JPS6357319A - 自動車用空気調和装置の制御装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置の制御装置

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JPS6357319A
JPS6357319A JP20232286A JP20232286A JPS6357319A JP S6357319 A JPS6357319 A JP S6357319A JP 20232286 A JP20232286 A JP 20232286A JP 20232286 A JP20232286 A JP 20232286A JP S6357319 A JPS6357319 A JP S6357319A
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JP
Japan
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compressor
suction pressure
air
switch
capacity
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Application number
JP20232286A
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English (en)
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Tadahiro Takahashi
高橋 忠広
Toshio Kojima
小島 俊夫
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Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6357319A publication Critical patent/JPS6357319A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3205Control means therefor
    • B60H1/3207Control means therefor for minimizing the humidity of the air

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車用空気調和装置の制御装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、冷房サイクルのエバポレータの除湿機能に着目し
、除湿を必要とするときに圧縮機を運転させてエバポレ
ータの除湿機能を発揮させることにより、フロントガラ
ス等の曇りを除去し、安全性の向上を図った自動車用空
気調和装置の制御装置として、例えば実開昭57−20
0415号公報が公知となっている。
しかしながら、この従来技術は圧縮機がオンオフ制御さ
れる構成となっているので、圧縮機のオンオフ切換時に
運転者にショックがあり、車室内への吹出温度が急変す
るなど体感上のフィーリングが悪いという運転性上の問
題点を有していた。
また、圧縮機の除湿運転時には圧縮機の稼動率が最大と
なるように構成されているので、車室内の温度が運転者
の所望する温度よりも著しく低下してしまうなど、圧縮
機が必要以上に運転されることとなり、エネルギー損失
が大であった。
(発明の目的) 本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされ
たものであり、圧縮機のオンオフ切換時の運転者へのシ
ョック及び吹出空気の温度の急変を防止することにより
運転性の向上を図れるとともに、除湿を行うための圧縮
機の運転によるエネルギー損失を必要最小限に抑えるこ
とができる自動車用空気調和装置の制御装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、圧縮機の吸入圧を設
定する吸入圧設定手段と、前記圧縮機の吸入圧が前記設
定吸入圧となるように前記圧縮機の容量を制御する容量
制御手段とを備えた自動車用空気調和装置の制御装置に
おいて、オン作動により除湿運転が行われる除湿スイッ
チと、空気中の水分が有する熱負荷を検出する潜熱負荷
検出手段とを備え、前記除湿スイッチのオン作動時の前
記吸入圧はそのオフ作動時のそれよりも小さく設定され
、且つ前記除湿スイッチのオン作動時の前記吸入圧の低
下量は前記潜熱負荷検出手段の検出状態に応じて可変し
得るように構成したものである。
(作用) 圧縮機は可変容量型であり、その吸入圧が連続的に設定
され、圧縮機の吸入圧が該設定吸入圧となるように圧縮
機の容量が制御されるので、圧縮機のオンオフ切換時の
運転者へのショック及び吹出空気の温度の急変のない体
感上のフィーリングの良好な運転性が得られる。また、
フロントガラス等が曇ったときには除湿スイッチがオン
作動されることにより圧縮機の吸入圧が小さく設定され
・、圧縮機の容量が大きく制御されるので、エバポレー
タの除湿能力が高まることによりフロントガラス等の曇
りが速やかに除去される。更に、除湿のための圧縮機の
吸入圧の低下は除湿スイッチのオン作動時のみ行われ、
しかもその低下量は潜熱負荷検出手段の検出状態に応じ
て変えられるので、除湿を行うための圧縮機の容量が適
切に制御され。
エネルギーの損失を必要最小限に抑えることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
第1図は本発明の自動車用空気調和装置の制御装置の全
体構成図である。
同図中1は空調ケースで、該空調ケース1の最上流側に
は内気導入口2.外気導入口3が1両者の合流部には内
外気切換ダンパ4が設けられている。該内外気切換ダン
パ4はコントロールパネル24に設けられた内外気切換
スイッチ25の0N10FF操作によって、前記空調ケ
ース1内に導入する空気を内気あるいは外気に択一的に
選択するようになっている。前記内外気切換ダンパ4の
下流側には電動送風機5が設けられている。該電動送風
機5は前記空調ケース内に空気を吸い込んで下流側に送
風するためのもので、前記コントロールパネル24に設
けられたファンスイッチ26の操作によってその0N1
0FF及び送風量が制御される。
前記電動送風機5の下流側にはエバポレータ(蒸発器)
6とヒータコア(加熱器)7とが設けられている。該エ
バポレータ6は圧縮機8.コンデンサ9.レシーバタン
ク10及び感熱式の自動膨張弁11とともに冷房サイク
ルを構成し、該エバポレータ6を通る空気を前記圧縮機
の容量に応じて冷却、除湿する。一方、前記ヒータコア
7はエンジン(図示省略)の冷却水が循環する温水サイ
クルに挿入され、該ヒータコア7を通る空気を加熱する
前記圧縮機8は電磁クラッチ12と、ブー1月3を含む
ベルト伝達装置とを介して前記エンジンに連結され、前
記電磁クラッチ12が前記コントロールパネル24に設
けられたエアコンスイッチ27の操作によりON/○F
F制御されることによって駆動停止されるようになって
いる。また、前記圧縮機8は例えば可変容量型揺動板式
圧縮機であり、圧力制御弁(容量制御手段)16を備え
、後述するように、そのソレノイドに通電される電流量
に応じてその内部機構を駆動して揺動板の傾きを変え、
連続的にその容量を変えることができる。
前記圧力制御弁16は電子コントロールユニットの吸入
圧設定制御部(吸入圧設定手段)17に電気的に接続さ
れ、該吸入圧設定制御部17によって前記圧力制御弁1
6への通電量が制御され、したがって前記圧縮機8の容
量が制御される。
前記ヒータコア7の上流側近傍にはエアミックスドア1
8が設けられ、該エアミックスドア18の開度に応じて
前記ヒータコア7を通過する空気と通過しない空気との
割合が調節される。前記エアミックスドア18は前記コ
ントロールパネル24に設けられた温度調節レバー(温
度調節手段)28と連結され、該温度調節レバー28の
操作と連動してその開度が制御されるようになっている
前記空調ケース1の前記ヒータコア7より下流側は顕部
吹出口199足下吹出口20及びデフロスタ吹出口21
等に分岐して車室内の所定位置に開口し、該分岐部に吹
出モード切換ドア22.23が設けられている。該吹出
モード切換ドア22.23は前記コントロールパネル2
4に設けられたモード調節レバー29に連結され、該モ
ード調節レバー29の操作と連動して適宜開閉されるこ
とによって吹出モードが切り換えられる。
車室内の図示しないインストルメントパネル内には車室
内の空気中の相対湿度を感知する湿度センサ48が設け
られている。該湿度センサ48はこれと電気的に接続さ
れた湿度検出部49とともに車室内の空気中の水分が有
する熱負荷(以下「潜熱負荷」という)を検出する潜熱
負荷検出手段51を構成している。前記湿度検出部49
は前記吸入圧設定制御部17と電気的に接続されており
、前記湿度センサ48によって感知された車室内の相対
湿度の状態を表す信号が前記湿度検出部49から前記吸
入圧設定制御部17に入力される。
該吸入圧設定制御部17は前記温度調節レバー28と、
前記コントロールパネル24に設けられた除湿スイッチ
30とにも電気的に接続され、前記湿度センサ48によ
って検出される車室内の相対湿度、前記除湿スイッチ3
0の0N10FF状態及び前記温度調節レバー28の位
置に応じて前記圧縮機8の吸入圧を設定して、前記圧力
制御弁16への通電量を制御する。前記除湿スイッチ3
0は運転者が空気調和装置の除湿能力を高めたい場合に
作動(ON)されるものである。
なお、前記圧力制御弁16は、第5図に示すように前記
圧縮機8のシリンダブロック101に形成されている図
示しない吸入室とクランク室102との連通口101a
を開閉し且つ前記吸入室内の圧力を受ける受圧面103
aを有する弁体103と、前記吸入圧設定制御部17か
ら供給される電流量によって前記ソレノイド47が励磁
し、これにより可動鉄芯104が該可動鉄芯104を付
勢するコイルスプリング105と共に固定鉄芯106に
近づくように作動して伝達ロッド107を介して前記弁
体103の開度を制御する電磁アクチュエータ108と
を備える電磁弁とされている。
前記弁体103の開度は、前記ソレノイド47に電流が
供給されているときには、当該供給される電流量によっ
て変わる前記固定鉄芯106の吸引力とばね力変化分と
前記吸入室内の圧力とによって決まる。
したがって、前記ソレノイド47に供給する電流量を制
御することによって、前記固定鉄芯106の吸引力が変
化し、前記弁体103の開度、即ち前記吸入室と前記ク
ランク室102との連通度が調節され、高圧側の該クラ
ンク室102から低圧側の前記吸入室へ流れる冷媒の量
が変化して前記クランク室102内の圧力が調節される
。これに伴い、該クランク室102内の図示しない揺動
板の傾斜角度が変化して図示しないピストンのストロー
クが調節されることによって前記圧縮機8の容量が制御
される。前記揺動板の傾斜角度は前記゛クランク室10
2内の圧力が大きいほど小さくなるように構成されてい
る。即ち、前記圧縮機8の容量は前記ソレノイド47に
供給される電流量に応じて連続的に制御され、該電流量
が大きいほど小さい値に制御される。
第2図は前記吸入圧設定制御部17の詳細を示す回路図
である。同図中31はバッテリで、該バッテリ31のe
側は接地され、O側は定電圧回路32に接続されている
。該定電圧回路32は前記バッテリ31を電源として所
定の一定電圧V工を生成する。また、前記バッテリ31
のe側には該バッテリ31を電源とする三角波発信器3
3が接続され、所定の周期、電圧によって三角波を発信
する。該三角波発信器33は抵抗34,35を介し、比
較器36のe端子に接続され、該比較器36の0端子に
は抵抗37.38を介し、前記定電圧回路32が接続さ
れている。前記比較器36の出力側は抵抗39等を介し
トランジスタ400ベースと接続され、該トランジスタ
40のエミッタは前記定電圧回路32に、該トランジス
タ4oのコレクタは前記除湿スイッチ30の一端側と可
変抵抗50の一端側とに並列にそれぞれ接続されている
。該可変抵抗50は抵抗体50a及び可動接点50bに
よって構成されており、該可動接点50bは前記抵抗体
50aの一端側と、前記湿度検出部49を介して前記湿
度センサ48とに接続され。
該湿度センサ48によって検出される相対湿度が高いと
きには図中上側に、低いときには図中下側に連続的に摺
動するようになっている。また、前記除湿スイッチ30
は、オフ作動のときには閉じられ(図中実線位置)、オ
ン作動のときには開かれる(図中破線位置)。
前記除湿スイッチ30の他端側と、前記可変抵抗50の
抵抗体50aの他端側とには可変抵抗41が接続されて
いる。該可変抵抗41は抵抗体41a及び可動接点41
bによって構成されており、該可動接点41bは前記温
度調節レバー28と連動し、該温度i11節レバー28
がll0T側に移動したときには図中上側に、 C00
L側に移動したときには図中下側に連続的に摺動して該
温度調節レバー28の位置に応じた所定の位置をとるよ
うになっている。
前記可変抵抗41の可動接点41bの出力端子は抵抗4
2等を介して差動アンプ43のe端子に接続されている
。該差動アンプ43はそのe端子がトランジスタ44の
エミッタに抵抗45を介して接続され、その出力側は抵
抗46を介して前記トランジスタ44のベースに接続さ
れている。また、該トランジスタ44のコレクタは前記
圧縮機8の圧力制御弁16のソレノイド47を介し、前
記バッテリ31に接続されている。
以上の回路構成により、前記圧縮機8の吸入圧Psは次
のように設定される。即ち、前記定電圧回路32の電圧
v1.前記抵抗37及び38の抵抗値等によって定まる
基準電圧v2と、前記三角波発信器33により生ずる電
圧、前記抵抗34及び35の抵抗値等によって定まる電
圧V、とが前記比較器36によって比較され、該比較結
果に応じて前記トランジスタ40が0N10FF制御さ
れる。
該トランジスタ40がON状態のときの該トランジスタ
40のコレクタの電圧は前記定電圧回路32の所定電圧
■1に等しく、前記差動アンプ43のO端子側の電圧v
4は前記所定電圧V工よりも前記両可変抵抗41.50
の抵抗値及び前記抵抗42の抵抗値に応じた電圧降下分
だけ低下する。即ち、前記差動アンプ43のO端子側の
電圧■、は前記除湿スイッチ30の0N10FF状態、
前記湿度センサ48の検出状態及び前記温度調節レバー
28の位置に応じて定まる。
一方、前記差動アンプ43のe端子側の電圧v5は前記
トランジスタ44がOFF状態であるのでゼロである。
したがって、前記差動アンプ43の出力側の電圧V、は
0端子側の電圧V、とθ端子側の電圧■、との差、即ち
電圧V、に比例して増幅された値となる。この結果、前
記トランジスタ44には電圧V、に比例したベース電流
が流れ、これによって該トランジスタ44がON状態と
なり、前記圧縮機8の圧力制御弁16のソレノイド47
が通電される。該ソレノイド47の電圧は前記バッテリ
31の電圧に等しく一定であるので、該ソレノイド47
には前記トランジスタ44のベース電流量に比例した電
流量Asが流れる。即ち、前記ソレノイド47に供給さ
れる電流量Asは前記除湿スイッチ30の0N10FF
状態、前記湿度センサ48の検出状態及び前記温度調節
レバー28の位置に応じて定まる。
第3図は前記ソレノイド47の電流量Asと。
前記圧縮機8の吸入圧Psとの関係を示したものであり
、該吸入圧Psは前記圧力制御弁16の前述した作用に
よって電流量Asに対して一義的に定まり、電流量As
にほぼ比例する。従って、前記圧縮機8の吸入圧Psは
前記除湿スイッチ30のON10 F F状態、前記湿
度センサ48の検出状態、即ち車室内の空気の相対湿度
及び前記温度調節レバー28の位置に応じて設定される
第4図はこの関係の一例を示したものである。
即ち、前記除湿スイッチ30がOFF状態にある場合に
は、該スイッチ30が閉じられ(第2図の実線位置)、
前記トランジスタ40からの電流は前記除湿スイッチ3
0及び前記可変抵抗41を通って前記差動アンプ43の
■端子側に流れるので。
前記圧縮機8の吸入圧Psは前記可変抵抗41の抵抗値
、即ち前記温度調節レバー28の位置のみによって定ま
り、該温度調節レバー28がFULL C00L点に位
置するときには前記可変抵抗41の可動接点41bが第
2図中最も下側に位置することにより所定の最小値Ps
mlNに、前記温度調節レバー28がFULL 807
点に位置するときには前記可変抵抗41の可動接点41
bが第2図中最も上側に移動することにより所定の最大
値PSMAXに、前記温度調節レバー28がFULL 
C00L点とFULL 807点との間に位置するとき
には、前記可変抵抗41の可動接点41bが該温度調節
レバー28の位置に応じた所定の位置に移動するのでF
ULL C00L点における最小値PSMINとFLI
LL 807点における最大値P 8 M AXとを結
ぶ直線として設定される。これに伴い前記圧縮機8の容
量は前記温度調節レバー28がFULL C00L点に
位置するときには最大値に、FULL 807点に位置
するときには最小値に、FULL CoQL点とFLI
LL 1(01点との間に位置するときにはその位置に
応じて連続的に変化するようにそれぞれ制御される。
一方、前記除湿スイッチ30がON状態にある場合には
、該除湿スイッチ30が開かれ(第2図の破線位置)、
前記トランジスタ40からの電流は前記可変抵抗50の
可動接点sob、抵抗体50aの前記可動接点50aよ
り第2図中下側の部分及び前記可変抵抗41を通って前
記差動アンプ43のΦ端子側に流れるので、前記圧縮機
8の吸入圧Psは前記両可変抵抗41.50の抵抗値、
即ち前記湿度センサ48によって検出される車室内の空
気の相対湿度及び前記温度調節レバー28の位置に応じ
て設定され、前記除湿スイッチ30がOFF状態の場合
と比較して、前記可変抵抗50の分だけ抵抗値が増加す
るのでより小さく設定され、したがって前記圧縮機8の
容量はより大きく制御される。また、前記可変抵抗50
の可動接点50bは前述したように車室内の空気の相対
湿度が高いほど第2図中においてより上側に移動する。
したがって、前記圧縮機8の吸入圧Psは車室内の空気
の相対湿度が変化しないときには、前記温度調節レバー
28の位置に応じて、第4図の破線■〜V等で示される
直線上に設定され、該温度調節レバー28の位置がFU
LL HOT点側にあるほどより大きく、逆に前記温度
調節レバー28の位置が変化しないときには、車室内の
空気の相対湿度が高いほどより小さく設定される。これ
に伴い、前記圧縮機8の容量は前記設定吸入圧Psが大
きいほどより小さく制御される。
次に、上記構成の本発明の制御装置の作用を説明する。
冷房を行う場合には、ファンスイッチ26及びエアコン
スイッチ27がON状態とされ、電動送風機5及び圧縮
機8が運転されて冷房運転が開始される。除湿スイッチ
30は通常OFF状態とされている。温度調節レバー2
8は運転者の所望する冷房度合に応じた位置に操作され
、これと連動してエアミックスドア18が所定の開度に
制御されるととともに圧縮機8の吸入圧Psは第4図に
示すように設定される。即ち、所望の冷房度合が高いと
きには、エアミックスドア18の開度θ。
が小さく制御されることにより、ヒータコア7を通って
加熱される空気の割合が小さく制御されるとともに、圧
縮機8の吸入圧Psが小さく設定されることにより、圧
縮機8の容量が大きく制御されて比較的高い冷房能力が
発揮される一方、所望の冷房度合が低いときにはエアミ
ックスドア18の開度が大きく制御されることにより、
ヒータコア7を通る空気の割合が大きく制御されるとと
もに、圧縮機8の吸入圧Psが大きく設定されることに
より、圧縮機8の容量は小さく制御されて冷房能力が低
く抑えられるので、運転者の所望する冷房度合に応じて
圧縮機8を自動的に効率良く運転させることができる。
この状態において、フロントガラスが曇り、これを除去
したいときには除湿スイッチ30がON状態に操作され
る。このときの圧縮機8の吸入圧Psは第4図に示すよ
うに湿度センサ48の検出状態、即ち車室内の空気の相
対湿度と、温度調節レバー28の位置とに応じて設定さ
れる。即ち、圧縮機8の吸入圧Psは湿度センサ48に
よって検出される車室内の空気の相対湿度が高いほど小
さい値に自動的に設定され、これに伴い圧縮機8の容量
はより大きく制御されるので車室内の潜熱負荷に応じて
圧縮機8の除湿機能を過不足なく発揮させることができ
る。また、温度調節レバー28がC00L側に位置する
ほど圧縮機8の吸入圧Psが小さく設定されることによ
り、運転者の所望する冷房度合に応じて圧縮機8を効率
良く運転させることができることは、前述した除湿スイ
ッチ30がOFF状態の場合と同様である。このように
、本実施例においては必要時のみ除湿のための圧縮機の
容量増加がなされ、しかも該容量増加は車室内の潜熱負
荷に応じて過不足なく行われるので、除湿のための圧縮
機の運転によるエネルギー損失を必要最小限に抑えるこ
とができる。また、圧縮機の容量が連続的に制御される
ので、運転者へのショック及び吹出空気の温度の急変を
生ずることがなく、体感上のフィーリングの良好な運転
性を得ることができる。更に、本実施例における操作レ
バー、スイッチ類の構成は従来と同様であるので、従来
と同じ操作感覚で容易に上記作用を得ることができる。
(第2実施例) 第6図及び第7図は本発明の第2実施例を示すもので、
潜熱負荷検出手段51の構成のみが上述の第1実施例と
異なり、該第1実施例と同一部分については同一符号を
付している。即ち、本実施例では第1実施例における湿
度センサ48及び湿度検出部49の代りに、潜熱負荷検
出手段51は乗員センサ52及び乗員数検出部53によ
って構成されている。前記乗員数センサ52は例えば周
知の加圧導電ゴムセンサから成り、図示しない各座席中
に埋め込まれ、乗員の着座によって圧力の増加が生じた
ときにその抵抗値が急変して導通することにより、各座
席の乗員の有無を個々に検出するものである。前記乗員
数検出部53は前記各乗員センサ52と前記吸入圧設定
制御部17とに電気的に接続され、第7図中の前記可変
抵抗50の可動接点50bは検出された乗員数が多いと
きには同図中上側に、少ないときには同図中下側に段階
的に摺動するように構成されている。他の構成は上記第
1実施例と同様であり、前記圧縮機8の吸入圧Psは前
記除湿スイッチ30がON状態であれば前記乗員センサ
52によって検出される乗員数に応じて第4図の1〜■
のいずれかの破線が選択され、前記温度調節レバー28
の位置に応じて設定される。即ち、除湿運転を行うとき
の前記圧縮機8の吸入圧Psは乗員数が多いほどより小
さく(例えば乗員数最大であれば第4図の破線■)、前
記温度調節レバー28がC00L側にあるほどより小さ
く設定される。車室内の潜熱負荷は他の条件が変化しな
ければ、乗員数にほぼ比例するとみなすことができるの
で1本実施例によっても上記第1実施例と同様に除湿の
ための圧縮機の容量増加を車室内の潜熱負荷に応じて過
不足なく変化させることができ、エネルギー損失を必要
最小限に抑えることができる。他の作用については上記
第1実施例と同様である。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明は、圧縮機の吸入圧を設定す
る吸入圧設定手段と、前記圧縮機の吸入圧が前記設定吸
入圧となるように前記圧縮機の容量を制御する容量制御
手段とを備えた自動車用空気調和装置の制御装置におい
て、オン作動により除湿運転が行われる除湿スイッチと
、空気中の水分が有する熱負荷を検出する潜熱負荷検出
手段とを備え、前記除湿スイッチのオン作動時の前記吸
入圧はそのオフ作動時のそれよりも小さく設定さ九、且
つ前記除湿スイッチのオン作動時の前記吸入圧の低下量
は前記潜熱負荷検出手段の検出状態に応じて可変し得る
ように構成したものである。
したがって、必要時のみ除湿のための圧縮機の容量増加
がなされ、しかも該容量増加が車室内の潜熱負荷に応じ
て過不足なく行われることにより。
除湿のための圧縮機の運転に伴うエネルギー損失を必要
最小限に抑えることができるという効果を奏する。また
、圧縮機の容量が連続的に制御されるので、運転者への
ショック及び吹出空気の温度の急変を生ずることがなく
1体感上のフィーリングが良好となり運転性の向上を図
ることができる。
更に、操作レバー、スイッチ類の構成は従来と同様であ
るので、従来と同じ操作感覚で容易に上記効果を得るこ
とができるなどの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1実施例を示し。 第1図は自動車用空気調和装置の制御装置の全体構成図
、第2図は同回路図、第3図はソレノイドの電流量と圧
縮機の吸入圧との関係を示す図、第4図は除湿スイッチ
のオンオフ状態、潜熱負荷の検出状態及び温度調節レバ
ーの位置と圧縮機の吸入圧との関係を示す図、第5図は
圧力制御弁の縦断面図、第6図及び第7図は本発明の第
2実施例を示し、第6図は第1図と同様の全体構成図、
第7図は第2図と同様の回路図である。 8・・・圧縮機、16・・・圧力制御弁(容量制御手段
)、17・・・吸入圧設定制御部(吸入圧設定手段)、
30・・・除湿スイッチ、48・・・湿度センサ、49
・・・湿度検出部、51・・・潜熱負荷検出手段、52
・・・乗員センサ、53・・・乗員数検出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.圧縮機の吸入圧を設定する吸入圧設定手段と、前記
    圧縮機の吸入圧が前記設定吸入圧となるように前記圧縮
    機の容量を制御する容量制御手段とを備えた自動車用空
    気調和装置の制御装置において、オン作動により除湿運
    転が行われる除湿スイッチと、空気中の水分が有する熱
    負荷を検出する潜熱負荷検出手段とを備え、前記除湿ス
    イッチのオン作動時の前記吸入圧はそのオフ作動時のそ
    れよりも小さく設定され、且つ前記除湿スイッチのオン
    作動時の前記吸入圧の低下量は前記潜熱負荷検出手段の
    検出状態に応じて可変し得るように構成したことを特徴
    とする自動車用空気調和装置の制御装置。
JP20232286A 1986-08-27 1986-08-27 自動車用空気調和装置の制御装置 Pending JPS6357319A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5695717A (en) * 1979-12-28 1981-08-03 Nippon Denso Co Ltd Automobile air conditioner
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JPS5885712A (ja) * 1981-11-17 1983-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車輛用冷房装置の温度制御装置
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