同期信号MSYNを
発生し、その同期信号MSYNは前記インターフ
エイス95のポートPB7に供給される。前記縫
針5の上下往復運動と前記同期信号MSYNの発
生タイミングとの関係が第13図に示されてお
り、第13図のaは前記ベツド47の上面に対す
る縫針5の上下往復動軌跡を示し、第13図のb
は前記同期信号MSYNの発生タイミングを示し、
その同期信号MSYNは縫針5がベツド47の上
面より上方に達した時に(0)状態から(1)状態に
立ち上がり一定時間幅のパルス信号として繰り返
し発生する。また、第12図に示された過負荷検
出器165は前記ミシンモータ10の回転数が予
め定められた低速回転数以下に落ち且つその低速
状態が予め定められた時間継続した時にインバー
タ166,167を介して論理値の(0)の信号
MVLを出力し、ミシンモータ10が正常回転し
ている時にはその出力信号MVLが論理値の(1)状
態にある。その出力信号MVLは前記インターフ
エイス96のポートPA5に供給される。
前記出力信号MLX,PLX,MLY,PLYと出
力信号EMS,MVLとは、第14図に示す多入力
オア回路168の入力端子にそれぞれ供給され、
そのオア回路168はその6つの入力信号中の少
なくとも1つの入力信号が論理値の(0)状態に
変化した時に出力信号SSTを論理値の(1)に変化
させて前記中央処理制御部84の入力端子INT
に供給し、その制御部84に割り込み要求を行う
ものであり、第4図にゲートとして示されてい
る。
前記布支持駆動装置群102について第15図
乃至第17図を参照して説明すると、前記クラン
プ27の開閉動作即ちクランプ用直流モータ41
の回転方向を制御するために前記インターフエイ
ス96のポートPC0乃至PC3から信号CMA乃
至CMDが出力され、第15図に示すナンド回路
169乃至172の一方の入力端子にそれぞれ供
給される。前記布押え6の上昇及び下降動作即ち
布押え用直流モータ42の回転方向を制御するた
めに前記インターフエイス96のポートPC4乃
至PC7から信号FMA乃至FMDが出力され、第
15図に示すナンド回路173乃至176の一方
の入力端子にそれぞれ供給される。それらのナン
ド回路169乃至176の他方の入力端子には前
記中央処理制御部84からの出力信号FCLGが供
給され、前記電源スイツチ13がオンされたと同
時に論理値の(1)状態にある出力信号CMA乃至
CMDと出力信号FMA乃至FMDが前記ナンド回
路169乃至176を通過しないように前記出力
信号FCLGはその電源スイツチ13のオン時から
所定時間論理値の(0)状態を保持し、その後出
力信号FCLGは(1)状態に変化して前記ナンド回路
159乃至176を導通状態に変化させる。前記
ナンド回路169,172からの出力信号はイン
バータ177,178及びダイオードを介してト
ランジスタ・アレー179の入力端子に供給さ
れ、ナンド回路170,171からの出力信号は
ダイオードを介してそのトランジスタ・アレー1
79の入力端子に供給されており、そのトランジ
スタ・アレー179からの出力信号CLTA乃至
CLTDは前記信号CMA乃至CMDにそれぞれ対応
し、その信号CMA,CMDが論理値の(0)また
は(1)状態にある時に出力信号CLTA,CLTDは論
理値の(1)または(0)状態になり、信号CMB,
CMCが論理値の(0)または(1)状態にある時に
出力信号CLTB,CLTCは論理値の(0)または
(1)状態になる。同様に、前記ナンド回路173,
176からの出力信号はインバータ180,18
1及びダイオードを介してトランジスタ・アレー
182の入力端子に供給され、ナンド回路17
4,175からの出力信号はダイオードを介して
そのトランジスタ・アレー182の入力端子に供
給されており、そのトランジスタ・アレー182
からの出力信号FTA乃至FTDは信号FMA乃至
FMDに対応し、そのFMA,FMDが論理値の
(0)または(1)状態にある時に信号FTA,FTD
は(1)または(0)状態になり、信号FMB,FMC
が(0)または(1)状態にある時に信号FTB,
FTCは(0)または(1)状態になる。前記トラン
ジスタ・アレー179,182としてテキサス・
インスツルメント社のSN75466トランジスタ・ア
レー相当品が好適である。
第16図に示すクランプ用直流モータ41の駆
動回路は前記出力信号CLTA乃至CLTDに従つて
動作し、その回路構成は公知のトランジスタ・ブ
リツジ回路であり、前記信号CMA乃至CMDが
(1、0、1、0)状態になつた時に出力信号
CLTA乃至CLTDは(0、0、1、1)状態に変
化してパワー・トランジスタ183a,183c
が導通し、モータ41は回転して前記押え板39
を上昇させる。前記信号CMA乃至CMDが(0、
1、0、1)になつた時に出力信号CLTA乃至
CLTDは(1、1、0、0)に変化してパワー・
トランジスタ183b,183dが導通し、モー
タ41は前述の回転方向に対して反対方向に回転
して押え板39を下降させる。而して、押え板3
9の上昇及び下降(クランプ27の開放及び閉
成)動作が行われる。
第17図に示す布押え用直流モータ42の駆動
回路も同様に前記出力信号FTA乃至FTDに従つ
て動作し、前記信号FMA乃至FMDが(1、0、
1、0)になつた時に出力信号FTA乃至FTDが
(0、0、1、1)に変化してパワー・トランジ
スタ184a,184cが導通し、モータ42は
回転して前記布押え6を上昇させる。一方、信号
FMA乃至FMDが(0、1、0、1)になつた時
に出力信号FTA乃至FTDは(1、1、0、0)
に変化してパワー・トランジスタ184b,18
4dが導通し、そのモータ42は反対方向に回転
して布押え6を下降させる。
前記縫製駆動装置103について第18図を参
照して説明すると、ミシン制御回路185は前記
インターフエイス95のポートPA6,PA7,
PC2からインバータ186乃至188を介して
信号MVA,SPD,TBRを受け、更に第10図
に示すフリツプ・フロツプ157から出力信号
EMSをインバータ189,190を介して受け
る。前記信号MVEはミシンモータ10の回転駆
動及びその停止を指令するための信号で、前記
SPDはミシンモータ10の高速駆動(2000r・
p・m)及び低速駆動(200r・p・m)を指令す
るための信号であり、その信号SPD,MVEが
(0、0)状態の時に制御回路185はミシンモ
ータ駆動回路191に停止信号を供給してミシン
モータ10を停止させ、信号SPD,MVEが
(0、1)または(1、1)状態の時にミシンモ
ータ10は低速駆動または高速駆動される。前記
信号TBRは糸切り用のソレノイド192の励磁
を指令するための信号で、その信号TBRが論理
値の(1)の状態(ソレノイド192の励磁指令状
態)にある時に糸切り位置検出器193が第13
図のcに示す糸切り位置信号TCPを発生すると、
制御回路185はソレノイド駆動回路194に励
磁信号を供給してソレノイド192を励磁させ
る。また、前記非常停止スイツチ15が押圧され
て前記フリツプ・フロツプ157からの出力信号
EMSが一時的に論理値の(0)状態になつた時
に前記ミシン制御回路185は前記駆動回路19
1,194の動作を非常停止させ、その後再び非
常停止スイツチ15が押圧されて出力信号EMS
が一時的に(0)状態になると、制御回路185
はその非常停止を解除して前記駆動回路191,
194を動作状態にセツトする。
前記パルスモータ駆動装置104について第1
9図を参照して説明すると、前記インターフエイ
ス59のポートPA4,PA5からの出力信号
DX,DYと、そのポートPC0,PC1からの出力
信号XCL,YCLとに従つてパルスモータ駆動回
路195は動作する。ナンド回路196はその入
力端子に出力信号DX,XCLをそれぞれ受け、ナ
ンド回路197は一方の入力端子にインバータ1
98を介して信号DXを受けると共に他方の入力
端子に信号XCLを直接受け、ナンド回路199
は信号DY,YCLをその入力端子にそれぞれ受
け、ナンド回路200はその一方の入力端子にイ
ンバータ201を介して信号DYを受けると共に
他方の入力端子に信号YCLを直接受ける。前記
信号DX,DYは前記X軸及びY軸パルスモータ
48,49の歩進方向を指令するための方向信号
であり前記信号XCL,YCLはそれらのパルスモ
ータ48,49の歩進動作を指令するためのクロ
ツク・パルス信号であり、前記信号DX,DYが
論理値の(1)状態にある時に信号XCL,YCLはナ
ンド回路196,199を通過してパルスモータ
駆動回路195に供給され、前記ワークホルダー
7は正X軸方向並びに正Y軸方向(第3図に示す
矢印X方向及び矢印Y方向)にそれぞれ移動す
る。反対に、前記信号DX,DYが論理値の(0)
状態にある時に信号XCL,YCLはナンド回路1
97,200を通過して駆動回路195に供給さ
れ、前記ワークホルダー7は負X軸方向並びに負
Y軸方向にそれぞれ移動する。
前記読み取り・書き込み装置105について第
20図を参照して説明すると、前記インターフエ
イス95のポートPA0乃至PA3からの出力信号
MN1乃至MN4によつて表わされるデータと、
前記インターフエイス94のポートPC0から書
き込み基準クロツク・パルス信号として発生され
る信号MN5と、前記インターフエイス94のポ
ートPC1から出力されるリード・ライト制御信
号WRCと、前記読み取り・書き込み装置105
内の5つの磁気ヘツド用増幅器を予め定められた
初期状態にセツトするためにインターフエイス9
4のポートPC2から出力される信号APRとが前
記読み取り・書き込み装置105の入力端子にイ
ンバータ202乃至208を介してそれぞれ供給
され、前記磁気カード22の送り方向を指令する
ためにインターフエイス94のポートPC3,PC
4から出力される信号NFW,NBWがその読み
取り・書き込み装置105の入力端子にインバー
タ209,210及びインバータ211,212
を介してそれぞれ供給される。前記信号WRCが
論理値の(1)状態(書き込み状態)にある時に前記
信号MN1乃至MN4から成る4ビツトデータ
と、前記クロツク・パルス信号としての信号MN
5とが前記磁気カード22に順次書き込まれる。
反対に、前記信号WRCが論理値の(0)状態
(読み取り状態)にある時に前記読み取り・書き
込み装置105は磁気カード22上の4つのデー
タ・トラツクと1つのクロツク・パルス用トラツ
クとを検索して信号MT1乃至MT4をインバー
タ213乃至216を介して出力すると共にクロ
ツク・パルス信号としての信号MT5をインバー
タ217を介して出力する。また、前記読み取
り・書き込み装置105は、前記磁気カード22
が第1図に示す制御パネル12の開口23に挿入
された時に論理値の(1)状態に変化する信号ASW
をインバータ218を介して出力すると共に、前
記磁気カード22の送り速度が安定した時に論理
値の(1)状態に変化する信号BSWをインバータ2
19を介して出力する。前記出力信号MT1乃至
MT5と出力信号ASW,BSWとは前記インター
フエイス94のポートPB0乃至PB6にそれぞれ
供給される。
前記制御パネル12上の表示ランプについて第
21図を参照して説明すると、前記電源ランプ1
8、テスト・ランプ19、非常停止ランプ20、
糸なし表示ランプ21の各々は発光ダイオードに
より構成され、その電源ランプ18は前記電源ス
イツチ13のオン・オフ操作に従つて点灯及び消
灯し、テスト・ランプ19は前記テスト・スイツ
チ14の開閉操作に従つて前記インバータ156
(第10図に示す)から出力される信号TESをイ
ンバータ220を介して受けて点滅する。前記非
常停止ランプ20は前記非常停止スイツチ15の
押圧及びその押圧の解除操作に従つて前記インタ
ーフエイス94のポートPC7から出力された信
号EMLPをインバータ221を介して受けて点
滅し、前記糸なし表示ランプ21はそのインター
フエイス94のポートPC6から出力された信号
NTLPをインバータ222を介して受けて点滅
する。
前記キーボード101について第22図及び第
23図を参照して説明すると、前記X軸ジヨグ・
キー117,118は自動復帰型で且つ常時開放
状態にあるスイツチにより構成されその開閉操作
に従つてインバータ223,224は信号JPX,
JMXを出力し、同様に前記Y軸ジヨグ・キー1
19,120は自動復帰型で且つ常時開放状態に
あるスイツチにより構成されその開閉操作に従つ
てインバータ225,226は信号JPY,JMY
を出力し、前記プログラム・キー106は自動復
帰型で且つ常時開放状態にあるスイツチにより構
成されその開閉操作に従つてインバータ227は
信号PRSを出力する。前記出力信号JPX,JMY,
JPY,JMYは前記インターフエイス94のポー
トPA2乃至PA5に供給され、前記出力信号
PRSはそのインターフエイス94のポートPA7
に供給される。後述のプログラミング時に前記X
軸ジヨグ・キー117または118を押圧して閉
成させると、前記出力信号JPXまたはJMXが論
理値の(1)状態に変化して前記ワークホルダー7が
正X軸方向または負X軸方向に移動し、またプロ
グラミング時に前記Y軸ジヨグ・キー119また
は120を閉成させると、前記出力信号JPYまた
はJMYが論理値の(1)状態に変化してそのワー
ク・ホルダー7が正Y軸方向または負Y軸方向に
移動する。プログラミングを開始するために前記
プログラム・キー106を押圧して閉成させた時
に前記インバータ227はその出力信号PRSを
論理値の(1)状態に変化させる。次に、第23図に
示す操作キーについて説明すると、その第23図
に示された19個の操作キーは全て自動復帰型で且
つ常時開放状態にあるスイツチにより構成され、
作業者の押圧操作に従つて接点aと接点bとを閉
成させるように構成されている。10進数の「0」
から「7」までの数字に対応する前記数字キー群
114中の数字キーK0乃至K7の接点bに後述
のデコーダ228からの走査信号SC0が供給さ
れ、10進数の「8」及び「9」の数字に対応する
数字キー群114中の数字キーK8,K9の接点
bにそのデコーダ228からの走査信号SC1が
供給されると共に前記フイード・キー110、ミ
ラー・キー113そしてエンド・キー108の接
点bにその走査信号SC1が供給され、前記リセ
ツト・キー107、ロード・キー109、プラ
ス・キー115そしてマイナス・キー116の接
点bに前記デコーダ228からの走査信号SC2
が供給される。一方、前記数字キーK0,K8そ
してリセツト・キー107の接点aの共通接続点
からの信号RL0と、数字キーK1,K9そして
ロード・キー109の接点aの共通接続点からの
信号RL1と、数字キーK2、フイード・キー1
10そしてプラス・キー115の接点aの共通接
続点からの信号RL2と、数字キーK3、ミラ
ー・キー111そしてマイナス・キー116の接
点aの共通接続点からの信号RL3と、数字キー
K4及びキヤンセル・キー112の接点aの共通
接続点からの信号RL4と、数字キーK5及びラ
イン・キー113の接点aの共通接続点からの信
号RL5と、数字キーK6及びエンド・キー10
8の接点aの共通接続点からの信号RL6と、数
字キーK7の接点aからの信号RL7とが第24
図に示す表示インターフエイス90の入力端子に
それぞれ供給される。而して前記デコーダ228
からの走査信号SC0乃至SC2に従つて前記19個
の操作キーの開閉状態が走査され、その走査結果
である前記信号RL0乃至RL7が前記表示インタ
ーフエイス90を介して前記中央処理制御部84
に送られる。
前記表示インターフエイス90及びデコーダ1
29について第24図を参照して説明すると、そ
の表示インターフエイス90はインテル社の8279
インターフエイスを使用しておりデータ・バス
LDBを通して前記中央処理制御部84とデータ
及び命令の送受を行うことができ、その制御部8
4からリセツト信号RSP、ライト信号PWTそし
てリード信号PRDを受けると共に第4図に示す
デコーダ88からチツプ・セレクト信号SP4を
受ける。また、前記中央処理制御部84内部のク
ロツク・ジエネレータ(図示せず)から基準クロ
ツク・パルス信号RCPがそのインターフエイス
90に供給されると共にその制御部84からのア
ドレス・データDA0が同様にインターフエイス
90に供給され、そのアドレス・データDA0
は、表示インターフエイス90にデータ・バス
LDBを通して入力された信号及びそのインター
フエイス90からデータ・バスLDBに出力され
るべき信号が命令及びデータのいずれに変換され
るのかを指示するために使用される。前記インタ
ーフエイス90から出力された4ビツトの表示コ
ード信号DPA,DPBはデコーダ229により解
読され、そのデコーダ229は表示信号AP0乃
至AP6と表示信号BP0乃至BP6とを出力する。
前記デコーダ228は前記表示インターフエイス
90からの4ビツトの走査コード信号DRSを受
けて走査信号SC0乃至SC7を出力し、その走査
信号SC0乃至SC2は前述の如く第23図に示す
操作キーの開閉状態を走査するためにそれらの操
作キーに供給され、更に走査信号SC0乃至SC7
はトランジスタ・ドライバ230に供給される。
そのトランジスタ・ドライバ230は前記走査信
号SC0乃至SC7に従つてオン・オフ動作する8
個のトランジスタを有し、それらのトランジスタ
によつて表示駆動信号V0乃至V7を発生するよ
うに構成されている。前記デコーダ228,22
9は第4図においてデコーダ129として示され
ており、そのデコーダ228としてテキサス・イ
ンスツルメント社のSN54LS138デコーダ相当品
が好適であり、デコーダ229として同社の
SN5447Aデコーダ相当品を2個使用するのが好
適である。前記表示インターフエイス90は信号
KEYINTを前記インターフエイス96のポート
PA6に供給しており、その信号KEYINTは第2
3図に示す操作キーが閉成された時に論理値の(1)
に変化し、それらの操作キーの開閉状態を示す前
記8ビツトの信号RL0乃至RL7が前記表示イン
ターフエイス90の内部メモリー(図示せず)に
記憶される。前記中央処理制御部84は前記信号
KEYINTが(1)状態であれば表示インターフエイ
ス90の内部メモリーの記憶内容を読み取つて閉
成された操作キーが何かを判断する。
前記表示部群128について第25図及び第2
6図を参照して説明する。この表示部群128に
ついては前述した如く前記X軸及びY軸位置表示
部125,126と、数字表示部127と、第6
図に示す4個のランプ121乃至124とがその
表示部群128を構成しており、そのX軸位置表
示部125には前記表示信号BP0乃至BP6と前
記表示駆動信号V0,V1とが供給され、Y軸位
置表示部126には前記表示信号AP0乃至AP6
と前記表示駆動信号V0,V1とが供給され、数
字表示部127には前記表示信号AP0乃至AP6
と前記表示駆動信号V2乃至V4とが供給され
る。また、前記フイード・ランプ121には表示
信号BP0と表示駆動信号V5とが、前記ミラ
ー・ランプ122には表示信号BP0と表示駆動
信号V6とが、前記キヤンセル・ランプ123に
は表示信号AP0と表示駆動信号V5とが、前記
ライン・ランプ124には表示信号AP0と表示
駆動信号V7とがそれぞれ供給される。前記3個
の表示部125乃至127と4個のランプ121
乃至124とは前記表示駆動信号V0乃至V7が
順次論理値の(1)状態に変化することにより前記表
示信号AP0乃至AP6及び表示信号BP0乃至BP
6に従つて順次点滅表示する。
次に、第4図に示すタイマー231について説
明すると、そのタイマー231は前記X軸及びY
軸パルスモータ48,49の歩進動作を制御する
クロツク・パルス信号XCL,YCLの発生のため
と、後述のプログラミング時における遅延時間設
定のためとに使用され、前記デコーダ88からチ
ツプ・セレクト信号SP7を受けて動作する。ま
た、そのタイマー231は前記中央処理制御部8
4からリード信号PRD、ライト信号PWTそして
基準クロツク・パルス信号RCPを受け、更にデ
ータ・バスLDBを通してその制御部84とデー
タの送受を行うことができ、3つのパルス信号
TC1乃至TC3は前記アドレス・データDA0,
DA1に従つて選択されてそのタイマー231か
ら出力される。それらのパルス信号TC1乃至TC
3のパルス幅並びにその発生時期は前記データ・
バスLDBを通して供給されるデータ及び命令に
従つて決定され、そのパルス信号TC1,TC2は
前記クロツク・パルス信号XCL,YCLの発生の
ために使用され、パルス信号TC3は遅延時間設
定のために使用される。それらのパルス信号TC
1乃至TC3は前記インターフエイス95のポー
トPC4乃至PC6に供給される。
以上説明した構成より成る数値制御ミシン及び
そのプログラミング装置の動作について以下に説
明する。
本実施例においては縫製指令及びフイード指令
に従つて縫製動作とワークホルダー7の移動とが
制御され、その縫製指令としては一針縫製指令と
直線縫製指令との2種類のものが使用され、その
縫製指令は2バイトの2進コード形式で表示され
その第1のバイトSBY1のビツトB0乃至B3に
はY軸パルスモータ49の歩進数DYMが、その
ビツトB4乃至B7にはX軸パルスモータ48の
歩進数DXMが記憶され、その歩進数DYM、
DXMから位置データが構成されている。前記縫
製指令の第2のバイトSBY2のビツトB0乃至B2
にはその縫製指令の繰り返し回数RPTが、その
ビツトB3には後述のプログラミング時における
1ステツプ内の最終縫製指令を表わすステツプ終
了コードSTEが、ビツトB4、B5にはX軸及びY
軸パルスモータ48,49の歩進方向DSX,
DSYが、ビツトB6、B7にはミシンモータ10の
速度及びその停止を指示するミシン制御命令
SECTがそれぞれ記憶され、その繰り返し回数
RPT、ステツプ終了コードSTE、歩進方向
DSX,DSYそしてミシン制御命令SECTから動
作命令が構成されている。前記縫製指令の構成は
第27図に示されている。前記フイード指令は、
ミシンモータ10の回転を停止させた状態でワー
クホルダー7をX軸及びY軸方向に移動させるた
めに使用され、そのフイード指令は前記縫製指令
と同様に2バイトの2進コード形式で表示されそ
の第1のバイトSBY1には縫製指令と同様にX
軸及びY軸の歩進数DXM、DYMから成る位置
データが記憶され、その第2のバイトSBY2の
前記繰り返し回数RPTに(0、0、0)が設定
されると共にミシン制御命令SECTにミシンモー
タ10の停止を指示する(0、0)が設定されて
いる。
前記RAM85は、作業領域及び縫製プログラ
ム領域を有し、その作業領域は16進数のアドレス
(2000)からアドレス(207F)までのプログラム
作業領域と、プログラミングにより作成された指
令を一時記憶するために使用されるアドレス
(2080)からアドレス(20FF)までのSTRAM領
域とから成り、その縫製プログラム領域としてア
ドレス(2100)からアドレス(28FF)までの領
域が用意されている。前記プログラム作業領域中
の各アドレスの8ビツトの記憶内容については第
28図及び第29図に示されている。
先に、プログラミング動作について説明する。
前記電源スイツチ15を閉成(オン状態)させる
と前記入出力インターフエイス89、表示インタ
ーフエイス90そしてタイマー231が前記
PROM86内のプログラムに従つて初期モード
にセツトされ、その後に前記中央処理制御部84
から論理値の(1)状態の信号FCLGが前記布支持駆
動装置群102中のナンド回路169乃至176
の一方の入力端子に供給されてそれらのナンド回
路は導通状態に変化する。続いて、前記RAM8
5の作業領域[アドレス(2000)からアドレス
(20FF)までの領域]がクリアされ、前記プログ
ラム・キー106、スタート・スイツチ130、
クランプ・スイツチ132、ジヨグ・キー117
乃至120そしてその他の操作キーの開閉状態の
検索が第30図及び第31図に示すプログラムに
従つて行われる。その検索動作はスイツチまたは
キーが閉成状態(オン状態)になるまで繰り返さ
れる。
作業者は第32図に示す如く紙シート232上
に希望形状のトレース線233,234を描き、
更に絶対原点位置AHPに対応する印PHを付す。
その紙シート232を絶対原点位置において前記
ワークホルダー7に取り付けるために前記スター
ト・ペダル24を踏み込んでスタート・スイツチ
130の共通端子cと接点aとを接続させ信号
STSを(1)に変化させると、前記中央処理制御部
84は第33図に示す縫製動作プログラムを実行
する。その縫製動作プログラムに従つててアドレ
ス(2000)の記憶内容RETONをチエツクする。
この記憶内容RETONは前述の作業領域のクリア
によりその8ビツトが全て(0)の状態になつて
いる。これ以降の説明において前記RAM85中
の各アドレスの8ビツトの記憶内容をその上位4
ビツトと下位4ビツトとに分け、その各4ビツト
を16進数(「0」から「F」までの記号)で表示
する。例えば、記憶内容(0、1、1、1、1、
0、1、0)を(7A)として表示する。それ故、
前記記憶内容RETONは16進数の(00)になつて
おり、前記布押え6を上昇させるために前記中央
処理制御部84は前記インターフエイス96を介
して布支持駆動装置群102に(1、0、1、
0)状態の前記信号FMA乃至FMDを供給し、そ
れらの信号FMA乃至FMDは前記導通状態にある
ナンド回路173乃至176を通過して前記パワ
ー・トランジスタ184a,184cを導通さ
せ、布押え用直流モータ42は駆動されて布押え
6を上昇させる。その布押え6が上昇して予め定
められた上方位置に達した時に前記布押え位置検
出装置44からの信号FPUが論理値の(0)に
変化し、それにより前記制御部84は信号FMA
乃至FMDを(0、0、0、0)に変化させて直
流モータ42への電力供給を遮断する。その後、
ワークホルダー7は後述の絶対原点移動サブルー
チンに従つて絶対原点位置AHPに位置決めされ、
縫製原点移動(1)サブルーチンが続いて実行され
る。第51図に示す如く、縫製原点移動(1)サブル
ーチン内においてプログラミングされた指令が縫
製プログラム領域に記憶されているか否かがチエ
ツクされる。即ち、アドレス(2101)、(2102)の
内容が(38)、(50)であるか否かがチエツクされ
るが、現在縫製プログラム領域にはプログラミン
グされた指令が記憶されていないことから第53
図に示す非常停止サブルーチンが実行され、X軸
及びY軸パルスモータ48,49の駆動が停止さ
れてワークホルダー7は絶対原点位置AHPに保
持される。非常停止サブルーチンから脱出するた
めに非常停止スイツチ15を押圧すると、信号
EMSが論理値の(0)に変化し第30図に示す
入力部WRに戻つて再びスイツチ及び操作キーの
開閉状態が検索される。
而して、ワークホルダー7が絶対原点位置
AHPに位置決めされた後に作業者はそのワーク
ホルダー7に装置された位置決め手段を使用して
前記紙シート232をワークホルダー7に取り付
ける。その紙シート232の取り付け作業は、そ
の紙シート232上に付された印PHが前記縫針
5の落下点に一致するように紙シート232を位
置決めすることにより行われる。また、縫針5の
落下点と紙シート232上の印PHとが一致して
いるか否かを判別し易くするためにその縫針5の
先端を紙シート232に近づけて位置決めする。
その紙シート232の位置決め後にクランプ27
を閉成させるためにクランプ・ペダル25を踏み
込んでクランプ・スイツチ132の共通端子cと
接点aとを接続させると、信号CLSが論理値の(1)
に変化して第35図に示すクランプ・プログラム
が実行される。そのクランプ・プログラムの実行
により前記論理値の(0)にある信号FPUがチ
エツクされ、続いてクランプ27が閉成されると
共に布押え6が下降して再び信号CLSがチエツク
される。そのクランプ・ペダル25の踏み込みが
解除されて信号CLSが論理値の(0)に変化する
と、クランプ・プログラムは終了して前記入力部
WTに戻る。
以上の予備作業が終了すれば前記紙シート23
2上のトレース線233,234を追跡しながら
プログラミングを行うことができる。そのプログ
ラミング動作を説明する前に第50図乃至第56
図に示すサブルーチンについて簡単に説明する。
1 絶対原点移動サブルーチン 第50図に示す絶対原点移動サブルーチンは
ワークホルダー7を絶対原点位置AHPに復帰
させるために使用される。
その絶対原点移動サブルーチンがプログラム
実行中にコールされると、前記インターフエイ
ス95のポートPA4,PA5からの信号DX,
DYが(0)、(0)に変化してパルスモータ駆
動装置104に供給される。これにより、X軸
及びY軸パルスモータ48,49の歩進方向即
ちワークホルダー7が負X軸方向及び負Y軸方
向に移動するように方向が指示される。続い
て、X軸原点及びY軸原点リミツトスイツチ8
2,83の状態がチエツクされ、その結果に従
つてアドレス(200D)の記憶内容PCLが設定
される。その記憶内容PCLはX軸及びY軸パ
ルスモータ48,49の歩進動作を制御するた
めに使用され、PCLが(01)の時にはX軸パ
ルスモータ48が1歩進するように制御し、
PCLが(02)の時にはY軸パルスモータ49
が1歩進するように制御し、PCLが(03)の
時には両パルスモータ48,49がそれぞれ1
歩進するように制御する。それ故、前記PCL
の状態に従つて前記インターフエイス95のポ
ートPC0,PC1からの信号XCL,YCLの発
生が決定される。上記の如く、両パルスモータ
48,49の1歩進動作が繰り返されX軸原点
及びY軸原点リミツトスイツチ82,83の共
通端子cと接点aとが接続されて信号HLX,
HLYがそれぞれ(1)になつた時に実行中のプロ
グラムに戻る。而してワークホルダー7は絶対
原点AHPに復帰する。
2 縫製原点移動(1)サブルーチン 第51図に示す縫製原点移動(1)サブルーチン
は、ワークホルダー7を絶対原点位置AHPか
ら第32図に示す紙シート232上の縫製原点
位置SHP(位置P1に一致している)まで移動
させるために使用される。
縫製原点移動(1)サブルーチンがコールされる
と、ワークホルダー7が前述の絶対原点移動サ
ブルーチンに従つて絶対原点位置AHPに位置
決めされ、ワークホルダー7の移動方向を正X
軸方向及び正Y軸方向にするためにパルスモー
タ駆動装置104に(1)状態の信号DX,DYが
供給される。続いて、縫製プログラム領域のア
ドレス(2101)とアドレス(2102)との内容が
チエツクされることにより縫製プログラム領域
に記憶された指令がプログラミングにより作成
された指令か否かを判別し、プログラミングに
より作成された指令がその縫製プログラム領域
に記憶されていない場合には非常停止サブルー
チンを実行することになる。縫製プログラム領
域に記憶された指令がプログラミングにより作
成されたものであれば、アドレス(2103)及び
アドレス(2104)の内容をアドレス(2008)、
(2009)に記憶させPOXとすると共にアドレス
(2105)及びアドレス(2106)の内容をアドレ
ス(200A)、(200B)に記憶させPOYとする。
前記アドレス(2103)、(2104)及びアドレス
(2105)、(2106)には後述のプログラミング動
作の説明により明らかになるが、絶対原点位置
AHPから縫製原点位置SHPまでワークホルダ
ー7を移動させるために設定されたX軸及びY
軸パルスモータ48,49の歩進数AXN、
AYNが記憶されておりその歩進数AXN、
AYNは前記POX、POYとして作業領域に記
憶される。16ビツトの記憶内容POX、POYは
(0000)か否かチエツクされ、その結果に従つ
て記憶内容PCLが設定されると共にそのPOX、
POYから1を減算した演算結果がPOX、POY
として記憶され、前記PCLの状態に従つて信
号XCL,YCLがパルスモータ駆動装置104
に供給されて両パルスモータ48,49の1歩
進動作が制御される。その1歩進動作の繰り返
しによりワークホルダー7が縫製原点位置
SHPに達して記憶内容POX、POYが共に
(0000)になつた時に縫製原点移動(1)サブルー
チンから抜け出して実行中のプログラムに戻
る。而して、ワークホルダー7は絶対原点位置
AHPから縫製原点位置SHPまで移動されてそ
の原点位置SHPに位置決めされる。
3 縫製原点移動(2)サブルーチン 第52図に示す縫製原点移動(2)サブルーチン
は、ワークホルダー7を絶対原点位置AHP以
外の位置から縫製原点位置SHPに復帰させる
ために使用される。
縫製原点移動(2)サブルーチンがコールされる
と、アドレス(200C)の記憶内容POSに従つ
て信号DX,DYの状態が決定されその信号
DX,DYがパルスモータ駆動装置104に供
給される。これによりワークホルダー7の移動
方向が記憶内容POSに従つて決定される。そ
の記憶内容POSは縫製原点位置SHPに対する
ワークホルダー7が実際に位置している位置の
X軸及びY軸方向を表わしている。続いて、記
憶内容POX、POYが(0000)か否かチエツク
され、その結果に従つて記憶内容PCLが設定
されると共に記憶内容POX、POYの減算動作
が行われ、そのPCLの状態に従つて信号XCL,
YCLが出力されてX軸及びY軸パルスモータ
48,49の1歩進動作が制御される。ワーク
ホルダー7が縫製原点位置SHPに達して記憶
内容POX、POYが共に(0000)になつた時に
縫製原点移動(2)サブルーチンは終了して実行中
のプログラムに戻る。
4 非常停止サブルーチン 第53図に示す非常停止サブルーチンは、前
記ゲート168からの(1)状態の信号SSTが中
央処理制御部84に供給されて割り込み要求が
行なわれた時と、縫製プログラム領域に記憶さ
れた指令がプログラミングにより作成された指
令でない時とにそれぞれコールされる。
非常停止サブルーチンがコールされると、ミ
シンモータ10、X軸及びY軸パスルモータ4
8,49、クランプ用直流モータ41、布押え
用直流モータ42そして磁気カード22を送る
ための駆動部(例えばモータ)にそれぞれ供給
される指令が全て停止指令に変化し、それらの
駆動部の動作を停止させる。その後、非常停止
ランプ19を点灯させ、非常停止スイツチ15
の共通端子cと接点aとが接続されているか否
か、即ち信号EMSが(0)か否かチエツクし、
続いてアドレス(2035)の記憶内容SEWFLが
(01)か否かチエツクする。この記憶内容
SEWFLは実行中のプログラムが第33図に示
す縫製動作プログラムか否かをチエツクするた
めに使用され、縫製動作中であれば前記インタ
ーフエイス95のポートPC2からの信号TBR
を(1)に変化させ、それにより糸切り指令がソレ
ノイド駆動回路194に供給される。続いて、
非常停止ランプ19を消灯させて第30図に示
す検索動作プログラムの入力部WRに戻る。而
して、非常停止サブルーチンが実行されるが、
その非常停止サブルーチンから抜け出すために
非常停止スイツチ15を操作することが必要条
件になつている。また、非常停止サブルーチン
の実行後には作業領域がクリアされてスイツチ
及びキーの操作状態が第30図及び第31図に
示す検索動作プログラムに従つて検索される。
5 データ変換サブルーチン 第54図に示すデータ変換サブルーチンは、
前記RAM85中のアドレス(IAD)からアド
レス(LAD)までに記憶された指令を縫製指
令またはフイード指令に変換するために使用さ
れ、そのIADは作業領域中のアドレス(2036)
及びアドレス(2037)の記憶内容を意味してお
り、LADは作業領域中のアドレス(2038)及
びアドレス(2039)の記憶内容を意味してお
り、そのIAD及びLADはデータ変換サブルー
チンがコールされる前に指定される。また、本
実施例における縫製指令とフイード指令との関
係について説明すると、原則的にフイード指令
に続く最初の2つの一針縫製指令のミシン制御
命令SECTは低速指示の(01)にそれぞれ設定
され、フイード指令の前及び後述の縫製動作終
了を指示する終了指示の前にプログラミングさ
れた最後の2つの一針縫製指令のミシン制御命
令SECTは低速指示の(01)にそれぞれ設定さ
れる。
データ変換サブルーチンがコールされると、
アドレス(IAD)からアドレス(LAD)まで
に記憶された多数の指令のX軸歩進数DXM及
びY軸歩進数DYMを歩進方向DSX,DSYを考
慮して合計し、そのX軸歩進数の合計値をアド
レス(2010)及びアドレス(2011)に記憶して
JOGXとし、Y軸歩進数の合計値をアドレス
(2012)及びアドレス(2013)に記憶して
JOGYとし、それらの合計値の符号をアドレス
(2014)に記憶してJOGSとする。続いて、ア
ドレス(LAD)の記憶内容のビツトB6が
(0)か否か、即ちアドレス(LAD)に記憶さ
れた指令がミシンモータ10の停止を指示して
いるか否かをチエツクし、その結果に従つて前
記中央処理制御部84は縫製指令またはフイー
ド指令を作成し前記STRAM領域に記憶する。
その時、縫製指令またはフイード指令は前記
JOGX、JOGY、JOGSに基いて作成され、そ
の縫製指令のミシン制御命令SECTは無条件に
高速指示の(11)に設定される。その後、最初の2
つの縫製指令の命令SECTを高速指示の(11)から
低速指令の(01)に変換する必要があるか否か
が、アドレス(IAD−1)及びアドレス(IAD
−3)の記憶内容のビツトB6の状態と、(IAD
−1)及び(IAD−3)が縫製プログラムにお
いて縫製指令を記憶するための最初のアドレス
[本実施例における(2107)]より1つ前のアド
レスを意味しているか否かの判別結果とにより
決定される。続いて、同様に最後の2つの縫製
指令の命令SECTを高速指示の(11)から低速指示
の(01)に変換する必要があるのか否かが、ア
ドレス(LAD+2)及びアドレス(LAD+
4)の記憶内容のビツトB6の状態により決定
される。続いて、縫製プログラム領域において
変換されるべき指令[アドレス(IAD)からア
ドレス(LAD)までに記憶された指令]のバ
イト数を演算してアドレス(2018)に記憶し、
そのバイト数をDBYT1として表わす。前記
STRAM領域中の指令のバイト数を演算し前
記DBYT1からその演算されたバイト数を演算
してアドレス(2019)に記憶すると共にその減
算結果の符号に従つてアドレス(2019)の記憶
内容DBYT2だけ縫製プログラム領域のアドレ
ス(LAD+1)以降の指令をシフトしてブラ
ンク領域を形成する。その後、STRAM領域
中の指令はアドレス(IAD)を先頭アドレスと
してブランク領域に順次記憶される。而して、
STRAM領域中の指令が縫製プログラム領域
に転送されると、データ変換サブルーチンは終
了して実行中のプログラムに戻る。
6 データ出力サブルーチン 第55図及び第56図に示すデータ出力サブ
ルーチンがコールされると、前記中央処理制御
部84中のアドレス・カウンタによつて縫製プ
ログラム領域から読み出された指令の第1バイ
トSBY1並びに第2のバイトSBY2をアドレ
ス(2002)及びアドレス(2003)にそれぞれ記
憶しDAT1、DAT2として表わし、続いてアド
レス(2030)の内容MUSFLの状態をチエツク
する。このMUSFLのチエツクは後述のマイナ
ス・キー116の閉成操作に従つてDAT2のビ
ツトB5、B4を反転させるために行われる。便
宜上、アドレス(202D)の内容TESFLが
(00)であるものとして説明すると、その
TESFLのチエツクの後にアドレス(203E)の
内容LOSPがチエツクされ、そのLOSPが(00)
であれば、DAT2のビツトB7乃至B4が読み出
されて、ミシンモータ10の駆動を制御する信
号SPD,MVEの状態がDAT2のビツトB7、B6
に従つて指示されると共にワークホルダー7の
移動方向がそのビツトB5、B4に従つて指示さ
れる。反対に、LOSPが(00)でないならば
DAT2のビツトB7が(0)に設定され、その
DAT2のビツトB7乃至B4が読み出される。前
記ビツトB7の(0)設定によりミシンモータ
10の低速駆動または停止が指示され、ワーク
ホルダー7の移動方向または停止が指示され、
ワークホルダー7の移動方向は前述と同様にビ
ツトB5、B4に従つて指示され、LOSPが1だ
け減算されてその減算結果がLOSPとして記憶
される。LOSPはプログラミングされた全指令
中の一部分の指令に従つて縫製作業を行う時に
使用され、その縫製作業における最初の2針が
ミシンモータ10の低速駆動状態で形成される
ようにLOSPは第33図に示す縫製動作プログ
ラムにより(02)に設定される。上記TESFL、
LOSPがチエツクされた後に続いて、位置演算
(1)が実行され、前記DAT1のX軸歩進数をアド
レス(2004)の内容XPDとして記憶すると共
にそのY軸歩進数をアドレス(2005)の内容
YPDとして記憶する。もし、前記DAT2のビ
ツトB6が(0)、即ち前記アドレス・カウンタ
により読み出された指令がフイード指令で且つ
そのビツトB3が(0)の場合には前記XPD、
YPDをそれぞれ10進数で16倍してその演算結
果をXPD、YPDとする。そして、前記XPD、
YPDを前記POX、POYと加算してその演算結
果をPOX、POYとして記憶する。このPOX、
POYは前記縫製原点位置SHPに対するワーク
ホルダー7のX軸及びY軸方向の位置を表わ
し、そのX軸及びY軸方向が正方向かまたは負
方向かを前記POSが表わしている。前記DAT2
のビツトB6が(1)でありミシンモータ10が低
速または高速で駆動されている場合には前記同
期信号MSYNの発生と同期して前記DAT1の
X軸及びY軸歩進数に従つてワークホルダー7
を移動させ、前記加工布8上に1つの縫目が形
成される。そのワークホルダー7の移動終了毎
に前記DAT2がアドレス(2006)に記憶されて
BDAT2となり、続いて縫製指令中の繰り返し
回数RPTをチエツクしてその結果に従つて前
記ワークホルダー7の移動の繰り返し動作は
RPTが(000)になるまで行われ、その繰り返
し回数と等しい数の縫目が加工布8に形成され
る。一方、DAT2のビツトB6が(0)である
場合には前回実行された指令が縫製指令かまた
はフイード指令かを判別するために前回実行さ
れた指令の第2のバイトSBY2が記憶された
アドレス(2006)の内容BDAT2のビツトB6の
状態をチエツクし、そのBDAT2のビツトB6が
(0)であれば前回実行された指令がフイード
指令であるので布押え6を上昇させてワークホ
ルダー7を移動させ、そのワークホルダー7の
移動終了後にDAT2をアドレス(2006)に記憶
させる。前記BDAT2のビツトB6が(1)であれば
前回実行した指令は縫製指令であり現在実行中
の指令によつてミシンモータ10は停止するこ
とから、前記信号TBRを(1)に変化させて糸切
り指令を出力し、続いて現在実行中の指令が前
記終了指令[ミシン制御命令SECTが(1)である
指令]であるか否かをチエツクし、その結果に
従つて前記縫製原点移動(2)サブルーチンを実行
するか否かを決定する。
現在実行中の指令が縫製指令またはフイード
指令であればその指令を実行した後に実行中の
プログラムに戻る。本実施例におけるフイード
指令の繰り返し回数RPTは(000)に設定され
ていることからフイード指令実行時には繰り返
し動作が行われない。
また、現在実行中の指令が終了指令[ミシン
制御命令(10)である指令]であれば縫製原点移動
(2)サブルーチンを実行し、前記設定スイツチ群
17bによつて縫製枚数が設定されているか否
かをチエツクし、その縫製枚数の設定値が
(00)であれば第30図に示す検索動作プログ
ラムの入力部WTに飛び、その設定値が(00)
でない場合にはその設定値が記憶されたアドレ
ス(202E)の内容DSSを1つ減算してその
DSSが(00)か否かをチエツクする。DSSが
(00)であれば設定された枚数だけ縫製が行わ
れボビン中の糸がなくなつたことを意味するこ
とから糸なし表示ランプ21を点灯して作業者
に知らせる。その糸なし表示状態を解除するた
めに作業者が前記クリア・スイツチ16を押圧
して開放(オン)させた時に前記糸なし表示ラ
ンプ21が消灯して第30図に示すプログラム
の入力部WTに戻る。
次に、アドレス(202D)の内容TESFLが
(01)である場合について説明すると、TESFL
が(01)の場合にはDAT2のビツトB7、B6が
それぞれ(0)に設定されることから、ミシン
モータ10を停止状態にして縫製プログラム領
域中の指令に従つてワークホルダー7を移動さ
せることが可能であり、DAT2のビツトB5、
B4に従つてワークホルダー7の移動方向が決
定される。位置演算(1)及びDAT2のビツトB6
のチエツクが前述と同様に実行され、再び
TESFLがチエツクされた後にクランプ・ペダ
ル25と連動するクランプ・スイツチ132の
状態に従う信号CLSがチエツクされる。クラン
プ・ペダル25が踏み込まれてその信号CLSが
論理値の(1)状態にあれば前記タイマー231か
ら出力されるパルス信号TC3のパスル幅によ
つて設定された50msecの間隔でワークホルダ
ー7は比較的速く間歇移動され、クランプ・ペ
ダル25が開放状態にあつて前記信号CLSが論
理値の(0)状態にあればパルス信号TC3の
パルス幅によつて設定された500msecの間隔で
ワークホルダー7は比較的ゆつくりと間歇移動
される。
次に、第32図に示す紙シート232上のトレ
ース線233,234を追跡しながら行われるプ
ログラミング動作について説明する。
前述の如く電源スイツチ13をオンして第30
図及び第31図に示す検索動作プログラムを実行
させる。そして、プログラミングを開始するため
にプログラム・キー106を閉成(オン)させる
と、信号PRSは(1)になり第36図に示す初期状
態設定プログラムが実行される。そのプログラム
に従つて前記RAM85の作業領域及び縫製プロ
グラム領域がクリアされ、表示部群128を消灯
してワークホルダー7を絶対原点位置AHPに復
帰させ、アドレス(2025)、アドレス(2027)そ
してアドレス(202C)の内容PROFL、FSFL、
RESFLをそれぞれ(01)にセツトし、アドレス
(2030)及びアトレス(2031)の内容RADを
(2103)に設定して前記入力部WTに戻る。
(1) 印PHから位置P1までのプログラミング 本実施例においては、最初に絶対原点位置
AHPから縫製原点位置SHPまでワークホルダ
ー7を連続的に移動させるようプログラミング
する必要があることから、前記X軸ジヨグ・キ
ー117,118及びY軸ジヨグ・キー11
9,120を操作する。4つのジヨグ・キー中
のいずれか1つのジヨグ・キーが閉成(オン)
されると、第34図に示すジヨグ・プログラム
が実行される。そのプログラムに従つてX軸ジ
ヨグ・キー117[(X+)キー]がオンされ
たかまたはX軸ジヨグ・キー118[(X−)
キー]がオンされたかをチエツクし、その結果
に従つてアドレス(200D)及びアドレス
(200E)の内容PCL、PSMを設定する。その
PSMは前記X軸及びY軸パルスモータ48,
49の歩進方向即ちワークホルダー7の移動方
向を指示するために使用され、PSMが(10)の時
に正X軸方向及び負Y軸方向に、PSMが(20)
の時に負X軸方向及び正Y軸方向に、PSMが
(00)の時に負X軸方向及び負Y軸方向に前記
ワークホルダー7の移動方向が指示される。ま
た、同様にY軸ジヨグ・キー119[(Y+)
キー]がオンされたかまたはY軸ジヨグ・キー
120[(Y−)キー]がオンされたかをチエ
ツクし、その結果に従つて前記PCL、PSMを
設定する。その設定されたPCL、PSMに従つ
て前記両パルスモータ48,49を歩進させ
る。それらのパルスモータの1歩進動作毎にア
ドレス(2010)及びアドレス(2011)の内容
JOGXとアドレス(2012)及びアドレス
(2013)の内容JOGYとを変化させ、その
JOGX、JOGYをX軸及びY軸位置表示部12
5,126に表示する。印PHから位置P1ま
でのX軸歩進数AXN並びにY軸歩進数AYN
がそれぞれ10進数で「44」及び「97」である場
合前記JOGXは(002C)でありJOGYは
(0061)であり、X軸及びY軸位置表示部12
5,126に「44」及び「97」が表示される。
その表示された「44」と「97」とを縫製プログ
ラム領域に記憶するために、最初に数字キー群
114中の「5」の数字キーを3回押して数字
表示部127に「555」を表示させ、続いて前
記ロード・キー109を閉成(オン)させる
と、第39図乃至第42図に示すロード・プロ
グラムが実行される。そのプログラムに従つて
前記RESFLの状態がチエツクされ、JOGX、
JOGYは(002C)、(0061)であることから再
びRESFLの状態がチエツクされ、続いて数字
表示部127に「555」が表示されているか否
かがチエツクされるが、現在数字表示部127
に「555」が表示されていることからアドレス
(2040)の内容TRCEが(01)に設定される。
JOGXは(002C)であることから下位桁(2C)
をアドレス(2103)に、上位桁(00)をアドレ
ス(2104)に記憶させ、JOGYは(0061)であ
ることから下位桁(61)をアドレス(2105)
に、上位桁(00)をアドレス(2106)に記憶さ
せる。前記中央処理制御部84は前記指令の記
憶動作と共にアドレス(2030)及びアドレス
(2031)の内容RADを(2103)から1ずつ増加
させ、アドレス(2106)に指令が記憶された時
にはRADは(2107)になつている。続いて、
前記RESFLを(02)にセツトし、入力部L1
を介してJOGX、JOGYの設定指令が実行され
る。それにより、JOGX、JOGYが(0000)に
それぞれ設定され、アドレス(2027)、(2028)、
(2029)、(202A)の内容FSFL、CANFL、
LINFL、MIRFLが(00)にそれぞれ設定さ
れ、表示部群128の表示を「0」に設定する
かまたは消灯し、信号KEYINTを(0)に設
定して前記入力部WTに戻る。前記アドレス
(2103)からアドレス(2106)までに記憶され
た指令は縫製指令及びフイード指令の形式と異
なりX軸及びY軸方向の歩進数AXN、AYN
のみを指示するために使用される。
(2) 位置P1から位置P14までのプログラミン
グ 位置P1からトレース線を追跡してプログラ
ミングする前に縫目ピツチを数字キーの操作に
よつて設定し数字表示部127に表示させる。
例えば、縫目ピツチ3mmにてプログラミングし
たい場合には数字表示部127の表示を10進数
の「015」にする。そしてワークホルダー7を
移動させるためにX軸ジヨグ・キー117をオ
ンさせると、前記ジヨグ・プログラムが実行さ
れて前記PCLが(01)に設定され前記PSMが
(10)に設定される。ワークホルダー7はPCL、
PSMに従つて正X軸方向にX軸パルスモータ
48の1歩進動作により移動され、位置P1に
対するワークホルダー7のX軸及びY軸方向に
おける移動量がJOGX、JOGYに記憶されると
共にX軸、Y軸位置表示部125,126に10
進数で表示される。その後、前記TRCEの状態
がチエツクされるが、そのTRCEは(01)に設
定されていることから前記(00)にある
LINFL、FSFLをチエツクして数字表示部12
7の表示内容が「000」が否かをチエツクする。
現在、数字表示部127には「015」か表示さ
れていることから、その表示「015」の下位2
桁である「1」と「5」とがアトレス(2041)、
(2042)の内容DSP1、DSP2としてそれぞれ記
憶され、数字表示部127の数字表示NSPが
(5≦NSP≦15)の縫目ピツチ設定範囲にある
か否かがチエツクされ、更に[(NSP)2
(JOGX)2+(JOGY)2]の移動量判別範囲に
JOGX、JOGYがあるか否かがチエツクされ、
その後に前記入力部WTに戻る。前記X軸パル
スモータ48の1歩進動作が繰り返されてトレ
ース線233が位置P2まで追跡されると、
JOGX、JOGYが(000F)、(0000)にそれぞれ
なり、アドレス(2014)の内容JOGSはワーク
ホルダー7の移動方向である正X軸方向を表わ
す状態(10)になる。JOGSは前述のPSMの状態と
同様に正X軸及び負Y軸方向移動の場合(10)に、
負X軸及び正Y軸方向移動の場合(20)に、正
X軸及び正Y軸方向移動の場合(30)に、負X
軸及び負Y軸方向移動の場合(00)に設定され
る。そしてX軸及びY軸位置表示部125,1
26には「15」、「00」がそれぞれ表示され、続
いて前述と同様にTRCE、LINFL、FSFLが順
次チエツクされ、数字表示部の数字表示NSP
がチエツクされてその数字表示である「015」
の下位2桁表示をDSP1、DSP2として記憶す
る。数字表示NSPは前述の如く(5≦NSP≦
15)の縫目ピツチ設定範囲にあるか否かがチエ
ツクされるが、その数字表示NSPはその範囲
内にあることから次の判別指令が実行される。
もし数字表示NSPが(5≦NSP≦15)の範囲
内にない場合には数字表示NSPが縫目ピツチ
2mmに相当する10進数の「010」に自動的に変
化する。次の判別指令の実行により、
[(NSP)2≦(JOGX)2+(JOGY)2]の移動量判
別範囲にJOGX、JOGYがあるか否かがチエツ
クされるが、JOGXが10進数の「15」に相当す
る値に達していることから、入力部P3を介し
て第39図乃至第42図に示すロード・プログ
ラムが自動的に実行される。そのロード・プロ
グラムの実行により位置演算(2)が実行され前記
JOGX、JOGYを前記POX、POYに加算して
その演算結果をPOX、POYとして記憶すると
共に、その演算結果の符号をPOSに記憶する。
そのPOX、POYはジヨグ・キーの操作により
移動されたワークホルダー7の位置P1(縫製
原点位置SHP)に対するX軸及びY軸歩進数
を表わしており、POSはそのワークホルダー
7の位置の位置P1に対するX軸及びY軸方向
の符号を表わしている。その後、前記中央処理
制御部84は前記JOGX、JOGYに従つてX軸
及びY軸歩進数DXM、DYMを決定し前記
RADにより指定されたアドレス(2107)にそ
れら歩進数を記憶させ、そのRADを1つ進め
前記JOGSに従つて、歩進方向DSY,DSXを
有する動作命令を作成しVRADにより指定さ
れたアドレス(2108)にその動作命令を記憶
し、それにより一針縫製指令がアドレス
(2107)及びアドレス(2108)に記憶される。
その時、前記RADは1つ進んで(2109)にな
つている。前記作成された一針縫製指令におい
てミシンモータ10が起動されるようにそのミ
シン制御指令SECTは低速指示の(01)に、そ
の歩進方向DSY,DSXは(01)に、ステツプ
終了コードSTEは(1)に繰り返し回数RPTは
(000)に設定される。而して位置P1から位置
P2までの第1ステツプにおいて一針縫製指令
がプログラミングされる。
位置P2からトレース線233を追跡するた
めにX軸ジヨグ・キー117及びY軸ジヨグ・
キー120をオンさせると、前記ジヨグ・プロ
グラムに従つて前記PCLが(03)に設定され
前記PSMが(10)に設定され、そのPCL、PSMに
従つて前記両パルスモータ48,49が1歩進
動作を行い、ワークホルダー7の位置P2から
の移動量を示すJOGX、JOGYがX軸、Y軸位
置表示部125,126にそれぞれ表示され、
前述と同様にTRCE、LINFL、FSFLがチエツ
クされる。そして、数字表示部127の数字表
示がチエツクされるが、前記第1のステツプに
おけるロード・プログラムの実行により数字表
示が「000」になつていることから10進数の
「1」、「5」の状態にあるDSP1、DSP2が数字
表示部127に表示されてその数字表示部12
7の数字表示NSPは「015」になる。その数字
表示NSPは前記縫目ピツチ設定範囲にあるか
否かがチエツクされ、続いてJOGX、JOGYが
移動量判別範囲にあるか否かがチエツクされて
再び検索動作プログラムが実行される。両パル
スモータ48,49の1歩進動作を繰り返すこ
とによりトレース線233の追跡が行われ、そ
のトレース線233が位置P3まで追跡されて
JOGX、JOGYが(000B)、(000B)になると
共にJOGSが(10)になると、そのJOGX、JOGY
は前記移動量判別範囲に達してロード・プログ
ラムが自動的に実行される。それにより、前記
位置演算(2)が実行されて前記POX、POYは位
置P1から位置P3までのX軸及びY軸歩進数
(10進数で「26」及び「11」)を表わしており、
(001A)及び(000B)になりPOSは正X軸及
び負Y軸方向である(10)になつている。前記制御
部84はJOGX、JOGY、JOGSに従つて低速
指示の一針縫製指令を作成してアドレス
(2109)及びアドレス(210A)に記憶させ、前
記RADを(210B)に進める。而して、位置P
2から位置P3までの第2のステツプにおいて
一針縫製指令がプログラミングされる。
位置P3からトレース線233の追跡を継続
して行うためにX軸ジヨグ・キー117及びY
軸ジヨグ・キー120をオンさせると、ジヨ
グ・プログラムに従つてPCL、PSMが(03)、
(10)に設定され、ワークホルダー7が移動され
る。トレース線233が位置P4まで追跡され
てJOGX、JOGYが10進数の「15」、「5」を表
わす(000F)、(0005)にそれぞれなり、JOGS
が(10)になると、前述と同様にJOGX、JOGYが
移動量判別範囲に達してロード・プログラムが
自動的に実行され、それにより位置演算(2)が実
行されて前記POX、POYは10進数の「41」及
び「16」を表わす(0029)及び(0010)になり
POSは(10)になる。前記制御部84はその
JOGX、JOGY、JOGSに従つて高速指示の一
針縫製指令を作成しアドレス(210B)及びア
ドレス(210C)に記憶させると共に、前記
RADを(210D)に進める。而して、位置P3
から位置P4までの第3のステツプにおいて一
針縫製指令がプログラミングされる。
以上説明したように、ワークホルダー7の移
動量[√()2+()2)]が前記設定

れた縫目ピツチの値に達した時にはロード・キ
ー109の操作に関係なくロード・プログラム
が自動的に実行されて一針縫製指令がプログラ
ミングされる。この自動プログラミング動作
は、トレース線233が位置P14まで追跡さ
れるまで行われ、第57図に示す如く一針縫製
指令が順次プログラミングされて縫製プログラ
ム領域に記憶される。そして、POX、POYは
10進数の「164」、「11」を表わす(00A4)、
(000B)になると共にPOSは正X軸方向及び負
Y軸方向を表わす(10)になつている。位置P13
から位置P14までのワークホルダー7の移動
量を表わすJOGX、JOGYが前記移動量判別範
囲に達していない場合において、そのJOGX、
JOGYに従つて一針縫製指令を作成する時には
ロード・キー109をオンさせてロード・プロ
グラムを手動的に実行開始させる必要がある。
(3) 位置P14から位置P15までのプログラミ
ング 位置P14から位置P15までのプログラミ
ングするトレース線233が長い直線である場
合、即ち、X軸及びY軸歩進数が10進数で
「158」及び「0」である場合、前記ライン・キ
ー113をオンさせると、X軸ジヨグ・キー1
17の操作によりX軸パルスモータ48の歩進
数が10進数の「15」を越えてそのパルスモータ
48が歩進し得るようになる。前記ライン・キ
ー113のオンによる第46図に示すライン・
プログラムが実行される。そのライン・プログ
ラムに従つてアドレス(2029)の内容LINFL
を(01)にセツトしてライン・ランプ124を
点灯させる。前記ライン・キー113のオン操
作より前に作業者が数字キー群114を操作し
て縫目ピツチを設定し、その縫目ピツチが数字
表示部127により表示されていれば、その縫
目ピツチはアドレス(200F)の内容PITDとし
て前記RAM85に記憶され、第30図に示す
プログラムの入力部WTに戻る。前記縫目ピツ
チを設定する際には10進数で設定し、例えば位
置P14から位置P15までにおいて3mmの縫
目ピツチで縫製作業をしたい場合には前記パル
スモータの1歩進当りワークホルダー7の移動
量が0.2mmになつていることから3mmに対応す
る10進数の「15」を縫目ピツチとして設定し、
もし作業者が縫目ピツチを設定しなかつた場合
には前記PROM86中のプログラムにより2
mmの縫目ピツチが自動的に設定される。
前記ライン・キー113の操作後にX軸ジヨ
グ・キー117をオンさせてトレース線233
を位置P15まで追跡すると、前記PCL、
PSMは(01)及び(10)に設定され、JOGX、
JOGYは(009E)及び(0000)になると共に
JOGSは(10)になる。位置P14から位置P15
までの長い直線部分においてプログラミングす
るために前述の如くライン・キー113をオン
させた場合には、ロード・プログラムが自動的
に実行されることがないため、トレース線23
3を位置P15まで追跡し終つた時に作業者は
ロード・キー109をオンさせなければならな
い。ロード・キー109がオンされると、前記
POX、POYは10進数の「322」、「11」を表わ
す(0142)、(000B)になりPOSは(10)になる。
前記JOGX、JOGY、JOGSに従つて前記中央
処理制御部84が直線縫製指令を作成する。そ
の直線縫製指令の作成について説明すると、先
ず位置P14から位置P15までの間に形成さ
れるべき縫目の数を演算する必要があり、位置
P14から位置P15までの距離Lを前記設定
された縫目ビツチ(10進数の「15」)で割つて
決定する。
距離L=√()2+()2 =√(158)2=158 縫目の数=(158)/(15)≒10.5 縫目の数は演算結果の少数点以下を切り上げ
て決定され、この場合には縫目の数が10進数で
「11」となりアドレス(2024)の内容STIDと
して記憶される。次に、1縫目を形成するため
に必要とされるX軸及びY軸歩進数を演算す
る。その1縫目形成のためのX軸及びY軸歩進
数は前記JOGX、JOGYをSTIDでそれぞれ割
つてアドレス(201A)及びアドレス(201B)
の内容FXN、FYNとして記憶する。
FXN=(JOGX)/(STID)=(158)/(11) FYN=(JOGY)/(STID)=(0)/(11)=0 上記演算時において生ずる余り、例えば
FXNを演算する時にはFXNが整数値「14」と
して決定されその余りは「4」となりアドレス
(201C)の内容FXRとして記憶され、また同様
にFYNを演算する時にもその余りをアドレス
(201D)の内容FYRとして記憶される。この
演算により、前記制御部84はX軸及びY軸歩
進数が「15」と「0」とになる組を4組作り、
そのX軸及びY軸歩進数が「14」と「0」とに
なる組を7組作り、各組の歩進数に従つて6つ
の縫製指令を作成しアドレス(2121)からアド
レス(212C)までに記憶する。前記6つの縫
製指令を作成する時に、前記制御部84は各指
令中の繰り返し回数RPTを決定すると共にそ
のミシン制御指令SECTを(11)に設定し、更に最
後の縫製指令中のステツプ終了コードSTEを
(1)に設定する。その各指令が記憶されるに伴い
前記RADは変化し、最後に(212D)になる。
而して、位置P14から位置P15までの第14
のステツプにおいて直線縫製指令がプログラミ
ングされる。
(4) 位置P15から位置P16までのプログラミ
ング 位置P15から位置P16までのミシンモー
タ10を停止させた状態でワークホルダー7を
正X軸及び正Y軸方向に移動させたい場合には
前記フイード・キー110を操作する必要があ
る。そのフイード・キー110がオンされる
と、第43図に示すフイード・プログラムが実
行され、アドレス(2027)の内容FSFLを
(01)にセツトすると共にフイード・ランプ1
21を点灯させ第30図に示すプログラムの入
力部WTに戻る。続いて、X軸ジヨグ・キー1
17及びY軸ジヨグ・キー119をオンさせて
ワークホルダー7を正X軸及び正Y軸方向に位
置P16まで移動させる。位置P15から位置
P16までのX軸及びY軸歩進数が10進数の
「70」及び「44」であれば、前記JOGX、
JOGYは(0046)及び(002C)になりJOGSは
(30)になる。その後、ロード・キー109が
オンされると、位置演算(2)により前記POX、
POYが10進数の「392」及び「33」を表わす
(0188)及び(0021)になり、POSが正X軸及
び正Y軸方向を表わす(30)になる。前記制御
部84はFSFLが(01)であることを判断して
現在RADが指示しているアドレス(212D)よ
り前のアドレス(212C)及びアドレス(212A)
のビツトB7をそれぞれ(0)にする。これに
より、前述の如くプログラムされた直線縫製指
令の最後の2つの縫製指令は低速指示状態、即
ち、そのミシン制御命令SECTが(01)にセツ
トされる。その後、前記制御部84は前記
JOGX、JOGY、JOGSに従つてフイード指令
を作成する。そのフイード指令の作成について
説明すると、前記JOGX及びJOGYの下位8ビ
ツト、即ち(46)及び(2C)を上位4ビツト
と下位4ビツトとに分け、それらの上位4ビツ
ト16進数の「4」及び「2」を前記RADによ
り指示されたアドレス(212D)にX軸及びY
軸歩進数DXM、DYMとして記憶し、アドレ
ス(212E)に(30)であるJOGSを記憶して2
バイトの指令を作成する。そして、前記下位4
ビツト[16進数の「6」及び「C」]をアドレ
ス(212F)にDXM、DYMとして記憶すると
共にアドレス(2130)に前記(30)である
JOGSを記憶し、更にそのアドレス(2130)の
ビツトB3を(1)に設定して2バイトの指令を作
成する。そのビツトB3が(1)に設定されたこと
はアドレス(212F)及びアドレス(2130)に
記憶された指令が1ステツプ内における最終の
指令であることを意味している。而して、位置
P15から位置P16までの第15のステツプに
おいて4バイト形式のフイード指令がプログラ
ミングされる。
(5) 位置P16から位置P17までのプログラミ
ング 位置P16から位置P17までのプログラミ
ングは前記第14のステツプにおける直線縫製指
令のプログラミングと同様に行われる。
先ず、ライン・キー113をオンさせると、
前記LINFLが(01)にセツトされライン・ラ
ンプ124が点灯される。このライン・キー1
13の操作前に設定された縫目ピツチが前記
PITDとして記憶される。この場合、縫目ピツ
チを3mmとして前記PITDに10進数の「15」に
対応するデータが記憶されたものと考える。続
いて、X軸ジヨグ・キー117及びY軸ジヨ
グ・キー120をオンさせる。位置P16から
位置P17までのX軸及びY軸歩進数が10進数
で「15」及び「120」であるとすれば、前記
JOGX、JOGYは(000F)及び(0078)になり
JOGSは(10)になる。その後、ロード・キー10
9をオンさせると、前記POX、POYは10進数
の「407」及び「87」を表わす(0197)及び
(0057)になり前記POSは正X軸及び負Y軸方
向を表わす(10)になる。そして、前記制御部84
はLINFLが(01)であることを判断して前記
JOGX、JOGY、JOGSに従つて直線縫製指令
を作成する。この直線縫製指令の作成は下記の
如く行われる。
位置P16から位置P17までの距離L 距離L=√(15)2+(120)2≒121 縫目の数(STID)=(121)/(15)≒8.06 前記演算結果により縫目の数は10進数の
「9」に設定される。
FXN=(15)/(9) FYN=(120)/(9) 前記演算結果によりFXN、FYNは10進数の
「1」及び「13」に設定され、その余りFXR、
FYRは10進数の「6」及び「3」になる。そ
れ故、X軸及びY軸歩進数が「1」と「13」と
の組は3組作成され、「2」と「14」との組も
3組作成され、「2」と「13」との組も3組作
成される。前記制御部84は前記第15のステツ
プがフイード指令であることを判断して前記作
成された直線縫製指令の最初の2つの縫製指令
が低速指示状態になるようにそのミシン制御命
令SECTを(01)に設定してアドレス(2131)
からアドレス(2134)までに記憶する。前記X
軸及びY軸歩進数が「2」と「13」とである3
組は繰り返し回数RPTを10進数の「3」に設
定してアドレス(2137)及びアドレス(2138)
に1つの縫製指令として記憶する。前記アドレ
ス(2131)からアドレス(2134)までに記憶さ
れた2つの指令を除く指令のミシン制御命令
SECTは(11)に設定される。而して、位置P16
から位置P17までの第16のステツプにおいて
直線縫製指令がプログラミングされる。
(6) 位置P17から位置P18までのプログラミ
ング 位置P16から位置P17までのトレース線
234とX軸線、Y軸線そして両軸線に関して
対称な線をプログラミングしたい場合及び位置
P17から位置P16に向つてトレース線23
4を逆方向にプログラミングしたい場合には、
数字キー群114及びロード・キー109を操
作する必要がある。X軸及びY軸線に関して対
称なプログラミング、X軸線に関して対称なプ
ログラミングそしてY軸線に関して対称なプロ
グラミングを行う場合には数字キー群114の
操作により数字表示部127に10進数の
「440」、「441」そして「442」をそれぞれ表示さ
せ、前記逆方向のプログラミングを行う場合に
は数字表示部127は「443」を表示させた後
にロード・キー109をオンさせる。
今、トレース線234とY軸線に関して対称
な線235をプログラミングする場合について
説明すると、先ず数字表示部127に「442」
を表示させてロード・キー109をオンさせ
る。それにより、ロード・プログラムが実行さ
れてJOGX、JOGYがチエツクされるが両者共
に(0000)であることからRADがチエツクさ
れる。そのRADは前記第16のステツプ終了時
には(213F)になつていることからアドレス
(2032)及び(2033)の記憶内容であるSADは
RADより1だけ少ない内容(213E)に設定さ
れ、そのSADで示されたアドレス(213E)の
内容のビツトB6が(0)か否か、即ちアドレ
ス(203E)にフイード指令が記憶されている
か否かがチエツクされる。アドレス(213E)
の内容のビツトB6は(1)であつて縫製指令が記
憶されていることから、入力部L5を通つて第
42図に示すプログラムが実行され、数字表示
部127の数字表示が「333」か否かがチエツ
クされ、続いてその数字表示の上位2桁表示が
「44」か否かがチエツクされる。現在数字表示
は「442」であることから、(213F)になつて
いるRADがアドレス(203C)、(203D)に
RADAとして一時記憶され、SADとそのSAD
で示されたアドレス(213E)の内容のビツト
B6とが再度チエツクされる。そのSADは現在
の内容から1だけ減算されて(213D)に設定
変更され、その(213D)にあるSADで示され
たアドレスの内容がRADで示されたアドレス
(213F)に転送されて記憶され、そのRAD及
びSADは現在の内容に1だけ加算されて
(2140)、(213E)に設定変更され、続いてSAD
で示されたアドレス(213E)の内容がRADで
示されたアドレス(2140)に転送されて記憶さ
れる。而して、1針分の縫製指令の転送動作が
行われる。その後、数字表示「442」の最下位
桁表示「2」は8ビツト中の上位4ビツトを使
用して表わされ、即ち、(00100000)として表
わされて16進数の(30)[(00110000)を表わ
す]と論理積演算される。その演算結果である
16進数の(20)はアドレス(2043)にMARと
して記憶され、RADで示されたアドレス
(2140)の内容とMARとの排他的論理和が演
算されてそのアドレス(2140)に記憶される。
この論理演算動作により、アドレス(213D)、
(213E)に記憶された縫製指令中の歩進方向を
指示するDSYのみが反転された縫製指令が作
成されてアドレス(213F)、(2140)に記憶さ
れる。論理演算動作後に、SADは2だけ減算
されて(213C)に設定変更され、そのSADと
SADで示されたアドレス内容のビツトB3とが
順次チエツクされてRADで示されたアドレス
(2140)の内容のビツトB3が(0)に設定され
る。続いて、RADより2だけ少ないアドレス
(213E)の内容のビツトB6がチエツクされ、そ
のRADより4だけ少ない値(213C)がチエツ
クされると共にそのアドレス(213C)の内容
のビツトB6がチエツクされ、RADで示された
アドレス(2140)の内容のビツトB7を(1)に設
定し、RADは1だけ増加して(2141)に設定
される。以上の動作により1針分の縫製指令が
作成されたことになり、この動作を繰り返すこ
とによりアドレス(213D)より前のアドレス
に記憶された縫製指令のDSYが反転された縫
製指令をアドレス(2141)以降に記憶すること
ができる。上記DSYが反転された縫製指令の
作成が繰り返されてSAD、RADが(2134)、
(2149)にそれぞれ達した場合の縫製指令の作
成動作を説明すると、SADとそのSADで示さ
れたアドレス(2134)の内容のビツトB6とが
順次チエツクされ、SADが1だけ減算されて
(2133)になりアドレス(2133)の内容がRAD
で示されたアドレス(2149)に転送されて記憶
され、RAD、SADは1だけ増加して(214A)、
(2134)になりそのアドレス(214A)に転送さ
れて記憶され、そのアドレス(214A)の内容
は(20)であるMARと論理演算されて歩進方
向DSYに相当するビツトB5が反転される。
SADは2だけ減算されて(2132)になり、前
述と同様にSADとそのSADで示されたアドレ
ス(2132)の内容のビツトB3とがチエツクさ
れRADで示されたアドレス(214A)の内容の
ビツトB3が(0)に設定される。RADより2
だけ少ないアドレス(2148)の内容のビツト
B6、そのRADより4だけ少ない値(2146)そ
してそのアドレス(2146)の内容のビツトB6
が順次チエツクされ、RADで示されたアドレ
ス(214A)の内容のビツトB7が(1)に設定され
RADは1だけ増加して(214B)になり、再び
SADとそのSADで示されたアドレス(2132)
の内容のビツトB6とが順次チエツクされる。
SADは1だけ減算されて(2131)になりその
SADで示されたアドレス(2131)の内容が
RADで示されたアドレス(214B)に転送され
て記憶され、RAD、SADは1だけ増加されて
(214C)、(2132)になりそのアドレス(2132)
の内容がアドレス(214C)に転送されて記憶
され、そのアドレス(214C)の内容の歩進方
向DSYに相当するビツトB5が反転され、SAD
は2だけ減算されて(2130)になる。その
SAD及びSADで示されたアドレス(2130)の
内容のビツトB3がチエツクされ、そのビツト
B3が(1)であることからRADで示されたアドレ
ス(214C)の内容のビツトB3が(1)に設定され
RADより2だけ少ない値のアドレス(214A)
の内容のビツトB6、そのRADより4だけ少な
い値(2148)としてそのアドレス(2148)の内
容のビツトB6が順次チエツクされ、RADは1
だけ増加して(214D)になる。続いて、SAD
とそのSADで示されたアドレス(2130)の内
容のビツトB6とが順次チエツクされるが、そ
のビツトB6は(0)であることからRADは
RADが転送されて(213F)になつて第30図
に示す検索動作プログラムの入力部WTに戻
る。而して、位置P16から位置P17までの
トレース線234とY軸線に関して対称な線2
35のプログラミングが第17のステツプとして
行われたことになる。
(7) 位置P18から位置P19までのプログラミ
ング 位置P18から位置P19までの線236は
位置P16から位置P18までの線234及び
線235に関する縫製指令を繰り返すことによ
りプログラミングされる。現在、縫針5は位置
P17の上方に位置し、RADはその縫針5の
位置に関係する内容(213F)になつており、
位置P18からプログラミングを開始するため
には縫針5が位置P18の上方に位置するまで
ワークホルダー7を移動させる必要がある。そ
のために、作業者は第16のステツプ以降にプロ
グラミングされたステツプの数(この場合
「1」)を数字表示部127に「001」と表示し
た後にプラス・キー115を閉成させて第48
図に示すプラス・プログラムを実行させる。そ
のプラス・プログラムの実行により、前記第17
のステツプにおいてプログラミングされた縫製
指令の動作命令中のビツトB7、B6を(0)に
それぞれ設定した状態で縫製指令が順次出力さ
れてワークホルダー7が移動される。縫針5が
位置P18に達してRADが(214D)になつた
後にそのRADより1だけ少ない値で示された
アドレス(214C)の内容のビツトB3がチエツ
クされると、そのビツトB3は(1)に設定されて
いることから続いてアドレス(2028)の内容
CANFLがチエツクされる。そのCANFLは
(00)に設定されていることから、数字表示部
(127)の数字表示「001」から1だけ減算して
その結果である「000」が表示され、マイナ
ス・キー116、プラス・キー115がオンか
否かがチエツクされて前記LINFL、CANFL、
FSFLがそれぞれ設定され、表示部群128を
消灯及びそれに「0」を表示させて前記入力部
WTに実行命令が戻る。上記プラス・プログラ
ムにおいてデータ出力サブルーチンが実行され
ることから、位置P1に対する位置P18の相
対的位置は前記位置演算(1)により演算されて前
記POX、POYによつて表わされ、そのPOX、
POYは10進数の「422」、「33」に相当する
(01A6)、(0021)になりPOSは正X軸及び正Y
軸方向を表わす(30)になつている。
以上の動作により縫針5が位置P18の上方
に位置した後に、位置P16から位置P18ま
での線234及び線235の繰り返しプログラ
ミングを行うことができる。先ず、数字表示部
127に「333」を表示しロード・キー109
をオンさせると、ロード・プログラムが実行さ
れ、JOGX、JOGYがチエツクされると共に
(214D)であるRADがチエツクされ、その
RADより1だけ少ない(214C)がSADとして
記憶され、そのSADで示されたアドレス
(214C)の内容のビツトB6がチエツクされる。
そのビツトB6は(1)に設定されていることから、
続いて数字表示部127の数字表示「333」が
チエツクされてSADは2だけ減算されて
(214A)になり、そのSADとSADで示された
アドレス(214A)の内容のビツトB6とが順次
チエツクされそのビツトB6が(0)でなけれ
ば再びSADが減算されてそのSAD及び前記B6
のチエツクが行われる。SADが(2130)にな
つた時にそのSADで示されたアドレス(2130)
の内容のビツトB6がチエツクされると、その
ビツトB6が(0)に設定されていることから
SADは1だけ増加して(2131)になりRADA
はRADと同じ内容である(214D)に設定さ
れ、SADで示されたアドレス(2131)の内容
がRADで示されたアドレス(214D)に転送さ
れて記憶され、RAD、SADは1だけ増加して
(214E)、(2132)にそれぞれなり、SADで示さ
れたアドレス(2132)の内容がRADで示され
たアドレス(214E)に転送されて記憶される。
RADAより1だけ少ない値で示されたアドレ
ス(214C)の内容のビツトB6が(0)か否か
がチエツクされRADで示されたアドレス
(214E)の内容のビツトB7が(1)に設定され、
RAD、SADは1だけ増加して(214F)、
(2133)になり、SADより1だけ少ない値で示
されたアドレス(2132)のビツトB3が(1)か否
かチエツクされる。而して、1針分の縫製指令
が転送されると共に次に転送されるべき縫製指
令が記憶されたアドレスが指示される。SAD
で示されたアドレス(2133)の内容がRADで
示されたアドレス(214F)に転送され、その
SAD、RADが1だけ増加して(2134)、
(2150)になつてそのアドレス(2134)の内容
がアドレス(2150)に転送され、RADAより
1だけ少ない値で示されたアドレス(214C)
の内容のビツトB6がチエツクされてRADで示
されたアドレス(2150)の内容のビツトB7が
(1)に設定される。SAD、RADは1だけ増加し
て(2135)、(2151)になりそのSADより1だ
け少ない値で示されたアドレス(2134)の内容
のビツトB3がチエツクされて再び上記の縫製
指令の転送動作が行われる。今、SAD、RAD
が(213D)及び(2159)にそれぞれ達した時、
そのアドレス(213D)の内容がアドレス
(2159)に転送され、次のアドレス(213E)の
内容がアドレス(215A)に転送され、そのア
ドレス(215A)の内容のビツトB7が(1)に設定
されてRAD、SADが1だけ増加して(215B)、
(213F)になり、そのSADより1だけ少ない値
で示されたアドレス(213E)の内容のビツト
B3がチエツクされる。そのビツトB3は(1)に設
定されていることから、SADが(214D)であ
るRADAと等しいか否かがチエツクされ、続
いてSADより1だけ大きい値で示されたアド
レス(2140)の内容のビツトB6がチエツクさ
れ、再び前述の縫製指令の転送動作が行われ
る。この転送動作が繰り返されてSAD、RAD
が(214B)、(2167)になると、そのアドレス
(214B)の内容がアドレス(2167)に転送さ
れ、次のアドレス(214C)の内容がアドレス
(2168)に転送され、SAD、RADは(214D)、
(2169)に設定変更される。そして、SADより
1だけ少ない値で示されたアドレス(214C)
の内容のビツトB3がチエツクされ、そのビツ
トB3は(1)であることからSADがRADAと等し
いか否かがチエツクされる。この時、SADは
(214D)であつてRADAと等しいことから、
RADで示されたアドレス(2169)以降のアド
レスの内容がクリアされ、そのRADはRADA
と等しくされて(214D)になり、実行命令は、
前記入力部WTに戻り検索動作プログラムに移
る。而して、位置P16から位置P18までの
線234,235の繰り返しプログラミングが
位置P18から位置P19までの第18のステツ
プとして行われたことになる。
(8) プログラミングの終了 前記第18のステツプにおいてプログラミング
を行つた後にこのプログラミングを終了させた
い場合には前記エンド・キー108をオンさせ
る必要がある。
このエンド・キー108をオンさせる前に作
業者は縫針5が位置P19の上方に位置するよ
うにワークホルダー7を移動させる必要があ
り、そのために前述の如く第17のステツプ以降
にプログラミングされたステツプの数を数字表
示部127に表示しなければならない。第17の
ステツプ以降には第16及び第17のステツプが繰
り返され、そのステツプの数は「2」と考えら
れることから数字表示部127に「002」を表
示させる。そして、プラス・キー115を閉成
させて前記プラス・プログラムを実行させる。
そのプログラムに従つてワークホルダー7が移
動されて縫針5が位置P19に達した時に、
RADは(2169)になり実行命令は前記入力部
WTを通つて検索動作プログラムに移る。
上記の如く縫針5が位置P19に位置した後
にエンド・キー108を操作するのであるが、
そのエンド・キー108が誤操作される場合を
考え、プログラミング終了を指示するために作
業者は10進数の「1」に対応する数字キーK1
を3回押圧して数字表示部127に「111」を
表示した後にエンド・キー108をオンさせる
と、第38図に示すエンド・プログラムが実行
される。そのエンド・プログラムに従つて前記
制御部84はRADにより指示されているアド
レス(2169)より前のアドレス(2168)及びア
ドレス(2166)のビツトB7を(0)にセツト
して前述のプログラミングされた縫製指令の最
後の2つの指令を低速指示状態にする。更に、
RADが(24FF)以下か否かチエツクしてその
結果に従つてアドレス(2100)に磁気カード2
2の記録面の指示コードを記憶する。この場
合、RADは(2169)であることからアドレス
(2100)には片面指示の指示コード(77)が記
憶される。そして、アドレス(2101)及びアド
レス(2102)にチエツク・コード(38)及び
(50)を記憶すると共にアドレス(2169)及び
アドレス(216A)に終了コードを記憶する。
そのチエツク・コードはアドレス(2103)以降
の指令がプログラミングされた正しい指令か否
かを終製動作開始時にチエツクするために記憶
される。続いて、前記縫製原点移動(2)サブルー
チンが実行されてワークホルダー7は縫製原点
位置SHP(位置P1)に復帰し、前記エンド・
プログラムは終了して第30図に示す検索動作
プログラムの入力部WTに戻る。
以上説明したプログラミングにより作成された
第57図及び第58図に示す指令を磁気カード2
2に記憶する場合には、磁気カード22を開口2
3に挿入すると前記読み取り・書き込み装置10
5からの出力信号ASWが(1)になり第30図に示
すプログラムに従つて前記カード書き込みサブル
ーチンが実行されて磁気カード22に前記RAM
85の縫製プログラム領域中の指令が書き込まれ
アドレス(2026)の内容ENDFLが(01)にセツ
トされる。而して、前記プログラミングされた指
令は磁気カード22に固定的に記憶される。
次に、前記磁気カード22に記憶された指令に
従つて縫製動作を行う場合について説明する。
先ず、プログラム・キー106をオンさせて第
36図に示す初期状態設定プログラムを実行させ
る。そのプログラムに従つて前記ENDFLの状態
をチエツクしこの場合ENDFLは(01)であるこ
とから前記PROFLを(00)にセツトすると共に
前記表示部群128の各ランプを消灯させ各表示
部をブランク状態にさせる。このブランク状態と
はX軸及びY軸位置表示部125,126と数字
表示部127とが何も表示しない状態である。そ
の後、第30図に示すプログラムの入力部PEに
戻り検索動作を開始する。続いて、磁気カード2
2を開口23に挿入すると、前記カード読み取り
サブルーチンが実行されて前記カード22から
RAM85に指令が転送され記憶される。そし
て、スタートスイツチ130を操作して信号
STSを(1)に変化させると、第33図に示す縫製
動作が実行される。最初に、前記RETONの状態
がチエツクされるが、このRETONはプログラミ
ング動作開始のためにプログラム・キー106が
オンされた時に行われた前記作業領域のクリアに
よりすでに(00)にセツトされているためにアド
レス(2035)の内容SEWFLが(01)にセツトさ
れ、アドレス(202E)の内容DSSがチエツクさ
れその結果に従つて前記設定スイツチ群17bに
より設定された縫製枚数がDSSとして記憶され、
前記FST、LOSPが(00)にそれぞれ設定され
る。そして、前記テスト・スイツチ14の状態が
チエツクされ、この場合テスト・スイツチ14は
開放(オフ)であることから前記TESFL及び
TSWが(00)にそれぞれセツトされ、(00)であ
るFSTがチエツクされその結果に従つて前記制
御部84中のアドレス・カウンタに(2107)がセ
ツトされる。そのアドレス・カウンタの初期状態
設定は最初の1針縫目を形成する場合に必要とさ
れ、2針目以降は不要とされるために前記FST
は(01)にセツトされ、続いて前記データ出力サ
ブルーチンが実行される。このデータ出力サブル
ーチンに従つてミシンモータ10は駆動され、そ
の駆動に伴つて発生される同期信号MSYNと同
期してワークホルダーが間歇的に移動され、第3
2図に示す形状の縫目形成線が加工布8に形成さ
れる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、縫針の
上下動が停止した状態において記憶手段から縫目
形成指令を順次読み出し、駆動手段を介して縫針
と被縫物保持具との間の相対移動を発生させ、縫
目形成位置に縫針を順次対向配置させる送り制御
手段を設けたから、縫針の上下動が停止された状
態のまま前記相対移動を発生させることにより、
記憶手段に記憶された縫目形成指令に応じた縫製
形状が所望のものか否かを容易に判別することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるプログラミング
装置を備えた数値制御ミシンの全体斜視図、第2
図及び第3図は前記数値制御ミシンの機械的構成
部を示す図面、第4図は前記数値制御ミシンの電
気的構成部を示すブロツク図、第5図は入出力イ
ンターフエイスの具体的構成を示す結線図、第6
図はキーボード及び表示部群の外観を示す図面、
第7図乃至第10図は数値制御ミシンにおける各
スイツチの接続関係を示す電気的結線図、第11
図は位置検出装置群を示す電気的結線図、第12
図は同期発生器及び過負荷検出器を示す電気的結
線図、第13図は縫針の上下往復動と同期信号及
び糸切り位置信号の発生との関係を示すタイミン
グ・チヤート、第14図は割り込み要求信号を発
生するためのゲートを示す電気的結線図、第15
図乃至第17図は布支持駆動装置群を示す電気的
結線図、第18図は縫製駆動装置を示す電気的結
線図、第19図はパルスモータ駆動装置を示す電
気的結線図、第20図は読み取り・書き込み装置
を示す電気的結線図、第21図は制御パネル上の
表示ランプの電気的結線図、第22図及び第23
図はキーボード上の操作キーの電気的結線図、第
24図は表示インターフエイスの具体的構成を示
すブロツク図、第25図及び第26図は表示部群
の具体的構成を示す図面、第27図は数値制御ミ
シンの動作を制御するための指令の具体的構成を
示す説明図、第28図及び第29図はRAMの内
容を示す説明図、第30図及び第31図は検索動
作プログラムを示すフローチヤート、第32図は
トレース線が描かれた紙シートを示す図面、第3
3図は縫製動作プログラムを示すフローチヤー
ト、第34図はジヨグ・プログラムを示すフロー
チヤート、第35図はクランプ・プログラムを示
すフローチヤート、第36図は初期状態設定プロ
グラムを示すフローチヤート、第37図はリセツ
ト・プログラムを示すフローチヤート、第38図
はエンド・プログラムを示すフローチヤート、第
39図乃至第42図はロード・プログラムを示す
フローチヤート、第43図乃至第47図はフイー
ド・プログラム、ミラー・プログラム、キヤンセ
ル・プログラム、ライン・プログラム、そして数
字プログラムをそれぞれ示すフローチヤート、第
48図はプラス・プログラムを示すフローチヤー
ト、第49図はマイナス・プログラムを示すフロ
ーチヤート、第50図は絶対原点移動サブルーチ
ンを示すフローチヤート、第51図及び第52図
は縫製原点移動(1)サブルーチンと縫製原点移動(2)
サブルーチンとをそれぞれ示すフローチヤート、
第53図は非常停止サブルーチンを示すフローチ
ヤート、第54図はデータ変換サブルーチンを示
すフローチヤート、第55図及び第56図はデー
タ出力サブルーチンを示すフローチヤート、第5
7図及び第58図はプログラミングされた指令を
示す説明図である。 図中、5は縫針、7はワークホルダー、22は
磁気カード、24はスタート・ペダル、48はX
軸パルスモータ、49はY軸パルスモータ、84
は中央処理制御部、85はランダム・アクセス・
メモリー(RAM)、86はリード・オンリー・
メモリー(PROM)、89は入出力インターフエ
イス、90は表示インターフエイス、101はキ
ーボード、103は縫製駆動装置、104はパル
スモータ駆動装置、105は読み取り・書き込み
装置、106はプログラム・キー、117,11
8はX軸ジヨグ・キー、119,120はY軸ジ
ヨグ・キー、232は紙シートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被縫物に複数の縫目により構成された所望の
    縫製形状を形成するため、前記縫目の形成位置を
    縫針と被縫物保持具との相対位置情報で表した縫
    目形成指令を記憶した記憶手段と、 前記縫針の上下運動に調時して前記記憶手段か
    ら縫目形成指令を読出す読出し手段と、 その読出し手段により読出された縫目形成指令
    に基づいて前記縫針と被縫物保持具との間に相対
    移動を発生させる駆動手段とを備え、被縫物に所
    望の縫製形状を形成するミシンにおいて、 前記縫針を前記被縫物から離脱した位置に停止
    させ、且つ前記記憶手段から縫目形成指令を順次
    読出し、前記駆動手段を介して縫針と被縫物保持
    具とを相対移動させ、前記縫目形成位置に縫針を
    順次対向配置させる送り制御手段 を設けたことを特徴とするミシンのテスト装置。
JP8918587A 1987-04-10 1987-04-10 ミシンのテスト装置 Granted JPS6335286A (ja)

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