JPS635810Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS635810Y2 JPS635810Y2 JP12103581U JP12103581U JPS635810Y2 JP S635810 Y2 JPS635810 Y2 JP S635810Y2 JP 12103581 U JP12103581 U JP 12103581U JP 12103581 U JP12103581 U JP 12103581U JP S635810 Y2 JPS635810 Y2 JP S635810Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- main body
- lip
- cylinder
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 14
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、人力噴霧機のタンク内に収納され
たポンプにおけるピストンの圧縮行程時での良好
な密封性を有し、かつ耐久性に富む人力噴霧機の
ピストンパツキンに係るものである。
たポンプにおけるピストンの圧縮行程時での良好
な密封性を有し、かつ耐久性に富む人力噴霧機の
ピストンパツキンに係るものである。
従来たとえば第1図、第2図にみるように、人
力噴霧機のタンク(図示しない)内に収納された
ポンプにおけるピストンパツキン1は主として皮
革製で、しかもこのピストンパツキン1の内側に
ボルト,ナツトのような止着具2で固定された拡
張金具3を利用してシリンダー4との間における
密封機能を果すようにしているが、ピストン5の
往復時における密封機能は必ずしも充分でなく、
長期に亘る使用に充分に耐えず、所謂耐久性の点
においても満足すべきものではなかつた。そこで
この考案は前述のような欠点を是正すべく、特に
ピストンの圧縮行程のとき、密封機能が充分で、
しかも耐久性に富む人力噴霧機のピストンパツキ
ンを提供しようとするもので、ピストンの圧縮側
に固定された柔軟性材質からなる断面略逆「E」
字形の本体のピストン側における面を、球状に形
成させる一方、前記圧縮側においてシリンダー内
壁面に摺接するリツプを本体の外周縁に、また突
出部を本体の中央に夫々一体に設け、これらリツ
プと突出部との間に段部を形成してなるものであ
る。
力噴霧機のタンク(図示しない)内に収納された
ポンプにおけるピストンパツキン1は主として皮
革製で、しかもこのピストンパツキン1の内側に
ボルト,ナツトのような止着具2で固定された拡
張金具3を利用してシリンダー4との間における
密封機能を果すようにしているが、ピストン5の
往復時における密封機能は必ずしも充分でなく、
長期に亘る使用に充分に耐えず、所謂耐久性の点
においても満足すべきものではなかつた。そこで
この考案は前述のような欠点を是正すべく、特に
ピストンの圧縮行程のとき、密封機能が充分で、
しかも耐久性に富む人力噴霧機のピストンパツキ
ンを提供しようとするもので、ピストンの圧縮側
に固定された柔軟性材質からなる断面略逆「E」
字形の本体のピストン側における面を、球状に形
成させる一方、前記圧縮側においてシリンダー内
壁面に摺接するリツプを本体の外周縁に、また突
出部を本体の中央に夫々一体に設け、これらリツ
プと突出部との間に段部を形成してなるものであ
る。
以下第3図および第4図についてこの考案の一
実施例を述べるに、シリンダーC内を往復動する
ピストン桿11の先端に溶接等により固定された
ピストン12の外周縁にフエルト製のパツキンa
を嵌着すると共に、このピストン12の圧縮側
(第3,4図の夫々において左側)にゴムのよう
な柔軟性材質からなり、断面が略逆E字形の本体
Bを止め輪rおよび平座金Wを介してボルト,ナ
ツトのような止着具13で固定し、前記ピストン
12の圧縮側において本体Bの外周縁に一体に設
けたリツプ14の先端tをシリンダーC内壁面に
軽く接触させる一方、ピストン12に臨んだ面S
を球状となし、ピストン12の戻り行程(矢印y1
方向)においてリツプ14は変形することなく、
円滑に後退可能であり、他方、ピストン12の圧
縮行程(矢印y2方向)において、本体Bにおける
球状の面Sが第4図にみるように平旦面となり、
リツプ14がシリンダーC内壁面に密着するよう
にして、ピストン12の圧縮行程時においてピス
トン12のシリンダーCへの密封性を良好にして
流体の外部への漏洩を阻止し、さらに、本体Bと
一体で、その中央に前記ピストン12の圧縮側に
おいて突出部eを膨出させると共に、この突出部
eと前記リツプ14との間に段部dを形成し、ピ
ストン12の戻り行程時において段部dでの復元
作用でリツプ14を、第3図にみるように面Sを
球状に変形することで本体Bの摩耗、損傷を低減
可能としてある。図中6はピストン桿、7はフエ
ルト製のパツキン、15は「0」リングである。
実施例を述べるに、シリンダーC内を往復動する
ピストン桿11の先端に溶接等により固定された
ピストン12の外周縁にフエルト製のパツキンa
を嵌着すると共に、このピストン12の圧縮側
(第3,4図の夫々において左側)にゴムのよう
な柔軟性材質からなり、断面が略逆E字形の本体
Bを止め輪rおよび平座金Wを介してボルト,ナ
ツトのような止着具13で固定し、前記ピストン
12の圧縮側において本体Bの外周縁に一体に設
けたリツプ14の先端tをシリンダーC内壁面に
軽く接触させる一方、ピストン12に臨んだ面S
を球状となし、ピストン12の戻り行程(矢印y1
方向)においてリツプ14は変形することなく、
円滑に後退可能であり、他方、ピストン12の圧
縮行程(矢印y2方向)において、本体Bにおける
球状の面Sが第4図にみるように平旦面となり、
リツプ14がシリンダーC内壁面に密着するよう
にして、ピストン12の圧縮行程時においてピス
トン12のシリンダーCへの密封性を良好にして
流体の外部への漏洩を阻止し、さらに、本体Bと
一体で、その中央に前記ピストン12の圧縮側に
おいて突出部eを膨出させると共に、この突出部
eと前記リツプ14との間に段部dを形成し、ピ
ストン12の戻り行程時において段部dでの復元
作用でリツプ14を、第3図にみるように面Sを
球状に変形することで本体Bの摩耗、損傷を低減
可能としてある。図中6はピストン桿、7はフエ
ルト製のパツキン、15は「0」リングである。
この考案は前述のような構成であるから、いま
ピストン12が戻り行程(y1方向)にあるとき、
本体Bにおけるリツプ14は変形することなく円
滑にシリンダーC内壁面にその先端tが摺接し乍
らy1方向に移行するが、ピストン12が圧縮行程
(y2方向)にあるとき、本体Bにおける球状の面
Sは、ピストン12先端に密着して平坦状になる
一方、之に伴いリツプ14も変形・拡開してシリ
ンダーCの内壁面によく密着するので、密封性が
良好にして、外部への流体の漏洩が阻止され、ま
たリツプ14は、前述のように圧縮行程のときに
はシリンダーC内壁面に密着するも、戻り行程の
ときには、突出部eとリツプ14との間に形成さ
れた段部dの復元作用で本体Bの拡開状態から縮
少状態になり、本体Bの面Sが球状となるので、
リツプ14の先端tがシリンダーCの内壁面に軽
く摺接するだけで、特に大きな外力をうけること
もないため、破壊、損傷の惧れが従来のピストン
パツキンに比して低減される故、長期間に亘る使
用も可能であり、また構造そのものも至つて簡単
であるから安価・大量に製作できる等の実益を有
するものである。
ピストン12が戻り行程(y1方向)にあるとき、
本体Bにおけるリツプ14は変形することなく円
滑にシリンダーC内壁面にその先端tが摺接し乍
らy1方向に移行するが、ピストン12が圧縮行程
(y2方向)にあるとき、本体Bにおける球状の面
Sは、ピストン12先端に密着して平坦状になる
一方、之に伴いリツプ14も変形・拡開してシリ
ンダーCの内壁面によく密着するので、密封性が
良好にして、外部への流体の漏洩が阻止され、ま
たリツプ14は、前述のように圧縮行程のときに
はシリンダーC内壁面に密着するも、戻り行程の
ときには、突出部eとリツプ14との間に形成さ
れた段部dの復元作用で本体Bの拡開状態から縮
少状態になり、本体Bの面Sが球状となるので、
リツプ14の先端tがシリンダーCの内壁面に軽
く摺接するだけで、特に大きな外力をうけること
もないため、破壊、損傷の惧れが従来のピストン
パツキンに比して低減される故、長期間に亘る使
用も可能であり、また構造そのものも至つて簡単
であるから安価・大量に製作できる等の実益を有
するものである。
第1図は従来におけるピストンパツキンを含む
摺動部分の要部断面図、第2図は拡張金具の斜視
図、第3図は本案品を装着せるピストンの戻り行
程時の要部断面図、第4図はピストンの圧縮行程
時の要部断面図である。 B……本体、C……シリンダー、S……球状の
面、d……段部、e……突出部、12……ピスト
ン、14……リツプ。
摺動部分の要部断面図、第2図は拡張金具の斜視
図、第3図は本案品を装着せるピストンの戻り行
程時の要部断面図、第4図はピストンの圧縮行程
時の要部断面図である。 B……本体、C……シリンダー、S……球状の
面、d……段部、e……突出部、12……ピスト
ン、14……リツプ。
Claims (1)
- ピストンの圧縮側に固定された柔軟性材質から
なる断面略逆「E」字形の本体のピストン側にお
ける面を、球状に形成させる一方、前記圧縮側に
おいてシリンダー内壁面に摺接するリツプを本体
の外周縁に、また突出部を本体の中央に夫々一体
に設け、これらリツプと突出部との間に段部を形
成してなる人力噴霧機のピストンパツキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12103581U JPS5826966U (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 人力噴霧機のピストンパツキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12103581U JPS5826966U (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 人力噴霧機のピストンパツキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5826966U JPS5826966U (ja) | 1983-02-21 |
JPS635810Y2 true JPS635810Y2 (ja) | 1988-02-17 |
Family
ID=29914983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12103581U Granted JPS5826966U (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 人力噴霧機のピストンパツキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826966U (ja) |
-
1981
- 1981-08-17 JP JP12103581U patent/JPS5826966U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5826966U (ja) | 1983-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02118177U (ja) | ||
US2814540A (en) | Piston packing | |
JPS6143003Y2 (ja) | ||
JPS635810Y2 (ja) | ||
JPS633497Y2 (ja) | ||
JP2617954B2 (ja) | 圧力シリンダ用クッションパッキン | |
JPS6236962Y2 (ja) | ||
JPH074365Y2 (ja) | 往復動用オイルシール | |
JPH02109076U (ja) | ||
JPH0141975Y2 (ja) | ||
JPS6311284Y2 (ja) | ||
JPS6133328Y2 (ja) | ||
JP2593782Y2 (ja) | 密封装置 | |
JPH0449421Y2 (ja) | ||
JPH0457883B2 (ja) | ||
JPH031661Y2 (ja) | ||
JPH055339Y2 (ja) | ||
JPS6321810Y2 (ja) | ||
JPS61114161U (ja) | ||
JPH0744857Y2 (ja) | オイルシール | |
JPH0743546Y2 (ja) | パッキン | |
JPH062002Y2 (ja) | ロツドレスシリンダ | |
JPH0175657U (ja) | ||
JPS6040937Y2 (ja) | バツフアリング | |
JPH0290460U (ja) |