JPS6354268B2 - - Google Patents

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JPS6354268B2
JPS6354268B2 JP57120357A JP12035782A JPS6354268B2 JP S6354268 B2 JPS6354268 B2 JP S6354268B2 JP 57120357 A JP57120357 A JP 57120357A JP 12035782 A JP12035782 A JP 12035782A JP S6354268 B2 JPS6354268 B2 JP S6354268B2
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Application number
JP57120357A
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JPS5911055A (ja
Inventor
Tsunehachi Ishitani
Shuichi Tonami
Makoto Aoki
Tsutomu Utsuki
Tomoshi Ookanda
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NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP57120357A priority Critical patent/JPS5911055A/ja
Publication of JPS5911055A publication Critical patent/JPS5911055A/ja
Publication of JPS6354268B2 publication Critical patent/JPS6354268B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、特に半導体集積回路技術を用い、複
数の伝送制御手順処理が可能な、小型で高速の通
信制御装置に関するものである。
技術の背景 通信処理装置においては第1の処理モードであ
る高信頼、高速用のHigh Level Data Link伝送
制御手順(以下HDLC手順と略記)(JIS:
C6363、C6364、C6365)および第2の処理モー
ドである公衆データ網用同期式端末装置(DTE)
とデータ回線接続装置(DCE)間のインターフ
エース(CCITT勧告のX・21)の呼制御手順
(以下DTE・DCE間呼制御手順と略記)の各処理
や、DTE・DCE間呼制御手順モード及びHDLC
手順処理モード(以下HDLCモードと略記)相互
のモード処理等は中央処理装置(以下CPUと略
記)のソフトウエア処理で実行していた。このた
めCPUの処理負荷が増大する。また中央のCPU
の処理負荷軽減のためには、上記手順処理等を専
用に実行するプロセツサを中央のCPUの下位に
設け処理分割を行つたりしていたが、専用のプロ
セツサが必要となりハード量が増大する。
従来技術と問題点 従来、通信制御装置として、SYN同期、フラ
グ同期方式の各種伝送制御手順を処理するLSIと
して幾種類かのものがあるが、これらは以下のよ
うな欠点を持つている。
(1) 従来のこの種装置は、伝送制御手順のすべて
の手順処理を、その装置のみでカバーするもの
でなく、多くは、同期制御、誤り制御処理と、
H−DLC手順においてはO挿入/除去処理程
度のもので残りのシーケンス処理、タイマ処
理、状態管理処理等のいわゆる手順処理部は、
上位装置である通信処理装置のソフトウエアで
行なつている。この通信処理装置で負担する処
理は、フレームを受信するごとに行わねばなら
ず、通信処理装置の処理能力低下や、収容回線
数減少等の欠点があつた。
(2) 従来の、複数の同期制御の処理を可能とする
この種装置において第1の同期制御と第2の同
期制御の切り替えは、同装置内に設けたモード
設定レジスタに、各々の制御モードを示すコー
ドをモード切り替えごとに上位のCPUが書き
込むことによつてのみ行つていた。このため例
えば、呼設定をDTE・DCE間呼制御手順処理
のデータ伝送をHDLC手順で行うようなテレテ
ツクスのごとき通信用処理装置では、まず
CPUがDTE・DCE間呼制御手順処理(SYN同
期モード)を指定し、呼設定完了後、また
CPUがHDLC(フラグ同期モード)を指定し切
り替えるため、再度モードレジスタの内容を設
定する必要があり、上位のCPUの処理負荷が
増大する欠点がある。また、単一の同期制御、
例えばフラグ同期制御のみを可能とする半導体
通信制御装置を上記テレテツクスのような通信
用処理装置に用いようとした場合、別途同一回
線にS−YN同期制御が可能な装置を付加する
必要があり、装置の大型化、コスト高になる欠
点がある。
発明の目的 本発明は、これらの欠点を除去し、複数の同期
制御処理を可能とし、上位装置の処理量を軽減
し、高速のデータ伝送が容易にできる、経済的な
半導体通信制御装置を実現することを目的とす
る。以下図について説明する。
発明の実施例 第1図は本発明の実施例である。本実施例にお
いては手順処理をワイヤード・ロジツクとマイク
ロプログラムで分担して行う形態をとつている。
第1図において、1が本半導体通信制御装置で1
個の半導体集積回路で構成され、データバス4及
びアドレスバス5を介して上位のCPU2と主記
憶装置3に接続される。6はアドレス可能な記憶
装置で例えばROMにより構成され、本半導体通
信制御装置の動作を制御するためのプログラム命
令、および手順処理の一部を制御するためのプロ
グラム命令を保持しておく。7は記憶装置6に保
持されたプログラム命令を遂次読み出しこれを解
析し、他のブロツクへ制御信号を分配する制御装
置で、プログラムカウンタ、命令レジスタ、命令
デコーダ、ジヤンプ回路、等から成る。8はデー
タの入力線及び出力線9,10を通じて伝送回路
に接続され、回線からのデータの受信、回線への
データの送信を実行しフラグ同期又はSYN同期
制御、誤り制御等手順処理の基本的で実時間処理
の厳しい制御をワイヤード・ロジツクで実行する
回線接続部である。9は回線からのデータ入力
線、10は回線へのデータ出力線である。11は
算術もしくは論理の少なくとも一つを行う演算装
置で制御装置7の制御のもとに動作する。12は
データレジスタで回線から受信した、あるいは回
線へ送信するデータを一時蓄積したり、手順処理
に必要なシステム定数やカウンタ値(例えば最大
情報フイールド(以下Iフイールドと略記)のI
フレーム情報フイールドビツト数、連続タイムア
ウト回数等)を保持したり、上位のCPU2から
のコマンドであるコマンドワードの内容や本半導
体通信制御装置の状態を示す状態語等を保持して
おくための記憶装置であり、例えばRAMやフリ
ツプフロツプF/Fから構成される。レジスタ1
2の内容は必要に応じて演算装置11を用いて演
算され同じ又は異なるレジスタ12の領域に保持
される。13は32ビツト(4バイト)巾のデータ
バツフアレジスタであり、半導体通信制御装置1
と主記憶装置3の間でデータのDMA転送を行う
ためのレジスタである。14は半導体通信制御装
置1と外部データバス4との間をつなぐための双
方向バツフアであり、15は外部バス4からのデ
ータを双方向バツフア14を経てデータバツフア
レジスタ13へとりこむための信号線、16は逆
にデータバツフアレジスタ13から双方向バツフ
ア14を経て外部バス4にデータを出力するため
の信号線であり、17は主記憶装置3とのデータ
のやりとりを行うデータ入出力線である。18は
前記データバツフアレジスタ13と主記憶装置3
との間でデータの直接転送の実行を制御するため
のDMA制御装置で、主記憶装置3へアクセスす
るアドレスを保持するアドレスレジスタ及びこの
アドレスレジスタの内容を逐次+1するためのイ
ンクリメンタを含んでいる。19は上位CPU2
からの送受信起動指示、上位CPU2への割込信
号発生等を制御するインタフエース制御部であ
る。20は回線接続部8内に設けた各種レジスタ
やアドレスバス5、ROM6に蓄積されたデータ
を他部へ転送する際用いる内部Sバス、21は演
算装置11からの演算結果を上記各レジスタへ転
送する際用いる内部Rバスである。22〜25は
制御装置7と他ブロツク間での制御信号をやり取
りするための制御線、26はDMA制御装置18
とインタフエース制御部19間の制御線である。
27,28は半導体通信制御装置1に接続する上
位C−PU2のデータバス巾を指定するためのバ
ス巾指定信号線、29は主記憶装置3へアクセス
するアドレスを出力するための信号線、30,3
1は上位CPUと結合され、半導体通信制御装置
1の起動に用いられる信号線で、30は現在半導
体通信制御装置1が起動されて実行中か否かを示
すための信号線、31は上位CPU2からの起動
信号を入力するための信号線である。32,33
はモデム制御等のための入力及び出力信号線であ
る。
第2図に、回線接続部8のさらに詳細な図を示
す。第2図において34は受信データを保持する
1の受信シフトレジスタ、35は第2の受信シフ
トレジスタ、36は第3の受信シフトレジスタで
ある。36の受信シフトレジスタへはセレクタ3
7により第2の受信シフトレジスタ35からの出
力かデータ入力線9からの直接データかが選択さ
れて入力される。第3の受信シフトレジスタ36
までビツトシリアルに入力されてきたデータは信
号線38を介して受信キヤラクタバツフア39へ
ビツトパラレルに転送される。データが受信キヤ
ラクタバツフア39へ転送されると同時に第1図
の半導体通信制御装置1内のマイクロ命令へ割込
まれ次の処理を待つ。40はデータ入力線9から
入つてくるビツトシリアルデータを監視し、
HDLC手順制御においてはフラグパターン検出、
D除去、アポート・アイドルパターンの検出を、
DTE・DCE間呼制御手順処理ではアイドルパタ
ーンの検出、パリテイチエツクを行う回路ブロツ
クである。41はパターン検出回路40の検出結
果や、第3の受信シフトレジスタ36から受信キ
ヤラクタバツフア39へデータが転送されたこと
を感知し、受信動作の制御を司る回路ブロツク
で、受信データのビツト数及びバイト数をカウン
トするカウンタを内蔵する。42はHDLC手順制
御におけるフレームチエツクシーケンス(以下
FCSと略記)を行う回路ブロツクである。43は
マイクロ命令への割込みに関し、データ受信の割
込原因を保持するための受信割込レジスタで第1
図の制御装置7の制御回路がこの受信割込を感知
すると受信割込レジスタ43の内容を信号線44
を通じて内部Sバス20へ読み出す。45は
DTE・DE間呼制御処理動作時に第3の受信シフ
トレジスタ36にシフトされたデータの内容を検
出する回路ブロツクである。受信キヤラクタバツ
フア39、受信割込レジスタ43及び後に述べる
周辺レジスタ60はセレクタ46を介して内部S
バス20に接続される。47は第1図データバツ
フアレジスタ13又はデータレジスタ12内に一
時蓄えた送信データを内部Rバス21を通じて保
持しておくための送信キヤラクタバツフア、48
は送信データを回線10へ出力するための送信シ
フトレジスタで、送信シフトレジスタ48で送信
データはパラレルデータからシリアルデータへと
変換される。49はフラグ同期又はSYN同期制
御におけるフラグシーケンス(F)又はSYNキヤラ
クタのパターンを発生する回路ブロツクでセレク
タ50を介して送信シフトレジスタ48に接続さ
れる。51はHDLC手順制御におけるFCSを発生
する回路ブロツク、52はO挿入及びバリテイ発
生回路、53はall“0”、all“1”、“0101……”の
出力データを発生する回路ブロツクで、セレクタ
54によりデータ出力線10からの出力データは
送信シフトレジスタ48、FCS発生回路51、特
殊データ発生回路53のいずれをとるか選択され
る。55はモードレジスタで本半導体通信制御装
置1の動作モード(H−DLCモードかDTE・
DCE間呼制御手順モードか)の指定、内部クロ
ツク発生回路であるボーレートジエネレータ56
の発生周波数の指定等を行うためのレジスタであ
る。又57は送信制御ジスタで、セレクタ54と
合せ、回線接続部の送信側の状態遷移を指示する
レジスタである。58は送信状態遷移における現
在の状態を記憶しマイクロプログラムからの指示
に従い、モードレジスタ55及び送信制御レジス
タ57の内容により送信制御を行う回路ブロツク
である。59はモデム制御等のためのレベル変化
検出回路、60は周辺レジスタである。本実施例
では入力信号線32は3本の信号線から成つてい
るが、この3本のいずれかの信号レベルが“0”
から“1”又は“1”から“0”へ変化すると、
レベル変化検出回路59はこのレベルの変化を検
出し周辺レジスタ60の信号線に対応する所用の
ビツトをセツトし、マイクロ・プログラムへ割込
む。61は周辺マスクレジスタで、周辺レジスタ
60によるマイクロプログラムへの割込みをマス
クするためのレジスタであり、またモデム出力信
号線33のレベルを“1”又は“0”に設定する
ためのレジスタでもある。33の信号線は本実施
例では2本設けている。62はデータ折返し回路
で、試験のため、データ出力線10からの出力デ
ータをデータ入力線9の入力部へ折り返して入力
するための回路ブロツクである。
第3図は、第1図のデータバツフアレジスタ1
3及びその周辺の詳細図である。本実施例では内
部Sバス20及び内部Rバス21のバス巾を8ビ
ツトとしている。データバツフアレジスタ13は
4個のバイトレジスタA,B,C,Dから構成さ
れている。
63はこの4バイト構成のデータバツフアレジ
スタへの入力データとして内部Rバス21からか
外部端子23からかを選択したり、4個のバイト
レジスタA〜Dのいずれを選択するか切り分ける
入力セレクタで、制御回路7により、制御線65
を通じてその制御信号が与えられる。また64は
データバツフアレジスタ13のデータを内部Sバ
ス20に出し、データレジスタ12等へデータを
転送する際、A〜Dのいずれのバイトレジスタを
選択するかを切り分ける出力セレクタでその制御
線が66である。また67は双方向バツフア14
内のトライステート出力バツフアをオン、オフす
る制御線で、27,28は回線接続部8、出力信
号線16、モデム制御用入力信号線32のビツト
の上位CPUのデータバス巾を指定する信号線BW
1,BW0であるが、該信号線BW1,BW0の
信号レベルが(“0”、“0”)のとき8ビツト、
(“0”、“1”)又は(“1”、“0”)のとき16ビ

ト、(“1”、“1”)のとき32ビツトを示す。バス
巾として8ビツトが指定されるとバイトレジスタ
A〜DのうちAのみが使用され、16ビツト指定の
ときはA、Bが、32ビツト指定のときはA〜Dす
べてが使用されるが、これらの制御は制御装置7
より65,66の制御線により実行される。
第4図a,bは、本実施例が主記憶装置3へデ
ータを書き込む際のマイクロ命令のフローの一例
を示したものである。第4図a中、BW1,BW
0は第1図及び第3図のバス中指定信号線27,
28の信号レベルでCDFLG1は第1図データレ
ジスタ12内に設けたフラグ領域を示す。第4図
aに示すようにバス巾指定に応じ、CDFLG1領
域に、8ビツト指定であれば(40)M、16ビツト指
定であれば(80)H、32ビツト指定であれば(00)H
が各々まず設定される。次いでデータを主記憶装
置3へ転送するルーチンが第4図bであるが、ま
ず上記CDFLG1の内容判定より8、16、32ビツ
トのいずれのバス巾かを判定し、32ビツトバス巾
であれば、第1図データレジスタ12内に設けた
データのセーブエリアIMWSV1〜IMWSV4か
ら遂次データをデータバツフアレジスタD〜Aへ
転送する。MDRA〜MDRDは第3図のバイトレ
ジスタA,B,C,Dに相当し、データレジスタ
への4バイトの連続転送が完了すると、D−MA
−Write命令が実行され、第1図のデータ入力線
9からアドレスが出力されると共に、第3図の双
方向バツフア14が開放され、32ビツトのデータ
が出力され主記憶装置3へのデータ書き込みが実
行される。逆に主記憶装置3からのデータの読出
し時には、32ビツトデータが双方向バツフア14
を通じて第3図のバイトレジスタA〜Dへ取り込
まれたあと、D,C,B,Aと順次第1図のデー
タレジスタ12のセーブエリアへ転送し、データ
読み出しを終了する。データバス巾が16ビツトの
時はデータバツフアレジスタ13とデータレジス
タ12の間のデータ転送がバイトレジスタA,B
のみで、8バイト巾のときはAのみで実行される
ことにより、8、16、32ビツトのいずれのバイト
巾であつても上位CPUとして用いることが可能
となる。
本実施例においては内部Rバス21および内部
Sバス20のバス巾を8ビツトとしているが、16
ビツトあるいは32ビツトの構成も可能であること
は容易に理解できる。
次いで、第1図〜第3図を用いて手順処理動作
について説明する。第1にHDLC手順処理動作で
あるが、本半導体通信制御装置1を動作させるに
当り、まず該通信制御装置1の動作モードを指定
する。動作モードは第2図のモードレジスタ55
に指定モードを書き込むことにより設定される。
モードレジスタ55は第5図に示すようなビツト
構成を持ち、該通信制御装置1の動作モード
(HDLCモードか、SYNモードかまたは閉塞モー
ドか)の指定、送受信クロツクのクロツク源およ
び内部クロツクのクロツク周波数の指定等を行う
もので、該通信制御装置1の初期設定時に、上位
C−PU2よりモード設定コマンドによつて指定
モードを書き込む。モード指定はモードレジスタ
55の第1及び第0ビツト目の2ビツトで指定さ
れ、これらが(“1”、“0”)のときHDLCモード
が指定される。モードレジスタ55によりHDLC
モードが指定されると、データ出力線10の送信
回線からは送信フレームがない限り、フラグ(F)パ
ターンが送出される。まず、HDLC手順の送信動
作から説明する。相手局へデータ送信を行う場
合、上位CPU2は主記憶装置3にデータ送信コ
マンドを作成し、半導体通信制御装置1を起動す
る。第6図は該通信制御装置1の送信又は受信起
動法を示す概念図である。
30は、半導体通信制御装置1が送受信動作を
実行中か否かを示すフラグ信号線で、例えば送信
動作実行中を示すWBUSY、受信動作実行中を
示すR−BUSYの2信号線から成り、各々信号
レベルが“1”のとき「動作中」であることを示
す。31は上位C−PU2が該通信制御装置1を
起動するための起動用信号線で、送信起動
(INIW)と受信起動(INIR)から成る。68は
コマンドアドレス69のアドレス「BBB」等を
格納しておくための主記憶装置3上のコマンドア
ドレステーブル(CMAT)で、アドレス
「AAA」がその先頭アドレスとなつている。70
は該通信制御装置1の送信、受信、共通制御の実
行を制御するコマンドであるコマンドワード
LCW71を格納しておくための主記憶装置3上
の領域でコマンドアドレス69のアドレス
「BBB」がその先頭アドレスとなつている。72
は該通信制御装置1内においてCMATの先頭ア
ドレス「AAA」を保持しておく領域、73は一
時的にコマンドアドレス68を保持しておく領
域、74はコマンドワーク71を格納しておくた
めのレジスタで第1図のデータレジスタ12の一
部を用いる。送信動作の起動に当つては、上位
CPU2は送信コマンド71を主記憶装置3上に
作成した上でビジ表示信号線30の1信号線であ
るWBSYが“0”であることを確認した上で内
部Rバス21のINIWをONにする。領域72に
は該通信制御装置1のリセツト時にあらかじめ
CMAT先頭アドレス「AAA」を書き込んでお
く。INIWがONになると該領域72中のアドレ
ス「AAA」がアドレス線29を通して主記憶装
置3にアクセスされ、CMAT68の内容がデー
タ線17を通じて領域73へとりこまれる。第7
図は、データ巾8ビツト、アドレス巾16ビツトの
場合のCMAT68の内容を示す一例である。7
5は受信用コマンドアドレス、76は送信用コマ
ンドアドレス、77はLSW格納アドレスを示す。
LSWは該通信制御装置1から上位CPUへの割込
原因等の該通信制御装置1の状態情報が書き込ま
れる領域である。78は複数の該通信制御装置1
を用いたときに、どの装置からのLSW報告かを
識別するための装置識別番号である。送信起動に
よりCMATの内容が領域73にとりこまれると
送信用コマンドアドレス76のCMAS(第6図の
例ではこれを「BBB」とする)が設定されアド
レス信号線29を通して主記憶装置3にアクセス
され、あらかじめ主記憶装置3上に設定された領
域70内の所望の送信用コマンドワード(LCW)
71がデータバス17を通じて該通信制御装置1
内のLCW格納レジスタ74にとりこまれる。
LCWが格納レジスタ74にとりこまれると、マ
イクロ命令がこのLCWの内容を解析し、LCWの
内容に従つて送信動作が実行される。以上の
CMAT,LCWの主記憶装置3から該通信制御装
置1へのとりこみは、上位CPU2から一旦起動
がかけられると、主記憶装置3と該通信制御装置
1との間でDMAにより実行され、上位CPU2は
関与しない。
第8図a,bに、送信及び受信コマンド用
LCWの一実施例を示す。第8図aが送信コマン
ド用L−CWで、LCWは8バイト(1バイト/
ワード)構成で、第0バイト目の79はコマンド
コードが示され、第1バイト目には特殊動作を指
定するフラグ領域がとられている。80はチエイ
ンコマンド指定フラグCMで、CM=“1”が指定
されたときLCWを正常に実行終了すると、該通
信制御装置1は次のLCWを実行する。CM=
“0”かつ次に説明するCD=“0”のLCWを実行
すると、実行後LSWを主記憶装置3に格納し、
上位CPU2からの起動に対する動作を終了する。
81はチエインデータ指定用フラグCDで、CD=
“1”が指定されたデータ送信コマンドの送信デ
ータと、次のデータ送信コマンドの送信データは
1個のフレームで伝送する。82は送信する情報
フイールド(以下Iフイールドと略記)のIフレ
ームのPビツトを“1”に指定するフラグPであ
る。83はそのLCWで送信するデータのバイト
数、84は送信データが格納されている主記憶装
置3との先頭番地を示す。
該通信制御装置1はコマンドコード79によ
り、LCWのなかでデータ送信用コマンドである
ことを解釈すると、主記憶装置3上のデータアド
レス84より、順次送信データバイト数83だ
け、第1図のDMA制御回路18の制御によりデ
ータを該通信制御装置1内にとりこむ。主記憶装
置3よりデータバツフアレジスタ13へとりこま
れたデータは、内部Sバス20を通して直接又は
一旦データレジスタ12へ一つあるいは複数バイ
トのデーとして蓄積した後、第2図の送信キヤラ
クタバツフア47へ転送される。データレジスタ
12から送信キヤラクタバツフア47までのデー
タの転送はマイクロ命令により制御されるが以後
の動作は主に回線接続部8のワイヤド・ロジツク
により実行される。送信キヤラクタバツフア47
にデータが入ると、さらに送信シフトレジスタ4
8にデータは移行され、ここでビツトシリアルな
データに変換され、セレクタ54を通つて回線1
0へ送出される。送信キヤラクタバツフア47か
ら送信シフトレジスタ48へデータが移行され、
送信キヤラクタバツフア47が空になると、マイ
クロ命令に送信キヤラクタバツフア47への送信
キヤラクタ書込要求の割込がおこる。割込を受け
たマイクロ命令は、前記の通りデータバツフアレ
ジスタ13またはアドレスバス5から次の送るべ
きキヤラクタを送信キヤラクタバツフア47へ転
送し、その一連の動作を続けデータを回線へ送出
する。HDLC手順処理においては、フレームの最
初と最後を示すフラグFはF、SYN発生回路4
9で作成され、回線オープンコマンドにより該通
信制御装置1の回線がオープン状態のときはフレ
ーム送出時以外は常にフラグが送出されている。
またデータ送信コマンドにより、送信命令がかか
ると、データ出力線10からの情報フイールド
(Iフイールド)のIパートの送出に先立つて、
制御装置7及び演算装置11を用い所望のAパー
ト及びCパートが作成される。Aパートはアドレ
スフイールド(以下Aフイールドと略記)、Cパ
ートは制御フイールド(以下Cフイールドと略
記)である。これらA、C両パートが送信キヤラ
クタバツフア47に転送され、IフイールドのI
パートの前に送出される。また、Iパートの最後
のキヤラクタが送信キヤラクタバツフア47に転
送されると送信制御レジスタ57内の最後キヤラ
クタ指示ビツトを立て、最終キヤラクタに引き続
きFCS発生回路51で作成した2バイトのFCSを
セレクタ54を通して送出する。またビツトシリ
アルなデータの回線10への送出にあつては0挿
入パリテイ発生回路52により0挿入操作を行な
つている。
データ受信時の動作は以下の通りである。第2
図のデータ入力線9よりビツトシリアルに入力し
てきたデータは、パターン検出回路40により0
除去されると共に、第1の受信シフトレジスタ3
4に蓄えられる。第1のキヤラクタがパターン検
出回路40によりフレームの開始を示すフラグだ
と検出されると、受信制御回路41に通知され、
フレームの開始フラグは第3の受信シフトレジス
タ36までシフトされるが、受信制御回路41に
より受信キヤラクタバツフア39へは転送されな
い。セレクタ37はモードレジスタ55にHDLC
手順制御を指定したことにより、第2の受信シフ
トレジスタ35からの出力を選択する。フラグに
続く第2のキヤラクタであるAパート以降は、第
3の受信シフトレジスタ36にこのキヤラクタが
入るとパターン検出回路40でフレームの最後の
フラグが検出さされるまで、第3の受信シフトレ
ジスタ36から受信キヤラクタバツフア39へ転
送されると共に、受信制御回路41内の受信キヤ
ラクタのバイトカウンタにより第3の受信シフト
レジスタ36に転送されたキヤラクタが、Aパー
トかCパートかIパートかが検出される。第3の
受信シフトレジスタ36にデータが入ると、マイ
クロ命令に対し、受信キヤラク引取り要求の割込
みが起ると共に、第3の受信シフトレジスタ36
のデータが受信キヤラクタバツフア39へ転送さ
れる。受信キヤラクタバツフア39に転送された
キヤラクタが、A又はCパートの場合はセレクタ
46を通し、内部Sバス20を経由して、データ
レジスタ12内に設けたA、Cパート保持エリヤ
にこのキヤラクタを転送する。A、Cパート保持
エリアに転送されたAパートキヤラクタは該通信
制御装置1のリセツト時にデータレジスタ12内
のコマンド用アドレス/レスポンス用アドレス設
定エリヤに設定されたアドレス(通常DTE側の
コマンド用アドレス01H、レスポンス用アドレス
03H)及びグローバルアドレス11……1との一
致検出を演算装置11を用いて行い、OKであれ
ば次の処理へ、誤つていれば未定義コマンド/レ
スポンス検出した旨、上位CPUへLSWで報告す
ると共に相手局に対しフレームリジエクト
(FRMR)フレームを該通信制御装置1が自律的
に送出する。キヤラクタがCパートの場合、Cパ
ート保持エリヤに転送後、フレーム種別の判定、
シーケンス番号の一致検出、正常受信の場合の手
順処理に必要な各種カウンタ、レジスタのインク
リメント動作が実行される。受信キヤラクタバツ
フア39へ第3の受信シフトレジスタ36から転
送されたキヤラクタがAパート受信以降3バイト
目以降のキヤラクタで最後のフラグを第1の受信
シフトレジスタ34にまだ受けとつていない場
合、これはIパートを示し、この場合はキヤラク
タバツフア引き取り要求の割込みに対し、マイク
ロ命令は受信キヤラクタバツフア39のキヤラク
タを、A、Cパートの場合同様内部Sパス20を
経由して直接データバツフアレジスタ13へ転送
するか、又は一旦データレジスタ12内の受信デ
ータバツフアセーブ領域に蓄積した後データバツ
フアレジスタ13へ転送し、DMAで主記憶装置
3に書き込む。データの送信動作において送信起
動が必要であつたのと同様、受信動作においては
受信起動が必要である。起動法は送信時と同じ
で、異なる点は第6図において、RBUSY信号線
による空きを見た上で受信起動INIRをONとす
ることである。受信起動がかかつたときの受信コ
マンド用LCWの内容は、第8図bに示す通りで
ある。85はコマンドコード、88は受信バツフ
アのバイト長、89は受信バツフアの先頭アドレ
スを示す。
データ入力線9より受けたデータがデータバツ
フアレジスタ13へ転送され、上位CPU2のデ
ータバス巾に相当するバイト数だけデータバツフ
アレジスタ13へ蓄積されたとき、データ受信コ
マンドが、受信起動により該通信制御装置1内に
フエツチされていれば、DMAによる主記憶装置
3へのデータの書き込みが可能となる。このとき
DMA制御装置18は外部データバスへのバス要
求を出し、要求が受け付けられると、第8図bの
89のアドレスから、88で示されるバイト長の
主記憶装置3上の受信バツフアにデータをDMA
により転送する。
回線接続部8において、フレームを正常に
(FCSエラーもなく)受信すると、第2図の受信
割込レジスタ43にフレーム正常受信フラグが設
定され、マイクロ命令に対し、受信割込RXIRが
かけられる。このとき第2図の受信シフトレジス
タ34〜36には第9図に示すようなキヤラクタ
が受信されているが、フレーム正常受信フラグの
設定により第3の受信シフトレジスタ36から受
信キヤラクタバツフア39へのキヤラクタの転送
は行われなくなり主記憶装置3へ送るデータから
FCSは除去される。もし、データ入力線9より受
信したフレームがIパートを含まないフレームの
場合、第9図に示すフレーム正常受信時、受信キ
ヤラクタバツフア39内の最終データに当るとこ
ろにCパートが受信されており、A、Cパートの
チエツクのみが該通信制御装置1内で実行される
こととなる。
以上の説明において、データバツフアレジスタ
13と主記憶装置3との間のデータのやりとりは
D−MA制御回路18の制御によりDMAで実行
される。データの転送単位はデータバツフアレジ
スタ13に設定するワード数に応じ1ワードから
複数ワード単位あるいは1フレーム単位で転送す
ることも可能なことは明らかである。また第1図
においてデータバツフアレジスタ13をデータレ
ジスタ12内に設け、制御線23を直線データレ
ジスタ12に結合して上述のような1乃至複数ワ
ードのDMAを行うことも可能なことは明らかで
ある。第1図のような構成とした場合、前述した
ように、演算装置11、データレジスタ12及び
内部Sバス20及び内部Rバス21は1ワード18
ビツト構成とし、データバツフアレジスタ13を
32ビツト構成にすることにより、外部データバス
からのデータの転送の単位を回線接続部8、出力
信号16、モデル制御用入力信号線32のいずれ
でも可能とできる利点を有している。
このように、従来上位CPUのソフトウエアで
カバーしていた複雑なHDLC手順制御をすべて本
発明による半導体通信制御装置1がDMA方式で
処理可能とした為、上位CPUの処理負担が極め
て軽減され、またソフトウエア開発にする作業、
工数も削減でき、さらにシステムの小型化、高速
化を図れる。
次にDTE・DCE間呼制御手順処理動作につい
て説明する。
半導体通信制御装置1でDTE・DCE間呼制御
処理を実行するとき、送信線(以下T線と略記)
はデータ出力線10に、受信線(以下R線と略
記)はデータ入力線9に、制御線(以下C線と略
記)はモデム制御用出力信号線33に、インデイ
ケーシヨン線(以下I線と略記)はモデム制御用
力信号線32に接続される。モデム制御用入力線
3は第2図に示すようにレベル変化検出回路59
を経て周辺レジスタ60に接続されており本実施
例では該信号線32は3本用意している。周辺レ
ジスタ60は第10図に示すようなビツト構成を
している。第10図でビツトが“1”のときビツ
ト位置0、1、2及び3、4、5はそれぞれ入力
信号線32の#0、#1、#2のレベル変化検出
及び入力信号線32の#0、#1、#2のレベル
は“1”を意味する。モデム制御用入力信号線3
2の信号レベルが変化すれば信号線に対応する周
辺レジスタ60のビツト(0〜2ビツト目)に
“1”がセツトされると共にマイクロ命令に割込
まれる。また周辺レジスタ60の3〜5ビツト目
は対応するモデム制御用入力信号線32の信号線
の現在の信号レベルが“0”か“1”かを表示し
ておりマイクロ命令が周辺レジスタ60をリード
することで、モデム制御用入力信号線32のレベ
ル変化が検知可能となつている。またC線が接続
されているモデム制御用出力線33は周辺マスク
レジスタ61から出力されており、本実施例では
2本の信号線を用意している。周辺マスクレジス
タ61は第11図に示すようなビツト構成をして
いる。第11図でビツトが“1”のときビツト位
置0、1、2及び3、4はそれぞれ入力信号線3
2の#0、#1、#2のレベル変化検出による割
込をマスク及び出力信号線33の#0、#1のレ
ベルを1に設定を意味する。
0〜2ビツト目は、このビツトをセツトするこ
とでモデム制御用入力信号線32のレベル変化検
出によるマイクロ命令への割込をマスクするもの
である。3〜4ビツト目は、マイクロ命令によ
り、このビツトに“0”又は“1”を書き込むこ
とにより、対応するモデム制御用出力信号線33
の信線の出力レベルを“0”又は“1”に設定す
る。
DTE・DCE間呼制御処理を該通信制御装置1
で実行するに当つては、HDLC手順処理の場合同
様、第5図のモードレジスタの第1、第0ビツト
目に(“1”、“0”)を初期設定時に上位CPU2
により設定する。モードレジスタ55により
DTE・DCE間呼制御処理を指定したとき、第2
図データ入力線9からの受信データは第1及び第
2受信シフトレジスタ34,35を通らず直接セ
レクタ37を経て第3の受信シフトレジスタ36
へ転送される。受信データはパターン検出回路4
0でパリテイチエツクを行い、パリテイエラーが
検出されたときマイクロ命令へ割込むと共に閉そ
く状態へ遷移する。閉そく状態はT線からall
“1”が出力されている状態で本装置が閉そく状
態にあることを示すものである。第3の受信シフ
トレジスタ36へシフトされたキヤラクタは
SYN検出回路45により、SYNキヤラクタ、all
“1”又はall“0“かが検出される。ここで2個以
上のSYNキヤラクタが検出されるとSYN同期が
確立される。SYN、all“1”、all“0”以外のキ
ヤラクタの場合は、SYN同期確立後は第1図の
データレジスタ12へ転送され、演算装置11を
用いてキヤラクタを判定するかもしくは直接デー
タバツフアレジスタ13へ転送し、主記憶装置3
へ転送される。
一方、データ出力線10から送信される送信デ
ータに関しては、SYNキヤラクタ、all“0”、all
“1”はF、SYN発生回路49又は特殊データ発
生回路53の回路ブロツクにより該通信制御装置
1内部で作成され送信されるが、これら以外のキ
ヤラクタについては主記憶装置3上にあらかじめ
用意して送信する必要がある。該通信制御装置1
によるDTE・DCE間呼制御手順処理の発呼の手
順は以下の通りである。上位CPU2が主記憶装
置3上にダイヤル信号及びびキヤラクタ「+」を
準備し、発呼コマンドを出す。発呼コマンドは第
12図に示すような構成をしている。90はコマ
ンドコード、91はダイヤル及び「+」の主記憶
装置3上のバイト数、92はダイヤル、「+」の
格納アドレスである。発呼コマンドを受けた該通
信制御装置1は、本コマンドを実行することによ
り、第2図の周辺マスクレジスタ61内のC線信
号に当るビツトに“0”を書き込み、C線をON
の状態にすると共に、セレクタ54を通して特殊
データ発生回路53で作成されるスペース信号
(all“0”)をデータ出力線10のT線から出力
し、(T、C)=(0、ON)の発呼状態とし、デ
ータ入出力線17及びデータバツフアレジスタ1
3を通して、主記憶装置3より該通信制御装置1
内へ引き取つたダイヤルおよび「+」キヤラクタ
をデータレジスタ12に保持する。発呼に当た
り、上位CPU2は「データ受信コマンド」を該
通信制御装置1に出し、サービス信号、ID信号
を受信可能な状態にしておく。(T、C)=(0、
ON)状態でデータ入力線9のR線から2個以上
の連続するSYNキヤラクタがパターン検出回路
40で検出され、さらに「+」キヤラクタ受信を
検出すると、マイクロ命令は、送信制御レジスタ
57に「+」キヤラクタ受信のコードをセツト
し、送信起動の状態遷移を指示する。これによ
り、T線からはF、SYN発生回路49で作成さ
れたSYNキヤラクタがセレクタ50、送信シフ
トレジスタ48、セレクタ54を経て、連続して
2キヤラクタ出力される。2個のSYNキヤラク
タに続き、送信キヤラクタバツフア47にはデー
タレジスタ12へ書込まれていたダイヤル信号及
び最後の「+」キヤラクタが転送され、T線より
出力される。最後のキヤラクタが送信キヤラクタ
バツフア47に入り、送信バイトカウンタが0に
なると、送信制御レジスタ57にEOC指示をセ
ツトする。そこで「+」キヤラクタがT線より出
力されると送信状態はマーク送信状態に遷移し、
all“1”がT線より出力され、DTE待合せ状態と
なる。この状態でR線より受信されたサービス信
号及びID信号は、前述のあらかじめ用意してあ
つたデータ受信コマンドにより、受信キヤラクタ
バツフア39、データレジスタ12、データバツ
フアレジスタ13を経て主記憶装置3へ格納し、
その後上位CPUへ割り込む。発呼、着呼の両者
のDTE間でデータ転送が可能となると、D−CE
はR=“1”、I=ONにして接続完了を知らせて
くる。該通信制御装置1はI線がOFFからON
(“1”→“0”)へレベル変化するためレベル変
化検出回路59が、このI線のレベル変化を検出
し、割込用のレジスタをセツトすることでマイク
ロ命令へ周辺割込をかける。マイクロ命令は周辺
レジスタ60のI線の現在のレベルを表示してい
るビツトが“0”であり、かつR線が“1”であ
ることを見た上で上記の周辺割込により接続完了
であることを検知する。
また、該通信制御装置1によるDTE・DCE間
呼制御手順処理は以下の通りである。モードレジ
スタによるSYNモードの指定により、受信状態
は閉塞モードの後、SYNキヤラクタ待ち状態と
なる。データ入力線9のR線から2個以上連続す
るSYNキヤラクタを受信するとキヤラクタ待ち
状態となり、続いて受信したキヤラクタは受信キ
ヤラクタバツフア39を経て、データレジスタ1
2へ転送されその内容をチエツクする。このキヤ
ラクタが「B−ELL」のとき、呼出検出のLSW
を上位CPUへ報告する。このとき上位CPU2は
「応答コマンド」を該通信制御装置1に出すと共
に、続くR線からのID信号受信に備えて「デー
タ受信コマンド」を出しておく。応答コマンドを
受けた該通信制御装置1はマイクロ命令により周
辺レジスタ60のC線に相当するビツトを“0”
(ON)にすると共に、T線より特殊データ発生
回路53によりall“1”を送出し、応答する。こ
の応答に対するDCEからのID信号は前述のデー
タ受信コマンドにより受信され、主記憶装置3上
へ格納する。その後、I線のOFF→ONの変化に
よる接続完了の動作は発呼動作時と同じである。
発呼及び着呼時該通信制御装置が接続完了を検
知すると、該通信制御装置1が自律的にそのモー
ドをHDLCモードへ切り替え、データ出力線10
からフラグパターンが送出される。第13図はI
線がONに変化し接続完了を検知後、HDLCモー
ドへ切り替わるまでのマイクロプログラムフロー
の一実施例を示すものである。第13図において
CDFLG2は共通フラグCPCIPSはDTE・DCE間
呼制御手順処理プログラムステータス、PIRは周
辺レジスタ59XREGは判定処理等に用いるデ
ータレジスタ12内のバツフアレジスタ、
MODRはモードレジスタ55である。CDFLG2
の3ビツト目はDTE・DCE間呼制御手順処理モ
ードとHDLCモードを示すフラグでこれが“1”
のときはモード設定コマンドでHDLCモードが指
定されたとき、又はモード設定コマンドで
DTE・DCE間呼制御手順処理モードが指定され
てデータ通信中のときの状態を示す。一方“0”
のときはモード設定コマンドでDTE・DCE間呼
制御手順処理モードが指定されデータ転送中以外
の状態を示す。I線がOFFからONに変化し、周
辺割込がマイクロ命令におこるとCDFLG2の3
ビツト目の“1”、“0”を判定し、“0”で
DTE・DC間呼制御手順処理モードで動作してい
ると、割込処理に入る。PIRの3ビツト目の
“1”、“0”を判定し、“1”でI線がONである
ことを確認し、それまでのプログラムステータス
CPCIPSがDTEレデイを示していればI線がON
の処理を行う。プログラムステータスを「通信
中」に遷移し(CPCIPSに06Hを設定)、MODRの
内容をMODR AND FCHで1、0ビツト目を
(“0”、“0”)、他のビツトはそのままとして一旦
閉塞モードにし、次いて、MODR←MODR OR
01Hで、1、0ビツト目を(“0”、“1”)として
HDLCモードに移行する。
一方、該通信制御装置によるDTE・DCE間呼
制御切断/復旧動作は以下の通りである。DTE
側から呼の切断を実行する場合、上位CPU2は
「復旧要求コマンド」を該通信制御装置1に出す。
コマンドを受けた該通信制御装置1は、現在通信
中でHDLCモード指定になつているモードレジス
タ55のモード設定用ビツト(1、0ビツト目)
を一旦(“0”、“0”)に書きかえ閉塞モードとし
た後、さらに(“0”、“1”)としDTE・DCE間
呼制御処理手順モードに切り替えると共に、C線
信号に当る周辺マスクレジスタ61の対応ビツト
に“1”を書き込み、C線を“1”(OFF)状態
にし、さらにT線からall“0”を出力する。つい
で、DCEから(R、I)=(0、OFF)を受信し、
これを該通信制御装置1が検出すると、T線を
all“1”に変化させると共に切断/復旧確認の
LSWを主記憶装置3へ書き込み、切断を完了す
る。またC線ONの通信中の状態でDCEから切断
指示である(R、I)=(0、OFF)が到達し、
該通信制御装置1がこれを検出するとモードレジ
スタ55の内容を上記同様、一旦閉塞モードの状
態からDTE・DCE間呼制御処理手順モードに切
り替え、切断指示のLSWを主記憶装置3へ書き
込むと共に、(T、C)線を(0、OFF)に変化
させる。さらにR線が0→1へと変化し、この変
化を該通信制御装置1が検出するとT線をall
“1”にして(T、C)=(1、OFF)のDTEレデ
イ状態とし切断/復旧確認のLSWを主憶装置3
へ上げて切断を完了する。第14図は切断/復旧
動作におけるHDLCモードからDTE・DCE間呼
制御手順処理モードへのモード切り替え時のマイ
クロプログラムフローの一実施例を示したもの
で、記号は第13図の例と同一である。
以上のように本実施例によれば、HDLC手順処
理のみばかりか、SYN同期のDTE・DCE間呼制
御処理も可能となり、しかもI線による接続完了
(I線OFF→ON)のみによる自律的なDTE・
DCE間呼制御処理手順モードからHDLCモード
への移行、及び(R、I)=(0、OFF)への変
化又は「復旧要求」コマンドによる切断/復旧動
作による自律的なHDLCモードからDTE・DCE
間呼制御処理手順モードへの移行により、例えば
テレテツクスのようなSYN同期、フラグ同期の
両者を用いるシステムにおいて簡便で、小型な装
置として利用でき上位のCPUの処理負荷軽減の
効果も大きい。
第15図は、本発明の他の実施例であり、第1
図のROM6のアドレス可能な記憶装置を一つの
手導体集積回路93で構成し、第1図の該通信装
置1の残りの装置を別の一つの半導体集積回路9
4で構成したものである。半導体集積回路93
は、他の半導体集積回路94内の制御回路7の制
御のもとに動作し、95はアドレス線、96は半
導体集積回路93のデータ線である。第15図の
実施例によれば、各半導体集積回路93,94を
各々独立に開発、製造可能であり、半導体集積回
路93に蓄積するプログラム命令に誤りが発見さ
れた場合、半導体集積回路93のみを修正すれば
良く、他の該集積回路94はそのままにしておく
ことができ、修正期間の短縮、修正費用の削減を
図ることができる。また該一方の集積回路93は
例えばROMで構成され、市販のR−OMや
EPROM等も使用が可能とある。さらに、該集積
回路93に蓄積するプログラム命令の内容のみを
書き替えることにより、フラグ同期、SYN同期
の類似する他の手順処理も容易に実現することが
できる。
発明の効果 以上説明したように、1個又は複数の半導体集
積回路でHDLC手順処理及びDTE・DCE間呼制
御処理手順をすべて可能とし、DTE・DCE間呼
制御処理手順モードからHDLCモードへの自律的
な動作モードの切り替えを可能にしたためCPU
の処理負担が極めて軽減できる利点がある。従つ
て、本発明を各種通信処理装置適用すれば、該処
理手順用のソフト開発も必要なく装置の軽量化が
図れ、高速処理が可能なシステムが構成でき、本
発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図と上位
CPU、主記憶装置との接続を示す図、第2図は
第1図の回線接続部8の詳細図、第3図は第1図
のデータバツフアレジスタ13とその周辺の詳細
図、第4図a,bは主記憶装置へのデータ書込み
時のマイクロプログラムフローの一実施例、第5
図はモードレジスタのビツト構成、第6図は送信
起動、受信起動の起動法概念図、第7図はコマン
ドアドレステーブル(CMAT)の一構成例、第
8図a,bはデータ送信及びデータ受信コマンド
の一例、第9図はフレーム正常受信時の受信シフ
トレジスタの内容、第10図は周辺レジスタの内
容、第11図は周辺マスクレジスタの内容、第1
2図は発呼コマンドの一実施例、第13図は
DTE・DCE間呼制御処理手順からHDLCモード
へのモード切り替えのマイクロプログラムフロー
の一例、第14図はHDLCモードからDTE・
DCE間呼制御処理手順モードへのモード切り替
えのマイクロプログラムフローの一例、第15図
は本発明の他の実施例のブロツク図である。 1……半導体通信制御装置、2……上位CPU、
3……主記憶装置、4……データバス、5……ア
ドレスバス、6……ROM、7……制御装置、8
……回線接続部、9……データ入力線、10……
データ出力線、11……演算装置、12……デー
タレジスタ、13……データバツフアレジスタ、
14……双方向バツフア、15……入力信号線、
16……出力信号線、17……データ入出力線、
18……DMA制御装置、19……インタフエー
ス制御部、20……内部Sバス、21……内部R
バス、22〜26……制御線、27,28……バ
ス巾指定信号線、29……アドレス信号線、30
……ビジ表示信号線、31……起動用信号線、3
2……モデム制御用入力信号線、33……モデム
制御用出力信号線、34……第1の受信シフトレ
ジスタ、35……第2の受信シフトレジスタ、3
6……第3の受信シフトレジスタ、37……セレ
クタ、38……信号線、39……受信キヤラクタ
バツフア、40……パターン検出回路、41……
受信制御回路、42……FCSチエツク回路、43
……受信割込レジスタ、44……信号線、45…
…SYN検出回路、46……セレクタ、47……
送信キヤラクタバツフア、48……送信シフトレ
ジスタ、49……F、SYN発生回路、50……
セレクタ、51……FCS発生回路、52……0挿
入パリテイ発生回路、53……特殊データ発生回
路、54……セレクタ、55……モードレジス
タ、56……ボーレートジエネレータ、57……
送信制御レジスタ、58……送信制御回路、59
……レベル変化検出回路、60……周辺レジス
タ、61……周辺マスクレジスタ、62……デー
タ折返し回路、63……入力セレクタ、64……
出力セレクタ、65〜67……制御線、68……
コマンドアドレステーブル、69……コマンドア
ドレス、70……コマンドワード格納領域、71
……コマンドワード、72……CMAT先頭アド
レス保持領域、73……コマンドアドレス保持領
域、74……コマンドワード格納レジスタ、75
……受信用コマンドアドレス、76……送信用コ
マンドアドレス、77……LSW格納アドレス、
78……装置識別番号、79……送信コマンド、
コマンドコード、80……チエインコマンド指定
フラグ、81……チエインデータ指定フラグ、8
2……Pビツトオン指定フラグ、83……送信デ
ータバイト数、84……送信データ格納先頭アド
レス、85……受信コマンド、コマンドコード、
88……受信バツフアバイト長、89……受信バ
ツフア先頭アドレス、90……発呼コマンド、コ
マンドコード、91……バイト数、92……デー
タ先頭アドレス、93……ROM、94……通信
制御部LSI、95……ROMアドレス線、96…
…ROMデータ線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マイクロプログラム制御方式のプロセツサ
    と、交換局とは回線を通じて接続され、回線信号
    に対してビツト、キヤラクタおよびフレーム同期
    制御を実行する回線接続部とからなり、上位中央
    処理装置にバスを介して接続される半導体通信制
    御装置において、 第1の処理モードであるハイレベルデータリン
    ク伝送制御手順の処理を行う機能を具備した装置
    と、 第2の処理モードである公衆データ網用同期式
    端末装置とデータ回線接続装置間のインターフエ
    ースの呼制御手順の処理を行う機能を具備した装
    置と、 該第2の処理モードを指定したとき、回線から
    の通信可信号を検出すると前記半導体通信制御装
    置が自律的に前記第1の処理モードに移行し、上
    位中央処理装置からの復旧要求信号または回線か
    らの切断指示信号を検出すると再び該第2の処理
    モードに移行する機能を具備した装置とを有して
    なり、前記それぞれの機能を具備した装置を一つ
    または複数の半導体集積回路で構成することを特
    徴とする半導体通信制御装置。
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