JPS641699Y2 - - Google Patents

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JPS641699Y2
JPS641699Y2 JP164080U JP164080U JPS641699Y2 JP S641699 Y2 JPS641699 Y2 JP S641699Y2 JP 164080 U JP164080 U JP 164080U JP 164080 U JP164080 U JP 164080U JP S641699 Y2 JPS641699 Y2 JP S641699Y2
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JP
Japan
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conductor
layer
coil
conductors
insulating
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JP164080U
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JPS56104013U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 従来の単心海底ケーブルにはその導体として中
空円形導体が多く使用されている。このような中
空円形導体に絶縁を施してコイル取りを行う際、
前記の中空円形導体の最外層を左撚りとし、コイ
ル取りを右側にすれば、左撚り導体最外層がしま
る方向となり、コイル取りしても絶縁体に悪影響
を及ぼさなかつた。
ところが、近年大容量単心海底ケーブルの必要
性が高まつてきたが、大容量化するには、大導体
サイズにする必要があり、そのためには、表皮効
果をすくなくするため、また製造を容易にするた
めといつた観点から、分割導体よりなる集合導体
化が必要となつてきた。実際的に1200〜1300mm2
下は中空円形導体によつてケーブルを構成するこ
とが可能であるが、例えば、2000mm2以上では分割
導体よりなる集合導体の使用が必要と考えられて
いる。
第1図には分割導体を用いた単心海底ケーブル
の説明例がその断面をもつて示される。多数の分
割梯形導体2(図では梯形状6本)が右又は左に
撚り合わされる。中心には中空部分3が形成され
る。中空部分3は油通路とされる。集合された中
空導体1の表面には集合バインダー用のステンレ
ステープが巻付けられ、バインダー層4が形成さ
れ、その上に絶縁紙が、右、左交互に巻かれて絶
縁層5を形成している。今分割梯形導体2の集合
を左撚りとして絶縁紙を巻付けた状態の絶縁構成
体を右側にコイル取りするものとすれば、集合さ
れた導体1にはしまる方向に力が懸り、長さのあ
るものを小さい径でコイル取りすることはできな
い。そこで、当然コイル取りするには、集合導体
1の撚りを右撚りとし、右側にコイル取りするよ
うにされるが、このような状態でコイル取りを行
えば、集合導体1が笑う方向になり、この結果、
導体1の笑い分がステンレステープを通して絶縁
層5を突き上げることになる。前述のように絶縁
層5は右、左交互に巻かれているので、右側にコ
イル取りの際、左巻層はしまる方向となつている
ので、紙裂けが生じない範囲で伸びることにな
る。一方右巻層は集合導体1の影響で、中からの
張りでゆるんでくるが、直上に次の左巻層があ
り、これの直下の右巻層を押え込んでいるため、
ピツチの変化等で、ゆるみが吸収されず、あとで
ゆるみじわとなる。これがコイル取りによるひね
りじわといわれるものであるが、このような事態
が生じないようにするためには、コイル取り径を
非常に大きくするとか、コイル取りをやめて、タ
ーンテーブルの使用が考慮されるが、設備費が高
い、取扱いが複雑といつた問題を生じる。
本考案は上述のような事情に鑑み、集合導体1
と例えば、ステンレスのような材料よりなるバイ
ンダー層4との間にクツシヨン層を設けてコイル
取りの際、前述の集合導体1の絶縁層5に及ぼす
影響を緩和しようとするものである。
以下本考案の実施例について説明する。
第2図は本考案の1実施例の断面図である。前
の説明と合せるため、多数の梯形状の分割梯形導
体2は右に撚り合わされ集合導体1が形成され
る。
この集合導体1の上に、例えば0.3〜1.0mm銅線
を織込んだ綿の布テープまたは半導電性の綿の布
テープあるいはクレープカーボン紙を巻付けてク
ツシヨン層6を形成し、その上に集合バインダー
用ステンレス鋼よりなるテープを、間隔をあけ、
あるいは重ね合せて巻付けてバインダー層4と
し、更にその上に絶縁紙を右、左巻きに巻付けて
絶縁層5を形成する。
こように形成すれば、右側にコイル取りを行つ
ても集合導体1によつて生じる笑い分をクツシヨ
ン層6が吸収して導体1の絶縁層5に及ぼす影響
を緩和することができる。このような構成におい
て、コイル取り半径をR、ケーブル導体半径を
r、コイル取り後の導体半径の増加分をΔr、集
合導体のピツチ(各分割導体のピツチ)をPとす
れば、これらの関係は第1図に示されるような構
成のものでは、 Δr≒r/2π・P/R ……(1) で表わすことができるが、例えば、r=34mm、P
=1300mm、R=7000mmとするとΔrは1.0mmとなる。
しかし、Δr=1.0mmあるいはこれ以上になると
すでに説明したようにコイル取りはむつかしい。
一般にはΔr≒0.5〜0.7mm程度なら絶縁紙に与える
影響の小さいことが判明しているので、仮にΔr
=0.6mmとするならば、R=11.7mつまり直径23.5
mのコイル取りが必要となる。
これに対し、本考案による実施例、特に0.4〜
1.0mmの銅線織込布テープの導電性のあるクツシ
ヨン層を設けたものにおいては、等価的にクツシ
ヨン効果を含めた半径の許容変化分をΔr=0.6+
0.4=1.0(mm)とした計算結果、R=7000mm、す
なわち直径14mのコイルで、絶縁紙に影響を与え
ることなくコイル取りが可能であつた。
図示していないが、絶縁紙による絶縁層の上に
は鉛被層がかぶせられ、さらに前記鉛被層の上に
はゴム、プラスチツク被覆層を設け、更に鉄線等
による鎧装が施され、内部絶縁層および導体には
浸油され、単心の油浸海底ケーブルが構成され
る。
本考案によれば、大サイズ、例えば2000〜2500
mm2の分割導体の集合よりなる導体のケーブルでも
コイル取り径を小さくすることができ、省スペー
ス化が図られ、ケーブル製造の際の諸メリツトは
もとより、海底ケーブル布設に際しての布設船の
小型化が可能となり、その経済的効果は極めて大
きく、更にはクツシヨン層がコイル取りの際の絶
縁層に対する機械的影響を緩和するだけでなく、
導体と、バインダーステンレステープ間の電気的
導通も保つので、通常のOFケーブルの導体上し
やへい層(図示せず)が導体から電気的に浮き上
ることもないので、極めて有用な考案ということ
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は分割導体を用いた単心ケーブルの説明
例の断面図であり、第2図は本考案の1実施の断
面図を示す。 1……分割導体を集合してなる導体、2……分
割導体、3……集合導体のつくる中空部(油通
路)、4……バインダー層、5……絶縁層、6…
…導電性のあるクツシヨン層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分割導体を集合してなる導体と、その外側にバ
    インダー層と絶縁紙よりなる絶縁層を有する単心
    油浸海底ケーブルにおいて、前記導体とバインダ
    ー層間に銅線織込布テープ又はカーボン紙等の導
    電性を有するクツシヨン層を設けたことを特徴と
    する単心油浸海底ケーブル。
JP164080U 1980-01-10 1980-01-10 Expired JPS641699Y2 (ja)

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JP164080U JPS641699Y2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10

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JP164080U JPS641699Y2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10

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JPS56104013U JPS56104013U (ja) 1981-08-14
JPS641699Y2 true JPS641699Y2 (ja) 1989-01-17

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ID=29598521

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JP164080U Expired JPS641699Y2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10

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JP (1) JPS641699Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102668335A (zh) * 2010-10-15 2012-09-12 丰田自动车株式会社 马达用导线以及马达用线圈

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102668335A (zh) * 2010-10-15 2012-09-12 丰田自动车株式会社 马达用导线以及马达用线圈

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Publication number Publication date
JPS56104013U (ja) 1981-08-14

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