JPS63538A - スケ−ル除去器及びこれを使用した屋内給水系における給水装置 - Google Patents

スケ−ル除去器及びこれを使用した屋内給水系における給水装置

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JPS63538A
JPS63538A JP61141242A JP14124286A JPS63538A JP S63538 A JPS63538 A JP S63538A JP 61141242 A JP61141242 A JP 61141242A JP 14124286 A JP14124286 A JP 14124286A JP S63538 A JPS63538 A JP S63538A
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water supply
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JP61141242A
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秋山 正人
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B M KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/152Water filtration

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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説り」 [産業上の利用分野] 本発明は、スケール除去器及びこれを使用した屋内給水
系における給水装置に関する。
[従来の技術] 近来、ビル、マンション等の給水において、赤水、スケ
ールの問題があり、飲料水としての衛生面の問題、建物
の維持管理の面から対応に迫られている。
即ち、ビル等においては、水道法の適用を受ける飲料水
が外部給水管より直接配水されているのではなく、受水
槽及び高架水槽又はそのいずれか−方を介して各戸に配
水されている。このような給水系を有するビル等の屋内
給水系においては。
直接給水の場合とは趣が異なり、各戸に配水する内部給
水管に付着するスケールの問題が飲料水としての衛生面
及び建物d卦)管理の面から重要である。
ビル等の屋内給水系においては、スケールは外因的スケ
ール及び内因的スケールの複合体として生成される。外
因的スケールは水道管の如き外部給水管像型)からのい
わゆるもらい錆その他の無機質及び種々の有機質物質か
らなり、複合体として、外部給水管より受水槽内に木と
ともに供給される。なお、外因的スケール中の錆の生成
の理論は1次の内因的スケールの生成の理論と同じであ
る。内因的スケールは、内部給水管と木とのイオン交換
による電気化学反応及びこれに随伴する化学反応により
、内部給水管の管壁に錆として生成される。
この内因的スケールの生成について詳述する。
液中の配管(ここでは内部給水管)表面には種々の原因
によって電位差を異にする部分が実在し、その結果、無
数の局部的短絡電池が形成され、陽極部に相当する配管
の表面が腐食されている。
このような腐食電池を形成する原因としては数多くあげ
られ、その内部的因子としては、配管を構成する金属の
組成、組織、表面状態、内部応力、温度差等配管側にお
ける一切の不均一性がこれであり、ことに表面において
異種金属相が接触して存在する場合は、その典型的な場
合に相当する。
次に、外部的因子たる水側に基因するものとしては、配
管表面と接する水が部分的にイオン濃度、溶存酸素量、
温度、流速等に差異を有するときの局部電池である。水
素よりもイオン化傾向の太きい、即ち低電位の金属の場
合は、置換作用により金属が溶出し、水中の水素イオン
が放電し、水素が発生すると同時に金属が溶出するので
腐食が起こる。このような置換作用は金属表面の局部電
池によって助長されるが、根本的には水素イオンの放電
する水素電極として作用する高電位の陰、iり部分と、
金属がイオンとなって溶出する韻電極として働く低電位
の陽極部分とによって構成される広義の局FrB電池の
作用に帰することができる。
このような局部電池作用又はじ作用に基すき、水中で鉄
が腐食する基本的反応は次式で示すことができる。
UuJ祷:Fe  2e−→Fe”  (1)陰極部:
 2 H” + 2 e−−H2(2)または 2H”+%02 +2 e−−+H20腐食が電気化学
反応によるものである限り、電荷の均衡が保たれるため
、上記のb−i反応(1)と陰極反応(2)または(3
)とは同時に回付だけ進行することが必要である。即ち
、この両種の電極反応のいずれか一方が進行を停止する
と他方もおのずから停止する性質のものである。
−般の水の場合陽極反応は比較的速やかに進行するが、
陰極反応の速度は遅いので、これが全体の反応速度を決
定する。この場合、酸性が強いと(2)で表わされるH
2の発生反応を伴う水素発生型の腐食となるが、その他
の場合は(3)で示される酸素による復極反応に支配さ
れる酸素復極型の腐食が起こる。
以上の電気化学反応による過程に引続き、水が相当の酸
性でない限り、金属水酸化物(至)ち9J)の生成など
の純化学反応による過程褐伴する。
したがって、状況によってはこれが全体の腐食速度を決
定する。即ち、前記陽極反応で生じた金属イオンと陰極
反応の結果生じた木酸イオンとは次式のごとく反応する
Fe”+20)(−Fe (OH) 2 (4)生成し
た水酸化第一鉄は汐中の溶存酸素と反応して水酸化第二
鉄、即ち赤錆を−する。
F e (OH) 2 +02 →F’ e (OH)
 3この赤錆(正確には、F e203 ” xH20
)は、鉄の腐食における腐食生成物であるが、その組成
は複雑であり酸素の到達量が十分でない場合はその中間
的生成物の唐…糖臓(Fe304 ・xH20)、即ち
黒錆を生ずることもあり、最終的にはxFeo+yFe
203 +zH20という組成であるといわれている。
電位系列において水素より責な金属(例えばCu)の場
合はれ柵部で水素イオンの放電は起こりえないで、次式
で示す反応が起こる。
陽極部: Cu −2e’ →Cu2”陰極部: y2
02 +H20+ 2 e−→20H−このように陽極
部に金属イオン、陰極部に水酸イオンを生ずることは変
りなく、引続いて液中でCu”+ 20H−→Cu (
OH) 2 (7)イオン反応により水酸化物(錆)を
生ずることは卑金属の場合と全く同様である。
かようにして発生した錆は、−塵発生すると何らかの処
置をしない限り消滅することはなく、逆に水中のカルシ
ウム分がその部分にvjtjl’! シ、さらにはマグ
ネシウムその他の不純物が付着するようになる。これが
内因的スケールである。即ち、水に溶けているこれらの
不純物は、クーロン力やファン・デル・ワールスカによ
って結t’jr41ヒし、それが配管との電位差によっ
て管内面に層状に付着するのである。
このようにして生成された内因的スケールに上記外因的
スケールが複合的にgd9されることにより、内部給水
管のスケールは構成されているのである。
かようにして内部給水管の内壁に付着したスケールは、
時間の経過とともに成長し、木の流れを阻害するだけで
なく、;Al:l陽画の繁殖等水質の劣化をまねく原因
となるのである。
従来かかるスケールの除去に関しては、パイプライニン
グ工法、露出配管工法等があった。パイプライニング工
法は珪砂を水と空気の高圧ジェットで建物内の全ての管
内に噴射し、錆、水垢等を除去した後、管内をエポキシ
樹脂でコーティングする方法で、最近まで内部給水管の
rl)’L丁法として中心的なものであった。しかし、
このT注は、管の内壁を削り取るため、配管に穴があく
可能性があること、急曲部の錆の除去あるいはコーティ
ングの確実性に疑問が残ること、族−り中の騒音が大き
いこと、将来、水垢等が付着することが避けられず、定
期的に清掃の必要があること等、種々の問題があった。
一方、露出配管工法は新規に内81飴木管を壁、床、天
井等に沿って配管する方法であり、最も確実な方法であ
るが、費用力Q−4’Gに高いこと、パイプライニング
工法同様、将来、水垢等の付着が避けられず、定期的に
清掃する必要があること、設計期間及び施工の工期力や
長く、施工中の騒音、振動が大きいこと等の問題があっ
た。
[発明が解決しようとする問題5m1 本発明は、従来の上記種々の欠点を全て解消し、内部給
水管に供給されるスケール及び既に内部給水管に付着し
ているスケールの除去を葭にすることにより、スケール
に汚染されていない勿1水を半永久的に供給すること、
内部給水管に損t3を与えず、かつ16N後内部給水管
にスケールが付着するのを半永久的に防止すること、メ
ンテナンスが容易であること等を目的とする。
[闇題点を解決するためのL段] 上記目的達成のため、本発明は、箱体と、該箱体の上方
を被覆する箱体と一体のドーム体とからなり、箱体の上
面は#i[1体からなり、周0=面には給水管の断面積
に比し著大なる開「1面請を有する入口部が形成され、
底面には磁t−1tsiの距離が短かく形成された昭ヒ
型磁石からなる着引体が設鐙され、他方ドーム体には磁
極間の距離が長く形成さつ該磁場発生器に直交するドー
ム体の両端部に上記給水管に接続される出口部が設けら
れたことを特徴とするスケール除去器、及び 外部給水管から供給される水が水槽を介して内部給水管
より配水される開回路の屋内給水系において、外部給水
管に接続された水槽と、該水槽に接続されたスケール除
去器とからなり、上記スケール除去器は箱体と、該箱体
の上方を被覆する箱体と一体のドーム体とからなり1箱
体の上面は網目体からなり、周側面には給水管の断醐に
比し著大なる開口面積を有する入口部が形成され、底面
には磁極間の距r)が短かく形成された磁化型磁石から
なる着引体が設こされ、他方ドーム体には磁極間の距離
が長く形成された磁場型磁石が所定間隔にて複数本横設
され、磁場空間が形成された磁場発生器が設けられ、か
つ該磁場発生器に直交するドーム体の両端部に上記給水
管に接続される出口部が設けられたことを特徴する屋内
給水系における給水装置、特に、上記水槽中に適量の石
英斑岩が浸積された屋内給水系における給水装置を供す
る。
(以下余白) [実施例] 次に、本発明にかかるスケール除去器及びこれを使用し
た屋内給水系における給水装置を実施の一例を示す図面
に基ずき説’JJする。
水道木管等の外部給水管lは、引込管1aにより分岐さ
れ、マグネット・セパレータ2を介して受水槽3に接続
される。受木槽3は揚水ポンプ4を介して内部給水管た
る揚水管5にて高架水槽6に接続される。受木槽3及び
高架水槽6の槽内にはパンチングメタルと称するν■ケ
ースに収納された適量の石英斑岩7が浸積されている。
受水#Pj3及び高架水槽6の底部には、またマグネッ
ト・フィルタ8からなる第一スケール除去器軸及び第ニ
スケール除去器8bがJり置される。にU入槽6は、内
部給水管たる配水管Sにより各戸に配水されるマグネッ
ト・セパレータ2は、シリンダ10と、磁化型永久磁石
からなる着引体11とから構成され、シリンダ10内に
着引体11が内蔵されている。磁化型磁石は、磁極間の
距pIll’短かく形成された磁石で、該磁石からなる
着引体11は物体(スケール)を磁極面11a、11 
b、に引き付ける作用を主として有する。シリンダlO
の対向壁には、外旅給木管1に連通された引込管1aに
接続される入口部12及び受水槽3に接続される出口部
13が設けられている。10aはシリンダ頂部に設けら
れたエア抜きバルブである。
石英斑岩7は、俗に麦飯石と呼ばれる、ケイ酸アルミニ
ウムを主成分とする多孔質の火成岩である。この石は、
極めて大きな吸着力及び分解力をもっており、水分に出
合うとミネラル成分を溶出し、水を活性化する力をもっ
ている。海綿状に無数の細い孔がある多孔質のものであ
り、また長石の部分が風化してカオリン状になっている
。外観はうすい黄褐石又は淡灰石の石基の中に白い長石
の斑晶と、灰色をした石英の結晶が象嵌されたように散
りばめられており、その名の通り麦飯に似ている。この
石の我が国での産地は岐阜県加茂郡の山中である。この
石の成分の一例を示すと下記の通りである。
無水珪酸(シリカ)  5i02 69.76%酸化ア
ルミニウム  AjL20 14.OI%(アルミナ) 酸化第二#CFe2O31,29% 酸化第一鉄     Fe0   1.40%マグネシ
ア     MgO3,55%石   灰      
Ca0   2.00%ソーダー      Na2O
3,16%力        リ          
  K2O3,19%チ タ  ン       Ti
O20,30%無水燐酸      P2O50,26
%醜化マンガン    MnO(LO2%化合水  H
20(+) 0.90% 付着水  H2O(−)1.10% かかる石英斑岩7は網目ケース14に収納され、該網目
ケース14には上記マグネット・セパレータ2の出口部
13に接続された注水管15力姉入されている。注水管
I5の下部には多数の孔16が穿いている。石英斑岩7
は水10を当り通常500〜600kg程度投入される
マグネット・フィルタ8は、本体17が箱体18と、該
箱体18の上方を被覆する箱体18と一体のドーム体1
9とからなる0箱体18の上面は網目術0からなり、4
個の周側面には、内部給水管たる揚水管5又は配水管9
の断面積S1に比し著大なる開口面積S2を宥する入「
1講1が形成される。底面には磁化型永久磁石22から
なる着引朱3が設置される。着引体23は、磁Mjff
j22 aが上方にのみ形成されるよう、22の下面が
軟鉄板からなるヨーク材と衝合され、全表面がステンレ
ス板(本例5US304)で被覆されている。
ドーム体19には磁場型永久磁石24a、24b、24
C124d、24eが複数本横設され、磁場空IEIが
形成された磁場発生器25が設けられる。
磁場型磁石は、磁極■1の距かが長く形成された磁石で
あり、本例の場合、多数の強力フェライト製永久磁石が
反発多磁極式に組み込まれ、表面が5US304のステ
ンレス板で被覆されてなる。
また本例の場合、磁束密度は2000[G]、磁場範囲
は片面20cm、両面40cmである。磁場発生器25
は、該磁場型磁石24a、24b、24c、24d、 
24eを所定間隔にて並Aに載置し、磁極面に直角の隣
接面26同士に強力な磁号1を生成せしめることにより
、主として水原子の電子の磁気モーメントに影響を与え
る作用を有する。上記磁場発生器25に直交するドーム
体19の両端部には、出口部27が設けられる。出口部
nは、内缶給木管たる揚水管5、配水管Sの断面積S1
が出口部Uの断面積S3との間に、 Sl ≦S3 の関係にある場合、−の出口部nのみが場末管5又は配
水管9と接続され、他の出口8即7はブロックされる。
しかし、 s、 > 33 の関係にあるときは、両方の出口部nが場末管5又は配
水管9と接続される。
マグネット・セパレータ2は受木槽3の−[−流もしく
は下流又は高架水槽6の上流もしくは下流のいずれであ
っても設置可染である。しかし、F記実施例のように受
水Vf3の上流に謝1ずれば、木の受木槽3への供給の
際に、外因的スケールの除去を図ることができるので望
ましい。
マグネッ)−フィルタ8は、受木槽3及び高架水槽6又
はそのいずれかの設置でもよい。給水系が受木槽3及び
高架水槽6の両者を有する場合は、上記実施例のように
マグネット・フィルタ8は受木槽3及び高架氷槽6に設
置すれば、配水管9の内因的スケール除去だけでなく、
揚水ItF5の内因的スケールの除去をも図ることがで
きるので望ましい。受水槽3又は高架水槽6のいずれか
一方のみ設置の給水系の場合には、マグネ−/ )・フ
ィルタ8はその設置される水槽に1没置される。
マグネッ)−フィルタ8パ没置される槽内には石英斑岩
7が同時に浸積されているのが望ましい。しかし、受水
槽3は高架水槽6に対しその6植が数倍と大なるため、
コスト上、受木槽3への石英υF岩7の設置が省略され
ることもある。この場合は、マグネット・フィルタ8の
磁場発生な5による氷の磁化(磁気水の形勅は弱くなる
また、槽内に水中ポンプ又は揚水ポンプ等があリ、受水
槽3又は高架水槽B内にマグネット・フィルタ8が設置
できない場合は、マグネット赤フイルタ8に代わり、マ
グネットバー(図示省略)が設置される。このマグネッ
トバーは棒状の磁場型永久磁石からなり、槽内に設置さ
れた水中ポンプ又は揚水ポンプのフート弁(7)ff、
&送部をmするように配設される。
受水槽3及び高架水槽6は開放型の水槽でも圧力型の水
槽でもいずれも用いることができる。
[作用] 外部給水管lに接続された引込管1aよりマグネット・
セパレータ2に木が供給されると、水中の外因的スケー
ルは鉄(F e)分を主成分としているため、着用体1
1のm面11a、 llbに着用され、ここで分離除去
される。
この水は、石英斑岩7を経て受水槽3中に放出される。
受水槽3の槽内にはマグネット・フィルタ8が設δされ
ているが、その入口部1の開口面積S2は揚水管5の断
面積S璽に比し著大に形成されているため、圧送されて
きた水の流速は極端に低下する。このため、マグネット
・セパレータ2にて除去しきれなかった水中に分けして
いるスケール(外因的スケール)は受水槽3の底部に沈
下する。さらにこのスケールは、水が入口部1よリマグ
ネット・フィルタ8の箱体18内に入るとき、着用体2
3の磁極面22aに箔引、捕捉される。ここで捕捉され
なかった外因的スケールは、網目体20に邪魔されドー
ム体19内になかなか侵入できないため、−部が再び着
用催3に捕捉される。
こうして大部分の外因的スケールが除去された水がドー
ム体19内に供給される。すると、水は。
磁場型磁石24a、24b、24c、24d、24eに
て構成される磁場発生器25の強力なる磁場に出会い、
ここで顕ヒされる(磁気誹lカ」0.この場合において
1箱体18より上方のドーム体19に流入される水は、
入口部21の開口面積が大なることと、網目体20が存
在することのため、水流エネルギーが極端に減じられる
ので、ドーム体19内で暫時滞留状態となり、十分に磁
化されるのである。
ところで、この水は石英斑岩7を通過しているが、この
とき石英斑岩7から種々のミネラル分が溶出されている
。石英斑岩7はシリカ(Si02)が最も多く含有され
ているため、このシリカに焦点を当てながら考察を進め
る。−般にシリカはある大きさの分子状態を形成してい
るが、その表面は、第6A図に示すように、シラノール
基(−3iOH)でおおわれている。そして第6B図の
ように、シラノール基は水に対して強い親木性を持って
いるため、水素結合によって木の単分子吸着を起こし水
利した表面を作る。磁気水中ではシリカのモノマー(S
 i (OH) 4)はS i (OH) 4 + 2
0H−MS i (OH) r、 2−のように反応し
陰イオンを形成するが、実際には周囲に陽イオンを引き
付けて、第6C図に示すような弱い一種の電気二重層を
形成する。水中には陽イオンとなり得るものが必ずしも
多くないが、石英斑岩7を通過した水には石英斑岩7よ
り陽イオンとなるミネラル分が溶出されているため、電
気二重層が形成されるのである。電気二重層の状態で水
中に存在しているコロイド粒子は、磁場中を通ることに
より、第6D図のように1分極状態を形成する。分岐の
方向は、第6E図に示すように、磁場中を通ることによ
り上向き方向に負電荷がかたよる分極となる。内部給水
管に付着された内因的スケールを中核とするスケールは
、鉄(Fe)分、カルシウム(Ca)分、マグネシウム
(Mg)分等の水中の不純物がクーロン力及びファン・
デル・ワールスカによって結晶化し、それが配管との電
位差によって管内面に付着し、成長したものである(内
因的スケールの生成の項参回。したがって磁気水に合う
と、その磁気モーメントにより、ファン・デル・ワール
スカが中和される。かかる状態にあるスケールに対し、
磁気水は一定の流速で揚水管5内を圧送されるので、揚
水管5内の内壁に付着されていたスケールは経時的に微
粒子状に剥はし、水流に乗って除去されるのである。
次いで揚水管5より高架水槽6に供給された木は、高架
水槽6内に設置されている石英斑岩7及びマグネット・
フィルタ8を通過し、マグネット・フィルタ8により水
中に分はされているスケールが再度除去された後、側ヒ
されて配水管9に供給されるのである。配管に付着され
た内因的スケールを中核とするスケールの26及び除去
のメカニズムは、配水管9に付着されたスケールについ
ても同様である。
磁気モーメントの半減期は約24時間であるので、揚水
管5及び配水管3の通過中にスケールを除去することは
充分可能である。
マグネット・バーはマグネット・フィルタ8に代わり設
置されるもので、磁場発生器25と同様の作用を営むも
のである。
次に、既に付着されていたスケールが剥=除去された後
の内部給水管について考える。前述のように、磁気水は
溶質たる水中に存在する各種イオンに作用し、水中に電
気二重層の状態で存在するコロイド粒子を分極化する。
このため、コロイド粒子同士の結合は二次元方向に方向
性化される(第6D図)。陽イオンはもともとコロイド
シリカとは緩やかに結合しているため、粒子間の結合は
緩やかである。この結果、内部給水管たる揚水管5及び
配水管9に付着されるスケールは、二次元方向にシャー
ベット状で緩やかな結合のものとなる。
このように内部給水管に爾後的に付着されるスケールは
弱い結合のものであるから、磁気水の磁気モーメント及
び水流エネルギー(揚水管5の場合は揚水ポンプ4によ
る水圧、配水管8の場合は重力による水圧)により、付
いては取れ、付いては取れの状態で付着する。したがっ
て、スケールが剥は除去された後の内部給水管には、コ
ンマ以下のスケールが常に付着していることになる。こ
れが内部給水管にとって一種の保護被膜となり、管内表
面におけイオン交換を防止するから、爾後の内因的スケ
ールの形成を防止するのである。
ところで、飲料水は石英斑岩7を通過して供給される。
石英斑岩7は多孔質であり、主成分が無水珪酸(Si0
2)、酸化アルミニウムCA120)であって、長石の
部分がカオリン状になっていることから、強い吸着作用
があり、残留塩素等人体に有害な水中の毒素分を吸着分
解する。また、人体に不可決な微量要素であるCa、 
Mg、 Fe等の各種ミネラル分を溶出し、水質を調整
し、pH値を中性化する作用があり、水中のMFkZ量
を豊富にし、活きた木とする。したがって、配水管9よ
り各戸に供給される飲料水の木質は、この点からも良好
となる。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明にかかるスケール除去器及び
これを使用した屋内給水系における給水装置によれば、
マグネット・フィルタにより内部給水管に供給されるス
ケール及び既に内部給水管に付着しているスケールの除
去を確実にするから、これにより、スケールに汚染され
ていない飲料水を半永久的に供給することが可1七とな
る。この場合において、水槽中に適量の石英斑岩が浸積
されていれば、飲料水tL1遡E岩固有の作用により、
 7jL素分の吸着分解、ミネラル分の溶出、木質調整
及び溶存酸素量が豊富にされるから、飲料水は二重の1
w床で衛生上安全かつ美味となる。
また建物の維持管理の面からみても、スケールの除去は
物理的−時的に行うものではなく、電気化学的経時的に
行なうものであるから、内部給水管に損傷を与えず、か
つ爾後内部給水管にスケールが付着するのを半永久的に
防止することができる。
さらにスケールの除去及び飲料水の供給に当って人手を
煩わすことはなく、清掃等mのメンテナンスンも不要で
ある、低コストである、厳重中の騒音、振動等が発生し
ないといった効果があるなお、本発11にかかるスケー
ル除去器は、末文に詳述した屋内給水系における給水装
置に使用されるだけでなく、ボイラー、冷却水等の循環
系あるいは油系等のスケールの除去にも使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は未発IJ1にかかるスケール除去器及びこれを
使用した屋内給水系における給メ(!21の実施例を示
す概略正面図、第2図はマグネット・セパレータの正面
断面図、第3図は受水槽又はtν■槽の正面断面図、第
4図はマグネット・フィルタの正面図、第5図は第4図
の側面断面図、第6A図はシラノール基を示す模式図、
第6B図は水和したシラノール基を示す模式図、第6C
図は電気二重層を示す模式図、第6D図はコロイド粒子
の分極を示す模式図、第6E図はコロイド粒子とローレ
ンツ力を示す模式図である。 l・・・外部給水管、1a・・・引込管、2・・・マグ
ネット・セパレータ、 3・・・受水槽、4・・・揚水
ポンプ、5・・・揚水管、 6・・・高架水槽、7・・
・石英斑岩、8・・・マグネット拳フィルタ、8a・・
・第一スケール除去器、8b・・・第ニスケール除去器
、9・・捏木管、10・・・シリンダ、 10a・・・
エア抜きバルブ、11・・・引着体、 lla・・・磁
極面、 llb・・・磁極面、12・・・入口部、13
・・・出口部、14・・・網目ケース、15・・・注水
管、18・・・孔、17・・・本体、18・・・箱体、
19・・・ドーム体、20・・儒目体、21・・・入口
部、22・・・磁化型永久磁石、22d・・・磁極面、
23・・・引着体、24・・・磁場型永久磁石、24a
・・・磁場型磁石、24b・・・磁場型磁石、24c・
・・磁場型磁石、24d・・・磁場型磁石、24e・・
・磁場型磁石、25・・・磁場発生器、2B・・・隣接
面、27・・・出口部、B・・・磁束密度、U・・・流
速、f・・・ローレンツカ特許出願人  株式会社 ビ
 − ・ エ ム代理人   弁理士 浅 野 勝 美 第1図 第2図 第3図 第5図 第6A図 第6B図 第6C図 十 生彩こ”FTn正書 昭和62年4月25日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)箱体と、該箱体の上方を被覆する箱体と一体のド
    ーム体とからなり、箱体の上面は網目体からなり、周側
    面には給水管の断面積に比し著大なる開口面積を有する
    入口部が形成され、底面には磁極間の距離が短かく形成
    された磁化型磁石からなる着引体が設置され、他方ドー
    ム体には磁極間の距離が長く形成された磁場型磁石が所
    定間隔にて複数本横設され、磁場空間が形成された磁場
    発生器が設けられ、かつ該磁場発生器に直交するドーム
    体の両端部に上記給水管に接続される出口部が設けられ
    たことを特徴とするスケール除去器。
  2. (2)外部給水管から供給される水が水槽を介して内部
    給水管より配水される開回路の屋内給水系において、外
    部給水管に接続された水槽と、該水槽に接続されたスケ
    ール除去器とからなり、上記スケール除去器は箱体と、
    該箱体の上方を被覆する箱体と一体のドーム体とからな
    り、箱体の上面は網目体からなり、周側面には給水管の
    断面積に比し著大なる開口面積を有する入口部が形成さ
    れ、底面には磁極間の距離が短かく形成された磁化型磁
    石からなる着引体が設置され、他方ドーム体には磁極間
    の距離が長く形成された磁場型磁石が所定間隔にて複数
    本横設され、磁場空間が形成された磁場発生器が設けら
    れ、かつ該磁場発生器に直交するドーム体の両端部に上
    記給水管に接続される出口部が設けられたことを特徴す
    る屋内給水系における給水装置。
  3. (3)上記水槽中に適量の石英斑岩が浸積された特許請
    求の範囲第2項記記載の屋内給水系における給水装置。
JP61141242A 1986-06-19 1986-06-19 スケ−ル除去器及びこれを使用した屋内給水系における給水装置 Pending JPS63538A (ja)

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