JPS6356361B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6356361B2 JPS6356361B2 JP55159467A JP15946780A JPS6356361B2 JP S6356361 B2 JPS6356361 B2 JP S6356361B2 JP 55159467 A JP55159467 A JP 55159467A JP 15946780 A JP15946780 A JP 15946780A JP S6356361 B2 JPS6356361 B2 JP S6356361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- levitation
- guidance
- propulsion
- track
- ground element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000005339 levitation Methods 0.000 claims description 63
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Railway Tracks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、反発型の磁気浮上鉄道の分岐装置に
系り、特に低速走行時の分岐に好適な磁気浮上鉄
道の分岐装置に関するものである。 従来の鉄道における分岐装置においては、分岐
レールの一端を中心として他端を回転させ、ま
た、モノレールにおいても分岐軌道桁の一端を中
心に他端を回転させて分岐している。これらの方
式を磁気浮上鉄道に適用しようとすると、推進・
案内用地上コイルを設けた垂直軌道を回転移動さ
せることになり、移動機構が非常に大がかりで複
雑となるという欠点があつた。 本発明の目的とするところは、構成が簡単で、
電気的な操作によつて分岐できる磁気浮上鉄道の
分岐装置を提供することにある。 本発明は、それぞれの分岐軌道をなす水平軌道
面および分岐部分の両外側部に設置される垂直軌
道面と、前記各水平軌道面に設置される走行用地
上子とから成る反発型の磁気浮上鉄道の分岐装置
において、前記走行用地上子は案内・浮上用地上
子と推進・案内・浮上用地上子との一対の列から
成り、該案内・浮上用地上子および推進・案内・
浮上用地上子は直線軌道部の浮上用地上子の位置
よりもそれぞれの分岐軌道の垂直軌道面から離れ
る方向に偏倚して設置され、さらに、前記案内・
浮上用地上子は垂直軌道面に近い位置に設置さ
れ、前記推進・案内・浮上用地上子は前記案内・
浮上用地上子よりも垂直軌道面から離れた位置に
設置されていることを特徴とするものである。 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第１図は本発明による分岐装置の一実施例
を示す平面図、第２図は第１図のアーク部断面図
である。同図において、軌道１は水平軌道面３と
その両側に形成される垂直軌道面５，５′とから
構成されている。前記水平軌道面３には左右両側
に浮上用地上コイル４が設けられ、垂直軌道面
５，５′には推進電流を流して推進力を得る推
進・案内用地上コイル６が設置されている。車両
７の台車７′は、枕ばね８を介して車体９を支持
しており、また、該台車７′では台車枠１０に取
付けられた案内輪１１が前記垂直軌道面５に押付
けられ、台車枠１０に取付けられた走行輪１２が
水平軌道面３に接して、車両７の案内を行なうと
ともに荷重を支持している。前記台車枠１０に設
けられた超電導磁石１３は、推進・案内用地上コ
イル６に対向するとともに浮上用地上コイル４よ
りも外側に位置するようにクライオスタツト１４
の中に設けられている。なお、前記浮上用地上コ
イル４および推進・案内用地上コイル６と超電導
磁石１３との間には、前記各地上コイル４，６に
誘導起電力が生じて磁化されることにより、反発
する磁気力が生じ、浮上および案内作用が行なわ
れる。また、推進・案内用地上コイル６には前述
のように推進電流が流されることにより、超電導
磁石１３との間で前後方向に推進力が生じ、車両
７を走行させる。 車両７の低速走行中は、各直線軌道２，２′，
２″において、超電導磁石１３と浮上用地上コイ
ル４の間に作用する磁気力１５の上下成分および
推進・案内用地上コイル６との間で上下方向に作
用する磁気力１６すなわち浮上力が十分大きくな
いので、走行輪１２の支持力１７を得て車両７は
支持されている。また、超電導磁石１３と浮上用
地上コイル４の間の磁気力１５の左右成分および
推進・案内用地上コイル６との間の磁気力１８す
なわち左右力も十分大きくないので、案内輪１１
の案内力１９によつても車両７を案内している。
一方、車両７は前述のように超電導磁石１３と推
進・案内用地上コイル６の間に生じる推進力によ
つて走行する。 次に、分岐軌道２０，２０′は、それぞれに形
成される水平軌道面３′と、該各水平軌道面３′の
分岐側すなわち分岐軌道２０においては分岐する
方向（図中下方）、分岐軌道２０′においては分岐
軌道２０から離れる方向（図中上方）にのみそれ
ぞれ設けられる垂直軌道面５′とから構成されて
いる。この垂直軌道面５′には地上コイルを設け
ないものとしている。一方、水平軌道面３′には
案内・浮上用地上コイル２２，２４と推進電流を
流す推進・案内・浮上用地上コイル２１，２３が
それぞれ対をなし各分岐軌道２０，２０′毎にそ
れぞれの分岐方向に連つて設置されている。そし
て、前記案内・浮上用地上コイル２２，２４およ
び推進・案内・浮上用地上コイル２１，２３は、
他の分岐側すなわち分岐軌道２０にあつては分岐
軌道２０′側、一方、分岐軌道２０′にあつては分
岐軌道２０側へそれぞれ偏倚して設けられてい
る。また、推進・案内・浮上用地上コイル２１と
案内・浮上用地上コイル２２、推進・案内・浮上
用地上コイル２３と案内・浮上用地上コイル２４
はそれぞれ平行配置されている。 ところで、前記推進・案内・浮上用地上コイル
２１と案内・浮上用地上コイル２２は、台車７′
に設けられた超電導磁石１３に対して他の分岐側
に偏倚しており、該超電導磁石１３との間に生じ
る磁気力によつて台車７′を分岐軌道２０の垂直
軌道面５′に押しつける。一方、推進・案内・浮
上用地上コイル２３および案内・浮上用地上コイ
ル２４についても同様に、台車７′を分岐軌道２
０′の垂直軌道面５′に押つける。 さらに、推進・案内・浮上用地上コイル２１お
よび推進・案内・浮上用地上コイル２３には、推
進電流が流され超電導磁石との間で推進力を生じ
させ車両７を走行させる。この推進電流は、車両
７の分岐方向により切替えて通電される。すなわ
ち、車両７が第１図中右から左方向へ走行する際
に、分岐軌道２０側へ走行させる場合、推進・案
内・浮上用地上コイル２１に推進電流を流し、車
体７に推進力を与えるとともに左側への転向モー
メントを作用させる。これによつて、車両７は分
岐軌道２０側へ走行する。一方、分岐軌道２０′
側へ車両７を走行させる場合には、推進・案内・
浮上用地上コイル２３に推進電流を流し、推進力
および転向モーメントを生じさせ走行させる。な
お、案内・浮上用地上コイル２２および２４は超
電導磁石１３との間で反発する方向の磁気力が生
じるのみで推進力等を有するものではない。 このような構成において、車両７が第１図中左
方向に走行し、分岐軌道２０を通つて直線軌道
２′に至る場合について説明する。 推進・案内・浮上用地上コイル２１のみに、推
進電流が流してあり、分岐軌道２０の入口部にお
ける第１図中イ−イ部の状態を第３図および第４
図にて詳述すると、台車７′には超電導磁石１３
と推進・案内・浮上用地上コイル２３（今考えて
いる進行方向の時は推進電流は流していない）の
間に磁気力２５および案内・浮上用地上コイル２
２との間の磁気力２６による左右力２７、超電導
磁石１３と案内・浮上用地上コイル２４の間の磁
気力２８および推進・案内・浮上用地上コイル２
１との間の磁気力２９による左右力３０、超電導
磁石１３と各地上コイル２１，２２，２３，２４
の間に作用する抗力３２、走行輪１２の走行抵抗
３３等に打勝つて推進・案内・浮上用地上コイル
２１によつて右側の超電導磁石１３に作用する推
進力３１、該推進力３１による転向モーメントが
作用する。ここで、左右力２７が左右力３０とほ
ぼ同等であつたとしても、前記転向モーメントが
作用することにより、台車７′は分岐軌道２０の
垂直軌道面５′に押しつけられる。そして、案内
輪１１の案内力９によつて案内されて走行するこ
とができる。 前記車両７がさらに走行し、第１図中のウーウ
部にある状態を第５図および第６図によつて説明
する。超電導磁石１３と推進・案内・浮上用地上
コイル２３および案内・浮上用地上コイル２４と
の間には殆んど磁気力が作用しないので、超電導
磁石１３と案内・浮上用地上コイル２２の間の磁
気力３４による左右力２７′、推進・案内・浮上
用地上コイル２１の磁気力３５による左右力３
０′と、抗力３２′と走行抵抗３３に打勝つ推進・
案内・浮上用地上コイル２１によつて右側の超電
導磁石１３との間に作用する推進力３１′、該推
進力３１′による左への転向モーメントが生じる。
前記左右力２７′，３０′は車両７の進行方向に向
かつて左向きの力であり、かつ、推進力３１′に
よる左への転向モーメントが作用しているので、
台車７′は分岐軌道２０の垂直軌道面５′に押しつ
けられ案内輪１１の案内力１９によつて案内され
て走行する。このように、車両７は前記垂直軌道
面５′に沿つて案内され、分岐される。 次に、前述の状態から車両７がさらに走行し、
第１図中エ−エ部の状態を第７図および第８図に
よつて説明する。超電導磁石１３と案内・浮上用
地上コイル２２の間の磁気力３６による左右力２
７″、推進・案内・浮上用地上コイル２１との間
の磁気力３７に基づく左右力３０″、抗力３２″と
走行抵抗３３″に打勝つ推進・案内・浮上用地上
コイル２１との間に作用する推進力３１″、該推
進力３１″による転向モーメントが台車７′に生じ
る。前記左右力２７″，３０″および転向モーメン
トは車両７の進行方向に向つて左側に作用してお
り、車両７は垂直軌道面５′にそつて案内され走
行する。このようにして車両７は、分岐されて進
むことにより水平軌道２′上に達し、第２図と同
様な状態となる。このような構成によれば、分岐
部分の軌道を機械的に移動させる必要がなく、推
進・案内・浮上用地上コイル２１，２３および案
内・浮上用地上コイル２２，２４を偏倚して設置
するだけの構成であるため、構成の簡略化が図れ
る。また、操作も推進・案内・浮上用地上コイル
２１，２３への推進電流の切替えを行なうだけで
よく、用意に行なえる。 なお、前述の説明は分岐軌道２０へ車両７を走
行させる例について述べたが、直進すなわち分岐
軌道２０′側へ走行させる場合には推進・案内・
浮上用地上コイル２３に推進電流を流すだけで、
車両７は分岐軌道２０′の垂直軌道面５′に沿つて
走行することができる。 以上説明したように本発明によれば、水平軌道
面に推進・案内・浮上用地上コイルおよび案内・
浮上用地上コイルを偏倚させて設けることによ
り、機械的に大規模移動機構を用いることなし
に、気的な操作のみで確実に分岐させることがで
きる。
系り、特に低速走行時の分岐に好適な磁気浮上鉄
道の分岐装置に関するものである。 従来の鉄道における分岐装置においては、分岐
レールの一端を中心として他端を回転させ、ま
た、モノレールにおいても分岐軌道桁の一端を中
心に他端を回転させて分岐している。これらの方
式を磁気浮上鉄道に適用しようとすると、推進・
案内用地上コイルを設けた垂直軌道を回転移動さ
せることになり、移動機構が非常に大がかりで複
雑となるという欠点があつた。 本発明の目的とするところは、構成が簡単で、
電気的な操作によつて分岐できる磁気浮上鉄道の
分岐装置を提供することにある。 本発明は、それぞれの分岐軌道をなす水平軌道
面および分岐部分の両外側部に設置される垂直軌
道面と、前記各水平軌道面に設置される走行用地
上子とから成る反発型の磁気浮上鉄道の分岐装置
において、前記走行用地上子は案内・浮上用地上
子と推進・案内・浮上用地上子との一対の列から
成り、該案内・浮上用地上子および推進・案内・
浮上用地上子は直線軌道部の浮上用地上子の位置
よりもそれぞれの分岐軌道の垂直軌道面から離れ
る方向に偏倚して設置され、さらに、前記案内・
浮上用地上子は垂直軌道面に近い位置に設置さ
れ、前記推進・案内・浮上用地上子は前記案内・
浮上用地上子よりも垂直軌道面から離れた位置に
設置されていることを特徴とするものである。 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第１図は本発明による分岐装置の一実施例
を示す平面図、第２図は第１図のアーク部断面図
である。同図において、軌道１は水平軌道面３と
その両側に形成される垂直軌道面５，５′とから
構成されている。前記水平軌道面３には左右両側
に浮上用地上コイル４が設けられ、垂直軌道面
５，５′には推進電流を流して推進力を得る推
進・案内用地上コイル６が設置されている。車両
７の台車７′は、枕ばね８を介して車体９を支持
しており、また、該台車７′では台車枠１０に取
付けられた案内輪１１が前記垂直軌道面５に押付
けられ、台車枠１０に取付けられた走行輪１２が
水平軌道面３に接して、車両７の案内を行なうと
ともに荷重を支持している。前記台車枠１０に設
けられた超電導磁石１３は、推進・案内用地上コ
イル６に対向するとともに浮上用地上コイル４よ
りも外側に位置するようにクライオスタツト１４
の中に設けられている。なお、前記浮上用地上コ
イル４および推進・案内用地上コイル６と超電導
磁石１３との間には、前記各地上コイル４，６に
誘導起電力が生じて磁化されることにより、反発
する磁気力が生じ、浮上および案内作用が行なわ
れる。また、推進・案内用地上コイル６には前述
のように推進電流が流されることにより、超電導
磁石１３との間で前後方向に推進力が生じ、車両
７を走行させる。 車両７の低速走行中は、各直線軌道２，２′，
２″において、超電導磁石１３と浮上用地上コイ
ル４の間に作用する磁気力１５の上下成分および
推進・案内用地上コイル６との間で上下方向に作
用する磁気力１６すなわち浮上力が十分大きくな
いので、走行輪１２の支持力１７を得て車両７は
支持されている。また、超電導磁石１３と浮上用
地上コイル４の間の磁気力１５の左右成分および
推進・案内用地上コイル６との間の磁気力１８す
なわち左右力も十分大きくないので、案内輪１１
の案内力１９によつても車両７を案内している。
一方、車両７は前述のように超電導磁石１３と推
進・案内用地上コイル６の間に生じる推進力によ
つて走行する。 次に、分岐軌道２０，２０′は、それぞれに形
成される水平軌道面３′と、該各水平軌道面３′の
分岐側すなわち分岐軌道２０においては分岐する
方向（図中下方）、分岐軌道２０′においては分岐
軌道２０から離れる方向（図中上方）にのみそれ
ぞれ設けられる垂直軌道面５′とから構成されて
いる。この垂直軌道面５′には地上コイルを設け
ないものとしている。一方、水平軌道面３′には
案内・浮上用地上コイル２２，２４と推進電流を
流す推進・案内・浮上用地上コイル２１，２３が
それぞれ対をなし各分岐軌道２０，２０′毎にそ
れぞれの分岐方向に連つて設置されている。そし
て、前記案内・浮上用地上コイル２２，２４およ
び推進・案内・浮上用地上コイル２１，２３は、
他の分岐側すなわち分岐軌道２０にあつては分岐
軌道２０′側、一方、分岐軌道２０′にあつては分
岐軌道２０側へそれぞれ偏倚して設けられてい
る。また、推進・案内・浮上用地上コイル２１と
案内・浮上用地上コイル２２、推進・案内・浮上
用地上コイル２３と案内・浮上用地上コイル２４
はそれぞれ平行配置されている。 ところで、前記推進・案内・浮上用地上コイル
２１と案内・浮上用地上コイル２２は、台車７′
に設けられた超電導磁石１３に対して他の分岐側
に偏倚しており、該超電導磁石１３との間に生じ
る磁気力によつて台車７′を分岐軌道２０の垂直
軌道面５′に押しつける。一方、推進・案内・浮
上用地上コイル２３および案内・浮上用地上コイ
ル２４についても同様に、台車７′を分岐軌道２
０′の垂直軌道面５′に押つける。 さらに、推進・案内・浮上用地上コイル２１お
よび推進・案内・浮上用地上コイル２３には、推
進電流が流され超電導磁石との間で推進力を生じ
させ車両７を走行させる。この推進電流は、車両
７の分岐方向により切替えて通電される。すなわ
ち、車両７が第１図中右から左方向へ走行する際
に、分岐軌道２０側へ走行させる場合、推進・案
内・浮上用地上コイル２１に推進電流を流し、車
体７に推進力を与えるとともに左側への転向モー
メントを作用させる。これによつて、車両７は分
岐軌道２０側へ走行する。一方、分岐軌道２０′
側へ車両７を走行させる場合には、推進・案内・
浮上用地上コイル２３に推進電流を流し、推進力
および転向モーメントを生じさせ走行させる。な
お、案内・浮上用地上コイル２２および２４は超
電導磁石１３との間で反発する方向の磁気力が生
じるのみで推進力等を有するものではない。 このような構成において、車両７が第１図中左
方向に走行し、分岐軌道２０を通つて直線軌道
２′に至る場合について説明する。 推進・案内・浮上用地上コイル２１のみに、推
進電流が流してあり、分岐軌道２０の入口部にお
ける第１図中イ−イ部の状態を第３図および第４
図にて詳述すると、台車７′には超電導磁石１３
と推進・案内・浮上用地上コイル２３（今考えて
いる進行方向の時は推進電流は流していない）の
間に磁気力２５および案内・浮上用地上コイル２
２との間の磁気力２６による左右力２７、超電導
磁石１３と案内・浮上用地上コイル２４の間の磁
気力２８および推進・案内・浮上用地上コイル２
１との間の磁気力２９による左右力３０、超電導
磁石１３と各地上コイル２１，２２，２３，２４
の間に作用する抗力３２、走行輪１２の走行抵抗
３３等に打勝つて推進・案内・浮上用地上コイル
２１によつて右側の超電導磁石１３に作用する推
進力３１、該推進力３１による転向モーメントが
作用する。ここで、左右力２７が左右力３０とほ
ぼ同等であつたとしても、前記転向モーメントが
作用することにより、台車７′は分岐軌道２０の
垂直軌道面５′に押しつけられる。そして、案内
輪１１の案内力９によつて案内されて走行するこ
とができる。 前記車両７がさらに走行し、第１図中のウーウ
部にある状態を第５図および第６図によつて説明
する。超電導磁石１３と推進・案内・浮上用地上
コイル２３および案内・浮上用地上コイル２４と
の間には殆んど磁気力が作用しないので、超電導
磁石１３と案内・浮上用地上コイル２２の間の磁
気力３４による左右力２７′、推進・案内・浮上
用地上コイル２１の磁気力３５による左右力３
０′と、抗力３２′と走行抵抗３３に打勝つ推進・
案内・浮上用地上コイル２１によつて右側の超電
導磁石１３との間に作用する推進力３１′、該推
進力３１′による左への転向モーメントが生じる。
前記左右力２７′，３０′は車両７の進行方向に向
かつて左向きの力であり、かつ、推進力３１′に
よる左への転向モーメントが作用しているので、
台車７′は分岐軌道２０の垂直軌道面５′に押しつ
けられ案内輪１１の案内力１９によつて案内され
て走行する。このように、車両７は前記垂直軌道
面５′に沿つて案内され、分岐される。 次に、前述の状態から車両７がさらに走行し、
第１図中エ−エ部の状態を第７図および第８図に
よつて説明する。超電導磁石１３と案内・浮上用
地上コイル２２の間の磁気力３６による左右力２
７″、推進・案内・浮上用地上コイル２１との間
の磁気力３７に基づく左右力３０″、抗力３２″と
走行抵抗３３″に打勝つ推進・案内・浮上用地上
コイル２１との間に作用する推進力３１″、該推
進力３１″による転向モーメントが台車７′に生じ
る。前記左右力２７″，３０″および転向モーメン
トは車両７の進行方向に向つて左側に作用してお
り、車両７は垂直軌道面５′にそつて案内され走
行する。このようにして車両７は、分岐されて進
むことにより水平軌道２′上に達し、第２図と同
様な状態となる。このような構成によれば、分岐
部分の軌道を機械的に移動させる必要がなく、推
進・案内・浮上用地上コイル２１，２３および案
内・浮上用地上コイル２２，２４を偏倚して設置
するだけの構成であるため、構成の簡略化が図れ
る。また、操作も推進・案内・浮上用地上コイル
２１，２３への推進電流の切替えを行なうだけで
よく、用意に行なえる。 なお、前述の説明は分岐軌道２０へ車両７を走
行させる例について述べたが、直進すなわち分岐
軌道２０′側へ走行させる場合には推進・案内・
浮上用地上コイル２３に推進電流を流すだけで、
車両７は分岐軌道２０′の垂直軌道面５′に沿つて
走行することができる。 以上説明したように本発明によれば、水平軌道
面に推進・案内・浮上用地上コイルおよび案内・
浮上用地上コイルを偏倚させて設けることによ
り、機械的に大規模移動機構を用いることなし
に、気的な操作のみで確実に分岐させることがで
きる。
第１図は本発明による分岐装置の一実施例を示
す平面図、第２図は第１図のア−ア部の車両通過
時の横断面図、第３図は第１図のイ−イ部の車両
通過時の横断面図、第４図は第３図の状態の台車
に作用している水平力を示す平面図、第５図は第
１図のウ−ウ部の車両通過時の横断面図、第６図
は第５図の状態の台車に作用している水平力を示
す平面図、第７図は第１図のエ−エ部の車両通過
時の横断面図、第８図は第７図の状態の台車に作
用している水平力を示す平面図である。 ３′……水平軌道面、５′……垂直軌道面、１１
……案内輪、１２……走行輪、２０，２０′……
分岐軌道、２１，２３……推進・案内・浮上用地
上コイル、２２，２４……案内・浮上用地上コイ
ル。
す平面図、第２図は第１図のア−ア部の車両通過
時の横断面図、第３図は第１図のイ−イ部の車両
通過時の横断面図、第４図は第３図の状態の台車
に作用している水平力を示す平面図、第５図は第
１図のウ−ウ部の車両通過時の横断面図、第６図
は第５図の状態の台車に作用している水平力を示
す平面図、第７図は第１図のエ−エ部の車両通過
時の横断面図、第８図は第７図の状態の台車に作
用している水平力を示す平面図である。 ３′……水平軌道面、５′……垂直軌道面、１１
……案内輪、１２……走行輪、２０，２０′……
分岐軌道、２１，２３……推進・案内・浮上用地
上コイル、２２，２４……案内・浮上用地上コイ
ル。
Claims (1)
- １ それぞれの分岐軌道をなす水平軌道面および
分岐部分の両外側部に配置される垂直軌道面と、
前記各水平軌道面に設置される走行用地上子とか
ら成る反発型の磁気浮上鉄道の分岐装置におい
て、前記走行用地上子は案内・浮上用地上子と推
進・案内・浮上用地上子との一対の列から成り、
該案内・浮上用地上子および推進・案内・浮上用
地上子は直線軌道部の浮上用地上子の位置よりも
それぞれの分岐軌道の垂直軌道面から離れる方向
に偏倚して設置され、さらに、前記案内・浮上用
地上子は垂直軌道面に近い位置に設置され、前記
推進・案内・浮上用地上子は前記案内・浮上用地
上子よりも垂直軌道面から離れた位置に設置され
ていることを特徴とする磁気浮上鉄道の分岐装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15946780A JPS5785402A (en) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | Branch apparatus of magnetically floated railway |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15946780A JPS5785402A (en) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | Branch apparatus of magnetically floated railway |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5785402A JPS5785402A (en) | 1982-05-28 |
| JPS6356361B2 true JPS6356361B2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=15694399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15946780A Granted JPS5785402A (en) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | Branch apparatus of magnetically floated railway |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5785402A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52116509A (en) * | 1976-03-26 | 1977-09-30 | Siemens Ag | Railroad switch for magnetic buoyyup vehicle |
-
1980
- 1980-11-14 JP JP15946780A patent/JPS5785402A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52116509A (en) * | 1976-03-26 | 1977-09-30 | Siemens Ag | Railroad switch for magnetic buoyyup vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5785402A (en) | 1982-05-28 |
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