JPS6355575B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6355575B2 JPS6355575B2 JP15395084A JP15395084A JPS6355575B2 JP S6355575 B2 JPS6355575 B2 JP S6355575B2 JP 15395084 A JP15395084 A JP 15395084A JP 15395084 A JP15395084 A JP 15395084A JP S6355575 B2 JPS6355575 B2 JP S6355575B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- external
- formwork
- heat insulating
- insulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は建造物の外壁の外断熱工法に係るもの
である。
である。
(従来の技術)
建造物の外壁の外断熱工法は比較的新しい工法
であるが、断熱材で建物を包むことによつて、内
断熱工法にない優れた特徴をもつていることから
最近特に注目を集めている工法である。
であるが、断熱材で建物を包むことによつて、内
断熱工法にない優れた特徴をもつていることから
最近特に注目を集めている工法である。
外断熱工法は断熱材の固定方法によつて湿式法
と乾式法との2方法に大別される。
と乾式法との2方法に大別される。
一般には接着モルタルを用いて発泡ポリスチレ
ン等の板状断熱材を躯体に接着させる湿式法が、
他の左官工事と同じ要領で施工できるため、急速
に拡まつてきた。しかしこの工法は公的試験機関
における防火試験によつて、剥落をはじめとして
非常に外部からの火に弱いことが明らかにされ、
その防火性が問題視されている。
ン等の板状断熱材を躯体に接着させる湿式法が、
他の左官工事と同じ要領で施工できるため、急速
に拡まつてきた。しかしこの工法は公的試験機関
における防火試験によつて、剥落をはじめとして
非常に外部からの火に弱いことが明らかにされ、
その防火性が問題視されている。
その結果、火に対して抵抗性のある機械的固定
法、所謂乾式法が注目されるようになり、今後も
主流を占めようとしている。
法、所謂乾式法が注目されるようになり、今後も
主流を占めようとしている。
第5図乃至第9図は従来の乾式法による外壁の
外断熱工法の工程を示すもので、先ず第5図に示
すように型枠を組立てる。図中aは堰板、bは端
太材、cはセパレータである。次いで外壁コンク
リートdを打設し、打設コンクリートの硬化後脱
型し、(第6図参照)外壁コンクリートdにアン
カーボルトeを取付け、(第7図参照)同アンカ
ーボルトe及びラスfによつてグラスウール板、
岩綿板等の断熱板gを外壁コンクリートdの外側
面に取付け、(第8図参照)前記断熱板g上に仕
上げ層hを施工している。
外断熱工法の工程を示すもので、先ず第5図に示
すように型枠を組立てる。図中aは堰板、bは端
太材、cはセパレータである。次いで外壁コンク
リートdを打設し、打設コンクリートの硬化後脱
型し、(第6図参照)外壁コンクリートdにアン
カーボルトeを取付け、(第7図参照)同アンカ
ーボルトe及びラスfによつてグラスウール板、
岩綿板等の断熱板gを外壁コンクリートdの外側
面に取付け、(第8図参照)前記断熱板g上に仕
上げ層hを施工している。
(発明が解決しようとする問題点)
前記従来の乾式法による外壁の外断熱工法にお
いては、断熱材の外壁に対する取付作業に手間を
要し、外部仕上げ工程が必要となり、更に前記断
熱材が成型板より構成されているので目地処理が
必要となる等、作業が煩雑で工期が延引し、工費
が嵩む等の問題点があつた。
いては、断熱材の外壁に対する取付作業に手間を
要し、外部仕上げ工程が必要となり、更に前記断
熱材が成型板より構成されているので目地処理が
必要となる等、作業が煩雑で工期が延引し、工費
が嵩む等の問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこのような問題点を解決するために提
案されたものであつて、防火性材料より構成され
た外部パネル兼用外型枠と内型枠との間にコンク
リートを打設して外壁を施工したのち、前記外型
枠を外壁躯体の外側に間隔を存して位置せしめ、
同外型枠と前記外壁躯体との間に断熱材を充填す
ることを特徴とするものである。
案されたものであつて、防火性材料より構成され
た外部パネル兼用外型枠と内型枠との間にコンク
リートを打設して外壁を施工したのち、前記外型
枠を外壁躯体の外側に間隔を存して位置せしめ、
同外型枠と前記外壁躯体との間に断熱材を充填す
ることを特徴とするものである。
(作用)
本発明においては前記したように、防火性材料
より構成された外部パネル兼用外型枠を使用し、
同外型枠と内型枠との間にコンクリートを打設し
てコンクリート外壁躯体を構築したのち、同躯体
の外側に間隔を存して前記外型枠を配設して外壁
躯体との間に断熱材を充填し、同断熱材と外部パ
ネル兼用外型枠とが一体化された断熱層を外壁の
外側に一体的に層着したものである。
より構成された外部パネル兼用外型枠を使用し、
同外型枠と内型枠との間にコンクリートを打設し
てコンクリート外壁躯体を構築したのち、同躯体
の外側に間隔を存して前記外型枠を配設して外壁
躯体との間に断熱材を充填し、同断熱材と外部パ
ネル兼用外型枠とが一体化された断熱層を外壁の
外側に一体的に層着したものである。
このように本発明の方法によれば、外壁躯体及
び断熱層施工時の外型枠をそのまま外部パネルと
して兼用することによつて、省資源、省力化が図
られ、施工が迅速に行なわれ、天候の影響が軽減
される。
び断熱層施工時の外型枠をそのまま外部パネルと
して兼用することによつて、省資源、省力化が図
られ、施工が迅速に行なわれ、天候の影響が軽減
される。
また本発明によれば前記外部パネル兼用外型枠
と外壁との間に断熱材を充填し、外部パネル及び
外壁躯体が一体化された断熱層を施工するように
したので、同断熱層は連続した構造を有し、成型
板を使用した場合におけるような目地処理が不要
となる。また前記のように外部パネル兼用外型枠
を使用して断熱層の施工と同時に同層表面に予め
成型された外部パネルが層着されるようにしたの
で、仕上げ工程を省略し、或いは軽微にすること
ができ、また前記外部パネル兼用外型枠が防火性
材料より構成されているので、断熱層の防火処理
が不要となる。
と外壁との間に断熱材を充填し、外部パネル及び
外壁躯体が一体化された断熱層を施工するように
したので、同断熱層は連続した構造を有し、成型
板を使用した場合におけるような目地処理が不要
となる。また前記のように外部パネル兼用外型枠
を使用して断熱層の施工と同時に同層表面に予め
成型された外部パネルが層着されるようにしたの
で、仕上げ工程を省略し、或いは軽微にすること
ができ、また前記外部パネル兼用外型枠が防火性
材料より構成されているので、断熱層の防火処理
が不要となる。
このように本発明に係る建造物外壁の外断熱工
法によれば、省資源、省力化が図られ、工期が短
縮され、工費が節減されるものである。
法によれば、省資源、省力化が図られ、工期が短
縮され、工費が節減されるものである。
(実施例)
以下本発明を図示の実施例について説明する。
金属、若しくは防火性を有する無機系材料で、
且つコンクリート打設に際し変形、破損しない強
度、剛性を有する材料より構成された外部パネル
兼用外型枠1と内型枠2とをセパレータ3で連結
して型枠を組立てる。なおセパレータ3は前記外
型枠1の外側に突出され、ねじの締め代を十分に
とつておく。(第2図参照)図中4は端太材であ
る。
且つコンクリート打設に際し変形、破損しない強
度、剛性を有する材料より構成された外部パネル
兼用外型枠1と内型枠2とをセパレータ3で連結
して型枠を組立てる。なおセパレータ3は前記外
型枠1の外側に突出され、ねじの締め代を十分に
とつておく。(第2図参照)図中4は端太材であ
る。
次いで前記内外型枠2,1間にコンクリートを
打設して外壁5を施工し、脱型時、前記外型枠1
をセパレータ3の突出部に沿つて移動せしめ、外
壁5と所要の間隔を存した位置において前記セパ
レータ3によつて定置する。(第3図参照) 次いで前記外型枠1と外壁5との間に、現場発
泡ウレタンフオームの如き有機系断熱材や岩綿吹
付材の如き無機系断熱材の如き断熱材6を充填
し、(第4図参照)外壁5の外側に同外壁5及び
前記外部パネル兼用外型枠1と一体化された断熱
層6′を層着する。なお必要に応じて前記外型枠
1に外部仕上げ層7を施工するものである。(第
1図参照) (発明の効果) 本発明の方法によればこのように建造物の外壁
に乾式法によつて外断熱層を施工するようにした
ので外部の火によつて断熱層が剥落する危険性が
小さく、また外壁コンクリート打設時の外型枠を
そのまま断熱層施工時の型枠並に同層の外部パネ
ルを兼用せしめたので省資源、省力化が図られ、
施工が迅速に行なわれる。
打設して外壁5を施工し、脱型時、前記外型枠1
をセパレータ3の突出部に沿つて移動せしめ、外
壁5と所要の間隔を存した位置において前記セパ
レータ3によつて定置する。(第3図参照) 次いで前記外型枠1と外壁5との間に、現場発
泡ウレタンフオームの如き有機系断熱材や岩綿吹
付材の如き無機系断熱材の如き断熱材6を充填
し、(第4図参照)外壁5の外側に同外壁5及び
前記外部パネル兼用外型枠1と一体化された断熱
層6′を層着する。なお必要に応じて前記外型枠
1に外部仕上げ層7を施工するものである。(第
1図参照) (発明の効果) 本発明の方法によればこのように建造物の外壁
に乾式法によつて外断熱層を施工するようにした
ので外部の火によつて断熱層が剥落する危険性が
小さく、また外壁コンクリート打設時の外型枠を
そのまま断熱層施工時の型枠並に同層の外部パネ
ルを兼用せしめたので省資源、省力化が図られ、
施工が迅速に行なわれる。
また断熱層は前記外部パネル兼用外型枠と外壁
との間に断熱材を充填して施工されるので、断熱
層が連続的構造を有し、成型板を使用した場合に
おけるような目地処理が不要になり、また断熱層
の施工と同時に防火性材料より構成された外部パ
ネルが施工されるので、仕上げ工程を省略、若し
くは軽微にすることができ、更にまた防火処理が
不要になる。
との間に断熱材を充填して施工されるので、断熱
層が連続的構造を有し、成型板を使用した場合に
おけるような目地処理が不要になり、また断熱層
の施工と同時に防火性材料より構成された外部パ
ネルが施工されるので、仕上げ工程を省略、若し
くは軽微にすることができ、更にまた防火処理が
不要になる。
第1図は本発明に係る外壁の外断熱工法によつ
て施工された建造物の外壁外断熱層の縦断面図、
第2図乃至第4図は本発明の工法の工程を示す縦
断面図、第5図乃至第9図は従来の外壁の外断熱
工法の工程を示す縦断面図である。 1……外部パネル兼用外型枠、2……内型枠、
3……セパレータ、5……外壁、6……断熱材、
6′……断熱層。
て施工された建造物の外壁外断熱層の縦断面図、
第2図乃至第4図は本発明の工法の工程を示す縦
断面図、第5図乃至第9図は従来の外壁の外断熱
工法の工程を示す縦断面図である。 1……外部パネル兼用外型枠、2……内型枠、
3……セパレータ、5……外壁、6……断熱材、
6′……断熱層。
Claims (1)
- 1 防火性材料より構成された外部パネル兼用外
型枠の内型枠との間にコンクリートを打設して外
壁を施工したのち、前記外型枠を外壁躯体の外側
に間隔を存して位置せしめ、同外型枠と前記外壁
躯体との間に断熱材を充填することを特徴とする
外壁の外断熱工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15395084A JPS6136437A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 外壁の外断熱工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15395084A JPS6136437A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 外壁の外断熱工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136437A JPS6136437A (ja) | 1986-02-21 |
JPS6355575B2 true JPS6355575B2 (ja) | 1988-11-02 |
Family
ID=15573613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15395084A Granted JPS6136437A (ja) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | 外壁の外断熱工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136437A (ja) |
-
1984
- 1984-07-26 JP JP15395084A patent/JPS6136437A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6136437A (ja) | 1986-02-21 |
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