JPS6355168B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6355168B2
JPS6355168B2 JP55035155A JP3515580A JPS6355168B2 JP S6355168 B2 JPS6355168 B2 JP S6355168B2 JP 55035155 A JP55035155 A JP 55035155A JP 3515580 A JP3515580 A JP 3515580A JP S6355168 B2 JPS6355168 B2 JP S6355168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
insulating paper
coil
cable
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55035155A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56130011A (en
Inventor
Isao Nishino
Ryosuke Hata
Hisao Koga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP3515580A priority Critical patent/JPS56130011A/ja
Publication of JPS56130011A publication Critical patent/JPS56130011A/ja
Publication of JPS6355168B2 publication Critical patent/JPS6355168B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は海底布設に使用する分割導体の単心
OFケーブルに関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
一般にOFケーブルは導体上に巻回する絶縁紙
を導体側から紙巻機の1ヘツド内に装着するパツ
ト数毎に左右交互に巻回している。陸上ケーブル
の場合は通常紙巻後ケーブルにひねりを加えるこ
とがないので絶縁紙が交互巻きされていても特に
問題はないが、分割導体の単心海底OFケーブル
の場合はコイル取りを行うので1ターン当りケー
ブルは360゜ひねられる。この場合コイル取りの方
向は分割導体の撚りが笑う方向、即ち分割導体の
セグメント導体の撚方向と同一方向にせねばなら
ない。しかし絶縁紙の巻回層は左右交互に巻回さ
れているので、導体の笑いによる影響で、導体の
撚方向と同一方向に巻回された絶縁紙の層には笑
いがおこつてしわが生じ、導体の撚方向と反対方
向に巻回された絶縁紙の層はしまり、その結果上
記笑いが生じた層の絶縁紙が折れなどによる損傷
を生じ電気的破かいの原因となる。
次に500kV,2000mm2級の分割導体単心海底OF
ケーブルを例にとつて定量的に説明する。
この場合導体は6分割導体で、導体外径は約70
mm、ピツチ約1250mmで右方向に撚合されており、
その上に巻回されている絶縁紙の巻厚さは20〜30
mmで厚さ0.10〜0.20mm/枚の絶縁紙が12〜16枚毎
に導体側から右巻→左巻→右巻の順で巻回され、
最外層外径は約110〜130mmである。今コイル取り
半径をR、導体最外層半径即ち絶縁紙の最内層半
径をr、導体撚合せピツチをP、コイル取りによ
る半径増加(又は減少分)を△rとすれば △r≒r/2π・P/R …(1) 尚(1)式は近似計算により次の考え方から導出さ
れる。
コイル取り后の最内層半径をr′、コイル取り円
周の増加を△l、コイル取り時1ピツチ当りのひ
ねり角△θ(rad)とすると 2π:2πR=△θ:P から△θ=P/R …(2) △l≒r△θ …(3) r′=2πr+△l/2π=r+△l/2π…(4) △r=r′−r=△l/2π …(5) 以上(2)〜(5)より △r≒△l/2π=r△θ/2π=r/2π・P/R となる。
これより 絶縁紙のゆるみ(又はしまり)率 =△r×2π/r×2π=P/2πR となる。
以上を上記例示したケーブルで、コイル取り半
径7000mmの場合について計算すると次の通りにな
る。但し、絶縁紙層についても上記式はすべて適
用可能であり、その場合、最外層絶縁紙のピツチ
としては47mmの場合について計算した。
すなわち Γ コイル取り半径(Rに相当) :7000mm Γ 導体外半径(rに相当) : 35mm Γ セグメント導体撚合せピツチ(Pに相当):
1220mm Γ 絶縁体厚さ : 21mm (すなわち絶縁体外半径は56mm) Γ 最外層絶縁紙のピツチ(Pに相当): 47mm から (1) 最外層絶縁紙のしまり(又はゆるみ)による
rの縮小(又は増大)分は(1)式から △r=56/2π×47/7000=0.0598≒0.060(mm) (2) 最外層絶縁紙のしまり(又はゆるみ)による
絶縁紙の伸び(たるみ)分は(5)式から △l=2π×△r =2π×0.06=0.376≒0.38(mm) (3) 最外層絶縁紙の伸び(たるみ)率は P/2πR×100 =47×100/2π×7000=0.1068≒0.11(%) (4) 導体ゆるみによる外径増大分は(1)式から △r=35/2π×1220/7000=0.971≒0.97(mm) 上記より分るように、(3)の絶縁紙の伸び率が
0.11%ゆえ、通常の油浸クラフト紙の長手方向の
伸び(2〜6%)よりはるかに小さいから径の縮
み層は実際には径の縮み分だけ縮むことなく絶縁
紙が伸びて吸収するが、ゆるみ層はその分だけ現
実にゆるむことになる。導体がコイル取りによつ
てしまる側だと上記のままであるが、ゆるむ方向
だと導体外径は上記(4)の通り0.97mm増加するが、
一方(1)で導体の影響がなければ0.06mmしか変化し
ない。従つてこの差分が導体の笑いによるしめの
強調効果として表われ、ゆるみ層がしめつけられ
てたるみじわが発生するのである。
実際に、前記ケーブル構成のケーブルを直径14
m(コイル取り中央部であり、最内径では13m、
最外径では15m)でコイル取りすると、最内径13
m部分はもとより最外径15m部分においてもひね
りによる絶縁体の笑いじわが多数生じた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述の絶縁紙の笑いによる欠陥を除去
した分割導体の単心海底OFケーブルを提供する
もので、分割導体を構成するセグメント導体の撚
合方向と、前記分割導体上に巻回する絶縁紙の巻
回方向とを反対方向としたことを特徴とするもの
である。
〔実施例〕
第1図は本発明に係るOFケーブル線心の横断
面図、第2図は第1図のOFケーブル線心の部分
斜視図で、1は絶縁油通路を形成するスパイラル
管、2はセグメント導体2aの複数条を撚合せて
構成された分割導体、3は絶縁紙の巻回層、4は
外部遮蔽層を示している。
しかして、分割導体2を構成するセグメント導
体2aの撚合せ方向と絶縁紙の巻回層3の巻回方
向は、例えばセグメント導体2aの撚合方向が右
撚りの場合は左巻きというように反対方向即ち絶
縁紙がしまる方向に巻回されている。
〔作用効果〕
絶縁紙の巻回は前述のように全層しまり方向、
即ち導体の撚り方向と反対方向であるため、例示
したケーブルでは絶縁紙は全層長手方向伸びの範
囲内にある故これを吸収したるみを発生すること
はない。従つてコイル取りの径を従来より小さく
することができる。実験によつて本願効果を従来
構成のケーブルの場合と比較すると次のようにな
る。
前記例示の従来通りの構成のケーブルの場合、
絶縁紙に損傷を与えないコイル取り直径は実験に
よれば最内径部で約20m以上であつたものが本発
明の構成よりなるケーブルでは、中央部14m、最
内径13m、最外径15mでコイル取り実験した時、
どの部分のケーブルにも全く損傷が発見されなか
つたので少なくとも最内径部で13mあれば充分
で、それだけコイル取りのスペース及びコイル取
りのための設備を小さくすることができる。その
結果、布設船上ではコイル取り径が大きいと必要
量のコイル取りが不可能になつて、非常に高価で
かつ操作のむづかしいターンテーブル巻き取り法
などを採用せざるをえなかつたが、本願ケーブル
を採用すれば従来通りのコイル取り(ターンテー
ブル巻き取り不要)が可能となるなどその効果は
非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分割導体単心海底OFケ
ーブル線心の横断面図、第2図は第1図のOFケ
ーブル線心の部分斜視図である。 1……スパイラル管、2……分割導体、2a…
…分割導体2を構成するセグメント導体、3……
絶縁紙の巻回層、4……外部遮蔽層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 分割導体を構成するセグメント導体の撚合方
    向と上記分割導体上に巻回する絶縁紙の巻回方向
    とを反対方向としたことを特徴とする分割導体単
    心海底OFケーブル。
JP3515580A 1980-03-18 1980-03-18 Divided conductor single-core submarine of cable Granted JPS56130011A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3515580A JPS56130011A (en) 1980-03-18 1980-03-18 Divided conductor single-core submarine of cable

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3515580A JPS56130011A (en) 1980-03-18 1980-03-18 Divided conductor single-core submarine of cable

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Publication Number Publication Date
JPS56130011A JPS56130011A (en) 1981-10-12
JPS6355168B2 true JPS6355168B2 (ja) 1988-11-01

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ID=12433993

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JP3515580A Granted JPS56130011A (en) 1980-03-18 1980-03-18 Divided conductor single-core submarine of cable

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JP2002332952A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Takayanagi Kenkyusho:Kk 風力発電装置

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JPS56130011A (en) 1981-10-12

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