JPS6353819B2 - - Google Patents
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- JPS6353819B2 JPS6353819B2 JP57155411A JP15541182A JPS6353819B2 JP S6353819 B2 JPS6353819 B2 JP S6353819B2 JP 57155411 A JP57155411 A JP 57155411A JP 15541182 A JP15541182 A JP 15541182A JP S6353819 B2 JPS6353819 B2 JP S6353819B2
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- optical fiber
- laser beam
- visible light
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Landscapes
- Laser Surgery Devices (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は赤外レーザーを作業光とし、この作業
光を赤外光用光フアイバーにより目的部位に導
き、たとえば患部の切開、蒸散等を行なうレーザ
ー加工装置に関するものである。
光を赤外光用光フアイバーにより目的部位に導
き、たとえば患部の切開、蒸散等を行なうレーザ
ー加工装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
生体組織の切開・蒸散等を行なうには、CO2レ
ーザー光線等の赤外レーザー光線が適しており、
これを用いたレーザーメス装置が実用化されてい
る。
ーザー光線等の赤外レーザー光線が適しており、
これを用いたレーザーメス装置が実用化されてい
る。
従来はCO2レーザー光線(波長10.6μ)が透過
可能な光フアイバーが開発されていなかつたた
め、複数個の鏡から構成されたミラー関節型の導
光路によりCO2レーザー光線を手術部位に導く方
式がとられていた。
可能な光フアイバーが開発されていなかつたた
め、複数個の鏡から構成されたミラー関節型の導
光路によりCO2レーザー光線を手術部位に導く方
式がとられていた。
しかし、ミラー関節型導光路は操作性、保守な
どの面で問題があり、CO2レーザー光線が透過可
能な光フアイバーの開発が試みられた結果、例え
ばKRS−5等のハロゲン化物を材料とした光フ
アイバーによつてCO2レーザー光線を導くことが
実用化されつつある。
どの面で問題があり、CO2レーザー光線が透過可
能な光フアイバーの開発が試みられた結果、例え
ばKRS−5等のハロゲン化物を材料とした光フ
アイバーによつてCO2レーザー光線を導くことが
実用化されつつある。
この赤外光用光フアイバーにより導かれたCO2
レーザー光線は集光レンズにより絞られ手術部位
に照射される。しかし、CO2レーザー光線は不可
視光であるため、術者は照射位置を目視で確認で
きず、安全で適切な手術を行なうことが困難であ
つた。そこで一般にガイド光と呼ばれる、例えば
He−Neレーザー光線等の可視光線を可視光用光
フアイバーにより導き、CO2レーザー光線と同軸
的に手術部位に照射することによりCO2レーザー
光線の照射位置の確認ができるようにした。CO2
レーザー光線の手術部位に対する照射位置を明確
に術者に確認させるためには、CO2レーザー光線
の集光点とHe−Neレーザー光線の集光点とが正
確に一致していることが必要である。
レーザー光線は集光レンズにより絞られ手術部位
に照射される。しかし、CO2レーザー光線は不可
視光であるため、術者は照射位置を目視で確認で
きず、安全で適切な手術を行なうことが困難であ
つた。そこで一般にガイド光と呼ばれる、例えば
He−Neレーザー光線等の可視光線を可視光用光
フアイバーにより導き、CO2レーザー光線と同軸
的に手術部位に照射することによりCO2レーザー
光線の照射位置の確認ができるようにした。CO2
レーザー光線の手術部位に対する照射位置を明確
に術者に確認させるためには、CO2レーザー光線
の集光点とHe−Neレーザー光線の集光点とが正
確に一致していることが必要である。
ところが、CO2レーザー光線とHe−Neレーザ
ー光線とでは互いの波長が1けたも違うため、集
光レンズに対する屈折率および焦点距離が異な
る。
ー光線とでは互いの波長が1けたも違うため、集
光レンズに対する屈折率および焦点距離が異な
る。
たとえば、CO2レーザー光線に対して30mmの焦
点距離を有する集光レンズは、He−Neレーザー
光線に対してはその焦点が約26mmとなる。このた
め、CO2レーザー光線とHe−Neレーザー光線を
同じ位置から出射した場合出射されたCO2レーザ
ー光線の集光点に対し、He−Neレーザー光線は
手前側(集光レンズ側)に集光することになる。
点距離を有する集光レンズは、He−Neレーザー
光線に対してはその焦点が約26mmとなる。このた
め、CO2レーザー光線とHe−Neレーザー光線を
同じ位置から出射した場合出射されたCO2レーザ
ー光線の集光点に対し、He−Neレーザー光線は
手前側(集光レンズ側)に集光することになる。
このような事情にもかかわらず現在のCO2レー
ザーメス装置はHe−Neレーザー光線と、CO2レ
ーザー光線との集光点を調整する手段がなかつた
り、あるいは非常に不完全な調整手段しか設けら
れていなかつた。そのため可視光用および赤外光
用光フアイバーと集光レンズとの光軸方向の位置
関係が、組立精度や各部品の加工精度に大きく左
右され、He−Neレーザー光線とCO2レーザー光
線とを正確に同一位置に集光することが困難であ
つた。
ザーメス装置はHe−Neレーザー光線と、CO2レ
ーザー光線との集光点を調整する手段がなかつた
り、あるいは非常に不完全な調整手段しか設けら
れていなかつた。そのため可視光用および赤外光
用光フアイバーと集光レンズとの光軸方向の位置
関係が、組立精度や各部品の加工精度に大きく左
右され、He−Neレーザー光線とCO2レーザー光
線とを正確に同一位置に集光することが困難であ
つた。
また、調整を確実に行なおうとすると、調整機
構が複雑且つ大型となるため、術者が手で保持し
て作業するハンドピース部が大型となり、操作性
が悪くなる等の問題点を有していた。
構が複雑且つ大型となるため、術者が手で保持し
て作業するハンドピース部が大型となり、操作性
が悪くなる等の問題点を有していた。
発明の目的
本発明は上記従来の問題点に鑑み、赤外光用光
フアイバーおよび可視光用光フアイバーから出射
された赤外光および可視光を正確に同一位置に集
光させ、精密且つ安全な操作を可能にしたレーザ
ー加工装置を提供するものである。
フアイバーおよび可視光用光フアイバーから出射
された赤外光および可視光を正確に同一位置に集
光させ、精密且つ安全な操作を可能にしたレーザ
ー加工装置を提供するものである。
発明の構成
本発明は上記目的を達するために、赤外光用光
フアイバーを保持・固定する第1の保持部材と、
前記赤外光用光フアイバーに同軸的に、かつ光軸
方向に摺動自在に設けられ、前記可視光用光フア
イバーおよび可視光用集光レンズを保持する第2
の保持部材と、赤外光および可視光が透過可能な
光学部材を保持する第3の保持部材とを分割可能
なハンドピース部内に同軸的に配置したものであ
る。
フアイバーを保持・固定する第1の保持部材と、
前記赤外光用光フアイバーに同軸的に、かつ光軸
方向に摺動自在に設けられ、前記可視光用光フア
イバーおよび可視光用集光レンズを保持する第2
の保持部材と、赤外光および可視光が透過可能な
光学部材を保持する第3の保持部材とを分割可能
なハンドピース部内に同軸的に配置したものであ
る。
実施例の説明
以下、本発明について一実施例とともに図面を
用いながら説明する。
用いながら説明する。
第1図はCO2レーザー光線による赤外光を作業
光とし、He−Neレーザ光線による可視光をガイ
ド光とし、これらを光フアイバーで手術部位へ導
びき作業を行なうレーザーメス装置の外観図であ
る。1は電源および制御部、2は赤外光を発する
CO2レーザーおよび可視光を発するHe−Neレー
ザーの発振管が組み込まれたハウジング部、3は
ハウジング部2を所定の高さに支持する支柱、4
は内部に赤外光用光フアイバー、可視光用光フア
イバー、冷却用ガス系路、アシストガス系路等を
収納して外部を保護用可撓管に覆われた光フアイ
バーケーブル、5は光フアイバーケーブル4をハ
ウジング部2に固定するフアイバーコネクター、
6は光フアイバーから出射された赤外光線および
可視光線を集光させる集光レンズを組み込んだハ
ンドピース部で手術者が手に持つて操作する部分
である。
光とし、He−Neレーザ光線による可視光をガイ
ド光とし、これらを光フアイバーで手術部位へ導
びき作業を行なうレーザーメス装置の外観図であ
る。1は電源および制御部、2は赤外光を発する
CO2レーザーおよび可視光を発するHe−Neレー
ザーの発振管が組み込まれたハウジング部、3は
ハウジング部2を所定の高さに支持する支柱、4
は内部に赤外光用光フアイバー、可視光用光フア
イバー、冷却用ガス系路、アシストガス系路等を
収納して外部を保護用可撓管に覆われた光フアイ
バーケーブル、5は光フアイバーケーブル4をハ
ウジング部2に固定するフアイバーコネクター、
6は光フアイバーから出射された赤外光線および
可視光線を集光させる集光レンズを組み込んだハ
ンドピース部で手術者が手に持つて操作する部分
である。
第2図、第3図は本発明の一実施例を示すもの
で、たとえば第1図に示したハンドピース部6を
それぞれ異なつた角度で切断した断面図を示した
ものである。7は赤外光用光フアイバーで、第7
図に詳細を示すように、溝8a,8bを有する第
1の金属パイプ9a,9bが両端部に固着されて
いる。第1の金属パイプ9a,9bの外周には第
2の金属パイプ10a,10bが固着されてい
る。さらに、第2の金属パイプ10a,10bを
接続する如く可撓性を有する樹脂チユーブ11が
固着されている。また第2図、第3図から明らか
なようにハンドピース部6の外装であるハンドピ
ース6a,6bはX点で分離できる。そのハンド
ピース6aおよび6bには保持部材12,13,
14が止メネジ19,20,21,22によりフ
アイバー7と同軸的に収納されている。そして第
1の保持部材である保持部材12は金属パイプ1
0b上を光軸方向にのみ摺動自在に構成され、必
要時には止メネジ15により金属パイプ10bを
固定できる。そのため、光フアイバー7の出射端
と保持部材12との保持すべき位置関係は変化で
きるよう構成されている。
で、たとえば第1図に示したハンドピース部6を
それぞれ異なつた角度で切断した断面図を示した
ものである。7は赤外光用光フアイバーで、第7
図に詳細を示すように、溝8a,8bを有する第
1の金属パイプ9a,9bが両端部に固着されて
いる。第1の金属パイプ9a,9bの外周には第
2の金属パイプ10a,10bが固着されてい
る。さらに、第2の金属パイプ10a,10bを
接続する如く可撓性を有する樹脂チユーブ11が
固着されている。また第2図、第3図から明らか
なようにハンドピース部6の外装であるハンドピ
ース6a,6bはX点で分離できる。そのハンド
ピース6aおよび6bには保持部材12,13,
14が止メネジ19,20,21,22によりフ
アイバー7と同軸的に収納されている。そして第
1の保持部材である保持部材12は金属パイプ1
0b上を光軸方向にのみ摺動自在に構成され、必
要時には止メネジ15により金属パイプ10bを
固定できる。そのため、光フアイバー7の出射端
と保持部材12との保持すべき位置関係は変化で
きるよう構成されている。
一方、第2の保持部材である保持部材13は金
属パイプ10bおよび後述する中空パイプ25,
26上を光軸方向に摺動自在に構成されていると
ともに、第5図に示すように円周方向に3個のセ
ルフオツクレンズ16と、可視光用光フアイバー
17を同軸的に保持するスリーブ18を収納固着
している。
属パイプ10bおよび後述する中空パイプ25,
26上を光軸方向に摺動自在に構成されていると
ともに、第5図に示すように円周方向に3個のセ
ルフオツクレンズ16と、可視光用光フアイバー
17を同軸的に保持するスリーブ18を収納固着
している。
また、第3の保持部材である保持部材14に
は、Zn・Se等のCO2レーザー光線および可視光
線が透過可能な第1の集光レンズ23が押えネジ
24により保持されている。本実施例では集光レ
ンズを用いたが、ウインドー等の光学部品であつ
てもよい。
は、Zn・Se等のCO2レーザー光線および可視光
線が透過可能な第1の集光レンズ23が押えネジ
24により保持されている。本実施例では集光レ
ンズを用いたが、ウインドー等の光学部品であつ
てもよい。
一方、第3図に示す25は薄肉の中空パイプ
で、保持部材12,13,14を貫通しており、
保持部材12,14に固着されている。26は薄
肉の中空パイプで、保持部材12,13を貫通し
ており、保持部材12に固着されている。
で、保持部材12,13,14を貫通しており、
保持部材12,14に固着されている。26は薄
肉の中空パイプで、保持部材12,13を貫通し
ており、保持部材12に固着されている。
27はキヤツプで、赤外用光フアイバーおよび
可視光用光フアイバー17から出射された先を集
光結像させる集光レンズ28を押さえネジ29と
ともに保持している。
可視光用光フアイバー17から出射された先を集
光結像させる集光レンズ28を押さえネジ29と
ともに保持している。
上記のような構成のほかに制御部1の内部には
図示はしていないが送風手段が収納されている。
この送風手段により送出されるガスの一部は光フ
アイバー7の入射端側に固着される金属パイプ9
aの溝8aから入り、樹脂チユーブ11を経て、
出射端側に固着される金属チユーブ9bの溝8b
に送風されることにより光フアイバー7を冷却す
ることができる。
図示はしていないが送風手段が収納されている。
この送風手段により送出されるガスの一部は光フ
アイバー7の入射端側に固着される金属パイプ9
aの溝8aから入り、樹脂チユーブ11を経て、
出射端側に固着される金属チユーブ9bの溝8b
に送風されることにより光フアイバー7を冷却す
ることができる。
また、送風手段により送出されるガスの残りの
一部は熱収縮チユーブ30を介して中空パイプ2
5に接続されている樹脂チユーブ31に流入す
る。そして中空パイプ25から出たガスは集光レ
ンズ28の外周部に形成されるガス系路(図示せ
ず)を経てアシストガスとして手術部位に吹き付
けられる。なお、アシストガスは清潔である必要
があるため、アシストガスの系路には、清浄フイ
ルター等を設けておくとよい。
一部は熱収縮チユーブ30を介して中空パイプ2
5に接続されている樹脂チユーブ31に流入す
る。そして中空パイプ25から出たガスは集光レ
ンズ28の外周部に形成されるガス系路(図示せ
ず)を経てアシストガスとして手術部位に吹き付
けられる。なお、アシストガスは清潔である必要
があるため、アシストガスの系路には、清浄フイ
ルター等を設けておくとよい。
また、保持部材13,14の外周面とハンドピ
ース6a,6bの内周面とは良好な嵌合状態とな
つており、さらに保持部材13と金属パイプ10
b、中空パイプ25,26とも同様に良好な嵌合
状態となつているため、保持部材13,14とハ
ンドピース6a内周面とにより形成される中間3
6は中空パイプ26の先端部を除いて空気的に密
閉された状態となつている。したがつて樹脂チユ
ーブ11内を流れた冷却ガスは光フアイバー7の
出射端付近から、密閉空間36に流出し、中空パ
イプ26に流入し、熱収縮チユーブ30を介して
接続されている樹脂チユーブ32を経て制御部1
の回収部(図示せず)に回収される。前記回収部
には清浄フイルターが設けられており、冷却ガス
は清浄フイルターを通過した後、大気中に放出さ
れる。
ース6a,6bの内周面とは良好な嵌合状態とな
つており、さらに保持部材13と金属パイプ10
b、中空パイプ25,26とも同様に良好な嵌合
状態となつているため、保持部材13,14とハ
ンドピース6a内周面とにより形成される中間3
6は中空パイプ26の先端部を除いて空気的に密
閉された状態となつている。したがつて樹脂チユ
ーブ11内を流れた冷却ガスは光フアイバー7の
出射端付近から、密閉空間36に流出し、中空パ
イプ26に流入し、熱収縮チユーブ30を介して
接続されている樹脂チユーブ32を経て制御部1
の回収部(図示せず)に回収される。前記回収部
には清浄フイルターが設けられており、冷却ガス
は清浄フイルターを通過した後、大気中に放出さ
れる。
なお、保持部材13はハンドピース6a,6b
および中空パイプ25,26、金属パイプ10b
に対し、光軸方向にのみ摺動自在に構成されてい
るが、保持部材13の光軸方向への摺動時にも密
閉空間36の密閉度が損われることはないように
構成されている。
および中空パイプ25,26、金属パイプ10b
に対し、光軸方向にのみ摺動自在に構成されてい
るが、保持部材13の光軸方向への摺動時にも密
閉空間36の密閉度が損われることはないように
構成されている。
以下、上述したレーザーメス装置の動作につい
て説明する。まず術者がフツトスイツチによりレ
ーザー光発振の操作をすると、CO2レーザー光線
およびHe−Neレーザー光線がハウジング部2か
ら発射される。CO2レーザー光線は赤外光用光フ
アイバー7の出射端から出射され集光レンズ23
および28により点Aに集光される。一方He−
Neレーザー光線は可視光用光フアイバー17の
出射端から出射され、セルフオツクレンズ16に
より、赤外光用光フアイバー7の軸線上の点Bに
集光され、集光レンズ23,28により点Aに集
光され、CO2レーザー光線の集光点を術者に知ら
せる。なお、He−Neレーザー光線は第4図〜第
6図に示すように、3本の可視光用光フアイバー
17およびセルフオツクレンズ16から出射され
るため、CO2レーザー光線の集光点Aではもちろ
んのこと、集光点Aから光軸方向にずれた位置に
おいても、第8図に示すようにCO2レーザー光線
の照射範囲33に内接するようにHe−Neレーザ
ー光線34が照射され、CO2レーザー光線の照射
により生体が影響を受ける範囲を術者に知らせる
ことができる。
て説明する。まず術者がフツトスイツチによりレ
ーザー光発振の操作をすると、CO2レーザー光線
およびHe−Neレーザー光線がハウジング部2か
ら発射される。CO2レーザー光線は赤外光用光フ
アイバー7の出射端から出射され集光レンズ23
および28により点Aに集光される。一方He−
Neレーザー光線は可視光用光フアイバー17の
出射端から出射され、セルフオツクレンズ16に
より、赤外光用光フアイバー7の軸線上の点Bに
集光され、集光レンズ23,28により点Aに集
光され、CO2レーザー光線の集光点を術者に知ら
せる。なお、He−Neレーザー光線は第4図〜第
6図に示すように、3本の可視光用光フアイバー
17およびセルフオツクレンズ16から出射され
るため、CO2レーザー光線の集光点Aではもちろ
んのこと、集光点Aから光軸方向にずれた位置に
おいても、第8図に示すようにCO2レーザー光線
の照射範囲33に内接するようにHe−Neレーザ
ー光線34が照射され、CO2レーザー光線の照射
により生体が影響を受ける範囲を術者に知らせる
ことができる。
一方、フツトスイツチの操作と同時に、制御部
1の内部に収納させる送風手段が動作を開始し、
送風手段により送出されるガスの一部は前述した
ようにアシストガスとしてハンドピース6のキヤ
ツプ27の先端部より手術部位に吹き付けられ
る。
1の内部に収納させる送風手段が動作を開始し、
送風手段により送出されるガスの一部は前述した
ようにアシストガスとしてハンドピース6のキヤ
ツプ27の先端部より手術部位に吹き付けられ
る。
一方送風手段により送出されるガスの残りの一
部は、これも前述したように赤外光用光フアイバ
ー7の出射端近傍から密閉空間36に流出し、中
空パイプ26、樹脂チユーブ30を経て制御部1
の回収部に回収され、赤外光用光フアイバー7を
冷却する。
部は、これも前述したように赤外光用光フアイバ
ー7の出射端近傍から密閉空間36に流出し、中
空パイプ26、樹脂チユーブ30を経て制御部1
の回収部に回収され、赤外光用光フアイバー7を
冷却する。
以下、集光点AにCO2レーザー光線およびHe
−Neレーザー光線を正確に一致させる調整方法
を説明する。
−Neレーザー光線を正確に一致させる調整方法
を説明する。
まず、金属パイプ10bと、保持部材12とを
適当な位置で止めネジ15により固定する。次に
保持部材12がハンドピース6bの段部35に当
接する位置でネジ19で固定し、さらにハンドピ
ース6aと6bとを当接させた状態で保持部材1
3,14をネジ20,21,22により固定す
る。この状態で保持部材12と14とを一体的に
支持する中空パイプ26により、ハンドピース6
aと6bとは一体的に支持される。
適当な位置で止めネジ15により固定する。次に
保持部材12がハンドピース6bの段部35に当
接する位置でネジ19で固定し、さらにハンドピ
ース6aと6bとを当接させた状態で保持部材1
3,14をネジ20,21,22により固定す
る。この状態で保持部材12と14とを一体的に
支持する中空パイプ26により、ハンドピース6
aと6bとは一体的に支持される。
そして集光点AにCO2レーザー光線の集光点を
一致させるため、ネジ19,20を緩め、ハンド
ピース6bを矢印C方向に後退させる。次に、ネ
ジ15を緩め、金属パイプ10bが光軸方向に移
動させ、CO2レーザー光線の集光点が点Aと一致
するよう調整する。調整具合は集光点Aの位置に
紙片を置き、金属パイプ10bを光軸方向に移動
させながら紙片にパルス状のCO2レーザー光を照
射し、紙片に貫通穴を形成し、貫通穴の直径が最
も小さくなるよう調整すればよい。そしてCO2レ
ーザー光線の集光点位置の調整が終ると、ネジ1
5により金属チユーブ10bと保持部材12とを
固定する。
一致させるため、ネジ19,20を緩め、ハンド
ピース6bを矢印C方向に後退させる。次に、ネ
ジ15を緩め、金属パイプ10bが光軸方向に移
動させ、CO2レーザー光線の集光点が点Aと一致
するよう調整する。調整具合は集光点Aの位置に
紙片を置き、金属パイプ10bを光軸方向に移動
させながら紙片にパルス状のCO2レーザー光を照
射し、紙片に貫通穴を形成し、貫通穴の直径が最
も小さくなるよう調整すればよい。そしてCO2レ
ーザー光線の集光点位置の調整が終ると、ネジ1
5により金属チユーブ10bと保持部材12とを
固定する。
この状態では、赤外光用光フアイバー7と、集
光レンズ23および28との位置関係は中空パイ
プ25により固定された状態となつている。
光レンズ23および28との位置関係は中空パイ
プ25により固定された状態となつている。
次にHe−Neレーザー光線の集光点位置の調整
について説明する。まず集光点Aの位置に紙片を
置き、可視光用光フアイバー17にHe−Neレー
ザー光線を透過させた状態でネジ21を緩め、保
持部材13を光軸方向に移動させる。保持部材1
3は金属チユーブ10bおよび中空パイプ25,
26に対して光軸方向にのみ摺動自在に構成され
ているため、保持部材13の光軸方向の移動に対
しても赤外光用光フアイバー7は可等影響を受け
ない。保持部材13を光軸方向に移動させ、集光
点Aに置いた紙片上に照射される第8図に示すよ
うなHe−Neレーザー光34が一点に重なつた状
態でネジ21を締め付ければHe−Neレーザー光
の集光点位置の調整は完了である。この状態でハ
ンドピース6bを元の状態に復帰させ、ネジ1
9,20を締め付ければすべての調整動作が完了
する。
について説明する。まず集光点Aの位置に紙片を
置き、可視光用光フアイバー17にHe−Neレー
ザー光線を透過させた状態でネジ21を緩め、保
持部材13を光軸方向に移動させる。保持部材1
3は金属チユーブ10bおよび中空パイプ25,
26に対して光軸方向にのみ摺動自在に構成され
ているため、保持部材13の光軸方向の移動に対
しても赤外光用光フアイバー7は可等影響を受け
ない。保持部材13を光軸方向に移動させ、集光
点Aに置いた紙片上に照射される第8図に示すよ
うなHe−Neレーザー光34が一点に重なつた状
態でネジ21を締め付ければHe−Neレーザー光
の集光点位置の調整は完了である。この状態でハ
ンドピース6bを元の状態に復帰させ、ネジ1
9,20を締め付ければすべての調整動作が完了
する。
この調整動作終了時においても、前述したよう
に保持部材13と、金属チユーブ10b、中空パ
イプ25,26およびハンドピース6aとは良好
な嵌合状態にあるため、保持部材13および金属
パイプ10bの光軸方向の移動に際しても保持部
材13,14およびハンドピース6aとで構成さ
れる空間36の密閉度で損われることはなく、密
閉空間36に流出した冷却ガスは前述したように
すべて中空パイプ26より樹脂チユーブ32を経
て、制御部1の回収部に回収される。一方アシス
トガス系路は上述の調整動作とは全く無関係であ
り、したがつて、冷却ガス系路とアシストガス系
路とは常時完全に分離された状態にあるため、冷
却ガスとアシストガスとが混合することはない。
に保持部材13と、金属チユーブ10b、中空パ
イプ25,26およびハンドピース6aとは良好
な嵌合状態にあるため、保持部材13および金属
パイプ10bの光軸方向の移動に際しても保持部
材13,14およびハンドピース6aとで構成さ
れる空間36の密閉度で損われることはなく、密
閉空間36に流出した冷却ガスは前述したように
すべて中空パイプ26より樹脂チユーブ32を経
て、制御部1の回収部に回収される。一方アシス
トガス系路は上述の調整動作とは全く無関係であ
り、したがつて、冷却ガス系路とアシストガス系
路とは常時完全に分離された状態にあるため、冷
却ガスとアシストガスとが混合することはない。
発明の効果
上述した説明で明らかなように本発明は可視光
用光フアイバーと集光レンズとの光軸方向の距離
を調整可能とすることにより、赤外光線と可視光
線との集光点を精密に一致させることができ、精
密且つ安全な作業が可能となる。
用光フアイバーと集光レンズとの光軸方向の距離
を調整可能とすることにより、赤外光線と可視光
線との集光点を精密に一致させることができ、精
密且つ安全な作業が可能となる。
第1図はレーザーメス装置の外観図、第2図お
よび第3図は本発明の一実施例におけるレーザー
加工装置のハンドピース部の断面図、第4図〜第
6図は保持部材の断面図、第7図は赤外光用光フ
アイバーの斜視図、第8図は赤外光用光フアイバ
ーおよび可視光用光フアイバーから出射されるそ
れぞれの光線の関係を示した図である。 6a,6b……ハンドピース、7……赤外光用
光フアイバー、10b……金属チユーブ、12,
13,14……保持部材、17……可視光用光フ
アイバー、23……第一の集光レンズ、25……
アシストガス用中空パイプ、26……冷却ガス回
収用中空パイプ、28……第2の集光レンズ。
よび第3図は本発明の一実施例におけるレーザー
加工装置のハンドピース部の断面図、第4図〜第
6図は保持部材の断面図、第7図は赤外光用光フ
アイバーの斜視図、第8図は赤外光用光フアイバ
ーおよび可視光用光フアイバーから出射されるそ
れぞれの光線の関係を示した図である。 6a,6b……ハンドピース、7……赤外光用
光フアイバー、10b……金属チユーブ、12,
13,14……保持部材、17……可視光用光フ
アイバー、23……第一の集光レンズ、25……
アシストガス用中空パイプ、26……冷却ガス回
収用中空パイプ、28……第2の集光レンズ。
Claims (1)
- 1 赤外レーザー光源と、前記赤外レーザー光源
から送出される赤外光を導く赤外光用光フアイバ
ーと、可視光源と、前記可視光源から送出される
可視光を導く可視光用光フアイバーとを設けると
ともに、前記赤外光用光フアイバーを保持・固定
する第1の保持部材と、前記赤外光用光フアイバ
ーに同軸的且つ光軸方向に摺動自在に設けられ、
前記可視光用光フアイバーおよび可視光用集光レ
ンズを保持する第2の保持部材と、前記赤外光お
よび可視光が透過可能な第1の集光レンズを保持
する第3の保持部材とを分割可能なハンドピース
内部に同軸的に配置し、前記第1の集光レンズか
ら出射された光を第2の集光レンズを介して集
光・結像させるとともに前記可視光用光フアイバ
ーと、前記第1の集光レンズとの光軸方向の距離
が調整可能なように構成したことを特徴とするレ
ーザー加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57155411A JPS5944251A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | レ−ザ−加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57155411A JPS5944251A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | レ−ザ−加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5944251A JPS5944251A (ja) | 1984-03-12 |
JPS6353819B2 true JPS6353819B2 (ja) | 1988-10-25 |
Family
ID=15605396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57155411A Granted JPS5944251A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | レ−ザ−加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944251A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2542458Y2 (ja) * | 1988-04-21 | 1997-07-30 | 三菱電線工業株式会社 | レーザ光伝送装置 |
DE102009001096A1 (de) | 2009-02-24 | 2010-08-26 | Robert Bosch Gmbh | Radialkolbenpumpe mit einer Nockenwelle mit partiell gehärteten Nockenflanken |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP57155411A patent/JPS5944251A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5944251A (ja) | 1984-03-12 |
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