JPS6358394A - エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、一対の電極間に発光層を設け、該発光層に電
圧を印加して発光表示をおこなうエレクトロルミネッセ
ンス表示装置に間する。

「従来の技術」 従来のエレクトロルミネッセンス表示装置は、例えば第
１２図に示すように、ガラス基板ｌ上に、透明電極２と
、絶＆ｔＦＪ３と、発光層４と、絶縁層５と、対向電極
６とを順次積層し、さらにガラス製カバー基板８で覆っ
て形成されている。このエレクトロルミネッセンス表示
装置は、透明電極２と対向電極６との間に交流電場を加
えると、発光層４内の活性イオンが励起され、発光現像
を起こすものであり、光学機器や情報機器の表示や各種
の照明、装飾、着板等、多分野において広く用途がある
。

又、他の従来例として第１３図に示すように、透明電極
２上に絶！ＩＩ’！３と発光Ｎ４と、絶縁層５と、対向
電極６とを順次積層し、合成樹脂製カバー基板！０．１
１で全体を覆った構造のエレクトロルミネッセンス表示
装置があり、全体の厚さが薄く、フレキシブルでデザイ
ンの多様化ができる。

これらのエレクトロルミネッセンス表示装置において、
透明電極２はｌ　１２０３−５ｎ０２系の薄膜や、Ａｕ
、Ｃｕ等の薄膜、絶縁Ｎ３．５は５ｉ０２、ＳｉＣ，５
ＩｓＮ４等の金属酸化物、金属炭素化物、金属窒化物等
、発光層４はＺ　ｎＳ　、　Ｚ　ｎＳとＣｄＳとの混合
物等にＣｕ、Ａｌ、Ｍｎ、Ｉｎ、ＳｍＦ３等をドーピン
グした組成物からなり、スパッタリング等の気相メッキ
法によって形成される。

また、対向電極６はＡｕ５Ｃｕ、ＡＩ等の金属箔からな
り、合成樹脂フィルム１０．１１はポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート、テフロン、エポキシ樹脂等か
らなっている。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、エレクトロルミネッセンス表示装置は、
発光層の母体としてＺｎＳや、ＺｎＳとＣｄＳとの混合
物等を用いているため、外部の湿気を取り込んで変質し
たり、あるいは酸素と結びついて酸化が進行し易く、長
期の使用に際して、発光輝度の著しい低下や、輝度のム
ラが発生して表示品位が劣化したり信頼性に欠けるとい
う問題点があった。

前記従来の構造ではエレクトロルミネッセンス装置内に
湿気、空気が存在したり、外界の湿気、空気が外装保護
パッケージの封止部や合成樹脂フィルムを介してエレク
トロルミネッセンスａｌｌの内部に容易に浸入するため
、前記問題点が障壁となって実用化を妨げていた。

ｒ問題点を解決するための手段」 本発明のエレクトロルミネッセス表示装萱は、透明電極
と、絶縁層と、該絶縁層上に形成された発光層と、該発
光層上に形成された絶縁層と、対向電極とを備え、樹脂
を介在して基板で気密に被包してなることを特徴とする
ものである。

「作用」 本発明のエレクトロルミネッセンス表示装置では、充填
されたわずかな量の樹脂が、湿気や酸素の発光層への浸
入を阻止・抑制する。

「実施例」 実施例１ 第１図は、本発明の第１実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

本例はガラス基板ｌ上に透明電極２、絶縁Ｎ３、発光層
４、絶縁層５、対向電極６を積層し、さらに樹脂７を設
置しガラス製カバー基板８で被包して気密に封止したも
のである。透明電極２はＩｎ２０３Ｓｎ０２等、絶縁層
３．５はＹ２Ｏ３、Ｔ　ｉ　０２、Ａｌ２Ｏ３，５Ｌ３
Ｎ４．５ｉ０２等がスッパタリングあるいは電子ビーム
蒸着法等により形成されている。発光Ｍ４はＺｎＳ：Ｍ
ｎ焼結ペレットを電子ビーム蒸着することにより得られ
る。蒸着用のＺｎＳ：Ｍｎ焼結ペレットには活性物質と
なるＭｎが目的に応じた濃度に設定されたペレットが使
用される。対向電極６は、Ａ１等が蒸着形成されている
。樹脂７は、耐吸湿性、耐吸水性、耐熱性に優れたポリ
エチレン（低密度、高密度）、ポリプロピレン、アタチ
ックボリブロビレン、ウレタン、塩化ビニリデン、ポリ
ビニルアルコール系樹脂、フッ化ビニリデン、フッ化ビ
ニリデン−６フツ化プロピレン共重合体、エチレン酢酸
ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合樹
脂、ポリカーボネート、不飽和ポリエステル等、および
これらを主剤とした高分子素材が用いられ、前記高分子
素材を加熱溶解して塗布・印刷あるいは注入・充填し、
その後硬化する等の方法により形成されている。樹脂７
は樹脂中に気泡や空洞が生じない方が好ま、シく、例え
ば、対向電極６上に前記高分子素材を設け、さらにその
上にガラス製カバー基板８を重ね、真空容器内にて脱気
しながら高分子索材を加熱溶解せしめると同時に、ガラ
ス製カバー基板８を押圧して密着し、高分子索材の硬化
によりガラス製カバー基板８とガラス基板ｌとを相互に
接着する方法によって形成するとよい。これにより、エ
レクトロルミネッセンスの内部、さらには絶縁層３．５
や発光Ｍ４に外界の湿気や空気等が浸入することを阻止
し、輝度寿命、表示品位、耐久性に優れたエレクトロル
ミネッセンス表示装置が得られる。

実施例２ 第２図は、本発明の第２実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

本例は、ガラス基板ｌ上に透明電極２、絶Ｂ層３、発光
層４、絶縁層５を積層し、対向電極６を設けたガラス製
カバー基板８を重ね合わせ、樹脂７によって気密に接着
封止したものである。

各構成部材は前記実施例１と同様の素材を用いて形成さ
れており、前記実施例１と同様の効果が得られる。

実施例３ 第３図は、本発明の第３実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

ガラス製カバー基板８の外側面に樹脂７を被覆して設け
る他は、前記実施例２と同様に形成されている。

ガラス製カバー８の外側まで樹脂７で被覆しているため
、防湿性が著しく高く、前記実施例２より一段と高い耐
湿信頼性が得られる。

実施例４ 第４図は、本発明の第４実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

ガラス製カバー基板８の代わりに高分子フィルム製カバ
ー基板９を用いる他は、前記実施例１と同様にして形成
されている。

高分子フィルム製カバー基板９は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリエーテルサルフォンフィルム、
ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、三フッ化塩化エチレンフィルム、ポリフッ
化ビニルフィルム等が用いられる。前記高分子フィルム
のうち、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
ーテルサルフォンフィルム、ポリブチレンテレフタレー
トフィルム、ポリカーボネートフィルムは透明度が高く
フレキシビリティに優れており、両面発光型のエレクト
ロルミネッセンス表示装置を形成することが可能となる
。なお、両面発光型では、対向電極６にＩｎ２Ｏ３−９
ｎＯ２系等の透明電極が用いられる。

高分子フィルム製カバー基板９を用いているため、安価
で容易に製造することができて量産性に優れ、また、割
れ等の破損が生じにくいので屋外での表示使用において
耐衝撃性等の信頼性が高く、かつ前記実施例１と同様の
効果が得られる。

実施例５ 第５図は、本発明の＄５実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

ガラス製カバー基板８の代わりに高分子フィルム製カバ
ー基板９を用いる他は、前記実施例２と同様にして形成
されている。

高分子フィルム製カバー基板９は、前記実施例４にて用
いられたものと同様の素材が用いられ、かつ、実施例４
と同様の効果が得られる。

実施例６ 第６図は、本発明の第６実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

高分子フィルム製カバー基板９の外側面に樹脂７を被覆
して設ける他は、前記実施例５と同様に形成されている
。高分子フィルム製カバー基板８の外側まで樹脂７で被
覆しているため、防湿性が著しく高く、前記実施例５よ
り一段と高い耐湿信頼性が得られる。

実施例７ 第７図は、本発明の第７実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

本例は、ガラス基板１上に透明電極２、絶縁層３、発光
１！Ｊ４、絶縁Ｎ５を積層し、対向電極６を設けた高分
子フィルム製カバー基板８を樹脂７を介して気密に接着
封止したものである。

各構成部材は、前記実施例４と同様の素材を用いて形成
されており、前記実施例４と同様の効果が得られる。

実施例８ 第８図は、本発明の第８実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

本例は、透明電極２、絶縁Ｎ３、発光層４、絶縁Ｎ５、
対向電極６からなる積層体を樹脂７て被覆し、さらに２
枚の高分子フィルム基板１０．１１をその上下方向から
挟持して被包し、気密に接着封止したものである。なお
、１枚の高分子フィルム基板を用いて前記積層体を被包
（図示せず）してもよい。

高分子フィルム基板１０．１１は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリエーテルサルフオンフィルム、
ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、三フッ化塩化エチレンフィルム、ポリフッ
化ビニルフィルム等が用いられる。前記高分子フィルム
のうち、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエ
ーテルサルフォンフィルム、ポリブチレンテレフタレー
トフィルム、ポリカーボネートフィルムは、透明度が高
くフレキシビリティに侵れており、これらを用いること
により容易に湾曲・変形ができる片面あるいは両面発光
型のエレクトロルミネッセンス表示装置を形成すること
が可能である。なお両面発光型では、対向電８１６にＩ
ｎ２０ｘ−５ｎＯ２系等の透明電極が用いられる。

前記高分子フィルム基板１Ｏ１１１以外の構成部材の素
材は前記実施例１と同様のものが用いられる。

このエレクトロルミネッセンス表示装置は、湿度、空気
の浸入抑制効果の他にも軽く、フレキシブルで、耐衝撃
性に優れているため、持ち運び易く曲面表示が可能で、
衝撃に強く割れにくい、又、高分子フィルム基板を用い
て発光要素を被包する構造ため、加工・組立てが容易で
歩留りよく量産することができる。

実施例９ 第９図は、本発明の第９実施例であるエレクトロルミネ
ッセンス表示装置の断面図である。

樹脂７を、高分子フィルム基板１Ｏ１１１間の接着封止
部付近に充填する他は、前記実施例８と同様に形成され
ており、前記実施例８と同様の効果が得られ、さらに−
段と薄型化が可能となる。なお１枚の高分子フィルム基
板を用いて被包（図示せず）してもよい。

実施例１０ 第１θ図は、本発明の第１Ｏ実施例であるエレクトロル
ミネッセンス表示装置の断面図である。

高分子フィルム基板１Ｏ１１１の外側面に樹脂７を被覆
して設ける他は、前記実施例９と同様に形成されている
。高分子フィルム基板ｌ０１１１の外側まで樹脂７で被
覆しているため、防湿性が著しく高く、前記実施例９よ
り一段と高い耐湿信頼性が得られる。

実施例１１ 第１１図は、本発明の第１１実施例であるエレクトロル
ミネッセンス表示装置の断面図である。

本例は、発光層４と絶縁層３．５との積層体を樹脂７で
被覆し、透明電極２を設けた高分子フィルム基板ｌＯと
、対向電極６を設けた高分子フィルム基板１１で上下方
向から挟持して被包し、気密に接着封止したものである
。なお１枚の高分子フィルム基板を用いて被包（図示せ
ず）してもよい。

なお、対向電極にＩ　ｎ２０３−３　ｎ０２系等の透明
電極を用いて両面発光型のエレクトロルミネッセンス表
示装置を形成することができる。

前記高分子フィルム基板１Ｏ１１１以外の構成部材の素
材は、前記実施例８と同様のものが用いられかつ同様の
効果が得られる。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば樹脂を介在せしめ
、基板で被包してなるので、発光層と該発光層を挟持す
る絶１ｔＪＷとからなる積層体へ外界から湿気・空気が
浸入することを阻止し、種々の屋外環境下においても長
門に渡って輝度寿命、優れた表示品位を保持することが
可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すエレクトロルミネッ
センス表示装置の断面図、第２図は本発明の第２実施例
を示すエレクトロルミネッセンス表示装置の断面図、第
３図は本発明の第３実施例を示すエレクトロルミネッセ
ンス表示装置の断面図、第４図は１本発明の第４実施例
を示すエレクトロルミネッセンス表示装置の断面図、第
５図は本発明の第５実施例を示すエレクトロルミネッセ
ンス表示装置の断面図、第６図は本発明の第６実施例を
示すエレクトロルミネッセンス表示装置の断面図、第７
図は本発明の第７実施例を示すエレクトロルミネッセン
ス表示装置の断面図、第８図は本発明の第８実施例を示
すエレクトロルミネッセンス表示装置の断面図、第９図
は本発明の第９実施例を示すエレクトロルミネッセンス
表示装置の断面図、第１０図は本発明の第１Ｏ実施例を
示すエレクトロルミネッセンス表示装置の断面図、第１
１図は本発明の第１１実施例を示すエレクトロルミネッ
センス表示装置の断面図、第１２図は従来のエレクトロ
ルミネッセンス表示装置を示す断面図、第１３図は従来
のエレクトロルミネッセンス表示装置の他の例を示す断
面図である。 １・・・ガラス基板、２・・・透明電極、３，５・・・
絶縁層、４・・・発光層、６・・・対向電極、７・・・
樹脂、８・・・ガラス製カバー基板、９・・・高分子フ
ィルム製カバー基板、１０．１１・・・高分子フィルム
基板。 第１図 第２図 １．５ 第３図 第４図 第５図 第６図 第８図 第１１図 第１２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明電極と、絶縁層と、該絶縁層上に形成された発光層
   と、該発光層上に形成された絶縁層と、対向電極とを備
   え、樹脂を介在して基板で気密に被包してなることを特
   徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置。