JPS6358872A - Mos型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
Mos型半導体装置およびその製造方法Info
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- JPS6358872A JPS6358872A JP61201706A JP20170686A JPS6358872A JP S6358872 A JPS6358872 A JP S6358872A JP 61201706 A JP61201706 A JP 61201706A JP 20170686 A JP20170686 A JP 20170686A JP S6358872 A JPS6358872 A JP S6358872A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、高密度集積回路に用いられる微細構造のM
OS型半導体装置およびその製造方法に関する。
OS型半導体装置およびその製造方法に関する。
(従来の技術)
集積回路の微細加工技術の進歩により、ゲート長1μm
或いはそれ以下のMOSトランジスタか作られるように
なって来た。この様な微細構造のMOSトランジスタで
は、実効チャネル長かゲート長よりも短くなることか大
きい問題となる。
或いはそれ以下のMOSトランジスタか作られるように
なって来た。この様な微細構造のMOSトランジスタで
は、実効チャネル長かゲート長よりも短くなることか大
きい問題となる。
即ちゲート電極に自己整合的にソース、ドレイン領域を
形成する場合、イオン注入で導入した不純物を活性化す
るための熱処理が不可欠であるが、この熱処理の結果不
純物が横方向にも拡散するためである。特に、Si基板
を用い、ソース、ドレイン領域の不純物としてホウ素を
用いるpチャネル?、10 S I−ランジスタの場合
、ホウ素が拡散しやすいために大きい問題となる。具体
的には短チヤネル効果により特性が不安定になり、また
ソース。
形成する場合、イオン注入で導入した不純物を活性化す
るための熱処理が不可欠であるが、この熱処理の結果不
純物が横方向にも拡散するためである。特に、Si基板
を用い、ソース、ドレイン領域の不純物としてホウ素を
用いるpチャネル?、10 S I−ランジスタの場合
、ホウ素が拡散しやすいために大きい問題となる。具体
的には短チヤネル効果により特性が不安定になり、また
ソース。
ドレイン間でパンチスルーを生じ易く、耐圧が低くなる
。
。
この様な問題を解決するMOSトランジスタ構造として
、従来第3図に示すものが知られている。
、従来第3図に示すものが知られている。
二〇〜10Sトランジスタは次のようにして作られる。
先ず、n型Si基板21に素子分離絶縁膜22を形成し
た後、素子形成領域にゲート絶縁膜23を介してゲート
電極24を形成する。この後ゲート電極24の側壁に選
択的に絶縁膜25を形成する。これは、全面にCVD絶
縁膜を堆積した後、異方性ドライエツチングを行うこと
により可能である。そしてゲート電極24とその側壁絶
縁膜25をマスクとして不純物をイオン注入してソース
、ドレインの不純物層261,262を形成する。この
後CVD絶縁膜27で全面を覆い、これにコンタクト孔
を開けてソース、ドレイン電極28t、282を形成す
る。
た後、素子形成領域にゲート絶縁膜23を介してゲート
電極24を形成する。この後ゲート電極24の側壁に選
択的に絶縁膜25を形成する。これは、全面にCVD絶
縁膜を堆積した後、異方性ドライエツチングを行うこと
により可能である。そしてゲート電極24とその側壁絶
縁膜25をマスクとして不純物をイオン注入してソース
、ドレインの不純物層261,262を形成する。この
後CVD絶縁膜27で全面を覆い、これにコンタクト孔
を開けてソース、ドレイン電極28t、282を形成す
る。
この構造では、ソース、ドレインの不純物層26+ 、
262は、イオン注入時はゲート電極24の端部から絶
縁膜25の厚み分だけ離れて形成され、その後の熱処理
での拡散により、図示のようにほぼゲート電極端部と不
純物層261゜262の端部が一致する状態になる。こ
のように熱処理時の拡散を考慮して、予めゲート電極端
部より所定距離離れた位置に不純物をイオン注入するこ
とにより、ゲート長が短い構造で実効チャネル長が短く
なり過ぎるのを防止することができる。
262は、イオン注入時はゲート電極24の端部から絶
縁膜25の厚み分だけ離れて形成され、その後の熱処理
での拡散により、図示のようにほぼゲート電極端部と不
純物層261゜262の端部が一致する状態になる。こ
のように熱処理時の拡散を考慮して、予めゲート電極端
部より所定距離離れた位置に不純物をイオン注入するこ
とにより、ゲート長が短い構造で実効チャネル長が短く
なり過ぎるのを防止することができる。
しかしこの構造では、ゲート電極側壁に残す絶縁膜の膜
厚にバラツキがあった場合、ソース、ドレイン領域端部
がゲート電極端部の外側にある、所謂オフセット・ゲー
ト構造になる虞れがある。
厚にバラツキがあった場合、ソース、ドレイン領域端部
がゲート電極端部の外側にある、所謂オフセット・ゲー
ト構造になる虞れがある。
また、オフセットにならなかったとしても、ソース側と
ドレイン側で非対称になる可能性がある。
ドレイン側で非対称になる可能性がある。
これは例えば、ダイナミックRAMのメモリセル部分の
MOSトランジスタのようにソース、ドレインが入れ替
るような用い方をする場合、不都合を生じる。またゲー
ト電極下のソース、ドレイン不純物層の濃度が低くなる
ため、寄生抵抗が大きくなり電流量を制限することにな
る。
MOSトランジスタのようにソース、ドレインが入れ替
るような用い方をする場合、不都合を生じる。またゲー
ト電極下のソース、ドレイン不純物層の濃度が低くなる
ため、寄生抵抗が大きくなり電流量を制限することにな
る。
第4図は、これも短チヤネル効果を防止できるものとし
て、所謂L D D +A造として知られているMOS
トランジスタである。第3図と対応する部分には第3図
と同一符号を付しである。この構造は、ソース、ドレイ
ン領域を、低濃度不純物層291.2と高濃度不純物層
26+、262により構成している点で第3図のものと
異なる。低濃度不純物層291,292はゲート電極2
4をマスクとしてイオン注入を行うことにより形成され
、高1農度不純物層26+ 、262はゲート電極24
と側壁絶縁膜25をマスクとしてイオン注入を行うこと
により形成される。
て、所謂L D D +A造として知られているMOS
トランジスタである。第3図と対応する部分には第3図
と同一符号を付しである。この構造は、ソース、ドレイ
ン領域を、低濃度不純物層291.2と高濃度不純物層
26+、262により構成している点で第3図のものと
異なる。低濃度不純物層291,292はゲート電極2
4をマスクとしてイオン注入を行うことにより形成され
、高1農度不純物層26+ 、262はゲート電極24
と側壁絶縁膜25をマスクとしてイオン注入を行うこと
により形成される。
このMO8I−ランジスタは第3図のものと比較すると
、低濃度不純物層29+ 、292があるためにオフセ
ット・ゲート構造にはなり難いが、反面この低濃度不純
物層291,292がチャネル領域内に入り込むために
実効チャネル長が短くなる。また、ソース、ドレイン領
域のチャネル側に低濃度層即ち高抵抗層があるために、
チャネルの電流量が制限される。
、低濃度不純物層29+ 、292があるためにオフセ
ット・ゲート構造にはなり難いが、反面この低濃度不純
物層291,292がチャネル領域内に入り込むために
実効チャネル長が短くなる。また、ソース、ドレイン領
域のチャネル側に低濃度層即ち高抵抗層があるために、
チャネルの電流量が制限される。
(発明が解決しようとする問題点)
以上のように従来のMOSトランジスタの微細化技術で
は、加工上のバラツキによるオフセット・ゲート構造の
発生や特性の非対称性を防ぎ、しかも寄生抵抗を十分小
さくして、短チヤネル効果を防止することは難しい、と
いう問題があった。
は、加工上のバラツキによるオフセット・ゲート構造の
発生や特性の非対称性を防ぎ、しかも寄生抵抗を十分小
さくして、短チヤネル効果を防止することは難しい、と
いう問題があった。
本発明はこの様な間mを解決したMO3型半導体装置お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
よびその製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明にかかるM OS型半導体装庫は、ソースおよび
ドレイン領域が、ゲート電極をマスクとして形成された
低濃度不純物イオン注入層と、ゲ−ト電極とその側壁に
設けられた絶縁膜をマスクとして形成された高濃度イオ
ン注入層とから構成される。従来のLDD構造と異なる
点は、不純物活性化後は高濃度不純物イオン注入層のチ
ャネル領域側端部が、低濃度不純物イオン注入層のそれ
と等しいか又はそれよりチャネル領域内に入り込んだ状
態となること、即ちソース、ドレイン領域の基板との接
合部は高濃度不純物イオン注入層により決まっているこ
とである。
ドレイン領域が、ゲート電極をマスクとして形成された
低濃度不純物イオン注入層と、ゲ−ト電極とその側壁に
設けられた絶縁膜をマスクとして形成された高濃度イオ
ン注入層とから構成される。従来のLDD構造と異なる
点は、不純物活性化後は高濃度不純物イオン注入層のチ
ャネル領域側端部が、低濃度不純物イオン注入層のそれ
と等しいか又はそれよりチャネル領域内に入り込んだ状
態となること、即ちソース、ドレイン領域の基板との接
合部は高濃度不純物イオン注入層により決まっているこ
とである。
本発明の方法は、半導体基板にゲート絶縁膜を介してゲ
ート電極を形成した後、ゲート電極をマスクとしてイオ
ン注入を行って低濃度不純物層を形成し、次いでゲート
電極側壁に選択的に絶縁膜を設け、ゲート電極とこの側
壁絶縁膜をマスクとしてイオン注入を行って高濃度不純
物層を形成し、熱処理をして不純物を活性化してソース
、ドレイン領域を形成する。このとき本発明では、イオ
ン注入条件、ゲート電極側壁に設ける絶縁膜の膜厚およ
び熱処理条件等を選ぶことにより、最終的に高濃度不純
物層端部が低濃度不純物層端部を追越して、ソース、ド
レイン領域の県民との接合部は高濃度不純物層により決
まるようにする。
ート電極を形成した後、ゲート電極をマスクとしてイオ
ン注入を行って低濃度不純物層を形成し、次いでゲート
電極側壁に選択的に絶縁膜を設け、ゲート電極とこの側
壁絶縁膜をマスクとしてイオン注入を行って高濃度不純
物層を形成し、熱処理をして不純物を活性化してソース
、ドレイン領域を形成する。このとき本発明では、イオ
ン注入条件、ゲート電極側壁に設ける絶縁膜の膜厚およ
び熱処理条件等を選ぶことにより、最終的に高濃度不純
物層端部が低濃度不純物層端部を追越して、ソース、ド
レイン領域の県民との接合部は高濃度不純物層により決
まるようにする。
(作用)
本発明においては、ソース、ドレイン領域の低濃度不純
物層は高濃度不純物層の濃度を補償するための役割と、
オフセット・ゲート+i4造の防止の役割をもつ。即ち
ソース、ドレイン領域は、基本的に高濃度不純物層で決
まり、従って実効チャネル長も高濃度不純物層で決まる
が、低不純物層がその濃度を補償するために、チャネル
の寄生抵抗が大きくなるのが防止される。また加工上の
バラツキがあって、高濃度不純物層のみではオフセット
・ゲートになるような場合でも、ゲート電極と自己整合
的に形成された低濃度不純物層があるために、オフセッ
ト・ゲートになることは防止される。またデート電極と
ソース、ドレイン領域の重なりが小さく保てることから
、寄生8二も小さく、高速動作にも適する。
物層は高濃度不純物層の濃度を補償するための役割と、
オフセット・ゲート+i4造の防止の役割をもつ。即ち
ソース、ドレイン領域は、基本的に高濃度不純物層で決
まり、従って実効チャネル長も高濃度不純物層で決まる
が、低不純物層がその濃度を補償するために、チャネル
の寄生抵抗が大きくなるのが防止される。また加工上の
バラツキがあって、高濃度不純物層のみではオフセット
・ゲートになるような場合でも、ゲート電極と自己整合
的に形成された低濃度不純物層があるために、オフセッ
ト・ゲートになることは防止される。またデート電極と
ソース、ドレイン領域の重なりが小さく保てることから
、寄生8二も小さく、高速動作にも適する。
(実施例)
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は一実施例のMOSl−ランジスタを示す断面図
である。11はn型Si基板、12は素子分離絶縁膜で
あり、素子領域にゲート絶縁膜13を介してゲート電極
14が形成されている。
である。11はn型Si基板、12は素子分離絶縁膜で
あり、素子領域にゲート絶縁膜13を介してゲート電極
14が形成されている。
15+、152はゲート電極14をマスクとしてボロン
をイオン注入をして形成された低濃度不純物層であり、
17+、172はゲート電極14の側壁にCVD絶縁膜
16を選択的に形成した状態でゲート電極14とこの絶
縁膜16をマスクとしてボロンをイオン注入して形成さ
れた高濃度不純物層である。熱処理によって低濃度不純
物層151.152は高濃度不純物層171,172内
に取り込まれた形になり、基板との接合部や実効チャネ
ル長は高濃度不純物層により決まっている。18はCV
D絶縁膜であり、191,192はそれぞれソース、ド
レイン電極である。
をイオン注入をして形成された低濃度不純物層であり、
17+、172はゲート電極14の側壁にCVD絶縁膜
16を選択的に形成した状態でゲート電極14とこの絶
縁膜16をマスクとしてボロンをイオン注入して形成さ
れた高濃度不純物層である。熱処理によって低濃度不純
物層151.152は高濃度不純物層171,172内
に取り込まれた形になり、基板との接合部や実効チャネ
ル長は高濃度不純物層により決まっている。18はCV
D絶縁膜であり、191,192はそれぞれソース、ド
レイン電極である。
第2図(a)〜(d)はこのMOS)ランジスタの製造
工程を説明するための図である。これらの図を参照して
具体的な製造工程を次に説明する。
工程を説明するための図である。これらの図を参照して
具体的な製造工程を次に説明する。
先ず、n型Si基板11に素子分離絶縁膜12を形成し
、素子形成領域にゲート絶縁膜13として150人程オ
ー熱酸化膜を形成した後、4000人程度0リンを含む
多結晶シリコン膜によりゲート電極14を形成する。次
いてゲート電極14をマスクとしてボロンをイオン注入
してソース、ドレイン領域に低濃度不純物層151,1
52を形成する(a)。イオン注入条件は、加速電圧1
5keV、 ドーズff14 X 10” /Cm2
とする。その後例えばシランガスを用いたC ’v’
D 法による絶縁膜(Si02膜)を全面に堆積し、
反応性イオンエツチングにより全面エツチングして、ゲ
ート電極14の側壁に選択的に絶縁膜16を残1;tさ
せる。このときゲート電極14の側壁に残される絶縁膜
16の厚みは1500人程度オーる。そしてこの後、ゲ
ート電極14と絶縁膜16をマスクとしてフッ化ボロン
のイオン注入を行い、高濃度不純物層17+、172を
形成する(b)。このときのイオン注入の条件は、加速
電圧30ke〜′。
、素子形成領域にゲート絶縁膜13として150人程オ
ー熱酸化膜を形成した後、4000人程度0リンを含む
多結晶シリコン膜によりゲート電極14を形成する。次
いてゲート電極14をマスクとしてボロンをイオン注入
してソース、ドレイン領域に低濃度不純物層151,1
52を形成する(a)。イオン注入条件は、加速電圧1
5keV、 ドーズff14 X 10” /Cm2
とする。その後例えばシランガスを用いたC ’v’
D 法による絶縁膜(Si02膜)を全面に堆積し、
反応性イオンエツチングにより全面エツチングして、ゲ
ート電極14の側壁に選択的に絶縁膜16を残1;tさ
せる。このときゲート電極14の側壁に残される絶縁膜
16の厚みは1500人程度オーる。そしてこの後、ゲ
ート電極14と絶縁膜16をマスクとしてフッ化ボロン
のイオン注入を行い、高濃度不純物層17+、172を
形成する(b)。このときのイオン注入の条件は、加速
電圧30ke〜′。
ドーズ量5X1015/a2とする。この後全面にCV
D絶縁膜18を堆積形成し、熱α理を行って注入して不
純物を活性化する(c)。このとき、活性化の熱処理条
件は、900 ’C前後、20分程度とする。これによ
り、低濃度不純物層151゜152のチャネル側端部を
高濃度不純物層171゜172のチャネル側端部が追越
して、図示のように高濃度不純物層171,172がチ
ャネル長を決めることになる。最後に絶縁膜18にコン
タクト孔を開け、IC’膜によりソース、ドレイン電極
191.192を形成して、MOSトランジスタを完成
する(d)。
D絶縁膜18を堆積形成し、熱α理を行って注入して不
純物を活性化する(c)。このとき、活性化の熱処理条
件は、900 ’C前後、20分程度とする。これによ
り、低濃度不純物層151゜152のチャネル側端部を
高濃度不純物層171゜172のチャネル側端部が追越
して、図示のように高濃度不純物層171,172がチ
ャネル長を決めることになる。最後に絶縁膜18にコン
タクト孔を開け、IC’膜によりソース、ドレイン電極
191.192を形成して、MOSトランジスタを完成
する(d)。
この実施例によれば、LDD構造の場合と基本的に同様
の工程でソース、ドレイン領域が形成されるが、LDD
構造と異なり、低濃度不純物層が高濃度層の外側に残ら
ない。この状態は実施例で説明したように、イオン注入
条件、ゲート電極側壁に残す絶縁膜の厚み、および不純
物活性化の熱処理条件等により実現することができる。
の工程でソース、ドレイン領域が形成されるが、LDD
構造と異なり、低濃度不純物層が高濃度層の外側に残ら
ない。この状態は実施例で説明したように、イオン注入
条件、ゲート電極側壁に残す絶縁膜の厚み、および不純
物活性化の熱処理条件等により実現することができる。
即ちこの実施例では、ソース、ドレイン領域の基板との
接合部および実効チャネル長は高濃度不純物層により決
まる。従ってこの実施例では、LDD構造のようにソー
ス、ドレインのチャネル側に高抵抗層が残らず、また低
不純物(4度層15+、152は高濃度不純物層171
,172の特にゲート電極子付近の濃度を補償する役割
を果たすため、LDD構造のように直列抵抗が大きくな
ることはない。またゲート電極側壁の絶縁膜16の膜厚
にバラツキがあったとしても、低濃度不純物層151.
152により、オフセット・ゲート構造になることは確
実に防止される。従ってこの実施例によれば、微細構造
として優れた特性をもつMO3I−ランジスタを得るこ
とができる。
接合部および実効チャネル長は高濃度不純物層により決
まる。従ってこの実施例では、LDD構造のようにソー
ス、ドレインのチャネル側に高抵抗層が残らず、また低
不純物(4度層15+、152は高濃度不純物層171
,172の特にゲート電極子付近の濃度を補償する役割
を果たすため、LDD構造のように直列抵抗が大きくな
ることはない。またゲート電極側壁の絶縁膜16の膜厚
にバラツキがあったとしても、低濃度不純物層151.
152により、オフセット・ゲート構造になることは確
実に防止される。従ってこの実施例によれば、微細構造
として優れた特性をもつMO3I−ランジスタを得るこ
とができる。
本発明は、上記した実施例に限られるものではない。例
えば実施例では、ソース、ドレイン領域の不純物として
ボロンを用いたpチャネル〜IOSトランジスタの場合
を説明したが、本発明はnチャネルMOSトランジスタ
は勿論、CMO6にも同様に適用することができる。
えば実施例では、ソース、ドレイン領域の不純物として
ボロンを用いたpチャネル〜IOSトランジスタの場合
を説明したが、本発明はnチャネルMOSトランジスタ
は勿論、CMO6にも同様に適用することができる。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、微細構造MOSトラ
ンジスタでの短チヤネル効果を防止し、しかも加工上の
バラツキによるオフセントや特性の非対称性の発生を防
止することができ、更に寄生抵抗、寄生容量を十分に小
さくすることができる。
ンジスタでの短チヤネル効果を防止し、しかも加工上の
バラツキによるオフセントや特性の非対称性の発生を防
止することができ、更に寄生抵抗、寄生容量を十分に小
さくすることができる。
第1図は本発明の一実施例のMOSトランジスタを示す
図、第2図(a)〜(d)はその製造工程を示す断面図
、第3図および第4図は従来のMOSトランジスタを示
す図である。 11・・・n型Si基板、12・・・素子分離絶縁膜、
13・・・ゲート絶縁膜、14・・・ゲート電極、15
1゜152・・・低濃度不純物層、16・・・絶縁膜、
171゜172・・・高濃度不純物、層、18・・・絶
縁膜、191゜192 ・・ソース、ドレイン電極。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 j11図 第3図 第4図
図、第2図(a)〜(d)はその製造工程を示す断面図
、第3図および第4図は従来のMOSトランジスタを示
す図である。 11・・・n型Si基板、12・・・素子分離絶縁膜、
13・・・ゲート絶縁膜、14・・・ゲート電極、15
1゜152・・・低濃度不純物層、16・・・絶縁膜、
171゜172・・・高濃度不純物、層、18・・・絶
縁膜、191゜192 ・・ソース、ドレイン電極。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 j11図 第3図 第4図
Claims (2)
- (1)ソースおよびドレイン領域が、ゲート電極をマス
クとして形成された低濃度不純物イオン注入層と、ゲー
ト電極とその側壁に設けられた絶縁膜をマスクとして形
成された高濃度不純物イオン注入層とから構成され、不
純物活性化後の高濃度不純物イオン注入層のチャネル側
端部が低濃度不純物イオン注入層のそれと等しいか又は
それよりチャネル領域内に入り込んだ状態としたことを
特徴とするMOS型半導体装置。 - (2)半導体基板にゲート絶縁膜を介してゲート電極を
形成する工程と、前記ゲート電極をマスクとして不純物
をイオン注入して基板と逆導電型の低濃度不純物層を形
成する工程と、前記ゲート電極の側壁に選択的に絶縁膜
を形成し、この絶縁膜とゲート電極をマスクとして不純
物をイオン注入して基板と逆導電型の高濃度不純物層を
形成する工程と、熱処理を行って注入不純物を活性化し
て前記高濃度不純物層のチャネル側端部が前記低濃度不
純物層のそれと等しいか又はそれよりチャネル領域内に
入り込んだ状態となるソースおよびドレイン領域を形成
する工程とを備えたことを特徴とするMOS型半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61201706A JPS6358872A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | Mos型半導体装置およびその製造方法 |
KR1019870009466A KR910003835B1 (ko) | 1986-08-29 | 1987-08-28 | Mis형 반도체장치와 그 제조방법 |
DE3728849A DE3728849C2 (de) | 1986-08-29 | 1987-08-28 | MIS (Metallisolatorhalbleiter)-Halbleitervorrichtung und Verfahren zur Herstellung derselben |
US07/790,066 US5164801A (en) | 1986-08-29 | 1991-11-12 | A p channel mis type semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61201706A JPS6358872A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | Mos型半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6358872A true JPS6358872A (ja) | 1988-03-14 |
Family
ID=16445571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61201706A Pending JPS6358872A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | Mos型半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6358872A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9671000B2 (en) | 2012-07-03 | 2017-06-06 | Dewertokin Gmbh | Device for controlling a furniture drive |
US20180031280A1 (en) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Hermetic refrigerant compressor and refrigeration apparatus |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP61201706A patent/JPS6358872A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9671000B2 (en) | 2012-07-03 | 2017-06-06 | Dewertokin Gmbh | Device for controlling a furniture drive |
US20180031280A1 (en) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Hermetic refrigerant compressor and refrigeration apparatus |
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